【新潟県】十日町市博物館で縄文文化を体感!カップルで楽しむ歴史デート

この記事では、新潟県十日町市の歴史や芸術をめぐるデートプランを紹介します。

メインとなるのは十日町駅から徒歩10分に位置する十日町市博物館です。こちらでは縄文文化や地域の資料、歴史体験などさまざまな企画展示を行っています。

国宝に指定された出土品や最新技術を駆使した展示など、歴史に馴染みのない方でも楽しみながら学ぶことができる内容となっています。

今回は十日町市博物館の業務係長を務める笛田さんに、博物館の見どころについてお話を伺います。

このデートプランの特徴
このデートプランの特徴
向いてる年代:全て
おすすめカップル:歴史や芸術・文化が好きなカップル
どんなデートか:学び、体験
目安時間:半日

概要:世界に誇る歴史と芸術を体感できるデートプラン

十日町市が世界に発信している文化や歴史、芸術を味わうことができるデートプランです。

12時 十日町駅に集合
12時~13時 十日町駅から徒歩10分ほどのレストランやカフェでランチ
13時~14時 十日町市博物館を見学
14時半~17時 越後妻有里山現代美術館 MonETや笹山遺跡を見学

このプランは徒歩や鉄道で移動します。博物館やレストラン、美術館は十日町駅から徒歩10分圏内にあります。

さらに鉄道を利用して、十日町市博物館の展示作品とゆかりのある笹山遺跡に訪れると、学びがより深まります。十日町駅から鉄道と徒歩で約18分で到着できます。

博物館の入場料500円と美術館の入場料1,000円に、ランチ代と鉄道往復運賃380円を加えても、3,000円程で収まるリーズナブルなデートプランです。予算を抑えたいカップルにもおすすめです。

では、今回のメインスポットとなる十日町市博物館の詳しい解説をご覧ください。

十日町市博物館の面白さ・魅力とは

今回は、十日町市博物館の業務係長を務める笛田さんへ施設の特徴や魅力をお伺いしました!

編集部

十日町市博物館がどのような博物館なのか教えてください。

笛田さん

当館は、新潟県内では唯一の国宝を所蔵する博物館として、2020年6月に新築移転オープンしました。

博物館のテーマは「国宝・火焔型土器のふるさと-雪と織物と信濃川-」です。「縄文時代と火焔型土器のクニ」「織物の歴史」「雪と信濃川」の3つのテーマ別展示室があります。

また、これら3つの展示テーマについて、大型グラフィックスを使って紹介する導入展示室「十日町プロローグ」があります。ここでは、十日町の歴史や文化の概要を一目で理解することができます。


▲大型グラフィックスを使った導入展示室「十日町プロローグ」

約5,500年前の縄文時代からこの地域で連綿と続いてきた文化を、国宝・火焔型土器などの出土品を通して感じていただけます。また、この地域で発展してきた織物文化や、雪がもたらした影響、信濃川との関わりなども詳しく学ぶことができます。

笹山遺跡出土品▲笹山遺跡出土品

編集部

新潟県十日町市といえば縄文時代中期に栄えた集落跡が発見された「笹山遺跡」で有名ですね。現在では560箇所以上の遺跡が確認されているそうですが、特に注目すべき点はありますか?

笛田さん

はい、1999年に笹山遺跡から出土した火焔型土器などの深鉢形土器57点が、縄文土器として国内第一号の国宝に指定されました。これは十日町市の誇りであり、当館の中心的な展示品となっています。

また、この地域では縄文時代から続く文化に加え、弥生時代から始まった織物文化や、信濃川が物資を運び多くの生命を育んできた歴史も重要です。これらは現在の十日町市の礎となっており、当館ではこれらの歴史や文化を総合的に学ぶことができます。

地元に住むカップルの方々には、十日町の歴史を語るうえで欠かせない文化について一緒に学び、自分が住む地域の新たな発見や驚きを共有する良い機会になると思います。お二人で来館し、地域の歴史を通じて絆を深めていただければ幸いです。

国宝・火焔型土器の世界:「縄文時代と火焔型土器のクニ」のどころ

編集部

先ほど常設展示は3つのテーマごとに分かれているとお聞きしました。まずは「縄文時代と火焔型土器のクニ」の魅力や見どころを教えてください。

笛田さん

この展示では、国宝・新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器の中に含まれる火焔型土器や王冠型土器など多数の土器を展示しています。また、晩氷期に縄文人が滞在した本ノ木・田沢遺跡群からの出土品や、後氷期の定住集落からの出土品も見学できます。

