京都府福知山市にある「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式のイメージ

ウエディングプロデュースCALARSが作るオリジナルウェディングの魅力

CALARS(カラーズ)は、京都府福知山市に拠点を置くウエディングプロデュース会社です。結婚式場そのものの運営ではなく、カップルの希望に合わせて最適な会場や演出を提案するウエディングプランナーとして理想の結婚式を作り上げるサポートを行っています。

CALARSが結婚式において重視しているのは、カップルそれぞれのテーマやコンセプトに沿った式にすることです。丁寧な打ち合わせやプロフェッショナルチームによるサポートのもとで、自分たちらしい結婚式を叶えていくことができます。

詳しく紹介してくれるのは・・・
    ウエディングプロデュースCALARS・ウエディングプランナーの佐々木さん

カップルごとのオリジナルウエディングを作り出すCALARS

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式のイメージ

CALARSは、2012年から「オリジナルウエディング」の制作に注力しています。ここでは、CALARSのコンセプトやプロデュースの流れについて詳しく見ていきましょう。

幅広いイベントプロデュースのノウハウを活かして“2人らしい”結婚式を叶える

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式

編集部

まずはCALARSの事業概要を教えていただけますか?

佐々木さん

CALARSはウエディングとイベントのプロデュースを手掛ける会社です。音楽イベントなど幅広いイベントのサポートを行っているため、さまざまなノウハウを活かして結婚式をプロデュースできるのが強みです。

編集部

ウエディング事業についてはどのようなコンセプトを掲げていらっしゃるのでしょうか。

佐々木さん

CALARSでは「最幸の一日を共に創る」をコンセプトに、お2人らしい結婚式が叶うプランを提案しています。結婚式は大きな費用を要するイベントで、ドレス1着だけでも数十万円かかります。私は前職のウェディング会社で、予算などの事情により結婚式を諦めるカップルを多く見てきました。「どのようなカップルの方にもお祝いの機会は等しくあってほしい」というのがCALARSの根底にある思いです。

そのためCALARSでは「結婚式はこうでなければならない」という固定観念にとらわれないプロデュースを大切にしています。私もプロデュースに携わるにあたり、これまでの経験から来る考えを当たり前のようにカップルに押し付けないことに非常に気を付けています。

会場からプランまで提案!理想の結婚式づくりをチームでサポート

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式

編集部

具体的にCALARSではどのような流れで結婚式のプロデュースを行うのでしょうか。

佐々木さん

公式サイトやInstagramのDM、公式LINEなどからお問い合わせをいただき、まずカップルお2人の思いをヒアリングします。華やかな結婚式を希望されるカップルもいれば、写真を撮るだけで良いというカップルもいますし、新郎様と新婦様の理想が必ずしも一致しているとは限りません。そのため、お2人それぞれの理想を聞き、結婚式ごとにテーマを設定しています。

そして会場や結婚式の内容に応じてお見積もりを作成します。相談自体は何度していただいても無料で対応しています。

結婚式は、美容師や音響スタッフ、司会者、カメラマンなど各部門のプロフェッショナルとチームを組んで作り上げていきます。新郎新婦様の大切にしているものを守るために、ヒアリングを通じて設定した結婚式のテーマをしっかりと各部門に共有することは非常に意識しているポイントです。

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式
▲司会者(写真真ん中)も打ち合わせに同席し、新郎新婦ならではのテーマに沿った司会進行を行う

編集部

プランだけでなく、結婚式場の提案も受けられるんですね。

佐々木さん

はい。これまでさまざまな結婚式場での結婚式をサポートしてきた実績を活かしてお2人の理想の結婚式に合う結婚式場を提案しています。

結婚式場に限らず、挙式を希望する場所があれば何でもご相談いただいています。実際にこれまで「舞鶴赤れんが倉庫」という少し変わった場所で結婚式を行った事例もあります。また「お世話になったレストランで挙式を行いたい」という希望をいただいた際には、我々が直接そのレストランに出向いてお2人の思いをお伝えし、ウエディング経験のないレストランでの挙式を実現させました。

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式のイメージ
▲一般的な結婚式場やアウトドアウエディングまで、会場選びから自由な提案が受けられる

編集部

初めの相談から結婚式までどのくらいの期間が必要ですか?

佐々木さん

半年程度の準備期間があれば十分実現可能です。ただし強いこだわりがある場合などは、1年くらいの準備期間があると余裕を持って進められると思います。

CALARSプロデュースならではの“2人らしさ”が発揮された結婚式

CALARSでは2015年にふるさとウエディングコンクールでブライダル産業新聞社賞を受賞したのを皮切りに、2017年にはグッドウエディングアワード準グランプリを獲得するなど数々の賞を受賞しており、業界内での評価を高めています。

今回インタビューにご対応いただいた佐々木さんも、「グッドウエディングアワード2023」で約300組の中から8組のみが選ばれるファイナリストに選出された実績をお持ちです。そんな佐々木さんに、これまでプロデュースした結婚式の印象的なエピソードを伺いました。

「国と文化の違いを超えて」インドと日本の文化を1つの結婚式に昇華した事例

ウエディングプロデュースCALARS・ウエディングプランナーの佐々木さん
▲「グッドウエディングアワード2023」ファイナリストに選出された佐々木さん

編集部

佐々木さんがプロデュースして「グッドウエディングアワード2023」のファイナリストに選出された結婚式はどのようなものだったのでしょうか。

佐々木さん

このときプロデュースした結婚式は新郎様がインド人、新婦様が日本人という国際カップルで、「国と文化の違いを超えて」をテーマに作り上げていきました。 

「ウエディングプロデュースCALARS」がプロデュースした国際カップルの結婚式
▲インドの文化であるヘナタトゥーに日本の色打掛と、2つの国の文化が融合

佐々木さん

そのテーマに至った経緯に、文化的背景からくる新婦様と新郎様の結婚式のとらえ方の違いがあります。日本の結婚式は「ゲストに日頃の感謝を伝える場」という意味合いが濃いですよね。新婦様も「大切な人をお招きして感謝を伝える」という日本式の結婚式を希望していました。中でもこだわっていたのが、新郎新婦から両親への手紙を読むイベントの実施です。

