静岡・ベルナール・ビュフェ美術館で感性を刺激!カップルで楽しむアートデート
今回、紹介するのは静岡県長泉町にあるクレマチスの丘を中心に巡るデートプランです。
その中でも、大人の心に深く訴えかける絵画を多数展示するベルナール・ビュフェ美術館が、今回のメインスポットです。力強いタッチと黒い線が特徴的なビュフェの作品は、見る人の心に強い印象を与え、深い感動を呼び起こします。
ベルナール・ビュフェ美術館の前後には、クレマチスの丘内にある他のスポットも巡ります。
お互いの新たな一面に出会えるプランなので、交際を始めたばかりのカップルはもちろん、長年連れ添った2人にもぴったりです。
また、伊豆長岡や修善寺が近いので、宿泊込みのデートを考えているカップルにもおすすめです。ぜひ次のデートの参考にしてみてください。
おすすめカップル:心の距離を縮めたいカップル
どんなデート?:絵画鑑賞、散策、自然体験
ベルナール・ビュフェ美術館を中心とした静岡アートデートプラン
ベルナール・ビュフェは、第二次世界大戦後の具象画壇(※)を代表するフランスの画家です。ベルナール・ビュフェ美術館では、世界的に高く評価されるベルナール・ビュフェの作品を約2,000点所蔵しており、常時100点程度が展示されています。
(※具象画:実在する対象物を具体的に描いた絵のこと)
ビュフェの作品が「モチーフ」や「線」などテーマ別にわかりやすく展示されており、美術初心者でも作品を楽しむことができます。アート鑑賞に慣れていないカップルにも適した美術館といえるでしょう。
鑑賞後には、五感を使って美術作品に触れられる体験スペースがあり、カフェでゆっくりくつろぐこともできます。美術鑑賞だけでなく、体験と休憩を組み合わせた充実した時間を過ごせます。
今回のデートのメイン |
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ベルナール・ビュフェ美術館 |
周辺のデートスポット |
・長泉町井上靖文学館 ・ヴァンジ彫刻庭園美術館 ・三嶋大社 |
ベルナール・ビュフェ美術館を訪れた後は、自然豊かなクレマチスの丘を散策してみるのもおすすめです。美術鑑賞の余韻を楽しみながら、静かな時間を過ごせます。
近隣の長泉町井上靖文学館では、小説家・井上靖の作品初版本や愛用品を鑑賞し、その作品世界に浸ることができます。ヴァンジ彫刻庭園美術館では、迫力ある彫刻作品に加え、繊細な版画やデッサンも楽しめます。
時間に余裕があれば、伊豆随一のパワースポットとして知られる三嶋大社にも足を運んでみてください。由緒ある神社で心を落ち着かせることができます。
このデートプランは、芸術と自然、そして歴史に触れることで、心に潤いを与え、豊かな時間を過ごせる内容となっています。
では、まずはベルナール・ビュフェ美術館について詳しく解説していきます。
ベルナール・ビュフェ美術館の魅力:心を揺さぶる芸術体験
ベルナール・ビュフェは、1948年にフランスで権威ある批評家賞を受賞した具象画家です。抑制された色づかいと黒い輪郭線が特徴的な画風で、第二次世界大戦後を生き抜く人々に強く支持されました。1950年代には日本でも紹介され、広く注目を集めました。
ビュフェの作品は時代とともに変化し、明るい色とシンプルな線で描かれたもの、穏やかな色調のもの、原色と力強い線を効かせた作品など、そのスタイルは幅広く進化していきました。
ベルナール・ビュフェ美術館では、このような多様な作品の中から、常時約100点を厳選して展示しています。
どの作品もエネルギーに満ち溢れ、見る者を圧倒します。独特の世界観に勇気付けられたり、作品に引き込まれて癒されたりするという来館者の感想が多く、ビュフェ作品には人々の心に深く訴えかける力があるようです。
館内にある「ビュフェこども美術館」は、鑑賞後にゆったりとくつろぐのに最適な空間です。また、ミュージアムショップやカフェは木を基調とした落ち着いた雰囲気で、鑑賞後の高揚した気持ちを優しく包み込んでくれます。
では、ベルナール・ビュフェ美術館で学芸員を務める井島さんに、施設の魅力を詳しく伺いましょう。
自然に囲まれたベルナール・ビュフェ美術館:都会の喧騒を忘れる癒しの空間
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館は最寄りの三島駅から無料のシャトルバスを利用できるので、車はもちろん電車利用の方にもアクセスしやすいですね。まず、美術館のロケーションについて教えていただけますか?
