愛知県西尾市「一色学びの館」で伝統のお祭りを学ぶ!地元文化を楽しむデートプラン

この記事では、愛知県西尾市の民俗資料館「一色学びの館」で、地元に受け継がれる伝統文化を体感するとともに、三河湾沿岸地方の魅力あふれるスポットも巡るデートプランを紹介します。

一色学びの館は、西尾市の伝統文化を伝える資料館と図書館が併設された市営施設です。「三河一色大提灯まつり(※1)」と「鳥羽の火祭り(※2)」に関する展示品を間近で見学できます。

(※1)450年以上の歴史がある三河一色諏訪神社のお祭りで、県の有形民俗文化財。高さ6~10mの巨大な提灯6組12張が闇の中に揺らめく様は幻想的。
(※2)1,200年ほど続くと伝わる鳥羽神明社のお祭りで、国の重要無形民俗文化財。燃え上がる炎の中に飛び込んで、神木を競って取り出す奇祭。

西尾市に興味や愛着を感じるカップルには、きっとぴったりのデートコースになるでしょう。西尾市周辺でのデートを考えているカップルは、ぜひ参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:全て
おすすめカップル:お祭りが好き、歴史・文化に興味がある、地元に愛着を感じる
どんなデート?:三河一色大提灯まつり、鳥羽の火祭り、佐久島、魚介類、鰻

「一色学びの館」で伝統的なお祭りを楽しむデート

今回のデートでは、「一色学びの館」で愛知県西尾市の歴史ある2つの魅力的なお祭りについて深く学びながら、三河湾沿岸地方の特色ある魅力的なスポットも巡るプランを考えました。

今回のデートのメイン
一色学びの館
周辺のデートスポット
・佐久島
・一色さかな広場
・三河一色諏訪神社(三河一色大提灯まつりが開催される)
・鳥羽神明社(鳥羽の火祭りが開催される)
ランチにおすすめのお店
・佐久島内の食事処
・一色さかな広場内の食事処
・三水亭はなれ

一色学びの館は、19:00まで開館しています。午前から午後にかけては、三河湾に浮かぶ「佐久島」に渡って、島の自然やアートを楽しんだり、名物料理の大アサリ(ウチムラサキ)丼を味わったりすることができます。

佐久島への連絡船が出る一色港には、魚市場「一色さかな広場」もあります。地元の新鮮な魚介類を購入してお家デートの材料にしたり、お手頃価格のランチを楽しんでから一色学びの館に向かうのもおすすめです。

一色学びの館では、市内の三河一色諏訪神社で開催される「三河一色大提灯まつり」と、鳥羽神明社で行われる「鳥羽の火祭り」について、1ヵ月以上にわたる準備の裏側まで詳しく知ることができます。

お祭りについての予備知識が少ないカップルでも十分に楽しめる施設です。では、今回のデートのメインスポットとなる「一色学びの館」について、具体的に見ていきましょう。

一色学びの館で西尾市の歴史と文化を学ぶ

「一色学びの館」の正面外観の様子

「一色地域文化広場」の一角に建つ「一色学びの館」は、西尾市立図書館の分館と資料館の2つの機能を持つ公共施設です。資料館コーナーでは、西尾市の歴史ある文化やお祭りが詳しく紹介されています。

特に「三河一色大提灯まつり」と「鳥羽の火祭り」は、西尾市外・愛知県外の方にも広く知られる有名なお祭りです。カップルでこれらのお祭りについて学び、実際に参加することで、今までより深く楽しめるようになるでしょう。また、地元の文化や歴史に触れることで、その土地への愛着や誇りも芽生えていくことでしょう。

今回は、「一色学びの館」で学芸員を務める利光さんにインタビュー取材を行い、同館の特徴や魅力について詳しくお話を伺いました。

年4回の企画展開催!西尾市の民俗・文化を深掘りする資料館

「一色学びの館」1階の常設展示コーナーの様子(その1)
▲1階の常設展示コーナーの様子

編集部

今回初めて「一色学びの館」に伺いましたが、3階まである吹き抜けの大空間に吊られた巨大提灯の迫力に、最初から圧倒されています。まず、メインの常設展示について、お話しいただけますか?

