【カップルにおすすめ】新江ノ島水族館1日・半日デートプラン!イルカとクラゲの魅力を満喫
神奈川県藤沢市、湘南の浜辺前にある「えのすい」こと、新江ノ島水族館。潮風が香る開放感のある施設は、赤ちゃん連れから老若男女まで幅広い層に人気で、デートにも最適です。
湘南の海は、犬の散歩やサーフィン、ランニング、ビーチでの家族団らん、海を眺める静かな時間、サイクリング、昼寝など、多様な楽しみ方ができる自由な空間です。訪れる人々の心を解放し、癒しを与えてくれる特別なスポットです。
今回は、新江ノ島水族館を中心に、どの段階のカップルでも楽しめるデートプランをご紹介します。「キュンとするまち、藤沢。」で心躍るひとときを過ごし、大切な人との絆を深めてみませんか?
※最新の情報は公式サイトでご確認ください。
- 水族館が好きな人
- 自然を愛する人
- 海が好きな人
- 生き物に興味がある人
- 大切な人とゆっくり癒されたい人
- パートナーの様々な表情を見たい人
新江ノ島水族館の魅力:潮風と海の生き物に癒されるカップルデート
えのすいは、目の前に相模湾の海が広がり、右手に富士山、左手に江戸時代から人気の観光地として親しまれてきた江ノ島を臨む、絶好のロケーションにあります。
都心から電車で約1時間の距離にあり、気軽に訪れることができます。規模は広すぎず狭すぎず、日帰り観光にちょうど良い水族館です。かわいい海の生き物を観察できるだけでなく、タッチプールでの触れ合いや、最新技術を使った展示、工作教室など、様々な体験プログラムも開催しています。
新江ノ島水族館は海辺に立地しているため、朝・昼・夕方と時間帯によって異なる雰囲気を楽しむことができます。何度訪れても新しい発見があるのが、この水族館の大きな魅力です。
1日満喫プラン:新江ノ島水族館と海辺のサンセットデート
休日に、ゆっくりと1日かけてデートを楽しみたい方へおすすめのプランをご紹介します。新江ノ島水族館(通称:えのすい)で海の生き物たちに癒されながら時間を過ごし、その後は海辺で語らいつつ美しい夕日を眺める、心温まるデートコースです。
1日デートプラン:タイムスケジュール
10:00 | 小田急線 片瀬江ノ島駅で待ち合わせ |
---|---|
10:30 | 新江ノ島水族館(えのすい)入館 |
11:00 | イルカショー・ドルフェリア鑑賞(約20分、土日祝のみ開催) |
11:30 | ランチのため一時退館 カプリチョーザで食事 |
13:00 | 水族館に再入館 |
13:30 | 相模湾大水槽見学 |
14:10 | クラゲショー鑑賞(約10分) |
15:00 | なぎさの体験プログラムに参加 |
15:30 | テラスでおやつタイム・休憩 |
16:15 | お土産購入後、退館 江の島の浜辺で夕日鑑賞 |
17:00 | 小田急線 片瀬江ノ島駅で解散 |
1日デートプラン:予算目安
内容 | 料金 |
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入館料 | 2,400円×2名=4,800円 |
チュロス | 420円 |
ランチ代 | 約2,500円 |
厚切りチップス | 340円 |
年間パスポートは通常の入館料2回分の価格で、1年間に2回以上来訪予定の方にはお得です。また、各種公共機関のチケット割引も利用可能です。
さらに、コンビニエンスストアなどで事前にチケットを購入しておくと、当日のチケット購入の列に並ぶ必要がなく、スムーズに入館できます。混雑時の待ち時間短縮にもつながるので、おすすめの方法です。
1日デートプラン:詳細ガイド
早速、デートプランをご案内します。
10:00 片瀬江ノ島駅で待ち合わせ
片瀬江ノ島駅は現在改修工事中です。完成予定は2020年7月で、東京オリンピックのセーリング競技が江ノ島で開催される時期に合わせています。以前は竜宮城をモチーフにしていましたが、新しいデザインが楽しみですね。
改札を出たら、右手前方に向かってゆるくカーブする道を進みます。大きな道路に出るまで歩いてください。
横断歩道に着いたら、向こう側に観光案内所があります。地図の入手や情報収集にぜひ活用してください。
右手に大きな赤いカニのモチーフがついたイタリアンレストラン「イルキャンティ」が見えます。このレストランを目印に歩きましょう。
イルキャンティを左手に見ながら海沿いの道路を進むと、広々とした広場と新江ノ島水族館「えのすい」が見えてきます。
10:30 えのすい入館
自分に合ったチケットを購入し、いよいよ入館です。向かって右側がチケット売り場、左側が入り口となっています。
入館するとすぐに階段があります。階段を上り、右へ曲がると、目の前にはガラス越しに広大な海辺の景色が広がります。思わず「わぁ!」と声が出るほどの絶景スポットです。
この水族館は一方通行ではありません。そのため、いつでも入口に戻ることができ、入口からの退館も可能です。これは、ゆっくりと自分のペースで館内を楽しめる特徴の一つです。
11:00 イルカショー・ドルフェリア
途中の大水槽や生き物たちを見たい誘惑がありますが、一気に一番奥のショースタジアムに向かいましょう。
ドルフェリアは大人気のため混雑必至です。土日祝日には1日2回公演があり、11時の回が比較的落ち着いて観覧できます。
イルカショースタジアムへは、開演時間の15分前までに到着すると、良い席を確保できます。
新発売のチョコレートチュロスを食べながら開演を待つと、ちょうど良い時間配分になります。
手作りの衣装を着たアクアン(ショーのスタッフ)と一緒にダンスをする子供や、大きなカメラを構えた方が最前列にいるなど、ショーの人気ぶりがうかがえます。
ドルフェリアは、餌をあげずにイルカとコンタクトをとる、珍しいファンタジー溢れるイルカショーです。開演前には、その日登場するゴンドウクジラとイルカたちを紹介してくれます。
えのすい生まれ4世のイルカも泳いでおり、丁寧な飼育の様子が伝わってきます。
躍動感あふれるショーは、朝一番に鑑賞するとたっぷりの元気をもらえます。スタジアムの背景に広がる海の景色も、とても解放的で清々しい雰囲気です。
公演後には、お気に入りのアクアンと写真撮影ができますので、ぜひ記念に残してみてはいかがでしょうか。
11:30 ランチに一時退館
ランチは、レストランが混雑する前の11時半から12時頃がおすすめです。
