神奈川県のおすすめの移住先をジャンル別に紹介

▼各地域のおすすめ度（★〜★★★）を表した表

(＊1)家賃：2LDK~3DKで比較
(＊2)正社員の県内総求人：428,373件・全国平均所得：351万円
参考：Yahoo!路線情報/ホームメイト/indeed/住まいインデックス

神奈川県は、多くのライフスタイルや要望に対応することができる非常に柔軟性のある県となっています。

そのため今回は、以下の項目に沿ってそれぞれおすすめの地域を紹介します。自分にあった最適な地域を探すのに、ぜひ参考にしてください。

・田舎を堪能したい人向け！自然を感じながらのびのび暮らせる地域

・一人暮らしの方へ！都心へのアクセスがよく通勤・通学に便利な地域

・子育て世帯や老後におすすめ！治安や生活環境が整っている地域

・移住先としても人気！一風変わった生活ができる、観光で有名な地域

田舎を堪能したい人向け！自然を感じながらのびのび暮らせる地域

移住におすすめの地域【葉山町】

引用：葉山町公式ホームページ

葉山町の位置

●街の魅力

葉山町は神奈川県の東南に位置した海沿いの地域で、海水浴やマリンスポーツを楽しむことができます。また釣りで有名な一色海岸や四季折々の花が咲く日本庭園などもあり、自然を堪能したい方やゆっくりとした生活をしたい方にはピッタリの地域となっています。

●交通アクセス

町内に鉄道はなく、JR横須賀線 逗子駅や京浜急行線 逗子・葉山駅からバス移動になるため少し不便です。

町内は、20系統のバス路線があり、バスのアクセスは整っています。しかし、終バスが夜の11時で終わってしまう路線が多く、遅くまで出かけることができない点に注意が必要です。
一方、自動車での移動なら、横浜横須賀道路・逗子インターチェンジがあるため、比較的楽に移動することができます。

●子育て環境

御用邸（皇室の別邸）の周りを警察がパトロールしているのもあり、治安がとても良いです。また、小中学校も徒歩圏内にあり、町内には運動場や体育館などもあります。

自然が多い環境で、お子さんをのびのびと安心して育てることができそうです。加えて、子育て相談窓口が充実しているため、不安があっても相談できる環境が整っています。

●補助金や支援制度

小学生以下に通院と入院、中学生には入院の医療費助成制度があります。また中学卒業までの児童を養育している方に月額10000〜15000円の現金支給があります。

▼その他の支援内容の一部
・出産育児一時金
・児童手当
・葉山町住宅リフォーム資金補助制度

●失敗談やデメリット

葉山町は自然が多く、ゆったりとリゾート気分を味わいたい人におすすめですが、アクセスや生活の利便性が多少悪いことを頭に入れておきましょう。

移住におすすめの地域【大磯町】

引用：大磯町公式ホームページ

大磯町の位置

●街の魅力

神奈川県の中央南に位置し、海に面した大磯町は、自然が豊富で街の65%を大磯丘陵が占めています。高麗山や鷹取山、不動川や葛川などがあるため、アウトドアが好きな方にはぴったりなまちといえます。またこの町は教育施設が充実している点も移住をおすすめする理由です。

●交通アクセス

大磯町にはJR東海道線とJR湘南新宿ラインの２路線が通っています。また市内には鉄道だけでなく、バス路線や大磯ICもあり、交通利便性は比較的高いです。
▼大磯駅から都心へのアクセス

●子育て環境

大磯町は教育に力を入れており、町内に4つの幼稚園、2つの保育園があります。これは同規模の地域に比べて、かなり多い数となっています。

●補助金や支援制度

経済的な支援を必要とする家庭に対し、学用品や給食費（小学校）などの費用を援助する「就学援助制度」があります。

▼その他の支援内容の一部

・大磯町空き家バンク
・こども医療費助成制度

●失敗談やデメリット

海沿いであるため塩害があり、夏の観光シーズンには道が混雑する

スーパーやコンビニが少なく、車を持っていない人にとっては不便

大磯町は、自然が豊かで、海や山に囲まれた地域です。そのため、多少生活の利便性は悪くても、サーフィンやキャンプなどを楽しみたい方にとっては非常におすすめの環境です。

