静岡県のおすすめの移住先をジャンル別に紹介

静岡県は、都心へのアクセスと自然のバランスが良く、四季折々の暮らしを楽しめる県となっています。

そのため今回は、以下の項目に沿ってそれぞれおすすめの地域を紹介します。自分にあった最適な地域を探すのに、ぜひ参考にしてください。

• ・田舎を堪能したい人向け！自然を感じながらのびのび暮らせる地域
• ・一人暮らしの方へ！都心へのアクセスがよく通勤・通学に便利な地域
• ・子育て世帯におすすめ！子育て支援や環境が整っている地域
• ・老後にゆっくり生活したい人向け！定年後でも住みやすい地域

▼各地域のおすすめ度（★〜★★★）を表した表 

(＊1)家賃：2LDK~3DKで比較
(＊2)正社員の県内総求人：189,333件・全国平均所得：351万円

参考：Googleマップ/静岡県公式移住サイトゆとりすと静岡/各市町村公式HP/アットホーム/Indeed/求人ボックス　（2023年10月現在）

田舎を堪能したい人向け！自然を感じながらのびのび暮らせる地域

(＊1)家賃：2LDK~3DKで比較
(＊2)正社員の県内総求人：189,333件・全国平均所得：351万円

参考：Googleマップ/静岡県公式移住サイトゆとりすと静岡/各市町村公式HP/アットホーム/Indeed/求人ボックス　（2023年10月現在）

移住におすすめの地域【伊豆市】

引用：伊豆市公式ホームページ

伊豆市の位置

●街の魅力

伊豆市は、その豊かな自然から、全国でも有名な観光地として知られています。温泉、自然、景観、グルメ、観光資源が豊富にあり、県内の地域と比べ、魅力の数が多いのが特徴です。また、キャンプ場やハイキングコース、温泉施設が点在し、休日にアウトドアを楽しみたい人にもピッタリな環境といえます。

また、水が綺麗なことで有名で、稲作やお酒作りなどが盛んに行われています。

●交通アクセス

自然と首都圏へのアクセスが整っているのも伊豆市の魅力です。東京駅までは電車で約2時間ほどで行くことができ、車でも同じくらいの時間で行くことができます。しかし、市内のアクセスは整っているとはいえないため、車は必須と言えるでしょう。

●子育て・生活環境

伊豆市は、県内と比較し、子育て支援制度が充実していると言えます。

「子育て全力宣言」を掲げており、育児に関する様々な支援がされています。例えば、不妊・不育症治療にかかる費用の一部を助成する不妊・不育症治療費助成や小学校入学時応援金、第二子以降保育料が無料になる制度もあります。

しかし、塾や保育所などの教育施設が少ないことを頭に入れときましょう。

●補助金や支援制度

住まいに関する制度で、市内で住宅を取得した方に対し、最大100万円を補助する「伊豆市移住定住催促補助金」制度があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

鳥や虫の音が直接感じられる…そういった街だからこそ都心の騒音から離れたい人にとっては魅力的な環境といえます。

移住におすすめの地域【森町】

引用：森町公式ホームページ

森町の位置

●街の魅力

「遠州の小京都」と評される森市は、その名の通り、京都を心に感じるような風景や伝統、街並みが特徴の街です。そんな森町は、豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、お茶やメロン、レタス、とうもろこしなど特産物に富んでいます。

●交通アクセス

町内に２か所のICが設置されているため、自動車での移動は比較的スムーズです。

●子育て・生活環境

教育機関は整っており、進学面は安心して良さそうです。また、病院１院、診療所10院とアクセス可能な場所に医療施設があります。しかし、日用品やドラックストアが少なく、自動車がないと不便と言えるでしょう。

子育て支援に関しては、新婚に伴い新生活を始める家族に最大30万円の応援金や最大60万円の生活支援補助金があります。

●補助金や支援制度

森町には、移住に伴い新生活をする方へ、一人5万円の経済的支援を行う「森町移住者生活応援金」制度があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