出口で再入場希望を伝え、手に再入場スタンプを押してもらって外出しましょう。新江ノ島水族館(えのすい)前の通りには、多くのレストランが並んでいます。
のんびりお散歩がてら、少し歩いて気になるお店を探してみるのもよいでしょう。
カプリチョーザは、道路を渡ってすぐの場所にあり、リーズナブルな価格のイタリアンなので、家族連れにも利用しやすいです。
豪華なランチを楽しみたい場合は「イルキャンティ」、スイーツ好きの方には「Egg's Things」がおすすめです。
どちらも人気店のため待ち時間が長くなることが多いので、事前に予約をするか、並ぶ覚悟で訪れましょう。
13:00 再入館
美味しいランチを堪能したら、えのすいに再入場します。ゆっくりと時間をかけて、気に入った生き物を鑑賞していきましょう。えのすいでは、相模湾に生息する身近な魚や海洋生物を多く展示しています。地元の海の豊かさを実感できる展示内容となっています。
13:30 相模湾大水槽
えのすいで最大の相模湾大水槽。約8,000匹のマイワシの大群が、キラキラとうねりながら泳ぐ姿は圧巻です。
相模湾は、暖流と寒流がぶつかる外洋の近くにあり、世界的にも珍しい多様な生物の宝庫です。相模湾大水槽では、絶えず波を発生させ、できる限り自然に近い環境を再現しています。
優雅に泳ぐエイ、ゆったり動くサメ、底でじっとしているウツボなど、様々な海洋生物を観察できます。驚きや感動、時にはユーモラスな姿に癒されることでしょう。
この水槽を通して、海中に多種多様な生物が存在することを実感できます。青く美しい水槽は、肌が綺麗に映えるため、人気のフォトスポットにもなっています。
14:10 クラゲショー
ゆっくりと興味のある展示を見ながら、ショースタジアム方面に向かいましょう。途中、エスカレーター前のクラゲコーナーに立ち寄り、クラゲショーを鑑賞することをおすすめします。
ふわふわ、ゆらゆらと水中を漂うクラゲの可愛らしさや美しさを存分に堪能できます。ショーでは、クラゲの飼育の難しさや特徴的な生態などについて学ぶことができます。これらの情報を大切な人と共有してみるのはいかがでしょうか。
一緒に「へぇ!」と感心したり、新しい発見をしたりすることは、お二人にとって素敵な思い出になるはずです。また、こうした体験は会話の弾みにもなりますよ。
15:00 なぎさの体験プログラム参加
ペンギン・あざらしの展示水槽を通り、ショースタジアムに向かう途中に「なぎさの体験学習館」があります。
ここは身近な海の生き物の生態を学習できるブースです。入口には当日のプログラムが表示されています。興味のあるプログラムがあれば、ぜひ体験してみてください。
筆者が訪れた日は、クリスマスオーナメント作りが行われていました。
大切な人と一緒に考えたり手を動かしたりして作品を作ることで、相手の新たな一面を発見できる貴重な機会になるかもしれません。
スタジアム下の階には、タッチプールがあります。
ここではネコザメやその卵、ナマコなどの海洋生物に直接触れることができます。ネコザメの肌触りを体験した後は、大切な人の肌の柔らかさをより感じられるかもしれません。
15:30 テラスでおやつ休憩
テラス前のショップでは、軽食やドリンクが豊富に販売されています。
おやつには、自家製の厚切りチップスとカメロンパンがおすすめです。カメロンパンは、亀の甲羅をイメージした独特の形状が特徴的な菓子パンです。
購入した軽食を持って、テラスで海を眺めながらくつろぐのはいかがでしょうか。ショップの近くにはトイレもあるので、購入の前後に立ち寄るとスムーズに行動できます。
また、ホットドリンクを購入しておくと、夕方に浜辺でサンセットを楽しむ際に体を温めることができ、より快適に過ごせます。
16:15 浜辺でサンセットを堪能
お土産を選んだ後、水族館を後にします。
目の前に広がる海へ向かい、お気に入りの場所でサンセットを待ちます。冬は気温が下がるので、ブランケットや温かい飲み物を持参すると快適に過ごせます。
右手に富士山、左手に江の島、そして目の前にきらきら輝く海が広がります。周囲には思い思いに景色を楽しむ人たちの姿も。この美しい風景を眺めながら、今日の思い出や楽しかったことを語り合うのはいかがでしょうか。素晴らしい景色が、二人の距離をさらに縮めてくれるはずです。
17:30 片瀬江ノ島駅で解散
楽しい時間はあっという間に過ぎますね。サンセット後は真っ暗になりますので、安全に気を付けてください。来た道を通って駅まで、しっかりとお客様をエスコートしてお戻りします。
夕食を一緒に楽しむ場合は、アロハテーブルがおすすめです。
アロハテーブルは新江ノ島水族館(えのすい)と片瀬江ノ島駅の間に位置し、帰り道に立ち寄りやすい場所にあります。ハワイアンな雰囲気も楽しめる素敵なレストランですよ。
半日で楽しむ!大人のナイト水族館デートプラン
時間が限られた休日でも楽しめる、半日で充実した大人向けデートプランをご紹介します。新江ノ島水族館周辺の魅力的なスポットを巡る、効率的で思い出に残るコースをお届けします。
デートのスケジュール表
14:00 | 小田急線 片瀬江ノ島駅で待ち合わせ |
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14:30 | エッグスシングスで軽食 |
15:30 | 新江ノ島水族館(えのすい)入館 |
16:00 | 相模湾大水槽見学 |
16:30 | えのすい内テラスでサンセット鑑賞 |
17:00 | 今夜はイルカNight(イルカナイトショー、約10分)土日祝開催 |
17:30 | 今夜はクラゲNight(ナイトクラゲショー、約5分)土日祝開催 |
18:00 | 退館 |
18:30 | 小田急線 片瀬江ノ島駅で解散 |
平日は、1時間早く17時閉館となります。
ショーのスケジュールは季節や曜日によって変更される場合があるため、お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
半日デートプラン:予算目安
内容 | 料金 |
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おやつ代 | 約2,000円 |
入館料 | 2,400円×2名=4,800円 |
1日デートプラン:詳細ガイド
それでは、素敵なデートプランをご案内いたします。
