【三重】鳥羽水族館デート完全ガイド!飼育種数日本一の魅力を120%楽しむカップルプラン
三重県鳥羽市にある鳥羽水族館は、飼育生物種類数が日本一であることで知られています。全国でも珍しい順路が決まっていない水族館なので、自由に散策できるデートプランにもぴったりなスポットです。
ゆっくりと時間が流れるような落ち着いた空間もあれば、多くのかわいらしい動物を見られるエリアや、館内から鳥羽湾を眺められる絶景スポットも兼ね備えています。
今回は水族館で働く私ならではの視点で、デートプランと鳥羽水族館の楽しみ方をご紹介します。
- 水族館が好き
- 生き物が好き
- 写真を撮るのが好き
- 博物館が好き
- 海が好き
- 二人で歩き回るのが好き
鳥羽水族館デートの基本情報とカップル向けプラン概要
今回の鳥羽水族館デートプランでは、鳥羽水族館で大切な人とゆっくり過ごすための楽しみ方をご紹介します。
4時間以上じっくりと水族館を楽しめるプランになっています。写真映えするスポットや、水族館をより深く楽しむための豆知識も盛り込みました。
鳥羽水族館への主要都市からの交通アクセス
鳥羽水族館へのアクセス方法をご紹介します。公共交通機関や自家用車でのお越しの際の詳細な情報をお伝えします。
電車でのアクセス方法
駅 | 乗車種 | 所要時間 |
---|---|---|
東京→名古屋 | 新幹線のぞみ号 | 約1時間40分 |
名古屋→鳥羽 | 近鉄特急 | 約1時間35分 |
大阪難波→鳥羽 | 近鉄特急 | 約2時間10分 |
京都→鳥羽 | 近鉄特急 | 約2時間13分 |
JR・近鉄鳥羽駅から鳥羽水族館まで徒歩約10分
自動車でのアクセス方法
伊勢ICから車で約15分
フェリーでのアクセス方法
伊良湖岬から伊勢湾フェリーで約55分
鳥羽水族館の基本情報:営業時間、入館料、公式サイト
所在地 | 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6 |
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営業時間 | 年中無休 9:00~17:00 (7月20日~8月31日は8:30~17:30) 5月と10月は遠足シーズンのため団体客で大変混雑します(特に木・金曜日) |
入館料 | 大人(高校生以上)2,500円 小人(小・中学生)1,250円 幼児(3歳以上)630円 |
公式サイト | https://www.aquarium.co.jp |
お得情報
・並ばずに入れるWEBチケット
購入した翌日から使用可能な前売り券は最大100円割引
鳥羽水族館チケット一覧
・鳥羽水族館割引きっぷ(乗車駅により料金が異なります)
入場料と乗車駅から鳥羽駅までの近畿日本鉄道往復乗車券のお得なセット券
近畿日本鉄道 鳥羽水族館割引きっぷ
鳥羽水族館周辺の駐車場情報
水族館近くの駐車場…1日800円
鳥羽駅近くの専用駐車場…1日500円
※料金は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
ショー時間
ショーの時間をまとめました。
アシカショー Aコーナー パフォーマンススタジアム
10:00~、11:30~、13:00~、15:30~ 各回約15分
ペンギン散歩 Lコーナー 水の回廊(アクアプロムナード)
12:00~ 約10分
セイウチふれあいタイム Lコーナー 水の回廊(アクアプロムナード)
11:00~ 、14:00~ 約20分
ラッコの食事タイム Iコーナー 極地の海
9:40~、13:00~(貝類のみ)、16:20~
海獣王国食事タイム Bコーナー 海獣の王国
10:30~ 、15:00~
鳥羽水族館周辺のおすすめ観光スポット
今回の記事では紹介していませんが、三重県には有名な伊勢神宮があります。
鳥羽水族館から車で30〜40分程度で伊勢神宮に行くことができます。神聖な雰囲気の中でパワーをもらいに、ぜひ足を運んでみてください。