森町は、歴史と自然の織りなす風情の良い街です。自動車をお持ちで、のんびりとした京都の街並みが好きな方にはぜひおすすめします。

移住におすすめの地域【富士宮市】

引用：富士宮市観光協会公式サイト

富士宮市の位置

●街の魅力

富士宮市は富士山の西南部に位置しており、登山やキャンプ、ゴルフや釣りなどのアウトドアが盛んに行われています。

また、湧き水や酪農、新鮮な川魚など美味しい食べ物が身近にあり、狩猟なども若い移住者や住民を中心に行われてきていることから、自給自足のような生活を送ることができます。

●交通アクセス

少し時間はかかりますが、物件は非常に安いため、東京や神奈川に通勤している市民は一定数います。

●子育て環境

富士宮市は、地域住民が中心となり、子育て世帯をサポートしていこうという風潮があり、支援センターや児童館などが充実しています。

また、支援の面からですと、新婚夫婦に向けた、最大60万円の新生活を始めるのに必要な住居費と引越費用を助成する「富士宮市結婚新生活支援補助金」があります。

●補助金や支援制度

県外から移住した若者世帯（40歳以下）が住宅を取得又は一戸建て住宅を賃貸した場合、最大180万円の奨励金を支給する「富士宮市移住定住奨励金」があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

富士山の近くは景観や自然の面から非常に魅力的ですが、噴火の危険性もあるので十分に備えることが必要となりますね。

一人暮らしの方へ！都心へのアクセスがよく通勤・通学に便利な地域

(＊1)家賃：2LDK~3DKで比較
(＊2)正社員の県内総求人：189,333件・全国平均所得：351万円

参考：Googleマップ/静岡県公式移住サイトゆとりすと静岡/各市町村公式HP/アットホーム/Indeed/求人ボックス　（2023年10月現在）

移住におすすめの地域【浜松市】

引用：浜松市公式ホームページ

浜松市の位置

●街の魅力

浜松市は、日本の真ん中に位置しており、東京・名古屋・大阪からのアクセスが良いのが特徴です。

そして、海・湖・川・山に囲まれた自然環境は、海や山の幸を楽しめるほか、休日にはマリンスポーツやアウトドアで体を動かすことができます。

また、日本有数の「ものづくり都市」として知られ、世界的にも有名な企業を有する地域でもあります。

●交通アクセス

新幹線を中心としたアクセスが非常に良いです。東京・名古屋・大阪に新幹線で数時間で行くことができるのは非常に嬉しいですよね。

●子育て・生活環境

浜松駅周辺には大型商業施設があり、飲食店も多数あります。また、先進の医療体制が整っている影響もあり、健康寿命は日本一とされています。

また、18歳までの入院や通院にかかる医療費の助成制度があり、比較的長期間手厚い助成を受けることができます。詳しくは以下の子育て情報サイトをご覧ください。
公式：浜松市子育て情報サイトピッピ

●補助金や支援制度

浜松市では、市外からの移住者に対して最大100万円の補助を行うハマライフ住宅取得費等補助金や、スマートハウスやEV車の導入費を最大10万円助成する浜松市スマートハウス・EV補助金があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

浜松市は、エリアによって特徴が多種多様ですので、移住先を浜松市に絞ってその中から選ぶのもありかもしれませんね。

移住におすすめの地域【静岡市】

引用：静岡市観光局公式ホームページ

静岡市の位置

●街の魅力

静岡市の魅力は、自然と利便性のバランスがよく、かつ都心へのアクセスが良いことです。山・川・海の三拍子が揃っており、アウトドアなど自然を楽しむことができます。水産物が美味しいことも知られており、新鮮な魚をスーパーで購入することもできます。

また、県内最大の繁華街として知られており、大型ショッピング施設や飲食店などが揃っています。そして娯楽施設や教育施設、文化施設が他の地域よりも多く、子どもを育てる上での市内環境は整っていると言えます。

●交通アクセス

静岡駅は新幹線が通っているため、東京や名古屋、大阪など日本の主要都市へ1万円かからず行くことができます。

●子育て環境

他の地域と比べ、教育に関する支援制度が整っているわけではありませんが、教育機関や環境は整っていると言えます。幼稚園・保育園や病院が充実しており、商業施設も多いため、子育てする上で困ることはなさそうです。