14:00 片瀬江ノ島駅で待ち合わせ
片瀬江ノ島駅は、現在改修工事中です。(2019年12月時点)
2020年7月オリンピック開催に合わせて完成予定です。改修前は竜宮城がモチーフで、多くの人々の写真スポットとして親しまれていました。来年の夏、新しい駅舎がどのような姿で現れるのか、とても楽しみです。
改札を出たら、右手前方に向かって、緩やかにカーブする道を進みます。大きな道路に出るまでそのまま歩いてください。
14:30 エッグスシングスでおやつ
横断歩道を渡らずに右手を見ると、パンケーキで有名なエッグスシングスがあります。
エッグスシングスではスイーツだけでなく、お食事メニューも豊富に用意されています。水族館へ向かう前に小腹を満たすのに最適な場所です。ただし、人気店のため少し待ち時間があるかもしれません。
15:30 えのすい入館
お腹を落ち着かせたら、早速新江ノ島水族館(えのすい)へ向かいます。大きな道路を渡って、右手へまっすぐ進むと、徒歩2~3分で到着します。
入館の際は、ご自身に合ったチケットを購入してください。
残念ながら、ナイトチケットなどの特別料金設定はありませんが、横浜市民半額や年間パス同伴者半額など、お得なキャンペーンを実施している期間もあります。
お出かけ前に、新江ノ島水族館の公式ページを忘れずにチェックしてくださいね。最新の割引情報や特別イベントをご確認いただけます。
割引情報はこちら
16:00 相模湾大水槽
入館後は順路に沿って興味のある展示を観ながら、相模湾大水槽へ向かいます。
約8,000匹のイワシの大群やエイが、ゆったりと泳いでいます。多種多様な生き物を観察できるので、自然と会話が弾みます。
水槽の底にいるウツボや、まるで眠っているかのようなネコザメなど、見どころが満載です。運が良ければ短時間のショーも開催されており、参加すると相模湾の魚についてより詳しく学べます。
ずっと観ていたい気持ちはわかりますが、サンセットは待ってくれません。12月の日没時刻は16時半頃です。時間を確認しながら、次の目的地へ向かいましょう。
16:30 テラスでサンセット
相模湾大水槽を鑑賞した後は、順路に沿って進みます。
クラゲの水槽の場所を確認しつつ通り過ぎ、エスカレーターで上階へ向かいます。テラスに出て、美しいサンセットを待ちましょう。
テラス前のショップでは、ビールも販売しています。お酒を飲める方は、グラスを片手に絶景の夕日をお楽しみいただけます。
17:00 今夜はイルカNight
サンセットをゆっくり楽しんだ後は、スタジアムに移動してナイトイルカショーを観覧します。ショーの所要時間は約10分間です。
美しい赤い夕陽を背景に、ショーが始まります。遠くに見える江ノ島のキャンドルイルミネーションが、ロマンチックな雰囲気を醸し出します。
ショーの前には、出演するイルカたちの特徴や、「えのすい生まれの何世代目」かなどの紹介があります。得意技のジャンプについても説明があるので、イルカたちへの親近感が湧きやすくなっています。
17:30 今夜はクラゲNight
イルカショーを楽しんだ後は、館内に戻りましょう。
ペンギンやあざらしの生き生きとした姿を観察した後、クラゲ展示水槽へ向かいます。クラゲショーはイルカショーの20分後に始まります。
館内はコンパクトで、この時間帯は比較的空いているので、ゆっくり移動できます。筆者の経験では、幼児連れでも十分に時間に余裕がありました。
ふわふわと優雅に浮かぶクラゲの姿は美しいですが、実は巧みに獲物を待ち構えているのです。ここでは、クラゲの生態や飼育の難しさについても学ぶことができます。
静かなナレーションと青く幻想的な雰囲気に包まれ、心が落ち着くひと時を過ごせます。
平日は閉館時間が17時と早めです。16時のイルカナイトショーを見た後、16時15分のナイトクラゲショーを観覧するか、テラスで美しい夕日を楽しむのがおすすめです。
14時30分頃に入館すれば、ゆったりと全ての展示を楽しむことができます。
年末年始やクリスマスシーズンなどの特別期間は、営業時間やショーのスケジュールが変更される場合があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
18:00 退館
クラゲショーを楽しんだ後、順路に沿ってお土産コーナーを通り退館します。夜の闇に包まれた外に出ると、エントランスのイルミネーションが幻想的な美しさで輝いています。
海からの冷たい風と、青く光るイルミネーションが絶妙に調和し、カップルの心をより近づけてくれることでしょう。デートの締めくくりには、駅まで寄り添いながら歩き、大切な人をしっかりとエスコートして帰りましょう。
18:30 片瀬江ノ島駅で解散
忙しい二人でも半日で楽しめるデートプラン、いかがでしたでしょうか。
夕日から夜のイルミネーションまで、ロマンティックな要素がたっぷりで、思い出に残る素敵な時間を過ごせるでしょう。まさに、絶対に失敗しないデートプランと言えます。
帰りに夕食を楽しみたい場合は、駅前にあるクアアイナがおすすめです。手軽に美味しい食事が楽しめる人気店です。
アボカドをトッピングしたハワイアンバーガーは、特に女性に人気のメニューです。
和食がお好みの場合は、江ノ島観光案内所の先、右手にある和風海鮮料理店「江ノ島小屋」がおすすめです。
「江ノ島小屋」は地元でも人気のスポットで、行列ができることも多いです。寒い日には暖房設備が用意され、待ち時間中も快適に過ごせます。さらに、お茶のサービスもあり、くつろぎながら順番を待つことができます。
マニア向け!新江ノ島水族館を120%楽しむデートプラン
相模湾に面した近代水族館の新江ノ島水族館は、イルカやアシカのショーを始め、クラゲや深海生物の飼育・展示技術が進んだ、全国でもトップレベルの水族館です。約450種8,000点もの海の生き物たちが展示されており、来場者を魅了しています。
現役水族館職員の私ならではの目線で、水族館豆知識を交えながら、より一層楽しむためのプランとマニアックな情報をご紹介します。普段は知ることのできない裏側の情報も含めて、新江ノ島水族館の魅力をお伝えしていきます。
マニア向けデートプラン:タイムスケジュール
今回はある特定の時期のデートプランのタイムスケジュールを紹介していきます。新江ノ島水族館を中心としたプランです。
10:30 | 片瀬江ノ島駅集合 |
