美唄市(びばいし)で暮らす良さとは？移住のための仕事・住居・支援情報｜縁結び大学

この記事では、地方移住を検討している方に向けて、北海道美唄市（びばいし）の魅力をご紹介します。

美唄市は、北海道の中部に位置するまちです。道内有数の穀倉地帯であり、美唄市内の各地で四季折々の美しい景観が見られます。一方で、美唄市の中心部には、スーパーや役所、ドラッグストアなどが密集しており、交通網も充実しているため、移住希望者からの注目も熱いです。

自然環境の豊富さや生活利便性の高さに加え、近年子育てにまつわる支援を拡大中とのことなので、ファミリー世帯の移住にもおすすめです。

それでは美唄市の特徴や暮らしの情報、支援制度について詳しく解説していきます。

美唄市での暮らし：4つの特徴

北海道中部に位置する美唄市は、JR函館本線や国道12号、道央自動車道が通っており、道内各地へのアクセスが良好です。自然いっぱいな環境でありながら、生活する上で必要な買い物や医療、教育施設も充実しています。

美唄市の冬は積雪量も多く、雪かきの日々が続き大変なことも多いでしょう。しかし美唄市では、雪が降るからこそ見られる美しい風景や、おいしい農産物の数々に出合えます。

そんな美唄市への移住は下記のような方におすすめです。

• 自然の中でゆったり暮らしたいけど、たまには刺激がほしい
• 季節の移り変わりを肌で感じたい
• 毎日おいしい食材に囲まれていたい
• 子どもたちが活き活きと暮らせる環境がいい

それでは美唄市の特徴に触れながら、なぜ上記のような方におすすめなのかを解説していきます。

特徴1：交通利便性の良さ！道内各地へのアクセスが良好

美唄市は、JR峰延・光珠内・美唄・茶志内の4つの駅があるほか、高速道路の美唄インターチェンジも有しています。美唄駅には特急がとまるので、ショッピングスポットや観光地も多い札幌市まで35分でアクセスできます。

旭川市までも車やJRで約50分、さらに、高速道路だけでなく国道12号線を走れば岩見沢市まで約30分ほどの距離で到着します。

美唄市は北海道内の各地へアクセスしやすいので、ファッションや雑貨が好きでトレンドに敏感な方や、市外でレジャーを楽しみたいという方にとっても最適な立地といえるでしょう。

特徴2：自然や四季の魅力が満載！渡り鳥も渡来するまち

▲春には約2,000本の桜が咲く「東明公園」。秋の紅葉も美しい

美唄市は春夏秋冬がはっきりしていることも魅力のひとつです。春の桜や夏の田園風景、秋は紅葉、そして冬には一面に広がる雪景色が堪能できます。

冬にはスキー・スノーボードはもちろん、スノーチュービングやスノーラフティングといった雪国ならではのスノーアクティビティも楽しめます。

また、美唄市にある宮島沼には、国の天然記念物に指定されている「マガン」が、春と秋に渡来します。

▲全長約72cm・翼を広げると1.4mほどにもなるマガン

宮島沼に行けば、マガンが沼でひと休みする風景や、草の葉などを食べている貴重な姿が見られるそうですよ。

美唄市では、自然の景観だけでなく春と秋に訪れるマガンの存在で、より四季を感じることができます。

特徴3：おいしい食材が集結！歴史的なグルメや郷土料理もあり

美唄市は北海道屈指の米どころであり、美唄生まれの「おぼろづき」や、ブランド米「ななつぼし」などの生産が盛んです。これらの米粉を使ったパンやお菓子は子どもたちにも大人気！

特産品であるアスパラやハスカップも美唄市の人々の食卓を彩っています。美唄産グリーンアスパラは、太くて糖度が高いのが特徴的で、栄養分もたっぷり！やわらかい食感なのでお子さんでも食べやすいですよ。

また、美唄市は炭鉱の歴史があることでも有名です。かつて炭鉱で働いていた方たちが食べてきた「美唄やきとり」は、今も美唄市で受け継がれています。

▲一本の串にレバー・ハツ・砂肝のほか、鶏皮やきんかんまで刺さった美唄やきとり

美唄市の郷土料理「とりめし」も地元の方に大人気です。

▲美唄市の郷土料理「美唄のとりめし」。鶏の出汁を効かせたシンプルな味付け

米やアスパラなどの新鮮な食材と、人気の郷土料理がそろった美唄市は、グルメ通の方にもぴったりな移住地といえます。

特徴4：子どもたちが活き活き暮らせるまち！給食費の無償化も実施

美唄市は、子どもの医療費拡大をはじめとした子育て支援にも力をいれています。妊娠・出産・育児に関する途切れのないサポートを実施しており、その拠点となるのが美唄市子育て世代包括支援センター「みまもるカフェ」です。