●補助金や支援制度

「静岡市中山間地域空き家情報バンク」を利用した物件を改修する際に上限100万円を補助する「中山間地域移住者用住宅改修事業補助金」があります。

もし静岡市に移住を検討されている方は、空き家バンクの利用をぜひ検討してみて下さい。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

静岡市は、自然、生活利便性、アクセスのバランスがよく、人気の地域です。静岡県の中で、ある程度バランスがとれた地域をお探しの方にはおすすめの地域と言えます。

移住におすすめの地域【長泉町】

引用：長泉町観光協会HP

長泉町の位置

●街の魅力

長泉町の魅力は、交通アクセスが良い点と一長一短の無いバランスが取れた環境である点です。

長泉町から自転車で通える三島駅から東京駅まで40分〜50分程度で行くことができます。また、新東名高速道路「長泉沼津IC」の開設で、全国までの移動が可能となりました。

そして、コンビニ・スーパーなどの生活に必要な環境や学校や支援等の教育環境も整っているため、バランスのとれた暮らしやすい町と言えます。

●交通アクセス

●子育て環境

県内でワースト3位の面積という小ささの中に、教育機関が多く点在し、支援センターは３ヶ所、児童クラブは６ヶ所と非常に子育てがしやすい環境があると言えます。合計特殊出生率が県内1位である点からも子育てのしやすさを伺えますね。

また、18歳までの医療費を助成する「子ども医療費助成」制度や「第２子以降保育料無料」制度があり、支援についても申し分ないです。

●補助金や支援制度

長泉町は福祉制度にも非常に力を入れています。

「高齢者補聴器購入費助成事業」や「成人がん検診自己負担金無料」、「不妊不育症治療費助成」など病気に対する支援が手厚く、高齢者を対象としたタクシー代の助成を行う「マイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業」制度などもあります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

何か秀でているものは無い印象ですが、財政が豊かで”ちょうどいい町”と言えます。長く住むならこういう町がいいと思う方も多いのではないでしょうか。

子育て世帯におすすめ！子育て支援や環境が整っている地域

(＊1)家賃：2LDK~3DKで比較
(＊2)正社員の県内総求人：189,333件・全国平均所得：351万円

参考：Googleマップ/静岡県公式移住サイトゆとりすと静岡/各市町村公式HP/アットホーム/Indeed/求人ボックス　（2023年10月現在）

移住におすすめの地域【袋井市】

引用：袋井市観光協会公式サイト

袋井市の位置

●街の魅力

袋井市の魅力は、子育て支援体制が充実しており、若い世代が多い点です。

県内23市での年少人口割合がトップで、多くの市町村が人口減少に悩む中、袋井市は人口が増え続けています。

また、サイクリングやサーフィン、キャンプや釣りなど自然を存分に生かした体験ができる環境でもあります。

●交通アクセス

袋井市は、東京と大阪のほぼ真ん中に位置しており、新幹線を利用すれば2時間ほどで移動することができます。また、浜松駅までは約20分と、県内での移動も整っています。

●子育て環境

先進的な教育が受けれることでも知られており、幼稚園からの英語教育や中学校でのプログラミング授業など未来の人材を育てる環境があります。

また、市内８ヶ所の支援センターのほか、支援制度も充実しており、子育てにはピッタリのまちとなっています。

●補助金や支援制度

支援に関しては、新婚世帯を対象とした、住宅費や引越し費用を最大60万円補助する「新婚新生活支援業」や最大で100万円の「移住・就業支援制度」があります。どちらも金銭面で非常に魅力的ですが、要件があるため必ず確認することをおすすめします。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

