【氷見市への移住】住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報|縁結び大学
「移住して絶対やりたいことがあるけど、具体的なステップがわからない…」
こんなかたは、同じ移住者の視点からサポートしてくれる富山県氷見市がおすすめです。氷見市と一緒に民間ならではの移住支援をおこなっている氷見市IJU(移住)応援センター「みらいエンジン」の藤田さんにお話を伺いました。
自治体連携の民間サービスが「みらい」に向けた挑戦をサポート
今回はよろしくお願いします。
「みらいエンジン」さんはどのような組織なのでしょうか?
私たちは、氷見市と連携して移住に関する相談や移住後のサポートを実施しています。 スタッフはみんな移住者なので、安心してお声がけください!
これだけでも覚えてほしい!「民間サービスによるサポート」
移住・定住事業は自治体の担当課が実施しているケースが多いのですが、氷見市は民間サービスである「みらいエンジン」が、補助金申請などの公的な手続きを除き全面的なサポートをおこなっています。
民間の良さを活かし、自治体では難しい休日・時間外の対応や、自由度の高い情報発信をされているのが特徴です。
これだけでも覚えてほしい!「人と人をつなげてチャレンジを応援」
移住するときは、単純に住む場所を移すだけでなく、それをきっかけに生活面や仕事面で新しくなにかを始めたいというかたがほとんどだと思います。
それだけに不安なこともあるでしょうが、氷見市と「みらいエンジン」では人や場所を積極的に紹介して具体的なイメージを持ってもらい、安心して移住してもらえるような活動をしています。
海と山に包まれた食材の宝庫「氷見市」
氷見市がどんな街なのか、移住されるかたが気になる基礎知識を紹介します。
富山湾がすぐそこに。北陸新幹線の利用も
富山県の北西、能登半島の付け根に位置する氷見市。富山湾に面する東部では立山連峰を海越しに眺められ、その他の三方向は美しい山並みが走っています。
大自然がすぐそこにある環境に加え、北陸新幹線が停車する「新高岡」駅まで約30分で移動できるため、普段はテレワークでたまに金沢や東京に向かうというかたも安心です。
▲富山湾の西に位置する氷見市。海越しに3000m級の山々を望む景観は世界的にも希少。
「きときと」な食材が待ってます
氷見に住むなら、雪解け水が流れ込む絶好の漁場であり、「天然のいけす」とも呼ばれる富山湾の魚を食べない手はありません。特に、寒ブリと氷見イワシは全国的に有名です。
▲新鮮な富山湾の魚介類が1年中食べられます
また、桜の名所である「朝日山公園」、市民総出の夏祭りである「ひみまつり」の花火大会、氷見米などの里山の恵み、寒い体を温める「氷見温泉郷」…と、四季それぞれに見どころがあるのも特徴です。
富山湾は暖かい対馬海流と冷たい深層水が混ざる影響で、500種類以上の魚介類が生息しています。
中でも「きときと(新鮮)」の寒ブリはすごくおいしいですよ!
雪はそれほど心配なし!
気候については、夏の暑さは東京と大きく変わるわけではないものの、車社会なので炎天下を歩くシチュエーションはあまりなく、ストレスも軽減するはず。
雪を心配されるかたもいるかと思いますが、氷見の山々は標高がそれほど高くないため近年は豪雪になることは少ないです。また、年間を通して湿度は高めなので対策は必要かもしれません。
移住の先輩だからこそ!「みらいエンジン」を要チェック
初めてのかたもそうでないかたも、移住はわからないことや心配なことでいっぱい。氷見市ではそんな人の不安をできるだけ軽減すべく、移住者視点のサポートを実施しています。
▲氷見市IJU(移住)応援センター「みらいエンジン」
移住経験者のスタッフが全力で支援
今回取材に応じてくれた藤田さん含め、氷見市連携の民間移住支援サービス「みらいエンジン」のスタッフはすべて移住者で構成されています。実際に離れた土地から移り住んだスタッフの皆さんが、自らの体験で学んだ知識や準備しておくべきことを個別に教えてくれるので、非常に心強い味方になってくれます。
また、事前に連絡すればオーダーメイドの移住体験ツアーも組んでくれるので、「氷見の暮らしを体験してみたい」という人はぜひ相談しましょう!