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10:50 | 新江ノ島水族館到着→入館 |
11:00 | 館内観覧 相模湾ゾーン 深海Ⅰ |
11:55 | 「うおごころ」の観覧場所確保 |
12:00 | 「うおごころ」観覧 |
12:20 | 館内観覧 クラゲファンタジーホール~ペンギン・アザラシ |
13:00 | 昼食購入(テイクアウト) |
13:15 | イルカショースタジアムにて観覧席確保 |
13:30 | イルカ・アシカショー「きずな」観覧 |
14:00 | 館内観覧 タッチプール~カワウソエリア |
15:00 | ペンギンショー「ペングィーン!」観覧 |
16:10 | クラゲショー「海月の宇宙」観覧 |
16:30 | メインショップにてお土産購入→退館 |
17:30 | 水族館周辺を散歩 |
18:00 | 片瀬江ノ島駅到着 |
(営業時間9:00~17:00)
新江ノ島水族館は季節によって営業時間やショーのタイムスケジュールが変わります。
デートに向かわれる際は、事前に公式サイトで営業時間やショースケジュールを確認しましょう。どの季節でも体験イベントやショーを満喫したい方は、午前中のうちに入館するのがおすすめです。
新江ノ島水族館では多数のショーやふれあい体験(有料)を楽しむことができます。
特におすすめのショーは、イルカ・アシカショー「きずな」と「ドルフェリア」、魚の解説ショー「フィンズ」と「うおごころ」です。
ただし、ドルフェリアは土日祝日のみの開催となっています。
半日デートプラン:予算目安
入館料 | 大人 2,400円×2名=4,800円 ※割引なしの場合 |
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食事代 | 2,000円×2名=4,000円 |
合計 | 8,800円+お土産代 |
1日デートプラン:詳細ガイド
1日デートプランを詳しくご紹介します!
10:30 片瀬江ノ島駅集合
新江ノ島水族館の最寄り駅である片瀬江ノ島駅で集合しました。以前は竜宮城をモチーフにした駅舎がお出迎えしてくれていましたが、現在は改修工事中です。
2020年7月に東京オリンピックのセーリング競技が江ノ島で開催される予定で、工事はそれに合わせて完成する見込みです。新しい駅舎の完成が楽しみですね。
10:50 新江ノ島水族館到着→入館
片瀬江ノ島駅から海岸方向へ徒歩約5分で、新江ノ島水族館に到着します。
土日祝日はチケット売り場が混雑します。コンビニエンスストアなどで販売している割引前売り券を事前に購入しておくと、直接入場口から入館できるためスムーズです。
前売り券は料金が安くなる上、入館もスムーズになるので、平日でも積極的に活用しましょう。
11:00 館内観覧 相模湾ゾーン 深海Ⅰ
館内観覧です。
相模湾ゾーン
入館して1階から上がった2階フロアでは、まず相模湾を再現した相模湾大水槽が来場者を出迎えます。ここでは大水槽の上部を見ることができ、その一角では浅瀬の景観が再現されています。
浅瀬の水槽では、波を表現した演出があり、波の動きに合わせて泳ぐ魚たちは自然の海と同じような動きを見せてくれます。
水族館の展示水槽は、多くの場合人の手で掃除されています。水中に潜ってスポンジやブラシなどでコケ等の汚れを落とします。
水深の浅い水槽は照明の光が強く差し込むため、コケが早く生えやすく、大きな水槽よりも頻繁に掃除する必要があります。
相模川水槽では、相模湾に生息する川魚を展示しています。この水槽の特徴は、定期的に水深を操作して魚が上流へとジャンプする動きを再現するところです。
この動きを小さな水槽で再現するのは、さすが「えのすい」ならではの工夫だと感じました。
このエリアには特定の海域を再現した水槽が並んでいます。相模湾を詳しく見ていくと、様々な景観が見られることがわかります。
上の写真に写っているのは、アマモと呼ばれる一般的な海藻です。アマモの標準和名は植物の中で最も長く、リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシといいます。
アマモは多くの水族館で展示されていますが、冬には枯れてしまうことが多く、年間を通して同じ量を飼育するのが難しい海藻です。
漁港を再現した水槽には、漁師が漁獲した生き物を一時的に生かしておくためのカゴが浮かべてあります。これは興味深い演出だと感じました。
順路を進むと、相模湾大水槽の一部を上下左右から見渡せる場所があります。
ここでは海の中にいるような感覚を味わえるだけでなく、普段は見ることのできないエイのおなかを観察することもできます。
水族館には上の写真のように、魚を見上げて観察できる水槽がよくあります。上を見上げた時に水面より上にある照明や天井、はしごなどが見えてしまうと、現実世界に引き戻されたような感覚になってしまいます。そうならないように水族館では工夫をしています。
方法は水族館によって異なりますが、水面を波立たせて揺らすことで水面より上を見えにくくしているのです。
新江ノ島水族館では、水槽手前から奥に向かって水を水面に走らせるように散水することで、水面を揺らして上部を見えなくしています。
スロープを降りて順路を進むにつれ、徐々に浅いところに棲む生物から深いところに棲む生物へと紹介が移っていきます。
その途中にある「シラスサイエンス」という展示は新江ノ島水族館の特徴的なもので、めったに見ることができないカタクチイワシの成長過程を一度に見ることができます。
そして降りきったところで待っているのが、相模湾大水槽のメイン観覧面です。この水槽では「フィンズ」と「uogokoro(うおごころ)」というショーが行われます。
「フィンズ」は水槽にカメラを持ったダイバーが潜り、お客さん側にいるスタッフとやり取りをしながら魚について解説するショーです。「うおごころ」は、ダイバーに魚が近づき、様々なパフォーマンスを披露するショーです。
深海Ⅰ
新江ノ島水族館は深海生物の展示や調査に力を入れています。神奈川県にある海洋研究開発機構(JAMSTEC)との共同研究により、専門的な深海の展示を楽しむことができます。
深海には熱水噴出域があり、水族館ではこの環境を再現しています。4℃程の冷たい深海水槽に30℃の海水を入れ、さらに硫化水素を混ぜることで、本物の深海環境に近づけています。