井島さん
ベルナール・ビュフェ美術館は街中から少し離れた丘にあり、自然豊かな環境に囲まれています。美術鑑賞の前後には鳥のさえずりを聞き、季節の樹々を眺めながら散策することもできます。
春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の落葉と、四季折々の自然を感じてから美術館に入ると、館内の絵画もまた違った印象を受けるかもしれません。逆に、ビュフェ作品を鑑賞した後に散策すると、空の微妙な色合いに新たな気づきがあるかもしれません。
「雨の日も、しっとりとした雰囲気で良いですね」というお客様の声もよくいただきます。
館内にはカフェやショップも併設されていますので、日常から離れてゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館に隣接している駿河平自然公園には、芝生広場や展望台もあり、カップルでのお散歩にぴったりな場所ですね。
ビュフェ作品の余韻に浸りながら自然を感じると、特別な雰囲気の中でロマンチックな時間を過ごせそうです。
ビュフェ芸術の真髄:100点の常設展示で辿る画家の軌跡
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館ではどのような作品が見られますか?
井島さん
ベルナール・ビュフェ美術館は、戦後の具象画壇を代表するフランスの画家・ベルナール・ビュフェ(1928-1999)の作品を収蔵・展示するために作られた美術館です。収蔵作品数は油彩画、版画などをあわせて2,000点を超え、その中から常時約100点を展示しています。
ベルナール・ビュフェは1948年に19歳でパリで最も権威ある批評家賞を受賞し、一躍、有名画家となりました。当時、抽象表現が主流となる中、独自のスタイルをもつ若い「具象画家」の登場が歓迎されたのです。
絵を描くことこそが生きることであったビュフェは、71歳で亡くなるまで、油彩だけで8,000点もの作品を描きました。当館では、初期から晩年までのビュフェの作品を収蔵しており、ビュフェの人生とその絵画表現の変遷をたどることができます。
ビュフェの特徴的な太い輪郭線とモノトーンに近い色彩は、見る人の心に強く印象を残します。その不安げな雰囲気は、第二次世界大戦後の時代背景と作家の心情を反映していると考えられています。
1950年代半ばには日本でも紹介され、フランスはもとより日本の芸術界にも大きな影響を与えました。現在でも、日本で活躍する多くの芸術家がビュフェから影響を受け、その作風を自身の作品に取り入れています。
画家ビュフェとの深い縁:本人も訪れた唯一無二の美術館
編集部
ベルナール・ビュフェを専門にする美術館というのは珍しいのではないでしょうか?
井島さん
はい。ベルナール・ビュフェの名を冠した美術館は、世界でも当館だけです。
ベルナール・ビュフェ美術館は、ビュフェの作品を収集した当館の創設者の出身地である静岡県長泉町に設立されました。2023年には創立50年を迎えます。創設者はビュフェとも親交が深く、ビュフェの制作を支えた人物でもありました。
ビュフェ本人も7回来館しており、画家とも深い縁のある美術館なんです。これは、ビュフェが生涯で日本を訪れた回数と同じで、当館との特別な関係を示しています。
編集部
公式サイトを拝見しましたが、創設者である岡野喜一郎氏がビュフェの作品と出会ったのは、1950年代前半、戦争から帰還された直後のことだったそうですね。「私は荒廃したフランスの戦後社会に対する告発と挑戦を感じた」という岡野氏の言葉が印象的です。
ビュフェの作品から、社会に立ち向かう姿勢を感じ取り、大きな影響を受けられたのでしょう。作家のメッセージを想像しながら一つ一つの作品を鑑賞することで、より深い芸術体験ができそうですね。
ビュフェの作品と人生:生涯を辿る没入型展示の魅力
編集部
どれも見応えがある作品ばかりだと感じましたが、美術館としては、来館された方にどんなことを感じてほしいと考えていますか?
