西尾市岩瀬文庫で貴重な古典籍に触れる!カップルで楽しむ古書ミュージアムデート

今回は愛知県西尾市にある「西尾市岩瀬文庫」をご紹介します。このミュージアムは、重要文化財を含む古典籍から明治・大正期の実用書まで、約8万冊もの古書を保管・展示している日本有数の古書の宝庫です。

岩瀬文庫は、珍しくて興味深い古書を保管し未来へ伝えるだけでなく、来館者が書物や文字文化に触れ、楽しみ、学ぶことのできるユニークな博物館でもあります。古い時代の知恵や文化を身近に感じられる場所として、多くの人々を魅了しています。

今回は、岩瀬文庫の学芸員である上野さんにお話を伺いました。

西尾市岩瀬文庫の概要:8万冊の古典籍を誇る日本初の古書ミュージアム

岩瀬文庫のシンボルでもある旧書庫

夕方の岩瀬文庫

昼間の岩瀬文庫の外観

岩瀬文庫の常設展示コーナー

岩瀬文庫に展示されている古書

西尾市岩瀬文庫のおすすめポイント
  • 重要文化財を含む貴重な古書やユニークな古書を見学できる
  • 貴重な古書を実際に手に取って閲覧できる
  • 日本の書物の歴史や文化に直接触れることができる
  • 岩瀬文庫オリジナルの個性的なグッズを購入できる
種類 古書館
アクセス 西尾駅より徒歩20分
岡崎ICから車で45分
予算目安 無料

西尾市岩瀬文庫には、重要文化財を含む貴重な古書やユニークな古書が展示されています。2008年に創立100周年を迎えた西尾市岩瀬文庫の魅力や見どころ、面白さについて学芸員の上野さんにお話を伺いました。

西尾市岩瀬文庫の5つの魅力:誰でも楽しめる古書の世界

西尾市の古書ミュージアム「岩瀬文庫」の常設展示

西尾市岩瀬文庫には、江戸末期から昭和初期にかけて活躍した日本の実業家・岩瀬弥助氏が収集した貴重な古書が展示されています。

「古書のミュージアム」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?筆者は本好きですが、第一印象は「ちょっと難しそう、私には敷居が高いかも」でした。しかし、実際に訪れてみると、その予想は良い意味で覆されました。

確かに、本の歴史について学ぶ専門家でも満足できるような、深い学びを提供する博物館です。しかし同時に、「本は好きだけど専門的なことはよくわからない」という一般の方でも十分に楽しめる、ユニークな展示が数多く用意されています。

このような奥深い魅力を持つ西尾市岩瀬文庫について、学芸員の上野さんに詳しくお話を伺いましょう。

重要文化財を含む貴重な古書に触れられる岩瀬文庫の魅力

編集部

西尾市岩瀬文庫には、他ではなかなかお目にかかれないような本が所蔵されていると伺いましたが、具体的にどのような博物館なのでしょうか?

上野さん

西尾市岩瀬文庫は、日本初の「古書ミュージアム」です。

珍しくて面白い古い時代の書物を保管し未来へ伝えるとともに、来館者が書物や文字文化に触れ、楽しみ、学ぶことのできる、ユニークな博物館です。

重要文化財を含む古典籍(明治より前の時代につくられた本)から明治・大正期の実用書まで、幅広い分野と時代の本は8万冊余りにのぼり、日本有数の古書の宝庫といわれています。

常設展示の巻物を案内してくれる岩瀬文庫の学芸員・上野さん

上野さん

岩瀬文庫は、創設者・岩瀬弥助の思いを引き継ぎ、いつでも・どなたでも・無料で蔵書を公開しています。

岩瀬文庫2階の閲覧室にお越しになれば、どなたでもホンモノの古典籍(国の重要文化財でも日本最古の印刷物でも)を実際に手にとってご覧いただけます。

さらに、岩瀬文庫にはあらゆる分野の本がそろっています。

西尾市岩瀬文庫にある『枕草紙』

『源氏物語』や『枕草子』といった超メジャーどころの古典文学、江戸時代のお料理レシピ、美しい動植物の彩色図譜、各地のお城や町の絵地図などをはじめ、オールジャンル。

きっとどなたでもお好みの1冊が見つかるはずです!

