岩泉町にある龍泉洞

【岩泉町デート】龍泉洞を中心に自然や街並みの美しさを満喫するデートプラン|岩手県

今回ご紹介するデートプランは、岩泉町観光協会の武田さんにお尋ねした情報を元に作成した、岩泉町の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。

岩手県の中心部・盛岡市から車で1時間半ほどの場所にある岩泉町は、本州で最も面積の広いまち(※)。町内には自然を活かした絶景スポットが点在し、中でも日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」には県外からも多くの人が訪れます。そこで今回は、龍泉洞をメインに岩泉町で撮影におすすめなデートプランを考えました。
(※)参考:岩泉町役場 経済観光交流課

岩泉町の魅力:豊かな自然とレトロな町並み

今回ご紹介するのは、岩手県の東部にある岩泉町です。盛岡市経由で観光に訪れる方が多く、町内のあちこちで美しい景色や懐かしい町並みを体感できます。

また町の東部は太平洋に面し、日本で初めて恐竜の化石が発見された茂師地区にある「茂師(もし)海岸」からは、化石の島と呼ばれる「松島」や洗濯板に似た海食棚の「波鼓ケ舞」を一望できるのだそう。そんな岩泉町は、美しい自然や歴史に触れ、日々の疲れをリフレッシュしたい二人にぴったりの場所です。

岩泉町デートプランの概要

今回紹介するデートプランでは、岩泉町の映えスポット「龍泉洞」をメインに、町内の自然を満喫できるスポットを巡ります。上記のルートで回っていただくと効率よくまわれるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.「早坂高原」の散策路でお散歩デート

2.昭和レトロな雰囲気漂う「道の駅三田貝分校」でノスタルジックな一枚を撮影
3.「うれいら通り商店街」で地元土産やグルメを堪能
4.日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」でドラゴンブルーの地底湖を見学
5.「道の駅いわいずみ」で岩泉町の特産品をゲット
6.三陸復興国立公園にある「熊の鼻展望台」で美しい海を眺める

武田さんアイコン

早坂高原や龍泉洞など散策スポットも多いので、スニーカーなどの歩きやすい靴でお越しいただければと思います。

岩泉町の人気"映え"デートスポット

ここからは、上記で紹介した岩泉町の”映え”スポットについて詳しくみていきましょう。

龍泉洞・龍泉新洞科学館:日本三大鍾乳洞でドラゴンブルーの地底湖を撮影

岩手県岩泉町の鍾乳洞「龍泉洞」内の月宮殿▲龍泉洞内の見どころの一つ「月宮殿」

岩泉町でデートするなら必ず訪れておきたい「龍泉洞」は、県外からも多くの人が足を運ぶ観光スポットです。洞内に住んでいるコウモリとともに国の天然記念物に指定され、片道350mを往復する形で内部を見学できます。

洞内では3つの地底湖を見ることができ、透き通った水が照明に照らされた”美しい青色”は、龍泉洞の「龍」にちなんで「ドラゴンブルー」と呼ばれています

龍泉洞の第一地底湖の様子
▲龍泉洞内で見学できる地底湖

洞内にある「第一地底湖展望台」からは地底湖を上から撮影できるので、訪れた際は龍泉洞でしか見られない神秘的な写真を撮ってみてくださいね。

第一地底湖展望台から眺める地底湖の様子
▲「第一地底湖展望台」からは第一地底湖を上から撮影できる

龍泉洞を見学した後は、川を挟んで向かいにある「龍泉新洞科学館」を訪れましょう。

龍泉新洞科学館の入り口
▲長いトンネルを進んで洞窟の中へ入っていく

龍泉新洞科学館は鍾乳洞をそのまま科学館として公開した場所で、龍泉洞に関する資料をはじめ、かつて洞窟に住んでいた人の遺物である土器・石器や動物の骨(レプリカ)などが展示されています。

龍泉新洞科学館の展示の様子
▲洞窟内では龍泉洞に関する資料や展示品などが公開されている

龍泉洞の入洞券があれば無料で見学できるので、龍泉洞とあわせて龍泉新洞科学館で鍾乳洞の歴史や魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。

