劇団BQMAPの音楽劇で感動体験!煌びやかな舞台を楽しむ東京演劇デート
今記事では、主に都内の劇場を中心に公演を行っている劇団「BQMAP(ビーキューマップ)」の魅力をご紹介します。
原作の世界を音楽劇にアレンジして届けるBQMAPの舞台は、役者の表情を引き出す舞台演出や、オリジナルの音楽で統一された世界観を作り出しているところが一番の魅力です。
ミュージカル調の演目を初めて鑑賞する人でも、リラックスして舞台との一体感に浸ることができます。演劇好きなカップルはもとより、感動を共有したいカップルは、演劇の舞台鑑賞を取り入れたデートプランを参考にしてみてくださいね。
おすすめカップル:演劇好き、都心でデートすることが多い
演劇スタイル:ストレートプレイ、音楽劇
観劇料:4,500円
場所:東京を中心に全国で公演
劇団BQMAPの魅力:進化し続ける音楽劇の世界
劇団「BQMAP」は、東京都杉並区に拠点を構える劇団です。日大芸術学部で舞台美術を学んだ奥村直義さんが旗揚げをして30周年を迎えました。
BQMAPの演劇スタイルは歴史をモチーフにした音楽劇で、圧倒的な世界観で魅せる舞台が特徴です。観客と一緒になって舞台を作り上げるという姿勢でファンの心をつかみ、観る人に伝えたい想いを届けています。
メンバーが集団になって一つの形を表現するスタイルも、BQMAPならではの演出です。メッセージを秘めた繊細なセリフや躍動的な殺陣、心をつかむ音楽や幻想的な照明演出も大きな魅力です。
多方面で活動する多才なメンバーは、それぞれの特技を生かしてスタッフとしての役割も担い、全員で舞台を作り上げる一体感からも劇団のパワーが感じられます。
幻想的な舞台演出も評判が高く、毎回違った景色を見せてくれるBQMAPの公演は、まるで万華鏡のようにキラキラと輝いてファンを魅了し続けています。
今回は、そんなBQMAPの制作・木田(ぼくだ)さんに劇団の魅力をおうかがいしました。
音楽劇で伝えたい「いつの時代にも変わらぬ“人の想い”」
編集部
劇団を始められたきっかけについて教えてください。
木田さん
1991年に、日本大学芸術学部在学中の奥村直義を主宰として、演劇学科だけではなく映画学科や文芸学科など、様々な専攻の学生が集まり旗揚げしました。
編集部
日大芸術学部というと、芸能分野において多くの著名人を輩出していることで有名な、まさに専門的な集団ですね。多才なメンバーがそれぞれの力を発揮する舞台がイメージできて期待感が膨らみます。
どのようなスタイルの演劇をされているのですか?
木田さん
ストレートプレイも多いですが、オリジナルの音楽を使った音楽劇も増えています。殺陣をたくさん取り入れた時代劇もやりますが、気軽に観ていただける作品が多いです。
主に歴史からモチーフをとり「いつの時代にも変わらぬ人の“想い”」を描いています。
最近では宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や坂口安吾の「夜長姫と耳男」など、日本文学作品や作家から着想を得た作品も人気があります。
編集部
宮沢賢治や坂口安吾というと、独特な世界観を持つ作品が多いですね。童話・説話的な要素も持つ題材が、どのような形で表現されているのか、大変興味深いです。
音楽には観ている人の心を揺さぶるパワーがありますから、伝えたいという人の“想い”が、観客の心をつかむ舞台になりそうですね。
観客と作る濃密な舞台には箱推しファンも多い
▲主に公演を行っている劇場「シアターサンモール」の客席から舞台を見た様子。天井が高く自由な印象
編集部
主にどのような劇場で公演されているのでしょうか。公演の頻度も教えてください。
木田さん
年に2回程度、主に東京の劇場で公演を行っています。2020年と2021年は年1回の公演でした。
よく利用しているのは、新宿御苑前の「シアターサンモール」という294席の劇場です。ロビーも広く、終演後に出演者とお客様が交流できるスペースもたくさんあります。
その他、小さな劇場でしか体験できないような、お客様と作る濃密なお芝居も大切にしたいので、100席以下の劇場で公演を行うこともあります。
以前には大阪や岐阜で遠征公演を行ったこともあります。今後も機会があれば東京以外での公演も行いたいと思っています。
編集部
観客と作り上げる一体感は、演劇の舞台鑑賞の醍醐味ですよね。100席以下というと、観客も舞台の一役を担っているような感覚になります。
一度出発したら降りられないジェットコースター級の体感で、心をわしづかみされそうです。
そんなBQMAPの舞台には、どのような方が観に来られますか?