カップルで楽しむ鳥羽水族館120%満喫デートプラン
デートプランを詳しくご紹介します。
鳥羽水族館デートの予算シミュレーション
入館料 | 大人2,500円×2名=5,000円 ※割引なしの場合 |
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食事代 | 2,000円×2名=4,000円 |
合計 | 9,000円+お土産代 |
鳥羽水族館1日デートプラン:時間別スケジュール
9:30 | 入館 & Dコーナーへ移動 |
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10:00 | アシカショー鑑賞 |
10:20 | 水槽観覧しながら施設内を移動 |
10:55 | Lコーナーでセイウチふれあいタイムの場所取り |
11:00 | セイウチふれあいタイム体験 |
11:20 | Lコーナーの動物観覧 |
11:50 | ペンギン散歩に向けて場所取り |
12:00 | ペンギン散歩観覧 |
12:15 | KコーナーとHコーナーの水槽観覧 |
12:40 | Iコーナーの水槽観覧とラッコの食事タイムの場所取り |
13:00 | ラッコの食事タイム観覧後、Iコーナーへ移動 |
13:20 | ランチタイム |
14:30 | 自由時間 |
15:30 | 館内5か所のショップでお土産購入後、退館 |
9:00~9:30 鳥羽水族館入館とスムーズな入場方法
あらかじめウェブサイトでチケットを購入しておけば、当日のチケット購入列に並ぶ必要がありません。事前購入したチケットを提示するだけで、スムーズに入館できます。これは特に混雑時に便利で、時間を節約できる大きなメリットです。チケットを確認後、そのまま館内の入口へ案内されます。
9:30 Dコーナー:コーラルリーフ・ダイビングの魅力
Dコーナーの見どころをまとめました。
エントランスホールの見どころ
入館するとまず目に入るのが、エントランスホールのコーラルリーフの大水槽です。横長の観覧面から水槽を覗くと、色とりどりのサンゴ礁に生息する魚たちやウミガメを見ることができます。水槽には多様な人工サンゴが巧みにレイアウトされており、海中の美しい光景を再現しています。
その隣には、私のお気に入りのサンゴの水槽があります。この水槽は深さが1mほどの浅い造りですが、横幅が大きく、眺めているだけで海でスノーケリングをしている気分を味わえます。
この水槽のサンゴは本物で、魚たちがサンゴの隙間に隠れたり、つついたりする様子など、自然に近い生態系を間近で観察することができます。サンゴと魚の共生関係を実際に目にすることができる、貴重な展示となっています。
サンゴを飼育するには、強い光とある程度の水の流れが必要です。サンゴの水槽には、強い光を出す照明と水の流れを起こす水流ポンプが設置されています。何個入っているか数えてみてください。これらの設備を見つけることで、サンゴの生育環境への理解を深められます。
Dコーナー:熱帯魚の楽園を楽しむ
Dコーナーでは、サンゴ礁に生息する魚たちを展示しています。最も印象的なのは、エントランスホールでも見られたコーラルリーフ大水槽の別の観覧面です。
ここでは水槽が入り組んだ構造になっているため、前方、右側、左側、上方の四方向から魚たちに囲まれる体験ができます。
水槽の縁に腰掛けてゆっくりと魚たちを観察できるので、魚に囲まれながら二人だけの特別な時間を過ごすのもおすすめです。
このエリアにあるサンゴの水槽の中に、背面が青い横長の水槽があります。
実はこの背面も、観覧面と同じく透明のアクリルガラスでできています。そのガラスと青いシートまたはボードの間に隙間を作り、そこに照明を当てているのです。
この技法により、水槽の奥行きが実際よりも大きく見えるよう工夫されています。
9:50 アシカショー観覧のポイント
