千葉・野田市「上花輪歴史館」で江戸時代の醤油文化と名勝庭園を巡る歴史デート

今回は、千葉県野田市の「上花輪歴史館」を中心に過ごすデートプランをご紹介します。上花輪歴史館では、代々醤油醸造を受け継いできた名主の邸宅と庭園を見学できます。

国の名勝に指定された館内では、江戸時代の屋敷や醤油醸造に関する貴重な資料が大切に保存されています。四季折々に異なる景色を見せる見事な庭園は、訪れる人々を魅了します。

歴史的な雰囲気漂う庭園でゆっくり過ごし、知的好奇心も満たされたいカップルにおすすめの施設です。周辺には神社やおしゃれなカフェもあるので、充実したデートコースを楽しめます。

ぜひこのデートプランを参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いている年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:歴史と文化に興味のあるカップル
どんなデート?:江戸時代の屋敷、庭園、神社の御朱印

上花輪歴史館:醤油文化と庭園美に触れる歴史デート

今回ご紹介するのは、千葉県野田市の「上花輪歴史館」を訪ねるデートプランです。上花輪歴史館では、地元の名主だった髙梨家の醤油醸造の歴史と文化を学ぶことができます。

今回のデートのメイン
上花輪歴史館
周辺のデートスポット
・櫻木神社
・野田市郷土博物館
・茂木本家美術館
・清水公園
・もりのゆうえんち
ランチにおすすめのお店
・古奈金
・珈琲工房 茶亭 山ぼうし

国の名勝に指定された広大な庭園と屋敷は見事で、江戸時代から現在まで大切に管理・保存されてきたことがよくわかります。敷地内には立ち止まってじっくりと眺めたくなる景色が広がり、カップルで散策すると心が癒やされる空間です。

庭園でくつろいだ後は、近くの櫻木神社をお詣りして御朱印をいただくのがおすすめです。ランチには、地元で人気の蕎麦屋「古奈金」はいかがでしょうか。

おしゃれなカフェ「山ぼうし」では、美味しいコーヒーを楽しみながらゆっくり語り合えます。近隣には美術館やアスレチックを楽しめる公園もあるので、気分や好みに合わせてデートコースを選択できます。

ここからは、メインとなる「上花輪歴史館」について詳しくご紹介していきます。

上花輪歴史館:江戸時代の醤油醸造家が残した邸宅と国指定名勝庭園

上花輪歴史館は千葉県野田市にある施設で、江戸時代に上花輪村の名主を務めた髙梨家の邸宅と庭園を保存公開しています。

髙梨家は野田の地で醤油醸造を始めた名家で、現在のキッコーマンの前身となる野田醤油の設立にも関わり、醤油造りの中核的な役割を担ってきました。長年にわたり保存されてきた髙梨家の邸内は「髙梨氏庭園」として国の名勝に指定され、その歴史的価値を現在に伝えています。

3,000坪の広大な敷地には居宅・庭園・土蔵・屋敷林・社祠などが長年にわたり保存され、「西に森、北に山」という江戸時代の屋敷建築の特徴を活かした素晴らしい景観を見せています。

館内では醤油醸造に関する貴重な資料を一般公開し、企画展や講演会を通して郷土の歴史と文化を伝えています。邸内の景観全体が貴重な展示物として、訪れる人を魅了しており、その歴史的・文化的価値は非常に高く評価されています。

今回はそんな上花輪歴史館の学芸員・豊田さんにお話をうかがいました。

江戸時代の醤油醸造家邸宅:圧巻の景観と貴重な収蔵品を公開

上花輪歴史館の入口

編集部

上花輪歴史館は、どのような施設なのでしょうか?由来についてご紹介ください。

豊田さん

上花輪歴史館は、江戸時代に代々当地の名主を務め、醤油醸造業を営んできた髙梨兵左衛門(たかなしひょうざえもん)の邸宅を保存公開している博物館です。

髙梨家は文政12年(1829年)より幕府御用を務めるなど、江戸とも深い関わりを持っていました。大正期には縁戚の近在醸造家と醸造業を企業化し、現在のキッコーマン株式会社の前身となる野田醤油を設立しています。

