【千葉県に移住】住みやすいおすすめ市町村を目的別に紹介

▼各地域を項目別に3段階（★〜★★★）で評価した表

(※1)　家賃(2LDK/3K/3DK)・物件数を総合的に勘案して評価

 1. 田舎暮らしがしたい人向け！自然が豊かな地域

おすすめ1位：いすみ市

■いすみ市ってこんなところ

千葉県いすみ市は、房総半島南部に位置し、太平洋に面した人口３万人ほどのまちです。その魅力は、海をはじめとした豊かな自然でしょう。太平洋を一望できる海岸線はもちろん、里山の風景や鉄道の線路沿いに広がる一面の菜の花を楽しむことができます。また、沖合を流れる暖流の影響で年間を通じて暖かく、快適に過ごせます。

豊かな自然環境が幸いし、いすみ市は伊勢海老やタコ、梨、ブルーベリー、米などさまざまな農産物にも恵まれています。美味しい食べ物が簡単に手に入り、普段のお買い物・食事が楽しくなるはずです。

■いすみ市への移住で気をつけたい点

• 電車の本数が少ない
• どこに行くにも遠い
• 台風に弱い

■いすみ市の移住に関する補助金・支援制度

おすすめ2位：勝浦市

■勝浦市ってこんなところ

千葉県勝浦市は、房総半島南部に位置し、太平洋に面したまちで、澄んだ海と迫力のある地形が特徴です。冬は温暖な一方で夏は涼しく、非常に過ごしやすい気候になっています。特に夏については、過去100年で一度も最高気温が35℃を超えたことがなく、NHKのニュース記事でも取り上げられました。

千葉県第2位の漁獲量を誇る勝浦港を有し、海産物に恵まれています。「勝浦朝市」ではさまざまな海産物はもちろん産直野菜などが手に入るほか、グルメも楽しむことができます。

■勝浦市への移住で気をつけたい点

• 車がないと不便
• 店が閉まるのが早い
• 海風が強い

■勝浦市の移住に関する補助金・支援制度

2. ファミリー向け！のびのび子育てできる地域

おすすめ1位：流山市

■流山市ってこんなところ

千葉県流山市は県の北西部に位置し、つくばエクスプレス沿線を中心に急激に発展しているまちです。一方で市内には豊かな自然も残っており、子育てに適した環境といえるでしょう。

子育ての面を取り上げると、流山市は子育て支援に積極的であることが有名です。目玉は「送迎保育ステーション」と呼ばれる取り組みです。これは市内の中心駅と市内の保育所をバスで結ぶ取り組みで、働く子育て世代にとっては心強いサービスでしょう。また、18歳の年度末まで、医療費の助成を受けることができます。

保育園・幼稚園は市内に合わせて94箇所、小学校は19校と十分あります。医療機関も市内に100件以上あり、いざという時も安心です。

■流山市への移住で気をつけたい点

• 沿線エリア以外はコンビニ等少なく不便
• 子育て世帯が増えて商業施設などが混雑する
• 朝の電車(つくばエクスプレス)が混む

■流山市の移住に関する補助金・支援制度

おすすめ2位：木更津市

■木更津市ってこんなところ

千葉県木更津市は、房総半島中部に位置し東京湾に面したまちで、便利な生活環境と豊かな自然環境の中で子育てができる点が魅力です。木更津市は海も山も近く、市内には大きな公園もあります。一方で、市街地のエリアにはコンビニ・スーパーも充実しており、日々の買い物にも困らなそうです。さらに市内には三井アウトレットパークやコストコもあり、週末は家族で買い物するのも良さそうです。

子育ての面では、高校3年生相当までを対象にした医療費助成のほか、出産・育児に係る費用の負担軽減を図る「出産・子育て応援交付金」と妊娠期から出産・子育て期まで継続して相談に応じる「伴走型相談支援」を実施しています(詳しくはこちら)。