自然の中でのびのびと子育てをしたい方にはぴったりです。休日に、親子でキャンプや釣りなどのアウトドアなんて体験は魅力的ですよね。

移住におすすめの地域【富士市】

引用：富士市公式観光情報サイト　富士じかん

富士市の位置

●街の魅力

市の北部には富士山、南部には駿河湾があり、富士山からの美味しい水や駿河湾のシラス、その他キウイや梨など美味しい恵みが豊富にあるのが魅力の１つです。

また、新幹線の駅やテレワーク移住者を支援する制度があるなど、首都圏勤務の方には人気の場所となっています。

●交通アクセス

新幹線の停車駅「新富士駅」やJR東海道線が通る「富士駅」の鉄道路線だけでなく、東海道本線や東名高速道路があり交通網は比較的充実しています。

●子育て環境

富士市は、親子で楽しめる公園や体験スポットが多いのが特徴です。

市内に大小合わせて約180箇所の公園があり、多くの子供たちで賑わいます。キャンプやBBQ、アスレチックなど親子で一緒に遊べる施設もあるため、家族で一日楽しむことができそうです。

支援に関しては、新婚世帯を対象として、新居や賃貸の引越し費用を補助する「結婚新生活支援補助金」があり、最大60万円の補助が受けられます。

●補助金や支援制度

妊娠・出産から子育てまで、切れ目のないサポートする子育て「総合相談センター」をはじめ、安心して妊娠・出産・育児ができる様々な支援があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

自然の恵みや公園が多く、子供を自然の中で遊ばせてあげたい！という子育て世代には魅力的な環境と言えます。しかし、工場地帯による悪臭には注意が必要かもしれません。

移住におすすめの地域【藤枝市】

引用：藤枝市観光協会公式HP

藤枝市の位置

●街の魅力

藤枝市の特徴は、都会と郊外の利点を合わせ持っている点こと。程よく都会、程よく田舎のまちです。

藤枝駅周辺には商業施設や病院などが揃っている一方、そこからわずが15分程度で豊かな自然に触れることができます。

また、学校教育においてはICT（情報処理技術）の活用を積極的に進めており、すべての児童に1台ずつタブレットを渡して授業や家庭学習で活用しています。先進的な取り組みを本気で進めていることがわかりますよね。

●交通アクセス

藤枝市は、JR東海道本線、新幹線、国道1号バイパス、東名高速道路、新東名高速道路といった日本の大動脈が通っています。さらに、富士山静岡空港へのアクセスも充実し、交通の要衝として発展しています。

●子育て環境

子育て支援施設や無料で遊べる教育施設が充実しており、親子で遊べる公園やレジャー施設も市内に点在しています。

支援に関しては、新婚世帯を対象に新居や賃貸の費用を最大80万円補助する「新婚生活サポート補助金」があり、全国で見ても補助額が非常に高い支援制度となっています。

●補助金や支援制度

支援制度は数は多くないですが、１つ１つの支援金の額が大きいのが特徴としてあります。

空き家の取得を希望する方向けに最大70万円の補助を行う「空き家活動・流通促進事業」制度があります。この制度は上記の項目に加えて、空き家の改修事業や移転事業にもそれぞれ最大50万円の助成金を受け取れるので、空き家に移住したいと考えている人は必見です。

●失敗談やデメリット

藤枝市は、自然と利便性を兼ね備えており、街の賑わいも好き、自然の落ち着きも好きという方にはうってつけの街となっています。

老後にゆっくり生活したい人向け！定年後でも住みやすい地域

(＊1)家賃：2LDK~3DKで比較
(＊2)正社員の県内総求人：189,333件・全国平均所得：351万円

参考：Googleマップ/静岡県公式移住サイトゆとりすと静岡/各市町村公式HP/アットホーム/Indeed/求人ボックス　（2023年10月現在）

移住におすすめの地域【伊東市】

伊東市の位置

●街の魅力

伊東市は、海と森と温泉が魅力のリゾート地として知られています。

そのため、休日には海釣りや山頂からの景色などのレジャーを楽しむことができ、海の幸や農産物を味わうことができます。そして、温泉の施設が充実しており、市民は半額で入れるところも魅力といえますね。

市内は比較的ゆるい傾斜地が多く、商業施設等もある程度揃っているため、老後や子育ての移住先として人気を集めています。

●交通アクセス

東京まで電車で１本で行くことができます。また、沿岸部に主要な道路が１本あり、道路沿いには商業施設が並びますが、そこから離れると交通アクセスは乏しくなります。

●子育て環境

伊東市の支援には、移住者に特化した「転入者の集団型子育て支援事業」があります。これは、移住者の孤立解消を目的として、交流づくりを行うもので、移住者にとっては非常に親切な支援といえます。