木田さん
劇団員は外部の舞台や声優としても活躍しているので、俳優個人のファンも多いです。そのため、舞台を初めて観に来てくださるお客様も多くいます。演劇に触れるきっかけになれていると思うと嬉しいです。
また長年通ってくださる方や親子でご来場される方もいます。劇団や作品のファン、いわゆる「箱推し」だと言ってくださるお客様もたくさんいるんですよ。
編集部
多方面で活躍されている劇団員さんの魅力が集結すれば、当然「箱推し」ファンも増えていくのでしょうね。初めて舞台を観た人にとっては特にインパクトが大きいと思います。
思い出に残るような感激を味わいたいカップルには、おすすめの舞台鑑賞だと言えますね。
舞台美術のプロが手掛ける脚本で魅了
編集部
舞台の脚本は、どなたが手掛けていらっしゃるのですか?
木田さん
主宰の奥村直義が本公演の脚本と演出を手掛けています。奥村は、日本大学芸術学部演劇学科で舞台美術を学ぶかたわらで、ミュージカル研究会在籍中に脚本と演出を始めました。
他にも所属メンバーの竹内順子や前田剛、矢部亮などが、番外公演や外部公演で脚本や演出を行うこともあります。
1968年生まれ、出身は岐阜県各務原市、現日本劇作家協会会員。
外部演出や脚本提供に『ふしぎ遊戯』・舞台『BASARA』・NHK「8Kと朗読で感じる『コズミック フロント×銀河鉄道の夜』」など
編集部
舞台美術やミュージカルに精通した奥村さんが演出されるとあれば、ありとあらゆる仕掛けと華やかさにあふれる舞台となりそうですね。
NHK放映の8Kの映像と朗読で奏でられた「銀河鉄道の夜」の世界感は、そのままBQMAPの舞台のイメージにつながるようです。
劇団旗揚げから30年を迎えられたそうですが、これまでの数々の演目の中から人気が高いものや、再演されている作品がありましたらご紹介ください。
木田さん
人気作には『プリオシンの竜骨』(原作/宮沢賢治「銀河鉄道の夜」)があります。ジョバンニとカムパネルラが途中下車したプリオシン海岸で経験する、出会いと別れの物語です。2002年、2012年、2020年と3度再演しています。
また、"アンモナイトシリーズ"と呼ばれる作品の第1作目『月感アンモナイト』は、芥川龍之介、平井太郎(後の江戸川乱歩)、甘粕正彦憲兵大尉が、明治の東京で「妖しきもの」と過ごす数日間の物語です。1994年、2001年、2018年と繰り返し上演している演目です。
▲2020年に公演した『プリオシンの竜骨』は宮沢賢治の世界観を幻想的な舞台で表現しています
▲舞台『プリオシンの竜骨』の一幕からジョバンニとカムパネルラのワンシーン
編集部
劇団旗揚げから30年を迎えられたということですから、これまでの数々の演目があると思いますが、文学作品や作家をモチーフにした作品はやはり人気なのですね。
描かれているという「いつの時代も変わらない人の想い」というものが、観る人にどのような景色を見せてくれるのか、これはぜひ舞台で鑑賞したいという気持ちになってきました。
BQMAPの見どころ:集団表現と観客への思い
編集部
他の劇団とは違うBQMAPならではの魅力がありましたら、教えてください。
木田さん
BQMAPのお芝居では、水や炎、一人の人間など、集団で何かを表現することがよくあるのですが、若手だけでなく、主役を演じている役者がそのシーンに混ざっていることもあります。
集団シーンは、役者個人の存在感を消して全員で表現します。一見簡単そうに見える布や傘の扱いにも細かい技がいくつもあります。この技が先輩から後輩に伝授され、舞台上での一体感が生まれることも多く、見どころの一つとなっていますよ。
また、終演後は可能な限りキャストがロビーに出てきて、お見送りやお話をする時間を設けています。オリジナルグッズの販売や、ご希望があればキャストのサインなども行っています。
最近では舞台を配信で観ていただくことも多くなりましたので、アーカイブ期間などにお客様と同時視聴できるオンラインイベントなども行いました。今後もお客様とはリアル&オンラインでの交流ができればと思います。
編集部
主役級を交えての集団パフォーマンスは、きっと圧巻の場面になるのでしょうね。演じる側の一体感から生まれるエネルギーは相当なインパクトを与えてくれると思います。
YouTubeの映像で、2020年のオンライントークイベントの様子を少し拝見しました。もちろん劇場で観劇できるのが一番だと思いますが、オンライントークではメンバーのプライベートな一面も垣間見られ、ファンからは歓喜の声が上がっていましたね。
