チューリップ四季彩館で一年中楽しむ花デート!砺波市半日観光プラン|富山
この記事では、富山県砺波市の「チューリップ四季彩館」を中心に、周辺の観光スポットを半日でめぐるデートプランを紹介しています。
メインとなる「チューリップ四季彩館」では、富山県の県花であるチューリップを一年中見ることができます。 季節の花々と、通常であれば春にしか咲かないチューリップのコラボレーションは、ここでしか見られない光景です。施設内では、チューリップの栽培技術や球根の秘密、歴史についても学ぶことができます。
今回はチューリップ四季彩館の主幹・管理係兼緑花推進係長を務める金平さんに見どころを聞きながら、施設の魅力をご紹介します。
このデートプランの特徴
富山が誇る花と芸術を楽しむ!砺波半日デートプラン
砺波駅から徒歩15分のチューリップ四季彩館をはじめ、砺波市美術館や砺波チューリップ公園を巡るデートプランをご紹介します。富山県の魅力を再発見できる、全国的に有名なチューリップや芸術にまつわる観光地を楽しめます。
12時 | 砺波駅に集合 |
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12時~13時 | 周辺のお店でランチ(館内カフェも利用可能) |
13時~14時 | チューリップ四季彩館を見学 |
14時~16時 | 砺波市美術館を鑑賞 砺波チューリップ公園を散策 |
予算は、各入場料とランチ代を合わせても、1人あたり2,000円程度で収まる見込みです。富山の名産が味わえるお店も多く、グルメも楽しめます。
※となみチューリップフェア期間中は入場料が通常と異なりますのでご注意ください。
チューリップ四季彩館の魅力:一年中楽しめる花の世界
編集部
まずは、チューリップ四季彩館がどのような施設か教えてください。
金平さん
チューリップ四季彩館は、春の花・チューリップが一年中見られる世界唯一のスポットです。3つの栽培方法で開花時期をずらしているので、いつ来館されてもチューリップが咲いています。他では見られない、季節の花々とのコラボレーションが魅力です。
また、各種イベントに利用できるホールやチューリップグッズを揃えたミュージアムショップ、ランチやスイーツが楽しめるカフェなども充実しています。
編集部
富山県は日本随一のチューリップ出荷量を誇る産地ですね。世界中のどこにも例がない「春以外の季節の花々とのコラボレーション」が見られるのは、富山の確かな栽培技術があってこそだと思います。
他にはどんな花が咲いていますか?
金平さん
チューリップ四季彩館内にある「ワンダーガーデン」では、四季折々の花々とチューリップが一緒に楽しめます。例えば、以下のような花を見ることができます。
春 | スイセン、ヒヤシンスなど |
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夏 | アジサイ、ラベンダー、ユリ、ハイビスカス、グズマニアなどの亜熱帯植物など |
秋 | キク、リンドウ、コリウスなど |
冬 | シクラメン、ポインセチアなど |
季節ごとに企画展も開催しています。
冬のクリスマス展示では、5mのクリスマスツリーやイルミネーションでクリスマス気分を味わうことができますよ。
▲クリスマスのイルミネーション
▲チューリップにちなんだイルミネーション
さらに新春はマンリョウやセンリョウなど縁起物の植物や豪華なシンビジウム、早春はプリムラやサイネリア、ガーベラなども楽しめます。
編集部
冬はイルミネーションと花のコラボレーションや、屋外の街路樹、プロムナードなどがクリスマスムード一色に染まるので、デートにもぴったりですね。日常生活では見られない、チューリップのような色鮮やかで華やかな花と冬のイルミネーションを同時に楽しめるのは魅力的です。
年中いつ訪れても、花の持つ自然の明るさに心が癒されそうですね。
チューリップパレスとワンダーガーデン:四季彩館の見どころ
編集部
金平さんおすすめの見どころはありますか?
