本牧神社の神前式:海と歴史が香る横浜らしいオリジナルウェディング
この記事では、本牧神社での結婚式について詳しく解説しています。
神奈川県横浜市にある本牧神社は、毎年「お馬流し」というお祭りが大変な賑わいを見せる神社として知られています。
「お馬流し」は本牧漁港から氏子たちが祭礼船を繰り出し、町中の災厄を海に流すという、貿易港として栄える横浜らしい伝統的なお祭りです。
本牧神社の神前式は、結婚式のプランニングも依頼できる点が大きな魅力です。神前結婚式で理想のプランを実現したいという方は、ぜひ最後までこの記事をお読みください。
本牧の歴史と共に歩む本牧神社:横浜らしさ溢れる神前式の魅力
神奈川県横浜市にある本牧神社は、JR根岸駅から車で約10分、三の谷バス停から徒歩約3分の場所に位置し、アクセスが非常に便利な神社です。約30台収容可能な駐車場も完備されているため、車での参拝も容易です。
本牧神社では、伝統的な神前結婚式を執り行うことができます。特に緑豊かな神社の境内を花嫁衣装で歩く「参進」は、厳粛かつ華やかな儀式として人気があります。
今回は、本牧神社で結婚式の介添えを担当する巫女の鈴木あすかさんに、神社での挙式について詳しくお話を伺いました。
アクセス抜群:横浜中心部から10分の開放的な本牧神社
インタビュアー
本牧神社が、どのような神社か教えてください。
巫女
横浜の中心部から車で10分程という好立地にありながら、開放的で見晴らしの良い、季節の花々や緑に恵まれた気持ちの良いお社です。
比較的新しく綺麗な境内ではありますが歴史は古く、伝記によると、源頼朝公が鎌倉幕府を開いた建久2年(1192年)に、鬼門(北東の方角)守護を祈念して平安時代から存在する神殿に朱塗りの厨子を奉納したとされています。
インタビュアー
たしか本牧では海の埋め立てが進み、本牧神社も今の場所に移られたのですよね?
巫女
はい、その通りです。本牧神社はかつて本牧岬先端の出島に鎮座し、巨古木が生い茂り、波が打ち寄せる風光明媚なお社でした。しかし戦後の米軍による土地接収の影響を受け、また周囲の海が埋め立てられたこともあり、現在の場所に移転することになりました。
境内を失っている間も、氏子の皆様には仮の境内をお貸しいただいたり、「お馬流し」という特殊神事を絶やさずに継承するためにご協力いただくなど(本年で455回目となります)、常に厚い崇敬をお寄せいただきました。
このような経緯から、本牧神社は歴史的にも精神的にも、横浜・本牧とともに歩んできた神社といえるでしょう。
インタビュアー
お話を聞いているだけでも、古い歴史があることが伝わってきました。横浜・本牧の人々にとって、海とともに本牧神社が心のよりどころになってきたのでしょう。
縁結びの熊野速玉社と三渓園:横浜ならではの見どころ
引用:三渓園公式サイト
インタビュアー
本牧神社を訪れた際の見どころや、おすすめを教えてください。
巫女
熊野速玉社はいかがでしょうか?横浜では数少ない、縁結びを司るお社でございます。和歌山県の熊野速玉大社から分祀戴いているお末社です。お参りの際には、傍らにある縁の木を右回りに3度回ってみてください。右回りで縁結びの御利益があるとされています。
巫女
また、本牧といえば三溪園も有名です。神社から徒歩15分ほどの場所にあり、広大な日本庭園には貴重な植物や歴史的建築物が多数あり、見応えがあります。お参りの前後に、ゆったりと散策されるのもおすすめです。四季折々の景色を楽しむことができ、特に桜や紅葉の季節は美しいです。
インタビュアー
三渓園は、本当に見ごとな日本庭園ですね。本牧神社を中心に、丸一日かけて巡り歩くのも楽しそうです。縁結びの神様にお参りした後、友人と一緒に三溪園を散策するのも素敵な一日になりそうですね。
本牧神社の神前式:プランナーと創るオーダーメイドウェディング
プランナーとの協創:本牧神社のカスタマイズ可能な神前式
インタビュアー
本牧神社で神前式を行うようになったのは、いつ頃からですか?きっかけなどもあれば、教えてください。
巫女
当社はこれまでずっと結婚式のご奉仕を行っておりましたが、以前は希望される方がいればお受けするという受け身の姿勢でした。
結婚式への取り組み方を見直すきっかけとなったのは、約5年前に地元のウェディングプランナーと交流を持ったことです。
巫女
プランナーとのヒアリングや意見交換を通じて、"おふたりの理想をカタチに出来る式"というコンセプトを掲げました。そして、衣装、ヘアメイク、披露宴会場、それらに対するアテンドなど、結婚式に関わる要素を総合的にご提案するプランを作成しました。
インタビュアー
挙式自体は神社にお任せできても、衣装などは各自で手配しなければいけない神社が多いのが現状です。そのため、「ヘアメイクはどうしよう」「披露宴はどこで行おう」と悩む方も少なくありません。
神社から結婚式に関するすべての要素をご提案いただけるのは、新郎新婦にとってとても心強いですね。
神前式の魅力:祝詞と参進が織りなす厳かな誓いの瞬間
インタビュアー
他の形式の結婚式と比べて、神前式の良さはどんな点でしょうか?
