【福島】やないづ町立斎藤清美術館で芸術鑑賞&奥会津観光を楽しむロマンチックデート

今回、紹介するのは福島県の奥会津にある「やないづ町立斎藤清美術館」をメインにしたデートプランです。

斎藤清美術館は、モダンな色彩やユニークな構図の版画作品を多数残した画家・斎藤清の専門美術館です。所蔵される作品は約1,000点にものぼり、日本の四季や風景、文化を題材にした作品が多く展示されています。

日本の美しい景色や文化をとらえた印象的な作品がたくさんあるので、斎藤清の作品が好きな方はもちろん、初めて見る方でもきっと心動かされるものに出会えるはずです。

また斎藤清美術館の周辺には、デートに適したスポットが多数あるのもポイントです。地元の特産品が集まる道の駅や、疲れを癒す足湯も近くにあります。

名作に触れ、のどかな里山を散策しながらゆっくりと過ごすことで、「いつか一緒にこんな場所で暮らしたいね」と二人の将来について語り合えるかもしれません。二人の心の距離を縮めてくれる、思い出に残るデートプランだと思います。ぜひ参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:全て
おすすめカップル:日本美術が好きなカップル、田舎暮らしに憧れるカップル
どんなデート?:版画鑑賞、文化学習、温泉巡り

概要:斎藤清の名作鑑賞と奥会津の自然を楽しむデートプラン

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の展示室5の様子

今回のメインスポットである斎藤清美術館は、国内外で高く評価される版画家・斎藤清の作品を多数展示しています。館内からは自然豊かな柳津町の美しい景色も楽しめ、作品鑑賞とともに心癒される空間となっています。

斎藤本人も愛した穏やかな景色は、作品の理解を深める助けとなり、美術館周辺の散策への興味も引き立てます。四季折々の風景が楽しめるため、何度訪れても新たな発見があるでしょう。

今回のデートのメイン
斎藤清美術館
周辺のデートスポット

・斎藤清アトリエ館
・道の駅「会津柳津」観光物産館・清柳苑
・せいざん荘

ランチにおすすめのお店
・憩の館ほっとinやないづ
・キッチンノエル

美術館の前後には、斎藤が晩年を過ごした斎藤清アトリエ館への訪問がおすすめです。3階のアトリエからは只見川と奥会津の山々が一望でき、斎藤の作品に描かれた風景を実際に体感できます。作品の背景にある風景を直接見ることで、斎藤の芸術世界をより深く理解できるでしょう。

お土産を探すなら、道の駅「会津柳津」観光物産館・清柳苑がぴったりです。地元の特産品が豊富に揃っており、二人の思い出に残るお土産選びが楽しめます。会津の伝統工芸品や特産の農産物など、地域の魅力が詰まった商品が多数あります。

デートの締めくくりには、車で約30分の場所にある西山温泉のせいざん荘がおすすめです。神の隠れ湯と呼ばれる日帰り温泉施設で、心身ともにリラックスした状態で帰路につけるでしょう。豊かな自然に囲まれた温泉で、静かな時間を過ごすことができます。

では、メインとなる斎藤清美術館について詳しく解説していきます。

日本現代版画の巨匠・斎藤清の魅力を体感できる専門美術館

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の外観

斎藤清美術館は、20世紀に多くの優れた版画作品を残した画家・斎藤清を専門に紹介している美術館です。斎藤清は、会津の風景や日本の伝統的な生活を描いた版画作品で有名です。また、アメリカをはじめとする海外でも個展を開催し、実技指導を行ったことでも知られています。

日本文化を世界に発信する役割も果たした斎藤清は、1995年に文化功労者として顕彰されました。日本国内だけでなく、世界中で高く評価されている画家です。美術愛好家のカップルはもちろん、日本文化に興味がある二人にもおすすめの美術館です。

斎藤清の代表作《会津の冬》は、圧倒的な美しさを持つ作品です。降り積もった雪の表現は、冷たさの中にも柔らかさとぬくもりを感じさせる不思議な魅力があります。

作品をより深く鑑賞したい場合は、構図に注目するのがおすすめです。一度見たら忘れられない印象的な作品の魅力を、構図の観点から理解できるかもしれません。館内を見学した後は、印象に残った作品について二人で感想を語り合うのも良いでしょう。

