日本ラジオ博物館で100年の放送史を巡るノスタルジックデート|長野・松本

この記事では、長野県松本市にある「日本ラジオ博物館」を訪ねて、貴重な展示品に囲まれてノスタルジックなひと時を過ごし、地元の魅力にあふれる周辺スポットも巡るデートプランを紹介します。

日本ラジオ博物館は、国内では希少なラジオ専門の展示施設です。クラシカルな建物は、明治期のお屋敷の土蔵をリニューアルしたもので、レトロな展示品とともに、温かみのある雰囲気を醸し出しています。

信州の美しい自然の中で、昔懐かしい雰囲気を味わいたいカップルには、ぴったりのデートコースになるでしょう。松本市周辺でのデートを計画しているカップルは、ぜひ参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いている年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:レトロな空間が好き、歴史・文化に興味がある、自然が好き
どんなデート?:アンティークラジオ、放送文化、ドライブ、日本アルプス、洋食、老舗

概要:日本ラジオ博物館と松本の魅力を楽しむレトロデートプラン

今回のデートでは、「日本ラジオ博物館」で放送の歴史に沿って展示される約200点のクラシカルなラジオを間近で楽しみ、地元の魅力あるスポットも巡るプランを紹介します。

今回のデートのメイン
日本ラジオ博物館
周辺のデートスポット
・松本市立考古博物館
・あがたの森公園
ランチにおすすめのお店
ベル・リヴィエール
(あがたの森公園内の飲食施設を利用)

日本ラジオ博物館へは、「アルプス展望しののめのみち」をドライブしながら向かいましょう。日本アルプスと松本平(松本盆地)の絶景を楽しみながら、途中で「松本市立考古博物館」に立ち寄るのもおすすめです。

日本ラジオ博物館では、1950年代製の真空管ラジオから現代のラジオまで、様々な時代のラジオから放送が流れています。カーラジオやヘッドホンとは異なる、独特の温かみのある音色に包まれた空間を楽しめます。

運が良ければ、祖父の書斎にあったような懐かしいモデルと出会えるかもしれません。

日本ラジオ博物館の開館時間は土日祝日の12:00~16:00です。入館前にランチを済ませるのがおすすめで、あがたの森公園内にある老舗洋食店「ベル・リヴィエール」の人気メニュー、ビーフシチューがおすすめです。

ここからは、今回のデートのメインスポットとなる「日本ラジオ博物館」について、詳しく見ていきます。

日本ラジオ博物館で体験する100年の放送文化

「日本ラジオ博物館」で収蔵されるキャラバン国防受信機DM-470型

長野県松本市の中心部に位置する「日本ラジオ博物館」は、アクセスが便利です。車でお越しの場合は、長野自動車道の松本IC、塩尻北IC、または塩尻ICから20~25分程度で到着できます。公共交通機関をご利用の方は、JR松本駅で下車し、レンタサイクルやバスを利用して訪れることができます。

博物館には2,000点を超える収蔵品がありますが、展示スペースの制約により常時展示されているのは約200点です。ラジオの歴史だけでなく、レコード、カセットテープ、携帯音楽プレーヤーに至るまでの音楽メディアの変遷も同時に学ぶことができます。

今回は、「日本ラジオ博物館」の館長を務める岡部さんにインタビューを行い、博物館の特徴や魅力についてお話を伺いました。

年1回の企画展と100年にわたるラジオ・テレビの展示

「日本ラジオ博物館」1階の受付付近の様子
▲1階の受付。常設展のガイドブック(500円/冊)も販売中

編集部

今回初めて伺いましたが、ノスタルジックなラジオ受信機やテレビ受像機の数々が展示されていて、圧巻の眺めです。国内で、これほどのコレクションを見学できる施設は、ほとんど見かけませんね。最初に、「日本ラジオ博物館」の常設のメイン展示について、ご紹介をお願いします。

岡部さん

日本でラジオ放送が始まって、100年近くが経ちました。当館では、日本でラジオ放送が始まった大正期から、20世紀末(1900年代末・平成11年ころ)までのラジオを中心に展示しています。

「日本ラジオ博物館」内で展示される戦前のラジオの数々
▲戦前のクラシカルなラジオの数々。さすがに、これらを見たことがある方はまずいない

さらに、戦後に放送が始まり普及したテレビやステレオ、高度成長期に普及した家電なども加えて、合計200点ほどを展示中です。これらの展示品を通じて、日本の放送と家電の歴史を体感していただけます。

「日本ラジオ博物館」内で展示される戦後高度成長期のラジオ・テレビの数々(その1)
▲戦後高度成長期に出回ったラジオ・テレビの数々

「日本ラジオ博物館」内で展示される戦後高度成長期のラジオ・テレビの数々(その2)
▲こちらも、戦後高度成長期のラジオ・テレビ。1970年代以降のモデルなら、昔おじいちゃんの家で見かけた方も多いでしょう

「日本ラジオ博物館」内で展示される1970~80年代のラジオ・テレビ・ラジカセ類
▲1970~80年代に出回ったラジオ・テレビ・ラジカセ類

編集部

30代以上のカップルならば、子供時代にどこかで見かけたモデルがあるかもしれませんね。日本ラジオ博物館では、企画展も開催されているのでしょうか?