『住吉物語』

『本草図説』

→スライドで美しい装飾の絵本や図譜が見られます

編集部

国の重要文化財など貴重な本を実際に手にとれるのは素晴らしいですね。古書と聞くと『源氏物語』などをイメージしますが、それだけではないのですね。

江戸時代のお料理レシピなど興味深いです。レシピをメモして、恋人と一緒に実際に作ってみると、今の料理との違いなどもわかって楽しそうですね。

上野さんおすすめの本や展示はどのようなものですか?

上野さん

日本の書物の歴史やバリエーションの豊かさを紹介する常設展示は、本好きさんの間で知る人ぞ知るマニアックな展示です。

でも、心配は無用です。手にとって楽しめる古典籍のレプリカやDVDなど、だれでも気軽に学べますよ。岩瀬文庫の常設展示を一巡りするだけで、本の奥深さに魅了されること間違いなしです!

西尾市岩瀬文庫の常設展示室にあるレプリカ本
▲常設展示室にあるレプリカ

魅力あふれる本の世界に、お二人で飛び込んでみてはいかがでしょうか?

編集部

常設展示では、日本における本の歴史を学べるそうですね。「本」と言っても、巻物や折りたたみ式の本など様々な形があるようで、それぞれの特徴も紹介されていて興味深いです。

「古書のミュージアム」と聞いて難しいイメージがありましたが、妖怪たちがユーモラスに行進する絵巻などもあり、気軽に楽しめるものも多いことに驚きました。

奇妙な姿の妖怪たちがユーモラスに行進する絵巻『百鬼夜行之図』
▲奇妙な姿の妖怪たちがユーモラスに行進する絵巻『百鬼夜行之図』

この妖怪たちはどんな妖怪なんだろう…と興味がわき、古書に書かれている説明などを読んでみたくなります。

多彩なテーマの企画展:古典籍の新たな魅力を発見

西尾市岩瀬文庫の企画展示室

編集部

常設展示のほかに、企画展も開催されているそうですね。

岩瀬文庫の公式ホームページでは、過去の企画展や紹介された本を見ることができます。寺子屋で実際に使われていた教科書なども展示されており、非常に興味深いです。

特に女子教育に関する展示が興味深く、当時理想とされていた女性像を知ることができます。現代の女性との違いなどを比較することで、カップルの会話も盛り上がりそうです。

これまでに様々な企画展を開催されたようですが、特に人気のあった企画展はありますか?

上野さん

年4回変わる企画展では、8万点を超える古典籍を様々な切り口で紹介しています。江戸時代までのガーデニングや、美容・健康情報、占い・まじない、かわいらしいキャラクターなどなど・・・

今後も魅力的なテーマで古典籍を紹介してまいりますので、ぜひご期待ください!

『〈女子風俗〉化粧秘伝』
▲昔のお化粧マニュアル、『〈女子風俗〉化粧秘伝』

編集部

毎回異なるテーマで展示されているのですね。身近に感じられるテーマばかりで、より楽しめそうです。何度訪れても新しい発見があるので、企画展が変わるごとにデートで訪れるのも良さそうですね。

美容や占い・おまじないなど、時代は違えど女性の興味は変わらないようです。昔と今の美意識の違いや、昔の女性たちの願いなどに焦点を当てると、より面白い展示になりそうですね。

デートで訪れる前に、岩瀬文庫の公式ホームページで過去の企画展を確認し、読んでみたい本をいくつか見つけておくのも良いかもしれません。

ただ、古書に書かれた"くずし字"は読むのが難しそうです…(笑)

上野さん

企画展ごとに初心者向けの古文書講座を開催しています。くずし字がすらすら読めるようになると楽しいですよ!

「和装本をつくってみよう」という体験講座もあります。色とりどりの和紙と上品な絹糸を使って作る和装本は、華やかで美しく、女性にとても好評です。

世界に一つだけの、あなたオリジナルの和装本を作ってみませんか?

編集部

くずし字の講座に和装本づくり、どちらも楽しそうですね!ぜひ参加したいです。

カップルで一緒に和装本を作って、プレゼントし合うのも素敵だと思います。体験講座の再開が楽しみです。

レトロな旧書庫とフォトスポット:岩瀬文庫の隠れた見どころ

編集部

展示物以外の見どころやデートでのオススメスポットはありますか?