利光さん

当館は、西尾市内の民俗・文化に焦点を当てた資料館です。1階では、市内の有名なお祭りである「三河一色大提灯まつり」や、「鳥羽の火祭り」について紹介しています。これらのお祭りは地域の伝統文化を象徴するもので、来館者に西尾市の魅力を伝える重要な展示となっています。

「一色学びの館」1階の常設展示・大提灯まつりコーナーの様子(その1)

「一色学びの館」1階の常設展示・大提灯まつりコーナーの様子(その2)

「一色学びの館」1階の常設展示コーナーの様子(その2)

「一色学びの館」1階の常設展示・鳥羽の火祭りコーナーの様子(その1)

「一色学びの館」1階の常設展示コーナーの様子(その3)

スクロールで1階の常設展示コーナーの写真が見られます→

2階は、三河湾の豊かな海の恵みによって育まれた西尾の人びとの暮らしや歴史を展示しています。また、製塩・漁業や三河木綿など、海によって発展していった地元の産業も紹介しています。これらの展示を通じて、西尾市の歴史的な発展と海との深い関わりを理解することができます。

「一色学びの館」2階の常設展示コーナーの様子(その1)

「一色学びの館」2階の常設展示コーナーの様子(その2)海苔養殖の道具や漁具など

「一色学びの館」2階の常設展示コーナーの様子(その3)三河木綿・製塩・醸造業の道具など

「一色学びの館」2階の常設展示コーナーの様子(その4)市内で発掘された貝塚や遺跡

スクロールで2階の常設展示コーナーの写真が見られます→

編集部

西尾市と言えば、三河湾に面した海の街、という印象があります。地元の成り立ちについて、歴史・文化や産業の面から理解できる興味深い施設なわけですね。自分の彼女や彼氏が西尾市出身だったら、どんな街で生まれ育ったのか、きっと知りたくなります。一色学びの館で開かれる企画展についても、教えてください。

利光さん

地元の産業や、地元に縁(ゆかり)のある人物について採り上げ、1年に4回程度の企画展を開催しています。今年(2022年)は、名古屋城の石垣にも使われた地元産の幡豆(はず)石展や、ワイン王として有名な西尾市一色町出身の実業家・神谷傳兵衛展を開催しました。これらの企画展を通じて、地元の歴史や文化をより深く知ることができます。

「一色学びの館」内の企画展示室で開催される幡豆石展の様子(その1)
▲企画展示室で開催された幡豆(はず)石展。休憩用のソファもあり、ゆったり見学できる

編集部

神谷傳兵衛氏といえば、東京・浅草の「神谷バー」や、茨城・牛久のワイン醸造所「シャトーカミヤ」の創業者で、全国に知られた実業家ですね。何度か訪ねていますが、どちらもデート向きでした。今後の企画展の内容やスケジュールについては、一色地域文化広場公式サイトの「イベント情報」ページをチェックすればよろしいですね。

>>一色地域文化広場「イベント情報」

貴重な体験が満載!本物の土器に触れられる希少な資料館

「一色学びの館」で開催されたきらら鈴の絵付け体験ワークショップの様子(その1)
▲西尾市の伝統工芸品・きらら鈴の絵付け体験ワークショップでの一コマ

編集部

カップルがデートの一環で「一色学びの館」を見学した場合、どんなことを体験できるでしょうか?

