茨城県東海村で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報
この記事では、地方への移住を検討されている方へ「茨城県東海村(とうかいむら)」の魅力をご紹介します。
東海村は太平洋に面したまちで、北には日立市、南にはひたちなか市があります。都市空間と自然環境が近接したコンパクトシティで、都市部へのアクセスも良好です。
そして、東海村は妊産婦と高校3年生までの子どもの医療費が実質無料という手厚い支援があり、妊娠から出産後まで安心して迎えられるようなサポートもあるなど、子育てにやさしく、教育環境が整っている村です。
それでは早速、東海村の特徴や暮らしの情報を詳しくお伝えしていきます。
東海村での暮らし「4つの特徴」
東海村は太平洋や久慈川に接しており、自然環境に恵まれています。
また、東海村は教育に力を入れており、公立の幼稚園や保育所、小中学校などに外国語指導講師を配置するなど、先進的な取り組みを行っています。子育て支援も充実しており、出産から子育てまでトータルでサポートを受けることができます。
▲東海村のまち並み
東海村は1Kから2LDKまでの賃貸物件を見つけやすく、築浅の物件もあります。
水戸市や日立市までは電車で約15分の距離であるため、通勤通学の選択肢も広いです。首都圏へのアクセスにも優れており、生活しやすい環境です。
▲東海駅前
そんな東海村への移住は、このような方におすすめです。
- 教育に力を入れている学校で、子どもを学ばせたい
- 安心して子育てできるまちに移住したい
- 子どもと一緒に気軽にお出かけできる場所が欲しい
- 地方移住してからも気軽に都市部まで遊びに行きたい
それでは、詳しくご説明します。
特徴1:子育てに関するきめ細やかなケアが受けられる
妊娠や出産には様々な不安がつきまとうと思いますが、東海村ではそうした家族の気持ちにしっかりと寄り添ったケアをしてくれます。
例えば、まちの保健センターには「子育て世代包括支援センター(通称:はぐ♥くみ)」が設置され、母子保健コーディネーターの方などに、妊娠出産に関する相談を気軽にすることができます。
無事に出産を終えた後は、親と子が共に参加できる、読み聞かせの会やリズム体操などの企画に参加することができます。お子さんの成長に合わせて参加できる企画が沢山あるので、同年代のママ友を作ることもできるでしょう。
▲子育て支援の一環としてサロンを開催
東海村では、妊産婦と高校3年生までの子どもの医療費が実質無料(ただし保険適用外は対象外)である上、まちの中に小児科を診療する病院・診療所が4か所もあります。新生児から中学生までの診療に対応しているので、急な体調不良でもすぐに病院に連れていくことができます。
病児・病後児保育施設や学童クラブなどもあり、お仕事をしながら子育てをする方はきっと重宝することでしょう。
特徴2:「教育立村」の精神に基づく手厚い教育内容
▲近代的な造りの中学校内部
東海村は「教育立村」を掲げており、教育内容の充実に取り組んでいます。
教育内容としてまずご紹介したい特徴的な取り組みは、公立の小中学校、さらには幼稚園や保育所などにまで外国語指導講師を配置していることです。就学前から、ゲームなどを通じて楽しく英語に親しむ機会を創出しています。
▲小学校での授業風景
小学校では、低学年(1、2年生)を対象に1クラスの人数を30人以下とする「少人数学級編制」を導入しています。少人数制によりきめ細かな指導を受けることができることで、子どもたちも初めての学校生活にスムーズに馴染むことができそうですね。
他にも、児童や生徒1人1人に合った学習をすることができるよう、1人につき1台のタブレット端末を支給して、タブレットを活用した教育も行っています。
さらに保護者や児童、生徒から人気が高いのが自校給食です。学校で調理した料理を提供しているため、温かい給食を食べられます。また給食の内容も東海村で育てたコシヒカリや、旬の野菜等が使用された食育を意識した内容になっています。
▲絵本コーナーが充実している図書館
まちの図書館も子どもの成長を考え、とても充実した絵本コーナーを作っているほか、おはなし会など子どもが参加できるイベントを開催しています。
特徴3:家族で楽しめるお出かけスポットが沢山!
