【京都デート】法寿山 正法寺で美しい庭園と歴史ある建築を堪能
今回は、京都市西京区にある「法寿山 正法寺」をメインにしたデートプランをご紹介します。
正法寺(しょうぼうじ)は中心街から電車やバスで気軽に足を伸ばせる距離にありながら、のどかな里山の風景と美しい花々を満喫できる趣ある寺院です。
御本尊である三面千手観音のほかにも様々な仏さまが安置されており、それぞれに違った御朱印を集めることもできるのもポイントですよ。
今回は副住職の吉川さんに詳しくお話を伺い、境内の見どころやデートの際にチェックしておきたいスポット、周辺の散策デートプランなどを解説していきます。
自然豊かな西山の麓に佇む法寿山 正法寺の魅力
京都市の西端である西京区大原野に位置する「法寿山 正法寺」は、四季折々に表情を変える緑豊かな風景が魅力の仏教寺院です。
春は梅や桜、夏は紫陽花や青もみじ、秋は紅葉、冬は雪景色と、鮮やかな色彩から季節を感じることができます。
また正法寺は、小塩山をはじめとする西山連峰のふもとにあり、周辺には昔ながらの里山が広がっています。地元で有名なハイキングコースとしても親しまれているとか。
京都市内にありながら都会の喧騒を離れ、ゆったりとした静寂の中で平安時代の面影を見ることができる趣深い寺院です。
ここからは早速、正法寺の歴史や由緒から詳しくお話を伺っていきましょう。
京都市街からのアクセスと周辺の自然環境
▲石庭からは京都市の中心街やその向こうの東山を臨むこともできる。
編集部
西京区の里山に位置する正法寺は、京都の中心地からさほど離れていないにもかかわらず、豊かな自然と歴史を感じることのできる場所とお伺いしました。
まずは公共交通でのアクセスや周囲の環境など、土地柄で見た正法寺の特徴を教えてください。
吉川さん
正法寺へは、京都市の中心街である烏丸駅などから乗車できる阪急電車か、京都駅などから乗車できるJR京都線をご利用いただくのが便利です。
JRなら向日町駅、阪急なら桂駅か東向日駅からそれぞれバスに乗り、南春日町のバス停で降りていただくと徒歩10分程度で到着します。また駐車場も30~40台程度あるため、大原野ICや沓掛ICから車でもお越しいただけます。
ですが気候のよい季節であれば、風を感じながらお散歩がてらのご参拝も気持ち良いかと思いますよ。東海自然歩道の一部でもあることから、ハイキングコースとしても親しまれている場所です。
この地は古く平安期から皇族・貴族の遊猟地として知られ、豊かな自然とともに歴史や伝承が秘められた土地となっています。特徴的なのは広大な竹林で、嵯峨天皇(※1)の時代に植えられた孟宗竹(※2)がはじまりだとする説もあります。
(※1)809~823年(平安初期)在位。
(※2)モウソウチク。建築材やタケノコの親として利用される竹の一種。
一説には、日本最古の小説ともいわれる「竹取物語」の舞台となったともいわれているんですよ。タケノコや柿などが名産で、機会があればぜひ召し上がっていただきたい逸品です。
奈良時代から続く正法寺の歴史
▲境内には様々な由縁の仏さまやお地蔵さまが。
編集部
先ほど平安時代ごろのお話も出てきましたが、正法寺の創建はそれよりずっと前とお伺いしました。お寺の来歴や由緒について教えてください。
吉川さん
正法寺は真言宗東寺派のお寺で、「法寿山」という山号(※3)を持っています。
(※3)仏教寺院の名称の前に付ける称号のこと。所縁のある山名や地名を付けて地域を区別している。
