【山形デート】長井市古代の丘資料館で縄文文化体験!カップルで楽しむ歴史旅

この記事では、山形県長井市にある「古代の丘資料館」を中心に、長井市の見どころを楽しむデートプランを紹介しています。

「古代の丘資料館」は、縄文時代の暮らしや文化について、長井市で実際に発掘された石器や土器を通じて学べる施設です。

豊かな自然に囲まれた資料館の周辺には縄文文化にちなんだ野外展示があり、散策デートに最適です。

今回は、長井市観光文化交流課「古代の丘資料館」担当の海藤さんに、見どころや魅力についてお話を伺いました。ぜひ、デートの参考にしてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いている年代:全年代
おすすめカップル:歴史・伝統文化が好きなカップル
デートの特徴:学び、グルメ、遊び
目安時間:半日
目安予算:2人で3,000〜8,000円

縄文文化と山形の伝統を満喫する知的デートプラン

古代の丘資料館で縄文時代について学んだあと、名物の馬肉ラーメンを堪能し、けん玉で遊ぶ、地元の伝統文化を目一杯楽しむコースです。縄文時代から現代まで、幅広い時代の文化体験ができます。

9:30〜10:30 「古代の丘資料館」を見学
10:30〜11:30 勾玉づくり体験
11:30〜12:30 「長者屋敷遺跡公園」〜「土偶広場」散策
12:30〜13:00 移動
13:00〜14:00 「かめや食堂」で馬肉ラーメンのランチ
14:00〜15:30 けん玉広場SPIKEで遊ぶ

古代の丘資料館は、実際に縄文人が行っていた活動を体験しながら、縄文時代を身近に感じることのできる資料館です。勾玉づくりなどの体験を通じて、当時の生活や文化に触れることができます。

また、資料館周辺には、縄文人の住居跡や土偶が野外展示されているので、散策するのにとてもいいコースです。学びながら、自然豊かな環境に触れることができます。

ランチには、インパクト大の馬肉チャーシューのラーメンをいただきます。地域の特産品である馬肉を使った独特な味わいは、きっとカップルの会話の話題になることでしょう。馬肉は高タンパク・低カロリーで栄養価も高く、健康志向の方にもおすすめです。

その後、日本の伝統的な遊びであるけん玉にチャレンジします。けん玉の達人に技を教わり、段位獲得を目指してめいっぱい遊びましょう。協力しながら技を習得する過程で、二人の絆も深まります。けん玉は集中力や手eye協調性を養うのにも効果的です。

縄文文化を学び、伝統的な特産品を食べ、懐かしい遊びを満喫する。歴史や伝統文化が好きな、知的好奇心の旺盛なカップルにおすすめのデートプランです。様々な時代の文化体験を通じて、楽しみながら学べる充実した一日を過ごせます。

長井市古代の丘資料館の魅力:縄文時代へのタイムスリップ体験

古代の丘資料館の外観

古代の丘資料館は、山形県長井市にある博物館です。山形市内から車で1時間ほどで、花と緑に囲まれた、自然豊かな山間の盆地に到着します。

長井市では、各地で縄文時代の遺跡が発掘されており、煮炊き用土器・漆の液を入れていた土器・ナイフのように鋭い石器などが発見されています。古代の丘資料館では、これらの本物の出土品を通じて、縄文人の生活を詳しく学ぶことができます。

また近隣には、約4,000年前の縄文中期の竪穴住居や、特徴的な形状をそのまま巨大化させた土偶を並べた広場、ストーンサークルなども見学できます。

縄文時代の文化や生活に触れられる体験教室も開催されており、歴史に関心のあるカップルは、きっと楽しめる博物館です。

縄文時代の人々の生活について、「毛皮を着て狩猟採集をしていた」というような単純なイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし実際は、漆器や精巧な土器、複雑な祭祀など、かなり進んだ文化を持っていたことがわかっています。

今回は、長井市観光文化交流課「古代の丘資料館」担当の海藤さんに、縄文時代の文化や生活について詳しくお話をお聞きしました。

出土品から学ぶ縄文人の暮らし:長井市の遺跡から発見された貴重な資料

古代の丘資料館の展示室への入り口
▲展示室への入り口はタイムトンネル!ユーモアたっぷり!

