知多市での移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説
この記事では、地方への移住を考えている方に向け、愛知県知多市(ちたし)の暮らしに関する情報を紹介します。
愛知県の沿岸部に位置する知多市は、自然豊かな環境と交通の利便性を兼ね備えた地域です。愛知県の中心部・名古屋市や、中部国際空港へも車で20分ほどでアクセスできます。物件の選択肢が多く、土地の価格も比較的安価な傾向にあるので、マイホームの購入を希望している方にもおすすめです。
今回は、知多市公認キャラクターの梅子ちゃんから、知多市で生活する魅力や、住まい・仕事・教育などの実情について伺いました。
知多市の暮らし・3つの特徴
知多市では特に、20代〜40代の働きざかりな方々の移住を歓迎しているそうです。そんな知多市での生活には、大きく3つの特徴が挙げられます。
- 名古屋駅まで約20分!電車・バスなどの交通手段が充実
- 市内に公園やこども未来館あり。地域ぐるみで子育てサポート
- 佐布里池梅まつりが人気!自然と歴史を感じられるまち
知多市の魅力を取り入れながら、上記について詳しくお伝えします。
【特徴1】名古屋駅まで電車で約20分!電車・バスなどの交通手段が充実
知多市の大きな特徴は、主要な地域へアクセスしやすいロケーションの良さです。市内には複数の駅が点在しており、メインとなる名古屋鉄道常滑(とこなめ)線・空港線の「朝倉駅」には特急電車も停車します。朝倉駅から新幹線が停車する「名古屋駅」と、国内・海外へ向けた飛行機が発着する「中部国際空港駅」までの所要時間は、いずれも約20分です。
日常的な通勤・通学はもちろん、新幹線や飛行機を使う移動にもそれほど負担がかからないので、旅行好きな方や出張が多い方にもおすすめです。
知多市を縦断するように常滑線や河和線が通っているので、電車で10分ほどで北端から南端まで移動できます。さらに路線バスや「あいあいバス」と呼ばれるコミュニティバスが市内を運行し、駅から遠いエリアの交通をサポートしています。電車やバスなどの交通手段が整っているので、車を持たない生活も可能です。
【特徴2】市内に公園やこども未来館あり。地域ぐるみで子育てサポート
知多市は「地域ぐるみで子育てしよう」を合言葉に、子育て世帯のサポートに力を入れています。
子どもをのびのびと遊ばせられる公園も点在しており、特に「ベティさんの家旭公園」には大型の遊具があり、四季折々の自然も楽しめます。
▲子ども向けの遊具が豊富な「ベティさんの家旭公園」
▲体を使って遊ぶ遊具もある
▲乗り物型の遊具を集めたコーナーは、3歳以下の子どもたちにピッタリ
雨の日には「こども未来館」での工作体験もおすすめです。「夢工房」と呼ばれる工作室では、いろあそびや季節を感じられるアイテムづくりなど、さまざまな工作体験を楽しめます。子どもの遊び場が併設されているほか、月に1回のペースで観察会やコンサートなどのイベントも開催されます。
▲遊び場が併設された「こども未来館」では、観察会やコンサートなどのイベントも開催される
▲親子で工作タイムを満喫
また、2024年4月1日には温水プールやトレーニングジムなどを備えた健康増進施設「アクアマリンプラザ」がオープン予定だそう。
▲室内型の「アクアマリンプラザ」は、天候に左右されない
▲広い駐車場を完備!車での来場も可能
公式:アクアマリンプラザ
そのほかにも、市内には親子向けの屋外・屋内スポットが充実しているので、天気に左右されずにレジャーを満喫できそうです。
学校では、子どもたちがコンピューターやインターネットを使う力を伸ばせるように取り組んでいるよ。
市内小・中学校の2校が、文部科学省が推進する「令和5年度リーディングDXスクール事業」のモデル校(全国で20校)にも選ばれています。子どもの欠席連絡に保護者向けのスマートフォンアプリを取り入れるなど、ICT(情報通信技術)を活用した教育環境の整備に積極的に取り組んでいます。
