岩手県くらしの特徴は？

岩手県は全国でも、北海道に次いで2番目に広い面積を持つ都道府県。東京・埼玉・千葉・神奈川の一都三県をあわせたよりも岩手県の面積のほうが広いほどです。土地が広いため住む地域によって気候や利便性が大きく異なるのが岩手の特徴のひとつです。

岩手県への移住を検討するかたに、地域ごとの暮らしや移住者支援情報、失敗しない岩手県移住のポイントをお伝えします。

岩手県に住んだことがある人に聞きました
岩手暮らしをおすすめしたい理由とは

岩手県に1年以上住んだことがある40名のかたに、アンケートを実施しました*。岩手県のいいところの1位は「公園や自然が多いところ」で、7割以上のかたが岩手のいいところとして回答しました。

住んでいた地域は人よりも野生動物の方が多いと揶揄されていたが、本当に沢山の動物に会えた。熊をはじめとしてカモシカ、キツネやタヌキ。アナグマやニホンザル。 自分が当たり前に思っていたその環境が当たり前じゃなかったと大人になってから知って、なんて素晴らしい場所なのだろうと思った。（宮古市・10代）

子育て中だったので、子供を自然な中で遊ばせてあげたいと考えていました。 近くに川あそびや野草探しなどが得意な方がいらっしゃったので、都会では経験できないような自然と触れ合った遊びができたと思います。（盛岡市・30代）

食材も飲食店も、とにかく食べ物がおいしいところも岩手県の魅力のひとつです。

北東北の物流の拠点でもあるため海産物や農産物の種類が豊富で、見たことも聞いたこともないような食材が陳列しているスーパーも少なくありません。特に気に入っていたことは生鮮食品で、刺身や貝類の生物がとても美味しいです。（盛岡市・20代）

個人経営の雰囲気の良い喫茶店や定食屋が多かったところ。コスパが良く、料理だけでなくお店の居心地も良かった。（盛岡市・20代）

また、人の温かさや、県民性に関するコメントも多数ありました。

治安が良く、一人での留守番や外に出る時の服装などにそこまで気を遣うことなく過ごせた。県民性としても、ルールを守ろうという意識を持つ人が多いように感じる。（盛岡市・10代）

自然が多い県なので自然と協力し合う風土があります。我慢強く無口なのも岩手県民の特徴。最初は取っつきにくいかもしれませんが、一度仲良くなるとすごくよくしてくれる人ばかりです。（盛岡市・10代）

岩手県で1年以上暮らしたことのがあるみなさんに伺った岩手の良いところベスト5はこちらです。

*2023年2月インターネットによる独自調査：有効回答数40

エリアごとの暮らしの違いとおすすめ自治体

さまざまな気候のエリアがある岩手県、地域による違いや実際に暮らす人の声、おすすめの自治体を紹介します。

都市へのアクセスも抜群！都会と田舎の「ちょうどよい」バランスで暮らせるエリア

岩手県には南北に東北新幹線が通っています。県内の停車駅は「盛岡駅」「一関駅」など合計6ヶ所。新幹線駅停車駅やその付近の自治体は、県内の主要都市や、首都圏・仙台などへのアクセスが良くリモートワークや二地域居住をしたい方に最適です。

買い物や通勤・通学の便もよく、豊かな自然に囲まれながらも便利な暮らしが叶う、都会と田舎のバランスがちょうどよいエリアです。

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都会と自然がうまく調和していた。天気の良い日は市街地からでも岩手山が見え、少し歩けば北上川のせせらぎが聞こえる。車がなくても日常に必要な買い物ができる。あたたかい人が多く、居住していた際の勤め先でも人間関係が良好だった。（盛岡市・20代）

子供の遊び場が多いことや、支援センターの人達が優しく利用しやすい。盛岡市が近いことから買い物なども便利。（矢巾町・30代）

自然あふれる環境＋充実した支援の、子育てファミリーに嬉しい自治体

子育て世代への自治体独自の「お祝い金」や各種支援が充実している自治体が多いのも岩手県の特徴のひとつ。自然豊かな環境でのびのびと子育てしながら、自治体の支援も受けられるのは、まさに子育て中のファミリー世帯にぴったりの移住先と言えます。

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自然がとにかく多い。子育てにはもってこいだと思う。（滝沢市・30代）

公園や山や川、子供が自然に触れることが出来るところが気に入っています。 地域の方も温かい方が多く感じます。（盛岡市・10代）

海あり山ありで食材の宝庫！おいしい物が好きな方・お料理好きさんにおすすめのエリア

海にも山にも恵まれている岩手県には、県民おすすめの食材がたくさん。食べ歩きやお料理が好きな方なら、岩手での暮らしが楽しめること間違いなしです。おいしいと評判の地元のかたのおすすめの飲食店も多数あります。

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岩手県岩泉町で暮らす魅力とは？移住に役立つ仕事・住居・支援情報

食べ物が美味しいです。山・海両方とも豊かで、お米や野菜の栽培も盛んです。地酒も多いです。 チェーン店が少ない分、個人で営んでいるカフェやレストランが多く、どの土地に行っても必ず美味しいものが食べられます。（北上市・20代）

沿岸沿いに住んでいたため、海産物はウニやホヤなどが有名でとても美味しいです。山もありゆめ牛乳やヨーグルトも美味しいです。（洋野町・20代）

移住に不安がある人をしっかりサポート！移住支援に強いエリア

どの自治体も移住者向けの支援等はありますが、中でも起業支援や移住前からのサポートに特に力を入れている地域があります。移住に不安のある方や、仕事探しや起業をスタートしたい方、岩手県に知り合いがいない方などにはこうしたサポートがある自治体は嬉しいですね。

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移住で失敗しないために！岩手県に引越す前に知っておきたいポイントとは

岩手県で暮らした経験のある人からは「ここは予想外！」「実際住んでみると違った」「失敗した！」という声も。今回アンケートに回答いただいた皆さんに、岩手への移住前に知っておいてほしいポイントを教えていただきました。

岩手暮らしはここが残念！ワースト3

• 1位：交通の便が悪い
• 1位：遊ぶスポットがない
• 3位：田舎過ぎる

交通の便が悪い。電車もバスも1時間に1本。一関より北に行くと、昼間は電車が2時間に1本のところもある。本数が少ないので、特にバスの料金が高い。（一関市・20代）

公共交通機関が街中しか発展していなくて住むには車が必須でかなり不便です。（盛岡市・30代）

実際に暮らすとなると、盛岡市など都市の一部を除いては、やはり自家用車が必須のようです。また、東北ならではの、冬場の雪や寒さへの対策やアドバイスも多数ありました。

冬がものすごく寒いです。防寒していても、肌に突き刺すようや寒い風が当たります。（盛岡市・10代）

冬は雪が積もり、朝と昼、場合によっては夜も雪かきをする必要があります。道路は除雪車が除雪しているのでスピードを出さなければ安全に運転できます。（盛岡市・20代）

岩手県の移住支援について

岩手に移住する際に活用できる自治体が行なっている移住支援の情報です。

岩手県が行なっている移住支援

岩手県内の自治体が行なっている移住支援

各市町村でも移住支援をおこなっています。内容には随時変更があることと、県内全体に数多くの支援内容があるため、ご興味のある自治体を調べられる際は、支援制度の一覧表をご活用ください。