まちには、子どもの好奇心を満たすようなスポットや、家族で楽しめるお出かけスポットが沢山あります。
まずご紹介するのは「歴史と未来の交流館」です。ここは博物館機能と青少年センターの機能を持つ施設で、東海村の歴史や文化を知ることができる展示があるほか、様々なイベントも開催されています。
▲「歴史と未来の交流館」の外観
東海村の各地で多数の体験プログラムや科学実験などのプログラムが催される「とうかい子どもキャンパス」や、キャンプやお祭りなど100 以上のイベントが催される「エンジョイ・サマースクール」の会場のひとつにもなっており、楽しく遊び、交流する機会が提供されています。
▲「歴史と未来の交流館」でのイベントの様子
「歴史と未来の交流館」には屋外広場もあり、ツリークライミングなどを楽しむことができます。知的好奇心が刺激されるとともに、身体も動かせるスポットとなっています。
▲ツリークライミングが楽しめる
次にご紹介するのは、「東海スイミングプラザ」です。こちらには2種類のスライダーや、こども用プールもある人気のスポットです。
しかも「東海スイミングプラザ」は大人200円、子ども100円と大変利用しやすい料金設定となっています。スライダーなどの充実した設備をこの料金で利用できると思うと、気軽に訪れたくなりますね。
▲人気の「東海スイミングプラザ」
次にご紹介するのは「阿漕ヶ浦公園(あこぎがうらこうえん)」です。こちらの公園は「おいもの公園」という愛称で呼ばれ、おいもをイメージした遊具などが設置されています。公園内では、桜や紅葉も楽しめます。
▲おいもの公園の遊具
こちらの公園には、清潔なトイレや授乳室がある「見守り小屋」があり、エアコンも完備されています。休憩を取りやすく、小さいお子さん連れでも安心して訪れることができる公園です。
さらに、春にはさくらまつりの会場にもなります。
▲さくらまつりの会場となる阿漕ヶ浦公園
なぜ、おいもが公園のモチーフになっているかというと、まちの名産品の1つがさつまいもであるためです。また、さつまいもから作られる干し芋の生産量は、茨城県が全国1位となっており、茨城県内の主な産地が東海村とひたちなか市なのです。
▲名産品のほしいも
そして東海村では、新たに「神楽沢(かぐらざわ)近隣公園」の整備が進んでいます。
こちらの公園には、ボール遊びもできる芝生広場や、長さ28mの巨大なすべり台、バスケットコートなどが整備される予定となっています。令和6年度の開園が予定されており、新たなまちの憩いの場となることでしょう。
▲神楽沢近隣公園の完成予想
東海村ならではの楽しいイベントもあり
東海村には、さつまいもにちなんだ「東海I~MOのまつり」という県内唯一のおいもに関するお祭りがあります。
制限時間の10秒以内にさつまいもを袋に詰め込むイベントや、さつまいもの形や大きさを競う「珍いもコンテスト」、いも積み競争、大なべ試食コーナーなど、幅広い年代の方がみんなで楽しめるお祭りです。
▲I~MOのまつり(い~ものまつり)の様子
特徴4:マルシェやスーパーなどがあり便利に暮らせる
東海村ではスーパーや病院などが整備されており、暮らす上での不便はありません。マルシェなども開催されるので、非日常的な買い物やフードコート、ライブパフォーマンスを楽しむ機会もあります。
毎年開催されている「大空マルシェ」は、まちの寺社仏閣が会場になっています。
▲大空マルシェの入り口
会場となっているのは、大神宮と村松虚空蔵尊という歴史のある寺社仏閣です。大神宮は、水戸光圀公が神殿を造営した歴史ある神社で、全国からも多くの参拝客が訪れる観光スポットの1つです。
▲大神宮
もう1つの会場である村松虚空蔵尊は、日本三体虚空蔵の1つで、こちらも1200年以上の歴史を持っています。どちらもまちの人々に親しまれています。
▲村松虚空蔵尊
普段からまちの方々に親しまれている寺社仏閣で開催されるとあって、大空マルシェはとても賑わいます。お子さんも楽しめるフード類も販売されますので、ご家族で訪れても楽しめるのではないでしょうか。
▲大空マルシェの様子
最後にご紹介したいイベントが「ラフェット・デラーブル」です。こちらは、毎年、新緑の時期に開催されるパパとママを応援するイベントで、子連れでも気兼ねなく楽しめる場所をつくることを目指しています。
当日は親子で楽しめるワークショップや、フード販売が行われますので、美しい新緑の中で一時、日常を忘れてのんびりと寛いでみてはいかがでしょうか。
▲ラフェット・デラーブルの様子
日常のお買い物にも、もちろん困ることはありません。東海駅を中心に市街地が広がり、スーパーマーケットや飲食店などの商業施設が多く立ち並びます。水戸市や日立市も電車で約15分の距離なので、大型ショッピングモールにもアクセスしやすい環境です。
▲東海駅周辺の様子
東海村の暮らしに関する情報
ここからは東海村での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。