子育ての相談に行けば、お子さんひとりひとりのニーズに合わせたアドバイスや情報提供を行ってくれます。

子育て支援センター「はみんぐ」には、絵本やおままごと遊びはもちろん、トランポリンやボルダリングも整備されています。天候を気にせずに広々とした空間で身体を動かせるのは、保護者にとっても子どもたちにとっても嬉しいですよね。

▲「はみんぐ」手遊びや体操を行うイベントも開催。子育ての相談にも対応している

また、美唄市では2022年4月より給食の無償化に取り組んでいます。美唄産のお米や野菜を使用した給食を提供しているため、「美唄市」というふるさとに愛着も沸くことでしょう。

美唄市での暮らしに役立つ情報

美唄市で生活する際に気になるデータをご紹介します。

気温	8月：平均気温21.2度 1月：平均気温-6.6度 ※参考：気象庁ホームぺージ
人口	人口：19,500人 世帯：10,941世帯 （令和4年12月現在）
病院	病院・クリニック：8件 歯科：14件
教育	認可保育所及び認定こども園：2園 へき地保育所：2所 認可外保育所：1所 事業所内可外保育所：2所 特別支援学校：1校 小学校：2校 中学校：2校 高等学校：2校
食べ物	トマト、リンゴ、ピーマン、ハスカップ、焼き鳥、グリーンアスパラ、アスパラひつじ、袋入りやきそば、米粉製品
交通	【鉄道】 北海道旅客鉄道（JR北海道） 峰延駅-光珠内駅-美唄駅-茶志内駅 【バス】 ・北海道中央バス ・美唄市民バス（旧美鉄バス路線等） ・美唄自動車学校（美自校観光バス） 【高速道路】 道央自動車道：美唄IC
近隣市町村	岩見沢市 三笠市 芦別市 樺戸郡浦臼町 樺戸郡月形町 空知郡奈井江町
アクセス	■札幌まで ・特急で約35分（※1時間に2本程度） ・車で約1時間（道央自動車道経由）・約1時間30分（国道12号線経由） ■新千歳空港まで ・JRで1時間17分 ・車で約80分 ■岩見沢まで ・JRで17分 ・車で約30分 ■夕張まで ・車で約1時間 ■旭川まで ・JRで50分 ・車で約1時間（道央自動車道経由）・約1時間40分（国道12号線経由） ■富良野まで ・車で約80分

美唄市は教育環境も整っているため、高校まで市内の学校に通えます。総合病院に加え、クリニックも点在しており、高齢者福祉施設も充実しているので、美唄市内から出る必要なく便利な暮らしが可能です。

市外へ出るとすれば、砂川市にある屋外の子ども向け施設、岩見市の商業施設や遊園地など、レジャーを楽しみに出かける方が多いそうです。

美唄市は地震や台風など自然災害は少ない地域でもありますが、1～2月はとても寒く、積雪量も多いです。雪に免疫がない方は、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。美唄市へ移住する前は、雪国の暮らしについてしっかりと学んでおく必要があるでしょう。

【仕事】市外で働く人も多い。札幌市へのJR通勤者には月2万円の助成あり

大手求人情報サイトで美唄市の正社員雇用の求人を調べると約740件ほどありました。※求人情報の一例

吉田さんのお話によると、市内以外に岩見沢市や札幌市へ通勤する方も多いそうです。求人サイトでも30分圏内で通える範囲まで対象を広げると約500件ほど求人数が増えました。ちなみに岩見沢市まではJRで17分・車で30分、札幌市まではJRで35分・車で1時間ほどです。

札幌市までJRの特急で通勤する方には通勤費の助成として「びばい商品券」を毎月2万円分支給するサポートも実施しています。びばい商品券とは、美唄市内全域で使用できる商品券です。コンビニやスーパー、衣料品店、ホテルや理容・美容など幅広い店舗で利用できます。