豊かな天然資源を背景にした狩猟や採集、漁労に大きく依存していた縄文人の独特な文化や当時の十日町市の様子を知ることができますよ。

見どころは、なんといっても国宝に指定されている「新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器」です。教科書に掲載される「火焔型土器指定番号1」が中心的存在ですが、実は国宝に指定されている土器は57点あります

国宝火焔型土器「指定番号1」▲国宝火焔型土器「指定番号1」

国宝展示室ではそのうち9点を入れ替えながら常設展示しています。指定番号1はそのプロポーションと残存率の高さから「縄文土器の白眉」と称され、年間の半分の期間しか展示されていません。

国宝展示室▲国宝展示室は厳粛な雰囲気

展示されている土器を確認したい場合は、来館前にお問い合わせください。

編集部

「国宝展示室」では部屋の中央に火焔型土器が置かれ、360度好みの角度からじっくり観察できるんですね。国宝がずらりと並ぶ光景は他にはなく、圧倒されてしまいました。

海外でも日本の原始美術の代表として絶賛されているそうですね。歴史や芸術が好きな方にもぜひ見ていただきたいです。

縄文時代の二大発明といわれる土器と弓矢ですが、多くの方は教科書で見たことがあるという程度の知識にとどまっているのではないでしょうか。

土器を使って煮炊きをするようになった縄文人の知恵や生活様式を目の当たりにすることができる貴重な機会です。学生の頃に授業で学んだ記憶をカップルで思い出しながら眺めるのも楽しそうですね。

上杉謙信に交易品として利用された「織物の歴史」がわかる!

編集部

「織物の歴史」の展示コーナーについても教えていただけますか?

笛田さん

こちらでは、弥生時代から現在まで技術革新によって変化し続けている十日町市の織物文化を展示しています。

新潟県十日町市にある十日町市博物館の「織物の歴史」展示室▲「織物の歴史」展示室

十日町市でもっとも古い織物の証拠は弥生時代の遺跡から得られており、戦国時代には越後の守護大名である上杉謙信・景勝の交易品として扱われています。つまり、戦国時代には既に高級な上布としての地位を確立しているのです

展示では、実際に織られた布や材料となった植物の模型、使用された道具、当時の機織りをイメージした模型などさまざまなものが見られます。これらを通して、織物産業の歴史と発展を身近に感じることができます。

編集部

十日町市の方々は昔から、豊富な雪解け水で育った植物を利用して、さまざまな風合いの織物を作り上げてきたのですね。約2,000年前から今まで地域の名産として親しまれ続けているのは、とても魅力的です。

展示されている布や羽織り物の見本を間近で見ると、戦国大名も認めたその高級な質感を直接確認できるのが特徴的ですね。

縄文時代や弥生時代、そして中世の遺跡まで発掘されている十日町市ならではの、貴重な展示だと感じました。

「雪と信濃川」展示:十日町の暮らしを体感

編集部

もう一つの展示コーナー「雪と信濃川」についても教えてください。

笛田さん

民家を移築したコーナーや、雪との共存を表現したミニチュア展示などがあります

十日町市の文化の本質は豪雪と信濃川との関係にあります。かつての暮らしぶりをご覧いただき、現代に受け継がれている知恵や工夫を感じてください。

民家を移築したコーナーでは、実際に靴を脱いで民家に上がることができます。いろりを囲んで昔の暮らしを体感しながら、当時の生活を紹介する映像をご覧いただけます。

新潟県十日町市にある十日町市博物館の「雪と信濃川」展示室▲「雪と信濃川」展示室

十日町市博物館より提供の移築民家コーナーの様子▲かつての暮らしぶりが見られる移築民家コーナー

編集部

ミニチュア展示では、地域の方々の雪国暮らしや日々の工夫が繊細に表現されていますね。雪かきをしているミニチュアは、地元の方々の共感を呼びそうです。

移築された民家では、大正時代の茶の間や囲炉裏、生活用品まで再現されており、冬ごもり生活を体感できます。現代とは異なる時代の生活を直接体験できるのが魅力的ですね。

細部にまでこだわった展示なので、カップルで当時の生活について気づいたことを共有しながら、タイムスリップした気分を楽しむのもおすすめです。

カップルで楽しむ!充実の体験コーナー

編集部

十日町市博物館では体験コーナーなどはありますか?

