【東京都に移住】世帯別に住みやすい区市町村ランキング

東京都は、大型商業施設やオフィスビルが立ち並ぶイメージがあるかと思いますが、中には自然が豊かで治安がよい地域もたくさん存在しています。今回の記事では、世帯別におすすめの住みやすい区市町村をランキング形式で紹介していきます。

ファミリー向け！のびのび子育てできる地域

1位：【中央区】充実した子育て支援制度を受けたい家族世帯におすすめ

中央区の位置

●町の魅力

中央区は、商業施設が整っているため買い物に困ることはありません。日本橋付近ではデパート発祥の地である日本橋三越本館があり、銀座には多くの百貨店や有名店が軒を連ねているため、大抵の物はほとんど手に入れることが出来るでしょう。

●交通アクセス

中央区は、東京BRTや都営バスが整備されているため、交通アクセスで困ることはほとんどなさそうです。

●子育て環境

中央区は、医療機関が多いため、子供の急な発熱や病気にも対応することが出来るという点で移住におすすめの地域となっています。また、浜松公園や総合スポーツセンターがあるため、子供が運動できる環境が整っています。

●補助金や支援制度

中央区は、子育て世帯に対する子育て支援特別給付金の制度を整えており、児童一人当たり一律5万円の給付を行っています。

▼その他の支援内容の一部

・東京都出産・子育て応援事業

・子育て世帯生活支援特別給付金（ひとり親世帯）

・子育て世帯生活支援特別給付金（ひとり親世帯以外）

●失敗談やデメリット

・居住地域として人気があるため、家賃や物価が高い

2位：【目黒区】都内でも子供をのびのび育てたいファミリー層におすすめ

目黒区の位置

●町の魅力

目黒区は商店街が身近にあり買い物に便利であることや、都会でありながら緑が多い落ち着いた住環境であるという点で移住におすすめの地域です。また、第47回目黒区世論調査の中間報告によれば、目黒区に今後も住みたいと考えている住民の割合は90％にも上るため、人気の移住先となっています。

●交通アクセス

目黒区はJR線や東横線、都営バス・東急バスなどの公共交通機関が整備されているため、交通アクセスの面で不便に感じることはほとんどなく、都内外問わずさまざまな場所に手軽に行くことができます。

●子育て環境

目黒区は区立公園（73件）や児童遊園（49件）、ふれあい広場（10件）、遊び場（9件）などが数多く存在しているため、子供が遊ぶ場に困るということはほとんどないでしょう。

●補助金や支援制度

目黒区では、「ひとり親世帯分」と「ひとり親世帯以外分」のそれぞれに対して、児童一人当たり5万円の給付金を支給しているため、受給対象者は必ず確認しましょう。

▼その他の支援内容の一部

・令和５年度認可外保育施設保育料助成制度

・認可外保育施設等の無償化

●失敗談やデメリット

・居住に人気の地域であるため家賃が高い

・交通量が多く、排気ガスなどが気になる

3位：【三鷹市】自然豊かな街で子育てをしたい世帯におすすめ

三鷹市の位置

●町の魅力

三鷹市は、太宰治が住んでいたことがあり、三鷹の森ジブリ美術館があることから、芸術の街であるということができます。また、東野児童公園や北の公園をはじめとした多くの公園が整備されているため、子供が外で遊ぶスペースを確保したいという家族におすすめの移住先となっています。

●交通アクセス

三鷹市は、JR中央線が開通しており、中央線特別快速の停車駅でもあります。また、中央・総武線の沿線には三鷹駅があるため、交通アクセスは優れています。さらに、交通不便地区に対しては「みたかシティバス」を運行しているため、交通不便地区の解消に役立っています。

●子育て環境

三鷹市は、三鷹市子ども発達支援センターや子ども家庭支援センターなどの子育て世帯向けの支援施設の整備が行われているため、都内での子育てに不満を持つ家庭にもおすすめの移住先となっています。