岡部さん

年間を通じて、1つのテーマを決めて企画展を開催しています。現在(2022年9月取材時)は「ラジオのはじまり」と題した企画展を開催中で、ラジオ放送以前の、人類が電波を使い始めた20世紀初めの無線機を中心に展示しています。

過去に評判がよかった企画展には、「ラジオのデザイン」や「1980年代という時代」、「ラジオと戦争」、「ラジオ少年の時代」などがありました。これらの企画展を通じて、ラジオの多面的な魅力や歴史的意義を伝えています。

「日本ラジオ博物館」内で展示される企画展関連ラジオや雑誌
▲企画展の一例。レトロな雑誌類も展示されています

編集部

企画展「ラジオのはじまり」は、今年(2022年)の12月11日(日)(※終了しています)までの開催と耳にしています。歴史や放送文化に興味があるカップルは、この機会を逃すともったいないですね。20世紀初めの無線機の展示は、日本の近代化や技術発展を感じられる貴重な機会だと思います。

進化する常設展示とスタッフによる丁寧な解説

「日本ラジオ博物館」内で展示される日本初のステレオセット
▲日本初のステレオセット。当時は最高級の贅沢品で、その大きさにも驚かされます。

編集部

カップルが「日本ラジオ博物館」を見学する際、館内ではどのような体験ができますか?

岡部さん

1950年代製造の真空管ラジオから、現代のラジオ放送が流れています。大型スピーカーから流れる音色は、小型ラジオやイヤホンでは味わえない豊かな音質を楽しめます。

また、手回し蓄音機や電気蓄音機でSPレコード(※1)を聴くこともできます。興味がある方は、ぜひスタッフにお声がけください。小規模な施設ですので、できる限り丁寧にご説明いたします。
(※1)Standard Playing Recordの略。1分間に78回転で、直径25および30cmが標準。片面の録音時間は約5分。

じっくり見学するのも良いですが、スタッフとコミュニケーションを取ることで、より充実した時間を過ごせると思います。

「日本ラジオ博物館」の館長・岡部匡伸氏の肖像写真
▲インタビューに応じていただいた館長の岡部さん。時間が許せば、様々な興味深い話を聞くことができます。

編集部

館内で気軽に質問できるのは、ラジオに詳しくない方にとって魅力的ですね。展示品に関する説明があると、より印象に残り理解しやすくなります。

ところで、この建物は実際に古い土蔵を使用しているのでしょうか?

岡部さん

明治期の屋敷の土蔵をリニューアルして使っています。展示品だけでなく、古い蔵の雰囲気もお楽しみいただけます。土蔵の特性上、温度変化が少ないため、年間を通して快適な環境です。

編集部

土蔵の外観は非常に印象的ですね。写真好きのカップルなら、インスタ映えする一枚が撮れそうです。

季節や時期によって、日本ラジオ博物館の楽しみ方に違いはありますか?

岡部さん

毎年テーマを変える企画展を開催しており、常設展示も少しずつ内容をリニューアルしています。最新情報は公式Twitterやブログでお知らせしていますので、定期的にチェックしてみてください。

>>公式X(旧Twitter)
>>公式ブログ

なお、信州の厳しい冬に備えて、毎年12月中旬~3月初旬までは冬季休館としています。

編集部

クラシックなラジオや放送文化に興味を持ったカップルなら、時期を変えて複数回訪れることで、より深く楽しめそうですね。

開館・休館スケジュールは、公式サイトのトップページで確認できるということですね。

>>公式サイト・トップページ

昭和の家電から名機ラジオラまで:見逃せない展示品

「日本ラジオ博物館」で収蔵されるRCAVictorModel12X
▲録音した玉音放送を、昭和天皇自らお聴きになったと伝わる米国製ラジオ(同モデル)

編集部

岡部さんの目から見て、「日本ラジオ博物館」の最大の見どころはどこになりますか?

