薩󠄀摩酒造の本格焼酎を堪能！多彩な飲み方で楽しむおうち居酒屋デート

今回は「おうち居酒屋」を楽しむデートにぴったりな、鹿児島県枕崎市にある酒蔵「薩󠄀摩酒造」の焼酎をご紹介します。

薩󠄀摩酒造は鹿児島県産のさつまいもを使用した芋焼酎をはじめ、麦焼酎や米焼酎、そば焼酎など様々な焼酎を製造しています。昔ながらの製法にこだわり、手間ひまかけて造られた焼酎は格別の味わいを持ちます。

代表銘柄には本格芋焼酎「さつま白波」や長期貯蔵麦焼酎「神の河」があります。これらは鹿児島県内だけでなく全国的にも有名で、長年多くのファンから愛され続けている人気商品です。

この記事では薩󠄀摩酒造の歴史や特徴に加え、焼酎好きな方におすすめの銘柄や焼酎初心者でも美味しく飲める焼酎をご紹介します。おうち居酒屋デートで、ぜひ薩󠄀摩酒造の焼酎の豊かな味わいを堪能してください。

薩󠄀摩酒造：本格焼酎のパイオニアとしての歩み

▲酒蔵の佇まいから老舗酒造メーカーの貫禄を感じる

「薩󠄀摩酒造」は1936年創立の、鹿児島県枕崎市にある焼酎メーカーです。さつまいもの名産地である南薩󠄀摩に位置しており、鹿児島県産のさつまいもと国産米の米麹にこだわった本格芋焼酎を製造しています。地元の素材を活かし、伝統的な製法で高品質な焼酎づくりに取り組んでいます。

代表的な銘柄は本格芋焼酎「さつま白波」です。「ロクヨンのお湯割り」「酔いざめさわやか」といったキャッチコピーで全国的に名を馳せ、本格焼酎のパイオニア的な存在として業界を牽引してきました。「さつま白波」は、芋の香りと甘みが特徴的で、多くの焼酎ファンに愛されています。

芋焼酎の他にも、麦焼酎や米焼酎、そば焼酎など様々な焼酎を製造しています。また、焼酎だけでなく芋焼酎をベースにした梅酒やさつまいもを使用した発泡酒など幅広い商品のラインナップが魅力です。これらの多彩な商品展開により、様々な好みや飲み方に対応しています。

今回は薩󠄀摩酒造のマーケティング部の柴田由梨佳さんに、焼酎造りに対する思いや、おすすめの焼酎について詳しく教えていただきました。柴田さんの話を通じて、薩󠄀摩酒造の伝統と革新について理解を深めていきます。

伝統を守り抜く：薩󠄀摩酒造の昔ながらの焼酎製法

▲櫂入れの様子。変わらない美味しさの秘訣は昔ながらの製法

編集部

有名な銘柄を多く輩出している薩摩酒造ですが、その歴史やお酒造りへの想いを教えてください。

マーケティング部の柴田さん

当社は1936年の創業以来、丹念に、そして真摯に焼酎造りに向き合ってきました。「社員と会社が一丸となって、社会に貢献し、お客様に笑顔を届ける」を企業理念とし、日々焼酎造りに精進しています。

「花渡川蒸溜所 明治蔵」という明治時代から続く蔵があり、今も昔と変わらない製法で焼酎造りを行っています。この蔵では、お客様が実際に仕込みの様子を見学することができます。

明治時代・江戸時代の製法を復元した焼酎や、昔の蒸留器を使用した焼酎など、焼酎の歴史と文化を伝える造り方を大切にしています。また、手造り麹とかめ壷での仕込み、木樽蒸留器での蒸留という昔ながらの製法にこだわった焼酎造りを今も継続しています。

「昔ながらの味わい深い焼酎でお客様へなつかしさと笑顔を届けたい」という想いを大切にしています。

編集部

「花渡川蒸溜所 明治蔵」では機械が発達した現在でもなお、昔ながらの製法を守ることが美味しさにつながっているのですね。長年日本全国で愛され続ける理由がわかりました。明治時代の蔵の佇まいも魅力的です。

「花渡川蒸溜所 明治蔵」の見学は、デートにもおすすめですね。仕込みの様子を見学した後に焼酎を味わえば、その美味しさをより深く感じられそうです。

国内外で高評価を得る薩󠄀摩酒造の焼酎

▲「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2021 焼酎部門」にて最高金賞を受賞した「さつま白波原酒」