笛田さん

東京国立博物館との共同研究によって土器の3次元データから計測した国宝・火焔型土器の高精細レプリカを手で触ることができます。

VR技術を使って撮影した自分のアバターで縄文時代の暮らしを体験できる展示「バーチャル縄文ファッション」もあります。

十日町市博物館の「バーチャル縄文ファッション」▲縄文ファッションを体験できるコーナー

タッチパネルで先染め織物体験ができる展示もありますよ。

編集部

国宝・火焔型土器のレプリカは、重量や大きさはもちろん質感まで実物とほぼ同じだそうですね。本物でなくても国宝とほぼ同じものに触れたり持ち上げたりできる貴重な体験ができます。

壊れた土器を組み立てて復元するコーナーもあり、土器の模様や形状をじっくり観察できます。パズル好きなカップルにはおすすめです。

「バーチャル縄文ファッション」は斬新で面白い展示ですね。お好みの縄文服を着た自分のアバターが当時の暮らしに参加する仕掛けで、歴史に詳しくないカップルでも楽しみながら学べます。

タッチパネルでの先染め織物体験も興味深いです。図案がどのように着物に仕上がるかをゲーム感覚で体験できます。カップルでオリジナルの図案を作り、出来上がりを比べるのも楽しそうですね。

笛田さん

他にも、毎月第2・第4日曜日の午後に「縄文体験」を行っており、こちらは予約不要1回300円で体験できます。メニューは勾玉づくりや土器拓本しおり作りです。いずれも45分くらいのメニューですのでお気軽にご参加ください。

編集部

縄文時代の装飾品として知られる勾玉や、土器の模様を細かく写し取る拓本など、縄文時代の文化を楽しみながら学べそうですね。予約なしで体験できるので、急なデートでも利用しやすいです。

十日町市博物館には展示室が3つあり、順路は自由なので、展示室の合間に体験講座を挟むというプランも楽しめそうです。

国宝「火焔型土器」は、東京国立博物館や海外でも特別展示されている

編集部

十日町市博物館ではどのような企画展が行われていますか?過去の企画展や今後予定している企画展などはあれば教えてください。

笛田さん

過去の企画展としては、2020年秋季特別展で長野県茅野市所蔵の「国宝・縄文のビーナス」と当館の「国宝・火焔型土器」が競演しました。これは両方の国宝が同時に展示される貴重な機会となりました。

夏季特別展の様子(重要文化財「遮光器土偶」と国宝「火焔型土器No.1」の国内初競演)▲夏季特別展の様子

また、2021年夏季特別展では日本で一番有名な土偶として知られる東京国立博物館所蔵の重要文化財「遮光器土偶」の展示を行いました。この展示も縄文文化の魅力を伝える重要な機会となりました。

編集部

十日町市博物館が所蔵されている国宝が、他の博物館で企画展として展示されることもあるのでしょうか?

笛田さん

はい、あります。当館所蔵の国宝・火焔型土器は、国内で有名な東京国立博物館での展示だけでなく、海外展でも展示したことがあります。最近では、2018年にフランス・パリで開催された「ジャポニスム2018」で展示されました。これは日本文化を海外に紹介する重要な機会となりました。

編集部

海外でも高く評価される日本の芸術作品のなかでも、縄文時代の出土品は新鮮な驚きを与え、多くの方を魅了したでしょうね。

2020年秋季特別展では「双方の地域の縄文文化を紹介し合う」という形の企画で、近くに並んだ状態での展示はかなり貴重な機会だったとお聞きしています。

さまざまな方法で十日町市の文化を発信し、その魅力を多くの方へ届けるという十日町市博物館さんの試みはとても素晴らしいですね。十日町市に住んでいる方は、お住まいの地域の文化を改めて誇りに思うことができるのではないでしょうか。

インスタ映えスポット:国宝モチーフのフォトスポット

編集部

デートで思い出の写真を撮影できるスポットやゆっくり過ごせるおすすめの場所があればご紹介ください。

笛田さん

当館のエントランス前には国宝・火焔型土器の頭部分「鶏頭冠突起」を模したベンチがあります。特にカップルでの撮影で写真映えしますのでぜひご利用ください。

エントランス入り口にある火焔型土器の鶏頭冠突起を模したベンチ▲火焔型土器の鶏頭冠突起を模したベンチ

エントランスホールにはホワイト地形模型にプロジェクションマッピングで映像を投影した展示があり、十日町市の歴史や気候、文化を紹介しています。タッチパネル操作で様々な情報を得ることができます。

