高浜町の若狭和田ビーチでのサイクリングや薬膳茶づくりを楽しむデートプラン｜福井県

今回ご紹介するデートプランは、若狭高浜観光協会の方にお尋ねした情報を元に作成した、高浜町の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。

京都や大阪から車で2時間余り、名古屋からは2時間半ほどでアクセスできる高浜町は、関西や東海地方からの日帰り旅行にもぴったりの場所。バツグンの透明度と白い砂浜を誇る「若狭和田ビーチ」を筆頭に、町内には”映える”スポットがたくさんあります。そこで今回は、高浜町内で撮影におすすめなデートプランを考えました。

高浜町の魅力：新鮮な海の幸と美しい自然

今回ご紹介する高浜町は「若狭ふぐ発祥の地」と知られる海のまち。福井県の最西端に位置し、一年中おいしいふぐ料理が食べられることから、県外からも多くの観光客が訪れます。
■参考：若狭ふぐの紹介

他にも、年間を通して食べられる甘鯛「若狭ぐじ」をはじめ、サザエやあわび、イカやカニなど、どのシーズンに訪れても旬の魚介を堪能できる点も高浜町の魅力です。

また町内は「和田地区」「高浜地区」「青郷地区」「内浦地区」の4つのエリアに分けることができ、各地区で”映える”景色が見られます。新鮮な海の幸や美しい絶景が楽しめる、デートにおすすめのまちです。

■参考：高浜七年祭

高浜町デートプランの概要

今回ご紹介するデートプランでは、若狭和田ビーチを拠点に高浜町の”映え”スポットを巡ります。効率良くまわりたい方は、下記のルートを参考にスケジュールを組んでみてください。

高浜町の人気"映え"デートスポット

ここからは、上記で紹介した高浜町の”映え”スポットについて詳しくみていきましょう。

1.【和田地区】若狭和田ビーチ：海を眺めながら砂浜の上をサイクリング

▲高浜町では海水浴場沿いに遊歩道があり、美しい景色を眺めながら徒歩や自転車で移動できる

高浜町には8つの海水浴場があり、夏には美しい海を求めて、関西や中京地方など県外からも多くの人が訪れます。なかでも、「若狭和田ビーチ」は、国際環境認証制度「BLUE FLAG（※）」をアジアで初めて取得したビーチ。バツグンの透明度と白い砂浜を誇り、「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」として親しまれています。

（※）参考：福井県高浜町「BLUE FLAG」

▲BLUE FLAGを取得した若狭和田ビーチは、美しい砂浜と透明感がある海が魅力的

そんな若狭和田ビーチですが、海沿いに遊歩道が整備されているので、天気が良い日には海を眺めながら砂浜の上でサイクリングが楽しめます！砂浜の上を自転車で走れるコースは珍しいので、レンタサイクル（※）に乗って潮風を浴びながら砂浜を走る姿を撮影するなど、ひと味違うサイクリングデートを楽しみましょう。
（※）参考：若狭高浜たびなび（レンタサイクル）

また和田地区で”映え”写真を撮るなら、海から市街地にかけて見られる細い路地「和田の散歩道」もおすすめ。すれ違うのがやっとの細い道ですが、一歩足を踏み入れるとノスタルジックな光景が広がっています。レトロ好きに刺さる一枚が撮れるので、古い町並みに興味があるカップルはぜひ立ち寄ってみてください。

若狭和田ビーチへのアクセスと基本情報

住所	〒919-2201 福井県大飯郡高浜町和田
電話番号	0770-72-0070（若狭和田観光協会）
最寄り駅 アクセス	■公共機関 ・JR小浜線「若狭和田駅」から約10分 ■車 ・舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から約10分
参考サイト	https://wakasa-takahama.jp/spot/wakasawada-beach/

2.【高浜地区】城山公園：明鏡洞から眺める水平線と四季折々の絶景が楽しめる

▲明鏡胴ではこのような美しい一枚が撮影できる

若狭和田ビーチから車で10分ほどの場所にある「城山公園」は、戦国時代に築城された「高浜城」の跡地。園内には芝生広場や遊歩道のほか、「八穴（やな）の奇勝」と呼ばれる八つの洞穴があり、その一つ「明鏡洞（めいきょうどう）」は、四季折々の”映え”写真が撮れるスポットとして人気です。

