青森県立美術館で芸術体験!世界遺産も巡る充実デートプラン|青森市
今回紹介するのは、青森県立美術館をメインに、三内丸山遺跡と青森県観光物産館アスパムを巡るデートプランです。
青森県立美術館は白を基調とした建物が特徴で、青森県ゆかりの作家の作品と共に建築美術も鑑賞できます。施設全体で芸術を体感できるため、アート好きのカップルは充実した時間を過ごせるでしょう。
三内丸山遺跡は「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして、2021年7月に世界文化遺産に登録されました。約5,500年前から1,500年間続いた大規模集落跡で、縄文時代の生活や文化を学ぶことができます。青森県観光物産館アスパムには地元の特産品・工芸品を販売するショップや展望台があり、デートの締めくくりに最適なスポットです。
アートや歴史に興味のあるカップルは、このデートプランを参考にしてみてください。
おすすめカップル:アートや歴史が好き、興味があるカップル
どんなデート?:芸術と歴史を巡るアカデミックなデート
目安時間:7時間
目安予算:2人で9,000円
青森県立美術館を中心とした芸術と歴史のデートコース概要
今回紹介するのは青森県立美術館をメインに、世界文化遺産に登録されている三内丸山遺跡も訪れるアカデミックなデートプランです。芸術と歴史を同時に楽しめる、知的好奇心を刺激する内容となっています。
10:00 | JR青森駅集合 |
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移動 | バスで約20分 |
10:20~12:00 | 青森県立美術館で作品を鑑賞 |
12:00~12:50 | 美術館内にあるcafe「4匹の猫」でランチ |
移動 | 徒歩約10分 |
13:00~15:00 | 三内丸山遺跡とさんまるミュージアムを見学 |
移動 | バスで約30~40分 |
15:40~17:00 | 青森県観光物産館アスパムでお土産探し&展望台へ 港周辺を散策 |
各デートスポットは距離があるため、集合場所のJR青森駅からはバスでの移動がおすすめです。公共交通機関を利用することで、移動中も会話を楽しめます。
午前中は青森県立美術館で青森県ゆかりの作品を鑑賞し、午後は2021年夏に世界文化遺産に登録された三内丸山遺跡を訪れます。美術と歴史、それぞれの観点から青森の文化に触れることができます。
青森県観光物産館アスパムでは、豊富な種類のお土産を購入したり、展望台から青森の街並みを一望する記念写真を撮ったりして楽しめます。時間に余裕があれば、港周辺の遊歩道を散策するのもおすすめです。海風を感じながらゆっくりと歩くことで、より親密な時間を過ごせるでしょう。
次に、今回紹介するデートプランのメインスポットである青森県立美術館の見どころや展示内容について詳しく紹介します。
青森県立美術館:建築美と展示作品で芸術を体感する空間
青森県立美術館は、青森県ゆかりの作家の芸術作品を中心に展示している美術館です。屋外には奈良美智の「あおもり犬」と「Miss Forest/森の子」という2つの巨大な作品があり、どちらも高さが5mを超える迫力ある展示物です。これらの作品は、美術館の外観を特徴づける重要な要素となっています。
この美術館の魅力は展示品だけでなく、建物自体にも特徴があり、美術館全体でアートを体感できるところです。建物は白を基調とした洗練されたデザインで、館内の案内表示には青森県立美術館独自のオリジナルフォントを使用しています。このフォントは水平・垂直・斜め45度の同幅の直線だけで構成されており、美術館の統一感を生み出しています。
美術館の中心には「アレコホール」という四層吹き抜けの大空間があります。ここでは、マルク・シャガールが描いたバレエ「アレコ」の背景画を展示しています。この作品は1枚1枚が映画館のスクリーンほどの大きさがあり、圧巻の迫力です。シャガールの色彩豊かな絵画が、広大な空間に広がる様子は圧倒的な体験となるでしょう。
通常は4枚中3枚の絵を常設展示していますが、現在は他の美術館の改修工事の関係で、全4枚の絵を一つの空間で鑑賞することができます。 ※2022年1月時点
美術館には、ミュージアムショップとカフェも併設されています。ショップでは展示作品にちなんだデザインのグッズを多数販売しており、デートの記念になるお土産を見つけられるでしょう。カフェではカレーやパスタ、スイーツなどが楽しめ、鑑賞後の休憩に最適です。地元の食材を使用したメニューもあり、青森の味覚を楽しむこともできます。
今回は青森県立美術館のスタッフ・今真弓さんに、美術館の見どころや主な展示内容について詳しくお話を伺います。
青森県ゆかりの作家の代表作品と展示内容
編集部
青森県立美術館は、真っ白な外壁と館内の広々とした空間が印象的で、洗練された雰囲気が漂う美術館ですね。どのような作品をメインで展示しているのでしょうか?