エントランスにあるホワイト地形模型のプロジェクションマッピング▲ホワイト地形模型のプロジェクションマッピング

また、外観は雪の結晶模様の織物をイメージした曲線状の庇(ひさし)をまとっているデザインで、夜には素敵なライトアップが博物館を美しく照らします。当館は2020年照明普及賞も受賞しています。昼間も独特な外観を楽しむことができますよ。

新潟県十日町市にある十日町市博物館のライトアップ▲ライトアップされ幻想的な雰囲気に

編集部

博物館見学の途中で休憩スポットとしても利用できる記念撮影スポットがあるのは素敵ですね。珍しい形のベンチを話題にしながら、自然に写真撮影を提案できそうです。

スタイリッシュな外観を活かしたライトアップは、夜のデートにぴったりです。縄文土器や雪など地域の文化が壁の模様となっているので、昼間に訪れても楽しめそうですね。

エントランスのプロジェクションマッピングは、展示室に入る前に十日町の概要を知ることができる素晴らしい導入になりそうです。地域への理解を深めながら、展示への期待も高まりそうですね。

お土産探しも楽しい!ミュージアムショップの魅力

編集部

館内には、ミュージアムショップなどはあるのでしょうか?

笛田さん

はい、ミュージアムショップがあります。考古学、織物、民俗、雪など展示テーマに関連する商品を数百点取り揃えています

2021年からは、地元十日町市のお菓子屋さんが作った火焔型土器をモチーフにしたお菓子も販売するようになりました。

ミュージアムショップの風景▲ミュージアムショップにズラリと並ぶグッズ

ミュージアムショップ商品の一部
▲福を招くと言われている縁起物「チンコロ」のストラップ

ミュージアムショップ商品の一部
▲縄文土器がプリントされたおしゃれな手ぬぐい

編集部

火焔型土器をイメージしたお菓子は、まさに十日町市博物館ならではの商品ですね。友人や職場へのお土産としても喜ばれそうです。

カップルでそれぞれ好みの品を選んで購入し、自宅に帰ってからデートの思い出を振り返るのもおすすめですね。

来館者の声:十日町市博物館の魅力

編集部

来館者さんからよく聞く感想などを教えてください。

笛田さん

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教科書で見たことのある国宝・火焔型土器を実際にじっくり見ることができて良かったという声をよく聞きます。

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建物が新しく清潔感があり、展示環境が整っていると好評です。

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高精細レプリカに触れることで、今まで知らなかった土器の重さや質感を体感できたという感想もあります。

このような声が多く聞かれます。

編集部

来館者の方々の口コミも見てみました。そこでも同様の感想が多く見られましたね。

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どの展示も丁寧に作りこまれていて見ごたえがあるという評価が多いです。

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特に縄文土器の展示が充実しているという声が目立ちました。

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展示物の解説がわかりやすいという意見も多く見られます。

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大人になってから訪れることで、学生時代とは異なる視点で新たな情報を学べるという感想もありました。

幅広い世代の方から、「興味を惹かれた」という感想が寄せられていました。

また、学生時代に学んだ縄文時代を大人になってから新しい視点で再発見できるため、印象に残るデートスポットになりそうです。

カップルへのメッセージ

編集部

最後に、来館を検討されているカップルへメッセージをお願いします。

笛田さん

最近では「縄文女子」という言葉も聞かれるように、多くの若い女性に親しんでいただいています。

当館は、白く洗練された建物で、夕方には美しくライトアップされます。おしゃれなデートを楽しみながら歴史や文化を学べる場所ですので、ぜひお二人でお越しください。きっと素敵な思い出になると思います。

編集部

本日はありがとうございました。

十日町市博物館の基本情報(アクセス・料金情報)

住所 〒948-0072
新潟県十日町市西本町一丁目448番地9
アクセス 【電車】
JR飯山線・ほくほく線 十日町駅(西口)から徒歩10分

【バス】
本町6丁目停留所から徒歩10分、十日町車庫から徒歩5分

【車】
関越自動車道六日町インターチェンジおよび越後川口インターチェンジから25分
営業時間 9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日
(月曜日が祝日・休日の場合は翌平日)
12月28日~1月3日
料金 一般(高校生以上):500円(※企画展への入場は別途料金が必要)
中学生以下:無料
※団体(20人以上)は1人につき400円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、本人と介助者の常設展観覧料が免除(企画展への入場は別途料金が必要)
駐車場 無料駐車場あり(大型バス用駐車スペースも完備)
問い合わせ 025-757-5531
予約 個人利用の場合は予約不要
公式ページ https://www.tokamachi-museum.jp/
比較的空いている日 平日

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

十日町市博物館周辺のおすすめデートスポット

十日町市博物館の滞在時間は1時間程度です。

1日デートの場合、まだ十分な時間がありますので、近隣エリアのおすすめスポットもご紹介します。

編集部

ちなみに、笛田さんおすすめのデートスポットはありますか?