編集部

展示を見ると、縄文時代について知らないことがたくさんあることに気づかされました。これらが全て長井市で発見されたものだということにも驚きました。あらためて、古代の丘資料館の見どころを教えてください。

観光文化交流課:海藤さん

古代の丘資料館は、長井市内から出土した考古資料を中心に収蔵・展示している資料館です。主に長井市各所の縄文時代の遺跡から発見された土器・石器を展示しています。

館内には復元された竪穴住居や縄文時代当時の生活を紹介するパネルも展示されており、長井の縄文人の暮らしについて学ぶことができます。

古代の丘資料館の館内の展示
▲古代の丘資料館の館内には本物の土器が展示されており迫力満点です

一見すると同じように見える土器や石器も、よく見るとひとつひとつに工夫が施されています。数千年前にこれらをつくった人々の知恵やそこに込められた思いが感じられます。

展示や体験を通して、縄文時代の人々を身近に感じていただければうれしいです。

編集部

これだけ多くの展示品があるとどれに注目するべきか迷ってしまいそうです。古代の丘資料館の見どころはどういったところでしょうか?

観光文化交流課:海藤さん

まずは館内の展示により縄文時代のことをわかりやすく学習できることです。

また資料館の周辺には、縄文時代の集落を復元した「長者屋敷遺跡公園」、有名土偶を拡大して復元展示した「土偶広場」など、写真映えするスポットがたくさんあります。こちらにもご注目いただきたいです。

長者屋敷遺跡公園の縄文時代の集落
▲長者屋敷遺跡公園の縄文時代の集落

編集部

企画展には、どのようなものがありますか?

観光文化交流課:海藤さん

これまで、石で作った斧を特集した展示や、遺跡から発掘された土器・石器が博物館に展示されるまでのプロセスを解説した展示などさまざまなテーマで企画展を行いました。

今後は、縄文土器の文様をパズルのように分解して楽しく学べるような展示をやってみたいと思っています。

編集部

展示品の中で、特におすすめのものがあれば教えてください。

観光文化交流課:海藤さん

急須のような形をしている「注口土器」という展示品が私のお気に入りです。ほかの土器とは一線を画している精緻な作りに、これをつくった人物のこだわりを感じてしまいます。

細かい文様も素晴らしいですが、ピカピカに磨き上げられた美しい表面も注目です!

編集部

同じ土器でも作った人のこだわりなどによって違いが出ることに気づけたことで、今後の遺物や遺跡の見方が変わってくる気がします。これから資料館を訪れる楽しみがまた1つ増えて嬉しいです。

カップルで挑戦!勾玉づくり体験で縄文アクセサリー作り

勾玉づくり体験で作った勾玉

編集部

細工の細かい土器を見ていると、自分でも作ってみたくなります。古代の丘資料館では、何か制作体験をすることができますか?

観光文化交流課:海藤さん

縄文時代から作られてきた「勾玉」という装身具(現代でいうところのアクセサリーの一種)を作る体験ができます。勾玉は、コマのような形をした石製の装飾品で、古代の人々が身につけていた貴重な品です。

勾玉づくり体験の材料と完成品
▲左側の材料から、右側の勾玉ができます

勾玉づくり体験の作業の様子
▲「勾玉づくり体験」は削り出すところから始まります

また、古代の火起こし体験も行えます。火起こしは成功する方が少ない難しい体験ですが、古代人の知恵と技術を感じることができるので、ぜひ挑戦してみてください。

夏企画として「勾玉づくり体験」、秋企画として「土器づくり体験」を年1回ずつ開催しています。具体的な開催時期はお問い合わせください。これらの企画では、資料館の展示ガイドとバックヤード見学も併せて実施しており、より深く古代の文化に触れることができます。

「土器づくり体験」で参加者が作った土器
▲土器づくり体験」で参加者が作った土器です

なお、「勾玉づくり体験」については、ご予約をしていただければ随時ご対応いたします。お気軽にお問い合わせください。

巨大土偶と記念撮影:ユニークな土偶広場で思い出作り

土偶広場の土偶たち

ここでしか購入できないグッズを扱っているショップや、古代の丘資料館の周辺の展示についてお聞きしました。

編集部

オリジナルグッズがあるそうですが、ショップでおすすめの商品はありますか?

観光文化交流課:海藤さん

持ち帰って作ることもできる「勾玉づくり体験キット」「竪穴住居キット」など縄文時代に関連したグッズがございます。これらは体験を通じて縄文時代の文化や生活を学ぶことができる教育的な商品です。

また、最近は当館イメージキャラクターでデザインしたオリジナルTシャツの販売を開始しました。お子様用から大人用まで各種サイズがありますので、来館の際にはぜひお求めください。

古代の丘資料館のオリジナルTシャツ
▲縄文土器や測定器「ノギス」などをデザインしたチャーミングなTシャツです

編集部

古代の丘資料館の周辺にも、縄文時代に関連した展示がありますね。そちらについても教えていただけますか?