井島さん
ビュフェの生きた時代や人生も紹介していますので、ビュフェが世界をどう見ていて、それをどう表現したのかを感じてほしいですね。ビュフェの人生、もしくは来館したそれぞれの方の人生とも照らし合わせながら、作品を見ていただければと思います。
ビュフェは「素直な愛情をもって、絵と対話してほしい」とも言っています。これは世間の評判や他人の意見に惑わされずに、自分の素直な気持ちで絵に向き合ってほしいということです。若くして有名になり、さまざまな評価を受けた経験のあるビュフェだからこそ、そのように言っているのでしょう。
皆さん、その時々の気持ちで絵を見て、自由に感じていただければ嬉しいです。
編集部
絵を鑑賞した際に湧き出た気持ちには、自分自身の本質が鏡のように現れるかもしれませんね。そうすると、自分とパートナーで受け取るもの、感じるものが違うということもありえます。
そんな違う部分にこそ、お互いをより深く知るきっかけがありそうです。心の距離を縮めたいカップルにはぴったりの美術館だと言えるでしょう。
新たな視点で楽しむビュフェ作品:工夫を凝らした展示の魅力
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館では、展示替えは行っていますか?また、企画展についても教えてください。
井島さん
ビュフェ作品は、およそ年に1回展示替えをしています。毎回テーマを設定し、収蔵品の中から展示するものを選びます。
たとえば、ビュフェは生涯具象画家として活動し、形のあるものを描き続けました。そこで、描いたモチーフ別に画を展示することで、彼の作品の多様性を紹介しています。また、黒い輪郭線や鉛筆で引っ掻いたような線など、ビュフェ作品の特徴である線の変遷に注目した展示も行いました。これらの工夫により、来館者の方々にビュフェの作品世界をより深く理解していただけるよう努めています。
ビュフェの作品にすでに親しんでいる方々にも、新しい視点から鑑賞していただけるように心がけています。
さらに、ビュフェ以外の作品を紹介する企画展も年に2回ほど開催しています。これにより、当館を訪れる方々に多様なアートを楽しむ機会を提供しています。
圧巻のビュフェ大作:5メートル幅の絵画が織りなす特別な空間
編集部
ロケーションや作品など、魅力がたっぷりのベルナール・ビュフェ美術館ですが、井島さんはどんなところがお好きですか?
井島さん
ビュフェの作品はもちろんですが、当館は建物も素敵なんです。
現在の美術館は本館・新館・別館から成っていますが、1973年のオープン当初は本館だけでした。その後、コレクションが増えていくにしたがって美術館も拡張されていきました。
本館には天井高が12メートルの大きな展示室があり、ビュフェの大作が展示されています。この作品は幅が5メートルもあるんですよ。天井からは自然光が差し込み、お天気や時間帯によって展示室の雰囲気が変わります。
photo:Tadasu Yamamoto
▲圧倒的な存在感を放つ大展示室の作品は記憶に深く刻まれそう!
また、展示室ごとに雰囲気が違うのも特徴です。それぞれの空間の中で、ビュフェ作品をじっくりとご鑑賞いただければと思います。
編集部
建物は、1960年代にメタボリズム・グループの建築運動を牽引した菊竹清訓氏が設計を担当されたそうですね。モダンな雰囲気でとてもおしゃれだと感じました。
五感で楽しむビュフェアート:こども美術館でのリラックスタイム
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館ならでは、という特徴はほかにもありますか?
井島さん
館内にある「ビュフェこども美術館」では、五感をつかって遊びながら美術作品に親しめます。子どもと美術が出会うきっかけづくりの場として作られたのですが、小さな子どもはもちろん、大人もゆっくり過ごせますよ。ぜひご利用ください。
場合によっては臨時休館となる場合もありますので、事前に公式サイトでご確認いただくのがおすすめです。
また、展覧会に関連したワークショップや、ビュフェが制作した版画の技法を体験するワークショップも不定期で開催しています。
編集部
ビュフェこども美術館は、ビュフェの作品の人物になりきる「ヘンシンコーナー」も興味深かったですが、特に絵本のコーナーは、カップルにも立ち寄って欲しいと私も思いました。
大人になると絵本を読む機会はぐっと減るものですが、大人だからこそ心に響くものがありますよね。ビュフェ作品に触れて心がやわらかくなっている時だからこそ、2人で読むとより感銘を受けそうです。
版画体験も面白そうですね。描くことの楽しさとともに、画家の偉大さが痛感されそうです。カップルで参加したら良い思い出になりますね。
ビュフェ作品の思い出を形に:オリジナルグッズのご紹介
編集部
館内にはカフェとショップもあるとのことでしたが、詳しく教えていただけますか?
井島さん
カフェでは、ビュフェの制作した彫刻や四季折々の風景を眺めながら、お茶と軽食をお楽しみいただけます。
▲カフェ「TREEHOUSE」は、ランチはもちろんスイーツのメニューも充実
ショップでは、ビュフェ関連の書籍やポストカードをはじめ、その他の書籍、雑貨なども取り扱っています。特に子育て世代に向けた絵本や書籍の品ぞろえに力を入れています。また、プレゼントを選びに来られるお客様も多くいらっしゃいます。
編集部
カフェとショップは木を基調とした内装で、心が落ち着きますね。ショップにあるビュフェ関連のオリジナルグッズは、ペアで揃えたくなるものばかりです。ビュフェの特徴である線を活かしたデザインや、モノトーン調のアイテムが豊富で、特にトートバッグやTシャツなどが魅力的だと感じました。
アートと自然の調和:ビュフェ美術館の屋外彫刻で撮る記念写真
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館を満喫した後に記念撮影をしたいカップルも多いと思います。おすすめの撮影スポットはありますか?