利光さん

2階では、西尾市内で出土した縄文~平安期頃に作られた土器に、直接触れることができます。これは約1300年以上前の遺物になります。

「一色学びの館」2階の触れる土器のコーナーと学芸員・利光さん
▲2階にある触れる土器のコーナーと、インタビュー取材をお願いした学芸員の利光さん

当館では、ショーケースに入れずに展示している資料も多くあり、直接触ることができない場合でも、眼のすぐ前で詳細に観察可能なことが多いです。これにより、より深い歴史体験ができます。

編集部

一色学びの館で、ワークショップなどを開催していましたら、具体的に教えてください。

利光さん

企画展の開催に合わせて、ワークショップや講演会を開催しています。

過去には、和紙を使ったランプシェード作り体験や、地元の伝統工芸品である「きらら鈴(※3)」への絵付け体験、ガリ版印刷体験、機(はた)織り体験など、多様なワークショップを開催してきました。

特に、役目を終えた大提灯大柱の年輪を写し取る、年輪てぬぐい作りの体験は、一色学びの館ならではの独特なワークショップです。

(※3)手びねりで成型し、西尾市八ツ面山から採れる雲母(きらら)を散りばめた土鈴で、コロコロと温かみある音色が特徴。

「一色学びの館」で開催されたきらら鈴の絵付け体験ワークショップの様子(その2)

「一色学びの館」で開催されたガリ版印刷体験ワークショップの様子

「一色学びの館」で開催された年輪てぬぐい作りの体験ワークショップの様子(その1)

「一色学びの館」で開催された年輪てぬぐい作りの体験ワークショップの様子(その2)

スクロールで各種ワークショップの写真が見られます→

また、当館は公共図書館を併設しており、図書の展示など、年間を通じてさまざまな行事を企画しています。これにより、学びと楽しみを同時に体験できます。

「一色学びの館」に併設されている西尾市立図書館分館の様子
▲「一色学びの館」に併設されている西尾市立図書館の分館

今後開かれるワークショップの具体的な詳細については、企画展と同じく、一色地域文化広場公式サイトの「イベント情報」ページでご確認いただけます。

>>一色地域文化広場「イベント情報」

巨大提灯を上から観察!お祭り見学の予習にぴったり

「一色学びの館」の吹き抜けに展示される間浜組の大提灯レプリカ
▲吹き抜けに吊るされた大提灯の原寸大レプリカ。全長10m・直径5.6m・重さ1tの大迫力!

編集部

「一色学びの館」の最大の特色と言いますか、他の施設と差別化できるポイントは、どちらになるでしょうか?

利光さん

やはり、大提灯の原寸大レプリカを間近に見ることができる点でしょう。全長10m・直径5.6m・重さ1tという巨大な提灯が吹き抜けに吊るされたさまは、実に迫力があります。

また、2階・3階からも大提灯を鑑賞できるので、大提灯上部の絵や、構造をじっくりと眺めることが可能です。これは大提灯まつりの当日には通常見ることができない貴重な機会です。

原寸大の大提灯のレプリカを見下ろせるのは当館だけです。ぜひ上階からも見学していただきたいと思います。

「一色学びの館」の吹き抜けに展示される間浜組の大提灯レプリカを2階から見下ろした様子
▲吹き抜けに吊るされた大提灯の原寸大レプリカを3階から見下ろしたところ。これまた圧巻の眺め!

利光さん

「三河一色大提灯まつり」が開催される毎年8月の第4土曜・日曜には、多くの方が当館を訪れます。お祭りが行われる「三河一色諏訪神社」は、こちらから徒歩15分ほどの距離です。

>>「三河一色諏訪神社」公式サイト

実際に諏訪神社で大提灯まつりを見物される前に、予習として当館に立ち寄っていただくと、お祭りへの理解が深まって、デートでもより一層楽しめると思います。大提灯の歴史や製作過程を知ることで、お祭りの魅力をより深く感じていただけるでしょう。

編集部

なるほど、お祭りの由緒や背景を知ってから見物した方が、場面の意味合いも理解できますね。カップルで、より充実したひと時を過ごせそうです。

必見の大提灯まつりジオラマ!1ヵ月前から始まるお祭り準備

「一色学びの館」1階の常設展示・鳥羽の火祭りコーナーの様子(その2)