名主、そして醤油醸造家としての髙梨家代々の思いが詰まった生活用具・美術工芸品・古文書など、「ここにあるからこそ」の収蔵品や年中行事などの風俗を、後世へ伝える博物館となっています。

上花輪歴史館の展示棟の様子
▲展示棟では、醸造樽や醤油造りの道具が展示されています。

上花輪歴史館の竜吐水と大八車
▲江戸時代の火消し道具だった竜吐水(りゅうどすい)と大八車。

上花輪歴史館の台所▲台所用品の展示品。桶や樽がたくさん並んでいます。

上花輪歴史館の下部屋
▲下部屋の様子。当時の生活様式がうかがえます。

編集部

キッコーマンの本社が野田にあることは知っていましたが、上花輪歴史館は醤油造りに関わりの深い邸宅だったのですね。髙梨家の醤油醸造の歴史は350年以上にも及び、江戸川の水運を利用して江戸へ供給していたことがわかります。この場所で収蔵品が公開されることは、とても意義深いですね。

お屋敷はとても立派そうですが、邸内はどのくらいの広さがあるのでしょうか?

豊田さん

髙梨家の敷地は約3,000坪あります。邸内は昭和初期に大改修をしましたが、改修後は近世から近代の調和がとれた屋敷・庭園として評価され、敷地全体が「髙梨氏庭園」として、平成13年(2001年)に国の名勝に指定されました。

昭和の庭園としては全国で初めての名勝で、屋敷林や堀、石垣、そして庭園と、変化に富んだ景観をお楽しみいただけます。

上花輪歴史館の書院前庭
▲書院前庭の様子。緑に囲まれてひっそりと佇む書院。

上花輪歴史館の石垣と堀
▲上花輪歴史館の石垣とお堀

上花輪歴史館の孟宗竹
▲上花輪歴史館邸内の孟宗竹

編集部

3,000坪とは大変な広さですね。お堀や石垣も残っているとなると、見どころがたくさんありそうです。静かな庭園をゆっくりと見て回りたいカップルは、たっぷりと有意義な時間が過ごせそうですね。

四季で変わる自然との共生:受け継がれる上花輪歴史館の魅力

上花輪歴史館の眺春庵脇から書院前庭へ

編集部

豊田さんは、上花輪歴史館のどのようなところに魅力を感じますか?

豊田さん

上花輪歴史館は、古文書や民俗資料、庭園、建築と、非常に幅広く奥深い博物館です。自然と共生している空間ですので、季節や天候によって庭や建物の表情が変化するのも大きな魅力です。

ここでは来館者の皆さんそれぞれの興味に応じて、様々な楽しみ方ができると思います。

編集部

上花輪歴史館を訪れた方には、どのようなことを感じてほしいとお考えですか?

豊田さん

この数十年で日本人の生活様式は大きく変化しています。髙梨家もまた、近世・近代・現代と時代に合わせて変化してきました。

館内を見学することで、先祖からの思いをいかに引き継ぎ次世代へ伝えてきたかがわかると思います。そして、博物館という形で未来へ繋げていこうとしている私たちの取り組みを感じていただければと思います。

編集部

確かに、私たちの生活スタイルは急激に変化してきていますね。一方で、醤油造りのように昔から受け継がれてきた伝統技術も、生活のなかにはたくさん残っています。

展示物から先人たちのどのような思いが伝わってくるのか、とても興味深いです。残されている貴重な資料をじっくりと拝見したいと思います。

企画展で魅せる:常設展以外の貴重な史資料

上花輪歴史館の夏祭りの飾り

編集部

展示棟では常設展示が見られるようですが、企画展も開催されていますか?