編集部

薩󠄀摩酒造では、芋焼酎の他にも様々な焼酎を製造されていますが、それらの特徴や過去の受賞歴について教えてください。

マーケティング部の柴田さん

南薩󠄀摩産の新鮮なさつまいもを原料に、黒瀬杜氏伝承の技で造られた焼酎は深い味わいが特徴です。また当社は、焼酎の蔵元では唯一、「樽職人」「樽工房」「樽貯蔵庫」の全てを有しています。このため、長期貯蔵麦焼酎「神の河」など、樽貯蔵した商品も高い人気を誇っています。

当社商品は国内外の鑑評会やコンペティションで多数の受賞を果たしています。

薩󠄀摩酒造の受賞歴の一部

薩󠄀摩酒造が誇る多彩な焼酎ラインナップ

薩摩酒造では、芋焼酎や麦焼酎をはじめ、様々な種類の焼酎を製造しています。ここでは特に人気のある銘柄をいくつかご紹介します。

薩󠄀摩酒造の一番人気は代表銘柄「さつま白波」

薩󠄀摩酒造の一番人気は代表銘柄「さつま白波」です。南薩󠄀摩産のさつまいもと国産米を原料に製造しています。しっかりとした濃い甘さと芋本来の香りが特徴で、焼酎通の方々に好まれる本格芋焼酎です。アルコール度数は25度で、飲みごたえのある味わいを楽しめます。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	25度（20度、12度もあり）
	味わい	濃厚な甘さ・芋本来の香り
	容量	900ml
	価格	1,099円

代表銘柄が様々な容器でも登場！

▲ちょい飲みにもぴったり。様々な場面で活躍する予感！

瓶や紙パックなど多様な容器の商品ラインナップで、生活スタイルに合った商品が見つかるのも魅力的です。最近では購入後すぐに飲める便利なペットボトル入りの白波シリーズも発売されました。

このシリーズには、さつま白波をはじめ、黒白波・さくら白波のラインナップが揃っています。アルコール度数は12度で、200mlの飲み切りサイズとなっています。小容量なので、お好みの焼酎を探す際の試飲にも最適です。

ペットボトル入りの白波シリーズなら、自宅で居酒屋気分を味わいながら全種類の飲み比べを楽しむこともできます。また、再封可能なペットボトル容器なので、キャンプやバーベキューなど屋外でのデートにも便利です。二人で楽しむ特別な時間にぴったりの商品といえるでしょう。

爽やかな飲み口が魅力：麦焼酎「麦わら帽子」

スッキリとした飲み口の焼酎では、「麦わら帽子」がおすすめです。焼酎を初めて飲む方にも「飲みやすい」と好評です。

とてもスッキリした味わいなので、もろきゅうなどさっぱりしたおつまみとの相性がいいのはもちろん、焼肉などのこってりした食事とも相性抜群です。焼肉の油分を「麦わら帽子」のさっぱりとした味わいがすっきりと流してくれます。

	原材料	麦、麦麹
	アルコール度数	25度
	味わい	スッキリ爽やか
	容量	720ml
	価格	1,233円

濃厚な味わいを堪能：「さつま白波原酒」

「さつま白波原酒」は、アルコール度数が37度と高いにもかかわらず、そのアルコールを感じさせないほど甘くてとろみのある味わいです。この商品は、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2021 焼酎部門」で最高金賞を受賞した実力派です。

原酒の味わいそのものが濃厚なので、生チョコやチーズなどの濃厚な味わいの食品とのペアリングもおすすめです。濃厚な味わい同士が互いを引き立て合い、より深い味わいを楽しむことができます。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	37度
	味わい	甘くて濃厚
	容量	720ml
	価格	2,310円

芋焼酎ベースの梅酒：「焼酎屋の梅酒 蔵うめ」

「焼酎屋の梅酒 蔵うめ」は芋焼酎をベースに使用した昔懐かしい薩摩の梅酒です。鹿児島県さつま町産の厳選した大粒で肉厚な南高梅をじっくりと漬け込み、黒糖と蜂蜜で仕上げた逸品です。