編集部

「一色学びの館」の一番の見どころ・魅力は、どこにあると思われますか?利光さん個人の感覚でお話しください。

利光さん

お祭りの準備の様子から知ることができる点でしょうか。お祭りというと、当日だけと思われがちですが、実際には「三河一色大提灯まつり」も「鳥羽の火祭り」も、1ヵ月以上前から準備が始まります。

お祭りの予習にもなりますが、当日お祭りを見物するだけでは分からない舞台裏を知ることで、お祭りの当日をより深く楽しめるようになるでしょう。例えば、大提灯の制作過程や、火祭りの準備の苦労などを知ることができます。

編集部

ちなみに、一色学びの館の館内で、利光さんがお好きな展示はどちらでしょうか?

利光さん

1階にある「三河一色大提灯まつり」の様子を再現したジオラマです。大提灯の大きさは各組によって違いますが、実物は非常に大きいため、一目で見比べることが難しくなります。

「一色学びの館」1階に展示される大正期の大提灯まつりを再現したジオラマ
▲大正期の大提灯まつりを再現したジオラマ。見物人の描写が実に精緻!

そこで、ぜひこのジオラマで見比べて欲しいですね。また、大提灯の下にはカップルや夫婦、親子連れなど、さまざまな人々がいるので、見物客をじっくり見るのも面白いかと思います。当時の服装や雰囲気を感じ取ることができます。

編集部

大提灯まつりでは、6組12張の全長6~10mの巨大提灯が登場するのでしたね。各組の提灯に描かれた日本神話や歴史などの絵巻をジオラマでゆっくり眺めておくのも、興味深いと感じました。

カップルで先にジオラマを見ておくと、お祭りの当日のデートがより盛り上がりそうです。例えば、実際の提灯と比較したり、ジオラマで見た詳細を探したりするのも楽しいでしょう。

館内撮影OK!民俗から感じる地元の人々の熱い思い

「一色学びの館」で展示される西尾市の民俗を形作ってきた風土の説明ボード

編集部

「一色学びの館」は、西尾市の祭りなど民俗を形作ってきた風土について、多様な角度から学べる施設ですね。デートで来館するカップルに、どんなことを感じ、学んで欲しいと思いますか?

利光さん

民俗・文化は、その土地で暮らす人々の生活や風土によって形作られてきました。そして、生まれた民俗は、地元の人々の活動・努力によって、形を変えながらも脈々と受け継がれ、今に至ります。

当館の展示を通じて、民俗を受け継いできた地元の人々の想いを感じて欲しいと思います。同時に、ご自身の故郷や現在お住まいの地域の文化について、新しい発見をしていただければ嬉しいですね。

編集部

ちなみに、館内でカップルが記念写真を撮るのに適したスポットや、デート中の二人がゆっくり過ごせるような場所があれば、ご紹介いただけますか?

利光さん

館内については、撮影自由となっています。大提灯のレプリカや、大提灯用の大ろうそくの模型を背景にして、ぜひお二人で記念撮影をしてください。

「一色学びの館」で展示される大提灯で使われる大ろうそくの模型と学芸員・利光さん
▲記念撮影にぴったりな大提灯用の大ろうそく模型と、お話しを伺った学芸員の利光さん

また、館外は「一色地域文化広場」ですから、お天気がよい日であれば、外でゆったりと過ごすのもおすすめですよ。

編集部

館内に、飲食施設や売店などはあるでしょうか?

利光さん

飲食施設はありませんが、ミニショップ(物販コーナー)がございます。地元の絵本作家がデザインしたクリアファイルや、一色名物の「大提灯もなか」などを販売しています。

「一色学びの館」内のミニショップ(物販コーナー)
▲オリジナルグッズも販売されるミニショップ(物販コーナー)。ちょっとした手土産や、デートの記念品の購入に!

