70代におすすめのマッチングアプリ3選|安全に始めるポイントも解説

こんにちは、マッチングアプリ大学編集部の白崎です。
まず結論からお伝えします。
70代が安心して使えるマッチングアプリは「マリッシュ」「アンジュ」「ペアーズ」の3つです。
根拠は、編集部の独自調査と各社公式の年齢分布・安全対策を照合し、同年代の在籍状況・操作のしやすさ・リスク対策が実際に機能していることを確認できたためです。
この記事では、基礎知識から「なぜシニアの出会いにアプリが向くのか」、出会いのコツや安全対策までを丸ごと解説します。
アプリ選びの指針としてぜひお役立てください!
婚活&出会い領域に特化した専門記者。自ら100以上のマッチングアプリを体験し、著書「マッチングアプリのはじめ方」を秀和システムより出版。専門家として数多くの取材対応や、神奈川県「恋カナ」イベントでのセミナー講師も務める。
70代におすすめのマッチングアプリ3選
編集部では、以下の5つの観点から各アプリを比較検討し、70代の方でも安心して利用できるサービスを選定しました。
- アプリの使いやすさ:機能がシンプルで直感的に操作できるか
- 料金:月額5,000円以内で利用できるか(※女性は無料で利用できるアプリが大半です)
- シニア世代の登録者数:同世代の利用者が十分にいるか
- 安全対策:本人確認や監視体制などのセキュリティが整っているか
- 口コミ評価:利用者からの評価が極端に低くないか
これらの基準を踏まえて厳選したアプリが、次にご紹介する3つです。
アプリ名 | アプリの特徴 | |
---|---|---|
![]() マリッシュ |
恋愛、再婚、年の差婚、中高年婚、シニア婚など、いろいろな出会いが可能。結婚という形にとらわれない人生のパートーナーを探している人も多い。操作性もシンプルで初めてアプリを利用する人にも使いやすい。女性無料。 | |
![]() |
30代以上しか登録できない大人のためのアプリ。40代から50代の会員が多く登録しているので年下との出会いを求めている人も利用しやすい。コミュニティ機能という同じ趣味の相手を探しやすい機能もあり、相性の良い相手を探せる。女性無料。 | |
![]() ペアーズ |
会員数国内最大級のアプリなので70代の会員も多数登録。田舎や地方に住んでいる70代も利用しやすい。若者向けのデザインながらも機能の複雑さはなし。使い方がわからないときは、ペアーズのヘルプ画面で検索すればほとんどの問題は解決できる。女性無料。 |
マリッシュ|操作性もシンプルで初めてアプリを利用する人にも使いやすい
マリッシュには、独身者だけでなく、バツイチ、シングルマザーやシングルファザーなど、さまざまな背景を持つ人が登録しています。
そのため、交際の目的も恋愛、再婚、年の差婚、中高年婚、友人探しまで幅広く、年代に応じた多様な出会いが期待できます。
また、マリッシュの全会員のうち、60代以上は男性13%、女性7% を占めています。
会員数(約300万人)と男女比(男性61%:女性39%)から推計すると、60代以上の男性は約23.8万人、女性は約8.2万人 にのぼります。
公式に70代以上の会員数は公表されていませんが、仮に60代以上のうち10%が70代以上とすると、70代以上の会員数は合計で約3.2万人(男性約2.4万人、女性約0.8万人) と見込まれます。
マリッシュの年代別会員の割合 | ||
年齢 | 男性 | 女性 |
40代 | 35% | 37% |
50代 | 26% | 21% |
60代以上 | 13% | 7% |
こうした豊富な会員層に加え、アプリの使いやすさもマリッシュの大きな魅力です。会員一覧の写真は大きく表示され、余計な機能がないシンプルな設計なので操作しやすいのが特徴です。
特に70代になると、お相手の家庭環境(結婚歴や子どもの有無など)が重要な条件になるケースが多いでしょう。
マリッシュでは検索条件に「結婚歴」「子どもの有無」「結婚に対する意思」「同居人」など細かな項目が用意されており、自分の希望に沿った相手を探しやすい点も安心です。
アンジュ|年下との出会いを求めている人も利用しやすい
アンジュは、30代以上限定の“大人のためのマッチングアプリ”です。40代や50代の会員が多く、年下との出会いを希望するシニア世代にも向いています。
アンジュにはコミュニティ機能があり、同じ趣味や価値観を持つ人同士でつながりやすくなっています。
たとえば「バンドやってました」「夫婦ゴルフに憧れます」「気持ちだけでも若々しく」「レコード大好き」「かぐや姫好き」といったテーマのコミュニティが用意されており、70代の方でも自分の関心に合ったグループから相手を探せます。
また、アンジュの会員は約100万人とされており、そのうち70代以上は約1万4,000人(男性約1.1万人、女性約3,000人) と推計されます。
