バレンタインチョコの予算はいくら？本命、義理チョコにかける費用の相場はこれくらい！

2月14日のバレンタイン。気になる男性に告白する人、友チョコを渡す人、学校や職場でとりあえずみんなに配る人、いろいろですよね。そこで頭を悩ませるのが、チョコレートの予算。みんなバレンタインチョコに、どれくらいの費用をかけるのでしょう？

この記事では、２０代の独身女性１８５人への「バレンタインデーについての意識調査」で分かった、みんなの本命チョコ、友チョコ・義理チョコの予算相場を発表します！

20代女性のバレンタインに対するリアルボイスもご紹介しますので、参考にしてくださいね。

本命チョコの予算

まずは20代の女性のみなさんに、本命チョコの予算と購入先を聞いてみました。調査から分かった、本命チョコの予算相場は以下の通りです！

本命の相手へのチョコの値段は、「２０００～３０００円」が３５.９％で最多でした。「１０００円以内」が７．７％、「５０００円以上」が８．９％いるため、予算は人によってかなり幅があるようです。

購入場所を聞いたところ、「手作りする」が４４.９％と一位でした。手作りしない人は「デパート」（４１％）で買う人が多数です。本命チョコを「コンビニ」で買う人は、一人もいませんでした。

特に多かった金額別に、具体的な購入場所とその理由を聞いてみました。

3,000円未満（35.9％）

一番多かった2,000～3,000円未満で本命チョコを用意する女性の、具体的な購入場所とその理由として以下のような声がありました。

【デパートで購入】普段はなかなか買えないものなど、実際に見て、いい物を買いたい。（山口県／２９歳）

【手作り】手作りプラスで美味しくて可愛いチョコを渡したいから。（北海道／２２歳）

【路面店】高すぎても相手を困らせそうだし、高すぎず安すぎずデザインの美しいチョコが手軽に買えるから。（埼玉県／２５歳）

デパートで買ったちょっと高級なチョコを渡したい、相手から手作りがいいと言われている、高級すぎて困らせない程度のチョコを渡したいなど、さまざまな意見がありました。

購入場所や理由は様々ですが、チョコを渡す相手への気遣いがあふれる意見ばかりですね。

2,000円未満（28.2％）

2番目に多かった1,000～2,000円未満で本命チョコを用意する女性の意見が、以下の通りです。

【ショッピングモール内の店舗】他の人と一緒にまとめて買います。（沖縄県／２６歳）

【手作り】自分で作らないと素っ気ない気がする。心をこめて衛生面にも気をつけて作りたい。（東京都／２８歳）

【手作り】愛を込めるためにも手作りが良いと思うから！（千葉県／２６歳）

2,000円以内と答えた方は、本命チョコを手作りされる方が多いようです。高級なデパートのチョコより愛情込めたたった１つの手作りチョコを渡したい！という想いがあるのかもしれませんね。

4,000円未満（12.8％）

3番目に多かったのが、3,000～4,000円未満で本命チョコを用意する方です。

【デパート】ブランドのチョコを渡したいから。（大阪府／２９歳）

【デパート】おしゃれなものがたくさんおいているので、選ぶのも楽しいから。（東京都／２８歳）

【手作り】やっぱり手づくりのほうが好きに作れるからです。（愛媛県／２７歳）

4,000円未満でチョコを用意される方は、比較的デパートで購入する人が多いようです。ブランド物の高級なチョコを渡したい、デパートでチョコを選ぶ時間も楽しみたい、という女性が多いのかもしれません。

5,000円以上（8.9％）

5,000円以上の高級チョコを準備される方も、８．９％いました。購入場所について、以下のような声が聞かれました。

【デパート＆手作り】チョコレートが好きな人なので、デパートのチョコレート専門店の”本物”を一緒にたべたいから。お菓子作りが趣味で、食べてもらいたいので。購入したものと、手作りを渡す。（愛知県／２４歳）

【手作り】いろんな人からもらうと思うので、手作りで差をつけたいと思いました。（神奈川県／２５歳）

【通販・ネットショップ】他の人とは被らないような特別感あるものがあるから。（千葉県／２６歳）

5,000円以上かける人からは、市販品と手作りの両方を用意する、他の人と被らない特別なチョコをあげたいなど、かなり気合の入った意見が複数集まりました。バレンタインにかける思いの強さが伝わりますね。

友チョコ・義理チョコの予算

一方で、友達や職場の人に渡す「友チョコ・義理チョコ」にはどれくらいの予算をかける20代女性が多いのでしょうか？アンケート結果から分かった相場が以下の通りです。

「友人や職場の人など渡すチョコ（自分を除く）にはどのくらいのお金を使う予定ですか？」と聞いたところ、「１０００円以内」が３７.５％で最も多くなりました。「１０００～２０００円」が２９.６％で、義理や友チョコは大体「２０００円以内」が目安ということが分かります。