●補助金や支援制度

三鷹市は、子育て世帯に対する給付金が充実しており、世帯別給付金だけでなく児童手当も受け取ることができます。

▼その他の支援内容の一部

・子育て世帯生活支援特別給付金（ひとり親世帯分）

・子育て世帯生活支援特別給付金（ひとり親世帯以外分）

●失敗談やデメリット

・吉祥寺に比べて商店街が地味

・ゴミの分別が複雑で面倒

一人暮らし・社会人向け！都心へのアクセスが良い地域

1位：【文京区】ライフスタイルに合った物件を見つけたい方におすすめ

文京区の位置

●町の魅力

文京区は、六義園を代表とする歴史的な旧大名庭園や、東京ドームシティなどのアミューズメントパークが存在しています。また、坪内逍遥や夏目漱石などの文豪が慣れ親しんだ街としても有名です。警視庁によると、東京23区の中で最も犯罪件数が少ないのが文京区であるため、治安が良く、居住環境としておすすめの地域となっています。

●交通アクセス

文京区は、都営地下鉄大江戸線や東京地下鉄丸ノ内線、都営地下鉄三田線などが整備されているため、交通アクセスは都内でも優れていると言えます。

●一人暮らし向け物件

文京区の物件数は、LIFULL HOME’Sによれば5,897件あります。一人暮らし・社会人の方は学校や職場の近くで好立地の物件を見つけることが可能なほど十分な物件数があると言えます。

●補助金や支援制度

文京区は、移転費用等補助金や低所得者層・中堅所得者層向け住宅などが整備されているため、それぞれの所得に合わせた補助金を受け取ることが可能となっています。

▼その他の支援内容の一部

・文京区高校世代育成支援金

・文京区児童手当対象外世帯独自給付金

●失敗談やデメリット

・都心で人気の地域であるため家賃が高い

2位：【港区】オフィスビルの近くで生活したい方におすすめ

港区の位置

●町の魅力

港区の虎ノ門周辺には多くのオフィスビルが存在しており、社会人の方には通勤がしやすいという点でおすすめの居住地域です。

●交通アクセス

港区は、JR線や京急本線、ゆりかもめ、東京モノレールなどの路線があるため、通勤や通学で苦労することはなさそうです。また、港区コミュニティバスやお台場レインボーバスなども運行されているため、比較的交通アクセスが良いと言えます。

●一人暮らし向け物件

港区の物件は、LIFULL HOME’Sによれば7,043件あるため、自分のライフスタイルに合った賃貸を見つけることができそうです。

●補助金や支援制度

港区、区民保養施設である「港区立大平台みなと荘施設」があります。この施設では、大浴場や露天風呂などがあるため、1日の疲れをゆっくりと癒すことができます。

▼その他の支援内容の一部

・住居確保給付金

●失敗談やデメリット

・都内でも特に物価と家賃が高い

3位：【渋谷区】都内でも自然を感じたい一人暮らしの方におすすめ

渋谷区の位置

●町の魅力

渋谷区は、渋谷スクランブルスクエアや渋谷PARCOなどの商業施設が豊富にあるため、買い物に困ることがほぼありません。また、代々木公園などもあるため、都会の中でも自然を感じることができるため移住におすすめの地域となっております。

●交通アクセス

渋谷区では、JR東日本や東京急行電鉄、東京メトロ、京王電鉄の4つの路線が通っています。またコミュニティバスである「ハチ公バス」を運行しており、交通アクセスに優れた移住先となっています。

●一人暮らし向け物件

渋谷区の物件数は、LIFULL HOME’Sによれば6,391件あります。渋谷区は繁華街であるため、自分のライフスタイルに合わせた物件を探すことが重要になりそうです。

●補助金や支援制度

渋谷区では、「令和5年度渋谷区物価高騰緊急支援給付金」を定めており、特定の条件満たしている住民の方々に、１世帯あたり3万円の支給を行っています。

▼その他の支援内容の一部

・住居確保給付金

●失敗談やデメリット

・繁華街であるため騒がしい

老後にゆっくり田舎暮らしがしたい人向け！定年後でも住みやすい地域

1位：【武蔵野市】豊富な高齢者サービスを受けたい方におすすめ

武蔵野市の位置

●町の魅力

武蔵野市は、高齢者に対する事業が活発に行われています。具体的には、高齢者対象のサロンである「いきいきサロン」があり、体操や囲碁などの活動を通して、地域住民との交流を深めていくことができます。また、在宅医療・介護連携の取り組みも進められており、地域全体で高齢者のサポートを行う体制が整っています。