シニア世代でも安心して出会いを楽しめるアプリです。
アンジュの年代別会員の割合 | ||
年齢 | 男性 | 女性 |
40代 | 37.2% | 50.1% |
50代 | 38.3% | 27.1% |
60代 | 9.3% | 4.1% |
70代以上 | 1.1% | 0.3% |
ペアーズ|田舎や地方に住んでいる70代に向いている
ペアーズは若者からシニア世代まで幅広い年代に利用されており、会員数は国内最大級です。70代の利用者も一定数登録しているため、シニア層にも安心して使える環境が整っています。
機能面では、年齢や趣味で絞れるのはもちろん、地域や距離で相手を探せる検索機能が便利です。自宅から数十km圏内に住む人を対象に絞り込めるため、田舎や地方に住んでいても近くで出会える可能性が高まります。
デザインはやや若者向けですが、操作はシンプルで難しくありません。検索方法に迷った場合も、マイページ内の「ペアーズヘルプ」を活用すれば、ほとんどの疑問を解決できます。
ペアーズは、出会いの幅を広げたい70代の方にぴったりの、使いやすいアプリです。
マッチングアプリの基礎知識【70代向け】
安全に利用するために、まずはマッチングアプリの基礎知識を身につけましょう!
一つずつ解説します。
基礎知識その1:マッチングアプリは独身男女が恋人探しに使うもの
マッチングアプリは、独身の男女が恋人や友人との出会いを目的に利用するサービスです。
アプリの種類は多様で、恋愛・婚活向けのものから、若い世代向け、中高年・シニア向けまで幅広く展開されています。
特にシニア世代に適したアプリについては、後ほど詳しくご紹介します。
基礎知識その2:多くは男性が定額の月会費を払う仕組み(平均4,000円)
多くのマッチングアプリでは、男性が女性と連絡をとる際に定額の月会費を支払う仕組みになっています。料金の相場は月額4,000円前後です。
「無料でダウンロードしたのに、なぜ料金がかかるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
これは、無料会員登録ができる=すべての機能が無料 という意味ではないためです。実際には、無料会員と有料会員とで利用できるサービスに大きな違いがあります。
- 無料会員:アプリをダウンロード、プロフィール検索、マッチングまで無料
- 有料会員:異性とのメッセージで直接やりとりが始まる段階で月額料金が発生
できること | 無料会員 | 有料会員 |
アプリをダウンロード | ◯ | ◯ |
プロフィール検索 | ◯ | ◯ |
マッチング | ◯ | ◯ |
メッセージの送信 | 1通まで | ◯ |
メッセージの受信・閲覧 | △ 制限あり | ◯ |
つまり、実際に異性とやり取りが始まる段階で課金が発生します。なお、ほとんどのアプリでは女性は無料で利用できるため、料金はかかりません。
また「知らないうちに勝手に課金されるのでは?」と不安に感じる方もいますが、大手が運営するアプリではその心配は不要です。課金は必ず本人が手続きした場合にのみ発生します。
料金は月額固定制が一般的で、どれだけ利用しても金額は変わりません。
ただし、マッチング率を上げるための追加プランに申し込んだ場合は別途料金が発生するため、利用状況は自身でしっかりと管理することが大切です。
基礎知識その3:アプリで出会う仕組み
マッチングアプリでの出会いは、次のような流れで進みます。
ステップ1:恋人を募集している異性の写真や自己紹介文を見て、気になる相手に「いいね」や申し込みを送る
ステップ2:相手から承諾(OK)があれば、二人で直接メッセージのやり取りが可能になる
ステップ3:メッセージを重ねながら自然な恋愛と同じように交流し、やがて実際に会う約束へと発展していく
基礎知識その4:サクラは存在せず、運営会社は上場企業が多い
「サクラ」とは、運営側が雇った偽物のユーザーのことを指し、プロフィール閲覧やメッセージの送受信でポイントを消費させ、追加課金を促す仕組みに利用されてきました。
しかし大手のマッチングアプリは月額料金制を採用しているため、プロフィール閲覧やメッセージ交換に追加料金は発生しません。運営側がサクラを雇っても収益につながる仕組みが存在しないため、サクラは不要であり、実際に存在しません。
さらに、国内で人気のある「ペアーズ」や「with(ウィズ)」などは、運営会社が上場企業であるケースも多く、コンプライアンスや信頼性の面でも安心して利用できます。
基礎知識その5:アプリを悪用して営業行為を仕掛ける人もいる
大手のマッチングアプリでは24時間体制の監視が行われており、基本的には安全に利用できます。
しかし一部には、アプリを悪用して営業や勧誘を目的とするユーザーも存在します。