スタッフ・今さん
青森県立美術館の中心にある「アレコホール」には、20世紀を代表する画家、マルク・シャガール(1887-1985)によるバレエ「アレコ」の背景画を展示しています。このホールは縦・横21m、高さ19mの四層吹き抜けの大空間で、作品の迫力を存分に感じられます。
また屋外トレンチには、青森県出身の奈良美智(1959-)が制作した高さ8.5mの立体作品「あおもり犬」を展示しており、多くの来館者に親しまれています。
さらに、青森県出身やゆかりのある近・現代作家の個性的で優れた美術作品も多数展示しています。例えば:
- 棟方志功
- 関野凖一郎
- 工藤甲人
- 寺山修司
- 成田亨
- 奈良美智
編集部
青森県立美術館はとても人気がありますが、他の美術館と比べてどのような特徴がありますか?
スタッフ・今さん
真っ白な「ホワイトキューブ」と土の床や壁が露出する「土」の展示室が、対立しながらも共存する独特の空間が当館の大きな特徴です。青木淳氏の設計で、三内丸山遺跡からインスピレーションを得ています。
建物は発掘現場のトレンチ(壕)のように地面が幾何学的に切り込まれ、その上から白く塗装したレンガの塊が覆っています。建物自体も芸術作品のようなので、展示品と併せてじっくりご覧いただきたいです。
また、展示替えの際には使用する展示室を変更するため、通行できる廊下が変わり、まるで迷路のような体験ができます。ただし、展示ルートは看板やスタッフがご案内しますので、ご安心ください。
編集部
このような個性的な建物を活用した展示を行っている青森県立美術館ですが、どのような想いで日々活動されているのですか?
スタッフ・今さん
当館では特徴的な空間を活かした舞台芸術活動も展開しています。より「青森らしさ」をお伝えできる、魅力にあふれた展示や公演、そして様々なイベントを国内外へ発信してまいりたいと考えています。
編集部
青森県立美術館では絵画や彫刻だけでなく、舞台芸術も鑑賞できるのですね。イベントに合わせて訪れると、五感を使ってアートを体感できそうです。
東北の文化を反映した企画展とイベント情報
編集部
青森県立美術館では青森県にゆかりのある作家さんの作品を中心に展示を行っているとのことでしたが、どのような展覧会を開催しているのでしょうか?
スタッフ・今さん
当館のコレクション展(常設展)は、年4回展示を変えておりますので、過去にご覧いただいた方も新鮮な気持ちで楽しめると思います。
企画展も多様なテーマで開催しており、2021年度から2022年度にかけては、以下のような企画展を行います。
- 企画展「東日本大震災10年 あかし testaments」:2021年10月9日(土)~2022年1月23日(日)
- プロジェクト「美術館堆肥化計画2021」:2021年10月2日(土)~2022年4月17日(日)
「美術館堆肥化計画2021」は当館だけでなく、津軽地方(五所川原市、中泊町等)を中心に県内各地で関連イベントを開催しました。2022年2月5日から当館で成果展示を行います。
編集部
青森県をはじめ、東北地方と関連した企画展を行っているのですね。過去には以下のような多彩な企画展も開催されたとお聞きしました。
- 富野由悠季の世界:ロボットアニメの変革者
- めがねと旅する美術展 世界をとらえる、秘密をのぞく、次元を越える、だまされてみる?
- 化け物展
絵画だけでなく、彫刻・写真・現代アートなど様々なジャンルの作品を展示しているので、来館前に公式サイトの「展覧会・イベント」から企画展の開催状況を確認することをおすすめします。
企画展以外にも、青森県立美術館ではイベントやワークショップを実施しているそうですね。
スタッフ・今さん
はい、2021年11月26日(金)~27日(土)と12月18日(土)は、「ナイトミュージアム」として、開館時間を20:00まで延長するイベントを開催しました。
アレコホールを無料開放し、夜間には「Miss Forest/森の子」「あおもり犬」のライトアップを行い、夜ならではの幻想的な雰囲気を楽しめるイベントとなりました。
ナイトミュージアムの開催期間中は、ピアノ演奏体験会・アレコ特別鑑賞プログラム・ミュージアムコンサートなども実施。カフェ「4匹の猫」では特別メニューも提供しました。
編集部
夜の闇に浮かび上がる真っ白な建物のライトアップは、幻想的な光景ですね。館内のアレコホールを使った音楽劇やピアノ演奏体験会など、多彩なイベントも開催されているとのこと。美術館全体で芸術を五感で体験できる素晴らしい取り組みだと思います。
スタッフが語る:奈良美智作「Miss Forest/森の子」の魅力
編集部
建築・美術作品・音楽と、アートにあふれている青森県立美術館ですが、今さんが思う施設の魅力は何でしょうか?