上野さん

敷地内に佇むレトロな赤煉瓦造りの建物は、岩瀬文庫のシンボル、旧書庫です。大正時代の建築で、国の登録有形文化財となっています。

西尾市岩瀬文庫の旧書庫

地元市民に親しまれているのはもちろんのこと、遠方からお越しの常連さんの中には、この旧書庫を見ると「西尾に来たなあ」という感慨を抱く方もいるほど、岩瀬文庫を象徴する代表的な建物です。約100年の時を経た、趣ある旧書庫をぜひご覧ください。

また、館内外の壁や柱のあちこちに、蔵書を写した壁画がプリントされています。

蔵書がプリントされた屋内の壁画

蔵書がプリントされた屋外の壁画

→スライドで壁画を見られます

美しい動植物や愛嬌のある妖怪など、全部で30点あります。来館の際にはぜひお二人で探してみてください。

ちなみに、館内はどこでも撮影OKです。お気に召した展示や魅力的なスポットを見つけたら、ご自由に撮影してください。

常設展入口の階段付近には、『かみ代物語』に登場する「彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)」の顔出し看板があります。

彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)の顔出し看板

『かみ代物語』は日本の「神代」の物語です。兄の釣針をなくしてしまった「彦火々出見尊」は、釣針を探して龍宮を訪れます。そこで海神の娘「豊玉姫(とよだまひめ)」と出会い、二人は結ばれます。

「彦火々出見尊」は初代天皇・神武天皇のお祖父さんにあたる神様です。ここで写真を撮れば、「彦火々出見尊」にあやかり、大切な人と結ばれるかもしれません。

編集部

初代天皇・神武天皇のお祖父さんの恋物語にちなんだ看板なんですね!これはカップルなら外せないフォトスポットになりそうです。

にしお本まつり:本好きカップルのための2日間イベント

編集部

見どころ満載の岩瀬文庫ですが、イベントなども開催されるようですね。詳しく教えてください。

上野さん

毎年10月に「にしお本まつり」を開催しています。本をテーマに楽しむ二日間のイベントです。

西尾市岩瀬文庫のにしお本まつり
▲にしお本まつり

三河の古書店が珍しい本を展示販売する「にしおの古本市」や、普段よりも気軽に古典籍を閲覧できる「ミニミニ閲覧室」、岩瀬文庫の本を専門的に読む「古典文学ゼミナール入門」など、魅力的な催しが多数あります。

また、地元の食材を使ったお好み焼きや焼きそば、こだわりのコーヒーを提供する屋台、懐かしい駄菓子屋さんなども出店し、祭りを盛り上げています。

2020年はコロナ禍のため、実際に集まるイベントは中止となり、可能な催しをオンラインで配信しました。

編集部

とても楽しそうなお祭りですね。にしお本まつりの時には、年に1回旧書庫や児童館(おもちゃ館)の内部が公開されると聞きました。通常開催できず残念ですが、動画で紹介されていることで遠方からでも拝見できるようになったことは嬉しいです。

岩瀬文庫のホームページでは、たくさんの資料などが公開されていますが、おすすめの楽しみ方などあれば教えてください。

上野さん

ホームページでは、企画展の資料写真と音声ガイドを公開しています。自宅で好きな時間に企画展を楽しむことができます。

また、普段は非公開の旧書庫内部をガイド付きで見学できる動画や、通常立ち入ることのできない新書庫内部の映像、岩瀬文庫の本を専門的に学ぶ「古典文学ゼミナール入門」などもあります。

直接来館できなくても岩瀬文庫を楽しめるコンテンツを用意していますので、ぜひご覧ください。

さらに、「古典籍書誌データベース」で蔵書の書誌情報や内容の概要、絵図・地図の高精細画像も公開しています。岩瀬文庫の所蔵資料を調べたい方はご利用ください。

編集部

ありがとうございます。岩瀬文庫は、貴重な古書を実際に手にとって見ることができる点が魅力の一つでもあるので訪れるのが一番ですが、オンラインでも楽しめるというのは嬉しいですね。

岩瀬文庫オリジナルグッズ:古書の魅力が詰まった個性的なお土産

編集部

岩瀬文庫のグッズやお土産などを購入できるミュージアムショップはありますか?また、カップルに人気のものや、上野さんオススメのものがあれば教えてください。

上野さん

岩瀬文庫の蔵書などをあしらったオリジナルグッズを、1階の休憩室で販売しています。

ポストカードやクリアファイル、一筆箋など、多くのおすすめグッズがありますが、特に人気があるのは「ブック型ふせん」です。「ブック型ふせん」には、かわいらしい妖怪キャラクターの図柄と、美しい植物の図柄の2種類があります。