保育園・幼稚園は市内に合わせて39箇所、小学校は19校あります。医療機関は104箇所あります。これらはいずれも木更津駅周辺の市街地のエリアに集中しているので、利便性を考えるのであれば木更津駅周辺に住むのがおすすめです。

■木更津市への移住で気をつけたい点

• 車を持つ前提でないと不便
• 小中学校の統廃合が進み、エリアによっては通学が大変

■木更津市の移住に関する補助金・支援制度

おすすめ3位：館山市

■館山市ってこんなところ

千葉県館山市は房総半島の南端に位置するまちです。その魅力はやはり透き通った海で、夕日が沈む光景も絶景です。公園も充実しており、「館山運動公園」では緑に囲まれて思いっきり体を動かすことができます。夏には海水浴も楽しめ、アウトドアも楽しみながらのびのび楽しく子育てしたい方にピッタリです。

子育ての点では、高校3年生相当年齢までを対象に子ども医療費の助成が受けられます。また、赤ちゃんのおむつ替えや授乳ができる「赤ちゃんの駅」を市内の公共施設・民間施設に設置し、子育てのしやすい街づくりが進められています。

保育園・幼稚園は合わせて16箇所、小学校は10校あります。住む地域によっては遠くまで送り迎え・通学する必要が出てくるでしょう。医療機関は47件あり、館山駅周辺に充実しています。

■館山市への移住で気をつけたい点

• 車がないと不便
• 飲食店・娯楽施設が少ない
• 街全体として変化に乏しい

■館山市の移住に関する補助金・支援制度

3. 一人暮らし・社会人向け！都心へのアクセスが良い地域

おすすめ1位：市川市

■市川市ってこんなところ

千葉県市川市は東京都との境に位置するまちで、東京とのアクセスが抜群なのが魅力です。市内には都心に1本で行くことのできる路線が4本（JR総武線・京成線・都営新宿線・東西線）通っていて、

• 市川ー東京間　約20分
• 京成八幡ー新橋間　約35分
• 本八幡ー新宿間　約40分
• 行徳ー大手町間　約25分

という利便性の高さを誇ります。

スーパー・コンビニなどの数も都内と遜色ないレベルで、日常生活には困らないでしょう。

■市川市への移住で気をつけたい点

• 道路や街並みが整備されていないところがある
• 駅前に駐輪場や駐車場が少ない

■市川市の移住に関する支援制度

おすすめ2位：船橋市

■船橋市ってこんなところ

千葉県船橋市は東京湾に面した人口65万人ほどの大きなまちで、東京とのアクセスの良さ・生活利便性の高さからベッドタウンとして発展してきました。市内には都心に1本で行くことのできる路線が3本通っており（JR総武線・京成線・東京メトロ東西線）

• 船橋ー東京間　約25分
• 京成船橋ー日本橋間　約35分
• 西船橋ー大手町間　約30分

という利便性の高さを誇ります。

スーパー・コンビニも充実しているほか、ららぽーと・イオンなどの大型商業施設もあり、買い物には困りません。主要駅前には繁華街が広がり、飲食店も数多く立ち並んでいることから食事も楽しめるでしょう。

■船橋市への移住で気をつけたい点

• 道路が整備されていないことがある(歩道の狭さ、舗装不十分)
• 駅前の繁華街はキャッチや酔っ払いが多く、治安面で注意が必要

■船橋市の移住に関する補助金・支援制度

4. 老後にゆっくり生活したい人向け！定年後でも住みやすい地域

おすすめ1位：銚子市

■銚子市ってこんなところ

千葉県銚子市は、県の最東端に位置し、太平洋に面したまちです。犬吠埼灯台や銚子電鉄などで有名であるほか、屏風ヶ浦など雄大な自然景観が魅力です。夏は涼しく冬は温暖という気候で過ごしやすいので、ゆったりと老後を過ごすのにぴったりと言えるでしょう。

(参考：千葉市との比較)　　　   

