芝大神宮で叶える神前式：アクセス抜群の関東のお伊勢さま

東京都港区芝大門にある芝大神宮（しばだいじんぐう）は、日本人の総氏神とされる伊勢神宮と同じ神様がまつられており、「関東のお伊勢様」として、江戸時代から徳川将軍家や庶民に広く信仰されてきた神社です。

芝大神宮は、縁結びのご利益でも有名で、神前結婚式が人気を集めています。貸衣装や着付け、ヘアメイク、撮影など、多くの提携先があるため、カップルの希望に合わせて自由度の高い結婚式を挙げることができます。そのため、自分たちで詳細を選びたいカップルに特に喜ばれています。

東京の神社で結婚式を検討している方や、結婚式を自分たちで自由にアレンジしたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。芝大神宮での神前式について詳しく紹介します。

芝大神宮の1000年の歴史：関東のお伊勢さまとしての魅力

東京都港区芝大門にある「芝大神宮」は、大江戸線「大門駅」から徒歩1分の場所に位置する神社です。1000年以上の歴史を誇り、日本人の総氏神とされる伊勢神宮の外宮・内宮と同じ天照大御神をお祀りしていることから、「関東のお伊勢様」として古くから深い信仰を集めています。江戸時代には、その賑わいの様子が浮世絵師・安藤広重の錦絵にも描かれました。明治時代になると、東京を守護する神社「准勅祭社」のひとつに選ばれ、現在は東京十社の一社として重要な位置を占めています。

また、芝大神宮は東京の縁結びパワースポットとしても広く知られています。神前式では「幸あわせ福むすびの儀」という芝大神宮独自の儀式が執り行われ、さらに11月中旬から2月までの期間には1日1組限定で行われる幻想的な篝火（かがりび）式という結婚式も大変人気があります。

芝大神宮の周辺には、増上寺や東京タワーなど、多くの観光スポットが点在しています。

今回は、「芝大神宮」の権禰宜（ごんねぎ）である城所さんに、神前式や神社の魅力について詳しくお話を伺いました。

伊勢神宮の神々を祀る都心の神社：芝大神宮の御祭神と由緒

編集部

どのような神社なのか教えていただけますか？

権禰宜の城所さん

当宮は伊勢神宮の御祭神天照皇大御神（内宮）・豊受大神（外宮）の二柱を主祭神としてお祀りしています。平安時代・一条天皇の御代に創建された約1000年の歴史のあるお社です。関東のお伊勢様として親しまれ、芝神明と呼ばれ崇敬されてきました。

編集部

芝神宮のロケーションについて教えていただけますか？

権禰宜の城所さん

現在はオフィス街の中心に鎮座しており、駅からも徒歩で近いことからアクセスが良いのが特徴です。大江戸線「大門駅」から徒歩1分、JR浜松町駅と都営地下鉄三田線「御成門駅」から徒歩5分の場所にあります。また、近隣には芝公園、増上寺、東京タワーなどの観光名所もあり、新郎新婦や参列者にも喜ばれる立地となっています。

芝大神宮の江戸時代からの伝統：「だらだら祭り」と生姜市

編集部

芝大神宮に訪れた際の見どころを教えていただけますか？

権禰宜の城所さん

9月11日から21日までが当宮の大祭期間で「だらだら祭り」または「生姜まつり」として有名です。古くは「生姜市」といわれ祭礼の間、境内や神社周辺で盛んに生姜が売られていました。

当宮鎮座当時はまわりが生姜畑であったところから、神前に供えられ参拝者にも売られたそうです。神社の生姜を食せば風邪をひかないといわれ、この生姜市は広重の錦絵にも描かれております。

編集部

「だらだら祭り」は、参拝者が多すぎて11日間のお祭りになり、お祭りも長く続くので「だらだら祭り」と呼ばれるようになったとお聞きしました。江戸庶民から信仰されていた様子が伝わってきます。

江戸時代の錦絵にも描かれた人気の神社で挙げる神前式は、格別なものになりそうですね。

芝大神宮の神前式：伝統と現代が調和する挙式スタイル

編集部

芝大神宮での神前式の歴史について教えていただけますか？

権禰宜の城所さん

当神社でお祀りしている主祭神の特性から、古くから神前式を執り行っております。

▲巫女舞が見られるのは神前式ならでは

編集部

神前式の会場になる場所や設備について教えていただけますか？

権禰宜の城所さん

神前式が行われる社殿は、冷暖房設備（床暖房含む）が完備されています。夏冬を問わず、快適にご参列いただけます。

編集部

和装の場合、特に真夏は大変なので冷暖房完備は嬉しいですね。一年を通して快適な挙式が叶いそうですし、参列者も挙式に集中できそうです。

太陽光発電が象徴する新郎新婦の未来：芝大神宮のご祭神の加護

編集部

芝大神宮の神前式にしかないポイントがあれば教えてください。

権禰宜の城所さん

先ほどもお伝えしたように、アクセスの良さがまず挙げられます。

また、殿内の電気は太陽光発電にて賄っており、これは御祭神である天照皇大御神さまからのご神徳により新郎新婦の未来を照らすという意味があります。

編集部

太陽光発電にそんな意味が込められているなんて素敵ですね。また芝大神宮の神前式といえば、11月中旬から2月まで1日1組限定の「篝火（かがりび）挙式」も人気だと聞きます。夜に"明かり"の中で行われる神前式は幻想的で、印象に残る体験となりそうです。