氷見の暮らしをトピックごとにビジュアルで紹介
みらいエンジンのウェブサイトでは、「住まい」「ライフスタイル」「しごと」など移住者が知りたいトピックについて頻繁に情報発信をおこなっています。特徴的なのは具体的な感想と写真の多さで、読んでいくうちに「自分がここにいたら」というイメージがわいてきます。
▲「みらいエンジン」ウェブサイト
それを可能にするのは、さまざまな経歴のスタッフやサポーターがライターとなり、氷見の魅力を語っているから。県外出身者がほとんどなので、移住希望者と同じ視点で掘り下げて説明してくれます。
▲「みらいエンジン」の内観。移住支援情報ももちろん相談可能。
私も千葉県柏市からこの氷見市に移住してきました! スタッフ含め、いきいきと過ごしている移住者の姿を見ていただくことが大事だと考えています。
「移住きっかけ」のチャレンジ大歓迎!
移住は新しいスタートの場。単なる引っ越しとは異なり、自分のライフスタイルを大きく変えたいという人も多いはず。ぜひ一度相談することをオススメします。
「なにかやってみたい」人を応援します
氷見市と「みらいエンジン」のサポートは、旧態依然とした移住支援事業でありがちな「こんな補助があります、あとは自分で考えてね」というやり方とは大きく異なります。その最大の特徴は、街の人と移住者をつなげるお手伝いをすることにあります。
「自分の土地で農業を始めたい」
「こんな店を立ち上げたい」
「異なる環境での子育てが始まる」
といったように、今までやったことがない「なにか」を始める人に、例えば「移住後は農業を始めたいのですね。でしたら、同じく移住して果樹園を開いた◯◯さんと話してみませんか?」と、関連する人や場所を積極的に紹介してくれるのです。また、移住者同士の交流会も定期的に開催しています。
過去にはどんな移住者が?
移住者の5~6割は県外からで、移住の動機やそれまで住んでいた環境はさまざまですが、その多くに共通しているのは今までと違う「暮らしかた」「働きかた」をしたいということ。新たに起業されたケースでは、農業、パン屋、飲食店、木工・ガラスの工房など、いろいろなジャンルでご活躍されている例があります。
多くのかたが「みらいエンジン」の活動拠点「まちのタマル場」で移住希望者のお話を伺い、地元の人や場所、さらには行政支援などとつなげることで、「移住して良かった」と感じているようです。
▲地元のかたや先輩移住者との交流も盛んです。
氷見で探す未来の仕事「TomorrowWorks.」
氷見市では「地方は仕事の選択肢が少ないのではないか」という移住者の不安を解消すべく、独自のサービスを展開しています。
氷見の求人を「見える化」したサイト
▲「TomorrowWorks.」ウェブサイト
「TomorrowWorks.」は、みらいエンジンとマルチクリエイターの北條巧磨さん(同じく先輩移住者!)による共同プロジェクトです。氷見で暮らし働きたいかたに向け、求人や後継者募集の情報を、現場の雰囲気が伝わるような文章と写真で紹介しています。
サイトデザインが洗練されていて、すごく見やすいですね!