また、年に1回のペースで、年長から中学3年生までの子どもを対象にした「こどものまちinちた」というイベントが開催されています。イベント期間中は、「こどものまち」と称されたスペースで、子どもたちが作った様々なお店のスタッフとして働くことで、給料を得ることができます。給料として手渡されるのは「こどものまち」限定の通貨で、その通貨を使ってほかのお店で買い物をすることも可能です。
▲お店のスタッフとして仕事をする子どもたち
▲「ハローワーク」でやりたい仕事を探す
▲給料をもらうスペース
年によってお店の内容は変わるけど、楽しみながら社会の仕組みを学べるイベントだよ。
【特徴3】佐布里池梅まつりが人気!自然と歴史を感じられるまち
知多市内にある「佐布里池(そうりいけ)」周辺には、25種約6,000本の梅が植えられています。愛知県内で最も梅の本数が多いことから、2月〜3月の開花シーズンには多くの観光客が訪れるそうです。(※参考:知多市観光協会「佐布里池梅まつり」)
「梅子」は、佐布里の梅にちなんだ名前なんだ。毎年2月~3月には「佐布里池梅まつり」が行われて、地元のグルメやライトアップ、いろんなイベントが楽しめるよ。ぜひ家族で来てみてね。
さらに知多市の岡田エリアは「知多木綿」の名産地として栄えた地域で、江戸時代から明治時代の土蔵や黒板塀といった趣のある街並みが残っています。家族で岡田エリアを散策し、レトロなフォトスポットを見つけたり、知多木綿の手織りを体験したりするのも楽しそうです。
▲国登録有形文化財の「知多岡田簡易郵便局」
▲レトロな街並みをゆったり散策
岡田エリアでは、毎年4月に「岡田春まつり」が行われるよ。3台の山車がそろう華やかなおまつりだよ。地域のみんなとふれあえるから、人とのつながりを大切にしたい人におすすめだよ。
知多市の暮らしに関する情報
ここからは、実際に知多市で生活する際に知っておくと役立つ情報をまとめてお伝えします。気候や人口、施設などの情報を整理した表をご覧ください。
気候 | 8月平均気温:29.4℃ 1月平均気温:5.2℃ ※参考:気象庁(愛知県・名古屋地点) |
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人口 | 人口:83,540人 世帯:37,038世帯 (2024年2月1日時点) |
名産品 | ・知多ペコロス(小さい玉ねぎ) ・サントリーウイスキー「知多」 など |
病院 | クリニック・診療所:36か所 病院:3か所 歯科:34か所 (2023年10月時点) |
学校 | 保育施設:21か所 小学校:10校 中学校:5校 高等学校:1校 |
交通 | 空港:中部国際空港 電車:名古屋鉄道常滑線・空港線「朝倉駅」 など バス:路線バス(知多乗合)、あいあいバス(コミュニティバス) など 車:国道155号(西知多産業道路) |
近隣都市 | 名古屋市、東海市、常滑市、知多郡東浦町 など |
市内には複数のクリニックのほかに、内科・整形外科に対応した病院もあります。風邪はもちろん、ケガによる入院も、公立病院で対処が可能です。さらに、朝倉駅から車で10分ほどの場所には、小児科・産婦人科など30以上の診療が可能な病院もあります。
メインとなる「朝倉駅」の周辺には、コンビニやカフェ、銀行、公園などが点在しています。一方で商業施設は車で10分〜15分の場所にあり、東海市・半田市などの近隣地域へ出向く方も多いそうです。東海市は車で10分ほど、半田市へは車で30分ほどで行けるので、より快適な生活を希望する方は車の利用がおすすめです。
今、朝倉駅前のまちづくりが進んでいて、2027年の5月ごろには、新しい市役所が建つ予定なんだ。市内のあちこちに住宅地やスーパーもできる予定だから、もっと住みやすくなると思うよ。
仕事:市内は工場系の求人がメイン。名古屋市などで働く人も多い
大手求人情報サイトで知多市内の正社員募集を調べたところ、2,400件ほどの求人が見つかりました。(2024年3月時点)