作品鑑賞後の余韻を二人で共有する時間も、斎藤清美術館でのデートの醍醐味といえるでしょう。

また、美術館のガラス張りのホールからは、四季折々の自然の変化と共に、柳津町の名所が一望できます。美術作品と共に、周辺の景色も楽しめる点も魅力です。

では、斎藤清美術館で学芸員を務める伊藤さんに、美術館の魅力について詳しくお話を伺いましょう。

1,000点以上の作品で斎藤清の芸術世界を堪能

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の展示室1の様子

編集部

斎藤清美術館は、近隣の方はもちろん、奥会津へお出かけや観光に来た方まで広く評判だと聞きました。まず、施設の魅力について教えてください。

伊藤さん

斎藤清は20世紀に活躍した日本現代版画を代表する画家で、今も国内外に多くのファンがいます。当館は、斎藤作品の魅力を発信し続けている、世界で唯一の専門美術館です。斎藤清の専門美術館として、斎藤作品では世界最大級の収蔵数を誇ります。

代表作《会津の冬》シリーズをはじめとする木版画、コラグラフ・銅版画、さらには貴重な油彩画や墨画やスケッチ、そして関連資料を含め約1,000点を所蔵しています。これらを年4回の企画展や特別企画展を通して紹介しています。また、筑波大学制作の柳津町をテーマにした映像作品も常設展示しており、斎藤清の世界観をより深く理解できる工夫を行っています。

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の映像作品
▲斎藤清の作品にインスパイアされた映像作品も興味深い

実はアメリカを中心に国外の美術館にも数多くの斎藤作品が所蔵されており、斎藤清の海外での知名度や人気は、今もなお高いのです。実際、海外からのお問い合わせも多く寄せられています。これは、斎藤清の作品が国際的に高く評価されている証と言えるでしょう。

編集部

斎藤清は、日本の現代版画の魅力を世界に広めた立役者なのですね。1951年のサンパウロ・ビエンナーレでは木版画『凝視(花)』で在サンパウロ日本人賞を受賞し、その後アメリカで展覧会を開いてニューヨーク・タイムズに絶賛されたそうですね。斎藤清の人生を知ると、作品への期待がますます高まりそうです。

代表作《会津の冬》と1960年代作品に見る斎藤清の芸術性

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の展示室6の様子

編集部

福島県生まれの斎藤清は福島の宝だと思いますが、同時に日本の誇りでもありますね。作品にはどのような特徴があるのでしょうか?作風や代表作について教えてください。

伊藤さん

斎藤清というと、《会津の冬》をはじめ、画家の生まれ故郷である会津を描いた作品群を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、実はそれらは彼の膨大な作品群のごく一部だということをまず知っていただきたいですね。

ビビッドな色彩、理知的でありながら斬新な構図、はっと目を引くユニークなフォルム、木目などの版材や色材の質感を巧みに利用した表現など、彼の生み出した作品は本当に多彩です。現代の若い人の目から見ても、とても新鮮に映ると思います。

もちろん、日本の原風景ともいうべき会津の四季を描いた美しい風景画も、ぜひ見てほしい作品です。以前《会津の冬》をご覧になった若いお客様からは「雪がモコモコしていてかわいい!」という感想をいただいたこともあります。

見る人によって、様々な印象をもたらすのが斎藤作品の面白さではないでしょうか。ぜひ自由に、楽しみながら、1点1点と向き合ってほしいです。

編集部

斎藤清は西洋の画家ゴーギャン、ムンク、ルドンの表現に共感する一方で、日本の埴輪や仏像、古建築のフォルムにも注目していたそうですね。西洋の表現と日本の感性が共存しているからこそ、現代を生きる私たちにも、新鮮な驚きをもたらしてくれるのかもしれません。

ちなみに、伊藤さんが特に好きなコレクションはどちらですか?

