【三重県】万協フィギュア博物館で懐かしキャラと再会!カップルで楽しむサブカル聖地デート
この記事で紹介するのは、三重県多気郡多気町にある「万協フィギュア博物館」を訪れて、圧倒的な収集点数を誇るアニメや特撮のフィギュア・プラモデルなどを見学し、カップルで童心に帰るデートプランです。
子供の頃に慣れ親しんだアニメや漫画のキャラクターと再会すれば、二人の心の距離がちょっぴり縮まるかもしれませんね。日本のサブカルチャーに興味を抱く国際カップルにも、ぴったりのスポットになると思いますよ。
今回は、そんな万協フィギュア博物館の展示内容や魅力、デートでの楽しみ方などについて、同館の広報担当スタッフ・深水さんにお話を伺いました。
圧倒的な収集点数を誇る万協フィギュア博物館の展示
▲気さくな印象の館長・松浦信男氏。万協製薬株式会社の現役の代表取締役社長でもある
「万協フィギュア博物館」は、製薬会社の社長が個人として、長年収集してきたフィギュアや玩具を一般公開しているユニークな施設。工場の一角に設けられ、規模感と収集点数では他の追随を許しません。
それでは、万協フィギュア博物館の展示内容について、具体的に見ていきましょう。
製薬会社工場内の広大な博物館!社長の圧巻フィギュアコレクション
編集部
万協製薬は、外用薬専門の受託メーカーであると伺っていましたが、工場内にこんなにも広いフィギュアの専門博物館が存在しているとは、まったく知りませんでした。
最初に、万協フィギュア博物館のコンセプトやロケーションについて、お話しください。
深水さん
当館は、地元・多気町をサブカルチャーの聖地にしようと本気で取り組む万協製薬株式会社の代表取締役社長で、館長でもある松浦信男が、個人の立場で収集したフィギュア約3万5,000点を常設展示している博物館です。
すでにカウントできない収集点数になっておりまして、恐らくそれ以上の点数があります。
▲館内の様子。凄まじい数の各種フィギュアに圧倒される!等身大のモデルも多い
1点で数百万円の価値があるお宝や、国内でレアなアイテムも収集していますので、カップルでお気に入りのフィギュアや、懐かしいキャラクターを探してみてくださいね。フィギュアがお好きな方も、そうでもない方も、子供の頃に見たことがあるアニメや特撮などのフィギュアにきっと出会えると思います。
こちらのロケーションは、三重県・多気町仁田の万協製薬の第三工場内であり、大変広い館内でゆったり見学できると、皆さんに好評をいただいているんですよ。
等身大フィギュアと写真撮影OK!見どころ満載の常設展示
▲今にも動き出しそうなほどリアル!
編集部
万協フィギュア博物館のおもな展示(常設展)について、概要をお話しいただけますか?また、メインとなる展示の特徴についても、ご紹介ください。
深水さん
当館の常設展示は、第1展示室・第2展示室に分かれておりまして、特撮ヒーローやプラレール、ミリタリー、アニメキャラクター、アメコミヒーロー、美少女フィギュアなどのコーナーがあります。
等身大のフィギュアも多数展示していて、お二人でお気に入りのフィギュアと一緒に写真を撮っていただけるんですよ。館内で写真撮影OKの博物館は、意外と少ないのではないでしょうか。
編集部
深水さんが特にお好きな展示や、コレクションがありましたら、ぜひ教えてください。
深水さん
私のお気に入りは、体長1.5m超えの「ガメラ」のフィギュアです。実は同じものを自宅にも飾っており、建物内には入らないので、庭に鎮座させています。近所では、密かな話題になっているんですよ。
編集部
館内の見学に何かコツや、おすすめの方法などがありましたら、ご案内いただけますでしょうか?