訪れる時間帯によって、違った表情が楽しめるスポットなので、日中は明鏡洞をメインに芝生広場でゆっくりし、自然いっぱいの遊歩道を散策してリフレッシュ。日没近くには、マジックアワーの水平線や漁火（いさりび）を見に訪れるなど、1日に2回訪れてみるのもおすすめですよ。

▲マジックアワーになると、城山公園からは美しい青葉山や若狭湾の様子を眺めることができる

また、 春先から夏にかけての海水温が上がるシーズンには、まれに海面を幻想的に青く光らせる夜光虫が見られることも！運が良ければカメラに納めることができるかもしれませんよ。

城山公園へのアクセスと基本情報

住所	〒919-2221 福井県大飯郡高浜町事代
最寄り駅	JR若狭高浜駅から徒歩15分
参考サイト	https://wakasa-takahama.jp/spot/shiroyamapark/

3.【青郷地区】青葉山ハーバルビレッジ：「薬膳茶づくり体験」でほっと一息

青葉山ハーバルビレッジは、「薬草の宝庫」として知られる青葉山の麓にある施設。その立地を活かし、キャンプ場やハーブ・薬草に親しめる施設として賑わっています。

施設内のカフェでは「薬膳カレー」のほか、高浜町で栽培された薬草を使った季節限定のスイーツや高浜町の特産品・杜仲茶（とちゅうちゃ）を使用した「杜仲茶ラテ」などが味わえるので、デートの途中でほっと一息つく場所にぴったり。緑豊かな景色を眺めながら、体に優しいメニューで心休まるひとときを過ごしてください。

そんな青葉山ハーバルビレッジですが、「薬膳茶づくり体験」もできます。昔の医師が薬をすりつぶす道具として用いた「薬研（やげん）」を使いながら、4種類の薬膳茶のブレンドから自分好みの物を選ぶことができます。薬研でごりごりと調合する体験ができることから、大河ドラマ好きな方に人気があるのだそう。

▲好みのハーブを6種類選び、自分に合った薬膳茶がつくれる

自分で作って飲むのも良いですが、どうせなら相手好みのお茶をつくり、できあがったものをお互いに振舞ってみましょう。きっと他では体験できない、素敵な思い出になること間違いなしです。

青葉山ハーバルビレッジへのアクセスと基本情報

住所	〒919-2371 福井県高浜町中山2-4
電話番号	0770-50-9012
最寄り駅 アクセス	■公共機関 ・JR小浜線青郷駅から徒歩40分 ■車 ・舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から25分
営業時間	10:00～17:00 ※カフェのLOは16:30
定休日	水曜日
公式サイト	Instagram

 周辺スポット：高浜町の海岸線を一望できる「青葉山 中山寺」

青葉山ハーバルビレッジから徒歩3分の場所にある「青葉山 中山寺」は、高浜町内で一番由緒あるお寺。本堂や金剛力士像は国の重要文化財に指定され、境内には厳かな雰囲気が漂っています。周辺は木や緑がいっぱいなので、本堂を参拝した後に境内を散策すれば、日々の疲れを忘れてリフレッシュできますよ。

そんな中山寺の”映え”スポットは、山門の前に広がる風景。海風を感じながら高浜町の海岸線を一望できるので、カメラを持って訪れる人も多いのだそう。

▲山門からはこのような”映え”写真が撮影できる

山門を含めて撮影すると、より映える一枚が撮れるので、デートの思い出に素敵な一枚を撮影してみてください。

青葉山 中山寺へのアクセスと基本情報

住所	〒919-2371 福井県大飯郡高浜町中山27-2
電話番号	0770-72-0753
最寄り駅 アクセス	■公共機関 ・JR青郷（あおのごう）駅から徒歩40分 ■車 ・舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から30分
拝観時間	9:00～16:00
公式サイト	https://www.nakayamadera.jp/

4.【内浦地区】日引の棚田：「日本の棚田百選」で日本の原風景を体感

内浦湾に向かう斜面につくられた「日引の棚田」は、県外からもカメラマンが足を運ぶ人気の撮影スポット。稲の緑が映える季節を狙って訪れる人が多いそうですが、刈り取った稲を束ねて天日干しにする「稲架掛け」が行われる9月末～10月中旬には、稲のある時期とは一味違う風情ある景色が見られます。

そんな引田の棚田は、農業と漁業の営みを感じられる景色として「日本の棚田百選」にも選出されているのだそう。今回のデートプランには入れていませんが、スケジュールに余裕があれば、ぜひ二人で訪れてみてください。