伊藤さん

斎藤清というと《会津の冬》シリーズが有名ですが、その制作に入る前の1960年代の作品では、コラグラフや墨画など、様々な表現技法に挑戦しています。画面がうねうねしていたり、ぎらぎらしていたり、興味深いイメージのものが多く、私はこれらの作品が気に入っています

またこの時期の斎藤は、実は創作上の悩みを抱えていて、そのせいか作品全般が暗めなんです。人間・斎藤清の一面も垣間見える、そういった点でも興味深い作品群だと思います。

編集部

世界を魅了する斎藤清にも、悩み戸惑う時期があったというのは意外でした。そんな試行錯誤を経た後、成熟期を迎えるわけですね。それまで排除してきた陰影に再び着目したのがターニングポイントだったと聞きます。

苦悩の時期を経た後の作品には、それまで以上の奥深さがあるように感じます。画家の心情にも思いを馳せながら鑑賞するのも、作品をより深く理解するポイントかもしれませんね。

美術館ホールから広がる柳津の絶景パノラマ

「斎藤清美術館」で映像作品が複数展示されているエリア

編集部

多彩な作品鑑賞ができる斎藤清美術館ですが、館としてはどんな特徴がありますか?

伊藤さん

こじんまりとした美術館ですが、ゆったりと斎藤作品に浸ることができるのが魅力です。

また、只見川のほとりに立つ当館は、館内からアーチ橋や福満虚空藏菩薩圓藏寺を見渡せる絶好のロケーションが特徴です。ホールがガラス張りになっているので、かつて斎藤本人も目にした四季折々の柳津の風景が館内からも楽しめます。

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」内のホール
▲ホールから眺める四季折々の風景は心を和ませてくれる

おすすめのご来館時期は、桜と紅葉の頃です。この時期は、期間限定のカフェも館内に出店します。展覧会を鑑賞した後、美しい奥会津の景色を眼前に美味しいコーヒーを味わいながら、作品について語り合うのも良いでしょう。

学芸員として一番の絶景だと感じるのは、真っ白に染まる雪の柳津です。まさに《会津の冬》の景色が広がり圧巻です。ただし、道路や線路にも雪が積もりますので、お越しの際はくれぐれもお気をつけください。

さらに館の周辺には、日本三大虚空蔵尊の一つである福満虚空藏菩薩圓藏寺や温泉をはじめ、名所見どころも多くあります。あわまんじゅうやB級グルメの代表ソースかつ丼といった名物もあり、アートから歴史、サブカルチャーまで1日たっぷり楽しめる、そんな美術館です。

編集部

斎藤清は1987年に鎌倉から柳津へと移られ、晩年の10年間はこちらで過ごされたそうですね。直接この風景を眺め感化されながら作品を残されたと思うと、胸が熱くなります。

春や秋は風景の美しさに加えて、気候の穏やかさも魅力ですね。一方、代表作になっている雪景色の柳津が見られる冬も捨てがたいです。温かいご当地グルメや温泉で暖を取れますので、冬の斎藤清美術館デートにもぜひチャレンジしてほしいですね。

2022年特別企画展:斎藤清の代表作と隠れた名作

編集部

特別展や催しなど、展示関連における期間限定の企画はありますか?

伊藤さん

はい、年4回、特別企画展を開催しています。時には他館から作品を借用することもあります。様々な視点から斎藤清の作品を紹介しているので、来館するたびに新しい発見があると思います。

2022年は、斎藤清の没後25年であり、当館の開館25周年という記念すべき年です。そこで特別企画展として、当館の全収蔵品を1年かけて紹介する「大コレクション展(仮)」を予定しています。

約1か月ごとに展示替えを行い、《会津の冬》などの代表作や人気作はもちろん、これまであまり展示されていない隠れた名品も公開します。さらに、版画の原版やスケッチなど、当館でしか見られない貴重な作品も展示します。全ての収蔵品をご覧になった方には記念品の贈呈など、特典も用意しています。

企画展に合わせて、担当学芸員によるギャラリートークやワークショップ、特別講演会などのイベント、さらにミュージアムコンサートも開催しています。これらは不定期開催ですので、具体的な日時や内容は当館のホームページでご確認ください。

インスタ映えする美術館内の撮影スポット

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の展示室2の様子

編集部

来館の記念に二人で写真を撮りたいという方も多いと思いますが、斎藤清美術館でおすすめのフォトスポットはありますか?