メンバーの皆さんの息ぴったりのチームワークがとても素晴らしく、舞台の魅力につながっているのだと感じられました。
観客の方に対して思うことや、このように観てほしいというような思いがあったら教えてください。
木田さん
歴史や文学から題材をとることも多いのですが、その時代や人物、小説をまったく知らなかった方に劇を観ていただくこともあります。その方たちが、観劇後に興味をもって小説を読んだりしてくださるのは嬉しいです。
観終わったあとにお客様が少し元気になるなど、それぞれに「何か」を持ち帰っていただけるといいなと思っています。
編集部
お話を聞いていて、舞台の題材についての知識があった方が楽しめるのかと思っていましたが、そうでなくても鑑賞できるのだとわかりました。
舞台を観たことで感化されて、それまで知らなかった文学作品を手に取ることができるなんて、舞台の影響力はすごいのですね。作品で届けたいメッセージは、観る人の心に確実に届いているのではないかと思います。
多才な劇団員はスタッフワークでも力を発揮する
▲普段はそれぞれの活動で忙しいメンバーも、公演前には集中して稽古を行います
編集部
魅力的な舞台に欠かせない劇団メンバーをご紹介ください。
木田さん
旗揚げ当時から活躍しているのは、竹内順子と前田剛です。この2人は声優や映像の分野でも活動をしています。
竹内順子は、アニメ「NARUTO」のNARUTO役、「おねがいマイメロディ」のクロミ役の声優などをしています。前田剛は、アニメや海外ドラマ吹替、映画予告ナレーションに多数採用されています。
若手では、映像や舞台で活動している吉村駿作(NHKEテレ『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』レオン役など)などが在籍しています。
竹内順子:https://www.oginext.com/women/takeuchi_c.html
前田剛:https://www.herringbone.co.jp/talents/maedatakeshi/
吉村駿作: https://www.sui-inc.net/yoshimura-shunsaku
編集部
竹内さんは可愛らしいトーンの声でファンも多い、人気の声優さんですね。ナルトの声が印象的です。前田さんもクリアで安心感を与えるお声が素敵で、多数の作品で活躍されている方ですね。
劇団のホームページを拝見すると、吉村さんほか若手のメンバーも多く、皆さんそれぞれの才能を活かして活躍されている方が多い印象を受けます。
劇団の雰囲気はどのような感じでしょうか?
木田さん
稽古後に食事に行った際には芝居の話で白熱することもありますが、普段から割と和やかなことが多いと思います。
20代から50代までのメンバーがおり、稽古の合間でゲーム対戦をしていたりもします。稽古がない時期には希望者が集まって地元の花火を鑑賞したり、BBQなどをしたりすることもありますよ。
年に一度、11月に、有志で新しい熊手をいただきに酉の市に行きます。これはもうかなり続いている劇団の「伝統行事」です。熊手は公演の時にロビーに飾っていますので、ぜひ探してみてください。
▲年に一度、メンバーで行く酉の市はBQMAPの恒例行事となっています
▲毎年メンバーで迎える酉の市の様子。魅惑の舞台を作り上げる和気あいあいのメンバーたち
編集部
お写真からも、メンバーの皆さんの和気あいあいとした様子が伝わってきますね。メンバーそれぞれの役割のようなものがあったら教えていただけますか?
木田さん
BQMAPの劇団員は、俳優もスタッフワークの担当が必ずあって、全員で公演を創っています。
衣裳や小道具はそれぞれかなりのこだわりを持って、稽古と併行して製作をしています。劇場に入ってからは、照明や音響、美術などの専門のスタッフの手伝いをして、仕込みといわれる舞台づくりを行います。
音楽は、劇団員の佐藤太が多く作曲しています。彼は書道も得意なので、公演タイトルなどを書くこともあるんですよ。
また最近では、宣伝広告などのイラストは、劇団員の手島アリサが手掛けることも多く、グッズなどの展開もしています。
稽古期間中のホームページやキャストのSNSなどで、その様子をアップすることもありますよ。良かったら探してみてください。
編集部
メンバーの皆さんは、「さすが芸能集団!」という感じで、卓越した技をお持ちの方が多いのですね。舞台本番だけでなく、各所にこだわりをもってファンを楽しませてくれているところが、また魅力なのだと思います。
稽古場での様子はどのような感じですか?