編集部

「大提灯もなか」は、厳選したこだわりの素材で作られていると伺いました。手土産やおうちデート用のスイーツ、デートの記念品にもぴったりですね。

一色学びの館の利用者の声!「無料とは思えない充実展示」

「一色学びの館」2階で展示される市内の貝塚から発見された貝類

編集部

「一色学びの館」を見学された方々からよく聞かれる感想や、よく見られる反応について教えていただけますか?

利光さん

「原寸大の大提灯の迫力がすごい!」というお声をよく耳にします。また、大提灯まつりや火祭りを紹介する映像を、時間をかけてじっくりご覧になる方が多いですね。

2階では、かつて漁業や船に携わっていた方が、展示されている道具について、同行者に解説されている場面もよく見かけます。地域の歴史や文化への関心の高さが伺えます。

「展示が充実!」「来てよかった!」など好評の口コミ評判多数

編集部では、今回のインタビュー取材に先立ち、Web上で一色学びの館についてリサーチを行いました。デートの参考になりそうな口コミや評価をいくつか見つけましたので、要約して紹介します。

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入館無料とは思えない、充実した展示内容です。
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三河一色大提灯まつりと、鳥羽の火祭りについて、よく理解できました。
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大提灯のレプリカは、一度は見ておく価値があります。

入館無料にも関わらず、充実した展示内容を評価するコメントが多く見られました。地域の伝統行事について学べる点や、実物大の大提灯レプリカなど、見どころが豊富です。カップルがデートで訪れても、充実した時間を過ごせる施設だと言えるでしょう。

「一色学びの館」からカップルへのメッセージ

「一色学びの館」1階の常設展示コーナーに立つ学芸員・利光さん
▲利光さん、お忙しいところにお時間を作っていただき、どうもありがとうございます!

編集部

最後に、デートで「一色学びの館」に立ち寄ることを考えているカップルへ、メッセージをお願いします。

利光さん

民俗・文化は、その土地に住む人々の生活と密接に関わっています。地元出身の方であれば、身近に感じる展示も多く、そこからお二人で会話が広がるかもしれません。

また、「三河一色大提灯まつり」や「鳥羽の火祭り」といった地域の行事をデートで見物する前に、事前学習として来館いただければ、当日の見どころがよく分かり、お二人でより一層楽しめると思います。

編集部

生まれ育った環境は、自分にとっては当たり前でも、パートナーにとっては新鮮に映ることがあります。西尾市出身の方がいるカップルは、ぜひパートナーを一色学びの館に連れてきていただきたいですね。

利光さん、本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

一色学びの館の基本情報

住所 〒444-0423
愛知県西尾市一色町一色東前新田8番地
電話番号 0563-72-3880
アクセス

【車】
・「西尾東IC」から約30分
【公共交通機関】
・「西尾駅」下車、名鉄東部交通バス「一色町公民館バス停」下車すぐ
・「碧南駅/吉良吉田駅」下車、ふれんどバス「一色町公民館バス停」下車すぐ

駐車場 無料駐車場あり
開館時間 9:00〜19:00
休館日

・毎週月曜日(祝日の場合は開館)
・年末年始
・特別整理期間

入館料 無料
売店・飲食施設 ・ミニショップ(物販コーナー)あり
・飲食施設なし
※オリジナルグッズや、地元お土産品の取り扱いあり
平均滞在時間 30〜60分程度
空いている時間帯 毎日夕方以降
公式サイト https://isshiki-ccp.jp/manabi/

※最新の情報は公式サイトでご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

一色学びの館周辺のおすすめデートスポット

ここからは、「一色学びの館」を見学する前後に訪れたい、周辺のおすすめデートスポットを紹介します。愛知県西尾市は三河湾に面した街で、海に関するスポットが特に魅力的です。自然豊かな景色を楽しみながら、恋人と素敵な時間を過ごせる場所をご紹介しましょう。

おすすめのデートスポット

20分の船旅!三河湾の癒やしとアートの島「佐久島」

三河湾に浮かぶ癒やしとアートの島「佐久島」は、西尾市に属する離島です。近年、注目のデートスポットとして人気が高まっており、島内にはおしゃれな雑貨店や落ち着いた雰囲気のカフェも点在しています。