笛田さん

十日町市を含む越後妻有地域では町全体を美術館に見立てた大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレを開催しています。会期外にも約200点の作品が点在していて、1年を通して里山の中でアート作品巡りを楽しむことができます。

博物館を見学したあと、越後妻有地域の気になる現代アートスポットを巡るのがおすすめです。その後は、ミシュランガイドに掲載されたリゾートホテルでリゾートアクティビティを満喫するか、日本三大薬湯にも選ばれた松之山温泉でゆっくり癒されるのはいかがでしょうか。自然豊かな環境で、アートと温泉を組み合わせた特別なデートを楽しめます。

近隣のランチに向いているレストラン

十日町駅から徒歩10分の距離にあるレストランやカフェをセレクトしました。

町のビストロ「きっちん 愚留米

カップルもファミリーもOKな家庭的レストラン。特製オムライスや十日町ピザ、定食などボリュームたっぷりの食事を楽しみましょう。

タナカクマキチ。

ライブやイベントも楽しめるカフェ。地産地消にこだわったメニューやおしゃれな古民家風の内装でゆったり過ごすことができます。

ペペロッソ

十日町駅と十日町市博物館の間に位置するレストランです。石窯で焼いた自家製ピザやモチモチ食感のパスタがおすすめ!

新潟県十日町市にあるペペロッソ

出典:十日町市観光協会

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現代アートの世界へ:越後妻有里山現代美術館 MonET

ミュージアムショップ商品の一部
▲レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest:空の池」(大地の芸術祭作品)Photo by Kioku Keizo

大地の芸術祭の拠点施設である「越後妻有里山現代美術館 MonET」は2021年7月にリニューアルオープンしました。建築作品や立体作品、体験型のアート作品など、多様な現代アートが展示されており、訪れる方を飽きさせません

「美術館といえば額縁に入った絵を見学する」という従来のイメージを持っている方は、ここでの斬新で多彩な現代美術の表現に驚かされることでしょう。

美術館内には温泉や喫茶スペースも併設されており、アート鑑賞以外の楽しみ方も充実しています。様々な趣向に対応できる施設なので、カップルのデートプランにもぴったりです。

博物館の学びを深める:笹山遺跡見学

十日町市博物館で展示している火焔型土器が出土したという笹山遺跡
▲笹山遺跡

十日町市博物館で展示している国宝・火焔型土器が出土した笹山遺跡は、カップルで訪れるのにおすすめのスポットです。

施設内には縄文時代の縦穴式住居が忠実に再現されています。広大な遺跡を眺めながら、縄文時代の文化や歴史のロマンに想いを馳せることができます。

事前に十日町市博物館で学んだ知識を持って笹山遺跡を訪れれば、当時の情景がより鮮明に目に浮かぶでしょう。遺跡内を散策しながら、お互いの想像力を働かせて縄文時代の生活を思い描くのも楽しいかもしれません。

カップルで十日町の歴史に深く浸るこの体験は、まるで縄文時代へタイムスリップしたかのような、特別なデートになるはずです

絶景スポット:日本三大峡谷の清津峡

マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」Photo by Nakamura Osamamu
▲マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品)Photo by Nakamura Osamu

国の名勝・天然記念物にも指定されている清津峡は、ダイナミックな岩肌と美しい清津川のコントラストが多くの観光客を魅了しています。その中にある清津峡渓谷トンネルは、大地の芸術祭のアート作品「Tunnel of Light」としてリニューアルオープンしており、この地ならではの自然とアートの融合を楽しめます。

トンネル内では、巨大な岩壁や自然光、景観を反転して映す幻想的な眺めなど、訪れるだけで異空間に来たような不思議な体験ができます。恋人同士で訪れれば、特別な思い出になることでしょう。

エントランスにはカフェや足湯も常設されており、デート中にゆっくりと休憩するのにも最適な場所です。自然の中でくつろぎながら、互いの会話を楽しむことができます。

清津峡は十日町駅から車で35分ほどの場所にあります。車でお越しの方で、地域の開放的な芸術作品と豊かな自然を同時に楽しみたいカップルにおすすめのスポットです。