【2026年8月24日号】今週のマッチングアプリ最新ニュース

週刊マッチングアプリ

マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

このページは、編集長の私が週に1回、各社の発表や公的機関の資料を見て回って、アプリを選ぶときに関係のあるものだけを拾って解説する場所です。

今回は8月14日から24日までの11日分をまとめています。いちばん大きかったのは、「アプリを使うのが当たり前なのは、実は東京都だけだった」と読める調査です。

それと、たくさんの候補から選ぶのをやめて、ピンポイントで相手を選ばせるアプリが立て続けに3つ出てきました。

マッチングアプリのニュース、追いかけてみると意外と多いです。料金が変わる、証明のやり方が変わる、新しいアプリが出る。1本ずつ探すのは面倒なので、このページ1箇所で終わるようにまとめています

載せるのは、料金・サービス名・運営会社・機能が変わったニュースと、アプリ選びの判断に関わる調査だけ。芸能人の話題や個別の事件は載せません。

※基準はページの最後に記載し、数字は発表元をたどれるものだけを使って、リンクは記事末の出典一覧にまとめてあります。

この記事を読むとわかること

2026年8月14日〜8月24日のマッチングアプリ業界の動き

そのニュースで、アプリを選ぶあなたの何が変わるのか

編集長の私がそれぞれをどう見ているか(いいと思う点と、まだ疑っている点

5月から続いている大きな流れ9つ

更新履歴

2026年8月13日

  • 8月13日号のニュースに更新をしました。

2026年8月5日

  • 8月5日までのニュースを更新しました!

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筆者プロフィール
マッチングアプリ大学編集長

編集長
白崎 萌

婚活&出会い領域に特化した専門記者。自ら100以上のマッチングアプリを体験し、著書「マッチングアプリのはじめ方」を秀和システムより出版。専門家として数多くの取材対応を行うほか、自治体主催の婚活イベントでセミナー講師も務める。
講師経歴:
・東京都主催「TOKYO結婚おうえんイベント」公式セミナー講師(2025年2月開催
・神奈川県主催「恋カナ!」「初心向きマッチングアプリセミナー」講師(2024年10月開催
SNS:X,note,書籍

2026年8月3〜4週:今回のニュース早見表

2026年8月14日〜8月24日の分です。前回の更新から11日空いたので、2週分まとめて入れています。気になるものから読んでください。

今回はこの4本

①アプリが当たり前なのは東京都だけだった

婚活中の男女666人に、住んでいる場所で婚活の何が違うかを聞いた調査が出ました(オミカレ・2026年7月19日〜8月4日にWebで調査・8月19日発表)。東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)とそれ以外の43道府県を分けて集計しています。

  • 地方の人がいちばん多く挙げた壁は「出会いが少なく、お見合いや紹介、マッチングサービスに頼らざるを得ない」で47.6%。東京圏は17.5%で、約30ポイントの差がありました
  • 逆に東京圏でいちばん多かったのは「人は多いが、容姿・年収などのスペック重視になりがち」で33.3%(地方は13.9%)
  • 婚活イベントについては「参加者が多すぎて一人ひとりと深く話せず疲れる」が東京圏32.7%・地方21.3%、「年齢層や本気度に合うイベントが近隣で開催されない」が地方52.2%・東京圏41.5%
  • マッチングアプリを使ったことがある人は東京都だけで77.0%、地方は56.7%。ところが神奈川・埼玉・千葉の3県だけを見ると52.0%でした
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

この調査は婚活イベントの会社が、いま婚活している人666人に聞いたものです。アプリの部分だけ東京都74人など区分が小さいので、数字は幅を持って見てください。

注目したのは、飛び出しているのが東京都だけで、東京の隣の3県は地方とほとんど同じだったこと。「アプリはもう当たり前」というあの言い方は、東京都の話だったのかもしれません。地方や近郊に住んでいる人が「周りはみんな使っているのに」と焦る必要はなさそうです。

もう一つ気になったのは、地方の人は「出会いが少なくて頼らざるを得ない」を最大の壁に挙げているのに、4割以上はまだアプリを使っていないこと。周りに経験者がいない状態で1つ目を選ぶことになるので、口コミより先に見るべきなのは自分の住んでいる地域に人がいるかなのかもしれません。