また、市内には観光施設やレジャー施設だけでなく、大型の公園等もあるため、お子さんの遊ぶ場所は十分にあるでしょう。

加えて、子供たちに起業体験を行う「伊東こどもビジネス体験塾BIP」や、子育て支援アプリによる情報発信など、伊東市ならではの取り組みも行っています。

●補助金や支援制度

伊東市は、観光地ということもあり、支援内容は充実しているとは言えません。

しかし、特徴的な支援で、10万円以上の住宅リフォームを行う場合、その工事費の10％、上限10万円を助成する「住宅リフォーム振興事業」や空き家バンクのリフォーム代を最大50万円助成する「伊豆市空き家バンク/空き家リフォーム補助金」制度があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

観光地のため、地価や人の多さというデメリットはありますが、ゆったりとリゾート気分を味わいたい方には非常におすすめの地域といえます。

移住におすすめの地域【熱海市】

引用：熱海市観光協会公式サイト

熱海市の位置

●街の魅力

熱海市では、「熱海海上花火大会」をはじめとし、１年を通して様々なイベントが実施されている点が１つの魅力です。また、海水浴やゴルフ、釣りなど自然を感じるアクティビティが多いのも特徴として挙げられます。

加えて、医療機関の数が、人口比で県内トップクラスです。市内には総合病院や診療所、歯科医院などが充実し、24時間対応の病院もあるため、子育て世代や老後には安心の環境といえます。

●交通アクセス

東海道新幹線を利用すれば、東京まで約1時間で到着することができます。そのため、通勤・通学にもおすすめの地域となっています。

●子育て環境

教育については、小学校では学習支援員が配置され、より個人に合わせた指導が行われています。また、ネイティブ英語に触れることを目的として、外国語指導助手が派遣されている点も熱海市ならではの特徴といえます。

また、子育て支援が手厚く、新婚世帯の新居の住居費や引越費用を支援する「新婚新生活支援補助金」や多子世帯やひとり親家庭を対象とした「就学費用助成事業」や「放課後児童クラブ利用料助成事業」などを行なっています。

●補助金や支援制度

子育て世帯にはありがたい、3歳までのお子さんを持つ親に、一部市営駐車場が1日1回に限り、4時間無料となる定期券を交付する制度があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

地方移住したいけど、休日の楽しみは欲しいという方にはピッタリの環境といえます。思いっきり遊んで、熱海温泉で疲れを癒すといった休日を過ごすことができそうです。

移住におすすめの地域【焼津市】

引用：焼津市観光協会公式HP

焼津市の位置

●街の魅力

焼津市は、水資源を起点として発展した、漁業のまちです。そのため、マグロやアジ、サクラエビといった水産物を手頃な価格で購入することができます。

その水産資源を目当てに、1日約１万人が訪れる観光地であるため、商業施設や天然温泉が点在し、船に乗る沖釣りや海沿いのサイクリングなんかも人気の地域となっています。

●交通アクセス

静岡駅までは、電車で13分、車で30分程度で他県へのアクセスは静岡駅とほとんど変わりないといえます。

●子育て環境

小学校1年生の学校生活のサポートを目的として、小学1年生の全学級に1人ずつ「小1サポーター」を配置している他、0歳から18歳（高校生）までの医療費が無料となる医療費助成制度があります。

また、焼津駅の近くには、2021年に新たな子育て支援施設「ターントクルこども館」がオープンし、多くの方々で賑わっています。

●補助金や支援制度

移住者が新居を購入する際に最大100万円を、中古住宅を購入する際に最大60万円を補助する「子育て世帯移住定住応援事業」があります。

また、空き店舗の利活用や改修事業を行う方に対し、最大60万円の補助を行う「中心市街地空き店舗等改修事業費補助事業」「中心市街地空き店舗利活用事業補助金」があります。