武田さんアイコン

鍾乳洞の気温は1年を通して10℃前後なので、夏に来られる際は羽織るものを1枚準備しておくと安心です。

龍泉洞・龍泉新洞科学館へのアクセスと基本情報

住所 〒072-0501
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1番地1
電話番号 0194-22-2566
アクセス ・盛岡市から:国道455号で約110分
・八戸市から:国道45号・しもへいグリーンロードで約120分
・宮古市から:国道45号・国道455号で約60分
・久慈市から:国道45号・しもへいグリーンロードで約60分
営業時間 8:30〜17:00(5〜9月は8:30〜18:00)
定休日 年中無休
公式サイト https://www.iwate-ryusendo.jp/

龍泉洞周辺の観光スポット「道の駅いわいずみ」で岩泉町の特産品や工芸品を購入

岩手県岩泉町にある道の駅いわいずみ

龍泉洞で洞内を歩いた後は、車で15分ほどの場所にある「道の駅いわいずみ」に立ち寄って、ひと休みしましょう。「道の駅いわいずみ」は年間30万人ほどが訪れる人気の道の駅で、龍泉洞の化粧水やいわいずみ短角牛肉など岩泉町の特産品をはじめ、近隣市町村のお土産が取り揃っています。

道の駅いわいずみのおみやげ販売「わくわくハウス」の店内
▲おみやげ販売「わくわくハウス」には岩泉町の特産品がずらり

地元の食材を使ったメニューが豊富な”地産地消”の「レストラン岩泉」や郷土のおやつなどを販売する農産物直売所もあるので、ドライブデートの途中で小腹を満たすにはうってつけの場所です。

「道の駅いわいずみ」へのアクセスと基本情報

住所 〒027-0502
岩手県下閉伊郡岩泉町乙茂字乙茂90-1
電話番号 0194-32-3070
アクセス 盛岡市内から約120分
営業時間 9:00~17:00
定休日 年中無休
公式サイト http://www.ryusendo-water.co.jp/michinoeki/iwaizumi.html

早坂高原:岩泉町の自然を満喫しながらお散歩デート

岩手県岩泉町にある早坂高原

盛岡市と岩泉町の境にある県立自然公園「早坂高原」は、自然が好きなカップルのドライブデートにぴったりの場所。緑豊かで心が和みますし、空気が澄んでいるので、深呼吸するだけで日頃の疲れを忘れてリフレッシュできます。

そんな早坂高原では、「早坂高原ビジターセンター」を拠点とした散策路が整備されているので、4月下旬から10月下旬頃まではシラカバやブナの林の中を歩くことができます。推定樹齢500年のシナノキや、カタクリ、レンゲツツジ、アヤメ、ノハナショウブなど四季折々の山野草も見られるので、デートの思い出にお気に入りの植物を撮影するのもおすすめですよ。

トレッキングや登山好きの方も訪れる人気スポットなので、二人で歩きながら岩泉町の自然を体感してみてはいかがでしょうか。

武田さんアイコン

草原が広がるエリアでは、牛が放牧されている様子も見られます。散策路は1時間ほどで回れるので、お散歩デートにもおすすめです。

早坂高原(早坂高原ビジターセンター)へのアクセスと基本情報

住所 〒028-5633
岩手県下閉伊郡岩泉町釜津田字権現44-15
電話番号 070-8314-3498
アクセス ・盛岡からR455を岩泉方面へ車で60分
・龍泉洞からR455を盛岡方面へ車で50分
営業時間 9:00~17:00
定休日 木曜日
営業期間 5月上旬~11月中旬 ※冬期閉店
参考サイト https://www.town.iwaizumi.lg.jp/docs/2022090200021/

昭和レトロ好きのカップル必見!小学校の跡地を活用した「道の駅三田貝分校」

岩手県岩泉町にある道の駅三田貝分校
▲岩泉町立門小学校三田貝分校の跡地に建てられたレトロな道の駅

早坂高原から車で20分ほどの場所にある「道の駅三田貝分校」は、旧「岩泉町立門小学校三田貝分校」の跡地を利用した道の駅。名物の「分校まんじゅう」や「きなこあげぱん」をはじめ、コロッケやメンチカツなどの小腹を満たしてくれる軽食が豊富です。

