【千葉県栄町への移住】住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「千葉県栄町」をご紹介します。
千葉県の北部中央に位置する栄町は、川と沼に囲まれた自然の豊かなまち。水に恵まれたその環境は、ジェットスキーやカヌー、釣りなどの水上レジャーが趣味の方の移住先として、特におすすめです。
東京まで電車で約1時間という、アクセスの良さも大きな魅力です。現在都心部でお勤めの方なら、転職をせずそのまま通勤することも十分可能。また成田国際空港までも車で20分と近く、国内外の旅行に出かけやすいのも嬉しいところです。
さらに、育児支援・教育制度が充実しているので、子育て世帯の方にとっても暮らしやすいまちと言えるでしょう。
そんな栄町について、暮らしの特徴や、仕事・住まい探しなど、移住に役立つ情報をたっぷりとお届けします。
栄町の暮らし、3つの特徴
地方移住を検討している方の中でも、特に次のような方には栄町がおすすめです。
- 豊かな自然の中で暮らしたい、子育てをしたい
- ジェットスキー、カヌー、釣りなど、川でのレジャーが好き
- 現在都心に勤めていて、移住後も仕事は変えたくない
- 歴史に興味がある。歴史的な名所や史跡が身近にあるまちに住みたい
なぜこのような方に栄町が向いているのか、その理由を踏まえつつ、栄町の暮らしの特徴を紹介していきます。
特徴1:水と緑の豊かな自然。水上レジャーも楽しめる
▲長門川の印旛水門周辺は、町内のお花見スポットでもある
栄町は、利根川・長門川・将監川という3つの川と印旛沼に囲まれ、里山や水田地帯の緑が広がる「水と緑のふるさと」です。
水辺の、開けた美しい風景の中を歩けば、ゆったりと大らかな気分になれそう。四季折々の植物や虫や鳥など、自然がもたらす発見もたくさんあるでしょう。
都会での生活の中で、季節を感じる自然の風景から遠ざかっている方にとっては、日々の通勤や通学の時間さえも、心癒される楽しいひとときになるかもしれません。
また、水に恵まれた環境から、まちでは水上レジャーが盛んです。利根川には、ジェットスキーやカヌーを楽しみに、県外から訪れる方も多数。こんな環境を“ホーム”として、いつでも水上レジャーに親しめることも、栄町での暮らしの大きな魅力と言えそうです。
栄町は、フィッシングポイントを多く有し、ブラックバス、コイ、フナなどがあちこちで釣れる“釣りのメッカ”でもあります。
中でも、利根川と長門川の合流地点周辺は絶好の釣り場として有名。栄町は、釣りをたしなむ方にもおすすめの移住先です。
特徴2:都心へも近隣都市へもアクセス良好。便利な暮らしが叶う
栄町は、東京まで電車で約1時間、車でも約1時間(高速道路利用)と、都心部への交通事情が良好なまちです。「都内での仕事はそのままに住環境だけを移したい」という方にはピッタリです。
電車の場合、町内の安食駅からJR成田線で、日暮里駅まで直通約1時間。品川駅までの直通電車もあります。栄町から十分に通勤が可能であるだけなく、通勤の時間帯でも座ることができるのも大きなメリットですね。
また、都心部だけでなく近隣都市へもアクセスしやすく、そのため日常生活も便利です。
隣接する成田市と印西市にはそれぞれ大型ショッピングセンターがあり、どちらも栄町から車で約10分。「酒々井(しすい)プレミアム・アウトレット」や「あみプレミアム・アウトレット」へも30分程度で行けるので、ショッピングが好きな方には楽しみが広がりそうです。
大きな病院を受診したい時は、車で15分ほどの「成田赤十字病院(成田市)」や「日本医科大学千葉北総病院(印西市)」「国際医療福祉大学成田病院」「成田富里徳洲会病院」なども利用できます。
さらに、日本最大の国際空港である「成田国際空港」まで、車で約20分。成田空港からは、国内なら北海道から沖縄まで全国各地、国外も世界の100都市へ便が出ています。
旅行が趣味の方にはもちろん、飛行機を眺めるのが好きな方やお子様にとっても、成田空港へ気軽に出かけられる栄町のロケーションは嬉しいポイントですね。
特徴3:子育て支援と教育環境が充実!「子育てしやすい元気なまち」
▲キッズランドは、同じ年頃の子ども同士、また保護者同士も交流でき、居心地が良いと好評
栄町では「子育てしやすい元気なまち」を目指し、さまざまな取り組みを行っています。
