名古屋・横山美術館で陶磁器の美に触れる!歴史と芸術を楽しむカップルデート|愛知
今回は、名古屋市にある「横山美術館」を中心に巡るデートプランをご紹介します。
横山美術館は、明治・大正時代の陶磁器を展示する美術館です。かつて海外へ輸出される陶磁器生産の一大拠点であった名古屋の中心地に位置しており、新栄町駅、高岳駅のどちらからも徒歩4分ほどの立地にあります。
中心となる展示品は、輸出陶磁器の里帰り品です。名古屋周辺で制作された輸出陶磁器、日本初の洋風陶磁器であるオールドノリタケなど、数多くの陶磁器を楽しむことができます。年に3、4回開催される企画展も見どころ満載ですよ!
陶磁器に興味のある方や美術館デートをしたいカップルにおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめカップル:美術や陶磁器に興味があるカップル、明治や大正の歴史が好きなカップル
どんなデート?:見る、食べる、歩くデート
目安時間:6時間
目安予算:2人で5000〜8000円
横山美術館と名古屋の文化を巡る1日デートプラン
今回ご紹介するのは、午前中に横山美術館に訪れ、午後は周辺のデートスポットを巡るプランです。美術や歴史に触れる、大人なデートを楽しみたい方におすすめです。
10:00 | 地下鉄「新栄町駅」に集合 |
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10:10〜12:10 | 横山美術館で美しい陶磁器を鑑賞 |
12:30〜13:30 | 美術館近くの「月の庭」でランチ |
13:45〜14:45 | 文化のみちを散策 |
15:00〜16:00 | 西原珈琲店栄店で思い出を振り返る |
※空白時間は移動時間です
地下鉄「新栄町駅」から歩いて4分ほどで「横山美術館」に到着します。午前中は横山美術館を満喫しましょう。陶磁器の奥深い世界をぜひ味わってください。
鑑賞の後は横山美術館から歩いて3分ほどの場所にある、揚げたての天ぷらと飛騨の郷土料理がいただける「月の庭」にてランチです。
続いて「文化のみち」を散策します。名古屋城から徳川園に至る地区一帯が文化のみちです。江戸時代から明治・大正へと続く名古屋の近代史を目の前で感じることができますよ。中でも「白壁・主税・橦木町エリア」は街全体の歴史が保存されているため、見どころ満載です。
散策を楽しんだら、最後は西原珈琲店でひと休み&今日のデートの思い出を二人で振り返りましょう。コーヒーや自家製スイーツが美味しいのはもちろん、素敵なデザインのカップにも注目です。ぜひ午前中の横山美術館の展示を思い出しながら2人で色々な話をして、デートを締めくくってください。
デートのメインとなる横山美術館について詳しく解説していきます。
横山美術館の魅力:明治・大正時代の輸出陶磁器コレクション
▲常時約600点の陶磁器を展示。中には貴重な陶磁器も。
横山美術館は、2017年に開館した名古屋市東区にある陶磁器の美術館です。陶磁器の中でも、明治・大正時代に制作された輸出陶磁器の里帰り品を中心に展示しています。陶磁器生産の一大拠点であった名古屋から海外に渡ってしまった陶磁器を、横山博一氏が20年以上かけて収集し、輸出陶磁器を後世に残す目的で開設されました。
館内は1〜3階までが常設展示、4階は企画展、5階は多目的ホールおよび図書コーナーとなっています。展示スペースは1〜4階まで合わせて656平米の広さがあります。
※5階の多目的ホールは、絵付け体験や講演会などのイベント時以外、お客様はお入りいただけません。
横山美術館では常時約600点の作品が展示されています。展示品の中には、名古屋周辺で制作された輸出陶磁器や日本初の洋風陶磁器であるオールドノリタケ、また、まとまった作品群を目にする機会が少ない隅田焼なども含まれています。横山美術館でしか見ることができない陶磁器も数多く展示されていますよ。
デートで訪れた際は、豪華で華やかな陶磁器を見て感想を伝え合うことで会話が弾むでしょう。作品の背景を二人で想像しながら鑑賞して話を広げるのもおすすめです。
今回は、横山美術館の学芸員・中澤さんにインタビュー取材を行い、美術館の魅力についてお話を伺いました。
常設展と企画展で日本の陶磁器技術の高さを実感
▲陶磁器に描かれた豪華な絵柄も一つ一つじっくり見ると新たな発見があるかも。
編集部
たくさんの陶磁器が並んでいますね!陶磁器専門の美術館はなかなかないのでひと味違うデートになりそうです。横山美術館についてより詳しく教えてください。
中澤さん
横山美術館は2017年10月に開館した、まだ新しい美術館です。名古屋市の実業家・横山博一が平成10年から収集した明治・大正時代の輸出陶磁器の里帰り品を展示しています。このような明治・大正時代に日本の各地で制作された陶磁器は海を渡り、世界を魅了しました。
名古屋やその近郊で制作された輸出陶磁器や日本初の洋風陶磁器であるオールドノリタケ、超絶技巧と称される宮川香山など、明治時代以降に各産地で作られた息をのむほど緻密な作品の数々をご覧いただき、日本の陶磁器の技術の高さを感じていただきたいと思います。
▲3階常設展の様子。豪華な絵付けだけでなく、複雑な曲線美にも感動。
編集部
明治・大正時代における日本の陶磁器のレベルがここまで高いとは驚きました。どの陶磁器も芸術的で美しさについ引き込まれてしまいます。横山美術館は5階建てですが、それぞれの階でどのような展示がされているのですか?
