【福井県敦賀市】氣比神宮の神前式|歴史ある境内と日本三大鳥居で叶える和婚
氣比神宮は福井県敦賀市にある神社です。
氣比神宮は古くから北陸道総鎮守として地元民に親しまれ、日本三大鳥居のひとつでもある朱塗りの大きな鳥居は、敦賀市のシンボルのような存在です。
由緒ある氣比神宮での神前結婚式は、和装がいっそう際立ち、花嫁をより美しく魅せます。
今回は氣比神宮の宮司、桑原さんに神社の由来や結婚式について詳しくお話を伺いました。
和装で行う挙式に興味がある方、神前式を考えている方にぜひご覧いただきたいです。
氣比神宮の神前式について
神前式の歴史:昭和50年代からの伝統
宮司
昭和50年代頃からです。
インタビュアー
昭和50年代頃というと、当時の結婚式は神前結婚式が主流だったそうですね。
時代の流れとともにチャペルウェディングなどが人気になりましたが、最近になってまた日本の伝統的な挙式スタイルとして神前結婚式が注目されています。
氣比神宮は境内も御社殿もとても立派なので、和装に憧れるカップルに人気がありそうです。
神前式の特徴:国の名勝地での朱傘参進
宮司
国の名勝地に指定されている境内を朱傘をさして参進します。
インタビュアー
朱傘をさしての参進は、花嫁の憧れです。親族と一緒に歩む参進は、これまでの想い出が頭をよぎり胸が熱くなることでしょうね。
名勝に指定されている氣比神宮の境内での参進となれば、より一層心に残ると思います。
神前式の流れ:伝統的な儀式の詳細
宮司
氣比神宮では次のような流れで行います。
- 修祓
- 献饌
- 祝詞
- 三献の儀
- 指輪交換
- 誓詞奏上
- 玉串拝礼
- 神楽
- 親族盃
ここまでで、約40分ほどになります。
インタビュアー
日本の伝統的な挙式スタイルは、とても神聖な気持ちになるので、夫婦としての門出にふさわしい挙式だと思います。
挙式予約:申込時期と挙式数の情報
宮司
1ヶ月以上前にお申し込みいただくとよろしいかと思います。
インタビュアー
毎月、何組くらい挙式が行われますか?
宮司
2~3組です。
インタビュアー
1月に2~3組だと、人気のある日は予約が埋まってしまいそうですね。
土日や日柄の良い日に挙式したい場合は、1ヶ月前の予約よりも、もう少し早めの方が安心かもしれません。
ちなみに雨天でも挙式はできますか?
宮司
可能です。
インタビュアー
天候に左右されると困るので、雨の日でも挙式できるのは安心です。
挙式申込手順:予約からリハーサルまで
宮司
まず、仮予約をしていただきます。その後、挙式料をご入金いただき、お申込完了となります。
氣比神宮では、1週間前を目安にリハーサルを行うようにしています。挙式当日の緊張が少しはやわらぎますよ。
インタビュアー
1週間前あたりでリハーサルをしていただけるんですね。神前式は参列する機会も少ないので、慣れない作法を不安に思っているカップルは多いと思います。
リハーサルがあれば、色々と事前確認できるので安心です。リハーサルのある神社は少ないので、とても喜ばれるでしょうね。
挙式サポート:衣装や写真に関する情報
宮司
氣比神宮では対応しておりませんが、ご希望いただければご紹介させていただきます。
インタビュアー
自分たちの好きな業者にお願いすることもできるので、オリジナルな結婚式をしたい人にはうれしいですね。
また、氣比神宮ご紹介の業者であれば、氣比神宮の挙式スタイルに慣れているので安心できます。
控室はお借りできるのでしょうか?
宮司
あります。
インタビュアー
少し早めに着くようにしたいので、控室があるといいですね。
氣比神宮での挙式の評判:親子代々の利用者の声
宮司
氣比神宮で挙式される方の中には、親子代々で挙式される方が多いです。
インタビュアー
自分の両親と同じ神社で挙式をするなんて素敵ですね。それだけ親しまれている証だと思います。
昭和50年代頃から神前式を行っているということですし、そろそろ「親子3代にわたって氣比神宮で挙式した」という人もあらわれるかもしれませんね。
氣比神宮の歴史と特徴:北陸道総鎮守としての由緒
概要:越前国一宮と日本三大木造鳥居
宮司
越前国一宮であり、古くから北陸道総鎮守として親しまれています。また、日本三大木造鳥居がある神社として知られる古社です。
インタビュアー
朱塗りの立派な鳥居ですね。明治34年に国宝に指定され、現在は国の重要文化財となっていると聞きました。
鳥居を見上げると、その堂々とした貫禄あるたたずまいに圧倒されてしまいそうです。
また、境内の至るところに菊の紋章が入っているので不思議に思い調べたのですが、氣比神宮のご祭神の中には歴代天皇がいらっしゃるのですね。
菊の紋章があることで、より格式の高さが増しているように感じます。
氣比神宮の見どころ:長命水と歴史的スポット
宮司
境内に湧き出る「長命水」がございます。
氣比神宮では、もともと1柱の神様を祀っていましたが、文武天皇の命令で、新たに6柱の神々を祀り合わせて7柱を祀るようになりました。
その際、神宮を修営したのですが、その途中で突然、地下水が湧き出たと伝えられております。
「これは祀られた神様の御神徳が宿る水だ」と言われるようになり、氣比神宮で祀っている武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)が長寿であったことから長生きできる水として地元民に信仰されています。
またこの他にも、松尾芭蕉句碑、神池、「敦賀」の名称の由来となった角鹿神社もございます。
インタビュアー
長命水はパワースポットととしても人気だそうですね。氣比神宮へ結婚式の下見に行った後には、ぜひ長命水をいただきたいです。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」で詠んだだけあり、境内はとても美しくうっとりしてしまいます。由緒ある神社なので、氣比神宮で挙式したいと考えるカップルは多いでしょうね。
氣比神宮からのメッセージ
宮司
神職が奏でる楽の中、真心込めて御奉仕いたします。
インタビュアー
氣比神宮の立派な境内で、神楽の鳴り響く中で行う挙式は、一生忘れることのできない思い出になることでしょう。
本日は、お忙しいなか貴重なお話をありがとうございました。
氣比神宮へのアクセスと連絡先
住所 | 〒914-0075 福井県敦賀市曙町11-68 |
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電話番号 | 0770-22-0794 |