伊藤さん

先ほどご紹介したホールがおすすめです。まさに絶好の「映え」スポットで、多くの来館者の方が写真を撮影されています。

ちなみに当館は、企画展示室のほかは原則、写真撮影OKです。自由に撮影して、ぜひSNSで発信してください。ただし、特別企画展時など撮影が禁止される場合もありますので、ご来館の際は受付で確認をお願いします。

編集部

美術館は撮影禁止のところが多いですが、企画展示室以外のほとんどが自由に撮影できるというのは嬉しいですね。家に帰ってからも作品を直に眺めた時の感動を思い出せそうです。

記念に残るお土産選び:ミュージアムショップのおすすめ商品

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」のミュージアムショップを引きで眺めた様子

編集部

斎藤清美術館は、ミュージアムショップやカフェも魅力的だと聞きました。詳しく教えていただけますか?

伊藤さん

当館のミュージアムショップでは、絵葉書・複製画・一筆箋・図録などの作品グッズや、会津木綿を使用したかわいい雑貨などを取り揃えています。

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」で売られている複製画や雑貨
▲ミュージアムショップには日常で使いたくなるものがいっぱい!

特に人気が高いのは、絵葉書のほか、毎年10月頃から販売が開始される3種類のカレンダーです。この時期には、ミュージアムショップを目当てに来館される方も多いんですよ。

3種類ある中でもとりわけおすすめなのは、12枚つづりのカレンダーです。月ごとの絵が切り離せるようになっていて、カレンダーとしてご使用後は複製画として楽しむことができますよ。その複製画を飾るための専用の額も別売りで用意しています。作品の色味も、忠実に再現されているので、きっとご満足いただけると思います。

また、春と秋の週末に開催される期間限定のミュージアムカフェでは、地元で評判のカフェがご出店くださいます。コーヒーはこだわりの豆を使い、オーナーがその場で一杯一杯丁寧にドリップしてくれる本格派です。実は当館のスタッフの、毎年の楽しみでもあるんです(笑)。

来館者の感想:斎藤清美術館の魅力と高評価

福島県河沼郡柳津町にある「斎藤清美術館」の展示室3の様子

編集部

斎藤清美術館へ来館された方からは、どのようなご感想がありますか?

伊藤さん

来館者の方々から、様々な感想をいただいています。具体的には次のようなお声があります。

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斎藤清が大好きで長年行きたいと思っていました。やっと来館でき、とても嬉しいです。
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何度も来ていますが、斎藤清の作品はいつ見ても素晴らしいです。
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今回の来館で、初めて目にする作品に出会えました。
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斎藤清がこのような作品も制作していたとは驚きでした。
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この美術館で斎藤清の魅力に触れ、ファンになりました。

斎藤清の熱心なファンの方も多くいらっしゃいますが、そういった方々にも新たな発見をしていただけると、私たちとしても大変嬉しく思います。また、初めて斎藤清の作品に触れる方々が新たなファンになってくださることも喜ばしいことです。

斎藤清ファンから初心者まで楽しめる美術館体験

編集部でインターネット上の口コミをチェックしたところ、参考になりそうな感想をいくつかピックアップしました。実際に斎藤清美術館を訪れた方々の声をご紹介します。

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美術館の色使いがモダンで、期待以上に満足できました。
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作品鑑賞の前に、斎藤清の生涯を紹介した映像があり、とても親切だと感じました。作品理解の助けになりました。
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建物の雰囲気も斎藤清の作品も大満足でした。
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斎藤清について事前知識がなかったのですが、十分に楽しむことができました。
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風景画だけでなく、人物や猫を描いた作品も素敵で印象に残りました。
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斎藤清の作品を鑑賞して、心が洗われるような清々しい気持ちになりました。

斎藤清のファンだけでなく、美術館で初めて斎藤作品に触れた方々も感激している様子が伝わってくる口コミばかりでした。パートナーが斎藤清を知っているかどうかにかかわらず、安心してデートにお誘いできる場所だと言えるでしょう。