また、購入する場所は「デパート」が１位でした。コロナ禍で通信販売が好調ですが、チョコレートに関しては「通販・ネットショップ」は１５.７％と少数派です。

チョコレートは、実際に見て気に入ったものを買いたいという人が多いようです。

特に多かった予算別に、それぞれの購入予定につい、詳しく教えてもらいました。

1,000円未満（37.5％）

一番多かった1,000円未満で購入される方の、購入場所と理由が以下の通りです。

【コンビニ】買い物ついでに購入するため。（愛知県／２７歳）

【手作り】人数が多いので、できるだけ安く作りあげたいからです。（東京都／２９歳）

【スーパー】本命以外は値段重視なので安い所を探します。（埼玉県／２９歳）

本命以外はコスパ重視！できるだけ安く、たくさんの人に渡せる方法として、コンビニ、スーパー、手作りを選ぶ人が多い傾向にあるようです。

2,000円未満（29.6％）

2番目に多かった1,000～2,000円未満の方の意見として、以下のような内容がありました。

【ショッピングモール内の店舗】比較的安いし買い物ついでに買って帰れるから。（埼玉県／２２歳）

【通販・ネットショップ】高すぎないほどよいチョコレートが売ってそうだから。（神奈川県／２５歳）

【デパート】少しでもいいものをあげる事で見栄を張りたい。（兵庫県／２０歳）

ショッピングモール内の店舗、通販・ネットショップ、デパートが多い印象です。「できるだけ安く、でもそれなりに見栄えのするものを」と考えている人が多いのかもしれません。

3,000円未満（17.1％）

2,000～3,000円未満で準備される方も、１７．１％見られました。

【手作り】手作りの方が気持ちが伝わるから。（神奈川県／２３歳）

【デパート】せっかく贈るなら、美味しいものを食べてもらいたいのでデパ地下で買います。（東京都／２８歳）

【路面店】この時期だから買える珍しいチョコをあげたいから。（千葉県／２６歳）

友チョコ・義理チョコで3,000未満の予算を組んでいる人からは、「せっかく渡すなら喜んでもらいたい」「感謝の気持ちを伝えたい」といった意見が多くみられました。義務感で渡すのではなく、自分から渡したいと思って選んでいるからこそ、少しお高めの予算でもOKと考えているのかもしれませんね。

20代女性、バレンタインのリアル

以前は「女性から男性に愛の告白をする日」だったバレンタインデーですが、最近では必ずしも「好きな男性に渡す」わけではなく、義理チョコや友チョコなど目的が多様化しています。

ここからは、２０代女性のリアルなバレンタイン事情を見てみましょう。バレンタインについてどう思う？本当に必要？どんなふうに本命の相手にチョコを渡すの？など、さまざまな角度からバレンタインへの認識に迫りました。

バレンタインはどんな日？

まず２０代女性に「バレンタインにチョコレートを贈るという習わしについて、リアルな意見を聞いた結果が下図の通りです。

ご自身の意見に近いものを全て選んでもらったところ、最も多かったのは「男女問わずお世話になっている人にお礼を伝える機会」で、４３.２％でした。今や若者世代にとってのバレンタインデーは、お中元やお歳暮のような位置づけになっているようです。

次に多かったのは、「恥ずかしいので自分からは絶対に告白しない」で３１.４％です。「本命がいれば告白したい」は２２.２％なので、どちらかというと“告白しない”派の方が多いことが分かります。

「外国みたいに男性から女性に贈る日になってほしい」という意見も２８.６％と多くありました。「義理チョコが面倒」も２０.５％です。日本ならではの習慣に、辟易している人も一定数いるようです。

ただ、「まったく興味がない」（３.２％）や「作られた行事なので参加しない」（２.２％）という意見は少数派です。本命の人にチョコを渡すか否かに関わらず、２０代女性はバレンタインデーへの関心が高いことが分かりますね。

バレンタインは必要？

日本では女性から男性にチョコを送るのが習わしとなっているバレンタイン。正直必要と思うか聞いてみた結果が、以下の通りです。

【バレンタインについてどう思う？】

あってもなくてもよい	４８.６%
続いてほしい	４４.４％
無くなってほしい	７.０％

、最も多かったのは「あってもなくてもよい」という回答でした。「続いてほしい」と明確に思っている人も４割以上いますが、「無くなってほしい」と答えた人もいて、捉え方はさまざまです。

それぞれ回答の理由を詳しく教えてもらいました。

◆「続いてほしい」人の意見

渡したい相手がいる・いないに関わらず、気持ち的にテンションがあがるから。（神奈川県／２０歳）

バレンタインデーが近付いた街の雰囲気が好きだし、百貨店の催事場は普段買えないブランドのショップが立ち並んでいて遊園地みたいだから。（和歌山県／２７歳）

チョコレートが大好きなので、バレンタインフェアで普段買えない色々なお店のチョコレートが買えるのが嬉しい（北海道／２９歳）

普段話せない人に対して「いつか話したい」という意味を込めてチョコレートを贈れる。会話のきっかけになる。（埼玉県／２１歳）

「続いてほしい」人の意見には、本来の“告白のきっかけ”という意味合い以上に「おいしいチョコを選ぶ楽しさ」をあげている人が多くいました。

◆「あってもなくてもよい」人の意見

高校生までは自分でチョコを作り、友達と交換するというイベントとして楽しかったけれど、大学以上になると学校やバイト先など礼儀としてやった方がいいのかなど迷うから。（神奈川県／２０歳）