西尾市岩瀬文庫オリジナルのミュージアムグッズ「ブック型ふせん」
▲ブック型ふせん

また、江戸時代後期に肥前国平戸の浜に出現し、疫病の流行を予言したという「姫魚(ひめうお)」。「私の絵姿を貼れば病にかからない」と告げて海に消えたとされ、当時の人々に疫病避けのお守りとして人気を博しました。

この「姫魚図」をあしらったマスキングテープや手ぬぐいも好評です。

西尾市岩瀬文庫オリジナルのミュージアムグッズ「姫魚図がプリントされた手ぬぐい」
▲姫魚てぬぐい

これらのグッズが、皆さまの日々の生活に少しでも癒しをもたらすことができれば幸いです。

岩瀬文庫デートを楽しむためのアドバイス:マナーと注意点

西尾市岩瀬文庫の受付

編集部

岩瀬文庫でデートをする際に気をつけた方が良いことはありますか?楽しむ上でのマナーや、避けた方が良い服装などについて教えてください。

上野さん

写真撮影は可能ですが、他のお客様のプライバシーに配慮し、顔が映り込まないようにしてください。

博物館ですので、楽しんでいただくのは大歓迎ですが、声の大きさは控えめにお願いします。館内は禁煙で、飲食は1階の休憩室でのみ可能です。

服装は自由ですが、資料を手に取って閲覧したい場合は注意が必要です。ラインストーンなどの装飾的なネイルは資料を傷つける可能性があるため、触れることができない場合があります。また、長い髪の毛は資料や顔にかからないようにまとめると、資料の保護という観点から好ましいです。

編集部

カップルでゆっくりデートを楽しみたい場合、比較的混みにくい曜日や時間はありますか?また、館内で軽食などがいただける場所があれば教えてください。

上野さん

西尾市の名産であるお抹茶を、1階の休憩室で楽しむことができます。干菓子付きのお抹茶を提供しています。

西尾市岩瀬文庫の休憩室▲休憩室

平日は比較的空いているので、知的なデートの合間に、西尾の雰囲気を味わえるお抹茶で優雅にくつろぐのはいかがでしょうか。

岩瀬文庫周辺のデートスポット:歴史と自然を楽しむカップルプラン

編集部

優雅なデート、とても素敵ですね。

岩瀬文庫でデートを楽しんだあとに立ち寄れる、上野さんおすすめのデートスポットや観光スポットを教えていただけますか?

上野さん

歴史好きな方なら、岩瀬文庫から徒歩15分程度にある「西尾市歴史公園」がおすすめです。

岩瀬文庫から徒歩15分程度にある「西尾市歴史公園」
▲西尾市歴史公園

実際に登ることができる本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)や、堂々とした佇まいの鍮石門(ちゅうじゃくもん)など、西尾市のシンボル「西尾城」の一部を復元し、当時の城下の趣を今に伝えています。

令和2年に復元された土屏は、「屏風折れ」と呼ばれる折れ目が2つある、全国的にも珍しい特徴があります。お城マニアの方には特におすすめです。

公園内にある旧近衛邸(きゅうこのえてい)では、お抹茶を楽しめます(季節の和菓子付きで一服450円)。

西尾市歴史公園の中にある旧近衛邸の外観
▲旧近衛邸

書院や縁側から緑豊かな美しい庭園を眺めながら、ゆっくりとお抹茶を楽しむのもおすすめです。また、御城印・御城印帳も販売しているので、コレクターの方はぜひお求めください。

庭園愛好家の方には、歴史公園から徒歩5分程度の「尚古荘(しょうこそう)」がおすすめです。西尾城東の丸の遺構を生かした日本庭園で、高台から庭園全体を一望できる東屋(あずまや)や、見事な枯山水の庭園など、様々な趣向を凝らした趣深い空間となっています。

西尾の名産である抹茶スイーツを楽しみたい方には、尚古荘のすぐ隣にある「抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店」がおすすめです。

ここは西尾の特産である抹茶を使用したデザートが楽しめる古民家カフェです。濃厚な抹茶のジェラート、抹茶ラテやパフェのほか、ほうじ茶や季節の果物を使ったメニューも提供しています。

編集部

どれも魅力的なスポットですね。岩瀬文庫デートとの相性もピッタリだと感じました。実際にデートで訪れる場合、どのように周るのがよいでしょうか?