梅の酸味と黒糖・蜂蜜の甘み、芋焼酎本来の旨みが絶妙に調和しており、炭酸割りやお湯割りなど、様々な飲み方で楽しめます。特に女性からの人気が高く、デートでの乾杯にもぴったりです。

とろりとした甘い味わいは、バニラアイスとの相性も抜群です。デザートとして、バニラアイスにかけて楽しむのもおすすめの食べ方です。

	原材料	梅・糖類・黒糖・本格焼酎・醸造アルコール・酸味料
	アルコール度数	14度
	味わい	梅の酸味とほのかな甘味、芋焼酎の旨味
	容量	720ml
	価格	1,430円（化粧箱入り）

焼酎の魅力を引き出す4つの飲み方

ここまで「薩摩酒造」の多彩なラインナップをご紹介しましたが、それぞれのお酒には美味しさを引き立てる最適な飲み方があります。今回は柴田さんに、焼酎をより美味しく味わうための4つの飲み方を教えていただきましたので、ご紹介します。これらの方法を試すことで、焼酎の魅力をさらに深く楽しむことができるでしょう。

お湯割り：香りと温かさを楽しむ定番の飲み方

▲香りを楽しむお湯割り。ポカポカと冬にぴったり
芋焼酎は芋の香りが引き立つ「お湯割り」がおすすめです。お湯を先にグラスに入れ、その後焼酎をゆっくり注ぐと、グラスの中で対流が起きて焼酎とお湯がよく混ざります。このお湯割りを飲むと、芋焼酎の香りを楽しみながら、体の中からじんわりとあたたまり、心地よいポカポカ感を味わえます。冬のデートにぴったりの飲み方です。

水割り：まろやかな味わいを引き出す飲み方

▲柔らかい飲み口が好きな人は水割りがおすすめ。

水割りを楽しむ際は、以下の手順で準備します。まず、大きめの氷をグラスいっぱいに入れ、その上から焼酎を注ぎます。次に、マドラーを使って10回ほど軽く混ぜます。最後に水を注ぎ、再度軽く混ぜると、美味しく飲める水割りの出来上がりです。この方法で、焼酎本来の風味を楽しみながら、まろやかな口当たりを味わうことができます。

ロック：焼酎本来の味わいを楽しむ飲み方

▲ロックで焼酎そのものの美味しさを味わう

ロックで楽しむ場合は、大きい氷をグラスに入れ、その上に焼酎をゆっくりと注ぎます。焼酎の量は氷の半分程度が適量です。これにより、焼酎の香りと味わいを最大限に引き出すことができます。大きな氷を使うことで、ゆっくりと溶けていき、焼酎の風味を長く楽しむことができるのです。

炭酸割り：爽やかさを加えた現代的な飲み方

▲近年人気が上昇している炭酸割り。レモンを添えてスッキリ爽やかに

炭酸割りの作り方は簡単です。まず、大きめの氷をグラスいっぱいに入れ、その上から焼酎を注ぎます。次に、よく冷やした炭酸水を静かに注ぎ入れます。混ぜる場合は、マドラーを使って軽く1～2回程度にとどめましょう。これで、爽やかな焼酎の炭酸割りの完成です。

焼酎通も唸る！薩󠄀摩酒造のおすすめ銘柄3選

美味しい料理と焼酎を楽しむおうち居酒屋デートは最高ですね。焼酎は飲み方を変えることで、様々な美味しさを味わえるのが魅力です。焼酎好きカップルにおすすめの銘柄ベスト3を、焼酎専門家の柴田さんに選んでいただきました。

各銘柄について、おすすめの飲み方と相性のいい料理も合わせて教えていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。おうちデートの雰囲気作りにも役立つはずです。

それでは、焼酎好きカップルにおすすめの銘柄ベスト3をご紹介していきます！

1位：伝統の味わい「さつま白波 明治蔵」

本格芋焼酎「さつま白波 明治蔵」は、「花渡川蒸溜所 明治蔵」で最も人気のある商品です。さつまいもの豊かな風味と、なめらかな口当たりが特徴で、芳醇な香りと豊富な旨み成分が楽しめます。

昔ながらの透明瓶とラベルのデザインも魅力の一つです。地元枕崎の名物「かつおのたたき」との相性が抜群なので、ぜひ一緒に味わってみてください。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	25度
	価格	1800ml：3,080円 720ml：1,672円
	味わい	まろやか
	飲み方	お湯割り、水割り、ロック