中澤さん
当館では1~3階が常設展、4階が企画展となっております。企画展は年に3、4回開催しております。過去には陶磁器で作った人形であるセト・ノベルティの展覧会や、100年以上前に制作されたカップ&ソーサーの展覧会を行いました。今後は九州の陶磁器の展覧会などを考えております。
▲美しい鶴の豪華な絵付けがテーブルをパッと華やかにする。
編集部
常設展だけでなく、企画展も行われるのですね。カップ&ソーサーはとても華やかで、見ているだけでワクワクします。どんな企画展が行われているかは、その時のお楽しみですね。過去の企画展も気になるのですが、過去の作品を見ることはできるのでしょうか。
中澤さん
過去の図録、全11種を受付で販売しております。図録はネットでも販売しております。(2021年10月時点)
編集部
陶磁器の西洋人形やウイスキーボトルの図録もあるのですね。作品をよりアップで見ることができるので細部の美しさまで楽しめそうです。図録を見るたび、デートでの思い出もよみがえりますね!
圧巻の展示品:高さ190cmの有田焼大花瓶
▲横山美術館の目玉展示品!大きさにも美しさにも驚き
編集部
数々の陶磁器が展示されていますが、横山美術館の目玉ともいえる作品はありますか?
中澤さん
2階展示室の入り口に「染付上絵金彩花鳥図大花瓶」という有田焼の大花瓶を展示しています。高さは約190センチもあります。この大花瓶には、牡丹や桜、鳳凰や虎などが描かれており、豪華さと緻密さが調和した明治期の代表的な陶磁器といえます。
明治時代初め頃、ヨーロッパで開催された万国博覧会では、日本の陶磁器が出品され好評を得ていました。このような作品も万国博覧会に出品された可能性があると考えられます。この作品は展示替えをしないので、来館いただければいつでもご覧になれます。
編集部
横山美術館の目玉というだけあって、有田焼の大花瓶は本当にインパクト抜群ですね。私達の身長よりもはるかに大きな花瓶を、一体どうやって作ったんだろうと考えてしまいます。デートでこれを見たら、思いが溢れて会話が止まらなくなりそうです!また、いつ行っても見られるというのも嬉しいですね。
写真撮影OK!思い出に残る展示品とフォトスポット
▲一枚一枚違う絵柄のお皿を眺めているだけで楽しい
編集部
これだけたくさんの優れた陶磁器を見ることができるのは貴重な体験ですよね。ぜひ写真に撮って思い出に残したいのですが、撮影は可能ですか?
中澤さん
明治・大正時代の輸出陶磁器に特化して、収集・展示している美術館は他にはないと思います。当館でしかご覧いただけない作品もたくさんありますよ。展示作品は撮影可能、写真はSNSにご投稿いただけます。
▲人と比べるとわかるこの大きさ!ぜひ写真に収めたい
編集部
デートの記念写真も残すことができてうれしいです。おすすめのフォトスポットはありますか?