豊田さん

はい、企画展は随時開催しており、主に髙梨家が所蔵する古文書や醸造関連道具、美術品などを展示しています。

醤油に関する資料や名主としての仕事に関連するもの、代々伝わる絵画・陶器・刀剣、庭園や建築など、常設展では紹介しきれない貴重な史資料をご覧いただけます。

編集部

公式サイトを拝見すると、2020年の企画展では「道具が語る 野田の樽職人」が開催されたようですね。日本の伝統的な道具は文化の発展を感じさせる貴重な品々が多いので、とても興味深いです。

展示棟はいつでも見学できるようですが、髙梨家のお屋敷内部も見学可能でしょうか?

豊田さん

住宅部分の見学は、特定の日にご案内しております。江戸時代の書院や、昭和初期の数寄屋造りの室内装飾をご覧いただけます。内覧日は原則として毎週金曜と土曜で、事前予約が必要です。
*利用料は入館料を含めて大人1,000円です。雨天時は内覧を受け付けておりません。

上花輪歴史館の書院
▲江戸時代の書院の外観。

また、年中行事として上巳の節句飾り、端午の節句飾りなどを展示しています。その期間中に内覧していただくと、季節に応じた佇まいをご体感いただけますよ。

上花輪歴史館の上巳の節句飾り
▲上巳の節句ではお雛様を飾ります。住宅内覧でお雛様も見られます。

上花輪歴史館の端午の節句飾り
▲端午の節句では兜の飾りや鯉のぼりの展示が行われます。

編集部

昔の住居の雰囲気を直接体感できるのは貴重な機会ですね。お雛様や端午の節句飾りの時期に内覧コースで見学できるのは、とても魅力的です。

見どころ満載の敷地:「富士見十三州輿地全図」など貴重資料を展示

編集部

豊田さんがお好きな展示物についてお聞かせください。

豊田さん

重厚さと繊細さを兼ね備えた建造物群が好きですね。江戸時代から昭和初期までの建造物はそれぞれ特徴を持っています。それに加え、堀や石垣、屋敷林なども含めて一体感を備えているという、実に不思議な空間なんです。新緑や、雨に濡れた庭には特に魅了されますね。

展示物では、醸造道具や醤油樽といった曲物(まげもの)が目を引きます。用途に応じて木や竹の特性を生かし、作成されている各種の道具や樽の技術や工夫に感心しますね

上花輪歴史館の展示されている醸造道具
▲展示棟で見られる醸造道具や醤油樽の展示品

関東甲信越などを描いた『富士見十三州輿地全図』(ふじみじゅうさんしゅうよちぜんず)も興味深いです。これは天保十四年(1843年)の木版多色刷で非常に細かい地図です。展示品は複製ですが、間近によってご覧いただけますよ。

上花輪歴史館に展示されている地図
▲富士見十三州輿地全図が展示されている展示棟の様子

また、夏に公開される夏障子越しに見る庭の美しさや、吹き抜けるそよ風の心地よさは、ぜひ住宅の中からご体感いただきたいと思います。夏障子は、通気性を良くし涼しさを感じられるよう工夫された日本の伝統的な建具です。

上花輪歴史館の夏障子
▲夏障子越しに見える庭は風情があります。

伝統を守り抜く:上花輪歴史館の保存活動と来館者への協力依頼

上花輪歴史館の眺春庵

編集部

どのような思いで歴史館を維持されてきたか、お聞かせいただけますか?

豊田さん

私どもは、もともと「博物館」として作られた施設ではありませんが、「常にここに在る」ことに意味があると考えております。

館長・副館長を務める髙梨家当主夫妻を中心に、従業員一同、出入りの職人たちも含めて、この雰囲気を大切にして残していこうと日々努めています。

建物の保存のためには「壁に触らない」「玉砂利を蹴らない」「敷居を踏まない」「敷石の上を歩く」「庭石に荷物を置いたり腰を掛けない」といった心掛けが大切です。そのため、来館された方に気づいたことをお伝えする場合もございます。その際、理由をご説明することで、ご理解を深めていただければと思っています。

豊田さん

こうした礼儀は数十年前の人にとっては当たり前のことでも、生活様式の異なる現代では知らなくて当然のこととも言えます。

しかし、祖父母や曾祖父母が受け継いできた文化を、私たちが引き継いでいくことも大切です。その一助となることが、上花輪歴史館の存在意義の一つだと考えています。

歴史館はタイムカプセルのような存在でありながらも、時が止まっているわけではありません。現実社会のなかにあり、私たち一人ひとりと繋がっているものだということを感じていただければと思います。