10:00からアシカショーが始まるので、遅くとも9:50には会場に到着しておきましょう。人気のショーのため、早めの到着がおすすめです。
見やすい席は、定番の前方中央辺りです。アシカショーは大きな動きが少ないので、アシカの表情や細かい仕草が見えやすい前方の席がお勧めです。ただし、水しぶきがかかる可能性もあるので、気になる方は少し離れた席を選ぶとよいでしょう。
10:00 アシカショー:パフォーマンススタジアムの魅力
私が見学したときは、1頭のアシカと1人のトレーナーでショーが行われていました。特徴的だったのは、トレーナーが解説を行わず、ショースタンド後方の音響室から別のスタッフがマイクを使って進行と解説を担当していたことです。
ショーの内容は他の水族館では珍しい種目も含まれており、非常に興味深いものでした。また、季節や日によっては2頭のアシカが登場することもあるそうです。このように、毎回異なる内容が楽しめるのも魅力の一つです。
10:20 水槽観覧しながらの効率的な移動ルート
効率的な移動ルートがこちらです。
Eコーナー:伊勢志摩の海の生態系を学ぶ
このコーナーでは鳥羽水族館近海で見られる生き物を展示しています。魚屋さんで見かける馴染み深い魚が多数観察できます。特筆すべきは、西日本に多く生息するスナメリという小型のイルカが展示されていることです。
鳥羽水族館は日本で初めてスナメリの繁殖に成功した水族館としても知られています。スナメリについての詳細な解説が提供されており、その飼育に対する熱心な取り組みが伝わってきます。
日本のどの水族館にも、その水族館近海の生物を展示するコーナーまたは水槽があります。これらの水槽では、他のコーナーに比べて多種多様な魚が展示されていることが一般的です。
水族館が魚を収集する方法の一つに、地元の漁師の方の船に同行し、網などの仕掛けに入った魚を持ち帰るという方法があります。
水族館と地元漁師との強い繋がりにより、近海の魚を効率的に集めることができるのです。
Fコーナー:ジャングルワールドの不思議な生き物たち
Eコーナーは、前のコーナーとは大きく異なり、より広大な世界観とスケールを感じられます。このコーナーでは、熱帯雨林気候に生息する生き物たちを展示しています。
ここでは、世界最大の淡水魚であるピラルクや、恐ろしいイメージで知られるピラニア、さらに強力な電気を放つことができるデンキウナギなど、日本では普段見ることのできない珍しい魚を観察することができます。
また、魚類以外にも、世界最大のネズミの仲間であるカピバラや、海牛類に属するアフリカマナティーなど、多様な熱帯雨林の生き物たちに出会えるのもこのコーナーの魅力です。
10:55 セイウチふれあいタイムの観覧ポイント
11:00からセイウチふれあいタイムが始まるので、5分前には会場に来て場所を確保しましょう。人気のイベントなので、早めの到着がおすすめです。
アシカのショーとは異なり、観客に囲まれた中央でセイウチがパフォーマンスをするので、どの方向からでも楽しむことができます。セイウチの迫力ある姿を間近で見られる貴重な機会です。
ただし、混雑時は中央寄りの前方の椅子席はすぐに埋まります。立ち見を避けたい場合は、少し早めに来ることをお勧めします。Lコーナーの出入り口から離れた奥の席は比較的空いていることが多いので、そちらも検討してみてください。
11:00 セイウチふれあいタイム:水の回廊での体験
このプランの中で最も楽しめるイベントと言えるほど面白いショーです。
2頭のセイウチと2名のトレーナーが三重県の方言を交えながら、まるでコントや漫才のようにショーを盛り上げていきます。ユーモアたっぷりの掛け合いと、セイウチの愛らしい仕草が見どころです。ショーの後には、実際にセイウチの体に触れる機会があり、その大きさや体の感触を直接体験できるので、とてもお勧めのイベントです。
11:20 Lコーナー:多様な海洋生物との出会い
Lコーナーでは多様な海洋生物や動物を観察することができます。