一人暮らしの方へ！都心へのアクセスがよく通勤・通学に便利な地域

地域	魅力	アクセス (東京駅までの所要時間)	家賃(2LDK~3DK)	子育て環境	支援・補助	自然	仕事
川崎市	・都心へのアクセス抜群 ・起業支援に力を入れるビジネスの街	★★★ (20分)	★☆☆ (13.3万円)	★★☆ 教育や商業施設が整っている	★☆☆ スマートハウス補助金	★☆☆ 生田緑地	★★★ 求人：84,805件
横浜市	・全国住みたい街ランキング１位 ・美しい街並みで多くの観光客が足を運ぶ大都市	★★★ (30分)	★☆☆ (12.0万円)	★★☆ レジャー施設が多数	★☆☆ 横浜みどり税制度 住宅除却補助制度	★☆☆ 山下公園	★★★ 求人：211,958件

移住におすすめの地域【川崎市】

 
引用：川崎市公式ホームページ

 川崎市の位置

項目	評価	備考
アクセス	★★★	東京都に面している為、アクセスは非常にいい
家賃	★☆☆	13.35万円(2LDK~3DK)
子育て	★★☆	施設が整っており、子育て支援もある
支援・補助	★☆☆	省エネ関連の支援が充実
自然	★☆☆	他と比べると少ないが自然はある
物件数	★★★	22,654件　※引用元：LIFULL HOMES
仕事	★★★	求人：84,805件、平均所得：517万円

●街の魅力

川崎市は東京都に隣接しているため、都心へのアクセスが非常にいいです。また、川崎駅周辺には商店街や映画館、飲食店やスーパーなどがあり生活の利便性もあります。

そして、ラゾーナ川崎や水族館、映画館も充実しているため、休日の遊びで困ることはないでしょう。通勤・通学に便利で、生活の利便性が高い地域で生活したい方にはピッタリです。

●交通アクセス

川崎駅が始発となる南武線や東京駅までいく東海道線の他にもJR東日本、京浜東北線が止まり、都心部まで30分ほどで行くことができます。
▼川崎駅から都心へのアクセス

●子育て環境

南部には商業施設や公園が多く、北部には自然豊かな丘陵地と住宅街があります。また病院や子育て支援の施設なども揃っています。しかし地域によっては治安が悪い場所もあるので注意が必要です。

●補助金や支援制度

省エネ活動に力を入れており、省エネ関連の設備の導入で補助金が支給される仕組みがあります。（川崎市スマートハウス補助金）

▼その他の支援内容の一部
・川崎市妊娠・出産包括支援
・川崎認定保育園等保育料補助金
・川崎市就学援助制度

●失敗談やデメリット

川崎市は、東京へのアクセスがよく、移住先としても人気の市です。しかし、人口が多く、あまり落ち着かないという移住者も多い印象です。

移住におすすめの地域【横浜市】

 
引用：横浜市観光情報サイト

横浜市の位置

●街の魅力

観光地としても有名な横浜市ですが、生活の環境も整っています。多くの飲食店やショッピングモールがあり、生活する上で必要なものはすべてあります。

また、繁華街や観光地のアクセスがいい距離に、子供を安心して遊ばせることのできる広い公園が多いです。ここが東京の都会にはないポイントですね。

●交通アクセス
▼横浜駅から都心へのアクセス

ターミナル駅である横浜駅から東京駅や渋谷駅までは約30分で行くことができます。また市内から横浜駅へのアクセスも、市営バスが複数あり、利便性は高いです。

●子育て環境

教育機関が豊富で選択肢が多いのが特徴となっています。また、レジャー施設や観光地が多いため、子供と一緒に休日を楽しむことができそうです。

●補助金や支援制度

横浜市には、長時間の保育を必要とする場合に、幼稚園において２歳児の受入れを行う「私立幼稚園２歳児受入れ推進事業」があります。仕事で忙しい人などには、嬉しい制度と言えますね。