様々なご不便をお掛けすることもあるかと思いますが、ご理解いただけますと幸いです。

編集部

大切に管理されているからこそ、訪れた人が心地よい空間で感動を覚えるのだと思います。大切な思いを受け止めて、見学させていただきたいですね。

四季で楽しむ国指定名勝:梅雨時も風情ある上花輪歴史館の庭園

上花輪歴史館の書院と前庭

編集部

素敵な庭園ですね。訪れる季節や天候によって景色が変わると思います。季節ごとの見どころについてご紹介ください。

豊田さん

庭園の植物は季節によって姿を変えるので、四季折々の花や緑を楽しむことができます。庭石や敷石も天気によって表情を変えます。季節や天候を問わず楽しんでいただけると思います。

春には花々が咲き始め、心が和みます。初夏には爽やかな風が吹き抜ける庭で様々な白い花が咲く姿が心地よいです。

梅雨時は雨に濡れて緑が深まります。鞍馬石が赤く輝く様子は見事で、梅雨特有の憂鬱さを払拭してくれます。

夏の暑さは厳しいですが、夏障子のある住宅内で感じる風の涼しさに元気をもらえます。

このように、四季折々の魅力を感じていただけると思います。ただし、荒天時の見学は危険ですのでおすすめできません。

歴史館では、自然に寄り添って対処する姿勢も養われていきます。

上花輪歴史館の食堂前庭
▲食堂前庭の様子。木々に囲まれた門構えも風情があります。

編集部

自然の移ろいゆく景色は、一つとして同じものはありませんね。何度も訪れて、その時々の景色を堪能できたら素敵です。情緒豊かな時間を過ごしたいカップルにぴったりの場所だと思いました。

広大で景観も素晴らしい庭園には、多くの種類の木々がありそうです。植物について質問を受けることもあるのではないでしょうか?

豊田さん

はい、「この木は何ですか?」「この花は?」というご質問はよくいただきます。「庭木がわかるように札を付けてほしい」というご要望もありますが、公園ではなく庭園ですので、そうした対応は難しいのです。

植物に関する質問には、すぐに答えられるようにしたいと職員一同心がけています。わからない場合はお帰りまでに確認しますので、遠慮なくお尋ねください。

逆に「椨(たぶのき)の根の生え方」「榧(かや)の実の味」など、お客様から教えていただき勉強させていただくこともたくさんあります。

編集部

私は植物に詳しくないので、こうした庭園を訪れると、知識があればもっと楽しめるのにと感じます。庭園について語り合うことで、来館者との交流が生まれるのは素晴らしいですね。ぜひ教えていただきたいと思います。

植物に詳しいカップルなら、上花輪歴史館の庭園の魅力をより深く堪能できそうです。

フォトジェニックな庭園と稲荷神社:家族連れの狐像も魅力

編集部

館内では、写真撮影できるスポットはありますか?カップルがゆっくり過ごせるおすすめの場所がありましたら、あわせてご紹介ください。

豊田さん

館内の建造物内部は撮影をご遠慮いただいておりますが、お庭や建造物外観はご自由に撮影していただけます。特に、敷地内の稲荷社には珍しい特徴があります。お使いの狐さんが家族の姿をしているのです。

上花輪歴史館の稲荷神社
▲敷地内の稲荷神社。大きな狐の脇に子狐の姿があり、家族のように見えます。

ゆっくり過ごせる場所としては、立ち入り禁止エリアを除けば館内のどこでもお楽しみいただけます。特に座ってくつろげる場所として、井戸屋形・籾蔵前広場や展示棟がおすすめです。

上花輪歴史館の展示棟前
▲展示棟前の様子。外は自由に撮影ができます。

編集部

館内にはカフェなどはありますか?お土産などは買えるのでしょうか?