新江ノ島水族館では、水槽の裏側で硫化ナトリウムを使って硫化水素を生成しています。有害な硫化水素を扱うため、異常時には警報が鳴るなど、安全対策が徹底されています。
新江ノ島水族館では、珍しい深海生物を多数展示しています。
ゴエモンコシオリエビやユノハナガニ、写真左からベニテグリ、キホウボウなど、深海生物愛好家には見逃せない生き物が展示されています(写真右奥はアカザエビ)。
深海生物特有の形態や生態を間近で観察できることも、新江ノ島水族館の魅力の一つです。
深海生物の収集は困難を極めます。深海生物を専門に漁をする数少ない漁師の船に同乗し、仕掛けに入った生物を採集します。この過程では長時間の船旅が必要不可欠です。
深海は水温が低いため、採集した生物は低温環境を維持しながら船上で生かしておく必要があります。また、深海から浅い海域へ引き上げる際、生物は大きなダメージを受けるため、生存率は通常の海洋生物よりも低くなります。
深海生物の展示成功の鍵は、採集時のダメージを最小限に抑え、船上や輸送中も深海に近い環境を維持することです。この難しい過程を経て、私たちは水族館で貴重な深海生物を観察することができるのです。
11:55 「uogokoro(うおごころ)」観覧場所確保
深海Ⅰエリアから少し戻ると、相模湾大水槽で人気のショー「うおごころ」が始まります。
このショーは新江ノ島水族館の中でも特に人気があるため、混雑時は早めに水槽前に人が集まります。ショー開始の5~10分前には水槽前に到着し、見やすい場所を確保しておくことをおすすめします。
12:00 「uogokoro(うおごころ)」観覧(約15分)
「うおごころ」が始まると、ダイバーのトリーターが水槽前に現れ、軽い解説を行います。
トリーターの解説が終わると、水槽上に移動し、その間に「うおごころ」に登場する主な魚たちの紹介映像が流れます。水族館では珍しく、魚に愛称をつけることで、来場者にも親しみやすい雰囲気を作り出しています。
トリーターが水槽内に入ると、魚たちと仲良く泳ぐという不思議な光景が広がります。観客は餌の時間でもないのに、なぜトリーターと魚がじゃれ合っているのかと驚きます。
実は、トリーターの手首には餌の入った小さなケースがあり、近づいてくる魚たちと触れ合った後にその餌を与えています。しかし、これは単に餌だけで魚を操作しているのではなく、長期間にわたるトレーニングの成果であることが見て取れます。
水族館で活躍しているダイバーたちは、必ず潜水士という国家資格を持っています。しかし、資格を持っているだけでは水槽での仕事はできません。
水族館ごとに異なりますが、海や水槽での厳しい潜水訓練を経て初めて実際の仕事ができるようになります。さらに、ショーに出演するダイバーは、追加の厳しい訓練を受けた後、お客様の前に登場することができるのです。
12:20 クラゲファンタジーホール~ペンギン・アザラシ
クラゲファンタジーホールからペンギン・アザラシゾーンへの流れがこちらです。クラゲの幻想的な世界から、愛らしいペンギンやアザラシたちの生態を観察できるエリアへと続きます。
クラゲファンタジーホール
新江ノ島水族館はクラゲの飼育や繁殖に力を入れており、世界で初めてクラゲを展示した水族館としても知られています。
クラゲファンタジーホールでは、比較的大きなクラゲが展示されています。日本だけでなく世界中の海に生息するクラゲを、幻想的な空間と演出で楽しむことができ、訪れる人々を癒してくれます。
クラゲファンタジーホールでは「海月の宇宙(そら)」というクラゲショーが行われています。今回のプランでは16:10に観覧する予定ですので、場所を確認しておきましょう。
海の生き物は大きく3つに分類できます。自力で泳いで移動できるネクトン(遊泳生物)、自力で泳げず海底で暮らすベントス(底生生物)、そして自力で泳ぐことができず水流に身を任せて水中を漂うプランクトン(浮遊生物)です。
クラゲは種類によっては泳いでいるように見えるものもありますが、分類上はプランクトンに属します。そのため、水槽内では規則的な水流を起こしてクラゲを泳がせています。
水流がなくなるとクラゲは水槽の底に沈み、やがて死んでしまいます。クラゲの飼育において、水流は生命維持に不可欠な要素なのです。
太平洋
太平洋エリアでは、冷たい海に棲む魚から暖かい海に棲む魚まで幅広く展示しています。
このエリアの人気水槽は、大量のフウセンウオが飼育されている水槽です。かわいらしい顔とまん丸な体がとてもキュートで、多くの来場者が熱心に写真を撮っています。
実際に私もアップで撮ってみました。やはりかわいいです。二人でお気に入りのフウセンウオを探して写真に収めることで、さらに距離を縮めるチャンスになるかもしれません。
暖かい海に暮らす魚を展示している水槽は、水族館には欠かせません。カラフルな魚が多く、つい写真を撮りたくなります。
カラフルな魚が展示してある水槽には、ほぼ必ずサンゴがレイアウトとして使われています。上の写真にも枝のようなサンゴや左側にあるキャベツのようなサンゴなどがありますが、これらは人工的に作られたレプリカです。
生きたサンゴを飼育するのは非常に難しく、専用の設備が必要です。しかし、サンゴ礁で暮らす魚を展示するのに、サンゴがなければ雰囲気が物足りなくなります。
そこでレプリカのサンゴをレイアウトに使用することで、水槽に雰囲気を、魚たちに棲みかを、そして飼育員には管理のしやすさをもたらすことができるのです。
クラゲサイエンス
クラゲファンタジーホールとは別に、クラゲサイエンスという展示エリアがあります。ここでは小型のクラゲが多数の小さな水槽で展示されており、様々な種類のクラゲを観察することができます。
クラゲについての詳しい解説も充実しており、生きたクラゲを使って分かりやすくその魅力を伝えています。
クラゲの水槽をよく観察すると、時々クラゲではない非常に小さな生き物を見かけることがあります。これはクラゲの餌であるプランクトンで、正式にはアルテミアと呼ばれています。水族館ではクラゲの餌として広く使用されています。
アルテミアは水族館の裏側で卵からふ化させ、生きたまま餌として与えられます。このアルテミアの卵は業者から購入しますが、少量でも高価なことで知られています。
クラゲは一見すると魚やイルカのように活発に餌を食べているようには見えませんが、実際は多くの餌を必要とします。そのため、クラゲの飼育には予想以上に餌代がかかるのです。