巫女
大きな違いは、神様の前で実際に結婚の誓いを立てることです。祝詞によって二人の末永い幸せを祈願することは神前結婚式ならではの特徴です。
また、当社の魅力として、緑豊かで開放感のある境内を、心を正して神前に進む「参進」の儀式があります。これは、新郎新婦にとって思い出深い経験となります。
インタビュアー
境内を新婦が白無垢姿で歩むのは、厳かでありながら華やかな雰囲気もある素晴らしい光景ですね。参列者の皆さんにとっても、忘れられない思い出になりそうです。
本牧神社の神前式:35〜45分で執り行う厳かな儀式の詳細
インタビュアー
神前式では、実際にどのようなことを行うのでしょうか。
巫女
挙式時間は、ご参列の人数や親族紹介の有無で若干の違いがありますが、おおよそ35分から45分ほどです。
新郎新婦様が斎館へお入りになられましたら、担当神職が簡単に式の流れを説明し、誓詞におふたりの御署名を入れていただきます。
手水でお清めの後、定刻になりましたら斎館より拝殿へ参進します。その後の流れは以下のようになります。
次、 祝詞奏上
次、 巫女舞奉納
次、 誓いの盃
次、 誓いの言葉
次、 指輪の交換
次、 新郎・新婦玉串拝礼
次、 媒酌人御夫妻玉串拝礼
次、 親族固めの盃
誓いの盃(三々九度)を酌み交わすことで、この時におふたりは真の意味での家族となられます。
そのあとに誓いの言葉(誓詞)を奉読して神様にお誓い致します。玉串拝礼においては、
インタビュアー
儀式が多いように感じますが、担当の方から式の流れを教えて頂けるので安心ですね。
巫女
おそばに神職がついてアドバイスしますのでご安心ください。
インタビュアー
巫女さんの舞も、あるのですね!
巫女
はい。当社の挙式では雅楽を演奏し、巫女が舞を奉納いたします。おふたりが仲むつまじく、幸せな結婚生活となりますよう心をこめて舞を奉納させていただいております。
インタビュアー
粛々と進む神前結婚式は、身が引き締まりそうですね。巫女さんの舞も、きっと美しく可憐なことでしょう。
挙式カップルの声:丁寧な対応と本格的な神前式への高評価
インタビュアー
挙式されたご夫婦からは、どのような感想が多いですか?
巫女
プランニングからお受けすることが多く「要望を聞いてくれて、すごく丁寧にやって下さった」という感想が多いです。どちらかと言えば披露宴よりも神前式そのものを大切にしたい方々に喜ばれています。
インタビュアー
厳かで古式ゆかしい神前結婚式は、特にご両親や祖父母など身内の方々には感無量だと思います。いろいろな希望も聞いていただけるとのことなので、まずはご相談してみるのがいいですね。
本牧神社の神前式Q&A:予約システムから衣装選びまで徹底解説
柔軟な予約システム:本牧神社の神前式はいつでも相談可能
巫女
当社では随時予約を承っております。ご希望の日時をお知らせいただければ、すぐにでも日程調整をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
インタビュアー
ご相談は電話やメールでも受け付けているのでしょうか?