コンビニ・スーパーといった生活施設は銚子駅や、市内を走る国道124、356号線沿いに点在しています。また、市内の医療機関は40件、デイサービスは20件と、福祉水準は千葉県東部では高めの水準になっています。

■銚子市への移住で気をつけたい点

• 車が必須
• お店が閉まるのが早い
• 県最東端に位置するので他地域との移動に時間がかかる

■銚子市の移住に関する補助金・支援制度

おすすめ2位：館山市

■館山市ってこんなところ

千葉県館山市は房総半島の南端に位置するまちです。年間を通じて温暖である一方、夏の暑さは控えめです。移住すれば海と山を近くに感じながら、ゆったり快適な老後ライフを送れるでしょう。

コンビニやスーパーマーケットなどの商業施設は、駅周辺や国道127号線などの幹線道路沿いに点在しています。医療機関数は47件、デイサービスの数は21件で、都市部と比べると少ないですが福祉面は周辺地域の中で随一の充実度を誇り、老後でも安心して過ごせるでしょう。

■館山市への移住で気をつけたい点

• 車がないと不便
• 飲食店・娯楽施設が少ない
• 風が強い

■館山市の移住に関する補助金・支援制度

【移住者急増】千葉県はなぜ住みやすい？おすすめの理由を解説

東京へのアクセスが良い

県北東部は元から東京に近く、公共交通機関も発達していたので東京へのアクセスも悪くなかった一方で、東京に出るのに東京湾を迂回しなければならなかった県南部からのアクセスは良くありませんでした。しかし、東京湾を横断する「東京湾アクアライン」が開通して以降、県南部からのアクセスが劇的に改善しました。東京都心から約100km離れたいすみ市でも、1時間半ほどでアクセスできます。

程よく田舎で暮らしやすい

千葉県は都会と田舎の間のバランスが取れた「とかいなか」です。千葉県は三方を海に囲まれていて、内陸にはなだらかな山々や心洗われる渓谷があり、自然環境が豊かな場所が多いです。しかし東京へのアクセスも良く、生活に必要な施設も整備されている地域も多いため、都会と田舎のいいとこ取りをしたい方におすすめです。自分の求める都会度に応じて街を選ぶのも良いでしょう。

土地が安く、広い家に住める

千葉県は東京都や神奈川県と比べると、全般的に土地が安い傾向があります。そのため、現在の家と同じ費用でより広い家に住むことも可能で、子育てや老後のための移住にとって嬉しいメリットの1つでしょう。

移住支援が充実

後ほども解説しますが、千葉県は移住支援が充実しています。最大100万円がもらえる移住支援金制度や仕事のマッチングサイトがある他、各自治体で利用可能な空き家のマッチング支援やオンライン移住相談を行っている自治体もあり、あなたの移住をサポートしてくれます。

>詳しくはこちら

千葉への移住に失敗・後悔しないために！デメリット・気を付けるべき点を解説

1.公共交通の便

東京のすぐお隣の千葉県。県内を27の鉄道路線が通り、公共交通機関が発達している方ではありますが、やや物足りないと思う方もいるでしょう。東京から離れれば離れるほど本数が少なくなるイメージです。また、終電の時間にも注意をする必要がありそうです。

2.自然災害

千葉県は自然が豊かなぶん、災害のリスクも高いと言えます。何が危険なのかはエリアにより異なりますが、考えられるいくつかのリスクについて以下の表にまとめてみました。

他にも川沿いでは洪水、山が近い場所では土砂災害のリスクがあります。ハザードマップを確認し、どのようなリスクがあるのか事前に調べておくようにしましょう。

【移住支援】補助金・仕事に関する支援を解説

千葉県が行っている支援

千葉県全体として行なっている支援をまとめました。

千葉県内の各自治体が行なっている支援

各自治体が行なっている支援を一覧形式でまとめたポータルサイトのリンクです。この記事ではご紹介しきれなかった自治体の支援情報などもご自身で調べられるよう、掲載します。

・ちょうどいい千葉（令和6年8月30日　公開終了）