歴史の教科書などでもおなじみの、真言宗開祖の弘法大師・空海さん、天台宗開祖の伝教大師・最澄さんとも親交があったと伝わっています。
創建は天平勝宝6年(754年)とされ、奈良の唐招提寺を創建された鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟・智威大徳(ちいだいとく)がこの地に隠居されたのがはじまりです。当時は「春日禅坊(かすがぜんぼう)」といいました。
しかしその後応仁の乱の戦火により焼失してしまい、再興されたのは元和元年(1615年)とされます。
摂津・山城方面を拠点に戒律復興に情熱を注いだ慧雲(えうん)律師、長圓(ちょうえん)律師により、「法寿山 正法寺」として再建されました。
江戸時代中期には、5代将軍・徳川綱吉の母・桂昌院の帰依を受けて徳川家の祈願所となり、大きく興隆したと伝えられています。
さらに明治初期には近隣の安養寺を併合し、現在は真言宗東寺派の別格本山とされています。
国宝「三面千手観音像」をはじめとする仏像の魅力
編集部
長い歴史を辿ってきた正法寺には、御本尊をはじめとして様々な仏さまがお祀りされているとお伺いしました。どんな仏さまを見ることができるのでしょうか。
吉川さん
当寺の御本尊は、本堂中央に安置されている三面千手観世音菩薩です。大慈大悲の心を持ち、その無数の手で人々を救い溢すことなく願いを聞いてくださるという仏さまです。
鎌倉時代初期の制作とされ、平安期の仏像のもつ優雅さと鎌倉期の仏像がもつ剛健な風貌や技巧が組み合わさった形式になっています。双方の時代の特徴を兼ね備えた過渡期にある仏像として高く評価され、国の重要文化財にも指定されているんですよ。
御本尊の隣には聖観音菩薩が安置されており、弘法大師・空海の作と伝わります。こちらは弘法大師が42歳の厄除けに彫刻されたといわれており、古くから厄除け観音として信仰されている仏様です。
また開山の祖・智威大徳が厚く信仰していたという薬師如来も安置されており、西国薬師霊場の第41番札所にもなっています。
本堂南側の宝生殿には、愛染明王坐像、大黒天が安置されています。大黒天は右足を大きく踏み出した姿をされており、通称「走り大黒天」と呼ばれています。人々に一刻も早く福徳を与えるために走っておられるのだとされている、珍しい仏さまです。
▲片足を大きく踏み出す「走り大黒天」
愛染明王は、敬愛和合のご誓願を立てられた仏さまです。夫婦和合・良縁成就のご利益があるといわれており、特に女性からの人気が高いため、デートの際にはお立ち寄りいただければと思います。
▲怒りの表情を浮かべる愛染明王は、実は「敬愛和合」の願いが込められている。
さらに本堂北側の春日不動堂には、厄難消除をはじめ様々な御祈願をお聞きいただける春日不動明王が安置されています。不動堂の隣には大きな地蔵菩薩もおられ、子どもを守護する存在として多くの方から人気があります。
また不動堂の隣にある春日稲荷には、こんな言い伝えがあります。
▲正法寺の一角にある稲荷社の鳥居。
その昔、開山の師・智威大徳がこの地で修行を積んでいた折、ひとりの老翁がそばにお仕えしており、その老翁にはまた付き従う白狐がいました。
白狐は智威大徳の絵姿を抱いて大空を駆け巡り、天の恵みをもたらしたり、交わりのあった人たちの手紙を運んだりしたといいます。
智威大徳がお亡くなりになってからはいつの間にか老翁も姿を消し、白狐だけが智威大徳の入定(※4)された石窟の前にひかえているだけになりました。
(※4)永遠の瞑想に入ること=高僧が亡くなること。