巫女
はい、電話かメールでご希望の日取りをお伺いし、仮予約を承ります。その後、実際に当社にお越しいただければ、担当の神職が詳しくご説明いたします。また、神社内の見学も承っておりますので、お式の雰囲気を直接感じていただけます。
インタビュアー
見学をしてから決めても良いのですね。神前結婚式について詳しくない方も多いと思うので、まず本牧神社を参拝し、美しい境内を散策しながらお式について検討するのも良い方法だと思いました。
トータルサポートの強み:プランニングまで相談できる本牧神社
インタビュアー
本牧神社の神前式ならではのメリットは、どのような点でしょうか。
巫女
最大のメリットは当社でプランニングまで行えるという点です。
例えば「衣装や写真にはこだわりたいが、大規模な披露宴ではなく会食のような形式で済ませたい。ただ、既存のプランでは希望が通りにくいのではないか」とお考えの方もいらっしゃると思います。
そのようなご要望にお応えするため、施設内にウェディングデスクを常設しており、お客様に合ったプランナーをいつでもご紹介しています。本牧神社で結婚式を希望されているものの、まだ具体的な計画がない方もぜひご相談ください。
インタビュアー
本牧神社で披露宴を行うことは、可能なのでしょうか?
巫女
当社では披露宴等は承ることができないのですが、プランナーを通じて横浜の有名店や老舗レストランなどをご紹介することが可能です。
自由度の高い衣装選択:本牧神社の柔軟な対応力
インタビュアー
ドレスで神前式に臨まれる方も、いらっしゃるのでしょうか。
巫女
おふたりのご希望の装いでご昇殿いただけます。境内の斎館にてお着替えしていただくことも可能ですので、柔軟にご対応できます。
また新郎さまの例ではございますが、海上自衛隊の制服を着装してのお式もございました。海上安全を司る当社らしいエピソードだと思います。
インタビュアー
海上自衛隊の制服姿が、参列された方の印象に残ったのではないでしょうか。こちらは「お馬流し」で船上でのお祭りもあるそうですが、海にご縁があるのですね。
巫女
境内には「ご安航を祈る」という意味合いの赤や青の鮮やかな船舶信号旗が掲揚されており、港町らしさ、横浜らしさを感じられます。お二人の人生航路のご安航をお祈りする、という意味合いにも捉えられますね。
同じく船舶信号旗をあしらったオリジナル御朱印帳も授与所にて頒布しております。モダンで珍しいデザインがご好評いただいておりますので、ご参列の記念にいかがでしょうか。
インタビュアー
横浜、本牧にある神社ならではのお話ですね。人生航路のスタートにふさわしい結婚式になりそうです。
本牧神社の神前式詳細:費用・設備・サービス内容の総合案内
料金 (初穂料) |
120,000円 |
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参列者数 | 着席で50名まで(友人の参列も可能) 起立席を含めると100名まで収容可能 |
料金に含まれるもの |
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ご自身で手配することも可能です。また本牧神社では複数のブライダル企業・プランナーによる様々なプランをご用意しています。詳細は公式サイトでご確認いただけます。
本牧神社内には披露宴会場はありません。ただし、ブライダルプランナーと相談することで、近隣のホテルや三渓園などの料亭を紹介してもらえます。控え室は空調完備の「斎館」をご利用いただけます。
新郎新婦へのメッセージ:本牧神社で叶える理想の神前式
巫女
おふたりの門出を神様にお誓いする、一生に一度の大切なお式でございます。
当社は観光地などにある著名な大社ではありませんが、その分ご要望に沿って柔軟にご対応できるのが強みだと考えております。そうして喜んで頂けた実績も多くございます。
いつでもご相談を承りますので、気持ちの良い境内にお参りとお散歩がてら、お気軽にお尋ねくださいませ。きっと、おふたりの素敵な未来のイメージが膨らみますよ。
インタビュアー
今日は貴重なお話を、ありがとうございました。
本牧神社へのアクセスと連絡先:神前式の問い合わせ方法
住所 | 〒231-0827 神奈川県横浜市中区本牧和田19 |
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電話番号 | 045-621-7611 |
公式サイト | http://www.honmoku.or.jp |