▼その他の支援内容の一部

●失敗談やデメリット

海や釣り、海鮮が好きで、海沿いに住みたい！という方には魅力的な環境です。しかし、塩害や津波の危険性もあるので、しっかりと移住前に調べておきましょう。

静岡県くらしの特徴は？

愛知県と神奈川県の間、横に長〜い静岡県は、西部・中部・東部とそれぞれ特徴が異なり住む地域によって生活も違ってくる県です。

西部は有名企業の工場も多く、産業が盛んな浜松市が中心、中部は焼津や清水など漁業が多く、東部は伊豆半島を中心とした観光地が多くあります。

静岡県での移住を検討する方に向けて、エリアごとの暮らしや移住に関する支援情報、失敗しないために知っておいてほしいポイントをまとめています。

静岡県に住んだことがある人に聞きました！ズバリ静岡県をおすすめしたい理由は？

静岡県に1年以上住んだことがある人71人に、静岡暮らしの本音を伺いました*。静岡暮らしの満足度を聞くと約7割の人が「永住したい」もしくは「気に入っている」と回答しました。

中でも最も満足の声が多かったのは「公園や自然の多さ」で、3人に2人が静岡暮らしの良いところとして挙げています。

自然が多く、時間がゆったりと流れている感覚があった。（静岡市在住・30代）

家から富士山が見えるところが好きです。富士山から雪がなくなると夏を感じ、雪が積もれば冬の到来を感じます。富士山を見ると安心します。（裾野市在住・30代）

*2022年12月インターネットによる独自調査：有効回答数71

静岡暮らしの魅力ランキング

静岡に住んだ経験のある方に、静岡暮らしのおすすめポイント・良いところに投票いただきました。結果は以下の通り。

• 1位：公園や自然が多い（62％）
• 2位：天候や気候が過ごしやすい（49％）
• 3位：田舎と都会のバランス感がちょうどいい（38％）
• 4位：人々が温かい（35％）
• 5位：土地が広くのびのびしている（34％）

複数の地域での暮らしの中でも、特に静岡が良かったと静岡愛を語るかたも！

親の都合により引越しが4回目でしたが、周りの人が仲良くしてくれるのが静岡県でした。学校のクラスメートだけではなく、近所の人たち、飲食店などのお店の人たちもです。駐車場から道路に出る際も走っていた車が譲ってくれるのが印象的。
この地域の人たちは優しすぎてびっくりすると両親が言っていたほどです。（富士市・10代）

エリアごとの暮らしの違いとおすすめ自治体

県内でも色々な特色を持った自治体があります。それぞれの違いや実際に暮らす人の声、おすすめの自治体を紹介します。

賑やかな観光地で自然が多いエリア

自然が多く観光地が多い伊豆半島。温泉や海水浴場、また山側に行くと登山など様々なアクティビティが楽しめ、観光客で賑わっている街も多いです。

観光地で独自ビジネスをしたり、自然に囲まれながら暮らしたり、温泉巡りを趣味にしたり…。自由気ままに暮らしたい人に向いています。

【河津町への移住情報】海・山・川に囲まれたスローライフが叶う｜静岡県賀茂郡

【松崎町への移住】住み心地はどう？暮らしの特徴・仕事・支援情報

伊豆周辺は海と山があるのでとても良いところです。近隣では、箱根は山・熱海は海ですが、伊豆地域はどちらもあっていいとこどりなのでおすすめです。（河津町・30代）

なんでも揃う便利な都市エリア

静岡県で人口の多い浜松市や静岡市、また隣接している都市は生活に困らず便利な都市機能が充実しています。新幹線が止まる駅も多いため、出張などにも出やすく働き盛りの20代〜40代世代におすすめです。

静岡県浜松市への移住ってどう？暮らしの特徴を解説

【静岡県湖西市への移住】住み心地や仕事・住まい・支援情報を解説

都会過ぎず田舎過ぎず良い。車社会と言われているが、静岡市内ならだいたいバスで行けるので車が無くても困らない。（静岡市在住・20代）

車で10～20分圏内に浜松駅など主要な駅やデパートがあり利便性が高いです。遊ぶスポットもたくさんでおすすめ。（浜松市・10代）

東京や名古屋に行きやすい。新幹線や高速道路が通っているので、電車でも車でも都心へのアクセスは楽。月に数回なら全然通える。（静岡市在住）

都会で便利だけど雰囲気は田舎の良さあり。買い物する場所も多いし、交通も便利で、おしゃれな飲食店も多くて都会的。でも、住んでいる人含め、全体的な街の印象はあたたかく、地方都市の良さを感じた。（湖西市在住）

