福岡県赤村への移住の魅力!自然豊かな暮らしと充実の子育て支援
この記事では、地方への移住を検討している方のために、福岡県赤村(あかむら)の魅力を紹介していきます。
赤村は、福岡県の東部に位置する人口約3,000人の村です。農業が基幹産業であり、綺麗な水で育った農作物やお米が自慢です。自然が豊かで四季折々の景色が美しいため、のんびりと田舎暮らしをしたい方におすすめです。
そんな赤村での暮らしの特徴やその魅力について、詳しく解説していきます。
福岡県赤村の暮らし:魅力的な3つの特徴
赤村の村内には清流今川や十津川が流れ、綺麗な水と肥沃な土壌が第一産業である農業を支えています。子育て世帯への支援や給付金制度を整備しており、田園風景が広がるのどかな環境下でゆったりと暮らすことができます。
福岡空港から車で約1時間半の場所にあり、村内には鉄道も走っているのでアクセスも良好です。
そんな赤村は以下のような特徴があります。
- 四季折々の美しい自然が楽しめる
- 旬の美味しい農作物が安く手に入る
- 子育て世帯が住みやすい環境と制度がある
それではここから、赤村の魅力や特色について更に掘り下げていきたいと思います。
特徴1:四季折々の美しい自然に囲まれた暮らし
▲桜の名所としても知られている「今川公園」
赤村は、四季折々の自然の美しさが楽しめることが魅力です。春には桜を、夏には蛍を、秋には紅葉を、冬には雪景色を楽しめます。
明治から昭和にかけて、赤村を含む筑豊地方は石炭を中心とする鉱工業で賑わっていました。赤村はその中でも他の地域とは違い、炭坑などがありませんでした。そのため、現在でも美しい川や土壌が残されており、夏には蛍が見られるほど水が綺麗なことで知られています。
▲村のキャラクターである「源じいさん」の由来にもなっているゲンジボタル
初夏は田んぼや山々の新緑が深まり、秋には紅葉を楽しむことができます。
▲古城跡が自然公園となっている戸城山(としろやま)
冬季は数日は雪が降るため、田んぼや山々が雪で真っ白に染まる幻想的な光景が広がります。
▲「源じいの森」にある温泉の露天風呂で、雪見風呂を楽しめる可能性も
▲竹あかりが見られるのも冬ならでは
農業が基幹産業であることから、村の大部分には田園風景が広がっています。田んぼや真っすぐに走る農道、間にぽつぽつと佇む民家など、何気ないところに古き良き日本の光景が残されています。
特徴2:旬の美味しい農作物が安く手に入る
▲地産地消の有機野菜が並ぶ「赤村特産物センター」
赤村は福岡県内で唯一「有機農業推進モデルタウン」に指定されており、環境に配慮した無農薬野菜の生産に力を入れています。
村内で育てられた野菜やお米は「赤村特産物センター」で購入することができます。綺麗な水で育った新鮮な農作物は、サイズが大きい割に値段は安いと評判です。食の安全性と経済性を両立させながら、安くて良い農作物が手に入るのは赤村の魅力の一つと言えます。
学校給食にも赤村産の農作物を使っており、地産地消で子どもたちの成長を支えています。
特徴3:子育て世帯に優しい環境と充実の支援制度
▲毎月1回運行する「赤村トロッコ油須原線(ゆるばるせん)」
赤村は子育て世帯におすすめの村です。自然が豊かで、農作物も美味しく、ゆったりと暮らすことができるうえに、以下のような制度も整備されています。
- 村内に住む0~18歳の子どもの医療費が無償
- 保育料が無償
- 学校給食が無償
また、出産や進学に合わせ、支援金が支給されます。
交付のタイミング | 金額 |
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第1子が生まれた時 | 30,000円 |
第2子が生まれた時 | 50,000円 |
第3子以降が生まれた時 | 70,000円 |
小学校等へ入学した時 | 30,000円 |
中学校等へ入学した時 | 20,000円 |
また、支援や自然環境だけでなく村内には温泉とキャンプがセットになった「源じいの森」があり、週末を過ごすにも事欠きません。村外からも多くの人が訪れる複合施設であり、村民であれば安く利用することができます。
▲キャンプに最適な季節は予約が殺到する「源じいの森」のキャンプ場
キャンプや川遊び、山登りなどのアウトドアが気軽に楽しめるため、のびのびと生活がしたい、ゆったりとした時間を過ごしたい方にはぴったりですよ。
車社会なので一家に一台は車を持っているが、村内に信号は2つ、交差点も2つしかないから渋滞とは無縁。ストレスフリーで過ごしやすいところなのじゃ。
赤村の生活情報:医療・教育・交通など
▲赤村で約400年続く村最大の祭りである神幸祭(じんこうさい)。山車は20mもの高さがある
ここからは赤村での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。
気候 | ・夏(8月):平均気温31.0℃ ・冬(1月):平均気温9.7℃ ※参考:気象庁ホームページ(宗像地点) |
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人口 | 人口:約3,000人 世帯数:約1,500世帯 ※2021年6月時点 |
病院 | 村内にはクリニックも含め2件の医療機関がある ※2023年8月時点 |
学校 | 保育園・保育所3園、小学校1校、中学校1校 |
交通 | 【鉄道】平成筑豊鉄道:田川線(源じいの森駅-油須原駅-赤駅-内田駅) |
近隣都市 | 田川郡香春町、田川郡大任町、田川郡添田町、京都郡みやこ町 |
大都市からのアクセス | 【空港】 ・福岡空港から、博多を経由して特急列車を活用し約2時間。車の場合は約1時間半 ・北九州空港から、バスと電車を活用し約2時間。車の場合は約40分 【電車】 ・小倉駅から、行橋駅を経由して約1時間 ・博多駅から、特急を活用し約1時間45分 【車】 ・行橋ICから約30分 ・小倉南ICから約40分 ・福岡ICから約60分 ・筑後小郡ICから約90分 |