上野さんおすすめのデートプランがあれば、ぜひ教えてください。

上野さん

徒歩の場合は、岩瀬文庫を訪れたあとに歴史公園を散策し、その後西尾温泉 茶の湯(旧小京都の湯)で体を癒やし、お食事をするというプランがおすすめです。

岩瀬文庫から歴史公園までの道中には寺社が点在しているので、寺社好きの方にも楽しんでいただけます。町並みも美しく、ルートによっては城下町の情緒ある風景が残っているので、散策にも最適です。

歴史公園から徒歩10分程度にある「茶の湯」には、茶壺の湯など趣向を凝らしたお風呂があります。また、手仕込みにこだわったお料理も評判です。

車で移動する場合は、岩瀬文庫から約20分の吉良町にある「西尾市塩田体験館 吉良饗庭塩の里」もおすすめです。

西尾市塩田体験館の館内の様子
▲塩田体験館

予約不要で昔ながらの塩づくりを学べるほか、10〜15分程度で体験できる「塩焼き体験」では、海水を煮詰めて塩をつくることができます。

作った塩はお土産として持ち帰ることができます。おにぎりや茹で卵、天ぷらなどにつけてお召し上がりください。吉良の饗庭塩は海のミネラルが豊富で、まろやかな甘みが特徴です。

塩田体験館の近くには効能豊かな吉良温泉があります。オーシャンビューの露天風呂でゆったり過ごすのもおすすめです。三河湾に沈む美しい夕陽を眺めながら、ロマンチックなひとときを過ごせます。

編集部

歴史と情緒ある町並みを楽しむデートプランも、温泉でゆったり過ごすロマンチックなデートプランも素敵ですね。夕陽を背景に、普段は言えないような言葉も自然と口に出せそうな気がします。

利用者の声:国内外のリピーターが絶賛する岩瀬文庫の魅力

岩瀬文庫の常設展示の一角

編集部

岩瀬文庫には多くのファンがいらっしゃると思いますが、利用者からよく聞く感想や嬉しかった声などがあれば教えてください。

上野さん

やはり、いつでも・どなたでも・どんな資料でも・無料で・本物をお手にとってご覧になれることを喜ばれる方が多いです。資料をご覧になるために、紹介状や肩書き、資格、費用は一切必要ありません。

ご利用いただく方は、遠方からお越しの方が多いです。岩瀬文庫にしかない古典籍を求めて、日本全国はもちろん、はるばる海外からお越しになる方もいらっしゃいます。リピーターの方も多いですね。

皆さん、「こんな資料に実際に触れられるなんて!」と感動されます。貴重な古典籍を直接手に取れる機会は珍しいため、特に研究者や古典籍愛好家の方々に喜ばれています。

学芸員からカップルへ:知的デートで深まる二人の絆

西尾市岩瀬文庫の学芸員・上野さん

編集部

最後に、岩瀬文庫へのデートを考えているカップルにメッセージをお願いします。

上野さん

当文庫は日本の本の長い歴史や豊かな文化について体験しながら学べる、ユニークな「古書ミュージアム」です。

本が好きな方、書物文化に興味のある方はもちろんのこと、何か新しいことを知りたい、体験してみたいという方にもおすすめです。ちょっと知的なデートを楽しんでみませんか。

編集部

貴重なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。

西尾市岩瀬文庫に関するよくある質問

予約は必要ですか?
館内や展示の観覧に予約は不要です。ただし、閲覧室で蔵書を直接手に取ってご覧になりたい場合は、当面の間予約が必要となっております。予約方法については、お電話またはウェブサイトでご確認ください。(2021年8月時点)
入館料や展覧会のチケットなどの料金を教えてください。
入館料、展覧会の観覧料ともに無料です。どなたでもご自由にお楽しみいただけます。

西尾市岩瀬文庫へのアクセスと施設情報

住所 〒445-0847
愛知県西尾市亀沢町480
電話番号 0563-56-2459
開館時間 9:00~17:00
※閲覧室の利用は16時まで、資料の申請は15時30分まで
公式サイト https://iwasebunko.jp/