一方でインドには改まって感謝を伝える文化はあまり一般的ではなく、結婚式自体もその場に居合わせた人が飛び入り参加できるくらい自由度の高いイベントのため、「大切な人を招くもの」という概念はないそうです。打ち合わせの中でも「大切なゲストを招く」「両親に向けて手紙を書く」ということに対する新郎様の違和感が見て取れました。

もちろん新郎様が両親に手紙を書くこと自体は難しいことではありません。しかし新婦様には「ただ体裁的に手紙を書くのではなく、感謝を伝えた先にある心の交流を実感してほしい」という思いがありました。

打ち合わせの堅苦しい場でそのことをお話しても価値観の押し付けのようになる可能性があるため、新郎新婦様と一緒に居酒屋に行き、その場でフランクにお話をしていきました。最終的には新郎様も納得した上で両親への感謝の手紙を書いてくださいました。実際に新郎様が手紙を読んだときには、会場に集まったゲストの皆さんがとても感動して、涙を流しながら拍手を送ってくださったんですよ。

編集部

新郎様の心のこもった手紙だったからこそゲストの方の心を動かしたんですね。結婚式には逆にインドの文化も取り入れられたのですか?

佐々木さん

前半は日本式、後半はインド式のパーティーとし、インドの文化を感じられる結婚式としました。後半のお色直しの入場の際には、会場に人がいなくなるくらい、ほとんどのゲストが踊りながら新郎新婦を賑やかに出迎えに行かれていましたね。インドには既婚女性が「ビンディ」という額に赤いインクをつける文化があるため、結びのセレモニーでは新郎様が新婦様を家に迎え入れるという意味合いとして、新婦様の髪の生え際にインクを塗る「シンドゥール」という演出を行いました。

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの国際カップルの結婚式でインド式の演出が行われる様子
▲インドの楽器「シタール」の演奏や、「ビンディ」の儀式などインドの文化を存分に感じる結婚式に

編集部

新郎新婦のお2人やゲストの方からはどのような感想が上がっていましたか?

佐々木さん

お2人とも、ゲストの方から「今まで参列した中で一番楽しい結婚式だった」という言葉をたくさんもらったそうです。お2人自身も結婚式の準備の過程で改めて文化の違いや価値観の違いを認識してお互いに歩み寄ることができたとのことで、「結婚式をきっかけにこれまでよりも喧嘩が減りました」というとても嬉しい言葉をいただきました!

「結婚式に価値を感じていない」新郎に寄り添った結婚式の事例

「ウエディングプロデュースCALARS」プロデュースの結婚式

編集部

その他にも、これまでプロデュースした結婚式で印象的なものがあれば教えてください。

佐々木さん

結婚式に憧れがある新婦様と、逆に結婚式に価値を感じられていない新郎様という真逆のカップルの結婚式が印象的です。お2人は育ってきた家庭環境自体も全く異なっていたのですが、「そんな2人が出会ってこれから新しい家庭をつくるからこそ、2人らしい色を見つけていこう」という思いを込めて結婚式のテーマを「OUR color」に設定しました。

新郎様は結婚式におけるさまざまな慣習に懐疑的ではあったのですが、集まってくださったゲストと一緒にお祝いの場を楽しむこと自体には前向きで、新婦様の憧れを叶えたいという思いも持っていました。そのため、入場のアナウンスをなくしたり、乾杯のお飲み物をお2人から配ったりと、既存の概念にとらわれないお2人らしい結婚式の形を提案しました。そのコンセプトをチーム全員で共有し、当日は司会者の方が結婚式らしくないホームパーティーのような進行を行うなど、明るく賑やかな雰囲気の結婚式を作り上げました。

編集部

まさに「OUR color」を体現する結婚式となったんですね。結婚式に懐疑的だった新郎様のご様子はいかがでしたか?

佐々木さん

実は新婦様の結婚式へのこだわりの背景には、「結婚式の場で家族の温かさを伝えたい」という新郎様への思いがあったんですね。結婚式本番の前日に新郎様から「自分のことを思ってくれているのは伝わっているから、一緒に結婚式を楽しもうね」と新婦様に声をかけられていて、結婚式の準備を通じて新婦様の思いが伝わったんだなと感動しました。結婚式が終わった後に「OUR color」になぞらえて「お2人のカラーは何色ですか?」とお聞きしたところ、「大好きな人たちに支えられた、カラフルな人生なんだなと思いました」と言ってくださったのがとても印象に残っています。

CALARSからのメッセージ

編集部

最後に、結婚式を考えているカップルに向けてメッセージをお願いします。

佐々木さん

結婚式に憧れを持つ方はもちろん、結婚式に疑問を持つ方もぜひCALARSに来ていただけると嬉しいです。「結婚式が嫌いなんです」というご意見も我々はしっかりと受け入れます!その理由を伺った上で、お2人が違和感なく楽しく過ごせる1日をプロデュースさせていただければと思っています。気軽に何でもご相談ください。

編集部

佐々木さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

CALARS(カラーズ)の基本情報

予算目安 会場、プラン内容によって異なる
住所 京都府福知山市駅前町346
問い合わせ https://www.calars.com/contact
アクセス JR福知山駅北口から徒歩2分
公式ページ https://www.calars.com/wedding/
公式SNS https://www.instagram.com/calars_wedding/

※詳細は公式ページでご確認ください