北海道白糠町に移住!”太陽の手”子育て支援や仕事・住まいの情報
この記事では移住を考えている人に向けて、北海道白糠町(しらぬかちょう)の特徴や仕事、住まいといった、暮らしに役立つ情報をご紹介します。
北海道白糠町は、釧路市から西に約30kmに位置し、太平洋に面しています。北海道の中でも気温が低い地域で、年間の最高気温が28℃、最低気温がマイナス20℃となっています。
今回は、道の駅しらぬか恋問(こいとい)公式ゆるキャラの「コイタくん」と「メイカちゃん」に、地域の魅力や暮らし、移住支援などについてお聞きしました。
白糠町の4つの特徴!"太陽の手"子育て支援や北海道ならではの魅力とは
白糠町では子育て支援が充実しています。全国屈指の長さの日照時間を活かして、町内の100を超える太陽光発電施設から「再生可能エネルギー」を創出。この税収入を財源として子育て支援を実現していることから、「"太陽の手"子育て支援」とネーミングしています。
そんな白糠町での暮らしは、次のような方に適しています。
- 子育て中、またはこれから子育てをする予定
- 子どもの教育には力を入れたい
- 美味しいものが大好き
- 北海道らしい美しい自然環境で暮らしたい
上記のような方に適している理由を、白糠町に見られる3つの特徴から解説します。
特徴1:「子育て応援日本一のまち」。子育て支援が充実している
▲子育て世代包括支援センター「イコロ」では、妊娠・出産・子育てに関するさまざまな相談に保健師・助産師・管理栄養士が応じてくれる
白糠町は「子育て応援日本一のまち」を目指しており、子育て支援が非常に充実しています。まちの手厚いサポートを受けられるので、安心して出産・子育てができますね。ここでは、経済的な支援の一部をご紹介します。
結婚新生活支援事業 | 夫婦いずれかの年齢が39歳以下の新婚世帯に住宅の購入費・リフォーム費を80万円を上限に補助。 (1)住宅費用および引越しに要した費用:60万円 (2)新生活準備に要した費用:20万円(町内で購入した場合に限る) |
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出産祝い金 | シラトピア商品券5万円分を支給 |
出産・子育て応援給付金 | 出産応援給付金:妊婦ひとりあたり5万円 子育て応援給付金:児童ひとりあたり5万円 |
子ども医療費の助成 | 0〜18歳の子どもの医療費を助成 |
保育料・副食給食費全額無料 | 全ての子どもの認定こども園・保育園の保育料・副食給食費が無料 |
小学校入学支援金 | シラトピア商品券2万円分を支給 |
中学校入学支援金 | シラトピア商品券3万円分を支給 |
小・中・高給食費無料 | 全ての子どもの小学校・中学校・義務教育学校・白糠高校の給食費が無料 |
公式:白糠町「白糠町結婚新生活支援事業(地域少子化対策重点推進補助事業)について」
公式:白糠町「白糠町出産・子育て応援給付金について」
公式:白糠町「しらぬかマガジン[て・と・て]VOL.01」
▲白糠こども園の子どもたち
特徴2:小中一貫教育など教育に力を入れている
▲義務教育学校のひとつ、庶路学園
白糠町では、小中一貫教育を取り入れています。1〜9年生までの一貫教育スタイルで、小学校と中学校の教員がお互いの良さを取り入れ、9年間にわたる学習内容の系統性や授業スタイルの連続性を高めています。運動会や学園祭では、異なる学年との合同種目などがあり、異学年との交流を可能にしています。
▲小・中・高の給食では、地産地消の給食として「ふるさと給食」を実施している
また、町内の全小学校・義務教育学校では、「自ら考え、自ら取り組む力」を養うと同時に、タブレット端末等を活用して、一人ひとりの能力に応じた教育を行っています。希望生徒を対象に、専任講師が放課後に授業を行う「放課後学習サポート」も実施しています。
白糠高校では、公営塾「久遠塾」を設置するほか、タブレット端末等のICT機器の整備や、資格取得をサポートする検定料等の助成を行い、高校としての魅力アップに取り組んでいます。
特徴3:海の幸・山の幸、美味しい食べ物が多い
白糠町は太平洋に面しているため、いくらや柳ダコ、ししゃもなど海産物に恵まれています。特にイクラはふるさと納税の返礼品でも人気です。
また、ラム肉や鹿肉もまちの特産品です。どちらも臭みがなく、高級品として扱われています。特に鹿肉は高たんぱく低脂肪が特徴で、カロリーは牛肉の3分の1とヘルシーな食材でもあります。
これらの特産品は「道の駅しらぬか恋問(こいとい)」でも購入できるので、一度立ち寄ってみたいですね。
特徴4:北海道らしい雄大な景色が見られる
▲「ぐるっと庶路ダム紅葉ウォーク」は毎年10月に開催され、ダム見学会も実施される
白糠町では、北海道らしい雄大な景色を見ることができます。白糠町と音別町との境にある「馬主来(パシクル)沼」は、パシクル川の水が河口で海の波にせき止められ、満水になると太平洋に流れ出るという珍しい沼です。
「庶路(しょろ)ダム」は秋の紅葉が美しく、毎年「紅葉ウォーク」が開催されるほどです。ダム下流には、「天滝」「不動の滝」があり、庶路川の清水をつくり出しています。
また、「道の駅しらぬか恋問」の裏には、太平洋が一望できる「恋問海岸」があります。その名の通りロマンチックな観光スポットとして、カップルや観光客が多く訪れています。夜は波の音だけが静かに聞こえる中で、漁火を見ることができます。
他にも、秋になると赤や黄色のコントラストが美しい阿寒富士や、全国的に有名なしそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」の原料となる「しそ」を作っている「鍛高しそ畑」など、自然を楽しめるスポットはたくさんあります。