金平さん
チューリップの切り花500本が360度を包む、3.7mのタワー型オブジェの素敵な空間「チューリップパレス」がおすすめです。
▲チューリップパレス外観
▲盛夏のチューリップパレス
▲早春のチューリップパレス
また、チューリップ5,000本が万華鏡のように映し出される「パレットガーデン」もおすすめです。一年中15℃に設定されている部屋に入ると、チューリップの香りに包まれて思わず歓声をあげてしまいます。
▲パレットガーデン
季節の花々とチューリップを十分お楽しみいただいた後は、ぜひチューリップの生長過程や歴史が学べる「アンダーファーム」にお進みください。不思議な地下空間で、チューリップと砺波市への愛を育むドキドキとワクワクを体験できます。チューリップが一年中咲いている秘密や、球根の仕組み、チューリップ伝来の歴史などを紹介しています。
▲アンダーファームの「チューリップの伝来」にまつわるコーナー
編集部
チューリップパレスやパレットガーデンは屋内にあるのですね。丁寧に育てられた様々な品種のチューリップが、他の花々と共に美しく並べられた様子は、屋外の花壇とは異なる魅力がありそうです。
チューリップパレスは直径3m、高さ3.7mの円筒形ガラスタワーに、赤や黄色、白やピンクのチューリップが配置され、まるでアート作品のようです。切り花の長持ちのために専用の鮮度保持剤を使用するなど、チューリップ四季彩館の技術が光る展示だと感じます。
アンダーファームでチューリップの栽培方法や歴史、最新の研究について学べるのも魅力的です。一年中花を咲かせる方法など、恋人同士でクイズ感覚で疑問を解決しに行くのも楽しそうですね。
四季折々のチューリップ展示:年間を通じた企画展の魅力
編集部
チューリップ四季彩館で開催されている企画展について教えてください。
金平さん
ワンダーガーデンでは 「季節を彩る花々」と題して季節ごとに8回の展示入れ替えを行います。また、年11回の小企画展を開催します。これにより、訪れる時期によって異なる花々の魅力を楽しむことができます。
特別企画展は年3回、チューリップホールで実施しています。春季には「となみチューリップフェア」の会場の一部として、色とりどりのチューリップで埋め尽くされた展示を行います。
秋季は「となみチューリップ球根まつり」、冬季には「春を呼ぶチューリップ展」を開催しています。
「となみチューリップ球根まつり」では100品種以上のチューリップの球根を販売しています。ここでしか入手できない希少な球根も多数あり、チューリップ愛好家にとっては見逃せないイベントです。
編集部
ワンダーガーデンでは季節に合わせたイメージの装飾をされているそうですね。
▲初夏の様子
▲ハロウィンに合わせた装飾
▲新春の様子
「となみチューリップフェア」は地域ぐるみで行われる大規模なイベントです。富山が誇る満開のチューリップを楽しむなら、4月下旬からゴールデンウィークまでの期間がおすすめです。この時期なら恋人同士でも予定を合わせやすいでしょう。
秋の特別展では、過去に球根の寄せ植え体験教室も開催されました。チューリップの産地ならではの体験ができ、花の魅力をより深く味わえます。
花や自然が好きなカップルの方は、ぜひ四季折々のチューリップの姿を楽しんでみてください。季節ごとに変化する美しい花々が、きっと素敵な思い出作りにつながることでしょう。
チューリップ関連グッズとスイーツ:お土産と館内カフェの楽しみ方
編集部
館内のショップについて、ご紹介をお願いします。
金平さん
ミュージアムショップには、多種多様なチューリップグッズがそろっています。チューリップの花びらで染めたハンカチやスカーフ、チューリップ「バレリーナ」の香水は、特別なプレゼントにぴったりです。
お土産には以下のような商品があり、選ぶのに迷ってしまうほど豊富な品揃えです。
- チューリップの形をした歯ブラシ
- ご当地ベア
- チューリップ柄のネクタイ
- トートバッグ
- ポーチ
- マグカップ
- マグネット
- 絵葉書
- チューリップのキルト商品
▲表情が可愛らしいチューリップ色の熊のぬいぐるみ
▲チューリップの形をした歯ブラシ
また「カフェかくれ庵」での一番人気は、「ちゅーりっぷソフトクリーム」です。チューリップをイメージしたピンク色の、とても美味しいソフトクリームとなっています。
▲ちゅーりっぷソフトクリーム
その他にも、ランチプレートやカレー、白エビのかき揚げ丼、うどん、そば、砺波名産の大門そうめんなど、バラエティ豊かなメニューをご用意しています。
▲カフェかくれ庵の内観
▲カフェかくれ庵のメニュー(写真の商品・値段は取材当時です)
▲カフェかくれ庵のメニュー(写真の商品・値段は取材当時です)