②条件で絞って選ぶのをやめる動きが3つ出てきた

この期間は、狙いのそろった発表が3つ重なりました。

  • Feeel(フィール):顔写真を見ずに始めるマッチングアプリ。AIのペットと話すと、そのやり取りから人柄を学習して相手を紹介してくれます。顔写真や詳しいプロフィールは、マッチしたあとの会話量に応じて少しずつ見える形。先行体験が8月25日から、正式リリースは10月1日の予定です
  • リズメイト:シフト勤務の人向けのマッチングアプリ。自分のシフトを登録すると休みが重なる相手が出てきて、「会える日が多い人」から探せます。今回は事前登録の受付が始まったのみで、リリースは2026年の秋予定です
  • ワクワク「今夜ごはん」その日に会える相手を探す機能。駅・時間・ひとことを設定すると、AIが候補を出します。東京23区に住んでいる20歳以上の人向けで、いまはWeb版だけ。書いた内容は不特定多数には公開されず、候補になった相手にだけ当日限定で表示されます
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

3つとも、多くの候補から選ぶのではなく、コンセプトに合わせてピンポイントで相手を選べるアプリです。

ただし、Feeelとリズメイトはまだ事前登録と先行体験の段階で、正式リリースではありません。

ワクワクの「今夜ごはん」だけは、すでに動いていて、しかもその日に会う前提の機能です。ただし、ワクワク自体が出会い系に近いアプリなので、その点だけ注意して使ってくださいね。

③連絡先を渡すのが怖い、でも渡してしまう

40代以上向けのアプリ「ラス恋」が、連絡先を交換しなくてもアプリの中で音声通話ができる機能を8月20日に始めたと発表しました。同じ日に、自社アプリの利用者に聞いた調査も出しています(40〜80代のラス恋利用者1,199名・2026年8月7日〜11日・アプリ内でのアンケート)。

  • アプリの外(LINEなど)で連絡を取り合うことに危険を感じる人は65.9%。それでも70.1%が「実際に会う前に連絡先を交換したい」と答えています
  • 会う前の交換に前向きなのは男性79.2%・女性58.1%。逆に危険を感じるのは女性80.1%・男性55.4%で、女性が約25ポイント上回りました
  • 交際前に使いたい通話の手段は、女性は「アプリ内の通話」37.4%が最多。電話番号の交換を望む女性は1.9%(男性は17.2%)
  • アプリ内通話を選ぶ理由は、89.5%が「連絡先を教えなくても話せて安心だから」
  • 連絡先を交換したい理由は、男性が「もっと親しくなりたい」48.7%・「本気度を確かめたい」41.0%。女性は27.5%・22.2%で、女性が男性と並ぶのは「待ち合わせに便利」45.8%(男性48.0%)だけでした
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

この結果はラス恋利用者なので、40代以上の人の回答になっています。

注目したのは、LINEの交換はしたいけど、リスクも理解している人が多いということ。会う前に声を聞いておきたい、相手の本気度を確かめておきたいという希望がある一方で、LINEは本名で登録している人が多かったりと、個人情報の一つだと考えている人が多いのかもしれません。

④この期間のその他の動き

  • エンスポーツが「V.I.Pプラン」を追加しました(8月20日)。全会員が入れるプランで、メッセージの既読チェック、ログインを隠すオフラインモード、絞り込み検索の強化などが使えます。気をつけたいのは、V.I.Pだけではメッセージの送受信は開放されないこと。男性がやり取りするには、これまでどおりベーシックプランが別に必要です。料金は公式に出ていません。
  • 「シンシアリーユアーズ」が「aikata(アイカタ)」に変わりました(名前が変わったのは7月22日)。30〜50代向けで、恋人だけでなく友だちや趣味の仲間まで含めた「相方」を探す形に作り直されています。うちのこのアプリの記事はまだ旧名称のままなので、いま直しています。
  • 富山県の企業向け婚活アプリ「TOYAMA goen」の利用状況が報じられました(8月18日)。8月12日時点で63社・729人が利用し、6組のカップルが成立。ただし誰でも登録できるアプリではありません。勤務先が福利厚生として導入していることが条件です。この数字は報道で見たもので、県の公式資料では確認できていません。
  • 安全面の細かい改善が2つ。ワクワクが、Androidでもプロフィール写真が出る画面のスクリーンショットと画面録画を防ぐ対応を入れました(iOSは対応済みでした)。ハッピーメールは、iOS・Androidのアプリでもパスキー(顔や指紋での認証)に対応しました。どちらも派手ではありませんが、写真の持ち出しと乗っ取りという実際に困る2点への対応です。
  • ヨイトキが無料の恋愛診断を2つ公開しました(8月20日・21日)。設問の数や「MBTI型診断2.0」で何が変わったのかは公式ページで確認できませんでした。診断は相性の答えではなく、話のきっかけとして見るものです。
  • アプリ本体の更新は、料金や機能が変わるものはありませんでした。Pairs・マリッシュ・Tinder・NewMatch・ゴエンズなどが更新していますが、いずれも記事の中身に関わる変更は見つかっていません(App Storeの更新情報を8月24日に確認)。
  • 載せなかったもの:期間限定の割引キャンペーン、自治体のマスコットや動画のお知らせ、単発のイベント告知などで8件。料金も機能も変わらないアプリの更新で6件です。名前が変わったaikataも8月20日に割引キャンペーンを出していますが、期間が決まっている割引は載せない基準にしています。キャンペーンはマッチングアプリのキャンペーン情報のほうで追いかけています。