また、学校時代に使用していた机で食事をいただける食堂「給食室」では給食風メニューや岩泉のソウルフード「ホルモン鍋定食」などの独創的なメニューが揃っているので、岩泉町でしか撮れない、ノスタルジックな一枚も撮れますよ。

地元の農畜産物や加工品なども販売されているので、昭和レトロ好きなカップルはもちろん、時間に余裕のあるカップルもぜひ立ち寄ってみてください。

道の駅三田貝分校の売店「購買部」
▲売店「購買部」では、手作りの木工品や地元の農畜産物などが並ぶ

「道の駅三田貝分校」へのアクセスと基本情報

住所 〒028-5641
岩手県下閉伊郡岩泉町門字三田貝47-2
電話番号 0194-25-4311
アクセス 盛岡市内から約70分
営業時間 ・購買部(売店):9:00~17:00
・給食室(レストラン):11:00~16:00
定休日 年中無休
公式サイト http://www.ryusendo-water.co.jp/michinoeki/mitakaibunkou.html

うれいら通り商店街:昭和レトロな雰囲気を楽しみながらグルメを堪能

岩手県岩泉町にある「うれいら通り商店街」の様子

岩泉町の中心地にある「うれいら通り商店街」は、かつて街道筋の宿場町として栄えたエリア。現在も当時の雰囲気を思い起こさせるような古い建物が残っているので、一歩足を踏み入れると昭和時代にタイムスリップしたかのような気分になれます

通りには、後ほどご紹介する人気のグルメスポットや有名な菓子店もあるので、県外から足を運ぶ人も多いのだそう。散策にもぴったりの場所なので、ランチのお店やお土産選びながら、二人でのんびりまち歩きを楽しみましょう。

うれいら通り商店街へのアクセスと基本情報

住所 〒027-0501
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字村木、下宿
アクセス 盛岡市内から約100分
公式サイト Facebook

国内産の”栗”を使った和菓子・洋菓子の有名店「中松屋」

うれいら通り商店街にある菓子店「中松屋」

中松屋は、うれいら通り商店街に昔からある菓子店の一つ。国内産の「栗」を使った和菓子や洋菓子を製造・販売しています。

人気商品は、バター入りのあずき黄味しぐれで栗あんを包んだ「はぜ栗」や、栗の甘露煮を小さく刻んでバター入りの栗あんで包んで焼き上げた「焼きマロン」。ほかにも、NHK出版の「日本百銘菓」に選ばれた栗あんようかん「饗(あえ)の山」など、魅力的な商品が揃っているので、和菓子好きなカップルはぜひチェックしてみてください。

うれいら通り商店街にある菓子店「中松屋」の和菓子「栗しぼり」と「饗の山」
▲奥深い素朴な甘みが人気の「栗しぼり」と、上品な甘味の羊羹で栗のあんを包んだ「饗の山」

武田さんアイコン

定番メニューのほかに、秋・冬限定の「深山 栗しぼり」や夏季限定の「水まんじゅう」も人気です。

中松屋へのアクセスと基本情報

住所 〒027-0501
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字下宿37
電話番号 0194-22-3225
アクセス 東北自動車道・盛岡ICから国道46・国道455・国道340経由、龍泉洞方面へ約1時間30分
営業時間 9:00~18:00
定休日 年中無休
公式サイト https://nakamatsuya.co.jp/

三陸地域独自のかりんとうや”たぬき”のケーキが人気「志たあめや」

うれいら通り商店街にある菓子店「志たあめや」

同じく、うれいら通り商店街にある「志たあめや」は、昔ながらの製法でパンやケーキ、和菓子や洋菓子を製造・販売する菓子店。中でも、たぬきをモチーフにしたケーキ「たぬきさん」や三陸地域独自のチップス型をした「かりんとう」が人気で、かりんとうはJALのファーストクラスの機内食に選定されたこともあるのだそう。

ごまとプレーン生地のうずまき模様が特徴のかりんとうは、一口食べれば濃厚な黒糖の味わいと深い香ばしさが広がります。二人でドライブしながら食べるのもいいですし、家族や友人へのお土産にもぴったりです。