ショーで人気のセイウチをはじめ、モモイロペリカン、フラミンゴ、アメリカビーバー、カワウソ、ゴマフアザラシ、トド、フンボルトペンギンなどを間近で見学できます。
特にフンボルトペンギンの展示コーナーは、ペンギンの様子を詳しく観察しやすい設計になっています。
ペンギンが泳ぐ水槽の周りには仕切りがなく、手を伸ばせば触れそうな距離感です。優雅に泳ぐペンギンの姿を目の前で見ることができ、その動きや表情まで細かく観察できます。
Lコーナーの出入口付近には、生き物に直接触れられるタッチプールがあります。季節によって展示生物は変わりますが、私が訪れた際にはアカエイ、マダコ、マアナゴなど、珍しい海洋生物に触れる機会がありました。これらの生き物は他の水族館では触れる機会が少ないため、貴重な体験ができます。
11:50 ペンギン散歩:ベストな観覧位置の確保
12:00からペンギン散歩が始まります。セイウチふれあいタイムと同じ会場で行われるので、事前に場所を確保しておくことをおすすめします。
このイベントでは、展示されているフンボルトペンギンが水槽から登場して散歩します。ペンギンは小柄なので、前方の椅子席で観覧するのが最適です。特に、ペンギン水槽付近の座席や立ち見エリアがおすすめです。そこなら、ペンギンの姿をより近くで見ることができます。
12:00 ペンギン散歩 Lコーナー 水の回廊(アクアプロムナード)
フンボルトペンギンたちが、かわいいよちよち歩きで散歩します。同じペンギンでも早足で歩く個体や後ろからのんびり歩く個体、また飼育員さんから離れない甘えん坊の個体など、様々なペンギンの性格を見ることができます。
ペンギン散歩のように水槽の外をペンギンが歩くイベントは、他の水族館でも見ることができますが、ペンギンたちは最初から様々な場所を歩くことはできません。
むしろ見たことがない、行ったことがない場所は怖がって近づかないほどです。
一見ペンギンが自然に歩いているように見えるかもしれませんが、実は来場者がいない時間にペンギンを外に出して、その場所に慣れさせるトレーニングを行っています。
イルカやアシカショーのように派手さはありませんが、地道な飼育員さんとペンギンの努力と信頼関係で成り立っているのがこのペンギン散歩なのです。
12:15 へんな生き物研究所:珍しい生物との遭遇
へんな生き物研究所のご紹介です。
Kコーナー:へんな生き物研究所の不思議な世界
Lコーナーの出入り口付近には、「へんな生き物研究所」があります。
ここには、ニュースでも話題になったダイオウグソクムシやイセエビの子ども(フィロソーマ)など、珍しい生き物が数多く展示されています。この展示は、鳥羽水族館のスタッフが長年にわたって収集したコレクションから始まったそうです。
他のコーナーとは異なり、水槽の機械や装備が丸見えになっているのが特徴です。水槽の仕組みに興味がある方には、特におすすめのスポットです。
インスタ映えするフォトスポット
研究所の外には、幅150cmの巨大なダイオウグソクムシのレプリカが設置されています。この迫力ある展示物と一緒に記念写真を撮ることができ、来場者に人気のスポットとなっています。
Hコーナー:人魚伝説の主役ジュゴンに会う
鳥羽水族館を訪れる際、人魚伝説の元になったとされるジュゴンは必見です。日本の水族館でジュゴンを飼育しているのは鳥羽水族館だけであり、非常に貴重な機会となります。
体の大きさに比べて目が小さく愛らしいジュゴンの姿を観察できます。このコーナーではジュゴンの生態や特徴について詳しい解説が提供されています。
テレビで見かけることはあっても、実際に生のジュゴンを間近で見られる経験は格別です。ぜひ直接観察してみてください。
鳥羽水族館では2種類の海牛類、ジュゴンとマナティーを飼育しています。両者は外見が非常に似ていますが、尾びれの形に違いがあります。
ジュゴンの尾びれはイルカのような三日月型で、マナティーはうちわ型です。この2種を実際に比較観察できるのは鳥羽水族館ならではの特徴です。