5月から続いている大きな流れ

5月からの大きめの発表も残しておきます。先週の分は、下の「マイナンバー証明が広がった」「行政とマッチングアプリの連携情報」と、新しく作った「アプリが会う場を作り始めた」に降ろしました。

自治体がアプリ利用料を助成し始めた

  • 高知県:2026年4月1日から、20〜39歳で県内在住の独身者に年2万円を助成。対象はIMS認証を受けたアプリに限られ、withOmiaiが対象アプリに選ばれています
  • 姫路市・富山県:姫路市が結婚相談所とマッチングアプリの費用を割り引く制度、富山県が県のAIマッチング「TOYAMA goen」の本格運用を始めたことが、それぞれ2026年5月に報じられています。金額や条件は自治体ごとに違います
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

料金のところで足が止まります。住んでいる場所によって実質2万円安くなるなら、選び方が変わりますよね。

大きいのは、高知県が対象を「IMS認証を受けたアプリ」に絞ったこと。認証を持っているかどうかが、初めて読者のお財布と直接つながりました。これまで認証の話は、正直に言えば読者にとってピンとこない話でした。

助成の制度は年度で変わります。申し込む前に、必ずお住まいの自治体の最新の案内を見てください

20代は職場よりアプリで結婚している

Omiaiが全国の20〜39歳の既婚男女6,203名に聞いた調査です(2026年6月1日発表)。結婚相手との出会い方は、全体では職場27.3%、マッチングアプリ24.1%、紹介21.7%。

ところが20代だけを見ると、マッチングアプリ27.2%が職場25.9%を上回って1位。東京では33.3%、つまり3人に1人がアプリで出会った相手と結婚しています。

マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

6,203人は、この業界の調査としてはかなり大きい数です。うちが自分で取るアンケートより桁が1つ大きい。

「アプリで出会うのはもう特別なことじゃない」と言うときに、これくらいの規模の調査があると話が変わります。親に伝えるときにも使える数字。あと、東京だと3人に1人。都内なら、周りにもう何人かいます。

大手アプリの新機能と大学との研究

  • Pairs「著名人認証」(5月29日):著名人認証バッジ、プロフィール写真のぼかし、なりすまし対策の3つ。ただし写真のぼかしは著名人向けの機能で、一般の会員が身バレ対策として使えるものではありません
  • カップリンク×東京大学マーケットデザインセンター(5月27日):「いいね」が人気の会員に集中してしまうのを緩めて、機会の公平さとマッチングの質を上げる推薦の仕組みを共同研究し、試験的に入れて効果を確認したと発表しています
  • ユーブライド「youbrideワイド」(5月12日):スタンダードプランに付けられるオプション。IBJのオンライン結婚相談所「IBJ online」の約2.6万人と出会えます。通常は月額4,500円(税込)ですが、スタンダードプラン契約中は無料で使えるキャンペーン中で、終了日は未定とされています
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

完全に私の見方ですが、3つの中で読者にいちばん関係あるのはカップリンクの研究です。

「いいねしても全然返ってこない。人気の人にばかり集まっているんじゃないか」。使ったことのある人なら一度は思うことだし、普通は確かめようがありません。そこに大学が入ったのは、初めて見ました。

