茨城県の歴史と童謡を学ぶ！北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館でカップルデート

今回『博物館めぐりデート』でご紹介するのは、茨城県北茨城市にある「北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館」です。この施設は、地域の歴史と文化、そして有名な童謡作詞家である野口雨情の生涯と作品を学ぶことができる貴重なスポットです。

「シャボン玉」の懐かしいメロディが来館者を優しく出迎えてくれる北茨城市歴史民俗資料館（野口雨情記念館）。この施設の魅力や特徴、周辺のロケーションについて、主事の沼田華苗さんにお話を伺いました。

野口雨情の偉業と北茨城市の歴史に触れる「北茨城市歴史民俗資料館」

日本三大童謡詩人の一人とされる野口雨情（のぐちうじょう）。北茨城市歴史民俗資料館は、北茨城市の歴史と野口雨情の偉業を学ぶことができるミュージアムです。

野口雨情の像が出迎える広場では、虹色にきらめくシャボン玉が舞い、雨情作詞の童謡が流れています。この幻想的な雰囲気は、記念撮影スポットとしても人気です。

第一展示室では、野口雨情の人柄や作品に触れることができます。雨情が童謡に込めた思いを知ることで、童謡の奥深い世界を体験できます。第二展示室では、北茨城市の歴史や民俗を豊富な資料やパネルで学ぶことができます。

では、主事の沼田さんに北茨城市歴史民俗資料館の魅力を詳しく教えてもらいましょう。

幅広い世代に親しまれる北茨城市歴史民俗資料館の魅力

編集部

エントランス前の広場から童謡が流れ、シャボン玉が立ち上る演出には驚きました！童謡「シャボン玉」で有名な野口雨情記念館ならではですね。

沼田さんから見た北茨城市歴史民俗資料館（野口雨情記念館）の魅力についてお聞かせください。

沼田さん

野口雨情記念館として、館内では野口雨情の作詞した童謡が流れており、様々な年代の人々に楽しんでいただける資料館となっています。

また、野口雨情関連の展示だけでなく、北茨城市の歴史に関する展示も充実しています。平成31年4月にリニューアルオープンした建物で、最新の設備を備えています。海が近いため、外に出ると爽やかな磯の香りを感じられます。

国道6号線沿いに位置しているため、アクセスが容易で見つけやすい場所にあります。

編集部

「シャボン玉」や「赤い靴」などの童謡は、多くの日本人にとって馴染み深い曲ですね。野口雨情の名前は知られていても、具体的にどの曲を作詞したかまで知っている人は少ないかもしれません。

しかし、事前知識がなくても楽しめる雰囲気があるのは、童謡の持つ魅力でしょう。カップルで訪れれば、「え？この曲も野口雨情作詞なんだ！」といった会話が弾むきっかけになりそうです。

北茨城市の歴史資料も充実しており、見応えがありますね。地元の歴史を学ぶ機会は意外と少ないので、この土地への理解がより深まりそうです。

リニューアルされた施設はとても清潔で、快適に見学できる環境だと感じました。磯の香りも爽やかで、心地よい体験ができそうですね。

野口雨情と北茨城市の歴史を学ぶ充実した展示内容

編集部

展示物について教えてください。

沼田さん

第一展示室に野口雨情に関する展示、第二展示室に当市の歴史に関する展示をしております。

定期的に展示替えを行なっており、特別展も開催しています。展示の予定は公式ページから確認できますので、ぜひご覧ください。

編集部

第二展示室で展示されている資料のうち、特におすすめの資料があれば教えてください。

沼田さん

十石堀がおすすめの展示です。十石堀は2019年9月4日に世界かんがい施設遺産に登録された北茨城市の遺産です。

十石堀は1669年に完成しました。北茨城市の農民が発案し、自分たちの手で作った用水路です。開削から350年経った現在も、建設当時の姿のまま利用されており、市民からも注目されています。

編集部

オンラインで展示物などを紹介されているものはありますか？

沼田さん

北茨城市観光協会公式YouTube「おいでよ!北茨城市観光協会」で当館のPR動画が見られます。

編集部

拝見しました。北茨城市歴史民俗資料館の展示内容がコンパクトにまとめられていますね。施設の雰囲気がよく伝わってきました。

3分程度の動画なので、来館前の下見として視聴するのにちょうどいいですね。

カップルに人気の記念撮影スポット：野口雨情の像とシャボン玉演出

編集部

沼田さんイチオシのデートスポットなどはありますか？

沼田さん

当館の敷地内にある野口雨情の像の前を歩いていただくと、雨情作詞の童謡とシャボン玉が流れます。これは多くのお客様に人気で、毎日のように写真や動画を撮影される方がいらっしゃいます。