岡部さん

ラジオやテレビは、一般の家電製品とは異なります。冷蔵庫や電子レンジと違い、「放送番組」があって初めて意味を持ちます。そのため、古いラジオやテレビは、当時の「番組」の記憶と密接に結びついています。

例えば、「玉音放送」が流れた昭和20年(1945年)8月15日のラジオや、昭和34年(1959年)4月10日の皇太子殿下(現在の上皇陛下)ご成婚パレードを見るために購入された白黒テレビなどが挙げられます。

岡部さん

ラジオやテレビの歴史は、技術史、メディア史、現代史、経済など、多様な視点から学べる奥深さがあります。この深さを展示で表現するため、関連する家電や音響機器なども併せて展示しています。

「日本ラジオ博物館」で展示される高度成長期の白物家電類
▲高度成長期・1960年代に普及した白物家電。祖父母や両親にこの写真を見せると懐かしむかもしれません

編集部

なるほど、展示されているラジオ1つを取っても多面的な捉え方ができ、全体の流れの中で紹介していることが日本ラジオ博物館の魅力であり、最大の見どころなのですね。

岡部さんが特にお好きな展示やコレクションがありましたら、ぜひ教えてください。

岡部さん

第1展示室に入って中央に展示してある、1924年製造の米国製大型ラジオ「ラジオラ・スーパーヘテロダイン」は、一番のお気に入りかもしれません。

日本でラジオ放送が始まった大正14年ころ(1925年ころ)に輸入されました。当時は家が建つほどの価格で販売された名機です。ラジオ草創期を代表する機種であり、大切に展示しています。

「日本ラジオ博物館」で展示される米国製大型ラジオ「ラジオラ・スーパーヘテロダイン」
▲100年近く前の米国製大型ラジオ「ラジオラ・スーパーヘテロダイン」圧倒的な存在感!

編集部

先ほど拝見しましたが、堂々たる存在感の大型ラジオで、一緒に記念撮影を撮りたくなりました。当時購入したご家庭では、日本でも米国でも、家宝のように大切にされたのではないでしょうか。

インスタ映えする土蔵とラジオからiPodまでの音楽メディア史

「日本ラジオ博物館」で収蔵される放送局型123号(臨時許容)型受信機

編集部

デートの一環で「日本ラジオ博物館」に来館するカップルには、どんなことを感じ、学んで欲しいでしょうか?

岡部さん

ラジオの形態や、その位置付けは、時代とともに変わってきました。それでも、100年ほど前に始まったAMラジオ放送は、今でも同じ形で放送されています。

ラジオ放送が始まったばかりの頃、人々は初めて聞くスポーツ中継や、演芸番組に夢中になりました。第二次大戦中は、人々はラジオを聴いて戦況を知り、空襲警報で命を守っていました。

ラジオは機械としての側面だけでなく、「番組」というメディアが表現するコンテンツを伝える手段として、私たちの記憶に残ります。戦後は民間放送が始まり、テレビ放送も加わって、メディアの多様化が進みました。

当館ではラジオとともに、レコードからカセットテープ、iPodに至る音楽メディアの歴史も並行して展示しています。現在はスマートフォンがメインのメディアかもしれませんが、ここに至る長い歴史を感じ取っていただけたら幸いです。

編集部

カップルで来館する方の割合は、岡部さんの感覚でどの程度だと思われますか?

岡部さん

きちんと分析したわけではありませんが、5割くらいかと思います。年配のご夫婦が多い印象ですね。若い世代のカップルの場合は、男性がこういったものが好きで、彼女を連れて来る傾向にあります。

編集部

ちなみに、デート中のカップルがくつろげるスポットや、記念写真を撮るのに適したスポットはありますか?

岡部さん

当館の深めの軒下に、ベンチをご用意しました。ちょっとした休憩や、語らいにお使いください。信州・松本地方伝統のお屋敷(個人宅で見学不可)と、当館の土蔵が建つ広々とした敷地は、写真を撮っても絵になりますよ。

「日本ラジオ博物館」のエントランス付近外観
▲明治期の土蔵を再利用した建物は、クラシカルな魅力にあふれる

編集部

松本市内の中町通りには、クラシカルな土蔵が多く残されて、お洒落なお店も多く営業していますね。レトロな建物が好きなカップルは、日本ラジオ博物館を見学する前後に足を運んでみるのもいいかもしれません。

>>松本市公式観光情報「中町通り」

来館者の声:日本ラジオ博物館の評判と感想

「日本ラジオ博物館」に収蔵されているビクターJT-5型テーブルエレクトロ―ラ

編集部

「日本ラジオ博物館」を訪れた方々から、よく聞かれる感想や、よく見られる反応について教えていただけますか?

