川場村で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

この記事では、群馬県川場村(かわばむら)への移住を検討している方に向けて、村の魅力や暮らしに関する情報を紹介していきます。

川場村は森と川、田んぼが広がる豊かな自然に囲まれた地域です。その一方、道の駅川場田園プラザや川場スキー場などの観光施設があり、多くの観光客で賑わう村でもあります。

また、お米をはじめとした美味しい食べ物があることも魅力のひとつ。川場村に流れる豊かな水を使ってできた食べ物はどれも絶品です!

さらに、子育て支援が手厚いことも忘れてはいけません。出生時や入学時にお祝い金がもらえる独自の制度があり、村全体で子どもの成長を見守っていくような温かい雰囲気が感じられます。

それではさっそく、移住する際に役立つ情報を中心に、役場の外山さんに伺ったお話を合わせながらお伝えしていきます。

川場村むらづくり振興課の外山大貴さん

川場村で暮らす3つの魅力を紹介

群馬県川場村の暮らしの特徴

川場村は自然が豊かで、村内にはスキー場やアウトドアスポーツを楽しめる場所が多くあります。そのため、アクティブに体を動かすのが好きな方におすすめの地域です。

また、子育て支援にも力をいれているので、手厚い支援を受けながら子どもを育てたいと考えている人にとっても住みやすいです。

さらに、美味しい食べ物がたくさんある村なので、家族や仲間とおいしい食事を楽しみたいと考えている人も要注目ですよ!

まとめると、川場村は以下のような方にぜひ住んでほしい移住先です。

  • 自然が豊かなところで暮らしたい
  • 子育て支援が手厚い場所で暮らしたい
  • 美味しい食べ物が大好き!

それではさっそく、川場村について詳しく解説していきます。

自然の恵みがもたらす、自慢の味がそろう

川場村の田園風景

川場村は、武尊山から流れ出るミネラルが豊富な清流を活かした農作物の栽培が盛んな地域です。特にブランド米として名高い「雪ほたか」は、数々の賞を受賞するほど美味しいお米なんですよ。

雪ほたかのパッケージ
▲一度は食べてみたい極上の味

村内のレストランや道の駅「川場田園プラザ」などで味わうことができますので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

川場村には、お米のほかにも、りんごやブルーベリー、こんにゃく、ヨーグルトなど多くの特産物があります。

川場村の名産品であるりんご
▲村を流れる清流が、美味しい農作物を作ります

村内の子どもたちの給食には、川場村で作られた新鮮な農産物が使われています。お米はもちろん「雪ほたか」です。

子育てを村全体で応援してくれる

川場村は子育て支援に力を入れています。出生時や小・中学校の入学時支援金がもらえる制度は、子育て世帯にとって嬉しいポイントですよね。

川場村の子育て支援の内容をまとめましたので、さっそく見ていきましょう。

概要 リンク
子育て支援金

・出生時と入学時に支援金を支給
第1子・第2子:20万円
第3子:30万円
第4子:50万円
第5子以降:100万円
・小学校入学時:5万円
・中学校入学時:5万円

公式
川場村交通安全協力会チャイルドシート購入費補助金交付事業 ・チャイルドシートの購入費を補助
・チャイルドシート1台につき、購入額の2分の1を補助
・上限5千円
公式
高校生等通学定期券の購入費補助 ・高等学校等に通学する方に対しバスの定期代金の補助 公式

川場村では、第1子の誕生から10万円の支援金を受け取ることができます。第5子以降はなんと100万円を受け取れますよ!村全体で子どもの誕生を喜んでくれると、子育てが一層楽しくなりそうですね。何かとお金がかかる子育て中の支援金は、とても助かる制度です。

小学校の金管バンドは毎年全国大会に出場するほどの腕前を誇ります。中学校もアメリカへのホームステイを実施するなど英語教育にも力を入れています。更に、世界でも活躍できる人材の育成を目指し、令和7年度には小中一貫校の開校が予定されています。

川場村は手厚い子育て支援と同時に、教育の質の高さを求める人にとっても期待できる場所となっていますよ。

耳を澄ませば川のせせらぎが聞こえてくる

川場村に流れる川で遊ぶ子どもたち

川場村には4本の一級河川が流れており、夏には多くの親子が水遊びを楽しんでいます。清流に囲まれた暮らしは、都会ではなかなか体験することができませんよね。散歩中にも水の清らかな音が聞こえてきます。