お世話になっている人に感謝の気持ちを伝える機会はなかなか無いためきっかけとして続いてもいいと思うが、出費がかさんだり逆に相手に気を遣わせてしまったりするから。（埼玉県／２２歳）

職場の人に、お礼として渡すのに選んだりするのが面倒だからです。特に上司は貰うのは当たり前だと思っているのが嫌です。（東京都／２９歳）

女性から男性にという風習はあまりよくわからない。また、建前上”あげなければならない”という文化が根付き過ぎていて、本来の意味が薄れていると思う。（ハンガリー／２６歳）

「あってもなくてもよい」には、友人同士で交換することが楽しい反面、義理チョコを渡すことが面倒と言う回答が多くありました。

メリットとデメリットを天秤に掛けた結果「あってもなくてもよい」という回答になっているようです。

◆「無くなってほしい」人の意見

作るのも面倒だし、誰にあげようか、あげまいか悩むのがおっくう。自分が男だったら本当に嫌な日だろうな、と思う。（長野県／２１歳）

バレンタインというイベントが無くても告白はできるし、バレンタインデーだからという理由でどうでもいい上司にまで義理チョコを用意するのは面倒だから。（福岡県／２８歳）

義理チョコを用意するのも面倒だし、お返しを用意して貰うのも悪いと思うので。（大阪府／２９歳）

はっきりと「無くなってほしい」という人は、「バレンタインデーのチョコ」が職場や目上の人へのマナーのような位置づけになっていることに抵抗を感じているようです。

バレンタインデーは、プライベートでは楽しみではあるけれど仕事上はちょっと面倒と言うのが、２０代女性の大方の意見のようです。

バレンタインにチョコを贈る相手

では、実際にいまどきの２０代女性は誰にバレンタインチョコを贈るのでしょう。アンケートからわかった、プレゼントの相手が以下の通りです。

今回の調査では、「本命の人に贈る」が４２.２％で最も多くなりました。２０代ともなると、チョコを渡して告白するのではなく、交際相手にプレゼントするという人が多いようです。

次に多いのは「自分に買って食べる」（３９.５％）です。「職場やお世話になってる人」に贈る人も３０.３％いて、令和時代でも義理チョコは健在のようです。ちなみに「同性の友人に贈る」は１６.８％。学生時代には活発だった友チョコも、２０代で贈り合う人はそれほど多くないようです。

「誰にも贈らない」は１５.１％で、２０代独身女性のうち８４.９％の人が何かしらチョコレートを購入したり贈る予定があることが分かりました。

本命チョコの渡し方

最後に、本命の相手にどうやってバレンタインチョコを渡すのかも確認してみましょう。実際に本命チョコを渡す予定のある人は、参考にしてくださいね。

【本命チョコの渡し方】

借りている本があるので、返すことを口実に会ってチョコも渡そうと思います。相手の反応が良ければそのままお茶や食事に誘えたら、と考えています。（愛知県／２９歳）

日中に散歩をしようと誘い、重くない雰囲気で帰る間際にチョコを渡そうと思っています。（埼玉県／２５歳）

遠距離なので直接渡すことは叶わないですが、日頃の感謝を込めてチョコレートを郵送します。（東京都／２６歳）

彼の仕事が終わったあたりで声をかける！（神奈川県／２０歳）

お互い休みなので、家でまったりしながら渡そうと思っています。（千葉県／２７歳）

同棲してるので夜ごはんを少し豪華にして、食べ終わったらチョコを渡そうと思ってます。（北海道／２２歳）

家で一緒に過ごす予定なので、一緒に作ったチョコを食べようと思います。（大阪府／２８歳）

すでに付き合っていたり、同棲しているカップルの場合は、自宅でバレンタインデーを祝うという回答が多くありました。仕事帰りに声をかける、何気ない雰囲気で渡してみるなど、人によってさまざま。

自分と相手の関係性を見て、喜んでくれるタイミングや渡し方を検討したいですね。

本命でも義理でもチョコの予算はお気持ち次第

２０代女性のバレンタインチョコの予算は、だいたい以下の通りでした。

本命チョコだからこそ手作りしたい、高級なものを渡したいという人、友チョコ・義理チョコは手軽に済ませたい、ちゃんと気持ちを込めて良いものを贈りたいという人など、バレンタインチョコに対する想いは人それぞれ。

ムリに高級なものを渡すより、自分の気持ち次第で気持ちよく用意できることのほうが重要かもしれませんね。バレンタイン好きの方も、ちょっと気乗りしない方も、相手だけでなく自分自身も楽しめるバレンタインになりますように。