岡部さん

「楽しかった!」という感想をよくいただき、スタッフ一同大変うれしく思っています。来館者の方々とお話しする機会があると、時代背景や社会情勢についても詳しくご説明でき、より深く満足していただけているように感じます。

放送局やメディア関連企業にお勤めの方、研究者の方も多く来館されますが、そういった専門家の方々からも高い評価をいただいています。プロの方から昔を懐かしむ一般の方まで、幅広い層の方々に楽しんでいただけていると実感しています。

編集部

ラジオや放送についての予備知識があまりないカップルでも、デートの一環として十分に楽しめる展示内容だと感じました。普段とは少し違った週末を過ごしたいカップルにも、ぴったりのスポットだと言えますね。

口コミ:「解説が楽しい!」「充実したコレクションに驚き!」の声も多数

編集部では、今回のインタビュー取材に先立ち、日本ラジオ博物館についてWeb上でリサーチを行いました。デート利用の参考になりそうな口コミ・評価をいくつか要約して紹介します。

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音響機器メーカーご出身の館長さんのお話が楽しく、とても興味深い内容でした。
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豊富な展示品と楽しい解説があり、1時間では見学時間が足りないほどでした。
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昔懐かしいラジオ製品たちに再会できて、大変感動しました。

見学された方のほとんどが満足されている印象でした。館長の岡部さんのファンも多く、お話を楽しみにされている方も多いようです。デートで初めて訪れても、ラジオの歴史や技術について学びながら、充実した時間を過ごせると感じました。

カップルへ:日本ラジオ博物館からのおすすめポイント

「日本ラジオ博物館」に収蔵されているシルバーライン2590A型受信機

編集部

最後になりますが、デートの一環で「日本ラジオ博物館」を訪ねようとしているカップルに向けて、メッセージをお願いします。

岡部さん

若い世代のカップルにとっては、ほとんどの展示品が生まれる前の製品かもしれません。現代のラジオからは想像もつかない、戦前の重厚な機械に触れてみてください。

ご両親が若い頃に使っていたり、祖父母の家で見かけたりするような、1970年代以降のちょっと懐かしいAV機器や家電の展示をきっかけに、子供の頃の思い出が蘇るかもしれません。

「これうちにあった!」などといった会話から、お互いの生い立ちの様子などが分かり、楽しめるのではないでしょうか。

岡部さん

ただ、「これ生まれた年のだ!」などと不用意な発言をすると、秘密にしていた年齢がばれてしまうことがあるので、気を付けてくださいね(笑)。

カップルのどちらかが、オーディオや無線の愛好家だと、展示品に夢中になり、スタッフとの会話も弾みすぎて、パートナーの方を置き去りにしてしまうかもしれません。

そんな際には、「こんなものを与えておけば満足する可愛らしい人だな」とでも思って、ぜひ温かく見守ってあげてください(笑)。

編集部

岡部さん、本日はお忙しい中お時間を作っていただき、大変ありがとうございました。

日本ラジオ博物館:アクセス・営業時間・料金などの基本情報

住所 〒390-0821
長野県松本市筑摩3-10-1
電話番号 0263-27-2535
※開館時間内のみ対応可能です
アクセス 【車】
(長野自動車道)松本IC/塩尻北ICより約25分
※松本IC/塩尻北ICからは距離が近いですが、渋滞しやすい傾向があります
(長野自動車道)塩尻ICより約22分
※東京・名古屋方面からの場合、塩尻ICより「アルプス展望しののめのみち」経由でのアクセスがおすすめです。景観を楽しめる上、渋滞も少ないです
【公共交通機関】
(JR中央本線・大糸線・篠ノ井線、松本電鉄上高地線)松本駅下車・東口(お城口)から松本周遊バス「タウンスニーカー南回り」利用、西筑摩バス停下車・徒歩約7分
※徒歩で約25分かかるため推奨しません。レンタサイクルを利用される方も多いです
駐車場 無料駐車場あり
※普通車3台分のスペースがあります
開館時間 12:00~16:00
※最終入館受付は15:45までです
※土日祝日のみ開館しています
※GW期間・お盆休み期間(8/10~16)は臨時開館します
休館日 毎週月曜日~金曜日
※毎年12月中旬~3月中旬までは冬季休館となります(具体的な日程は公式サイト等で要確認)
入館料 (大人)一人500円
(15歳以下)一人200円
(小学生以下)無料
※障がい者手帳をお持ちの方は、(大人)一人200円・(15歳以下)無料となります(付き添い者も同様)
売店・飲食施設 なし
※受付にて、常設展のガイドブック(500円/冊)を販売しています
平均滞在時間 40~60分程度
※展示物について話が弾むと、さらに長くなる傾向があります
空いている時間帯 混み合うことは少ないです
※開館日が少なく、開館時間も短いため、時間に余裕を持っての来館をおすすめします
公式サイト https://www.japanradiomuseum.com/
公式SNS 公式X(旧Twitter)