川場村の仙の滝
▲ぐんま名所百選に選ばれた赤倉渓谷

村内にはいくつか滝もあり、大自然のパワーを感じることができます。お休みの日には周辺を散策し、のんびりとした時間を過ごすこともできますよ。

川場村から見える武尊山
▲川場村のシンボルである武尊山

「日本百名山」にも選ばれている武尊山(ほたかやま)は、村のシンボルになっています。

村では、登山のほかにもハイキングや渓流釣り、キャンプを楽しむことができます。まさに大自然が遊び場!アウトドアが好きな人、子どもを自然の中でのびのびと育てたい人にとっても嬉しい環境です。

川場スキー場の様子
▲村内にある川場スキー場

夏だけでなく冬も楽しいのが、川場村の魅力。村内にはスキー場があり、ウィンタースポーツが好きな人にとっても注目の場所です。

川場スキー場は、パウダースノーを求めて都内から滑りにくる人も多いです。スキー場に気軽に行ける環境だと、冬の過ごし方の幅が広がりそうですね。

このように川場村は、夏も冬も大自然を満喫できます。周辺の市町村でもスノースポーツを始め、登山やラフティング、尾瀬のハイキングなどができます。都会では感じることのできないのどかな時間を過ごしたい方、自然と触れ合いたい方、アウトドアが好きな方は大満足でしょう。

川場村の暮らしに関する情報

川場村の冬の様子

ここからは、実際に川場村へ移住し、生活する時に必要なデータを紹介していきます。

気候 ・8月の平均気温は24.6度
・1月の平均気温は-0.1度。
※参考:気象庁ホームページ
人口 約3,100人(令和4年11月末日現在)
病院 病院・クリニック2、歯科1
学校 こども園1、小学校1、中学校1
文化
芸術

【名勝・旧跡】
・武尊山・天神城址
【文化財】
・川場村歴史民俗資料館(国登録有形文化財)
・木造中巌円月坐像(県指定重文)
・木造大拙祖能坐像(県指定重文)
・木造釈迦如来坐像(県指定重文)
・吉祥寺山門(村重文)
・十六羅漢像(村重文)
・遠堂の岩観音(村重文)
・武尊神社(村重文)
・能満山虚空蔵堂(村重文)
【伝統行事・伝統芸能】 
・萩室獅子舞
・繭かき唄
・門前春駒(県指定重要無形民俗文化財)
【祭り・イベント等】
・春駒(2月)
・武尊山山開き(6月)
・川場まつり、花火大会(7月)
・スカイビュートレイル(9月)

食べ物 りんご、ブルーベリー、こんにゃく、地酒、地ビール、ヨーグルト、ジュース、ジャム、手づくりハム、アップルパイ、雪ほたか(川場産こしひかり)
交通 【鉄道】
・鉄道路線は村内を走っていない
・最寄り駅は、JR東日本上越線「沼田」駅、上越新幹線「上毛高原」駅
【バス】
・川場村循環バス:沼田駅-川場村(関越交通に委託)
娯楽 ・道の駅川場田園プラザ
・川場スキー場
・Akariかわば田園キャンプ場
・ターゲットバードゴルフ
・川場フィッシングプラザ
・桐の木平キャンプ場
・温泉
近隣市町村 ・沼田市
・みなかみ町
・片品村

川場村は、山や川、田園風景が広がるのどかな地域で、村の総面積の約86%を森林が占めています。その一方、道の駅「川場田園プラザ」や川場スキー場などがあり、年間200万人近い観光客が訪れる「農業+観光」を村の基盤としている自治体です。

※参考:川場村HP(川場村について)

川場村にはバスが走っていますが、1時間に1本程度の運行なので自家用車は必須です。年によりますが、積雪が多い年は雪かきが大変なこともあります。

※参考:川場村気象・防災情報ステーション(積雪データ)
※参考:バスの運行一例

基本的な道路は委託業者や地域のボランティアが雪かきを行ってくれますが、個人でも雪かき道具は持っていたほうがよいでしょう。また、冬の時期は暖房利用により光熱費が高くなることも想定されます。移住の際は、冬への備えも念頭に置いて準備しましょう