豊田さん

館内には飲食施設はございませんが、売店コーナーがあります。売店では、髙梨家所縁の柄を焼き付けた皿や醤油差し、クリアファイル、書籍、絵葉書などのオリジナルグッズや、お醤油やお酢などを販売しております。これらは上花輪歴史館ならではのお土産としておすすめです。

上花輪歴史館の売店
▲売店に醤油グッズが置いてあるのも上花輪歴史館ならではの光景です。

来館者が語る上花輪歴史館の魅力:口コミと評判

編集部

来館者さんからは、どのような感想が寄せられますか?

豊田さん

昔を懐かしむようなお声をいただいています。

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自分の子供の頃はこうだった
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田舎ではこうやっていた
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良く手入れされている

また、「来てよかった。帰りたくない。」といった感想をうかがうことも多く、とても嬉しいです。

先日は中学生に来ていただきましたが、「おーい、みんなー。こんなすごいことがわかったぞー」と言って、一緒に来ている友人たちに教えてあげる姿に感動しました。若い世代にも歴史や文化の魅力が伝わっていると実感できる瞬間でした。

風格ある邸宅の魅力:大切に保存された上花輪歴史館

編集部では、上花輪歴史館を訪れた方の口コミを独自に調査しました。その結果を要約してご紹介します。

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建物と庭園が豪華で、保存状態の良さが際立つ
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静寂な雰囲気で落ち着いたひと時を過ごせる
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歴史ある名家ならではの風格を感じられる空間
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このような立派な邸宅が現代まで保存されていることに驚きを感じた

これらのコメントからは、上花輪歴史館全体の雰囲気に対する来訪者の驚きや感動が伝わってきます。江戸時代の名主が住んでいた立派な屋敷と庭園は、実際に足を運んでみないとわからない圧倒的な魅力があるようです。

静かで落ち着いた空間で特別な時間を過ごしたいカップルは、ぜひ実際に訪れて、その雰囲気を体感してみてください。

カップルへ:歴史と文化を楽しむデートプランのすすめ

上花輪歴史館の豊田さんと地図

編集部

デートで訪れるカップルにメッセージをいただけますか?

豊田さん

上花輪歴史館では、静かにのんびりと国の名勝に指定されている庭園を散策しながら、江戸時代から昭和時代にかけての建築をお楽しみいただけます。

展示棟では、機械化される前の手作業で行っていた時代の醤油醸造道具を間近でご覧いただけます。また、「富士見十三州輿地全図」という古地図で、ご自分たちのお住まいの場所や思い出の場所などを探してみるのも面白いでしょう。

当時の道具づくりの技術も素晴らしいです。例えば、醤油運搬容器として使われていた「樽」は、糊や釘を使わずに木や竹の繊細な細工によって、醤油が漏れることなく長距離輸送に耐える容器として作られました。醤油樽づくりのビデオも用意していますので、お時間があればぜひご覧ください。

大きな団体様と重ならなければ、たいていはゆっくりとお過ごしいただけます。

上花輪歴史館の豊田さんと道具
▲展示物からは、当時の素晴らしい道具づくりがわかります。

編集部

庭園に癒やされる一方で、興味深い資料によって新しい発見もありそうですね。カップルでゆっくり見学したら、館内のすみずみまで堪能できると思いました。

今回は貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。

上花輪歴史館の基本情報:アクセス・営業時間・料金

住所 〒278-0033
千葉県野田市上花輪507
アクセス

【電車】
東武電鉄「野田市駅」下車徒歩約17分

【車】
常磐自動車道「流山インターチェンジ」より約8km

駐車場 隣接の無料駐車場あり
営業時間 【4月~7月・9月】10時〜17時
【3月・10月~12月】10時〜16時
※最終受付は閉館1時間前まで
休館日 月曜・火曜
夏季(8月全月)
冬季(12月第2週〜2月末)
入館料 *庭園・展示棟の自由見学
大人:500円
小中高生:300円
障害者割引(障害者手帳提示。本人と付添1名適用):300円
住宅内覧