日引の棚田へのアクセスと基本情報

住所	〒919-2355 福井県大飯郡高浜町日引
アクセス	舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」より車で45分
参考サイト	https://wakasa-takahama.jp/spot/hibikinotanada/

高浜町のおすすめグルメスポット

高浜町を代表するグルメと言えば「若狭ふぐ」を使った料理ですが、デートのランチでふらっと立ち寄るには少し敷居が高いな…と感じる方もいるかもしれません。

そこで今回はデートのランチにぴったりなお店を2件ピックアップしましたので、高浜町でのデートを検討しているカップルはぜひ参考にしてみてください。

 1.ブルーライトヨコヤマ：「タヤリンパスタ」が人気のイタリアンの名店

「ブルーライトヨコヤマ」は和田地区にあるイタリアンの名店。高浜町産の食材を使った多彩なメニューが楽しめ、地元の人から愛されています。JR「若狭和田」駅から、海側へ約5分歩いた場所にありアクセスしやすく、ミシュランプレートに選ばれたこともあるこだわりのイタリアンを味わうことができます。

人気メニューは、自家製の生パスタ（タヤリン）に旨みたっぷりのアサリバタークリームソースを使用した「タヤリンパスタ」。仕上げにたっぷりのトリュフがトッピングされ、香り・見た目にともに食欲をそそります。小麦の香りとモチモチ食感がたまらないバケットも絶品なので、お腹に余裕がある方はぜひセットメニューを頼みましょう。

▲ブルーライトヨコヤマの人気メニュー「タヤリンパスタ」

料理の味はもちろん、お店のアットホームな雰囲気も評判なので、高浜町でデートするカップルは、ぜひ立ち寄ってみてください。

ブルーライトヨコヤマへのアクセスと基本情報

住所	〒919-2201 福井県大飯郡高浜町和田118-30-1 カミヤビル1F
電話番号	0770-72-8180
最寄り駅 アクセス	■公共機関 ・JR若狭和田駅より徒歩5分 ■車 ・舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から約10分 ※近隣に駐車場あり
営業時間	■火～日曜日 11:00～14:00 ■金～日曜日、祝日 17:00～21:00
定休日	月曜（祝日の場合も休み）
公式サイト	・Facebook ・Instagram

2.UMIKARA（うみから食堂）：地場産の鮮魚を使った「漬け丼」で海の幸を堪能

城山公園から車で5分ほどの場所にある「UMIKARA」は、おいしい魚や魚介が楽しめる商業施設。生け簀のあるマーケットを併設しているので、観光客だけでなく地元の方の利用も多いです。

そんなUMIKARAの中にある「うみから食堂」は、食券システムのレストラン。新鮮な魚介を使ったメニューが豊富で、「若狭に恋する海鮮丼」や「若狭真鯛の漬け丼」など海鮮ランチが楽しめます。

▲地場産の鮮魚を使った「若狭真鯛の漬け丼」は絶品！

また、海から食堂では定番メニュー以外にも、スーパーマーケットで購入した魚を持ち込んでの食事も可能です。スーパーマーケットでは活魚をその場で刺身にしてもらうこともできるので、新鮮な魚を食べたい方はぜひ利用してみてください。

ちなみにUMIKARAのスーパーマーケットでは、若狭湾で捕れるアマダイ「若狭ぐじ」などの干物をはじめ、小さく捌いた魚を串に刺した「くしもん」や練り物などの加工品も販売されています。高浜町のお土産を買う場所にぴったりなので、他の場所でランチをすませたカップルも要チェックです。

UMIKARAへのアクセスと基本情報

住所	〒919-2228 福井県⼤飯郡⾼浜町塩⼟5-1
電話番号	0770-72-3528（うみから食堂）
最寄り駅 アクセス	■公共機関 ・JR若狭高浜駅から徒歩約15分 ■車 ・舞鶴若狭自動車道大飯高浜ICから約15分 （無料駐車場123台あり）
営業時間	■うみから食堂 ・ランチ営業　10:00〜15:30 （定休日：12/31、1/1） ・夜営業　18:00〜22:00(LO21:30) （営業期間：土・日のみ営業※12/31・1/1が土・日の場合は休業） ■ショップ・スーパーマーケット ・通常 9:00〜19:30 ・夏季 9:00〜20:00 ・冬季 9:00〜19:00 （1月1日のみ休業）
公式サイト	https://umikara.co.jp/

取材協力：若狭高浜観光協会（https://wakasa-takahama.jp/）