編集部
ショップの品揃えが豊富で、どれも魅力的ですね。カップルでお揃いのチューリップの形をした歯ブラシを購入すれば、使うたびにデートの思い出がよみがえりそうです。また、個性的なアイテムは友人へのプレゼントにも最適でしょう。
観覧の合間にカフェでランチやスイーツを楽しむのも、デートの醍醐味ですね。富山名物から定番メニューまで幅広く、男性の方も満足できるボリュームがありそうです。
食事の締めくくりに、「カフェかくれ庵」限定の「ちゅーりっぷソフトクリーム」とコーヒーで、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
インスタ映えスポット:チューリップ四季彩館での記念撮影ポイント
編集部
館内で思い出の写真を撮影できるスポットを教えてください。
金平さん
館内にはベンチや長椅子がありますので、ゆっくりと花々をご覧いただけます。
写真スポットとしては、チューリップパレスやワンダーガーデン全体が見渡せる入口付近がおすすめです。また、2階からの眺めも素晴らしく、写真映えします。特に、ハートの形をしたベンチも設置されていますので、ぜひ探してみてください。カップルの記念撮影にぴったりです。
▲ハートのベンチ
なお、平日は比較的どの時間帯も混雑が少なく、ゆったりとした雰囲気でお楽しみいただけます。
編集部
季節の花々と一緒に写真を撮れば、鮮やかで印象的な写真になりそうですね。ハートのベンチに座ってゆったりと過ごすだけで、ロマンチックなデートの雰囲気が味わえそうです!
来館者の声:チューリップ四季彩館の評判と感想
編集部
来館者からよく聞く感想や声を教えてください。
金平さん
- 八重咲やユリ咲きのチューリップが珍しい
- 新しい発見があった
- チューリップの原産地について驚いた
「これもチューリップ?」と驚かれるお客様がいらっしゃいます。また、球根の中に葉・茎・花びら・おしべ・めしべがすでにできているという新しい発見に感動される方も多いです。
歴史のコーナーでは、チューリップの原産地がオランダだと思っていたお客様が多いのですが、実は中央アジアが原産地だということに驚かれます。
編集部
来館者の方々から、以下のような感想も寄せられています。
- 入場料がリーズナブル
- 随所に解説があり、情報量が豊富だった
- 展示の美しさや面白さが魅力的
- チューリップソフトクリームが美味しかった
チューリップソフトクリームの美味しさについての感想を見ると、ぜひ食べてみたくなりますね。甘いものが苦手な方でも、恋人と一緒にシェアして楽しむのもおすすめです。
チューリップ四季彩館からカップルへのメッセージ
編集部
最後に、デートでの来館を検討しているカップルやご夫婦へのメッセージがあれば教えてください。
金平さん
お花を見ると自然と笑顔になります。特にチューリップは、色とりどりで可愛らしく、多くの方が「かわいい!」と歓声を上げられます。
ぜひ、お二人の素敵な思い出として、たくさんの記念写真を撮ってください。スタッフにお声がけいただければ、カメラのシャッターを押すお手伝いもさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。
編集部
本日はありがとうございました。
チューリップ四季彩館:アクセス・営業時間・料金などの基本情報
住所 | 〒939-1381 富山県砺波市中村100番地1 |
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アクセス | 砺波駅から徒歩15分 |
営業時間 | 9:00~18:00(最終入館17:30) |
休館日 | 不定期 ※公式ページの 休館日をご確認ください |
料金 | 一般(高校生以上):310円 シニア(65歳以上):250円 小・中学生:160円 幼児:無料 ※となみチューリップフェア期間中は、フェア入場料金に含まれます |
駐車場 | 無料駐車場80台 ※となみチューリップフェア期間(4月下旬から5月初旬)は有料(1台500円)となります |
問い合わせ | 0763-33-7716 公式ページの 問い合わせフォームからもご連絡いただけます |
予約 | 個人利用は予約不要です |
公式サイト | https://www.tulipfair.or.jp/ |
チューリップ四季彩館周辺のおすすめデートスポット
チューリップ四季彩館の滞在時間は1時間程度です。チューリップ四季彩館のあとに行きたい、おすすめのデートスポットについて、引き続き金平さんに聞いてみました。
編集部
チューリップ四季彩館を訪れた場合の、金平さんおすすめのデートプランを教えてください!