このようなユーザーは、マッチング直後からすぐにLINEなど外部の連絡手段へ誘導しようとするのが特徴です。こうした場合は注意が必要であり、不審に感じたらやり取りを控えたり、通報機能を活用することが大切です。
特にシニア世代が安心して利用するためには、こうしたリスクを理解しておくことが重要です。
70代の利用者に向けた具体的な注意点や実際にあった被害例については、この後の章で詳しく解説します。
70代の出会いにマッチングアプリをおすすめする理由
ここからは、シニアの出会いにマッチングアプリをおすすめする理由について、解説していきます。
シニアが理想とする出会いの場ランキング
株式会社ハルメクホールディングスがシニア層を対象に行った調査によると、配偶者またはパートナーを求める人が関心を持つ出会いの場は次の通りでした。
1位:「習い事・サークルなど趣味の場」
2位:「友人・知人の紹介」
3位:「職場・仕事で」
4位:「旅行先・クルーズ」
5位「マッチングアプリ」
この結果から、多くの人が「自然な日常生活の中で出会いたい」と考えていることが分かります。
シニア世代の理想と現実のギャップ
ただし、現実には習い事やサークルではすでにグループができあがっていて新しく交流しづらかったり、そもそも異性の出会いを求めている人がいるかどうか分かりません。
友人・知人の紹介も身元が明確な点では安心ですが、相手が好みでない場合に断りにくかったり、交際に至らなかったときに気まずさが残るなどの難点があります。
このように「自然な出会い」が理想ではあるものの、現実的にはなかなか難しいのです。
マッチングアプリをおすすめする理由
そこで有効なのがマッチングアプリです。
マッチングアプリには次のようなメリットがあります。
こんな人に向いている
- 出会いを求める人だけが集まっているため、目的の不一致がない
- 定額制(月額料金)のため、何人にアプローチしても料金は変わらない
- 婚活パーティのように会場へ足を運ぶ必要がない
- 国の異性と知り合えるため、より広いコミュニティで出会える
さらに同じ調査では、異性の友人がいる人の方が生活満足度が高いという結果も出ています。
つまり、異性とのつながりを持つことは単なる出会いにとどまらず、生活そのものをより豊かにしてくれる可能性があるのです。
70代がマッチングアプリで出会うコツ
さて、いざアプリを利用するとなると「70代でも出会えるのか」と不安に思う方も多いはずです。ここでは、シニア世代がアプリで出会うためのコツを3つご紹介します。
自分の目的と世代に合ったアプリを利用する
今は数多くのマッチングアプリがありますが、年代や目的に合わないサービスを使っても出会いは難しいものです。
たとえば会員の大半が20代のアプリでは、70代がマッチングする可能性はほとんどありません。
この記事で紹介しているように、シニア世代の登録者が多く、同じく出会いを求めている人が集まっているアプリを選ぶことが大切です。
プロフィールで写真で好印象を与える
実際に、アプリで70代の方のプロフィールを拝見していると、自己PRはとても丁寧に書かれている方が多く、日本語も綺麗で読みやすく、全体的に好印象でした。
ただ、ひとつ残念に感じたのがプロフィール写真です。
アプリでは第一印象を決めるのは写真であり、これはマッチング率にも大きく影響します。
ところが、多くの方が自撮りの写真を使っており、その気持ちはよく理解できるのですが、やはり自撮りのドアップ写真は異性からの印象があまり良くない傾向にあります。
できれば他撮りで自然に写っている写真を掲載してください。もし写真を頼める人がいない場合は、プロに依頼するのもひとつの方法です。
最近では、マッチングアプリ用のプロフィール写真を専門に撮影してくれるサービスも増えているので、マッチング率を高めたい方にはおすすめです。
プロフィール写真の撮り方についてはこちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
前向きな気持ちでアプリを利用する
「なかなかマッチングしない」という悩みは、実は若い世代でもよく聞かれます。
出会いは縁なので、スムーズに進むこともあれば、なかなか結果が出ないこともあります。
大切なのは前向きに続けることです。行動を起こしている人の方がチャンスをつかみやすく、実際に70代で素敵な出会いを見つけている人もいます。
焦らず、楽しみながら利用してみてください。
シニア世代のアプリ利用は詐欺に狙われやすい?身を守るための注意点
アプリを利用したいと思っていても、「ニュースで詐欺の被害を見て不安」という方は多いのではないでしょうか。
警察庁の調査によると、振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の被害者の多くは高齢者で、そのうち70歳以上が全体の5割以上、60歳以上では約8割を占めるとされています。