興味深いことに、他のクラゲを食べるクラゲも存在します。そのようなクラゲには、餌用のクラゲを採集したり繁殖させたりして与えています。
ペンギン
エスカレーターを上ると、ペンギン水槽が目の前に広がります。新江ノ島水族館で飼育されているのは、フンボルトペンギンという種類です。
透明なガラス越しに、愛らしいペンギンたちの生き生きとした姿を間近で観察できます。この場所では、「ペングィーン!」というペンギンショーが開催されます。15:00に行われるので、ぜひこの場所を覚えておいて、ショーの時間に合わせて戻ってくることをおすすめします。
アザラシ
ペンギン水槽の隣には、ゴマフアザラシの水槽があります。ゴマフアザラシは、その名の通り体に黒い斑点があり、人気の高い種類です。水槽内では、アザラシたちが優雅に泳いだり、のんびりと過ごしたりする姿を観察できます。水槽の後方には椅子が設置されているので、ゆったりと座って長時間観覧することもできます。
13:00 昼食購入(テイクアウト)
昼食は、イルカショーの時間に合わせて、テイクアウトをしてショープールの観覧席でいただきましょう。
近くに飲食店が2つありますので、お好みで選んでください。もちろん、女性の方から先にお選びいただきます。
オーシャンカフェ
ペンギンの水槽の前に上ってきたエスカレーターの正面に、オーシャンカフェがあります。
このカフェでは、パンやホットドッグなどの軽食、ドリンクなどが販売されています。特に女性のお客様に人気があり、休憩やランチにぴったりの場所となっています。
オーシャンバー スタジアムカフェ
ショースタジアムの入口にはオーシャンバー、奥にはスタジアムカフェがあります。
オーシャンバーではチュリトス(スペイン風ドーナツ)とドリンク、スタジアムカフェではたこ焼きや肉まんなどの軽食とドリンクが販売されています。冬季には温かいスープが特に人気です。
13:20 イルカショースタジアムにて観覧席確保
昼食を購入したら、すぐにイルカショースタジアムへ向かいましょう。イルカショーは水族館で最も人気のあるショーです。ショー開始10分前までに席を確保することをおすすめします。
席に着いたら、ショー開始まで昼食をとりながら待ちましょう。混雑時は、一人が席を確保し、もう一人が昼食を購入するのが効率的です。
前方の席では水しぶきがかかる可能性があります。水に濡れたくない方は、中央から後方の席を選びましょう。最も見やすいのは中央部分の席です。
13:30 イルカ・アシカショー「きずな/kizuna」観覧(約20分)
いよいよ「きずな」が開演します。日本で初めてイルカショーを行ったのが新江ノ島水族館です。トレーナーたちと動物たちの絆を目の当たりにでき、ウエットスーツで登場するトレーナーの洗練された動きにも魅了されます。
イルカショーでは音楽に合わせて観客も参加しながら、会場全体が盛り上がっていきます。このショーを見れば、誰もが一瞬でもトレーナーに憧れを抱くことでしょう。
14:00 館内観覧 タッチプール~カワウソエリア
まだ見ていないタッチプールとカワウソエリアを紹介します。15時からペンギンショー「ペングィーン!」が始まるので、その時間までに見られるところまで観覧しましょう。
「ペングィーン!」が終わった後も時間に余裕があります。焦らずに2人のペースでゆっくり観覧を楽しみましょう。
タッチプール
ショースタジアム1階席からさらに階段を下るとタッチプールがあります。
ここでは磯の生き物やサメの仲間などに直接触れることができます。「この生き物に触れる?触れない?」などと話し合うことで、二人の距離をさらに縮めるいい機会になるかもしれません。小型のサメや、ヒトデ、ウニなどの磯の生き物を実際に触ることで、海の生物への理解も深まります。
深海Ⅱ
イルカショースタジアム2Fから順路を戻ると、深海Ⅱのエリアがあります。階段を下りて入り口を抜けると、まず目に飛び込んでくるのが…
本物のしんかい2000です。引退した実機をここで展示しています。このエリアでは、深海についての研究や調査に関する情報を、解説パネルを中心に、標本や模型を使って詳細に紹介しています。
しんかい2000の解説も非常に詳細で、深海探査機の構造や機能について学ぶことができます。
瓶詰めにされた深海生物の標本も多数展示されており、普段目にすることのできない珍しい生物たちを観察できます。
深海生物は生きたまま持ち帰ることが非常に難しいため、標本として保存されることが多いです。標本の保存には主にホルマリンが使用され、一般的に「ホルマリン漬け」と呼ばれています。
水族館では、標本作製だけでなく、魚の病気治療にもホルマリンを使用することがあります。ホルマリンには菌や細菌を死滅させる効果があるため、稀に治療目的で使われることがあります。
現在活躍中のしんかい6500についても詳しい解説があり、深海調査の歴史や最新の技術について学ぶことができます。
ウミガメの浜辺
深海Ⅱゾーンを出ると、ウミガメの浜辺エリアがあります。ここでは、ウミガメを屋外で展示しています。来場者は、デッキから水槽を見下ろしたり、水槽のそばに行って水中のウミガメを間近で観察したりすることができます。
このエリアでは、実際にウミガメが浜辺に上がって日光浴する姿を見られることもあります。運が良ければ、ウミガメの産卵シーンに遭遇できる可能性もあります。
ウミガメの浜辺エリアのすぐそばには、世界最大のげっ歯類であるカピバラの展示エリアがありました。体長が最大1.3メートルにもなる大型のカピバラを間近で観察できます。
オーシャンデッキ
ウミガメの浜辺から屋内に戻る際は、ぜひオーシャンデッキを通ることをおすすめします。晴れた日には、青い空と青く広がる相模湾を一望できる絶景が広がります。ベンチも設置されているので、二人でゆっくりと休憩しながら、美しい景色を楽しむのもよいでしょう。
カワウソ~木漏れ日のオアシス~
屋内に戻ると2018年3月にオープンしたエリア「カワウソ~木漏れ日のオアシス」があります。海側と館内側に水槽があり、カワウソたちは時間帯によって移動します。
全部で5頭のコツメカワウソを展示していますが、私が訪れた時は海側の水槽に移動していた時間帯だったため、直接姿を見ることができませんでした。
コツメカワウソはかわいらしさから大人気で、多くの水族館や動物園で見ることができます。水族館での人気者といえばラッコですが、2019年現在、日本の水族館で展示されているラッコは6施設8頭と、1994年の122頭から大幅に減少しています。