中澤さん
先ほどの2階入り口の有田焼の大花瓶や、同じく2階の七宝焼の大花瓶などは、大きな作品ですのでおすすめのフォトスポットです。撮影は他の方のご迷惑にならないよう、ご配慮ください。
編集部
大花瓶と人の身長を比較することもできるので、より大きさが伝わる写真を撮影できて面白いですね!SNSに投稿すれば話題になるかもしれません。盛り上がる記念写真が撮れそうです。でも、盛り上がり過ぎには注意ですね。
体験型イベント:絵付け体験や講演会で深まる陶磁器の魅力
▲絵付けされた人形や人形の描かれた陶磁器がカラフルで可愛らしい
編集部
先ほど企画展について教えていただきましたが、他にイベントなど開催していればぜひご紹介ください。
中澤さん
絵付け体験や講演会を展覧会の内容に合わせて企画しています。お電話による事前予約制で、絵付け体験の参加費は入館料込みでおおよそ3000円です。内容にもよりますのでご興味ある方は最新の情報をご確認ください。
過去には絵付け体験として、白磁の人形に陶磁器用絵の具で絵付けをしたり、素焼きのお皿に染付で草花を描いていただく体験講座などを開催しております。また講演会では、専門の先生方に輸出陶磁器について分かりやすくお話しいただきました。
編集部
絵付け体験は、思い出を形として残せるので素敵ですね。美しい陶磁器の展示を見た後では、絵付け体験も想像が膨らんでさらに楽しめそうです!専門の先生方の講演会では輸出陶磁器の背景を知ることができ、それまでと違った目線で作品を鑑賞できるかもしれませんね。
学芸員おすすめ!見逃せない展示品と美術館の魅力
▲100年以上経っても色褪せない美しさに圧倒される
編集部
学芸員の中澤さんが思う、横山美術館の見どころや魅力を教えてください。
中澤さん
魅力は、他では見られない美しく華やかな輸出陶磁器を非常に数多くご覧いただけることです。常時約600点の作品をご覧いただけます。伝統的な日本風の絵付のものから、本当に日本で作られたの?と思ってしまうような洗練された洋風の絵付のものまで、さまざまなデザインの陶磁器を展示しています。
▲濃いピンクから薄いピンクまで絶妙な色使いに思わず目を奪われる
編集部
中澤さんが特に好きな展示や作品はありますか?
中澤さん
3階に展示していますオールドノリタケの薔薇の絵付がされたパンチボウルです。大きなボウルとカップがセットになっています。こういったものは輸出された先である欧米では、大勢の食卓で主に果実酒を飲むのに使われました。グラデーションを利かせた立体感のある薔薇が秀逸で、周りの装飾も金を使用するなど豪華なものとなっています。
編集部
まるで絵画のようなとても美しい絵付けですね!薔薇も花びら一枚一枚まで描かれていたりと、細部までじっくり見たくなります。かつてどのような人たちが使っていたのか想像するだけでも話が盛り上がりそうですね。
来館者の声:感動の横山美術館体験
編集部
横山美術館に来館された方からよく聞く感想や声を教えてください。
中澤さん
「この美術館のことは知らなかったけど、入ってみたら素晴らしく珍しい作品を多く見ることができて感動した」とおっしゃって帰られる方が多い印象です。
編集部
比較的新しい美術館でまだ知らない方もいらっしゃるかと思いますが、素晴らしい展示品がたくさんあるので、たくさんに人にぜひ一度訪れていただきたいですね。偶然見つけて立ち寄りたくなるような親しみやすさも魅力です!
驚きの声続出!展示品の質の高さに注目
編集部でもGoogleやポータルサイト、SNSでリアルな声を調べましたのでご紹介します。
- 宮川香山の高浮彫りの名品もあり見応え充分!
- オールドノリタケに関心がある人は必見!ノリタケの森にもないものもあります
- 近くにはいくつかコインパーキングもあるので車でも安心
横山美術館にしかない作品や展示品のレベルに驚かれている声を多数拝見しました。名古屋の中心部からのアクセスがいいのも嬉しいポイントですね。
横山美術館を訪れるカップルへのメッセージ
▲横山美術館の魅力を教えてくださった学芸員の中澤さん
編集部
最後に、デートでの来館を検討しているカップルへのメッセージをお願いします。
中澤さん
アンティークなもの、レトロなものがお好きな方にとって楽しんでいただける美術館です。やはり美術や歴史など文化的なものに造詣のある方のご来館が多いですが、予備知識がなくとも、作品の美しさを純粋に楽しんでいただきたいです。作品についてより深く知りたい方は、毎月第1・3土曜日に行われる学芸員によるギャラリートークに参加されるのもおすすめです。
編集部
明治・大正時代の陶磁器がここまでオシャレだとは知りませんでした。横山美術館でのデートが美術や歴史に興味を持つきっかけになるかもしれませんね。私はまだまだ陶磁器の知識が少ないので、ぜひギャラリートークに参加したいです!本日はありがとうございました。
横山美術館への行き方・料金・開館時間
住所 | 〒461-0004 名古屋市東区葵一丁目1番21号 |
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アクセス | ・名古屋市営地下鉄東山線「新栄町」駅(1番出口)徒歩4分 ・名古屋市営地下鉄桜通線「高岳」駅(3番出口)徒歩4分 |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | ・毎週月曜日(祝・休日の場合開館、翌平日休館) ・年末年始 |
駐車場 | なし |
料金・予算 | 【企画展開催時】 ・一般:1,000円 ・高・大学生・65歳以上:800円 ・中学生:600円 ・小学生以下:無料 ・障がい者手帳をお持ちの方:700円 【常設展のみ開催時】 ・一般:700円 ・高・大学生・65歳以上:500円 ・中学生:400円 ・小学生以下:無料 ・障がい者手帳をお持ちの方:400円 |
公式サイト | https://www.yokoyama-art-museum.or.jp |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
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横山美術館周辺で楽しむ名古屋デートスポット
横山美術館の所要時間は約1時間半〜2時間です。中澤さんによると、横山美術館は午前中が比較的空いているそうなので午前中に美術館、午後に周辺のデートスポットを巡るのがおすすめです。
中澤さんイチオシのデートスポットは、横山美術館から北へ進んだところにある「文化のみち」です。中でも今回は、大正・昭和のレトロ建築が並ぶ白壁・主税(ちから)・橦木町(しゅもくちょう)エリアをご紹介します。
他にもおすすめのランチやティータイムを過ごせる場所を教えていただいたので、詳しく解説します!