ただ、まだ試験的に入れた段階です。これで「いいねが返ってくるようになる」とまでは言えません。

詐欺と悪質な勧誘への注意喚起

  • 消費者庁(6月12日):マッチングアプリで知り合った相手からコンサル契約を勧められ、消費者金融で高額の借り入れをさせられる事例について注意喚起を出しました。2024年11月ごろから相談が多く寄せられているとのことです
  • 警察庁:SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の統計を継続して公表しています(2026年7月3日公表の暫定値)
  • 怪しい勧誘を疑った300人の調査(7月23日・弁護士法人田中保彦法律事務所):違和感を持ったのは1週間以内が約66%。手口は「副業・もうけ話」34.98%と「投資」33.63%で7割近く。誘導先はLINEなどが43.95%で、運営に通報した人は約45%でした。対象が「疑った経験のある人」に限られているので、利用者全体の被害率ではありません
  • 「競馬予想ソフト」を売りつける手口の相談実績(8月10日・司法書士事務所の発表):2025年1月〜2026年6月に寄せられた相談190件のうち97.9%が20代で、女性が約7割。被害額は80万〜100万円台がほとんどで、出会ってから2週間〜1ヶ月で被害に至っています。相談に来た人だけの集計なので、利用者全体の割合ではありません
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

手口が「恋愛」から「お金」へ寄っているのは、300人の調査と公的機関の注意喚起で言っていることが同じです。お金の話、投資の話、副業の話。この3つが出たらそこで止める。覚えるのはこれだけでいいです。

もう1つ。半分以上の人が、怪しいと思ったのに運営に伝えていません。気づいて黙って離れると、その相手は次の人のところへ行くだけ。ひと手間ですが、通報したほうがいいです

行政とマッチングアプリの連携情報

  • 神奈川県と、ラス恋(5月22日・中高年に特化したアプリとしては初)、with・Omiai、タップルが相次いで「マッチングアプリの適正利用促進に関する連携協定」を結びました
  • with・Omiaiを運営するエニトグループは、福岡県警(5月7日)、神奈川県警(5月20日)とも連携し、愛知県警から感謝状を受けています(7月6日)
  • 東京都「TOKYO縁結び」:2026年6月30日時点で申し込み約36,000人、登録まで進んだのが約16,000人、真剣交際760組、成婚265組。登録には独身証明書の提出とオンライン面談が必要で、入口をわざと重くしています。申し込みの半分以上が登録まで進んでいないので、まず試したい段階の人には向きません
  • IMS認証がCMと自治体連携の条件になっています(8月3日):恋愛・結婚マッチングアプリ協会が東京都と作った啓発動画を公開し、都内の街頭・交通広告にも出しました。テレビ・ラジオのCMを流すときと自治体と連携するときの条件が、この第三者認証です。CMが流れているアプリと、自治体の助成対象のアプリは、認証を通っているという見分け方ができます
  • 東京都が、その認証の動画にポイントを付けました(8月7日):都の結婚おうえんキャンペーン「TOKYO八結び」の一環です。IMS認証の紹介動画を見て、都の公式スマホアプリ「東京アプリ」のアンケートに答えると、先着50万人に東京ポイントが88ポイントもらえます(12月31日まで)。マッチングアプリの利用料が安くなる制度ではありません
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

行政が、結婚支援の相手としてアプリを選ぶようになりました。今日すぐ得をする話ではありません。

ただ「アプリで出会うのはちゃんとしていない」という空気は、これで薄まります。親に反対されるのが怖い人には、じつはここがいちばん関係あるかもしれません

マイナンバー証明が広がった(7〜8月)

  • タップル(8月5日に編集部が公式ヘルプで確認):大手4社で唯一、独身証明・年収証明に対応済みでした。マイナポータルでカードを読み取る方式で、「さがす」ページには「独身証明済みの相手をさがす」の絞り込みまであります(使うには自分も証明を済ませていることが条件)。期限は独身証明が1年、年収証明は次の7月1日まで。Pairs・with・Omiaiのヘルプには独身証明の項目がありません(8月5日時点)
  • ゴージャス(7月29日):マイナンバーカードの読み取りで独身証明・年収証明ができるようになりました。従来の書類(源泉徴収票など)も引き続き使えます。証明の期限は独身証明が1年、年収証明は期限なしで、プロフィールの年収を書き換えると証明が外れます
  • Lavi(ラヴィ)(7月21日):マイナンバーカードによる本人確認・年齢確認を導入
  • Hills high(7月17日):独身・学歴・在籍の追加証明を導入
  • 制度の側では、恋愛・結婚マッチングアプリ協会が2025年6月25日にデジタル庁と協定を結んでいます
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

「独身証明があるのは結婚相談所か、月に何万円もかかるサービスだけ」。この前提が7月で崩れました。

ただ、この3社のうち2社は規模がまだ小さく、うちのサイトでも紹介していません。「マイナンバー対応だから安心」でアプリを決めるのは危ない。会員の数や運営会社の実績と並べて、やっと判断できます。