ラッコの代替として注目されたコツメカワウソですが、近年の密輸問題により絶滅の危機に瀕し、2019年8月に日本への輸入が原則禁止となりました。
日本の水族館でコツメカワウソの展示を継続するには、現在飼育されているコツメカワウソ同士の繁殖が不可欠となっています。
海側の水槽内はモニターで観察できます。奥にはコツメカワウソ専門ショップ「オッターショップ」があります。
人気のコツメカワウソグッズを多数取り揃えたオッターショップには、新江ノ島水族館オリジナル商品もあります。本物のコツメカワウソを見た後にショップを訪れると、つい買い過ぎてしまいそうになります。
15:00 ペンギンショー「ペングィーン!」観覧(約15分)
順路を戻ってペンギン水槽に向かい、ペンギンショー「ペングィーン!」を観覧します。
このショーでは、トレーナーがペンギンに餌を与えながら、その魅力を解説していきます。最大の特徴は、トレーナーの胸に装着された小型カメラによって、トレーナー目線でのペンギンの姿を見ることができる点です。
水槽上部に設置されたモニターでそのライブ映像を見ることができます。観覧の際は、水槽とモニターの両方がよく見える場所を選ぶことをおすすめします。
ペンギンショーの観覧後は、通常の館内観覧に戻ります。
16:10 クラゲショー「海月の宇宙(そら)」観覧 (約10分)
カワウソエリアの正面に1階へと降りる階段またはエレベーターがあります。そこから下へ降りると太平洋エリアに出ます。そこからすこし戻り、クラゲファンタジーホールへ向かいましょう。
ショーが始まる直前にクラゲファンタジーホールは閉め切られ、途中入場ができなくなります。ショー開始5分前には到着するようにしましょう。
観覧はホール内のどこからでも可能ですが、全体を見渡せる場所がおすすめです。出入り口付近か、中央の球体水槽あたりが特に良い位置です。
このショーでは3Dプロジェクションマッピングを使用し、クラゲの生態やクラゲの棲む世界を表現しています。まるで海の中に入ったかのような幻想的な世界が広がり、心が癒されます。大切な人と一緒に観覧すると、より思い出深いものになるでしょう。
16:30 メインショップにてお土産購入→退館
クラゲファンタジーホールから出口へは、相模大水槽方面へ直進するか、エスカレーターでカワウソエリアに戻り順路に沿って進むかの2通りの方法があります。
出口を出るとすぐにメインショップがあります。水族館ならではの商品が豊富に取り揃えられているので、思い出に残るお土産や2人でお揃いのグッズを探してみるのもおすすめです。
新江ノ島水族館のオリジナル商品も多数販売されています。お菓子やぬいぐるみなど、ここでしか手に入らない限定アイテムを購入することで、水族館ファンとしての楽しみがさらに広がるかもしれません。
17:30 水族館周辺を散歩
新江ノ島水族館は海が目の前にあるので、駅に向かう前か向かいながらでも少し散歩してみるのがおすすめです。海岸沿いを歩けば、潮の香りを感じながらリラックスした時間を過ごせます。
時期と時間が合えば、美しい夕焼けも見ることができます。特に晴れた日の夕方は、空と海が織りなす絶景を楽しめるでしょう。ゆっくりと2人の時間を過ごしながら、思い出を作りつつ駅に向かっていきましょう。
18:00 片瀬江ノ島駅到着
江の島のランチが軽めだった場合、夕食はしっかりと楽しみたいものです。水族館周辺には多くの飲食店があるので、そちらで食事をするのがおすすめです。
今回は、片瀬江ノ島駅の正面にあるハワイアンバーガーのお店を紹介します。
クアアイナ片瀬江ノ島店では、本格的なハワイアンバーガーを楽しむことができます。ボリューム満点のバーガーセットは、お腹を十分に満たしてくれます。駅から近く、気軽に立ち寄れるのも魅力の一つです。
美味しいディナーで1日の締めくくりを楽しんだ後は、解散となります。
新江ノ島水族館へのアクセスガイド
新江ノ島水族館へのアクセス方法について詳しく紹介します。電車や車を利用する場合の経路や所要時間、最寄り駅からの徒歩ルートなど、来館を検討されている方に役立つ情報をお伝えします。
最寄り駅別アクセス方法
新江ノ島水族館への最寄り駅は3駅あります。それぞれの特徴を以下の表で紹介します。
引用:新江ノ島水族館公式サイト
最寄り駅 | 所要時間 | 特徴 |
---|---|---|
小田急電鉄 江ノ島線 片瀬江ノ島駅 |
徒歩 約5分 |
最も近く、道順も分かりやすいため、待ち合わせに最適です。 |
江ノ島電鉄 片瀬江ノ島駅 |
徒歩 約15分 |
土日祝日は混雑します。車両数が少ないため、乗車までに時間がかかることもあります。海辺を走る景色が魅力的な路線です。 |
湘南モノレール 江の島駅 |
徒歩 約15分 |
ぶら下がり式モノレールという珍しい乗り物です。乗り物愛好家におすすめです。 |
新宿駅から新江ノ島水族館へのアクセス例を以下に示します。
アクセス方法 | 所要 時間 |
片道 料金 |
---|---|---|
JR湘南新宿ライン 新宿駅-藤沢駅 60分 990円 江ノ島電鉄 藤沢駅-江ノ島 10分 220円 |
約75分 | 1210円 |
小田急線(藤沢行)新宿駅-相模大野駅(乗り換えなし)-藤沢駅 60分 小田急線(片瀬江ノ島行)藤沢駅-片瀬江ノ島駅 10分 |
約75分 | 639円 |
休日は道路渋滞が予想され、駐車場料金も高額なため、車よりも公共交通機関の利用をおすすめします。
車でお越しの方へ:周辺駐車場情報
海沿いをドライブしたい方向けに、近隣の便利な駐車場をご案内いたします。ご利用の際は、最新の情報をご確認ください。
駐車場 | 営業時間 | 料金 | 収容台数 |
---|---|---|---|
県立湘南海岸公園 中部駐車場 |
24時間 | 30分 / 210円 最大料金(入庫後24時間まで) 平日 / 1,700円 土日祝 / 2,000円 |
356台 |
片瀬海岸 地下駐車場 |
平日 9:00〜18:00 土日祝 7:00〜19:00 無休 |
30分 / 210円 当日最大料金 / 1,710円 (宿泊料金 / 1,040円) |
200台 |
江ノ電 駐車センター |
入庫:4:00〜23:00 出庫:24時間 |