人々がお詣りをすると、いつもなんとも言えない良い香りが漂っていたため、のちに境内に「狐王社」という祠を建てて崇め祭っていました。
それから時代は流れ、戦乱によって禅坊も荒れ果ててしまいました。
そんな折、戒律復興に尽力していた慧雲律師がこの地を訪れたとき、かの老翁と老白狐が現れ、「この地は智威大徳と契りを交わした土地である。あなたの戒律復興を助け、福徳を授けよう」と告げたといいます。
この慧雲律師が後にこの因縁の地をふたたび復興し、法寿山正法寺と名付け、再興の祖となったのです。
正法寺の見どころ:美しい庭園と遍照塔
続いて、正法寺を参拝する際にチェックしておきたい見どころ・おすすめスポットをご紹介いたします。
自然あふれる庭園をはじめ、本堂以外にも様々な見どころがあるのが正法寺の特徴です。
境内で行われる行事やイベントについても伺っていますので、ぜひ訪問の日程を決める際には参考にしてみてくださいね。
また今回お話を聞かせていただいた副住職の吉川さんはじめ、正法寺の職員の方も疑問などがあればなるべく解説してくれるそうです。気になることがあれば、現地で質問してみてもいいかもしれませんね。
四季折々の景色を楽しめる庭園「宝生苑」
編集部
正法寺ではまずその庭園が有名かと思いますが、具体的にどのような様式になっているのでしょうか?庭園の楽しみ方や、おすすめの鑑賞ポイントがあれば教えてください。
吉川さん
正法寺の庭園は石庭といいまして、「宝生苑」と名付けられています。
東山連峰を望む借景式(※5)山水庭園で、多くの巨石・奇石が配されているのが特徴です。その庭石の形が色々な動物の形に見えることから、「鳥獣の石庭」とも呼ばれています。
(※5)背後にある山などの自然物を、庭の背景として取り入れて造園・鑑賞する形式のこと。
周辺の静かな環境と豊かな自然も相まって、水音・そよ風の音・野鳥たちのさえずりを聞きながら、ゆっくりとした時間を過ごしていただけると思いますよ。
不動堂の一角には水琴窟もございますので、足を止めて耳を澄ましていただければと思います。
▲庭園の一角にある水琴窟では、ぜひ耳を澄ましてみて。
早春であれば梅や水仙や椿など、春はしだれ桜や八重桜をはじめ様々な花が咲き乱れます。特に、庭園中央のしだれ桜はぜひご覧になってみてください。
スクロールで桜の画像をご覧になれます→
その後も芝桜や牡丹・芍薬、ツツジ・サツキや藤・アヤメなど、少しずつ時期をずらして色々な花を長くお楽しみいただけます。
初夏から夏にかけては紫陽花や睡蓮・蓮が咲き、彼岸花もあちこちで見られますね。青もみじも色濃く、夏でも赤いノムラモミジとの対比が美しいです。
秋はもちろん境内のいたるところで紅葉を楽しんでいただけますし、冬は南天や千両・万両が鮮やかな実を付けます。
ひとたび雪が降ると、一気に別世界のように景色が変わるのも見栄えがするところです。
正法寺は自然に囲まれていますので、いつご参拝いただいても季節のお花や木々の色などの違った風景を味わっていただけます。訪れる野鳥たちも季節によって少しずつ違いますから、バードウォッチングにもぴったりです。
また、書院のふすま絵は「西山賛歌」という故・西井佐代子さんの作品で、大原野の西山の風景や四季の草花が描かれ、その情緒と迫力を感じていただけます。
スクロールでふすま絵の画像をご覧になれます→
朱塗りの二重塔「遍照塔」の魅力
編集部
正法寺の庭園には、美しい朱塗りの二重塔がありますよね。「遍照塔(へんじょうとう)」というそうですが、どのような建築物なのでしょうか?