※参考:求人情報の一例
知多市の沿岸部には工業地帯が広がっているため、製造工場やエネルギー関連企業などの求人が多いです。
一方で、車で30分ほどの地域まで範囲を広げると、求人数は27万件以上に増えました。(2024年3月時点)
※参考:求人情報の一例
テレワーク可能な求人も2万件以上あったので、在宅と出社を組み合わせて通勤の負担を減らす働き方も可能です。
市外だと、名古屋市や半田市、東海市などで働いている人が多いよ。知多市役所から東海市へは車で10分ぐらいだから、お仕事にも通いやすいよ。
住まい:賃貸・購入ともに物件の選択肢がたくさん
知多市は賃貸・購入ともに、物件数が充実している地域です。大手の住宅情報サイトでは、知多市内のアパート・マンションなどが350件ほど公開されています。
※参考:賃貸物件の一例
賃料の相場は、1LDK〜2LDKで5万円台、3LDK〜4LDKだと7万円台です。名古屋市の中区では1LDK〜2LDKで10万円台、3LDK〜4LDKで18万円台が相場なので、比較的リーズナブルな賃料といえるでしょう。
※参考:賃貸物件の一例(名古屋市中区)
周辺地域に比べて土地の価格が抑えめな知多市は、マイホーム購入のハードルが低い傾向にあります。新築戸建ての相場は2,000万円台〜5,000万円台と幅広いものの、主要となる「朝倉駅」から徒歩15分ほどでも3,500万円台の物件もありました。
まずはお家を借りて住んでみて、慣れたらマイホームを買うことを考えてみたらどうかな。これから朝倉駅前のまちづくりが進んで、住宅地も増えていくと思うよ。
移住した人の体験談・感想
続いて、実際に知多市に移住した方々から寄せられた感想をまとめて紹介します。移住者の声を参考に、暮らしをイメージしてみましょう。
- 子どもがのびのびと遊べる公園が多く、助かっている
- 自然が豊かな上にほどよく都市機能があり、生活しやすい
- 名古屋に近いのに、住宅の価格が安い傾向にある
移住者の声からも、のどかさとアクセスの良さを兼ね備えた知多市の暮らしがうかがえます。名古屋市に近い環境ながら土地の価格が抑えめなので、マイホームを持ちたい方にもおすすめの移住先です。
移住に関する支援・問い合わせ先
知多市の特徴や住まい・仕事の情報を知り、ますます移住に興味を持った方もいるのではないでしょうか。ここからは、支援金や問い合わせ先といった移住の準備に役立つ情報を紹介します。
東京圏からの移住をサポートする「移住支援金」
東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)から知多市への移住を検討している方は、知多市が実施する「移住支援金」も要チェックです。
地域や就業などの条件を満たすと、1世帯ごとに100万円、単身だと60万円が支給されます。さらに、18歳未満の子ども1人につき最大で100万円が加算されるそうです。条件や申請方法などは公式サイトに記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
公式:愛知県「愛知県移住支援事業(移住支援金の支給)について」
知多市への移住に関するお問い合わせ
興味を持った方は、まずは秘書広報課に連絡してみましょう。内容を伺い、必要な部署に繋いでいただけるそうです。
知多市が気になった人は、ぜひ遊びに来てね。2月~3月ごろは梅が咲いてきれいだし、海水浴は6月ぐらいから新舞子で楽しめるよ。岡田の古い街並みやカフェも人気だよ。自分の目で知多市を確かめてみてね。
担当課 | 知多市役所 秘書広報課 |
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住所 | 〒478-8601 愛知県知多市緑町1番地 |
電話番号 | 0562-36-2642 |
対応時間 | 8:30〜17:15 |
公式サイト | https://www.city.chita.lg.jp/ |