晴れの日にご来館いただくと、シャボン玉がより美しく見えるのでおすすめです。雨の日はシャボン玉が雨の重さで地面に落ちてしまうためです。

また、資料館の裏手にある海の堤防の上を二人で散歩するのもおすすめです。太平洋の浜辺の絶景を楽しむことができます。

編集部

館内で撮影することはできますか？

沼田さん

個別の展示物の撮影は禁止されています。また、当事者以外の人物の撮影もご遠慮いただいております。先ほど申し上げた、野口雨情のシャボン玉がでる像や入り口の可愛らしい童画の前で記念撮影をお楽しみください。

デートの思い出に最適：人気のガラス製品と五浦コーヒー

編集部

こちらのミュージアムショップは色んなグッズがあって、可愛らしい印象ですね。人気の商品はどれでしょうか？

沼田さん

ガラス工房シリカのガラス製品などが人気です。サザコーヒーと茨城大学のコラボ商品である五浦コーヒーも同じく人気です。ガラス製品は繊細な美しさがあり、五浦コーヒーは地元の味を楽しめると好評です。

編集部

デートの記念としてペアグラスを購入するのも素敵ですね。五浦コーヒーは岡倉天心にちなんだネーミングで、北茨城市を代表するお土産としても人気があるようです。

北茨城市歴史民俗資料館周辺のおすすめデートスポット

出典：北茨城市観光協会ホームページ

編集部

北茨城市歴史民俗資料館の近くでおすすめの観光スポットは何かありますか？

沼田さん

野口雨情生家、天心記念五浦美術館、六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所)、吉田松陰遊歴の碑のある公園（「としまや月浜の湯」という旅館の隣にある公園）などがおすすめです。野口雨情生家には資料館もあり、童謡「七つの子」や「シャボン玉」の作詞者として知られる野口雨情について詳しく学べます。

そのほかにも魅力的な場所が多数あります。デートプランを組む際は、当市で発行した「るるぶ北茨城市」を参考にしていただくと、より充実したプランが立てられると思います。

来館者の声：北茨城市歴史民俗資料館の評判と反応

編集部

どのような方が来館されていますか？また資料館を見た後の反応はどうでしょうか。

沼田さん

来館者については、家族連れやカップル、またシニアの方のご利用が多いですね。特に野口雨情の像の前で、シャボン玉が飛んで童謡が流れる演出を見て、楽しそうな表情を浮かべる方を見ると嬉しいです。多くの方が、童心に返ったような笑顔を見せてくださいます。

編集部

幅広い世代に親しまれている資料館だということが伝わってきます。シャボン玉と童謡の演出は、思わずワクワクしてしまいそうですね。写真撮影にも適していそうです。

北茨城市歴史民俗資料館の入館料と割引情報

	料金
一般	320円
団体	260円（大人） 80円（学生）
65歳以上	200円（市外） 無料（市内）
高校生・大学生	100円
中学生以下	無料

※障害者手帳などをお持ちの方は本人のみ無料

沼田さん

以下に該当する方は団体料金が適用されます。

• 茨城県天心記念五浦美術館、六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所)、よう・そろーの半券をお持ちの方
• いばらきキッズカード、芸文友の会割引優待券、JTBえらべる倶楽部、JAF、ハッピーエールサポートをお持ちの方

料金や割引に関する詳細な情報は、当館の公式ホームページでご確認いただけます。ご来館の際は、お手持ちの割引券や会員証をお忘れなくお持ちください。

北茨城市歴史民俗資料館利用時の注意点とマナー

編集部

これから来館するにあたって、マナーや服装など気をつけることはありますか？

沼田さん

特に厳しい規則はありませんが、他の来館者への配慮として、静かな声で話していただけると幸いです。

服装については特に制限はなく、カジュアルな装いでいらっしゃる方も多くいらっしゃいます。ただし、展示物を見学しやすい動きやすい服装をお勧めします。

編集部

他の来館者への配慮が大切なんですね。混雑時を考えると、大きな荷物は控えめにするのも良いかもしれません。

服装はカジュアルで構わないようですが、歴史民俗資料館という場所柄を考慮すると、あまり華美な服装は避けた方が良さそうですね。

カップルへのメッセージ：思い出作りの場としての北茨城市歴史民俗資料館

沼田さん

当館が、カップルの皆様の幸せや思い出作りにお役立てできれば大変嬉しく思います。野口雨情記念館は、恋人同士の絆を深める素敵な場所になると信じています。

北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館の基本情報とアクセス

住所	〒319-1541 茨城県北茨城市磯原町磯原130-1
電話番号	0293-43-4160
開館時間	9:00～16:30（入館は16:00まで）
公式サイト	https://www.ujokinenkan.jp/
予約方法	20名以上の団体客は事前予約が必要。 個人や少人数のグループは予約不要
食事処	なし
イベント	特になし
比較的空いている時間帯	平日