スタッフ・今さん
館内のいたるところに配置されている、菊地敦己氏がデザインした統一感のあるロゴタイプやサインの書体が魅力だと思います。水平・垂直・斜め45度同幅の直線だけで構成されたオリジナルフォントで、ロッカーの番号や消火器表示に至る細かい部分まで、徹底して統一されています。この独特なデザインは、美術館全体の雰囲気を引き締め、来館者の印象に強く残ります。
▲オリジナルフォントを使ったエントランスの案内表示。すみずみまで施設のデザインにこだわっているのが伺えます。
編集部
施設の魅力とあわせて、今さんが特に好きな展示についても教えていただけますか?
スタッフ・今さん
私が好きな展示品は、屋外の八角堂に設置された「Miss Forest/森の子」です。高さ約6メートルのブロンズ像で、ちょっと微笑んでいるように見える表情がかわいらしいです。この作品は、青森県出身の世界的に有名なアーティスト、奈良美智氏の代表作の一つで、美術館の象徴的な存在となっています。四季折々の自然の中で、その表情や雰囲気が変化して見えるのも魅力の一つです。
今日の「Miss Forest / 森の子」は青空の下、たたずんでいました。
— 青森県立美術館 (@aomorikenbi) September 2, 2021
右から見た顔、左から見た顔。#青森県立美術館#aomorimuseumofart#奈良美智#missforest#森の子#八角堂 pic.twitter.com/HSLhWywCxX
四季で変わる美術館の魅力:冬の雪景色は必見
編集部
青森県は日本の中でもよく雪が降る地域ですが、時期や季節ごとの楽しみ方はありますか?
スタッフ・今さん
自然の中に佇む美術館の外観にもご注目いただきたいです。建物は晴れの日はもちろんですが、冬の降雪時も外観が非常に美しく、多くの方から高い評価を得ています。特に、美術館のシンボルである「あおもり犬」の頭の上に、雪が綿帽子のように積もっていく様子は必見です。冬にしか会えない"雪帽子のあおもり犬"は、冬季限定の魅力的な風景として、是非ご覧いただきたいです。また、春には桜、夏には緑豊かな自然、秋には紅葉と、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
▲冬の青森県立美術館。晴れた日は入場する前に写真を撮っておきましょう。
編集部
白い雪と建物がマッチした、とてもきれいな景色ですね。冬の美しい風景だけでなく、四季を通じて楽しめる青森県立美術館の魅力がよくわかりました。
フォトジェニック!巨大アート作品の記念撮影スポット
編集部
館内には写真撮影できるスポットはありますか?
スタッフ・今さん
バレエ「アレコ」の背景画や奈良美智の「あおもり犬」「Miss Forest/森の子」、棟方志功作品については、著作権者の許可により個人使用に限り写真撮影が可能です。春夏には、あおもり犬の前のエサ皿に色とりどりの花が植えられ、多くの方が撮影を楽しんでいます。
現在はアレコ全4幕を展示しています。マルク・シャガールが描いたバレエ「アレコ」の背景画4枚全てを見られる貴重な機会ですので、ぜひこちらでも撮影をお楽しみください。 ※2022年1月時点
編集部
アレコ全4幕は通常、第3幕がアメリカのフィラデルフィア美術館に所蔵されていますが、現在は美術館の改修工事に伴い、全ての作品が青森県立美術館に集まっています。それぞれが映画館のスクリーンほどの大きさがあり、四面の壁に展示されている様子は圧巻です。カップルで訪れる方にとっても、素晴らしい思い出になりそうですね。
青森グルメが楽しめるカフェ&あおもり犬の貯金箱も買えるショップは要チェック!
編集部
展示を一通り見終わったら、お土産を購入したりカフェで休憩したくなるカップルもいると思います。青森県立美術館にはショップやカフェは併設されていますか?