年収の証明は、本人が書いた年収がマイナポータルの所得の金額と合っているかを確かめる形です。元にしているのが所得なので、証明を通した人の年収欄は額面より低い数字になります。証明済みの人の年収が控えめに見えても、稼いでいないわけではありません。

親世代の受け止め方が変わった

with・Omiaiの運営を統括するエニトグループが、全国の40〜69歳で子どもがいる男女1,262名に聞いた調査です(2026年7月28日発表・調査期間4月22日〜26日)。

  • マッチングアプリに肯定的な親は72.1%で、2023年の69.0%から3.1ポイント上がりました
  • 子どもがアプリで結婚した親のうち「祝福する」は70.9%
  • 親が気にしていたのは「真剣な交際かどうか」41.8%、「相手の身元」26.3%、「世間体」は9.8%
  • 当事者側の調査(アプリで結婚した20〜39歳の既婚男女1,013名)では、出会いのきっかけを親に伝えた人が64.5%で、2023年の51.8%から12.7ポイント増えています
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

目を引いたのは「世間体」の9.8%です。親に反対されるのが怖い人は、だいたい「アプリで出会ったなんて言ったら恥ずかしいと思われる」と想像しています。でも実際に親が見ていたのは、その相手と真剣に付き合っているのかどうかでした。

だとすると、親に伝えるときに用意すべきなのは出会い方の言い訳ではありません。相手のことをどれだけ知っているか、これからどうしたいのか。順番が逆だったんです。

この調査はwithとOmiaiを運営している会社が出したものなので、自社に都合のいい方向に出やすい前提は外せません。ただ2023年と聞き方を揃えた比較なので、上がったか下がったかの向きは信じていいはず。数字で確かめたい人は、うちが500人に聞いた付き合う確率・結婚率の調査もあります。

アプリが会う場を作り始めた(8月)

  • ペアーズ「ペアーズイベント」(8月5日開始):アプリ内の「イベント」タブから探して、予約と支払いまでその場で完了。参加できるのは本人確認が済んでいる会員だけで、会場はQRコードでチェックイン。イベント後1週間は「メッセージ付きいいね」のメッセージ分が無料です(いいね自体は通常どおり消費。マッチしたあとのやり取りは、男性は月額課金が別に必要)。第1弾はピックルボールのイベントで、8月22日・23日に大田区総合体育館、9月20日に東京ジョイポリスでの開催も予定されています
  • NewMatch「Club」(8月1日に正式リリース、8月10日に東海・関西へ拡大):6〜8人の少人数で、和菓子づくりやボウリングなどの体験を一緒にする形。体験の費用は運営が負担するので参加は無料(交通費は自己負担)。応募できるのは18歳以上29歳以下で、定員を超えたら抽選です。拡大先は関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・三重)と東海(愛知・岐阜・静岡)の2府8県。月200回の開催体制を目指すとしていますが、7月の実績は約60回で、これまでの応募倍率は3.56倍です
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

2つは方向が同じで、狙いが違います。ペアーズは本人確認済みの人しか来ない場、NewMatchは初対面で二人きりにならない場。「メッセージが続かない」「会うまでが遠い」で止まっている人の入口が増えました。

どちらもイベント頼みの機能なので、開催が続くかどうかが生命線です。半年後にまだ動いているかを見ています。

交際までにかかる時間とお金(8月)

ナレソメ総研が、マッチングアプリを使ったことのある20歳以上の男性144人に、アプリで知り合った女性と交際するまでの期間とお金を聞いた調査です(2026年5月18日〜31日にネットで調査・8月10日発表)。

  • 交際までの期間は、発生する確率の重みをつけてならした期待値で平均14.3ヶ月。約1.2年です
  • 恋人ができるまでに払ったアプリの利用料とオプション料は平均で約5.3万円。ここにデート代は入っていません
  • 「会話に自信がある人」は期間7.6ヶ月・デート9.5人・アプリ代約2.2万円。「自信がない〜普通の人」は期間19.6ヶ月・デート14.1人・アプリ代約7.8万円。期間で約1年、お金で3.6倍の差です
  • 一方、見た目の自己評価で分けると費用は約5.5万円と約5.2万円でほとんど変わりません
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