普段の買い物をする少し大きなスーパーやドラッグストア、ホームセンターは車で10分ほどの沼田市に行くといいですよ。

また、川場村から車で1時間ほど行くと、前橋市や高崎市に大きなショッピングモール(イオンモール・コストコ等)があります。お休みの日に出かけてショッピングを楽しんだり、まとめ買いをするのもよさそうです。

川場田園プラザの外観
▲遊ぶ所が多いのも川場村の魅力

村内には、道の駅をはじめとした多くの観光施設やアウトドアができる場所があります。温泉もあるので、キャンプやスポーツの後に汗を流すという楽しみ方もできそうです。

※参考:群馬県川場村観光ガイド(宿泊・温泉)

川場村では仲間とワイワイ楽しみたい人、のんびりとした時間を過ごしたい人、両方の理想を叶えることができます。

【仕事】職種を選びたい人は、近隣の都市まで範囲を広げて検討

大手求人サイトで検索すると、川場村には約350件の求人がありました。様々な種類の仕事から選びたい方は、車で30分圏内の近隣都市である沼田市・みなかみ町まで範囲を広げて探すことをおすすめします。

※求人情報の一例

また、車で1時間圏内の高崎市・前橋市まで通勤される方もいます。自分のやりたい仕事と通勤時間を照らし合わせながら、仕事を探してみてください。

【住まい】民間の不動産会社に話を聞く必要がある

大手住宅情報サイトを検索しましたが、川場村には賃貸住宅を見つけることができませんでした。空き家バンクも現在は稼働していないため、住宅を探す時は民間の不動産会社と直接やり取りする必要があります

※賃貸住宅情報の一例

川場村には不動産会社がありませんので、隣の沼田市の会社に話を聞くことをおすすめします。いくつか紹介しますので参考にしてください。

電話 リンク
コーポレーション宮澤 0278-20-1010 公式
株式会社武井不動産 0278-24-9940 公式
株式会社上毛開発 0278-23-2616 公式
鈴木商店 不動産部 0278-22-6628 公式
カチタス 沼田店 0278-20-1651 公式

住宅を借りる時、空き家を取得する時に補助金が出る

川場村では、賃貸住宅を借りる際や、空き家を取得してリフォームする際に助成金が出ます。該当する方は、ぜひチェックしてください。

概要 リンク
民間賃貸住宅家賃補助事業 ・村内の民間賃貸住宅に居住する方に家賃を補助
・家賃月額の25%以内で、上限1万5千円以内
参考
川場村住宅リフォーム助成事業 ・住宅のリフォーム代金を補助
・補助対象工事費用の10%
・補助額の上限:20万円
公式

川場村へ移住した人の体験談や感想

群馬県川場村の移住者の声

ここでは川場村に移住したみなさんの感想や体験談を集めました。実際に生活している方々の声は参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

※参考:移住者インタビュー【川場村】

川場村へ移住してよかったこと

まずは、川場村へ移住してよかったことを紹介します。

  • 水がきれい
  • 自然があふれている

やはり、豊かな自然に憧れて移住してきたという声がありました。都会とはまったく違う景色の中で過ごす毎日は、丁寧に自分らしく生きるためのヒントが隠されているように感じます。

美味しい空気を思いっきり吸い、穏やかにのんびりと過ごす日々。川場村に来れば、そんな毎日の暮らしを実現することができますよ。

川場村へ移住して大変だったこと

次は、川場村へ移住して大変だったことを紹介します。

  • 寒さが厳しい
  • 雪対策が必要
  • 車がないと生活が不便

雪や寒さに慣れない間は、対策の仕方がよくわからず困ったという声が聞かれました。冬は雪かき、水道の凍結対策など、都会に住んでいるとやり慣れないことがいくつかあります。

移住した際は自分で調べるだけでなく、地域の人の力を借りながら、冬を乗り切ることをおすすめします。困ったことを話していく中で顔見知りになったり、村で生活していく知恵を教えてもらったりすることができるはずです。

川場村への移住に関するお問い合わせ

少しでも川場村の移住に興味を持っている方は、お話を聞いてみてくださいね。担当の方が丁寧に対応してくれます。

担当課 川場村むらづくり振興課
電話番号 0278-52-2111 
公式URL https://www.vill.kawaba.gunma.jp/kurashi/