スタッフ・今さん
はい、当館にはミュージアムショップとカフェが併設されています。どちらも独立したエントランスを持っているので、美術館内に入らなくても、公園側から直接利用することが可能です。
ミュージアムショップでは、美術館オリジナルのグッズをはじめ、美術関連書籍や展覧会図録などを販売しています。特に人気の「あおもり犬の貯金箱」もございますので、展覧会鑑賞後のお買い物にぜひご利用ください。
カフェ『4匹の猫』では、奈良美智さんの作品「八角堂」を眺めながら、青森県産の食材を使ったオリジナルメニューをお楽しみいただけます。特に県産りんごを使用したアップルパイが好評です。スイーツだけでなく、カレーやパスタなどの食事メニューもご用意しています。
▲併設されているcafe「4匹の猫」。大きな窓から日光が入り、鑑賞後にほっと一息つけそうです。
編集部
ミュージアムショップでは、企画展ごとの限定グッズも販売されているそうですね。展示品にちなんだデザインのものが多く、見るだけでも企画展の内容を振り返る良い機会になりそうです。午前中から訪れる場合は、カフェをランチスポットとしても利用できそうですね。
来館者が語る:青森県立美術館の魅力と感想
編集部
建物や展示品など、施設全体で芸術を体感できる青森県立美術館ですが、来館者さんからはどのような感想を寄せられていますか?
スタッフ・今さん
年齢、性別を問わず多くの方からご好評をいただいています。特に「アレコ」「あおもり犬」「Miss Forest/森の子」などの巨大な作品に関しては「迫力に圧倒され、感動した」という声をよく耳にします。これらの作品は、それぞれ高さ8.5メートル、6メートル、8.5メートルもある大型作品です。
また、ウルトラシリーズでヒーロー・宇宙人・怪獣や、メカニック・セットなどのデザインを担当した成田亨(1929-2002)の作品についても高い評価をいただいています。成田亨は青森県出身の芸術家で、当館では彼の貴重な原画やデザイン画を展示しています。
編集部
巨大な作品は一目見ただけで圧倒されますし、印象にも残りやすいですね。青森県は成田亨や奈良美智など、日本を代表する芸術家を多く輩出しています。青森県立美術館は、今まで知らなかった地元の魅力を再発見できる場所だと言えますね。
Googleマップには、2,200件以上のレビューが寄せられています。評価も★4以上と高評価です。一部を要約して紹介します。
- シャガールの「アレコ」は迫力満点!展示室に入ってすぐに圧倒されました。
- 地元青森とゆかりのある作家の作品を、広々とした空間で鑑賞できました。内容も濃く、充実した時間を過ごせました。
- 展示品はもちろん、白を基調とした建物自体が芸術作品だと思います。ロッカーやトイレも真っ白でした。
- カフェのアップルパイがおいしかったです!店内からの見晴らしも良く、鑑賞後の休憩に訪れて正解でした。
展示している作品だけでなく、建物やカフェなど総合的に満足したという口コミが多く寄せられています。アート好きのカップルなら、半日以上滞在できるほど素晴らしい芸術があふれている美術館だと言えるでしょう。
青森県立美術館の今さんからカップルへのメッセージ
編集部
最後に、デートでの来館を検討しているカップルへのメッセージをお願いします。
スタッフ・今さん
青森県立美術館は展示品だけではなく、建物自体が非常に美しいことでも有名です。隣接する「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から着想を得て設計された白い建物を、自然に囲まれた四季折々の風景と共にお楽しみいただければ幸いです。
館内のカフェではゆったりとしたクラシック音楽が流れており、ゆっくりとくつろげる空間となっています。また、夜になると建物にシンボルマークが美しく浮かび上がりますので、夕方以降に外観をご覧になることもおすすめです。芸術と建築の魅力が融合した当館で、二人だけの特別な時間をお過ごしください。
▲建物のシンボルマークが浮かび上がっている様子。青白い光が幻想的です。
編集部
今回のお話を通じて、青森県立美術館が作品や建物など、施設全体で芸術を堪能できる美術館であることがよくわかりました。デートでは時間に余裕を持って訪れ、二人で美術館の魅力を存分に楽しんでいただきたいですね。
今さん、本日はありがとうございました。
青森県立美術館:利用案内と基本情報
住所 | 〒038-0021 青森県青森市安田字近野185 |
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アクセス | 【青森駅より】 ・車で約20分 ・青森市営バス乗車「県立美術館前」下車、所要時間約20分 【JR新青森駅より】 ・車で約10分 ・ルートバスねぶたん号乗車「県立美術館前」下車、所要時間約10分 |