●交通アクセス

武蔵野市は、吉祥寺駅や三鷹駅、武蔵野境駅があり、新宿や渋谷などの都内主要駅へのアクセスが発達しているため、交通アクセスは良いと言えます。また、関東バスや小田急バスなどの多くの運行バスが整備されているため、市内のどの地域に住んでいたとしても不便だと感じることはほとんどありません。

●物件数

武蔵野市の物件数は、LIFULL HOME’Sによれば3,747件あります。

●補助金や支援制度

武蔵野市では、小規模サービスハウスや福祉型住宅（シルバーピア）などの高齢者住宅の提供を行っています。また、「在宅介護・地域包括支援センター」では、在宅介護に関する様々な相談や各種サービスの情報提供を行っているため、高齢者にとって住みやすい地域であると言えます。

▼その他の支援内容の一部

・移送サービス

・施設サービス

●失敗談やデメリット

・物件相場が他の市と比較して高い

・観光地としても人気であるため、土日は人の数が多い

2位：【品川区】老後を都内の自然豊かな地域で過ごしたい方におすすめ

品川区の位置

●町の魅力

品川区は、商店街や駅ビルが豊富にあるため買い物に困ることはほとんどありません。また。しながわ区民公園や五反田ふれあい水辺広場などの、都会でありながら自然を満喫することができるスポットが多く存在しています。

●交通アクセス

品川区は、JR東日本や東京メトロなど全てで１４路線が通っており、４０駅近くが整備されているため、非常に交通アクセスに優れていると言えます。また、大崎駅西口バスターミナルもあるため、電車だけでなくバスによる移動も手軽に行うことができます。さらに、リニア中央新幹線が2027年に開通する予定であり、今後も交通アクセスは良くなっていくことが考えられます。

●物件数

品川区の物件数は、LIFULL HOME’Sによれば9,569件あります。品川区は、都内でもトップクラスの物件数を誇っているため、それぞれの意向に合わせた物件を見つけることができます。

●補助金や支援制度

品川区では、居住支援協議会によって高齢者の生活を支援する活動が行われています。具体的には、品川区高齢者住宅生活支援サービス事業（あんしん居住サポート）や高齢者救急通報システムなどのサービスが整備されています。そのため、高齢者の方でも安心して移住を行うことができます。

▼その他の支援内容の一部

・高齢者住宅斡旋事業

●失敗談やデメリット

・人気の地域であるため家賃が高い

3位：【国立市】老後に様々な支援サービスを受けたい方におすすめ

国立市の位置

●町の魅力

国立市の魅力として、新東京百景にも選ばれているJR国立駅の南に伸びている大学通りが挙げられます。春には桜が開花し、秋にはイチョウが素晴らしい光景を作り出します。また、大学通りの南部には田園地帯が広がっているため、都会でありながら自然を満喫することができるという特徴を持っています。

●交通アクセス

国立市には、JR中央線の国立駅や南武線の矢川駅などがあるため、交通アクセスは優れています。また、国立駅にはバス乗り場があり、多くの路線バスや国立市のコミュニティバスである「くにっこ」などを利用することができるため、移動手段で不便することはほとんどないでしょう。

●物件数

国立市の物件数は、LIFULL HOME’Sによれば2,35件あるため、自分の条件に合った物件を見つけることが可能です。また、高齢者の方を対象とした住宅費（家賃）助成制度や高齢者向け返済特例制度（バリアフリーリフォーム）などの制度を整備しているため、高齢者の方におすすめの移住先となっています。

●補助金や支援制度

国立市の地域包括支援センターでは、高齢の方の相談窓口を設けており、福祉サービスに関する情報提供を行っています。具体的には、介護や在宅医療、入退院についての相談を行っていおり、高齢者が住みやすい街づくりを行なっています。

▼その他の支援内容の一部

・国立市高齢者保養施設利用助成金

●失敗談やデメリット

・住宅街のためアウトドアなどの娯楽施設は少ない