芝大神宮の神前式は、どんなカップルに向いていると思いますか？

権禰宜の城所さん

当宮は披露宴会場を持たないため、新郎新婦が自分たちで好きな会場をコーディネートできます。自分たちで自由にコーディネートしたいカップルに向いているのではないでしょうか。

編集部

提携の披露宴会場を拝見しましたが、80以上もの提携先があるそうですね。これだけあれば、自分たちの好みの雰囲気に合わせてカップルで披露宴会場を選べそうですし、その過程も楽しめそうです。

理想の神前式を叶える自由度：芝大神宮の豊富な提携先

▲神前式で使用される控室は落ち着いた雰囲気が漂う

編集部

貸衣装や着付け・ヘアメイクは神社にお願いできますか？

権禰宜の城所さん

貸衣装・ヘアメイクは、神社でのレンタルはしておりません。提携している会社（数十社）からお選びいただき、直接依頼していただきます。なお、神社に着替える場所はございませんのでご了承ください。

編集部

写真撮影をお願いすることは可能でしょうか？

権禰宜の城所さん

写真やビデオの撮影も直接提携先の企業にお願いしていただきます。提携先は公式ホームページに掲載しておりますのでご確認ください。写真撮影は、提携先のみ境内地での撮影が可能で、挙式中及び終了後の集合写真などが撮影可能です。

＞＞写真撮影や衣装などの提携先一覧

編集部

提携先の企業は芝大神宮の神前式の経験が豊富なので、神社の雰囲気を最大限活かした魅力的な写真を撮影していただけそうですね。

芝大神宮の模擬神前式：年2回の貴重な挙式イメージ体験

編集部

模擬神前式は開催されていますか？

権禰宜の城所さん

年二回（春・秋）に模擬神前式を開催しています。伝統的な神前式を見学していただけますので、挙式本番の流れや進行をご確認いただけます。

また、衣装・披露宴会場・写真撮影を行う提携先の業者も多数出展しています。ご自身にあった提携先を見つけていただける良い機会となっています。

編集部

神前式に参加できる機会はほとんどないので、どんな流れで進めるのかなど不安になる方は多いと聞きます。模擬挙式があるとしっかりイメージできるので、貴重な機会ですね。

人生の節目を彩る芝大神宮：カップルへのメッセージ

編集部

最後に、結婚が決まったカップルへのメッセージをお願いできますか？

権禰宜の城所さん

人生儀礼として神社は結婚式後も、お宮参り、七五三、初詣など何度も訪れる場所です。ぜひ芝大神宮で挙げる神前式をご検討ください。結婚式は人生の大切な節目ですが、その後も家族の成長と共に神社を訪れる機会が多くあります。芝大神宮で結婚式を挙げることで、その後の人生の節目にも縁のある場所として、より深い思い出を作ることができるでしょう。

編集部

城所さん、インタビューへのご協力ありがとうございました！

アクセス・予約方法：芝大神宮での神前式の基本情報

住所	〒105-0012 東京都港区芝大門1-12-7
アクセス	(1)JR浜松町駅北口から徒歩で5分 (2)地下鉄大門駅A6出口から徒歩で1分 (3)地下鉄御成門駅から徒歩で5分
駐車場	参拝者用駐車場あり（約20台）
初穂料・予算	挙式料（介添料含む）10万円 篝火挙式・リモート挙式の場合プラス3万円
挙式時間	仮予約可能期間（10日間）
最大参列人数	50名
控室	あり（着替えは不可）
披露宴	提携先あり
公式サイト	http://www.shibadaijingu.com/

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

芝大神宮で叶える理想の神前式：歴史と利便性を兼ね備えた都心の神社

今回は、東京都港区にある芝大神宮の見どころと神前式についてご紹介しました。

芝大神宮は、「関東のお伊勢さま」として古くから信仰されてきた神社です。神前結婚式も人気で、神前式の撮影、貸衣装、着付け、ヘアメイクなどはすべて提携先に一括して依頼できます。期間・人数限定で行われる篝火（かがりび）式など、芝大神宮ならではの独自の儀式も魅力的です。

伝統と格式のある東京の神社で神前式を挙げたいカップルにとって、芝大神宮は理想的な選択肢となるでしょう。