志たあめやへのアクセスと基本情報

住所 〒027-0501
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字下宿25
電話番号 0194-22-2226
アクセス JRバス東北 盛岡ー岩泉・龍泉洞(早坂高原線)「岩泉橋停留所」から徒歩3分
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休
公式サイト https://www.shitaameya.com/

熊の鼻展望台:熊の鼻の形をした岬と水平線の絶景

岩手県岩泉町にある熊の鼻展望台からの風景▲熊の鼻展望台からは「熊の鼻」の形をした岬を眺められる

三陸復興国立公園の中にある「熊の鼻展望台」は、小本海岸にある景勝地「熊の鼻」を対岸から眺める展望台です。海岸に突き出ている岬の形が「熊の鼻」に似ていることからその名が付けられたそうで、展望台からは熊の鼻をはじめ、雄大な太平洋と松の古木が織りなす美しい景色を一望できます。

展望台には休憩スペースもあるので、二人で海を見ながらデートの思い出を振り返ったり、次のデートの行き先を決めたりしてみてはいかがでしょうか。

夜景も綺麗で、秋には漁船の灯りも見えるそうなので、岩泉町でのデートを締めくくる場所として訪れてみてください。

熊の鼻展望台へのアクセスと基本情報

住所 〒027-0421
岩手県下閉伊郡岩泉町小本字本茂師
アクセス 盛岡市内から約140分
営業時間 見学自由
定休日 年中無休
参考サイト https://www.town.iwaizumi.lg.jp/docs/2016022400276/

岩泉町のおすすめグルメスポット

岩手県岩泉町にある「うれいら通り商店街」の様子

ここでは、先述した「うれいら通り商店街」にある、おすすめのグルメスポットを2つご紹介します。事前にチェックし、岩泉町でデートする際は、ぜひ訪れてみてください。

アックア・モンテ:県外の人も訪れる岩泉イタリアンの名店

アックア・モンテは、うれいら通り商店街にあるイタリアンの名店。リピーターも多く、旬の食材を使ったピザやパスタを求めて、県外から多くの人が訪れます。

特におすすめしたいのは、ワタリガニをまるごと一杯使ったトマトクリームパスタ。アックア・モンテの定番メニューとして人気が高く、味はもちろん、見た目のインパクトも抜群です。

メニューには岩泉産の食材も使われているので、地元食材を味わいたいカップルやイタリアン好きの二人はぜひ足を運んでみてください。

アックア・モンテへのアクセスと基本情報

住所 〒027-0501
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字三本松50-2
電話番号 0194-32-3733
アクセス 三陸鉄道岩泉小本駅から岩泉町民バスで「岩泉中学校前」下車徒歩2分
営業時間 11:00~14:00/17:30~19:00
定休日  月曜、木曜と日曜の夜(ほか不定休あり)
公式サイト Instagram

お好み焼 広島屋:広島出身の店主が作る本格”お好み焼き”が絶品

お好み焼 広島屋では、広島出身の店主が作る”ふわふわ食感”の広島風お好み焼が楽しめます。人気メニューは「肉玉もちチーズ」で、コテで切り分ければチーズがとろ~り。おもちとチーズの相性も良く、ボリューム満点です。

お好み焼や焼きそばの他にも、ホルモン焼きや牡蠣のバター焼きなどの限定メニューも用意されているので、二人で好きなものを注文してシェアするのもいいですね。

テーブルに置かれたレトロな「ルーレット式おみくじ器」には当たりくじも入っているので、食後は二人で運試しをしてみてはいかがでしょうか。

お好み焼 広島屋へのアクセスと基本情報

住所 〒027-0501
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字村木54
電話番号 0194-22-5680
アクセス 岩手県北バス/JRバス東北「岩泉下町」から徒歩3分
営業時間 11:30〜14:00(L.O.13:30)/18:00〜23:00
(L.O.22:00、日曜はL.O.21:00、閉店22:00)
※火〜金は夜のみ営業
定休日 月曜(ほか不定休あり)
公式サイト Instagram

取材協力:岩泉町観光協会(https://iwaizumi-kankou.jp/