自然の中でのびのびと子育てができる環境に加え、充実したサポートがあることは、子育て世帯の方にとって“暮らしやすさ”に直結する、大きな魅力となるでしょう。
育児支援
まず、経済的な支援としては、多子家庭に特に優しい「赤ちゃん出産費用支援金制度」があります。
赤ちゃん出産費用支援金制度 | 子どもが生まれた家庭に、お祝い金として以下の額を支給 第1子:5万円 第2子:15万円 第3子:25万円 第4子以降:50万円 ※出産時・1歳時・2歳時の3回に分けて支給 |
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町内の「子育て包括支援センター」には、保健師や社会福祉士、母子保健コーディネーターなどが在籍し、子育ての各フェーズでサポートを行います。
その内容は、産後1年未満の方に心身を休めてもらうことを目的とした「産後ケア事業」や、家事や育児支援を行う「妊婦・子育てヘルパーの派遣」などきめ細かく、知り合いの少ない移住先での子育てにおいて、心強い味方となりそうです。
また、子育て支援センター「キッズランド」や「さくらんぼ」では、親子が天候を気にせず遊べるほか、各種イベントが開催され、子育て相談にも対応しています。
教育制度
教育面でも、確実な学力向上をサポートする、さまざまな取り組みが行われています。
- 小・中学生の基礎学力定着を目指す「わくわくドラム」を、土曜日や夏・冬休みに開催
- 中学生の英語検定受験料を助成(年度につき1人1回)
- ICT教育環境の充実(1人1台タブレットの導入)
- すべての小・中学校に外国人英語講師(ALT)を配置
子どもの勉強の進み具合が気になりつつも、忙しくてなかなか目が届かないという保護者の方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にとっても、「わくわくドラム」など、学習機会を支援してくれるまちの取り組みは嬉しいところですね。
栄町の暮らしに関する情報
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、栄町の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | 1月:平均気温3.3°C 8月:平均気温26.6°C ※参考:気象庁ホームページ |
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人口 | 人口:19,905人 世帯数:9,321世帯 (2023年10月1日現在) |
近隣都市 | 成田市、印西市 茨城県:北相馬郡利根町、稲敷郡河内町 |
公共交通 | 鉄道:JR東日本成田線 バス:千葉交通、栄町循環バス、京成タクシー成田 |
大都市へのアクセス | 東京まで:車で約60分、電車で約60分 |
病院 | 診療所5、病院1、歯科8 |
学校 | 保育園2、幼稚園2、小学校4、中学校1 |
名所・観光 | 国指定史跡 龍角寺古墳群・岩屋古墳、千葉県立房総のむら、ドラムの里・コスプレの館、大鷲神社 |
行事・イベント | 北辺田・矢口の獅子舞、SAKAE リバーサイドフェスティバル、布鎌惣社水神社奉納相撲、安食の酉の市 |
特産・名産 | 黒大豆「どらまめ」、米、いちご |
豊かな自然に恵まれた一方、都心部や近隣都市へのアクセスが良く、便利な暮らしができる栄町。
そんな栄町はまた、人口1万人あたりの犯罪・事故発生件数が千葉県内トップクラスの少なさ(2022年現在)という「安全・安心なまち」でもあります。
参考:さかえまちで暮らそう
人であふれた都心部を離れ、閑静な住宅街が広がるまちで、自然とのふれあいや地域の行事などを楽しみながらゆったり暮らしたい方には、とてもおすすめの移住先です。
【歴史】名所・史跡が多数。ファミリーで楽しめる体験施設も
栄町は、数多くの歴史的な名所・史跡を有するまちです。
6~7世紀に造られた「国指定史跡 龍角寺古墳群・岩屋古墳」や、印旛沼の龍が一夜にして建立したという伝説のある「龍角寺」、徳川家光の乳母・春日局にゆかりが深いといわれる「大鷲神社」など、歴史的なものが好きな方にはたまらないスポットが多数。
▲国の史跡にも指定されている「龍角寺古墳群・岩屋古墳」。方墳としては日本最大級の規模を誇る
町内には、昔ながらの暮らしや技術を体験できる施設もあります。