一色港から佐久島までは、片道20分ほどの船旅で到着します。豊かな緑に囲まれた島では、美しい海と空が訪れる人々の心を癒やします。島内には多くのアート作品が展示されており、効率よく巡るにはレンタサイクルの利用がおすすめです。

島内の食堂やカフェでは、地元の食材を使った島ランチを楽しむことができます。特に、貝類がお好みの方には、佐久島名物の大アサリ(ウチムラサキ)丼がおすすめです。また、一部の民宿では事前予約することで、ランチを楽しむこともできます。

公式URL:西尾市役所佐久島振興課「癒やしとアートの島 佐久島」

地元の美味しい食材がリーズナブルに!「一色さかな広場」

一色学びの館から車で約5分、佐久島への連絡船が発着する一色港に建つ魚市場が「一色さかな広場」です。三河湾産の新鮮な魚や鰻をはじめ、地元の野菜、果物、お菓子など、豊富な種類の美味しい食材が揃います。

複数ある食事処では、特にランチタイムに人気の海鮮丼や鰻丼が、リーズナブルな価格と満足できるボリュームで好評です。また、早朝5時から開かれる朝市では、佐久島へ渡る前に充実した朝食を楽しむことができます。

軽食を求める方には、名物のイカ焼きや海老せんべいがおすすめです。デートの思い出作りに食材を買い出すのにも便利なスポットで、休業日は基本的に毎週水曜日となっています。

公式URL:一色さかな広場

和モダンな個室で鰻料理を堪能「三水亭はなれ」

「三水亭はなれ」は、一色学びの館から車で3分ほど三河湾方面に向かった場所にある鰻料理の名店です。和モダンなインテリアが魅力的で、全席完全個室というこだわりの空間作りがなされています。ゆったりとした雰囲気の中で、二人きりの時間を楽しむことができます。

備長炭で焼く地元・一色産の鰻を使ったお重やひつまぶしのほか、季節の一品料理もおすすめです。ランチ利用なら、予算は一人3,000円程度(席料無料)からと、比較的リーズナブルな価格設定になっています。特別な日だけでなく、普段のデートにも利用しやすいでしょう。

本館との間には、滝のある美しい芝生のお庭が広がっており、こちらを眺めながら鰻料理を堪能できます。お天気がよければ、食事の前後に二人で綺麗なお庭を散策してみるのもおすすめです。人気店のため、ランチ利用でも事前予約をお忘れなく。

公式URL:うなぎ割烹 みかわ 三水亭はなれ

その他の周辺デートスポット

  • 三河一色諏訪神社毎年夏に三河一色大提灯まつりが行われる。地元の人々が日常的に参拝する馴染み深い神社)
  • 鳥羽神明社(天下の奇祭として知られる鳥羽の火祭りの開催地。創建から1,200年以上の歴史を持つ由緒ある神社)

まとめ:一色学びの館で西尾市の歴史あるお祭りを学ぼう

「一色学びの館」内の企画展示室で開催される幡豆石展の様子(その2)

この記事では、愛知県西尾市にある「一色学びの館」を訪ね、「三河一色大提灯まつり」と「鳥羽の火祭り」の歴史や背景を学ぶとともに、三河湾の海沿いエリアならではの魅力あふれる周辺スポットを巡るデートプランをご紹介しました。

地元出身のカップルにとっては、西尾市への愛着がさらに深まるデートになるでしょう。市外・県外から訪れたカップルも、海とともに発展してきた西尾市の文化や歴史を身近に感じられる、思い出に残る一日を過ごせます。

初めて西尾市を訪れるカップルでも、一色学びの館は訪れてよかったと感じられる魅力的なスポットです。豊かな自然と歴史が息づく西尾市でのデートを計画しているカップルの皆さまに、ぜひ参考にしていただければ幸いです。