観光文化交流課:海藤さん

館外ではやはり土偶広場がおすすめです。土偶と同じポーズをとっての2ショットはいかがでしょうか。記念撮影スポットとして人気があります。

土偶広場の土偶たち
▲土偶と写真を撮ってみませんか

また、キャンプ場やバンガローといった宿泊施設も隣接しており、大自然の中でアウトドアも一緒に楽しむことができるのが、当館の魅力だと思います。

館内で展示品をみながら学び、隣接する遺跡公園で縄文時代の気分を味わい、自然いっぱいの「古代の丘」でリフレッシュと、ただ見学するだけではなく、五感すべてで楽しめるのが自慢です。

古代の丘資料館に隣接した宿泊施設バンガロー
▲宿泊ができるバンガロー

資料館を囲む自然は四季折々で違った表情をみせます。春には桜、秋には紅葉など、季節ごとの美しい景色を楽しめます。ぜひ年4回はご来館ください!

池の周辺の桜
▲春には見事な桜が咲きます

池の周辺の紅葉
▲秋には美しい紅葉が見られます

来館者の声:予想以上に面白い古代の丘資料館の魅力

資料館周辺の池には鴨も暮らしている

編集部

来館者の方からよく聞く感想を教えてください。

観光文化交流課:海藤さん

展示や館外の施設も楽しんでいただいておりますが、特に体験学習に参加された方からは、「思っていた以上に夢中になってしまった」との感想をよくいただいております。

また、親子やカップルなど、複数人で参加された方は、お互いに競い合いながら「勾玉づくり体験」や「火起こし体験」を楽しんでおられるようです。例えば、誰がより美しい勾玉を作れるか、あるいは誰が早く火を起こせるかなど、競争心を持ちながら楽しく体験を深めていただいています。このような体験を通じて、古代の生活や技術への理解も深まっているようです。

実際の口コミ:予想以上に面白いと評判の古代の丘資料館

実際の口コミについて、編集部でGoogleマップやTwitter、ポータルサイトなどを調査してみました。

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土偶の巨大なレプリカ像にびっくりしました。迫力があり、縄文時代の雰囲気を肌で感じられました。
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縄文文化について勉強になり、とても面白かったです。展示物や解説が充実していて、理解が深まりました。
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縄文時代を感じながら、美しい自然の中を散策できます。春の桜、夏の緑、秋の紅葉など、季節ごとの景色も楽しめそうです。

行く前は縄文文化にそれほど関心がなかった人でも、実際に訪れてみると興味深く面白かったという声が多数寄せられていました。また「周辺の自然環境が美しい」「静かでいいところ」という口コミも目立ちました。豊かな自然と歴史が融合した環境が魅力的だと評価されているようです。

カップルで散策がてら訪れるのにぴったりです。静かな環境で、ゆっくりと歴史と自然を楽しむことができます。お互いの理解を深めながら、思い出に残る時間を過ごせるでしょう。

古代の丘資料館担当者からカップルへのメッセージ

「古代の丘資料館」担当の海藤さん

編集部

これからデートで訪問されるカップルへメッセージをお願いします。

観光文化交流課:海藤さん

縄文時代のことに興味のある方にはとても楽しんでもらえる展示だと思います。こうした資料館に今までいらっしゃったことがない方も、当館はキャンプ場も隣接しておりますので、「アウトドアメインで資料館見学はついでに!」という形でも大歓迎です。縄文時代の生活や文化を学びながら、自然を楽しむことができます。

エントランスロビーでは自由にお休みいただけます。展示を見学したり、ゆっくりとした時間を過ごしたりと、カップルの方々にも楽しんでいただけると思います。入館無料ですのでお気軽にお越しください。

長井市古代の丘資料館:基本情報とアクセス

住所 〒993-0063
山形県長井市草岡2768-1
アクセス 長井駅からタクシーで約15分
営業時間 9:00〜16:00
休館日 ・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
・冬期休館:12月16日から4月15日まで
駐車場 あり
料金 無料
問い合わせ 0238-88-9978
予約 入館は不要
※館内案内・各種体験は要予約
公式サイト https://www.city.nagai.yamagata.jp/soshiki/kankobunka/104/b2/6178.html