金平さん
チューリップ四季彩館で花を鑑賞し、ランチを楽しんだあとは、当館から徒歩3分の場所にある砺波市美術館に訪れてみるのはいかがでしょうか。また、車で10分以内の場所には、散居村ミュージアム、出町子供歌舞伎曳山会館、富山県花総合センターなどもあり、これらもおすすめです。
車で20分圏内には、散居村展望台や庄川水記念公園の恋のパワースポット「鯉恋の宮」があります。砺波市の特徴的な景観である散居村を眺められる散居村展望台は、特におすすめです。
さらに、夢の平スキー場や庄川温泉郷での宿泊を組み合わせると、より充実したデートプランになるでしょう。季節や好みに合わせて、これらの観光スポットをお楽しみください。
砺波エリアのおすすめランチスポット
チューリップ四季彩館から徒歩10分圏内にある食事処をチョイスしました。
施設内にも「カフェかくれ庵」がありますが、富山の名産や高級素材を使用したランチが食べたいカップルは要チェックです。
ステーキランチが大人気「柿里本店 花御堂」
「柿里本店 花御堂」は富山の銘柄牛など国産牛肉のステーキが食べられる豪華ランチが人気。目の前でステーキを焼くパフォーマンスにも驚きです!
町の洋食屋さん「洋食カフェ 梟」
梟では、エビフライやオムライス、ハンバーグといった定番洋食メニューを日替わりランチで楽しめます。デザートには手作りケーキがおすすめ。
砺波市美術館:地域文化の発信地で芸術鑑賞
引用: 砺波市美術館
チューリップ四季彩館から徒歩3分の場所にある 砺波市美術館は、砺波市の文化的創造活動の拠点として構想されました。
この美術館は、単に作品を鑑賞するだけでなく、来館者自身が創造活動を行ったり、他の芸術愛好家と交流したりする場所としても機能しています。
常設展示では、日本の伝統工芸品や世界各国の写真作品、地元砺波市出身の作家による作品が展示されています。また、週末には来館者が参加できるワークショップや、芸術に関する講演会も開催されています。
さらに、市民ギャラリーや市民アトリエなど、砺波市の住民が気軽に美術に親しむことができるスペースも用意されています。このように、幅広い年代や興味を持つ人々が楽しめる、多様な作品と体験を提供する美術館となっています。
砺波チューリップ公園:四季を通じて楽しめる花の名所
引用: 砺波市
砺波チューリップ公園は年中無休で入園できる公園で、毎年ゴールデンウィーク頃に「となみチューリップフェア」が開催されています。
高さ26mのチューリップタワーや大花壇の地上絵、水上花壇、オランダ風花壇、イルミネーションなど、ここでしか見られない魅力的な景色が盛りだくさんです。
夏以降は、別名「箒草」とも呼ばれるコキアのふんわりとした緑が美しく統一された風景を楽しむことができます。その様子は風情ある情景を醸し出しています。
公園内にある砺波郷土資料館は、明治時代の洋風建築の代表例として砺波市の文化財に指定されており、歴史的な価値も楽しめます。
恋人と手を取り合って公園内を散策しながら、砺波の豊かな自然や独特の気候を肌で感じてみてはいかがでしょうか。