開館時間 | 9:30~17:00 ※入館は16:30まで |
休館日 | ・毎月第2・第4月曜日 ※月曜日が祝日の場合は、その翌日 ・年末年始 ※2022年度は12月26日~1月1日 |
入館料 | ・一般:510円 ・大学生、高校生:300円 ・中学生、小学生:100円 |
駐車場 | 有り |
混雑状況 | 平日は比較的どの時間も空いている ※団体予約がある場合は混雑の可能性あり |
平均滞在時間 | 1時間~2時間程度 |
来館者層 | 家族連れ、カップル、友人グループが多い |
公式サイト | http://www.aomori-museum.jp/ja/ |
※最新の情報は公式ホームページでご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
美術館周辺の魅力的なデートスポット2選
今回紹介するデートプランでは、午前中に青森県立美術館を訪れます。午後は時間に余裕があるため、他のスポットも巡ってみましょう。
次に紹介する三内丸山遺跡は、青森県立美術館から徒歩10分の場所にあります。この遺跡は、2021年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中でも最大規模を誇る遺跡です。約5,900年前から1,400年間にわたって営まれた大規模集落跡で、当時の人々の暮らしや文化を知ることができます。
ここからは、三内丸山遺跡と青森県観光物産館アスパムという2つの魅力的なスポットを詳しく紹介します。どちらも青森の歴史や文化を体感できる場所です。
おすすめのデートスポット
世界遺産・三内丸山遺跡:縄文時代の歴史を体感
三内丸山遺跡は、約5,900年前から4,200年前の縄文時代の大規模集落跡を復元した史跡公園です。この遺跡は、当時の人々の高度な狩猟・採集・栽培を基盤とした定住生活の様子や、長期にわたる集落の存続から環境変化への適応能力を示す重要な遺跡として評価され、2021年に世界文化遺産に登録されました。
遺跡エリアには、縄文時代の生活を体感できる様々な復元建物が点在しています。歴史の教科書でおなじみの竪穴住居をはじめ、直径約2mもの巨大な柱を使用した大型掘立柱建物や、床が地面より高く設計された高床式の掘立柱建物などが再現されています。また、縄文時代の暮らしをより深く理解するための体験コーナー、出土品や解説パネルを展示した資料館、お土産ショップ、そして縄文料理を味わえるレストランも併設されており、見学だけでなく体験を通じて縄文時代の生活を多角的に学ぶことができます。
公式URL:https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/
青森県観光物産館アスパム:絶景展望台とお土産探しの名所
青森県観光物産館アスパムは、お土産物屋・展望台・食事処・体験コーナー・会議室などを併設している複合施設です。1階には多くのショップが集まっており、青森県の特産品であるリンゴを使ったお菓子や加工品、地元のB級グルメとして知られる「味噌カレー牛乳ラーメン」などの食品、伝統的な青森県の民工芸品である津軽塗や八幡馬などの工芸品を購入することができます。
最上階の13階には360度パノラマビューを楽しめる展望台があり、青森市内の街並みや美しい陸奥湾の景色を一望することができます。晴れた日には、遠く津軽半島や下北半島まで見渡すことができ、四季折々の風景を楽しむことができます。施設の近くには、カップルに人気の青森ラブリッジや、海岸沿いを散策できる青森ベイ・プロムナードなどの遊歩道も整備されています。デートの締めくくりには、夕日に染まる海を眺めながら、ゆったりと海岸沿いを散策するのもロマンチックでおすすめです。
公式URL:http://aspm.aomori-kanko.or.jp/index.html
まとめ:青森県立美術館と世界遺産で楽しむ芸術と歴史デート
今回は青森県立美術館をメインに、三内丸山遺跡と青森県観光物産館アスパムを訪れるデートプランを紹介しました。
青森県立美術館は、青森県にゆかりのある作家の作品を中心に展示を行っている美術館です。真っ白な建物は印象的で、美術館の施設全体でアートを体感できます。館内では、現代美術家の奈良美智や版画家の棟方志功など、青森出身の著名な芸術家の作品を鑑賞することができます。
三内丸山遺跡は2021年に世界文化遺産に登録された縄文時代の大規模集落跡で、約5,500年前から1,500年間続いた当時の生活や文化を学ぶことができます。また、青森県観光物産館アスパムでは、りんごや海産物など青森の特産品を購入できるので、芸術や歴史文化に触れつつ、地元の魅力を再発見できるデートを楽しめるでしょう。
カップルで青森市を訪れる際は、ぜひこのプランを参考にしてみてください。芸術、歴史、グルメと、青森の多彩な魅力を一度に楽しめる素敵な思い出になるはずです。