吉川さん
門外の庭園にある朱塗りの遍照塔(旧忠魂堂)は亀岡末吉が設計したもので、もとは日露戦争の戦没者慰霊のために建てられたものです。
亀岡末吉は明治期の建築家で、西洋式建築がもてはやされた時代に、日本古来の建築様式を尊重したこの遍照塔を設計し、近代社寺建築に大きな影響を与えました。その貴重さから、京都市指定有形文化財に指定されています。
境内の南側エリアは特にモミジの樹が間近に迫っており、紅葉の季節はもちろん、夏でも青もみじに囲まれた遍照塔と庭園の景色を鑑賞していただけます。
また現在、遍照塔の地下には弥勒菩薩の絵姿がおまつりされております。中に入ってご覧いただくことができますので、日常から少し離れた独特の雰囲気を味わっていただければと思います。
▲遍照塔の地下は神秘的な雰囲気に包まれている。
参加型イベント:護摩供養と地域交流
編集部
デートや観光でお寺を訪れる際は、行事やイベントごとの時期にあわせたいと考える方も多いと思います。
正法寺では、地域の方や観光客が参加することのできる行事などは行っているのでしょうか。
吉川さん
当寺で毎月8日に行われる「春日不動護摩供」は、どなたでも参拝していただけます。
護摩というのは、願い事を書いていただいた護摩木を焚き上げて不動明王様に御祈願をする法要のことです。お焚き上げの際には大きな火が立ち上りますから、迫力がありますよ。
また、節分には「柴灯護摩(さいとうごま)」を屋外で実施しています。
柴灯護摩では通常の護摩とは異なり、開けた場所に薪を組んでヒノキやヒバの葉をかぶせた大掛かりな護摩壇を用意します。注連縄で結界を張り、山伏姿の行者が場を清めてから火をつけるのですが、大量の煙や炎が上がる様は一見の価値があると思います。
▲節分の柴灯護摩は屋外で大きな炎を上げる。
また近隣の方中心ではありますが、写経会や専門の講師を招いてのヨガスクールを実施しています。
どなたでもご参加いただけて、静かな環境の中でしっかりと自身の心や身体と向き合うよい時間になるのではないでしょうか。
▲ヨガスクールなどは地域の人々の憩いの場でもある。
カップルにおすすめ!正法寺デートの楽しみ方
ここからは、特にデートで正法寺を訪れる際にチェックしておきたいポイントについて、詳しくお話を伺っていきます。
今までにご紹介してきた見どころはもちろんのこと、「2人のデートで訪れるなら」という視点で掘り下げていきますので、定番スポットと合わせて回ってみてくださいね。
三面千手観音像:過去・現在・未来を感じる
編集部
デートで正法寺を訪れた際、「ここだけは絶対に見てほしい」というおすすめのスポットがあれば教えてください。
吉川さん
お2人で参拝されるのであれば、お庭の景色も素晴らしいのですが、やはり御本尊の三面千手観音さまはぜひ見ておいていただきたいですね。その穏やかなお顔は、眺めるだけで心安らかになりますよ。
実は参拝された方々とお話していると、3つのお顔の向かって右側のお顔は、見る人によって表情が違って見えるようなんです。笑っておられると感じる方もおられれば怒ったような顔に見えると感じる方もいらっしゃって、不思議ですよね。
三面のお顔は「過去・現在・未来」を表しているといわれております。
観音さまを参拝していただいて、見え方の違いを話題にしてみたり、お2人の未来のことについて考えてみたりしても良いかもしれませんね。
仏さまとのご縁も大切に、厚い信仰心に支えられた静かな空間を満喫していただけたらと思います。
宝生殿で庭園を眺めながらゆったり休憩
編集部
カップルで散策デートなどをする際には、どこか腰を落ち着けて休憩できる場所があるといいのではないかと思います。
正法寺には、カップルがゆっくり過ごせる休憩所のようなスペースはあるのでしょうか?
吉川さん
石庭「宝生苑」前の「宝生殿」ではお好きなところに座っていただいて、ゆっくりとお庭を眺めていただけますよ。
宝生殿横の千原池にはカルガモやカイツブリも飛来して、愛らしい姿を見せてくれたりすることもあります。
スクロールで千原池の画像をご覧になれます→
宝生殿では雨の日でもゆっくりと座って過ごせますので、また違った風情を楽しんでいただけるかと思います。
お持ち込みでの飲食はご遠慮いただいておりますが、ご希望があればお抹茶とお菓子のセットもお出しできます。休憩の際はぜひ拝観受付でお声掛けください。
▲いつもとは一味違うお花見・紅葉狩りができるかも。
また、遍照塔前の庭園や門前のモミジの下など、境内のあちこちにベンチをご用意しております。晴れた日などは青空の下で、他の方との距離を気にせずのんびり休んでいただくことができますよ。
▲藤棚の下に造られた木陰のベンチ。
フォトジェニックな朱塗りの建築と季節の花々
編集部
これまで様々な見どころをご紹介いただきましたが、特にデートの思い出に残るような記念写真を撮るならどこがいいのでしょうか?
