京都府立丹後郷土資料館で歴史学習&天橋立絶景巡りカップルデートプラン|宮津市
この記事では、京都府宮津市にある「京都府立丹後郷土資料館」を中心に、日本三景のひとつ天橋立を様々な場所から眺め、散策するデートプランを紹介します。
京都府立丹後郷土資料館(愛称:ふるさとミュージアム丹後)は、旧国分寺跡にある丹後地方の歴史を学べる資料館です。天橋立の代表的な5つの眺望スポットの一つとしても知られ、天橋立を正面から一望できる"景色が素晴らしい資料館"としても知られています。
京都府立丹後郷土資料館前後には、同じく「五大観」に含まれる「股のぞき観(傘松公園)」、「飛龍観(天橋立ビューランド)」も巡りましょう。見る角度によっても印象が変わる天橋立の眺望を満喫できます。
丹後エリアの歴史を学びつつ、天橋立を満喫するデートプランをご紹介します。
おすすめカップル:歴史好きのカップル
どんなデート?:丹後地方の歴史と天橋立を満喫するデート
目安時間:1日
目安予算:2人で5000円
丹後の歴史と天橋立の絶景を満喫するカップルデートプラン
今回提案するデートプランは、丹後郷土資料館と天橋立周辺をめぐるものです。日本三景の一つである「天橋立」周辺には、多くの観光名所があります。
天橋立の全景を北側から見下ろせる「傘松公園」にはカフェやダイニングがあり、南側から見下ろせる「天橋立ビューランド」には遊園地があります。天橋立を眺めながらカモメに餌をあげられる観光遊覧船やレンタサイクルもあり、カップルのデートに最適なエリアです。
また、縁結びで有名な元伊勢籠神社や、願い事が叶うとされる成相寺など、著名な寺社もあります。カップルで願掛けをしながら散策すれば、思い出に残るデートになるでしょう。
9:00~11:00 | 天橋立ビューランド |
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11:00~11:30 | 天橋立をレンタサイクルで駆け抜ける |
11:30~12:00 | 元伊勢籠神社へ参拝 |
12:00~13:00 | 傘松公園で股のぞき&ランチ |
13:00~14:30 | 成相寺で願い事&美人祈願 |
14:30~16:30 | 京都府立丹後郷土資料館で歴史を学び、天橋立を眺める |
※移動時間はスケジュールに含んでいません
天橋立の全長は約3.6km。徒歩で約1時間かかるため、レンタサイクル(約20分)や観光船(約12分)がおすすめです。
カップルでゆっくり散策したい場合はレンタサイクルが良いでしょう。カモメに餌をあげながら写真が撮れる観光船も人気です。レンタサイクルは乗り捨て可能なので、行きはレンタサイクル、帰りは観光船という組み合わせも楽しめます。
「元伊勢籠神社→傘松公園」はリフトで約5分(往復リフト券推奨)、「傘松公園→成相寺」は30分ごとに成相寺行きの登山バスが運行(所要時間約7分)しています。成相寺参拝後は再度登山バスで傘松公園へ戻り、リフトで元伊勢籠神社まで下ります。
元伊勢籠神社から京都府立丹後郷土資料館へは徒歩20分、または元伊勢籠神社前からバス(約10分)で移動可能です。
京都府立丹後郷土資料館の「歴史」と「景色」が両立した魅力
京都府宮津市にある京都府立丹後郷土資料館は、丹後地方(京都府北部の丹後半島エリア)の歴史を時代順に学べる施設です。常設展示「丹後の歴史と文化」のほか、特別企画展も開催されています。
資料館は奈良時代に建立された丹後国分寺跡(国史跡)に位置し、道路を挟んで江戸時代の建物を移築復元した旧永島家住宅(府指定建造物)も見学できます。
さらに、資料館前には天橋立を一望できる「天平観展望所」があり、ベンチも設置されているためデートスポットとしても人気です。今回は丹後郷土資料館の広報担当、米原さんに資料館の見どころやおすすめの展示についてお話を伺いました。
縄文から近代まで:10万点の資料で学ぶ丹後の歴史
編集部
展示内容の概要を教えていただけますか?