深水さん
館内は、足下から天井まで、びっしりとフィギュアが展示されておりますから、初めてだと驚かれたことでしょう。
フィギュアがお好きな方ほど、見学の時間を多めに確保できる日にお越しいただければと思います。当初ご自分で想定していたよりも、大幅に長い時間を過ごして帰られる方が珍しくありませんよ。
日曜限定!数千冊の漫画が読める特別コーナー
編集部
万協フィギュア博物館の特別展示(企画展)についても教えてください。繰り返し開催されるものがあれば、ぜひお聞かせください。
深水さん
特別展示(企画展)という言い方が適当かは分かりませんが、毎週日曜日限定で、「漫画コーナー」を見学者の皆さんに開放しています。
実は、松浦館長(万協製薬社長)のコレクションには、漫画本も数千冊が含まれていまして、それらをご覧になりながら、ゆっくりとお過ごしいただくという企画です。
ちなみに、ビジネス書も豊富にありますから、カップルで日曜日にお越しいただいて、それぞれお好きな本を読み耽りながら、のんびりと休日を過ごしてもいいかもしれませんね。
フィギュア鑑賞とビジネス学習の両立!万協フィギュア博物館の独自性
▲こちらは、体長2.5mを優に超える謎の大型フィギュア。なかなか高価そう
編集部
深水さんが思われる、「万協フィギュア博物館」ならではの魅力・ウリとは、どこにあるでしょうか?
深水さん
何と言っても、フィギュアの圧倒的なコレクション数が最大の魅力ですね。個人で収集・所有しているフィギュアの数としては、おそらく国内最多クラスなのではないか、と予想しています。
また、万協製薬の工場内に設けられている博物館ですから、フィギュア見学と同時に、会社の仕組み・ビジネスなどについても学んでいただける場が確保されていることも、当館独自のウリになるのではないでしょうか。廊下に貼り出されている資料などにも、ぜひ注目してみてくださいね。
カップルも楽しめる!万協フィギュア博物館のデートプラン
▲こちらは海外キャリアの旅客機モデルが勢揃い!航空ファンが喜びそう
ここまでは、「万協フィギュア博物館」の展示内容や魅力など、おもに観光客の目線で伺ってきました。ここからは、デートで訪れる場合に特化して、さらにお話を聞いてみましょう。
真打ちイベントの「おたコス」!多気町をサブカルチャーの聖地に
編集部
万協フィギュア博物館では、カップルで楽しめるようなイベントを企画・開催されていますでしょうか?もしあれば、内容や参加された皆さんの反応などについても、ぜひ教えてください。
深水さん
当館では、コスプレイヤーさんが主役になれるイベント「おたコス」を定期開催していますよ。以前は、1年に2回ペースでの開催でした(2022年11月現在、社会情勢を考慮して今後の開催を調整中)。
町内の各種施設や神社仏閣をお借りしまして、「ロケーションコスプレ」と称し、さまざまなシチュエーションで撮影できるイベントです。初回の開催は、2014年の11月でした。
編集部
「おたコス」人気の理由は、さまざまなシチュエーションで撮影可能なことのほかにも、何かあるでしょうか?
▲「万協フィギュア博物館」のキャラクター・多気けいこ
深水さん
コスプレ関連のイベントは、全国で現在多く開催されています。ところが、見世物的なイベントになってしまっているケースも多くて、満足できない参加者の方も少なくないのが実情なんですね。
私どもでは、参加者の皆さんに、キャラクターになりきって、思い切り撮影できる場を提供するように努めてきました。
また、町内を移動しやすいように送迎車・巡回車を運用したり、町内の店舗で使用できる金券を発行したり、さらにはステージイベントで発表の機会を設けたりなどの工夫でも人気となり、全国からファンの皆さんにお越しいただけるようになったんですよ。
ミュージアムショップのおすすめ!萌える大吟醸酒「萌杉」
編集部
館内には、ミュージアムショップがあるとお聞きしています。人気のお土産を教えていただけますか?
深水さん
万協フィギュア博物館内で、「BANKYO MUSEUM SHOP」を運営しています。
万協製薬と三重県立相可(おうか)高等学校さんとで共同開発した「Wellbeingまごころシリーズ」化粧品や健康食品、博物館オリジナルグッズ、地元・多気町の名産品などをお買い求めいただけるミュージアムショップですよ。カップルでお使いになれる商品も多いので、ぜひ覗いてみてくださいね。
とりわけ人気のお土産は、地元の老舗酒蔵・河武醸造さんと共同で開発した「萌杉(もえすぎ)」という純米大吟醸酒です。コクがある味わいで、氷を浮かべてロックでも楽しめます。
同社の歴史ある銘酒「鉾杉(ほこすぎ)」のラベルデザインにインスパイアされ、ピンクを基調色にして、萌え萌え感を醸し出すラベルも好評なんですよ。おうちデートの一品にいかがでしょうか。
万協フィギュア博物館周辺のデートスポット
▲常設展示中のミリタリー系プラモデルとフィギュア。第二次大戦中の米軍・独軍の主力戦車
編集部
「万協フィギュア博物館」を見学する前後にカップルが立ち寄れる、おすすめのデートスポットが周辺にありましたら、教えていただけますか?