木田さん
メンバーは普段、個人で外部公演などにも参加しているので、BQMAPとしての稽古は公演前に集中して行うことが多いです。都内のスタジオや公民館などを借りて行っています。
それぞれが、外部で体験してみて良かった稽古方法や、面白かったシアターゲームなどを紹介しあったりして、新しいものを取り入れることも多いです。演目によりますが、芝居の稽古が本格的に始まる前に殺陣や歌の稽古を行うこともあります。
▲外部から刺激を受けた稽古方法などを取り入れて舞台づくりに活かしています
最近ではオンラインで打ち合わせなどを行うこともありますが、やはり稽古場に集まると、自然と笑顔で過ごす時間が多くなりますね。
編集部
とても躍動的な舞台稽古の様子が想像できます。次々と新しいものを取り入れて、より斬新な舞台づくりが期待できそうですね。
劇団員の特技や興味を活かして新しい活動にも挑戦したい
編集部
これからの活動について、何かビジョンがあれば教えていただけますか?
木田さん
ダンスや歌、映像や音楽制作など、様々な特技を持っている劇団員が多いので、それぞれの特技や興味があるものを取り入れて新しいことに挑戦していきたいと思います。
コロナ禍が落ち着いたら地方公演も再開したいですし、お客様と交流できるイベントなども企画したいです。
また結婚出産などを経験したり社会人になっている劇団員も増えていますので、様々な視点で参加できる公演や、演劇以外の活動もできればと思っています。
編集部
劇団のホームページで「EXTRA企画」としてアップされている「絵本読み合わせ企画」は面白い試みでした。メンバーが5チームに分かれて、2010年に上演された竹内順子さんの作品の中の絵本を朗読するという企画だったようですね。チームごとに味わいの違う、読み聞かせの世界を見せてもらえました。
▲竹内順子さん作の絵本「ことばのカベ こころのカベ」は、2010年の舞台「ハミダス」にて上演された作品です。
■絵本読み合わせ企画のページ
https://bqmap.jimdo.com/extra/
こうした企画に挑戦できるのも、幅広いメンバーが揃うBQMAPの魅力ですね。
今後もメンバーの成長とともにどのような試みで驚かせてくれるのか楽しみです。
これまでも工夫を凝らした公演を重ねてこられたわけですが、長い劇団の歴史の中でも、自粛期間というのは初めての経験だったのではないでしょうか。
大変な時期だったかと思いますが、そのときに感じたことや観客に対して伝えたい思いなどがあれば教えてください。
木田さん
少し長くなりますが、昨年2021年の秋公演の際に、主宰・奥村直義が公演パンフレットに載せた文章をそのまま転載させていただきます。
BQMAPは今年30周年だったんです。パチパチパチパチ。
いや〜華々しく公演打ちたかった。けれど誰もが知っているとおり世界中で想像もしなかったようなことが起こってしまったので仕方ない。それでもこんな時だからこそ作りたい芝居を、新作を、という思いが強くなり、無茶しました。いや、してもらいました。結局30年で一番歌っている。もうこれはミュージカルですね。挑戦にも程がある。
ずっとBQの音楽を支えてくれている佐藤太が、泣きたいような怒るに怒れないような顔で、毎日毎日曲を書いてくれた。音楽・音響の竹下くんも、セリフや気持ちにピタリと沿ういい音楽を作ってくれる。まずはこの二人がいないとこの作品はできなかった。
まさかキャストも稽古初日から歌入れされると思っていなかっただろうし、こんなに歌うと思っていなかっただろうな。自分の想像以上に歌が出てきた。正直困ったけど、楽しいからよしとするかな。けどマスクをしながらの稽古は予想以上に辛いらしい。本当に苦労かけました。
この場を借りてキャスト、スタッフの面々に感謝を。
みんな本当にありがとう。想像以上に素敵な芝居になりそうです。
二年ぶりに劇場へ足を運んでくださった皆様、配信公演を観てくださっている皆様、本当に有難うございます。心より感謝します。いつか一緒に大声で歌える日がくるようにと、願いを込めて。
BQMAP主宰・奥村直義
(2021年『サイコな姫と耳の長いオレ』公演パンフレットより)
編集部
2021年の秋公演とは『サイコな姫と耳の長いオレ』の舞台ですね。坂口安吾の「夜長姫と耳男」をモチーフにしながら大胆なミュージカル調に仕上げられたということで、かなり気合が入った舞台となったのは想像ができます。さぞかし華やかな作品になったのではないでしょうか。
社会情勢から、思うような公演の形にはならなかったかもしれませんが、まぎれもなく周年記念にふさわしい舞台に魅了されたファンも多かったと思います。これからも、深いテーマを持った題材と鮮やかな歌とパフォーマンスで、観た人の心に残る舞台に挑戦していってほしいです。
▲30周年の節目となる舞台『サイコな姫と耳の長いオレ』は「シアター風姿花伝」にて行われました
▲2021年公演『サイコな姫と耳の長いオレ』は、坂口安吾の「夜長姫と耳男」をモチーフした音楽劇です
▲2021年公演『サイコな姫と耳の長いオレ』はかつてないほど気合の入ったミュージカル調の舞台となりました
観客の声:BQMAPの公演に寄せられた感想と評価
編集部
BQMAPの舞台を観劇した方々からは、どのような感想が聞かれますか?