イメージが具体的で雇用側の人柄も伝わるので、ミスマッチのない仕事探しができそうです。
大都市に比べれば求人の数はもちろん少ないのですが、だからこそひとつひとつの仕事の魅力をじっくり紹介しています。
求人や後継者募集の情報が丁寧につづられている「TomorrowWorks.」>>
氷見市に移住された方へのインタビュー
移住者:氷見市社会福祉協議会・藤田麻美さん
氷見市社会福祉協議会で勤務されている藤田さん。以前は別の街で福祉の仕事をされていましたが、先進的な活動で知られる現職でスキルアップするために移住されたということです。
移住後にいろいろな地域に足を運ぶうちに、「氷見市といえば海」というイメージがあったのが、山間部も多いことに驚かれていました。
▲笑顔で話す藤田さん。お気に入りスポットは中央町商店街の「喫茶モリカワ」
移住後の生活の変化として、「氷見ベジ」さんなどこだわって野菜をつくっている人たちと触れ合ううちに、意識して自分が口にする食材を選ぶようになったそうです。
藤田さんのインタビュー動画はYouTube「氷見移住チャンネル」でご覧いただけます→
移住者:出産がきっかけで氷見へ・浅井さんご夫妻
お子さんが産まれるタイミングで東京から移住された浅井さんご夫妻。子育てに適した環境を考えたことや、海が見えるところで暮らしたいという思いから氷見市を選んだそうです。
移住前には「みらいエンジン」のスタッフに街を案内され、非常に参考になったということです。
▲浅井さんご家族。お気に入りの景色は和平橋から見る立山。
休日はお子さんと一緒に海や川、図書館などに歩いて出かけるという浅井さんご夫妻。移住を検討しているかたには「WEBで見ても良いところですが、実際に来たらもっと良さが伝わる」とおっしゃっていました。
浅井さんご夫妻のインタビュー動画はYouTube「氷見移住チャンネル」でご覧いただけます→
もっと知りたい!「氷見市」への移住Q&A
移住を検討している人に多い疑問について、氷見市IJU(移住)応援センター「みらいエンジン」藤田さんに答えていただきました。
Q:育児面ではどんなサポートがありますか?
移住と育児の両立はいつだって不安なもの。移住前に知っておきたいところです。
A:各種補助があるほか、先輩の話も聞けるので安心!
中学3年生までの医療費助成や「家庭で子育て応援金」の支給など、支援制度を充実させています。 また、ご相談いただければ子を持つ先輩移住者や地域子育てセンターのスタッフと話して、移住後の生活を具体的にイメージしてもらうことも可能です。
Q:やっぱり冬が不安です。本当に雪は大丈夫?
特に降雪量が少ない地域から来るかたは、どうしても心配なのが雪の問題。先輩移住者の答えは…。
A:思ったよりは大丈夫。でも準備は欠かさないこと
千葉からの移住者である私の体感でも、思ったよりは降らないという印象です。市街地では朝に10cmくらい積もっても晴れていれば夕方には消え、根雪になることはあまりないです。
ただ、雪質は重いのでゴム長靴などの用意はしてくださいね。
▲1年の平均気温グラフ。氷見市は東京より若干涼しい。
【最後に】氷見市=移住者がチャレンジしやすい街!
藤田さんからのメッセージ
「氷見は最高、どこにも負けない」と言うつもりはありません。ただ「氷見はチャレンジがしやすい環境です」とは言い切れます。
転職や起業、子育て、趣味を本気でやりたいなど、挑戦されるかたがアクションを起こしやすい街だと思いますので、「移住してこういう暮らしがしたい」と考えているなら、ぜひ一度ご相談ください。移住経験者のスタッフが本気で応えます!
取材ライターのひとことメモ
今回は「みらいエンジン」の藤田さんに熱く語っていただきました。
民間だからこその柔軟な対応と、スタッフまで移住者というのは他にはない特徴だと思いますので、気になったかたは問い合わせてみては?
氷見市への移住に関する情報・お問い合わせは
担当 | IJU応援センター「みらいエンジン」 |
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住所 | 〒935-0011 富山県氷見市中央町9-1 salon & office「まちのタマル場」 |
運営時間 | 9:30-18:30、水・木曜日定休 |
電話 | 0766-54-0445 |
メール | info@himi-iju.net |