30分 / 200円 ※イタリア食堂「iL-CHIANTI BEACHE」 2,000円以上ご利用で 2時間分の駐車サービスあり |
200台 |
料金や営業時間は変更される可能性があります。ご利用前に各駐車場の公式サイトや現地での案内をご確認ください。
新江ノ島水族館周辺のおすすめスポット情報
新江ノ島水族館とその周辺のデートプランでご紹介したスポットの詳細情報です。
新江ノ島水族館
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 |
---|---|
営業時間 | 4月1日~11月30日 9:00-17:00 12月1日~12月23日 10:00-17:00 12月24日 10:00-18:00 12月25日~1月23日 10:00-17:00 |
休館日 | なし(年中無休) |
入館料 | 大人 2,500円 高校生 1,700円 中学生・小学生 1,200円 幼児(3歳以上) 800円 |
公式サイト | https://www.enosui.com/ |
※季節や特別イベントにより、営業時間が変更になる場合があります。ご来館前に必ず公式サイトでご確認ください。
※安全点検や悪天候等により、営業時間の変更や臨時休館する場合があります。
※市民割引、年間パス同伴割引、学生割引など、各種割引制度があります。詳細は公式サイトをご覧ください。
片瀬海岸
新江ノ島水族館前の海辺は、美しい砂浜と青い海が広がる人気のスポットです。
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸3丁目 |
---|---|
営業時間 | 24時間(年中無休) |
公式サイト | https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/katase_kugenuma/12.html |
クアアイナ 片瀬江ノ島店
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-16-10 |
---|---|
営業時間 | 平日 11:00~21:30(ラストオーダー 21:00) 土日祝 10:00~21:30(ラストオーダー 21:00) 年中無休 |
駐車場 | なし |
公式サイト | https://www.kua-aina.com/ |
カプリチョーザ 江ノ島店
所在地 | 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-17-27 大安興業ビル1階 |
---|---|
営業時間 | 11:30~22:00 (ラストオーダー) |
駐車場 | 店舗駐車場あり 2,000円以上の店舗利用で2時間まで無料 |
公式サイト | https://capricciosa.com/ |
アロハテーブル湘南
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目17-17 |
---|---|
営業時間 | 11:00~21:00 |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://shonan.alohatable.com/ |
エッグスンシングス 湘南江の島店
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-17-23 ザ ビーチハウス 1階 |
---|---|
営業時間 | 9:00~22:30(ラストオーダー 21:30) |
駐車場 | なし |
公式サイト | https://www.eggsnthingsjapan.com/shonan/ |
江ノ島小屋
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-12 |
---|---|
営業時間 | 【平日】 朝昼 8:00~15:00(14:30 ラストオーダー) 夜 17:00~21:00(20:30 ラストオーダー※) 【土日祝日】 朝昼 8:00~15:30(15:00 ラストオーダー) 夜 17:00~21:30(21:00 ラストオーダー) |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://enoshima-koya.com/ |
※調理に時間がかかる料理は20:00 ラストオーダーとなります。
イルキャンティ・ビーチェ
所在地 | 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-3 |
---|---|
営業時間 | 11:00~23:00(ラストオーダー22:00) |
駐車場 | 200台(2時間無料) |
公式サイト | https://www.yyjam.com/beache |
まとめ:何度でも訪れたくなる新江ノ島水族館の魅力
今回は新江ノ島水族館を十分に満喫できるプランをご紹介しました。水族館をただ見て回るだけでなく、生き物たちについての知識を取り入れることで、より深く楽しむことができます。
水族館をスムーズに観覧するためにリードしたり、豆知識を会話の中に入れることで、大切な人とのデートがより一層思い出深いものになるでしょう。
新江ノ島水族館は、訪れるたびに新しい展示や発見、体験を提供してくれる魅力的な施設です。季節に応じた小さな生き物のモニュメントも、マニアックな見どころの一つです。また、新しい生き物も次々と入館しており、何度訪れても新鮮な体験ができます。
最近では、活発で愛らしい動きのカワウソや、一見生きているのか疑わしいほど静かなダンゴウオなど、印象的な生き物たちに出会えます。これらの展示の前では、多くのカップルが足を止めて見入っている様子がよく見られます。
新江ノ島水族館は都心から近く、気軽に訪れることができます。「また一緒に来よう」と自然に話が進みやすいのも魅力的です。潮風と生き物たちの存在が心を開放してくれるため、お互いの様々な表情を見ることができます。新鮮さを感じながら、ゆったりと距離を縮めたいデートに最適です。
時間に余裕がある場合は、江ノ島にも立ち寄ることができます。少しハードなスケジュールになりますが、より充実した一日を過ごせるでしょう。
大切な人と素敵な時間をお楽しみください。