美唄市へ移住する際の仕事探しは、市内だけにとらわれず視野を広げて探すのもありですね。

【住まい】アパートや空き家バンクもあり。嬉しい補助金制度も充実

美唄市は、単身やファミリー向けにも対応しているアパートや、空き家バンクも実施しているため、住まいに困ることはほとんどありません。調べた時点で空き家バンクに掲載されていたのは、4SLDKの戸建て物件のほか空き土地も複数ありました。

公式URL：びばい空き家バンク

美唄市は、住まいに関する補助金も充実しています。

移住者・定住者への住宅助成	・新築住宅および分譲住宅を購入：最大130万円 ・中古住宅を購入：最大50万円 ※さらに子育て支援加算あり
若者定着移住促進助成	美唄市に移住した40歳未満の方に家賃の補助を実施 単身世帯：月2万円の助成（最大12カ月間） 複数世帯：月3万円の助成（最大12カ月間） ※いずれも「びばい商品券」にて助成

当てはまる支援を活用して、美唄市での暮らしをお得にスタートさせましょう。

美唄市の先輩移住者たちの声

美唄市に実際に移住した先輩たちの体験談や声をご紹介します。

• 美唄の食材で作るごはんが美味しくて幸せ
• 人との壁が薄くて、移住後もすんなりと受け入れてくれた
• 窓から見える景色で四季を感じられるのが気に入っている
• 美唄市の雪は軽くてサラサラなのでとても気持ちがいい
• 都市部に近くて暮らしやすい
• 市内中心地に市役所、駅、スーパー、ドラッグストア、ヤマダ電機、百均、居酒屋など便利な施設が密集しているのが魅力

美唄市への移住のきっかけを調べていると、スノーアクティビティなどで美唄市へ訪れた方が、美唄市の自然の美しさや景色に魅了されて移住地に決めたという声が目立ちました。自然豊かな環境、人のやさしさ、便利な施設がそろっているのは、地方移住の醍醐味といえるのではないでしょうか。

一方で水道代が高いという声も見受けられました。美唄市の水道料は単身世帯（使用量8㎥）で約4,000円※ほどです。現在お住まいのエリアと料金を比較してみてくださいね。※参照：びばいと暮らす～美唄市移住・定住パンフレット

移住は、人生を大きく左右するライフイベントであるため、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握した上で検討してくださいね。

美唄市が実施している移住支援

美唄市では役所内に移住相談窓口を設けています。定期的に市役所を飛び出して移住イベントにも参加しているそう。

やさしく丁寧に美唄市のことを教えてくれるのでぜひ気軽に相談してみてくださいね。忙しくて足を運べない方に向けて、オンライン相談も実施しています。思い立ったときにまずは予約するのがおすすめです。

公式URL：美唄市移住相談

単身でもファミリーでもOK！“ちょっと暮らし”ができる施設あり

「美唄市をもっと知りたい！」という方は実際に暮らしてみてはいかがでしょう。

美唄市には短期滞在が可能な体験施設が整備されています。単身者向けのアパート「まとばハイツ」「美幸ハイツ」のほか、ファミリー世帯向けの戸建て住宅もあります。

▲JR美唄駅より徒歩10分に位置する「トマーレびばい」1日7,000円～利用可能

単身者向けのアパートの利用料は1日1,000円～と、とてもリーズナブルです。利用方法は下記URLよりチェックしてください。

公式URL：移住・定住ちょっと暮らし　

美唄市のサービスを受けられる！「ふるさと美唄応援団」を募集中

美唄市では、道外や市外にお住まいの方を対象として「ふるさと美唄応援団」を募っています。主な活動内容は下記のとおりです。

• 美唄市に遊びに行く
• 美唄市の観光地や魅力などをSNSで発信する
• 美唄市の特産品を購入する

「美唄市を応援したい！」「美唄市のことをもっとを知りたい！」という気持ちがあればOK！応援団になると、美唄市内のさまざまな店舗で特典を受けられます。

「急がないけどいずれは美唄市へ移住したい」と思っている方なら、先に応援団となって美唄市の魅力を存分に味わうのもありですよ。応援団になることで、すぐにでも移住したくなっちゃうかもしれませんね。

公式URL：ふるさと美唄応援団の募集

美唄市への移住に関するお問い合わせ

美唄市への移住についてのお問い合わせは下記のとおりです。小さなことでも、まずは相談することからはじめてみませんか。

担当課	美唄デザイン課デザイン係
住所	〒072-8660 北海道美唄市西3条南1丁目1番1号
電話	0126-62-3137
公式サイト	https://www.city.bibai.hokkaido.jp/site/ijuu/