季節ごとのおすすめポイントや、反対に撮影禁止の場所などがあれば教えてください。
吉川さん
先ほどご紹介した遍照塔のあたりはもちろん、紅葉の時期をはじめとして1年中美しい写真の撮れる絶好の撮影スポットですね。
ほかにも豊かな自然の中で、石段や歴史ある建物を背景に、趣ある写真を撮影いただけるのではないかと思います。
▲門前の石段は、緩やかに緑のトンネルの中を進む。
春は石庭はもちろんのこと、色々な花が色々な場所で咲いていますので、お2人で好みの花を探しながら撮影ポイントを決めていただくのも良いかもしれませんね。
紅葉の時期であれば、稲荷社を抜けた観音滝周辺に紅葉の中の朱塗りの太鼓橋がありますのでお勧めです。また梅の時期は梅林に自由に入っていただけますので、その中での撮影はとても人気がありますよ。
▲早春の梅林は、様々な階調のピンク色で埋め尽くされている。
仏さまの撮影はご遠慮いただいておりますが、その他の場所では他の参拝の方のご迷惑にならなければ、ご自由に撮影していただいて構いません。
仏像ごとに異なる御朱印コレクション
編集部
最近では女性の方を中心に、神社仏閣をめぐっての御朱印集めが人気ですよね。正法寺では、御朱印をいただくことはできるのでしょうか?
吉川さん
正法寺では御本尊三面千手観音さま、薬師如来さま、春日不動明王さま、愛染明王さま、大黒天さまの御朱印がございます。
それぞれの仏さまの種字(※6)の印を押したシンプルな御朱印で、拝観時間内であれば、拝観受付(納経所)にていつでも授与させていただきます。
(※6)しゅじ:その仏さまを表す一字のサンスクリット文字のこと。
また薬師如来さまの御朱印は御詠歌の御朱印や、期間限定で薬壺の形をした金紙の御朱印・正法寺の遍照塔をデザインした印など、バリエーションもいくつかございます。
限定のものは、どちらも2022年12月までの予定です。御朱印帳をお持ちいただければ直接書かせていただきますので、ぜひご持参ください。
また、当寺のオリジナルではございませんが、御朱印帳もご用意しております。様々なお花がデザインされた華やかなものが多くなっていますので、楽しくお使いいただけるかと思いますよ。
▲訪れた季節の柄を選んで、思い出の品にしてみるのはいかがでしょう。
かぐや姫伝説ゆかりの授与品と季節限定の御守り
編集部
御本尊の千手観音以外にもたくさんの仏さまのいる正法寺ですが、お守りなどの授与品はどんなものがあるのでしょうか?
特にカップルや女性の方に人気のものがあれば教えてください。
吉川さん
色々な御守り・御札等をご用意しておりますが、カップルの方向けですと、良縁成就・夫婦和合の「えんむすび御守り」や、桜の花びらをかたどった綺麗な音色の「さくら鈴守り」がおすすめですね。
スクロールで御守りの画像をご覧になれます→
竹取物語のかぐや姫伝説にちなみ、赤ちゃん姫・成人姫の姿をした「女人御守り」もございます。
その他、薬師如来さまの「健康御守り」や大黒天さまの「開運御守り」、不動明王さまの「厄除御守り」も色々な方に人気があります。
▲仏さまの数だけご利益があり、御利益の数だけお守りも…?
正法寺周辺のデートスポット
豊かな自然と落ち着いた雰囲気が見どころの正法寺ですが、周辺は散策デートにもぴったりのエリアになっています。
せっかくのどかな西京区を訪れたのであれば、ゆったりと時間を使って気ままなデートを満喫してみてはいかがでしょうか。
西山エリアの神社仏閣巡りと御朱印集め
編集部
正法寺の周辺には、参拝の前後に回れるような観光・デートスポットはあるのでしょうか?