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

長井市古代の丘資料館周辺:おすすめデートスポット3選

古代の丘資料館の滞在時間は約3時間です。この機会を活かして、近隣の他のデートスポットも訪れてみましょう。ここでは、おすすめのスポットをいくつか紹介します。

おすすめのデートスポット

縄文の里散策:長者屋敷遺跡公園と土偶広場を巡るコース

長者屋敷遺跡公園は、古代の丘資料館のすぐ隣に位置しています。約4,000年前の竪穴住居が4棟、発掘された場所にそのまま復元されており、当時の人々の生活様式を身近に感じることができます。さらに、1棟は復元せずに発掘されたままの状態で保存されており、考古学的な研究価値を保っています。

資料館から橋を渡ってすぐのところには土偶広場があります。ここでは、巨大な土偶に触れたり、一緒に記念撮影をしたりすることができ、古代の文化を体感できます。隣接する「中里堤」という美しい池と周囲の豊かな自然環境も見どころの一つです。縄文時代の歴史と自然が調和した景観を楽しみながら、ゆっくりと散策することをおすすめします。

長井市名物:馬肉ラーメン発祥の店「かめや食堂」で舌鼓

かめや食堂の馬肉ラーメン
出典:長井市公式観光ポータルサイト

長井市は、馬肉文化が根付いている土地です。その理由としては、かつて草競馬場があったことと、山間の傾斜地にある田畑を耕すために、牛よりも力のある馬が使われていたことが挙げられます。

このような歴史的背景から、長井市では低カロリー・低脂肪・低コレステロール・高タンパク質で健康的かつ美味しい馬肉がよく食べられています。特におすすめなのが、地元の名物である馬肉ラーメンです。

長井馬肉ラーメン発祥の店は、「かめや食堂」で、古代の丘資料館から車で20分ほどのところにあります。

かめや食堂では、肉厚な馬肉チャーシューが太麺の上にたっぷり乗せられた、親子4代に渡って受け継がれてきた伝統の味が楽しめます。メニューは「中華そば」と呼ばれる馬肉ラーメンのみという潔さが特徴です。

海藤さんからのコメント

午前中に来館いただき、館内見学ののち勾玉づくりを体験いただき(1時間程度)、お昼は長井市名物の馬肉ラーメンはいかがでしょうか。古代の歴史と長井の食文化を一度に楽しめる、素晴らしい組み合わせです。

長井市公式観光ポータルサイト「かめや食堂」:https://kankou-nagai.jp/view/?id=11127

けん玉の街・長井市:「けん玉広場SPIKe」で腕試しデート

けん玉広場Spikeの外観
出典:けん玉広場SPIKe公式サイト

けん玉広場SPIKeは、古代の丘資料館から車で10分ほど、長井駅のすぐ近くにあります。ここは、誰でも気軽にけん玉を楽しめる施設です。

なぜけん玉なのでしょうか。実は、長井市は競技用けん玉の生産量日本一なのです。驚くべきことに、全国の生産量の約7割を占めています。

長井市は元々、コマなどの木地玩具の生産が盛んでした。けん玉生産の転機となったのは、1975年の日本けん玉協会設立です。

協会公認の競技用けん玉には厳格な規定があります。ものづくりの町として知られる長井市は、その規定をクリアする高品質なけん玉を生産し、一大産地となりました。

けん玉広場SPIKeでは、次のような体験ができます。

  • 無料で貸し出し用のけん玉で遊ぶ
  • 達人から技を教えてもらう
  • 超絶技巧のけん玉の技を間近で見学
  • けん玉の級位・段位の認定を受ける
  • けん玉と関連グッズの購入
  • けん玉ペインティング体験(※1週間前まで要予約・有料)

これらの貴重なけん玉体験は、デートを盛り上げる絶好の機会となるでしょう。古代の丘資料館の海藤さんも、このけん玉広場SPIKeを推奨しています。

海藤さんからのコメント

午後は街中にある「けん玉広場SPIKe」で達人からけん玉を教わってみてはいかがでしょうか。達人に教わると、驚くほど早く技を習得できますよ!

けん玉広場SPIKe(スパイク):http://www.nagai-kendama.com/

まとめ:長井市で縄文文化と山形の魅力を体感する知的デート

今回は、古代の丘資料館と地元の伝統文化に触れるデートプランを紹介しました。古代の丘資料館は、ワークショップなどを通じて、縄文時代や弥生時代の人々の生活や文化を身近に感じられ、知的好奇心が刺激される博物館です。

また、土器作りや古代食の試食など、普段接することの少ない伝統的な文化体験を通して、カップルで特別な思い出を作ることができるでしょう。ぜひ、次回のデートの参考にしてみてください。