▼その他の支援内容の一部
・住宅除却補助制度
・就学援助制度

●失敗談やデメリット

横浜市は、移住先として非常に人気のエリアです。しかし、家賃や市民税が他の地域と比べると高く、出かける際も駐車料金などがかかるため、生活にかかるお金に関しては注意が必要です。

子育て世帯や老後におすすめ！治安や生活環境が整っている地域

移住におすすめの地域【藤沢市】

 
引用：藤沢市観光公式ホームページ

藤沢市の位置

●街の魅力

自然が豊かで治安も良く、全体的にバランスがいいのが藤沢市です。テラスモールやららぽーと平塚などの商業施設が充実しており、電車の路線も豊富にあります。

また、犯罪の件数も横浜市の８分の１程度になっており、治安も良く安心して住むことができます。夏には湘南の海水浴や江ノ島などへ遊びに行くことができ、子育て世帯には適した地域と言えるでしょう。

●交通アクセス

藤沢市には、小田急線やJR東海道線など全部で６路線あり、横浜や川崎、東京などの都市部へのアクセスに優れています。市内には駅が21箇所あり、バス路線も充実していることから、公共交通機関が整っている地域といえます。
▼藤沢駅から都心へのアクセス

●子育て環境

藤沢市は子育て環境が充実していることから、子育て世帯に非常に人気があります。のどかで治安もよく、買い物にも困らないため、安心して子育てをすることができます。

また、公園も整備されており、近くには海があるため、お子さんに自然の中の遊び場を提供できます。

●補助金や支援制度

15歳以下の子どもの、通院・入院費の全額補助をする「小児医療助成制度」があります。また、児童手当などの制度や子育て相談所があり、子育て支援が充実しています。

▼その他の支援内容の一部

・空家利活用事業補助金
・幼児教育施設保育料補助金
・就学援助制度

●失敗談やデメリット

藤沢市は、自然と利便性のバランスがとれた環境で、特に子育て世代におすすめの地域です。しかし、混雑が多いため、通勤・通学時には早めに家を出ないといけない場合があります。

移住におすすめの地域【横須賀市】

 
引用：横須賀集客促進・魅力発信実行委員会公式サイト

横須賀市の位置

●街の魅力

横須賀市は、自然が豊かで家賃が安く、生活の利便性が整っている点が魅力的です。ショピングはほとんど市内で済ますことができ、わざわざ都心に出なくても必要なものを手にいれることができます。

そして、三浦半島に位置する海岸や農業体験、動物と触れ合えるスポットがあるなど、自然の中の遊び場が多くあります。田舎ぐらしと都会の両立ができる点は非常に魅力的で、平日は働き、休日は海沿いをドライブするなんてのも素敵ですよね。

●交通アクセス

湘南新宿ラインや副都心線があり、東京に出るのが便利です。しかし、市内のバスのアクセスが悪く、駅から遠い地域に移住を考える方は注意が必要です。

●子育て環境

治安が良く、商業施設や支援制度も整っています。そして子供が遊べる公園が多くあり、有名なところでは「ヴェルニー公園」がよく知られています。

●補助金や支援制度

生児1人あたり合計10万円の現金が受け取れる「出産・子育て応援給付金」があります。また中古物件購入で35万円などの住宅補助もあります。

▼その他の支援内容の一部

・住宅バンク補助金
・2世帯住宅リフォーム補助金
・ひとり親家庭支援

●失敗談やデメリット

横須賀市は家賃が安く、自然豊かな点が魅力といえます。しかし、市内の交通機関のアクセスが不便なため、自家用車はあった方が良いでしょう。

移住におすすめの地域【海老名市】

 
引用：海老名市公式ホームページ

海老名市の位置

●街の魅力

神奈川県の中央に位置している海老名市は、交通の利便性が高く、ベットタウンとして人気です。国分寺跡などの歴史的建造物や公園などが多く、かつ山並みの景色が綺麗など文化と自然の両方を楽しむことができます。