気候 | 8月平均気温:25.6℃ 2月平均気温:4.2℃ ※参考:気象庁HP 東海村に観測地点がないため、日立の情報を掲載 |
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人口 | 人口:37,783人 世帯:15,960世帯 ※村公表「とうかいの統計」より (2023年5月1日時点) |
病院 | 一般診療所10 病院2 歯科13 |
学校 | 公立保育所3所 私立保育園4園 公立幼稚園4園 私立幼稚園1園 公立こども園1園 私立こども園2園 村立小学校6校 村立中学校2校 茨城県立東海高等学校 |
交通 | 【電車】 上野駅~東海駅:約90分(特急利用時) いわき駅~東海駅:約60分(特急利用時) 水戸駅〜東海駅:約15分 日立駅〜東海駅:約15分 【高速バス】 上野駅前~東海駅前:約145分 |
近隣都市 | 水戸市、日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、ひたちなか市、那珂市 |
東海駅から上野駅までは特急で約90分のため、休日に日帰りで都内に出かけることも可能です。水戸市や日立市といった都市部へも電車で約15分あればアクセスできるため、都市部への通勤通学も選択肢の1つとすることができます。
【仕事】近隣都市まで視野を広げて探すと求人数が一気に増加
大手求人情報サイトで「東海村×正社員」で調べてみると、約850件の求人情報が見つかりました。また、車で30分以内(市内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約30,700件まで一気に増加しました。
参考:求人情報の一例
東海村内だけでも800件以上の求人がありますが、近隣都市まで目を向けると一気に求人数が増加するため、より希望の職種を見つけやすくなる可能性があります。
【住まい】賃貸物件の選択肢は多く、空き家バンクも運営
大手住宅情報サイトで東海村の物件を検索してみると、賃貸マンション・アパートは140件以上ありました。1Kから2LDKまでの物件が見つけやすく、築浅の物件も見つけることができます。
参考:物件情報の一例
▲東海村の住宅地の様子
東海村には、住まいに関する補助金制度もあります。
東海村外から転入する新婚世帯の方には、賃貸の初期費用・住宅取得費用・引っ越し費用が最大20万円補助される「とうかい住まいる応援補助金」があります。
「とうかい住まいる応援補助金」を受ける主な条件
- 婚姻またはパートナーシップ宣誓から4年以内
- 夫婦またはパートナーの双方またはいずれかが東海村外からの転入
- 年齢が満39歳以下など
申請には条件があるので、以下のHPから詳細をご確認ください。
その他、移住を検討中の方向けに補助制度などの情報をまとめた「東海村移住なび」もありますので、ぜひ活用してみてください。
公式:東海村(東海村移住なび)
東海村へ移住した人の感想や体験談
実際に東海村へ移住した方々は、どのような生活を送っているのでしょうか。移住者の方々のリアルな声を一部ご紹介します。
- 自然豊かで、季節の移り変わりを楽しむことができる
- 子どもが楽しめる公園や施設が充実している
- 高校生まで医療費が無料だったり、子育て支援が手厚くてありがたい
- 少人数制教育や地産地消の美味しい給食など、教育が充実している
公式:東海村(Story)
安心して子育てができる、教育内容が充実している、子どもと楽しめる施設やイベントがたくさんある、図書館の蔵書数が素晴らしいといった声が上がっており、子どもと暮らす上でとても良い環境だと感じている方が多いようです。
東海村へ移住してみたいと思ったら
東海村の魅力を知り、移住してみたいとお考えの方もいらっしゃると思います。もっと知りたい!と思うことや、移住にあたって不安に感じていることがあれば、「東海村移住相談フォーム」からお気軽にお問い合わせください。
公式:東海村(東海村移住相談フォーム)
東海村の魅力をコンパクトにまとめた冊子をネット上で閲覧することもできます。実際にまちで暮らす方々の生の声も掲載されているので、こちらも是非ご覧になってみてください。
公式:東海村(東海村ウェルカムガイド「Story」冊子)
東海村への移住に関するお問い合わせ
記事ではお伝えしきれないほど、東海村は魅力のあるまちです。東海村への移住について気になることや相談したいことがあれば、お気軽に以下の窓口へご連絡ください。
担当課 | 総合戦略部 地域戦略課 |
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住所 | 〒319-1192 茨城県那珂郡東海村東海三丁目7番1号 |
電話番号 | 029-282-1711 |
対応時間 | 8:30〜17:15(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く) |
公式サイト |