おすすめのデートスポット
アート空間で味わう「月の庭」のヘルシーランチ
出典:月の庭
横山美術館から歩いて3分ほどの場所にある、揚げたての天ぷらと飛騨の郷土料理のお店「月の庭」。飛騨高山から送られてくる野菜や山菜などヘルシーな食材を使用し、さらに飛騨の地酒も揃えています。カウンター越しに目の前で揚げられた天ぷらを味わえるのが魅力です。ランチは950円~とリーズナブルに本格的な料理を味わえます。
「月の庭」には地元の若手アーティストを応援するギャラリーを併設しています。展示内容はイラストや彫刻など時期によってさまざまで、訪れるときのお楽しみの一つです。美味しい料理と共に芸術にも触れられる、このデートにピッタリのお店です!待ち時間なくランチするためにも、予約をおすすめします。
横山美術館の公式サイトには他に2店舗の飲食店が紹介されています。こちらもぜひチェックしてみてください。
横山美術館の近隣施設についてはこちら:https://www.yokoyama-art-museum.or.jp/access/sightseeing/
「文化のみち」で歴史に思いを馳せながら散策
出典:名古屋市公式サイト
横山美術館から北へ足を伸ばすと、「文化のみち」と呼ばれるエリアがあります。名古屋城から徳川園に至る地区一帯は、文化人や財界人の屋敷が連なっており、歴史的建造物が多く残されています。内部が公開されているものだけでも15施設以上がありますが、中でも中澤さんおすすめは「白壁・主税・橦木町エリア」です。
日本初の女優といわれる川上貞奴が暮らした「二葉館」や大正ロマンを感じる「橦木館」、トヨタの創始者豊田佐吉の弟の邸宅「旧豊田佐助邸」など、「白壁・主税・橦木町エリア」には見どころ満載。一部入場料がかかる施設もありますが、街並み保存地区ということで、散策をしているだけでも歴史を感じて楽しめると思います。
名古屋市公式サイト:https://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000011525.html
1日の締めくくりは「西原珈琲店栄店」で優雅なひととき
出典:西原珈琲店栄店
1987年、名古屋本山にて創業した西原珈琲店。現在は名古屋に3店舗を構えており、栄店は横山美術館から歩いて18分、文化のみちからは歩いて約15分の距離にあります。1杯ずつ豆を挽いて淹れる本格炭火焼珈琲と季節ごとに変わる自家製スイーツが魅力の喫茶店です。薄暗く落ち着く雰囲気なので、二人の距離もより縮まりそうですね。
西原珈琲店では、珈琲のカップとソーサーをお客さんの雰囲気に合わせて選んでいるそうです。午前中の横山美術館を思い出すきっかけになるため、今日のデートを振り返りながら話が弾むでしょう。デートプランの予定ではちょうどおやつの時間になりますので、ぜひ自家製スイーツを味わって疲れを癒してください。
西原珈琲店:https://nishiharacoffee.com
まとめ:横山美術館で芸術鑑賞、名古屋の歴史探訪を楽しむカップルデート
今回は、午前中に横山美術館を鑑賞し、午後は文化のみちや喫茶店などの周辺スポットを巡るデートプランをご紹介しました。
横山美術館の魅力は、明治・大正時代の輸出陶磁器に特化した数々の展示品です。横山美術館でしか見ることのできない陶磁器もたくさんあるため、陶磁器や芸術に興味があるカップルにはぜひ訪れていただきたいです。陶磁器に馴染みがない人でも純粋に陶磁器の美しさに感動できる展示内容となっています。
午後からは、文化のみちで名古屋の歴史に思いを馳せながら散策しましょう。歴史が好きなカップルには特におすすめですよ。デートプラン内で紹介した月の庭や西原珈琲店も落ち着いた雰囲気なので、大人デートが叶います。
名古屋で芸術や歴史に触れるデートがしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。