●交通アクセス

鉄道は小田急線、JR線、相鉄線の３つがあり、市内にはなんと９つの駅があります。また日本トップの集客数の海老名サービスエリアがあったりと車でのお出かけにも便利です。
▼海老名駅から都心へのアクセス

●子育て環境

海老名市には、入院・外来時の子供の医療費を中学卒業までは無料で行う「子どもの医療費助成制度」があります。市内には、自然も多く、支援センターなどの子育てに関する施設も充実しているため、比較的子育てが行いやすい環境と言えるでしょう。

●補助金や支援制度

市内で築10年を過ぎた中古住宅を購入する人に、海老名市は最大50万円の補助を行う「住宅取得支援事業補助金」制度があります。

▼その他の支援内容の一部

・子育て・子育ち応援事業
・スクールライフサポート（就学援助）制度
・空き家バンク制度

●失敗談やデメリット

都心へのアクセスが良く、生活環境に優れている海老名市。自然も多く、バランスのとれた環境であるといえますね。

移住先としても人気！一風変わった生活ができる、観光で有名な地域

移住におすすめの地域【鎌倉市】

 
引用：鎌倉観光公式ガイド

鎌倉市の位置

●街の魅力

日本全国で見ても有名な観光地で、スローライフを楽しめるのが鎌倉市です。鎌倉の大仏をはじめとした神社仏閣があったり、四季折々の花を楽しめる場所で、移住で人気のエリアです。

新鮮な魚介類が味わえ、一風変わったお店が多い鎌倉に移住することで、他にはない満足感を味わえるでしょう。

●交通アクセス

鎌倉駅を利用することで乗り換えなしで東京に出れるほか、鎌倉市ではバス利用の催促を目的とした、オムニバスタウン政策がとられています。
▼鎌倉駅から都心へのアクセス

●子育て環境

教育機関の数が多く、鎌倉市奨学金制度があったりと、教育制度が充実しています。市内には、幼稚園と保育園を合わせて44ヶ所、小学校も19ヶ所あり、鎌倉市のどこに住んでいても通学時間が短く済みます。

●補助金や支援制度

補助金が充実しているとは言えませんが、就活をサポートする「就職活動支援」や起業したい方向けに「起業創業支援」などの支援があります。

▼その他の支援内容の一部
・住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等設置費補助金
・在宅子育て家庭支援事業

●失敗談やデメリット

鎌倉市は、自然と文化を楽しめる観光地で、一風変わった場所へ移住したい方におすすめです。しかし、観光地ならではのデメリットもあるため、注意が必要です。

移住におすすめの地域【箱根町】

 
引用：箱根町観光協会公式サイト

箱根町の位置

●街の魅力

箱根の魅力は、なんと行っても温泉です。かつては東京と京都をつなぐ道の関所として栄え、今では日本で有数の観光地になっています。そして箱根町は移住者にとってうれしい制度がいくつかあり、子育て支援が充実している点も魅力的です。

●交通アクセス

箱根町は都心から離れている分、交通費は高いです。また、休日は交通網が混雑するため注意が必要となります。
▼箱根湯本駅から都心へのアクセス

●子育て環境

人が少ないため、都会にはないゆったりとした雰囲気で子育てすることができます。

また、登下校や放課後のケア、食育・経済支援などのサービスがあり、安心して子育てをする環境が整っているといえます。そして、通院・入院ともに15歳以下までの医療費を全額補助する「小児医療費助成」制度もあります。

●補助金や支援制度

若者世帯が住宅を取得した際の10分の1を補助する「箱根町若者世帯住宅取得補助制度」があります。また民間賃貸住宅の家賃を補助する「箱根町民間賃貸住宅家賃補助制度」などもあります。
詳しくはこちら

▼その他の支援内容の一部
・トライアルステイ（お試し居住）
・はこねっこ誕生祝い金

●失敗談やデメリット

特にリモートワークなどを用いている方におすすめの街で、仕事や育児で疲れた体を温泉で癒すことができる点は非常に良いですよね。また、子育て環境も神奈川県の中では非常に整っている点も魅力的です。