広報の米原さん
展示室では、1階の常設展「海国・丹後を巡る-丹後の歴史と文化-」において、丹後地域の縄文時代から近代までの歴史と丹後の織物を紹介しています。2階展示室では、丹後に関連した特別展・企画展などが開催されます。江戸時代の古民家「旧永島家住宅」では、昔のくらし常設展で当時の道具等を多数展示しています。また、資料館前には史跡丹後国分寺跡が広がっています。
▲江戸時代の古民家「旧永島家住宅」
編集部
丹後の歴史を順を追って学ぶなら1階の展示室は必見ですね。道路を挟んで向かい側にある旧永島家住宅は、宮津藩の大庄屋を務めた家の建物を移築したものだそうですね。味わい深い茅葺屋根の建物なので、カップルで撮影すれば写真映えしそうです。
2階の特別展・企画展ではどのような内容を展示されているのでしょうか?
米原さん
令和2年度は、春の企画展「丹波・丹後の新たなお宝-京都府暫定登録・新指定文化財から-」、夏の企画展「丹後のはたおと-暮らしを織りなすリズムとメロディー」、特別展「天橋立と丹後国分寺」、企画展「ふるさとミュージアムコレクション」を行いました。
▲「ALTERNATIVE KYOTO もうひとつの京都」開催時のライトアップ
編集部
幕末まで宮津藩の藩主をつとめた本庄松平家は、江戸幕府5代将軍徳川綱吉と、綱吉の母である桂昌院とも深い繋がりがあったようですね。特別展「"玉の輿"大名家の栄光と苦悩-徳川綱吉・桂昌院と宮津藩本庄松平家-」は個人的にもぜひ見てみたいです。
「ふるさとミュージアムコレクション」は、普段紹介できない資料や近年収集した資料を紹介する企画展だとお聞きしました。丹後地方をよく知った上で観光すれば、デートもより楽しめそうです。
天橋立の絶景を一望できる日本有数の景観を持つ資料館
編集部
丹後郷土資料館の自慢ポイントを教えてください。
広報の米原さん
天橋立を端から端まで一望できる絶景ポイントに立地する資料館です。おそらく日本でも有数の良い景色が望める資料館です。
▲京都府立丹後郷土資料館の「天平観展望所」
編集部
時期によって楽しめる展示の違いなどがあれば教えていただけますか?
米原さん
展覧会は考古・歴史・民俗の3分野で各回変更していますので、過去に来た方も楽しめると思います。当館前からは、四季折々の天橋立の風景を楽しんでもらえると思いますよ。
編集部
館内にグッズ売り場等はありますか?
広報の米原さん
受付にて展示図録やグッズを販売しています。どれも京都府北部の丹後地域ならではのグッズばかりですので、来館の思い出にお買い上げいただければと思います。
カップルへ:資料館デートの楽しみ方とおすすめスポット
編集部
館内で思い出の写真を撮影できるスポット、カップルがゆっくり過ごせるおすすめの場所があればご紹介ください。
米原さん
当館前庭には、天橋立を端から端まで一望できる絶景ビューポイント「天平観展望所」があり、ベンチもございます。また、江戸時代の古民家である旧永島家住宅では、昔の道具を多数展示しており、コスプレ写真撮影などをされる方もいらっしゃいます。
編集部
デートでの来館を検討しているカップルやご夫婦へのメッセージがあれば教えてください。
米原さん
丹後の考古・歴史・民俗に関して興味がある方には、面白いと思ってもらえるコレクションが多数ございます。
利用者の声:丹後郷土資料館の評判と口コミ
編集部でポータルサイトや口コミサイトなどで丹後郷土資料館の評判を調べてみました。
- 丹後の歴史を学ぶにはすごく良い場所です!