吉川さん
西山には歴史のある寺社仏閣が多くあり、そちらを巡っていただくのもおすすめですね。特にこの周辺はどこも自然豊かな立地で、季節の花を楽しめるところが多いです。
神鹿や千眼桜・睡蓮の池・紅葉で有名な大原野神社さんは目と鼻の先ですし、西行桜をはじめ見事な桜が咲き誇る勝持寺(花の寺)さんも気軽に歩いて行ける距離にあります。
西山三山として名高い、市内を一望できる高台にある「善峯寺」さん、見事な紅葉の「光明寺」さん、花手水の元祖「楊谷寺(柳谷観音)」さんは広大な境内で見どころたっぷりですので、ぜひ一度は行ってみていただきたいですね。
里山の地域ということもあり高低差があるので、動きやすい服装でお参りされることをおすすめします。ぜひ西山の自然と歴史を体験していただけたらと思います。
大原野神社境内のそば屋「こごろ」でのランチ
▲ふらりと立ち寄れる立地が魅力的。
編集部
たっぷり時間をとってお寺や神社をめぐるデートプランでは、ランチやちょっとした休憩に利用できるお店があると嬉しいと思います。
先ほど教えていただいた施設の周辺や、気軽に足を伸ばせる範囲におすすめの休憩スポットなどがあれば教えてください。
吉川さん
ランチをされるなら、正法寺の向かいにある大原野神社の境内にある「そば切り こごろ」さんがおすすめですよ。
手打ちそばはもちろんのこと、サイドメニューも美味しいと評判です。外観・内装も綺麗で趣があり、行列ができていることもしばしばある人気店ですよ。
また「春日乃茶屋」というお茶屋も併設されており、そちらはよもぎ餅が美味しいです。
正法寺からカップルへのメッセージ
編集部
最後に、これから正法寺を訪れるカップルへのメッセージをお願いします。
吉川さん
当寺は自然豊かな西山のふもとにあり、静寂さと季節折々の景観の中で心安らぐ時間を過ごしていただけるかと思います。
心身ともにリフレッシュしていただき喜んでいただけると、私どもも嬉しくなります。
是非ゆったりとした時間の中で、お2人でいろいろなお話をしていただいて、絆を深めていただけたらと思います。
編集部
大原野という緑豊かな立地にあってこその、正法寺の魅力をたっぷりと知ることができました。今回は色々なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
正法寺を訪れた方の感想・口コミなど
正法寺では長い時間お庭を眺めながらゆったりされる方も多いそうで、知る人ぞ知る穴場的な魅力があるようです。SNSやGoogleなどの口コミでも、ひそかな人気を集めていました。
ここでは編集部で独自に調査した感想・口コミをまとめてご紹介いたします。
- 時間を忘れて、ずっと座っていたいくらいです。心が洗われました!
- こんな所に、こんないい場所があったなんて!人に教えたいけど教えたくない、穴場スポットです。
- 季節の花が見られる庭園などは有料の場所が多いけど、正法寺の梅林は自由に散策できたのでびっくりしました。
正法寺の周辺地域は落ち着いた雰囲気のため、ぱっと目を引く遍照塔や季節の花にあふれた境内は何かと驚かれがちなスポットのようです。
また門前にある朱塗りの「極楽橋」なども合わせて、きらびやかな建築が写真映えするとのコメントも多く見られました。
正法寺の料金・予約について
拝観料 | 300円 |
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予約 | 必要なし |
御朱印 | 1体300円 ※薬師如来様の金紙のみ1体500円。 |
※詳細は公式サイトをご確認ください。
「法寿山 正法寺」の基本情報(アクセス・拝観時間など)
住所 | 〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1102 |
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連絡先 | 075-331-0105 |
アクセス |
【バス】 【車】 |
拝観時間 | 拝観可能時間:9:00~17:00 ※拝観最終受付:16:30 |
駐車場 | 30台(無料) |
公式URL | https://kyoto-shoboji.com/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。