カップルへ:美術館スタッフからのメッセージ

編集部

斎藤清美術館へのデートを検討しているカップルにメッセージをお願いします。

伊藤さん

斎藤清の作品は、実に多彩で魅力的です。例えば《会津の冬》には郷愁とあたたかさがただよい、《凝視(二匹の猫)》では鮮やかな色使いとユニークなフォルムが奥深い印象を与えます。可愛らしさや洒落た雰囲気、時にはミステリアスで不気味な印象を放つ作品もあり、その豊かな表現力は一人の画家のものとは思えないほどです。

斎藤清の作品は、現代でも新鮮さを失っていません。特に若い世代の方々が「面白い!」「かっこいい!」と感じる要素が多く含まれています

また、斎藤清の作品の多くは版画ですが、そこで使用されている様々な技法も見どころの一つです。中には実物を見なければその効果や素晴らしさが分からないものもあります。ぜひ美術館でパートナーと一緒に作品を鑑賞し、感想を語り合いながら、お二人の心に響く作品と出会っていただければと思います。

編集部

感性が刺激されるような魅力的な作品ばかりで、素敵な時間が過ごせますね。本日はありがとうございました。

やないづ町立斎藤清美術館:基本情報とアクセス

住所 〒969-7201
福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙187
アクセス 【電車】会津柳津駅から徒歩20分
【車】会津坂下インターチェンジから約30分
開館時間 9:00〜16:30(最終入館は16:00)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
年末年始
※展示替えのための臨時休館あり
駐車場 あり(大型バスも駐車可)
※道の駅「会津柳津」観光物産館・清柳苑と共用
料金 大人:510円
高校・大学生:300円
小・中学生:無料
※特別企画展の場合は変更あり(800円程度)
※15名以上の団体の場合は100円引き
比較的空いている時間帯 基本的にはどの時間帯も比較的空いている
ただし、学校見学や団体旅行客が来館する場合あり
平均的な滞在時間 1時間程度
来館者の割合 カップルや夫婦の来館が最も多い
公式サイト https://www.town.yanaizu.
fukushima.jp/bijutsu/

※最新の情報は公式ホームページなどでご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

斎藤清美術館周辺のカップルにおすすめスポット

斎藤清美術館の前後には、二人で奥会津をめぐりましょう。

柳津町には、自転車タクシーの「あかべこベロタクシー」があります。30分ほど只見川沿いの街道を走るので、奥会津の豊かな自然とのどかな風景を満喫することができます。運行ルートは斎藤清美術館沿いの土手から柳津町役場までです。

あかべこベロタクシー

運行日:土・日・祝・GW(4月29日〜5月5日まで) ※天候による

運行時間:10時~15時

料金(1名様):大人1,000円、子供500円

※予約受付:奥会津交通(080-2839-9121)

只見川を下る「柳津観洸船(やないづかんこうせん)」もおすすめです。この船は、JR会津柳津駅前に展示されている蒸気機関車をイメージしたデザインです。秋には美しい紅葉を望むこともできます。奥会津の豊かな自然や赤い橋(瑞光寺橋)を川の上からゆったりと眺めながら、二人で楽しむのにぴったりです。

柳津観洸船

コース:道の駅会津柳津駅近くの乗船場→瑞光寺橋→福満虚空藏菩薩圓藏寺をすぎ、4キロほど進んだ後に折り返すコース

遊覧料金:大人1,600円、子供(1~12歳)800円

※0歳は無料

出船日:土・日・祝
出航時間:①10:00~②11:20~③13:00~④14:20~⑤15:40~
※天候により変動あり
※要予約
※冬期間は運休

自分たちで柳津町を見てまわりたいカップルはレンタサイクルを利用するのも良いでしょう。斎藤清が作品に残した風景をめぐるルートもあるので、斎藤清美術館を訪れた後にモチーフとなった実際の風景を探しに行くのもおすすめです。電動アシスト自転車は道の駅「会津柳津」観光物産館・清柳苑で借りることができます。