深水さん
近隣には、伊勢の食をテーマにした複合施設「ごかつら池ふるさと村」と、食文化とアート・テクノロジーをテーマにした複合施設「VISON(ヴィソン)」があります。
>>ごかつら池 ふるさと村(公式サイト)
>>VISON(公式サイト)
昨今人気のキャンプや、みかん狩りなどを楽しみたいアウトドア派カップルにはふるさと村が、ちょっとスノッブな雰囲気の空間で、お洒落にショッピングをしたいお二人にはVISONがおすすめですよ。
どちらの施設でも、地元食材を活かしたランチメニューが豊富ですから、当館にお越しいただく前後に立ち寄るのにもぴったりだと思います。
万協フィギュア博物館からのメッセージ
▲展示中の「サトちゃんムーバー」。商店街の薬局の店頭などで昔見かけた、懐かしの遊具
※現在は、「ごかつら池ふるさと村 どうぶつパーク」にあります
編集部
これから「万協フィギュア博物館」を訪れるカップルへのメッセージや、今回のインタビュー取材で伝えきれなかった想いなどがありましたら、ぜひお話しください。
深水さん
男性の方が好みそうなフィギュアの世界ですが、カップルで足を運んでいただき、子供の頃に観ていたアニメや、好きだった漫画のお話で盛り上がることで、一層親密になれると思います。ぜひ一度、見学してみてください。
編集部
小さい頃に親しんだアニメや漫画の話題で盛り上がれると、お付き合いを始めて間もない二人の心理的距離を縮めるのに、かなり有効だと思っています。特に普段スマートで知的なイメージの方ほど、効果的なコミュニケーション方法なのかもしれませんね。
深水さん、本日はお忙しい最中にお時間を割いていただき、どうもありがとうございました。
万協フィギュア博物館の口コミ・感想をチェック!
▲膨大な数のプラモデル(宇宙戦艦ヤマトシリーズの外箱)
ここまで、「万協フィギュア博物館」について、さまざまな魅力を伺ってきました。実際に見学された皆さんによる口コミや、感想についても、デートの参考にチェックしておきましょう。
- フィギュアの数に圧倒されました。日本のサブカルチャーの聖地ですね。
- 日曜日に工場内の博物館を開けてくれる社長は、とても気さくな印象。館内で写真撮影OKなのも嬉しい!
- 館内ではコスプレして、写真撮影もできちゃいます。お土産もいろいろ選べて、大人も楽しい博物館です。
- オタク族は元より、ビジネスパーソンにこそ足を運んでほしい。実は、社長の企業運営に対する想いが伝わってくる場。
全般的に高評価の博物館でした。収集されているフィギュアの質と量に、とにかく圧倒される見学者が多い印象です。また、館長さん(万協製薬の社長さん)の心意気を感じる方も少なくないようでした。
仮に、フィギュアやコスプレに日頃関心がないカップルが見学しても、満足して帰れる博物館ではないかな、と感じています。
万協フィギュア博物館の料金・割引・混雑しない日時
入館料 | 一人1,000円 ※2歳未満は無料 ※化粧品のお土産付き |
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割引 | 要問合せ |
比較的混雑しない日時 | 広大な博物館なので、大人数の団体訪問がない限り、いつでもゆったりと見学できる |
※金額はすべて税込表示です。
万協フィギュア博物館の基本情報(アクセス・営業時間)
住所 | 〒519-2179 三重県多気郡多気町仁田725-1 ※万協製薬株式会社・第三工場内 |
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電話 | 0598-30-5266 ※対応時間は、平日9:00~17:30 |
アクセス | 【車】 (伊勢自動車道)勢和・多気ICから約10分 ※国道42号線経由 【公共交通機関】 (JR紀勢本線)相可(おうか)駅下車・徒歩約17分 ※タクシー利用なら約5分 |
駐車場 | 無料駐車場あり ※普通車200台分※駐車場へは正門より入場し、受付事務所へは正面玄関より立ち寄り |
開館時間 | (平日)9:00~17:30 ※最終入館受付時刻は、17:00 (日曜日・祝日)10:00~17:00 ※最終入館受付時刻は、16:30 |
休館日 | 毎週土曜日 ※臨時開館の場合は、公式サイト・トップページ上で事前告知 |
公式サイト | https://www.bankyo.com/figure/ |
※最新の情報は公式サイト等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。