木田さん
上演する作品によってイメージが違うようで、久しぶりに観た方から「変わってなくて良かった」という声もあれば、「前回と全く違う団体のようでした」と言われることもあります。
また「笑っていたはずなのに最後は泣いていました」という感想も良く聞きます。キャストの演技だけでなく、オリジナルの音楽や照明、衣裳などを褒めていただくことも多いです。
編集部
感想からは、毎回違った魅力で観客を楽しませている様子が感じられますね。
美しい景色に魅せられる舞台
編集部でも、過去の舞台に寄せられた感想を調べてみましたので、ご紹介します。
- 生歌が新鮮だった
- 舞台の世界観に魅了された
- 役者の表情に引き込まれた
- 音楽があってポップな感じがいい
ほかにも舞台で描かれる景色が美し過ぎるという声もあり、シナリオ、演技、音楽、すべて含めた芸術舞台に魅了されている方が多いことがわかりました。
BQMAPの舞台に訪れるカップルへのメッセージ
編集部
デートでBQMAPの舞台鑑賞を考えているカップルへメッセージをお願いします。
木田さん
音楽のライブコンサートや美術館でも、誰かと一緒に同じ体験ができることの素晴らしさを再認識できると思いますが、もしその選択肢のひとつに演劇公演、そしてBQMAPがあるなら光栄です!
観終わった後に誰かと話をしたくなる演劇をお届けします。一同、劇場にて心よりお待ちしております!
編集部
どのような世界観を共有できるのか気になったカップルには、ぜひ「BQMAP」の舞台に足を運んでみてほしいと思いました。
今回は、劇団の魅力についてお話いただき、ありがとうございました。
BQMAPの今後の公演スケジュール
▲2015年公演『大図~月から江戸まで八百歩』の舞台写真、測量隊の一幕
次回の公演予定について、木田さんにご紹介いただきました。公演が行われる劇場「シアターサンモール」は、東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅から徒歩3分です。
新宿エリアでデートを考えているカップルの方は、ぜひこの機会に「BQMAP」の舞台をご覧ください。
作品名 | 『大図~月から江戸まで八百歩』 |
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公演期間 | 2022年5月2日(月)~5月5日(木) ※公演中止となりました |
内容 | 江戸後期、伊能忠敬が徒歩で測量し日本初の日本地図をつくろうとしていたという史実を基に、その地図=世界を手に入れるべく奔走する男と女の物語を音楽劇に仕上げました。 2011年、2015年に続き3度目の上演で、笑いあり涙あり歌あり踊りありのお客様からの人気も高い演目です。 |
劇場 | シアターサンモール |
▲『大図~月から江戸まで八百歩』は2011年、劇団創立20周年を記念した作品です。その後2015年にも再演されています
▲2015年『大図~月から江戸まで八百歩』舞台からのワンシーン。舞台は江戸後期、吉原の花魁も登場します
▲『大図~月から江戸まで八百歩』は伊能忠敬の地図作りをめぐる物語ですが、ロシアの女帝まで登場して波乱が巻き起こり不思議な世界が展開されます
木田さんからのコメント
『大図~月から江戸まで八百歩』では、ギフトチケットというものを数量限定でご用意します。
こちらはチケット購入後に日時の決定ができますので、「初めて観劇する友人を誘うけどギリギリまで日時が決められないかも…」という方でもご購入可能です!