※最新の情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示となっています。

日本ラジオ博物館周辺:おすすめのデートスポット3選

ここからは、「日本ラジオ博物館」を見学する前後に立ち寄りたい、近隣のおすすめスポットを紹介します。ランチデートにぴったりのお店や、信州・松本ならではの魅力的な公園もあるので、ぜひチェックしてみてください。

日本ラジオ博物館の開館日は土日祝日のみが基本で、開館時間も12:00~16:00と限られています。そのため、周辺のデートスポットと組み合わせて巡ることで、カップルで充実した一日を過ごすことができます。博物館見学の前後に、松本の魅力を存分に楽しんでみましょう。

周辺のおすすめデートスポット

絶景ドライブと歴史探訪:しののめのみちと松本市立考古博物館

日本ラジオ博物館へ向かう際は、「アルプス展望しののめのみち」をドライブするのがおすすめです。日本アルプスと松本平の絶景を楽しみながら、途中にある「松本市立考古博物館」に立ち寄ることができます。

この博物館では、松本市内で出土した縄文時代から古墳時代までの考古資料を展示しています。特に、県宝に指定されている美しい冠(かんむり)は見逃せません。比較的小規模な施設ですが、豊富な展示資料が魅力となっています。

ミュージアムショップも併設されており、勾玉作り体験や火起こし体験なども定期的に実施しています。歴史に詳しくないカップルでも、純粋なデートスポットとして楽しむことができるでしょう。

公式URL:松本市立考古博物館

文化の香り漂う「あがたの森公園」:レトロな校舎と日本庭園

日本ラジオ博物館から車で数分の「あがたの森公園」は、大正期に植えられたヒマラヤスギの並木と、池を中心とした日本庭園、そして残された旧制松本高校のレトロな校舎が特徴的なデートスポットです。

広さ約6ヘクタールの街中の公園で、コンパクトながら文化の香りが漂い、信州・松本の魅力を感じられます。園内の「芝生広場」は、カップルでのんびりとくつろぐのに最適な場所です。

「旧制松本高等学校記念館内」には、名門の松本ホテル花月直営の喫茶室「あがたの森ティールーム」があり、デート利用におすすめです。落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとランチやお茶を楽しめます。営業日が限られているため、事前に確認して計画を立てることをおすすめします。

参考URL:松本市公式観光情報「あがたの森公園」

あがたの森ティールーム公式Instagram

松本の老舗洋食店「ベル・リヴィエール」で味わう信州の味

日本ラジオ博物館から車で5分ほどの千鹿頭池のほとりに建つ「ベル・リヴィエール」は、信州・松本を代表する洋食レストランです。特別な日に少しお洒落をして訪れるのにふさわしいお店です。

特にランチメニューのコストパフォーマンスが高く、地元の食通も多く通う名店として知られています。長年人気を集めているメニューは、黒毛和牛をじっくり煮込んだ「特製ビーフシチュー」です。セットメニューで税込2,200円という驚きの価格で提供されています。

料理の美味しさはもちろんのこと、スタッフの丁寧な対応や上質な客層も、このお店の魅力的な雰囲気を作り出しています。記念日や感謝の気持ちを伝える食事会など、特別な機会に最適なレストランです。

公式URL:レストラン ベル・リヴィエール

まとめ:日本ラジオ博物館を中心に巡る松本レトロデートプラン

「日本ラジオ博物館」に収蔵されているビクターJRE-50型2A5s5球スーパー付卓上電蓄

この記事では、長野県松本市にある「日本ラジオ博物館」を中心としたデートプランを紹介しました。クラシカルなラジオや家電製品の見学だけでなく、松本市の地元ならではの魅力的なスポットも巡るプランとなっています。

館内では、子供の頃におじいちゃんの書斎や田舎の親戚の家で見かけたような重厚なラジオを見つけることができます。そういった懐かしい展示品を前に、二人で思い出話に花を咲かせることができるでしょう。また、ちょっと知的な雰囲気を楽しみたい気分の時にもぴったりのスポットです。

ラジオや放送の歴史に詳しくない二人でも、親切で楽しい解説をしてくれる館長さんのお話や、数多くのレトロな展示品を通じて十分に満足できると思います。松本市周辺でデートを計画しているカップルの皆さまにとって、参考になれば幸いです。