また、同じ場所で「柳津町サイクリングマップ」も入手できるので、効率よく観光するのに役立ちます。

レンタサイクル

料金・利用時間:半日(4時間)500円、1日(4~8時間)1,000円

※利用時間の延長は原則不可

営業時間:午前9時~午後5時

営業期間:4月1日~12月中旬

ここからは、斎藤清美術館周辺にあるデートにぴったりな場所をいくつか紹介します。

おすすめのデートスポット

ランチにおすすめ!「憩の館ほっとinやないづ」の郷土グルメ

道の駅「会津柳津」観光物産館・清柳苑に併設されている「憩の館ほっとinやないづ」は、お土産探しやランチを楽しめる魅力的なスポットです。食堂では柳津の名物料理が豊富に用意されています。特におすすめなのは、柳津ソースカツ丼とあわまんじゅうです。柳津ソースカツ丼は地元産の豚肉を使用し、特製ソースで仕上げた郷土料理です。あわまんじゅうは粟を使った素朴な味わいの和菓子で、お茶のお供にぴったりです。これらは奥会津の味覚を代表する郷土グルメで、この地域を訪れた際には必ず味わっていただきたい一品です。

ランチの後には、施設内にある大きな足湯「湯足里(ゆとり)」でゆっくりと疲れを癒すことができます。この足湯は年中無料で利用可能で、冬は温かい湯で体を温め、夏は涼を取りながらリラックスできる憩いの場所となっています。

さらに、時間に余裕がある方は、近くにある縄文館もおすすめです。ここでは、柳津の石生前(いしゅうまえ)遺跡から発掘された貴重な縄文時代の遺物を見学できます。多種多様な縄文土器や土偶、石器が展示されており、約5000年前の人々の暮らしや文化を垣間見ることができます。歴史好きの大人にも人気のスポットとなっています。

憩の館ほっとinやないづ:https://aizu-yanaizu.com/sightseeing/hot-in-yanaizu/

リラックスタイムに最適:歴史ある名湯「せいざん荘」

車でお出かけを計画しているカップルには、西山温泉郷への小旅行がおすすめです。古くから神の隠れ湯として伝わる秘湯の里として知られ、情緒あふれる温泉宿も魅力的です。特におすすめなのが日帰り温泉施設の「せいざん荘」です。西山温泉に位置し、入浴料は大人400円という手頃な価格設定で、気軽に立ち寄ることができます。

せいざん荘の魅力は、大きなガラス窓から豊かな自然を一望できる大浴場と、開放感あふれる露天の岩風呂です。これらの設備で、ゆったりとした湯浴みを楽しむことができます。さらに、美肌の湯として知られるなめらかな泉質は、お風呂上がりの肌をしっとりとさせ、ツルツルの肌触りを実感できます。

せいざん荘は、夏には汗を流してさっぱりとし、冬には体の芯まで温めてくれる、四季を通じて楽しめる名湯です。周囲の自然と調和した雰囲気も相まって、カップルでの思い出作りにぴったりの温泉施設といえるでしょう。

せいざん荘:https://yanaizu-kousya.info/seizan.shtml

奥会津エリアのカップルにおすすめ観光スポット

まとめ:斎藤清の芸術と奥会津の魅力を楽しむ充実デート

今回は斎藤清美術館とその近隣の観光スポットや名湯を巡るデートプランを紹介しました。

斎藤清の作品は、20世紀に制作されたものでありながら、巧みな構図や色使いで時代を超えて支持される、まさに不朽の名作揃いです。心を揺さぶる作品を鑑賞し、感動する瞬間を大切なパートナーと共有できるのは、とても素敵な体験になるでしょう。斎藤清の代表作「会津の冬」シリーズや「花」シリーズなどを通して、二人で芸術の魅力を語り合うことができます。

美術館の前後には、斎藤清も目にしたであろう自然豊かな景色を眺めながら周辺を散策し、二人で思い出深い1日を過ごしてください。例えば、近くの飯盛山や鶴ヶ城を訪れたり、会津の名湯である東山温泉で癒しのひとときを楽しんだりすることで、美術鑑賞と自然散策を組み合わせた、より充実したデートを楽しむことができます。