- 資料館前の国分寺跡から眺める天橋立の景観は絶景です。
- さすが国分寺が立てられた場所。いい場所にあります。
- 入館料もリーズナブルで(普通展示:200円)で、貴重な資料が展示されています。
リーズナブルに学べるのでお得といった口コミや、景色について感動するという口コミが多くありました。
丹後郷土資料館の基本情報とアクセス
住所 | 〒629-2234 京都府宮津市字国分小字天王山611-1 |
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アクセス | ■京都丹後鉄道宮豊線「天橋立駅」または「岩滝口駅」から丹海バス(経ヶ岬・蒲入・伊根方面行き)で「丹後郷土資料館」下車すぐまたは、「国分」下車徒歩5分 ■「天橋立駅」から車で15分 ■京都縦貫自動車道「与謝天橋立IC」から車で10分 「宮津天橋立IC」から25分 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、直後の平日休館) 年末年始(12月28日~1月4日) |
駐車場 | 有り(30台):無料 |
料金・予算 | ■観覧料 普通展示:一般:200円、小中学校:50円 特別展示:一般:250円、小中学校:70円 ・友の会会員、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料 ・きょうと子育て応援パスポート対象施設 ・PayPay決済利用可能 |
公式サイト | https://www.kyoto-be.ne.jp/tango-m/cms/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です
京都府立丹後郷土資料館周辺のおすすめデートスポット4選
丹後郷土資料館近くには、松島(宮城県)、宮島(広島県)と並んで日本三景のひとつとされる「天橋立」があります。天橋立は実際に歩いて散策することも可能です。
全長約3.6kmの天橋立を端から端まで行くには、徒歩だと約50分、レンタサイクルだと約20分、観光遊覧船だと約15分ほどです。(車は通れません)
天橋立は、角度を変えて眺めると印象も変わるので、いろんな角度から眺めてみることをおすすめします。代表的な天橋立ビュースポットに「天橋立ビューランド」や「傘松公園」があります。
おすすめのデートスポット
カップルにおすすめ:天橋立を一望する遊園地「天橋立ビューランド」
丹後郷土資料館から車で15分ほどの場所にある天橋立ビューランドは、天橋立を南側から一望できる展望遊園地です。龍が天に昇るようにみえることから「飛龍観」とも称されています。
遊園地はアーチェリー、ゴーカート、サイクルカーや、観覧車などもあり、思う存分カップルで楽しむことができます。
公式サイト:天橋立ビューランド
お伊勢さんのふるさと「元伊勢籠神社」
引用:元伊勢龍神社
丹後郷土資料館から車で5分ほどの元伊勢籠神社は、丹後国の一の宮(その国で一番社格が高い神社)です。日本人の総氏神とされる伊勢神宮(三重県)にまつられている神様は、ここから移ったという言い伝えがあることから「お伊勢さまのふるさと」「元伊勢」とも呼ばれて信仰されています。
日本神話によると天にいるイザナミ(男神)が、地上の真名井神社(籠神社の奥宮)にいたイザナミ(女神)の元に通うために使っていたはしごが「天橋立」だったとされています。そんなエピソードから元伊勢籠神社(真名井神社)は、恋愛成就のご利益を期待できることでも知られています。カップルでの参拝におすすめです。
公式サイト:元伊勢籠神社
"願いが叶う"美人観音「成相寺」
丹後郷土資料館から車で6分ほどの成相寺は、日本で一番古い巡礼とされる「西国三十三所」のひとつ(28番札所)になっています。
まつられる観音様は、「美人観音」として親しまれ、お参りすることで身も心も美人になれるとされています。また、願い事がかなう(成り合う)お寺として、古くから信仰されているのでカップルでの参拝もおすすめです。
公式サイト:成相寺
絶景の股のぞき体験「傘松公園」でユニークな天橋立観賞
元伊勢籠神社近くの駅からリフトで行ける傘松公園は、天橋立を北側から一望できる展望所があります。股の間から天橋立をのぞくことで"天地が逆転したように見える"股のぞき発祥の地とされています。
展望台横にはお土産や名産品が売られる売店、軽食を食べられるAmaCafe(アマカフェ)、パノラマビューのレストラン「AmaDining(アマダイニング)」などもあります。
公式サイト:傘松公園
まとめ:丹後の歴史と天橋立の絶景を楽しむ充実のカップルデート
今回は京都府宮津市にある「京都府立丹後郷土資料館」と、周辺のスポットをめぐるデートプランを紹介しました。
京都府立丹後郷土資料館は、リーズナブルに丹後の歴史を学べる資料館です。また、天橋立に近く天橋立の絶景ビューを楽しめるスポットでもあります。
また、天橋立は見る角度によっても印象が変わるので、色んなスポットから眺めてみてはいかがでしょうか?今回は天橋立の代表的な5つの眺望スポット「五大観」のうちの2つ「股のぞき観(傘松公園)」、「飛龍観(天橋立ビューランド)」もセットで巡るプランを紹介しました。
歴史好きなカップルはぜひ今回のデートプランを参考にしてみてください。