「房総のむら」には、武家屋敷や商家など、江戸の町並みが再現され、各地の遺跡から出土した考古資料が展示されています。
また、隣接する「コスプレの館」では、忍者や新撰組、町娘などのコスプレが体験できます。その衣装をまとって「房総のむら」内の江戸時代の町並みを歩けば、まるで江戸時代にタイムスリップしたよう。
ファミリーでのお出かけにピッタリなのはもちろん、他地域から遊びに来た友達や、外国人観光客を案内しても喜ばれるスポットです。
▲房総のむらの「商家の町並み」には、飲食店や鍛冶屋などの建物のほか、稲荷や火の見やぐらなども再現されている
▲「コスプレの館」には300着以上の衣装が用意されている。子どもや赤ちゃん用衣装もあるのでファミリーで楽しんでみては
栄町では、町の中心地から水田や里山を通って「房総のむら」エリアへ向かう、ウォーキングコースも設定しています。
アップダウンは少なく、豊かな自然や歴史といった、まちの魅力を満喫できる全長約10kmのコース。移住の下見にも、移住後のまち歩きにもおすすめです。
【仕事】都心通勤・リモートワーク・近隣エリア通勤と、選択肢豊富
都心部へのアクセスの良い栄町。現在都心でお仕事をされている方には、転職をせず、これまで通り通勤という働き方が有力な選択肢になるのではないでしょうか。
また、リモートワークが可能な方であれば、栄町の「在宅勤務転入者応援事業」を利用して、5万円の応援金を受け取ることもできます。
都心部との関係を断つことなく、新しい環境での暮らしを“ゆるく”始められる栄町は、移住のハードルが低めのまちと言えそうです。
詳細:在宅勤務転入者応援事業
そのほか、栄町近隣エリアでの求人も豊富です。2023年10月現在、大手求人情報サイトで栄町から通勤30分程度(25km圏内)の正社員求人を検索すると、約70,000件がヒットしました。
【住まい】Uターン同居・近居への支援が特徴的
2023年10月現在、大手住宅情報サイトで栄町の賃貸物件を検索すると、約40件がヒットしました。また空き家バンクでも、分譲・賃貸両方の物件が見つかります。
参考:賃貸物件情報の一例
参考:空き家バンク登録物件
住まい関係の支援も充実しています。Uターン移住をして親と同居・近居する場合、<親に>支援金が支給されるというユニークな制度もあるので、Uターンを検討している方はぜひ活用してください。
栄町定住・移住奨励金交付制度 | 栄町外から転入し、町内に一戸建て住宅を新築・取得した方に【20万円+記念品(5万円分)】を支給 ※世帯内に中学生以下の子どもがいる場合、加算金あり |
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Uターン同居・近居支援制度 | 転出により栄町外で暮らしていた方が、町内に戻って親と同居・近居する場合、Uターン者の親に下記の支援金を支給 【支援金額】 Uターン者が単身の場合:8万円 Uターン者が、配偶者または中学生以下の子どもと一緒の場合:20万円 Uターン者が、配偶者および中学生以下の子どもと一緒の場合:30万円 |
住宅リフォーム補助金 | 町内に中古住宅を購入し、町内の事業者を利用して20万円以上のリフォーム工事を行う場合【費用の10分の1以内の額】を補助(上限:10万円) |
医療職・保育士転入者支援金制度 | 病院などに勤務する医療職の方や、町内の保育所に勤務する保育士の方が栄町に転入し、住宅取得または集合住宅へ入居をした場合、支援金を支給 詳細:医療職・保育士転入者支援金制度 |
栄町への移住に関するお問い合わせ
栄町への移住を検討している方、もっと詳しい情報を知りたい方は、町役場へお問い合わせください。
東京近郊で、自然に囲まれつつも便利な生活のできる“ほど良い田舎暮らし”がしたい方は、ぜひ、栄町を検討してみてください。
担当窓口 | 栄町役場 企画財政課 定住移住推進班 |
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住所 | 千葉県印旛郡栄町安食台1丁目2番 |
電話番号 | 0476-33-7773 |
対応時間 | 8:30~17:15(土・日・祝日および年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.town.sakae.chiba.jp/page/dir005538.html |