*住宅棟内のご案内(要予約)
所要時間30〜45分

大人:500円(入館料別)
小中高生:300円(入館料別)
※企画により料金変更の場合あり

平均滞在時間 1時間(住宅内覧の場合は1時間半〜2時間)
参考サイト http://www.kanko-nodacity.jp/kamihanawarekisikan

※最新の情報はホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

上花輪歴史館周辺:カップルにおすすめのデートスポット

「上花輪歴史館」周辺のデートスポットをご紹介します。歴史館で知的好奇心を満たした後は、神社で御朱印をいただいたり、おいしいお蕎麦でランチを楽しんだりするのはいかがでしょうか。

ゆっくりと語り合いたいカップルには、素敵な庭園を眺めながら美味しいコーヒーが楽しめる茶房もおすすめです。

また、さらに学びを深めたい方や、体を動かしたいカップルに適した施設もありますので、ぜひ参考にしてください。

おすすめのデートスポット

御朱印巡りスポット:歴史ある櫻木神社でカップル参拝

御朱印巡りを楽しむカップルにおすすめなのが櫻木神社です。この神社は、大化の改新で活躍した藤原鎌足の子孫によって創建されたと伝えられており、歴史的にも価値のある場所です。

櫻木神社の御朱印は江戸時代にルーツを持ち、中央に花印と右上に月印が書き置かれた独特のデザインが特徴です。また、この神社は桜の名所としても広く知られており、春には美しい桜の花を楽しむことができます。

公式サイト:櫻木神社

地元人気の日本蕎麦:「古奈金」でカップルランチ

醤油の風味を活かしたランチを楽しみたいなら、日本蕎麦の「古奈金(こなきん)」がおすすめです。昔ながらの小上がりのある落ち着いた店内で、香り豊かなお蕎麦や、のど越しの良い蕎麦がきを味わえます。また、天丼やカツ丼などの丼物メニューも充実しているので、蕎麦以外の選択肢もあります。

<メニュー>
  • とろろそば:830円
  • そばがき:700円
  • 天付きもりそば:1,000円
など

公式SNS:古奈金

おしゃれカフェ「山ぼうし」:庭園を眺めながらカップルでティータイム

「珈琲工房 茶亭 山ぼうし」は、美味しい珈琲や軽食、ケーキが楽しめる素敵なカフェです。季節の移ろいを感じられる庭の緑を眺めながら、落ち着いた雰囲気の店内でゆったりとした時間を過ごせます。野田市郷土博物館での発見について、カップルで静かに語り合うのにぴったりの空間となっています。

<メニュー>
  • ピザトースト(フルーツ付き):1,330円
  • プチシフォンと珈琲か紅茶のセット:1,630円
  • そばがきセット:1,630円
など

公式URL:山ぼうし

知的好奇心を刺激:周辺博物館でカップル学習デート

縁結び大学では「野田市郷土博物館」へのインタビューも実施しました。館内の見どころや展示内容などを詳しく紹介していますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください。野田市の歴史や文化に触れる魅力的なデートプランの参考になるはずです。

アクティブデートに最適:周辺のアウトドア・レジャースポット

  • 清水公園・・・フィールドアスレチック、ニジマス釣り、キャンプ場があり、自然を楽しめる施設
  • もりのゆうえんち・・・デートにおすすめ。特に観覧車は1周15分の空中散歩が楽しめる人気スポット

まとめ:上花輪歴史館で楽しむ国指定名勝庭園と醤油文化の歴史デート

今回ご紹介した上花輪歴史館では、手入れの行き届いた庭園と、大切に保管されてきた貴重な資料を見学できることがわかりました。

施設全体が見どころといえる上花輪歴史館には、ゆっくりと時間をかけてすみずみまで堪能したい雰囲気があります。歴史好きや名勝巡りが好きなカップルにとって、理想的な空間だと言えるでしょう。

近隣には、御朱印をいただける神社や本格的な珈琲を楽しめるカフェ、美術館やアスレチック施設もあります。

千葉県野田市方面でデートを考えているカップルは、上花輪歴史館を中心にしたデートプランを立ててみてはいかがでしょうか。歴史と自然を楽しむ、充実した一日を過ごせることでしょう。