井島さん
館内は基本的に撮影が禁止となっています。ですが、屋外にあるビュフェの制作した彫刻と一緒に記念写真を撮るのがおすすめです。現在、2点の彫刻が展示されています。
編集部
作品鑑賞と記念撮影が一緒にできる素敵なスポットですね。自然豊かな環境で、思い出に残る写真が撮れそうです。
来館者が語るベルナール・ビュフェ美術館の魅力と感想
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館を訪れた方からは、どのようなご感想がありますか?
井島さん
以下のようなお声をよく耳にします。
- ビュフェという画家の生涯と作品の変遷がわかって面白かった
- シンプルな表現ながら、独特の世界観があって印象的だった
- 多様な作品があり、見応えがあった
- 作品の雰囲気に触れ、落ち着いた気持ちになれた
ビュフェ独特の描き方を面白がる人が多いです。「なぜ人物が細長く描かれているのか」という点も興味深いようですし、子どもたちも「どうしてこんな風に描くのだろう」と考えながら、ビュフェの絵を観ているようです。
鑑賞後は想像以上にたくさんの作品があったという印象が残るようです。初期から晩年まで作風も変化していくので、時代ごとの多様な表現を見たような感覚になるのだと思います。
アート初心者も楽しめる:ビュフェ芸術の魅力に触れた来館者の声
編集部でもインターネット上の口コミをチェックしてみました。ビュフェの独特の画風にもかかわらず「難しい」といった言葉はまったく見られず、来場者の方々はそれぞれに心豊かな時間を過ごされているようでした。ビュフェの作品の魅力が幅広い年齢層や美術の知識を問わず伝わっていることがわかります。
特に印象的だった口コミをいくつかピックアップして紹介します。
- 静物画のセンスがすごく好き
- インパクトが強く印象に残る
- 美術に興味のない私も引き込まれた
- 大展示室にはソファーがあり、ゆっくり鑑賞できる
- 豊かな自然と展示品に心癒された
ビュフェの作品を初めて見たという方も多く、その独特な魅力に満足されたようです。
ゆったりと作品に向き合うことで心が癒される様子がうかがえます。日常から離れて心のリフレッシュをしたいカップルにはぴったりなスポットと言えるでしょう。美術館周辺の自然環境も、来場者の心を癒す要素の一つとなっているようです。
カップルへ贈るビュフェ美術館からのメッセージ:芸術を通じた心の交流
編集部
ベルナール・ビュフェ美術館でのデートを検討しているカップルへ、メッセージをお願いします。
井島さん
ビュフェの作品は、描かれたモチーフや描き方が初期から晩年まで多岐にわたります。カップルで訪れる際は、それぞれが好きな絵を見つけ、その理由を共有し合うのも楽しいでしょう。お互いの好みや感性を知るきっかけになります。
以前、「ビュフェ美術館の思い出」というテーマでエピソードを募集したところ、美術館で彼女にプロポーズしたという方からの応募がありました。
その方は、ビュフェの作品の力強いタッチや黒の線からエネルギーを感じ、いつも美術館で心を充電していたそうです。自身の好きな作品を彼女にも見せたい、そしてその感動を共有したいという思いでプロポーズされたとのことでした。
このように、一緒に絵を鑑賞することで、お互いの新たな一面を発見し、理解を深めるきっかけになるかもしれません。例えば、同じ作品を見ても感じ方が異なることがあり、そこから会話が広がることもあるでしょう。また、美術館内のカフェで感想を語り合うのも素敵な体験になると思います。
ベルナール・ビュフェ美術館の基本情報:アクセス・営業時間・料金など
住所 | 〒411-0931 静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57 |
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アクセス | 【車】 長泉沼津ICより5km 【電車】 三島駅下車、北口(新幹線口)より無料シャトルバスあり |
開館時間 | 3月〜10月:10:00〜17:00 11月〜2月:10:00〜16:30 (最終入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 水曜日 ※2022年度は水・木曜日が休館 ※祝日の場合は開館し、翌金曜日が休館 ※年末年始(詳細は公式サイトでご確認ください) |
駐車場 | 無料(乗用車50台) |