12:40 Iコーナー:極地の海とラッコの食事タイム
13:00からラッコの食事タイムが始まるので、12:30頃からIコーナーに向かい、観覧場所を確保しましょう。
このエリアでは、ラッコをはじめ、イロワケイルカやバイカルアザラシ(3種とも鳥羽水族館が日本初展示)などの動物を見ることができます。また、クリオネの別名であるハダカカメガイや、珍しい深海生物の標本なども展示されています。
ラッコの食事タイムは水槽前で行われるため、良好な視界を確保できる場所は限られています。水槽に近い見やすい場所を早めに確保し、貴重な体験をお楽しみください。
13:00 ラッコの食事タイム:愛らしい姿に癒される
ラッコの食事タイムでは、餌を与える際にラッコが愛らしい技を披露します。その姿が非常に人気を集めています。
13:00の回では貝を餌として与えるため、鳥羽水族館の名物である「イカミミジャンプ」を見ることはできません。しかし、16:20の回では「イカミミジャンプ」を観察できる可能性があります。
現在、日本の水族館では6施設で約8頭のラッコが飼育されています。しかし、繁殖の難しさなどから、1994年に最多の122頭が飼育されていた頃と比べて激減しています。
日本の水族館でラッコを見られなくなる日が近づいているとされています。この問題に対応するため、ラッコを飼育している水族館同士が協力して取り組んでいます。
13:20 ランチタイム:「ベイサイド」か「花さんご」で海を眺めながら
お待たせしました。ランチの時間です。鳥羽水族館には2つのレストランがあります。1つ目は、ファストフードや麺類、軽食を提供するレストラン「ベイサイド」(Iコーナーの近く)です。
ベイサイドでは鳥羽湾を眺めながら食事を楽しめます。カフェテリア形式で席数も多く、気軽に入店してランチを楽しむことができます。
2つ目は、和風や洋風の定食、パスタ、カレー、丼物が食べられるレストラン「花さんご」(エントランスホール内)です。
花さんごの店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとランチを楽しむことができます。席数はベイサイドほど多くありませんが、三重県の地元食材を使った料理メニューが豊富に用意されています。
お好みに合わせて、ベイサイドか花さんごのどちらかを選んでランチをお楽しみください。
14:30 フリータイム
この時間からは、ショーのスケジュールに縛られることなく、まだ見ていないエリアを自由に巡ることができます。食事を済ませたレストランの場所によって、回る順序が変わりますので、ご自身のペースでお楽しみください。
ベイサイドからの効率的な水槽観覧ルート
効率的な水槽観覧ルートをまとめました。
Jコーナー:日本の川の生態系を探る
2階のベイサイドを出て階段、またはスロープで3階に上がると、日本の川に生息する生き物たちを観察できるエリアがあります。
このエリアには、ガラス越しに飛沫をあげて水が流れる様子を再現した大きな水槽があり、日本の川魚や水鳥などが展示されています。迫力ある川の風景を楽しむことができます。
さらに、水田を再現した水槽や、沖縄などの温暖な地方の淡水環境を再現したエリアもあり、日本の多様な水辺の生態系を幅広く展示しています。
水族館には多種多様な水槽があり、飼育する生き物に合わせて水温を細かく調節しています。温かい水槽は30度近く、冷たい水槽は5度前後と、その温度差は非常に大きいです。
夏季には、深海や川の水槽などの冷たい水温に設定された水槽で結露が発生し、中が見えにくくなることがあります。
水族館では、この結露を防ぐためにさまざまな対策を行っています。例えば、水槽のガラス面に冷気を天井や下から当てたり、特殊な洗剤でガラス面を磨いたりしています。
水族館で結露している水槽を見かけたら、その水槽が冷たい環境であることを示しているのだと理解してください。
Gコーナー 奇跡の森
Jコーナーの隣には、一般的な水族館では見られないほど多様な生き物が展示されています。