さらに被害者の7割以上が女性であり、高齢者が狙われやすい現状が明らかになっています【参考:警察庁白書】。
実際に、マッチングアプリで出会った相手から金銭をだまし取られる事件も報じられています。
こうした被害を防ぐために、まずは「アプリで出会った人に絶対にお金を渡さないこと」を強く意識してください。特に「若い異性からの甘い誘い」には十分注意が必要です。
注意点1つ目:個人情報を教えすぎない
プロフィールに本名や住所、電話番号などの個人情報は載せないようにしましょう。
メッセージのやりとりや実際に会う場面でも、むやみに個人情報を伝えるのは危険です。最初から相手を全面的に信用せず、適度な距離感を持つことが大切です。
注意点2つ目:怪しい人とは絶対にやりとりしない
大手が運営するアプリは安全対策を徹底していますが、それでも一部には業者や既婚者など、悪質なユーザーも存在します。怪しいと感じたら、すぐにやりとりをやめましょう。
怪しいユーザーの特徴例:
・プロフィールに「副業」「投資」といった言葉がある
・個人情報をしつこく聞いてくる
不安を感じた場合は、運営に通報するのも安心です。
注意点3つ目:金銭に関わるやりとりは絶対にしない
これが最も重要です。どんな理由があっても、アプリで知り合った相手にお金を渡してはいけません。 投資話や急な金銭トラブルの相談は詐欺の可能性が高いため、即座に距離を置きましょう。
シニア世代のアプリにまつわるFAQ
ここからは、実際にシニア世代の方がアプリを使うときによくある疑問に答えていきます。
マッチングアプリに無料登録しました。このままずっと無料で使えるのでしょうか?
多くのアプリは男性は女性とのメッセージで課金が必要になります。
登録自体は男性・女性ともに無料でできます。プロフィールの作成や相手探し、マッチングまでは費用がかからないアプリがほとんどです。
ただし、実際に異性とメッセージのやりとりを始める段階になると、多くのアプリでは男性のみ月額料金が必要になります。女性の場合は無料で利用できるサービスが多いです。
男性の方は、「どのタイミングで料金がかかるのか」を理解して利用すると安心です。料金の仕組みについては、この記事の中で詳しく解説していますので参考にしてください。
70代で再婚は考えていません。ただ、一緒に楽しい時間を過ごせるパートナー探しに使ってもいいのでしょうか?
利用して問題ありません。
マッチングアプリは「結婚相手を探す場」と思われがちですが、実際には一緒に旅行に行ったり、趣味を楽しんだりできるお相手を探す目的で利用している方も多くいます。
大切なのは、相手の目的と合っているかどうかです。プロフィールに「再婚ではなく、気の合うパートナーを探しています」と書いておけば、同じ考えの方とつながりやすくなります。
登録したときに個人情報が流出したりしないでしょうか?
信頼できるアプリを選べば心配ありません。
大手が運営し、プライバシーポリシーで個人情報の取り扱いを明示しているアプリであれば、登録情報が悪用されることはありません。安全面に不安を感じる方は、事前に各アプリのプライバシーポリシーを確認すると安心です。
例えば今回ご紹介したマリッシュのプライバシーポリシーにも、個人情報を適切に扱う旨がきちんと記載されています。
9. 個人情報の共同利用について
マリッシュは、お客様の個人情報の共同利用をしておりません。
さらに多くのアプリでは、本名ではなくニックネームで登録できる仕組みが用意されています。初めて利用する場合でも、いきなり個人情報を公開する必要がないので安心して始められます。
70代ですが、プロフィールに顔写真を載せないで活動できますか?
顔写真を載せなくても利用はできます。ただし、出会いのチャンスは少なくなります。
顔写真があると相手に安心感を与えられるため、マッチングしやすくなります。もし正面の写真を載せるのに抵抗がある場合は、旅行先での自然なスナップ写真や、趣味を楽しんでいるときの写真などでも十分です。
インターネット上に写真を掲載する以上、完全にリスクをゼロにはできませんが、悪用されるケースはまれです。万が一トラブルがあった場合でも、運営に連絡すれば削除対応をしてもらえます。
やめたいときに退会手続きはできるのでしょうか。
退会手続きは可能です。
各アプリの「設定」から所定の手順で申請してください。なお、アプリを削除しただけでは解約にはなりません。決済方法によっては、App Store/Google Playのサブスクリプション停止(自動更新オフ)が別途必要です。さらに、長期プランは途中解約の返金対象外であることが一般的です。短期間だけ試す場合は、まずは1か月プランをご検討ください。