料金 | ・大人:1,000円 ・高校・大学生:500円 ・中学生以下:無料 ※クレマチスの丘のメールマガジン登録で入館料割引特典あり ※7月10日(ベルナール・ビュフェの生誕記念日)は入館無料 |
比較的空いている日 | ・ゴールデンウイークとお盆の時期以外 ・平日 |
平均的な滞在時間 | 1時間程度 |
公式サイト | https://www.buffet-museum.jp/ |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
ベルナール・ビュフェ美術館周辺のデートスポット:さらに充実した1日を
ベルナール・ビュフェ美術館の周辺には、美しい自然が広がるクレマチスの丘があります。この丘には、デートに最適なスポットがたくさんあり、カップルにとって魅力的な場所となっています。ここでは、クレマチスの丘の中でも特におすすめの場所をご紹介します。
2人の時間をさらに充実させたいカップルには、三嶋大社への訪問もおすすめです。歴史ある雰囲気の中で、静かなひとときを過ごすことができます。
おすすめのデートスポット
長泉町井上靖文学館:3,000点の資料で文学の世界へ誘うデートスポット
長泉町井上靖文学館は、ベルナール・ビュフェ美術館に隣接する文学ファン必見の施設です。日本を代表する作家・井上靖に関する貴重な資料が豊富に展示されており、名著の初版本や限定本、さらには直筆の原稿や愛用の万年筆など、作家の人生と創作活動の軌跡を辿ることができます。
2021年7月のリニューアルオープン以降、2階の「ミュージアムライブラリー」が新たな魅力となっています。ここでは井上靖の作品を自由に手に取り、ゆっくりと読書を楽しむことができます。静かな空間で、井上靖独特の繊細で情緒あふれる世界観に浸る贅沢な時間を過ごせるでしょう。
大人の入館料はわずか200円と、気軽に訪れやすい価格設定になっています。文学好きのカップルはもちろん、静かな環境でゆったりとしたデートを楽しみたいペアにもおすすめの場所です。井上靖の作品世界を共有しながら、お二人で訪れてみてはいかがでしょうか。
公式URL:長泉町井上靖文学館
ヴァンジ彫刻庭園美術館:自然と調和する立体アートを楽しむデート
静岡県新文化施設(旧ヴァンジ彫刻庭園美術館)は、クレマチスの丘にある主要な施設のひとつです。イタリアの現代具象彫刻家であるジュリアーノ・ヴァンジの世界で唯一の個人美術館として知られています。館内には、照明によって浮かび上がる美しい彫刻作品をはじめ、版画やデッサンなども展示されており、常設展示数は60点以上に及びます。
また屋外の庭園にある彫刻作品も見逃せません。四季折々の自然と調和する彫刻作品の姿は美しく、鑑賞していると心が洗われるような清々しい気分になれます。
※本施設は静岡県に無償譲渡され、名称が「静岡県新文化施設(旧ヴァンジ彫刻庭園美術館)」に変更されました。
公式URL:静岡県新文化施設(旧ヴァンジ彫刻庭園美術館)
三嶋大社:伊豆の聖地で富士山の恵みを感じるパワースポットデート
三嶋大社は、伊豆地方随一のパワースポットとして広く知られています。主祭神である大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)が祀られており、鎌倉幕府を開いた源頼朝が源氏再興を祈願した由緒ある場所として歴史的にも重要な神社です。
国指定重要文化財の本殿をはじめ、荘厳な建物が立ち並ぶ境内は趣深い雰囲気に包まれています。ゆっくりと散策すると、四季折々の自然と調和した景観に心が癒されるでしょう。
境内には富士山の伏流水である「生玉水(いくたまのみず)」が湧き出ています。この水は清浄で飲用可能であり、多くの参拝者に親しまれています。パワースポットとしての効果を期待して、持参したボトルに汲んで持ち帰る参拝者も多くいます。
公式URL:三島大社
ベルナール・ビュフェ美術館で深まる二人の絆:アートが紡ぐ特別な関係
ベルナール・ビュフェ美術館は、心に直接訴えかけるような力強い作品の数々に出会える場所です。また周辺には、絵画・文学・彫刻など、さまざまな芸術に触れられるスポットがたくさんあります。
こちらのデートプランには感性を刺激されるポイントがたくさんあるので、巡るほどに心の中のさまざまな感情が呼び覚まされるような体験ができると思います。
心が動いたら、ぜひパートナーにその時の気持ちを素直に伝えてみてください。お互いの感性を共有することで、2人の絆がより深まっていくことでしょう。