※「花渡川蒸溜所 明治蔵」限定商品

2位：コク深い「黒白波 明治蔵」

本格芋焼酎「黒白波 明治蔵」は、黒麹特有のコクのある味わいが特徴です。「さつま白波　明治蔵」と同様に、豊富な旨味成分を含んでいます。

人肌程度のお湯割りでゆっくりと楽しむことで、体を温めながら味わいを堪能できます。鹿児島の特産品である「豚骨料理」との相性が抜群で、地元の味と共に楽しむのがおすすめです。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	25度
	価格	1800ml：3,080円 720ml：1,672円
	味わい	黒麹特有のコク
	飲み方	お湯割り

※「花渡川蒸溜所 明治蔵」限定商品

3位：17種のさつまいもの贅沢ブレンド「いもだらけ」

「いもだらけ」はその名の通り、多種多様なさつまいもを原料に仕込んだ銘柄です。

さつまいもには、ふくよかな味わいの白芋、優しい味の赤芋、甘くて鮮やかなカロチン芋、フルーティーでコクのある紫芋など、様々な種類があります。その中から厳選した17種類のさつま芋を使用して仕込み、かめ壷でじっくりと熟成させています。

絶妙なバランスでブレンドすることで、深みのある味わいに仕上げた貴重な逸品となっています。

「いもだらけ」は複雑な味わいが特徴で、ナッツなどとの相性が良く、お酒と一緒に楽しめるおつまみとしてもおすすめです。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	25度
	価格	900ml：2,750円
	味わい	どっしりと深みがある・複雑
	飲み方	お湯割り、水割り、ロック

※「花渡川蒸溜所 明治蔵」売店限定商品

焼酎初心者にもおすすめの銘柄紹介

焼酎初心者におすすめの銘柄についても柴田さんに教えていただきました。2人で焼酎デビューを考えているカップルや、普段焼酎を飲まないパートナーにも飲みやすい焼酎をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。柴田さんのおすすめは、香りが穏やかで飲みやすい銘柄や、フルーティーな味わいの焼酎など、初心者でも楽しめるものばかりです。これらの銘柄を試すことで、焼酎の魅力を2人で発見できるかもしれません。

フルーティーな香りの「さくら白波」

まず初めに紹介するのが芋焼酎の「さくら白波」です。「さくら白波」は華やかな香りと、軽やかで果物や花を思わせるフルーティーな味わいが特徴です。この芋焼酎は、炭酸割にして鳥の唐揚げと一緒に楽しむのがおすすめです。軽やかな味わいと唐揚げの相性が抜群で、デートの食事時にぴったりです。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	25度
	価格	720ml：1,096円
	味わい	華やかな香り・フルーティー
	飲み方	炭酸割

軽やかな味わいの「咲結(えみむすび)」

次に紹介する焼酎は「咲結（えみむすび）」です。「咲結」は女性のプロジェクトチームで開発した商品で、焼酎に馴染みのない方々にも飲みやすく軽快な味わいが特徴です。

「咲結」は水割りやストレートでも美味しくいただけますが、パインジュースで割ると爽やかな風味を楽しめます。イタリアンやピザなどの料理との相性も抜群で、様々な食事のお供としておすすめです。

	原材料	さつまいも（鹿児島県産）、米こうじ（国内産米）
	アルコール度数	20度
	価格	720ml：3,300円
	味わい	スッキリ軽快
	飲み方	水割り、ストレート、パインジュース割り

薩󠄀摩酒造の焼酎：購入方法と限定商品情報

▲「花渡川蒸溜所　明治蔵」限定の焼酎は要チェック。通販サイトでも購入可能なものもあります。

薩󠄀摩酒造のお酒は、店頭だけでなく公式通販サイトでも購入できます。店頭や通販サイト限定の商品もあるので、両方確認することをおすすめします。

▼薩󠄀摩酒造公式通販サイト
https://shop.satsuma.co.jp/

まとめ：多彩な味わいを楽しめる薩󠄀摩酒造の焼酎

最後に、薩摩酒造のマーケティング部柴田さんからメッセージをいただきました。

薩󠄀摩酒造株式会社の基本情報

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。