都会と田舎のいいとこどり、バランスを求めるなら…

都会と郊外の利点を併せ持っていて、田舎の良さを感じながらも、便利に暮らしたいと考えている人におすすめの自治体です。

静岡市や浜松市など大きな都市の周辺自治体で、子育て環境がよい市町村が多いため、ファミリー層におすすめ。生活に必要なものは市内で、仕事は求人の多い隣の市へなど必要に応じて移動がしやすいのも特徴です。

静岡県吉田町への移住情報・海と川に恵まれ、防災にも力を入れる町

藤枝へ移住したら…ほどよく都会、ほどよく田舎な静岡県藤枝市の特徴と良さ

歩いていける距離に漫画喫茶やコンビニ、スーパーなどがあり生活には困らない。家賃が安かったのに、そこそこ広い家に住めた。（藤枝市・20代）

気候が温暖で過ごしやすく、海と山もあって自然が豊かで子育てが大変しやすく、子どもが遊ぶ場所も多数あり気に入ってます。（富士市・40代）

大自然に囲まれた田舎暮らしがいいなら

静岡県は太平洋沿岸に位置しているので、海が近い市町村が多いです。一方で富士山や大室山など有名な山にも面しています。関東圏からのアクセスも良いので、自然レジャーが多いのも静岡県のいいところ。海にも山にも行ける大自然に囲まれた田舎暮らしができる自治体も多くあります。

静岡県森町への移住情報・森の中の暮らしを楽しむならここ！

【牧之原市への移住】住み心地はどう？暮らしの特徴・仕事・支援情報

自然が多くのびのびしていて、暮らしやすい。かといって、山ばかりとかド田舎という訳じゃないので、車とかの移動手段があれば、特別困る事はありません。永住するつもりです。（袋井市在住・40代）

失敗しないために！静岡県に移住する前に知っておきたい注意点

静岡県に実際に移住した人や住んだ経験のある人からは「ここはもう少し考えておけばよかった」「実際住んでみると違った」という残念な声も。今回アンケートに回答いただいた71名のかたに静岡暮らしの残念なポイントを伺いました。

静岡暮らしのここが残念！ワースト3

• 1位：交通の便が良くない（55％）
• 2位：遊ぶスポットがない（25％）
• 3位：買い物が不便（24％）

ワースト1位の「交通の便」については、都市部以外の場所に暮らす方から「車がないと暮らせない」という声が多数ありました。中心部以外はやはり、車が必須のようです。

基本車がないと生活できません。道が狭いので、運転の初心者は怖いと思います。（富士市・20代）

遊ぶスポットや買い物場所に苦労する地域もあるようです。

欲しいブランドの化粧品の店舗が県内には無いため通販でないと購入することができない。大人になってから遊ぶ場所が少ないと感じている。（静岡市・20代）

温暖なイメージのある静岡県ですが、地域によっては気候に関する悩みや不満も。

基本的には雪が降らず温暖だけど、たまに冬の北風が強い日がありとても寒い。基本的には温暖だからこそ、家の防寒設備はそこまで充実していないので、思ったよりも冬は寒いと感じた。（浜松市在住）

気候は温暖で、冬でも昼間は暖房要らずなのですが、とにかく風が強いです。「遠州のからっ風」といって、洗濯物が物干し竿ごと飛んでいってしまうくらいです。庭に植えたパンジーの苗も、根こそぎ飛んでいきました！（掛川市・20代）

観光地ならではのこんな意見もありました。

熱海市は観光地ということもあって飲食店の値段はとても高く、ほとんど東京と変わらないくらいの物価。また観光シーズンになると道路が混雑してどこに出かけるにも車では時間が読みづらいのが難点。（熱海市・60代）