答えたのは男性144人で、出したのは結婚相談所の会社です。「アプリは時間がかかる」という向きに出やすい立場なので、そこは差し引いて読んでください。

それでも残しているのは、顔では差がつかず、会話で差がついていると読める数字だからです。しかも自信がない人のほうが多くの人と会っています。たくさん会っているのに決まるまでは長い。会う数を増やす前に、1回ずつのやり取りを見直すほうが早いのかもしれません。

アプリを選ぶときに見るところ

今週の動きから、見るところが3つ

  1. かかるお金は「アプリ代」と「デート代」を分けて見る。調査などで出てくる金額は、アプリの利用料だけのことが多いです。合計の予算で考えると読み間違えません
  2. 会う数を増やす前に、やり取りを見直す。今週の調査では、見た目より会話の自信のほうが、期間とお金の差につながっていました。アプリを替える前に、効く場所がここかもしれません
  3. CMや自治体の助成の対象になっているかを見る。どちらもIMS認証が条件になっているので、認証を自分で調べなくても目印になります(先週から変わらず)
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このページの更新について

どこまで信じていいか分からないニュースページは使いにくいので、うちの作り方を全部書いておきます。

  • 更新の頻度:週に1回更新しています
  • 見ているもの:各社のプレスリリース、運営会社の公式ニュース、各社の公式ヘルプ、App Storeの更新情報とランキング、消費者庁、国民生活センター、警察庁、こども家庭庁、恋愛・結婚マッチングアプリ協会
  • 載せるもの:料金・サービス名・運営会社・機能が変わったニュース、業界の流れが変わる発表、アプリ選びの判断に関係する調査
  • 載せないもの:芸能やドラマの話題、個別の事件報道、単発の割引キャンペーン、イベントの集客告知
  • 出典の扱い:数字には発表元のリリースか公的機関の公表資料を出典として付けています。発表元まで確認できなかった数字は載せていません。今回は、期間限定の割引キャンペーン・自治体のマスコットや動画のお知らせ・単発のイベント告知で8件、料金も機能も変わらないアプリの更新で6件を見送りました

更新履歴

更新日 内容
2026年8月24日 8月14日〜8月24日の11日分に差し替え(前回の更新から11日空いたので、2週分をまとめています)。前回8月13日の主要3件は「5月から続いている大きな流れ」へ移動しました(交際までの期間と費用は新しい項目へ、少人数イベントの東海・関西への拡大は会う場づくりの項目へ、東京都の認証キャンペーンは行政との連携の項目へ)。競馬予想ソフトの詐欺の相談実績も注意喚起の項目へ移し、あわせてその項目名を「詐欺と悪質な勧誘への注意喚起」に変えています
2026年8月13日 8月6日〜8月13日のニュース4件に差し替え。先週の4件のうち主要3件は「5月から続いている大きな流れ」へ移動しました(独身証明はマイナンバー証明の項目へ、会う場づくりは新しい項目へ、IMS認証は行政との連携の項目へ)
2026年8月5日
(追記)
ゴージャスの独身証明・年収証明を編集部がアプリ内で直接確認し、有効期限と書類提出の併用について追記しました。あわせて、年収証明の仕組みの説明を訂正しています(タップルとゴージャスで仕組みが違うと書いていましたが、どちらも同じ考え方でした)
2026年8月5日 7月30日〜8月5日のニュース4件に差し替え。大手4社の独身証明の対応状況を公式ヘルプで調べ直しました。先週の5件は「5月から続いている大きな流れ」へ移動
2026年7月29日 公開。7月23日〜29日のニュース5件と、5月〜7月中旬の主要な動き5つをまとめました
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌
マッチングアプリ大学編集長 白崎 萌

今回は、アプリの新着を一覧でまとめて取る仕組みがうまく動かず、掲載しているアプリを1つずつ開いて確認しました。まだ知らない新しいアプリの取りこぼしはあり得ます。あれば次回ここに書きます。

今回いちばん残ったのは、読者の不安が「既婚者が紛れているかも」「お金の話に持ち込まれるかも」の手前で、すでに連絡先を渡すのが怖いところから始まっていたことです。気をつけようと呼びかけるより、渡さずに済む道が増えるほうが早いのかもしれません。

この記事の出典

記事に出てくる数字と事実の発表元です。見出しごとに並べています。今回のニュースの分は2026年8月24日に確認しました。それより前の分は、掲載した週に確認したものです。

今回のニュース

5月から続いている大きな流れ

姫路市と富山県の動きは、報道で確認したものです。自治体が出している公式の資料まではたどれていないので、金額や条件は記事に書いていません。申し込みを考えている方は、お住まいの自治体の案内をご覧ください。