この機会にぜひお試しください。
公演チケットの購入方法と注意点
▲次回公演が行われる劇場「シアターサンモール」の正面の様子。入り口は地下1階になります。
チケットは、BQMAPのHP記載のプレイガイドや下記にて取り扱っています。
BQMAP | http://bqmap.com/ |
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J-Stage Navi | TEL:03-6672-2421 (平日12:00~18:00) Web:http://j-stage-i.jp |
※2022年5月の公演は中止となりました
劇団BQMAP(ビーキューマップ)の基本情報
住所 | 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-57-1ベルピアビル302号室 おくむら事務所内BQMAP |
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問い合わせ先 | メール:bqmapmail@gmail.com |
チケット料金 | 3,500円~4,500円 |
平均公演時間 | 90~120分 |
公式サイト | http://bqmap.com/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
BQMAPの公演と合わせて楽しむ東京デートスポット
直近で公演が行われる「シアターサンモール」周辺の、デートにおすすめのスポットをご紹介します。
劇場からは新宿や四谷も徒歩圏内ですが、周辺には美味しいランチやカフェ、こだわりのお酒が飲めるお店などもたくさんあります。芝居の前後で立ち寄る場所には困りません。
また、すぐ近くにはデートで訪れるのにぴったりの都会のオアシス「新宿御苑」もありますよ。
新宿御苑は、大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」で知られる新海誠監督による2013年の公開作品「言の葉の庭」の主要舞台にもなっています。映画では、御苑内の美しい緑の庭園や周辺の街並みが圧倒的な映像美でリアルに再現されており、聖地巡礼として訪れるファンも多いスポットです。
また「言の葉の庭」には、BQMAPの前田剛さんが主人公の兄役として声優出演しています。映像美と同じくらい美しい景観に浸れる新宿御苑は、カップルで散策するのにおすすめですよ。
周辺のおすすめデートスポット
隠れ家カフェ「ARMWOOD COTTAGE」:観劇前後のくつろぎスポット
「ARMWOOD COTTAGE(アームウッドコテージ)」は、ツリーハウスのような外観が印象的なカフェダイニングです。コテージのような店内は隠れ家的な雰囲気があり、デートにおすすめです。ランチタイム、ディナータイムともに豊富なメニューが揃っています。
公式サイト:http://atticroom.jp/arm/
インスタ映えスイーツの「TSUBASA COFFEE」:観劇後の甘い時間
「TSUBASA COFFEE(ツバサコーヒー)」は2021年6月にオープンした、スイーツが美味しい人気カフェです。センスのあるネーミングで、演出にこだわったドリンクやデザートがSNS映えすると話題です。
・気分屋なパスタ:1,200円
・桃とシャンパン、時々プリン。:1,600円
・飴のち珈琲、所により果実。:1,400円 など
公式アカウント:https://www.instagram.com/tsubasa_coffee/
都会のオアシス「新宿御苑」:観劇と合わせて楽しむ癒しスポット
引用:新宿御苑公式サイト
新宿御苑は、江戸時代の大名屋敷にルーツを持ち明治時代に皇室庭園として誕生しました。広さ58.3ヘクタール、周囲3.5キロの広大な園内にはさまざまな特色を持つ庭園が広がり、季節ごとの景観をはじめ歴史建造物など見どころが満載です。
芝生が広がる風景式庭園では、大樹ごしに望める新宿の高層ビル群が都会のオアシス感をより感じさせてくれます。スポーツをしたり、お弁当を広げてリラックスすることもできますよ。園内にはレストランもあります。
入口の門が3か所あるので、アクセスする方面からのルートを確認してから向かうのがおすすめです。劇団の公演時間が遅い場合は、観劇前に2人で園内をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。
入園料は一般500円です。
公式サイト:https://fng.or.jp/shinjuku/
まとめ:カップルで世界感を共有できる舞台「BQMAP」
今回は、劇団「BQMAP」の舞台の魅力や劇団メンバー、人気の演目についてご紹介しました。宮沢賢治の世界を幻想的な空間で届ける舞台が、とても気になりましたね。次回作の地図をめぐる波乱の物語も大変面白そうです。
歴史や文学も少し学べてオリジナルの音楽も存分に味わえる舞台は、カップルにも刺激を与えてくれるのではないでしょうか。いつの時代も変わらないという人の想いについて、劇団からのメッセージをキャッチしてみたいカップルは、ぜひBQMAPの舞台鑑賞でその世界を堪能してみてくださいね。