カエルなどの両生類、カメやイグアナ、ワニなどの爬虫類、タカなどの鳥類、スナドリネコや食虫植物など、幅広い種類の生物を観察することができます。
このエリアでは、ドクターフィッシュの体験ができます。池に手を入れると、「ガラ・ルファ」という別名ドクターフィッシュが、手の角質を食べるために集まってきます。
この体験を楽しむために年間パスポートを購入するお客さんもいるほど人気があります。実際に体験してみると、その心地よさにはまってしまう可能性があります。
屋上通路:絶景スポットで二人の時間を
GコーナーからBコーナーへ移動する際は、3階の屋上通路がおすすめです。晴れた日には、ここから鳥羽湾の絶景を一望できます。写真撮影スポットとしても最適な場所です。
ベンチも設置されているので、景色を眺めながらゆっくりと休憩することができます。カップルにとっても、ロマンチックな雰囲気を楽しめる特別なスポットです。
Bコーナー:海獣の王国で迫力ある姿を
3階から2階にかけて、トド、カリフォルニアアシカ、ハイイロアザラシなどの海獣を観察できるエリアです。
2階には水上透明チューブがあり、水面の上を歩いているような感覚を味わえるとともに、動物たちを間近で観察できます。1階では水中部分を見ることができ、陸上とは異なる動物たちの優雅な泳ぐ姿を楽しめます。
このコーナーではアシカとアザラシを同じ場所で観察できます。外見が似ている2種ですが、大きな違いがあります。
それは耳たぶの有無です。アザラシには耳たぶがありませんが、アシカには小さな耳たぶがしっかりとついています。この特徴を観察してみましょう。
Cコーナー:古代の海で生命の進化を学ぶ
Bコーナーからエントランスホールに向かうと、最後にCコーナーがあります。
このコーナーでは、地球誕生から現在に至るまでの生物の進化の過程と、長い年月を経てもほとんど形を変えていない生き物について、生体展示と標本を通して解説しています。
例えば、古代から姿をあまり変えていないサメの仲間を展示する水槽や、「生きた化石」として知られるオウムガイやカブトガニなどの貴重な生物も間近で観察することができます。
インスタ映えするフォトスポット
このコーナーのどこかにホオジロザメの頭の模型が隠されています。見つけたら、2人で一緒に自撮りをして思い出を残してみてはいかがでしょうか。ホオジロザメの迫力ある姿と一緒に写真を撮れば、きっと印象に残る思い出になるでしょう。
花さんご出発の水槽観覧はコーナーC→B→屋上通路→G→Jでコンプリート
2階エントランスホールから出発し、3階を経由して再び2階に戻るコースです。このコースでは、施設の主要な階を巡りながら、さまざまな設備や空間を見学することができます。
お土産探し:5つのショップで思い出選び
水族館を満喫した後は、二人でお土産を買いに、館内にある5か所のショップに行きましょう。
ショップは「パールショップ」「アクアリウムショップ」「おえかき水族館(体験ショップ)」「メインショップ」「プラザショップ」があります。お菓子やキャラクターグッズなどはメインショップやプラザショップで選ぶのがおすすめです。
全国の水族館でさまざまなグッズが販売されていますが、鳥羽水族館ならではのジュゴンのグッズは、ここでしか買えない貴重なお土産です。
レストラン「ベイサイド」の正面にあるプラザショップは店内が広く、商品の種類も豊富なので、二人の思い出に残るお気に入りのグッズに出会えるかもしれません。
鳥羽水族館デート:飼育種数日本一の魅力を満喫
今回は鳥羽水族館のデートプランをご紹介しました。
筆者の当日の滞在時間は約5時間でしたが、飼育数日本一を誇る鳥羽水族館は、それでも時間が足りないと感じるほど充実した展示内容でした。水族館が好きな方はもちろん、海洋生物や哺乳類などの動物が好きな方も十分に楽しめる施設です。
豊富な展示と魅力的なイベントが揃う鳥羽水族館で、思い出に残るデートを楽しんでみてはいかがでしょうか?