白糠町の仕事・住まいなど、暮らしに関する情報
ここからは、白糠町の暮らしに関する情報をご紹介します。
気候 | 8月平均気温:17.8℃ 1月平均気温:-6.2℃ ※参考:気象庁 |
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人口 | 人口:約7,200人 世帯:約4,000戸 (令和5年3月31日現在) |
病院 | 病院・クリニック:4件 歯科:4件 |
学校 | 保育施設:3所 義務教育学校:2校 小中学校:1校 小学校:1校 中学校:1校 高等学校:1校 |
交通 | 【空港】 釧路空港(空港まで約25分) 新千歳空港まで約45分 羽田空港まで約1時間40分 【電車】 JR根室本線 : 白糠駅、西庶路駅、庶路駅 【バス】 くしろバス 阿寒バス 北海道中央バス 北海道バス 【車】 釧路市まで約40分 白糠I.C.から札幌南I.C.まで約3時間30分 庶路I.C.から札幌南I.C.まで約3時間35分 |
近隣都市 | 釧路市 |
白糠町は電車が走っていますが、町内が広いため、車があった方が便利です。町内にスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニがあり、日常生活は町内で完結できます。大きな買い物をしたい場合は、車で約40分の釧路市に行くことが多いようです。
▲町営バス。白糠系統と庶路・西庶路系統の2系統がある。このほか、予約制バスも利用できる
白糠町は北海道の中でも気温が低い地域ですが、太平洋沿岸に位置するため降雪量は少なく、ほとんど除雪がいりません。そのため、比較的生活しやすい環境と言えるでしょう。
【子どもの遊び場】「逍遥公園」がおすすめ
子どもの遊び場については「逍遥公園(しょうようこうえん)」がおすすめです。園路の上を渡る吊り橋が特徴の遊具やトンネルがあります。2022年には、新たに5つの遊具が整備されました。
パークゴルフ場もあるので、大人も子どもと一緒に楽しめる公園です。
【仕事】近隣地域への通勤や就農も含めて検討を
大手求人情報サイトで白糠町の求人を調べたところ、約220件ヒットしました。
※求人情報の一例
通勤時間30分圏内の25km以内で求人を調べたところ、約1,400件ヒットしました。町外への通勤も含めて検討すると良さそうですね。
※求人情報の一例
白糠町では就農支援にも力を入れています。新規就農する際にネックとなる「資金」「研修」「農地」の3つを全面的にバックアップ。地域おこし協力隊員として研修中も収入を得られますし、就農後の施設整備や農地取得にかかる費用にも助成制度があります。
まずは東京・大阪・札幌などで開催する新規就農フェアなどの就農イベントに参加するか、移住相談窓口でご相談ください。
【住まい】町有地を無償提供。最大200万円の助成金も
大手住まい情報サイトで白糠町の賃貸物件を調べたところ、約6件ヒットしました。
※賃貸物件の一例
白糠町では空き家バンクが利用できます。購入も賃貸もありますので、チェックしてみると良いでしょう。
公式:空き家バンクしらぬか
白糠町では、移住・定住を希望する人へ町有地を無償で提供しています。エリアが複数あり、提供された町有地に住宅等を新築して10年以上居宅するなど条件がありますので、確認してみてください。
また、白糠町では、「太陽のまち定住奨励助成金」として最大200万円を助成しています。
太陽のまち定住奨励助成金 | 町内の業者により、住宅を新築する人や太陽光発電システムを設置する人、取得する住宅に地域材を利用する人を対象に最大200万円を助成 |
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白糠町に移住した人の声・感想
次に、白糠町に移住した方の感想をご紹介します。
- 子育て支援の内容が充実しているので移住を決めた
- 住宅関連の支援が充実していて嬉しい
- 地域の人々は優しい人が多いと感じる
- 祭りなどイベントが多く楽しい
さまざまな支援が充実している点が移住の決め手になったようですね。移住したら、祭りなどのイベントには積極的に参加してまちの雰囲気に溶け込みたいですね。
白糠町へ移住するために利用したい窓口・支援
▲「ちょっと暮らし用住居」。基本的な家具・家電が揃っている
白糠町への移住を検討し、情報収集をしたら、下見に行ってみましょう。お試し移住ができる「ちょっと暮らし用住居」の活用をおすすめします。1週間から最長1か月まで利用でき、気軽に「白糠暮らし」を体験できます。光回線サービスも利用できるので、リモートワークにも良いですね。
夏は涼しく、祭りなどのイベントも多いので、下見におすすめです!
▲白糠駒踊りは100年を超える郷土芸能。海外でも公演し、文化の継承を行なっている
白糠町では、北海道と協働し、地方創生推進交付金を活用して、移住支援金を支給しています。該当する人は活用してください。
白糠町移住支援金 | 東京圏から白糠町に移住し、北海道の就職マッチングサイトに登録されている企業に就業、または北海道が実施する起業支援事業により起業された方で対象要件を満たす方に単身での移住に60万円、世帯での移住に100万円を支給 ※18歳未満1人につき、最大30万円を加算。 |
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白糠町への移住に関するお問い合わせ
移住相談窓口 | 白糠町役場 |
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住所 | 088-0392 北海道白糠郡白糠町西1条南1丁目1番地1 |
電話 | 01547-2-2171(代表) |
公式サイト | 白糠町 移住情報 |