赤村は田んぼを中心とした村で、エリアによる大きな違いはありません。村内にはスーパーが1軒ありますが、コンビニなどはありません。車で30分ほどの行橋市や飯塚市にはショッピング施設があるため、大きな買い物をする場合は村外に行くようです。
「九州なので雪は降らないだろう」と思われている方もいるかもしれませんが、赤村は山間・内陸部に位置するため年間3〜4日ほどは雪が積もります。雪かきが必要なほどではありませんが、全く降らないわけではない点は念頭に置いておくと良いでしょう。
▲雪が積もった時の赤村住民センター
村には隣組制度(自治会制度)があってな。入って村の行事等に参加すると、村にも溶け込みやすいのじゃ。
仕事情報:近隣市町村での就業機会と新規就農支援
大手求人サイトで「赤村×正社員」で検索したところ、約100件の求人情報が見つかりました。車で30分以内の通勤圏内(村内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約20,000件まで広がりました。(2023年8月時点)
※参考:求人情報の一例(赤村のみ)
※参考:求人情報の一例(赤村から25km以内)
隣市ではありませんが、田川市や飯塚市までは車で20~30分ほどで行くことができるため、村外へ通勤することも可能です。
赤村の基幹産業は農業であり、村に住む約13%の人々が従事しています。赤村に移住してくる人の中には、農業を始めるために引っ越してくる人もいます。
新規就農支援として、「赤村農業次世代人材投資事業補助金」を整備しており、対象者は経営開始1年目から3年目まで、年間150万円/人の補助金を受けることができます。
夫婦で農業経営を行う場合は、交付額×1.5倍の補助金を受けられる場合もあるので、農業を始めたいと考える方は活用を検討してみてください。
住まい情報:空き家バンクと住宅改修補助金制度
大手住宅情報サイトで赤村の物件を探したところ、賃貸が可能なアパート・マンションは見つけることができませんでした。ただ、新しい賃貸物件がいつ出てくるかわかりませんので、定期的に賃貸サイトをチェックしておくと良いでしょう。
(2023年8月時点)
赤村では空き家バンク制度を活用しているため、物件を探す場合には村役場に相談をしてみるのも手です。空き家に住み、また改修が必要な場合は「赤村空き家改修等補助金」を利用すれば、補助対象経費の2/3、上限を100万円とした補助金を受けることができます。
空き家にある家財の処分が必要な際にも、最大10万円までの処分費用が出るのでうまく活用するようにしましょう。
住居に浄化槽を設置する場合、最大90万円が出る補助金もあるぞ。この制度の利用についても気軽に相談して欲しいのじゃ。
子育て環境:自然を活かした遊び場とICT教育の充実
▲泳いだり、魚取りをしたりと、思い思いに川遊びをする子どもたち
赤村はそこかしこに自然が溢れているため、どこにいても、すぐそばに遊び場があると言っても過言ではありません。村内には3つの川が流れており、水も綺麗なので遊び場にもぴったりです。
また、村には標高300-400mほどの山もあり、ちょっとした登山も楽しめます。
自然から学べる環境にある一方で、赤村の小中学校ではICT教育に力を入れています。児童一人ひとりにタブレットが配布され、授業で活用する場面も多く見受けられます。
▲ICT教育の一環として児童全員にタブレットが配布された
授業以外の場面でも、中学校の生徒会がアンケートを取ったり、スローガンを決める際に人気のキーワードが何かを集計し決めたりなどで、タブレットを活用しています。
自然に触れ合いながら、テクノロジー面での教育もしっかり行われているので、バランスの良い子育てができると言えそうです。
赤村移住者の声:実際の暮らしぶりと感想
実際に赤村で暮らし始めた移住者の皆さんは、その暮らしをどのように感じているのでしょうか。ここではそんな先輩移住者たちのリアルな声を紹介します。
- 赤村の自然は「開拓されていない自然」という感じがする。野菜も美味しいし、お水も美味しいし、お米も美味しい
- 車での生活が基本になってから、週末にドライブを楽しむようになった。走っているだけでも風景が美しいので楽しい
- 素朴で優しい人が多いと思う。顔見知りになったら、思わず「もう大丈夫です」と言いたくなるくらい野菜をいただくこともある
- 都会で仕事をしていた時は、残業が当たり前だった。赤村に移住して農業に従事するようになり、日の出から日没まで仕事をして「太陽と共に生きる」生活ができている
自然と一体となった村の中で、移住者の方も大らかな気持ちで生活ができているようです。ゆったりと過ごせる環境があるのは身体と心にも良さそうです。
福岡県赤村への移住
▲村役場の周辺でも桜を楽しむことができる
福岡県赤村への移住を考えるならば、まずは実際に現地へ行ってみてはどうでしょう。季節は桜が綺麗な春や、田んぼが黄金色に輝く秋がおすすめです。長期休暇を活用する場合、5月に行われる「神幸祭」に合わせて訪問し、キャンプを楽しむのも手です。
赤村への移住に関するお問い合わせ
▲明治から残る現役の駅、油須原駅(ゆすばるえき)
赤村に興味を持った方は、まずは総務課に問い合わせてみてくださいね。移住について親身に相談に乗ってくれますよ。
担当 | 総務課 |
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住所 | 〒824-0432 福岡県田川郡赤村大字内田1188番地 |
電話 | 0947-62-3000 |
公式サイト | https://www.akamura.net/ |