【大阪府箕面市への移住】住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報
この記事では、地方への移住を検討している方のために、大阪府箕面市(みのおし)の魅力を紹介していきます。
箕面市は、大阪府の北西部に位置する人口約139,000人の市です。大阪市内まで30分足らずで行くことができる立地でありながら、自然が豊かであり、市の方針として「子育て・教育日本一のまち」を掲げる子育て世帯に人気のまちです。
そんな箕面市での暮らしの特徴やその魅力について、地域創造部・箕面営業室の辻さんに伺ったお話とあわせて、詳しく解説していきます。
大阪府箕面市の暮らし、3つの特徴
街の住みここちランキング2023、自治体ランキング「大阪府版」で、4年連続で2位の座についている箕面市は、「自然の豊かさ」「子育て支援の手厚さ」「アクセスの良さ」「生活の利便性の高さ」などが高く評価されています。
参考:いい部屋ネット(街の住みここち 自治体ランキング<大阪府版>)
そんな箕面市の特徴を以下の3点にまとめてみました。
- 子育ての支援制度、サポート体制・施設が充実している
- 教育内容の充実と環境整備の面でも日本一を目指す
- アクセスの良さと自然の豊かさが両立するバランスの良いまち
それではここから、箕面市の魅力や特色について更に掘り下げていきたいと思います。
特徴1:子育ての支援制度、サポート体制・施設が充実している
▲「子育て・教育日本一のまち」を目指す箕面市は子育て世帯にやさしいまち
箕面市は2010年に「箕面市子育て応援宣言」を策定し、子育て世帯への支援に力を入れることを表明しました。以来、「子育て・教育日本一のまち」を目指し、さまざまな子育て支援に取り組んでいます。
箕面市が取り組む子育て支援は全て「子育て応援ガイドブック」にわかりやすくまとめられていますが、ここでは主な支援メニューをご紹介します。
制度名 | 概要 |
---|---|
出産・子育て応援事業 | 出産応援給付金(妊娠中)と子育て応援給付金(生後4か月頃まで)として、各5万円、合計10万円を支給 |
みのお子育てアプリ | 予防接種のスケジュール管理やお知らせ、子育て関連イベントや催しなどのお出かけ情報などを発信する、子育て応援アプリ |
乳児家庭全戸訪問(こんにちは赤ちゃん訪問) | 生後4か月頃までの間に保育士が家庭訪問を実施。子育てに関する情報の提供をしてくれたり、悩みを相談したりすることができる |
子育て短期支援事業 | ・仕事や疾病で子どもの面倒を見られないときに、一時的に児童福祉施設で子どもを預かってもらえるサービス ・宿泊型の「ショートステイ」と夜間や休日に対応してくれる日帰り型の「トワイライトステイ」がある |
子どもの医療費助成制度 | ・0歳~18歳までの子どもの健康保険扱いとなる医療費を助成 ・1日500円以内(医療機関ごと・月2日限度)で医療が受けられる |
また、子育てに関する施設や体制も充実しています。
- 「赤ちゃんの駅」として授乳やおむつ替えができる場所を市内に90か所以上設けている
- キッズコーナーやプレイルームが市内に10か所以上ある
- 0~3歳児に特化した乳幼児パークが2つある
- 子どもを遊ばせながら、親子同士が交流できる「子育て支援センター(おひさまルーム)」が2施設ある
- 市内には図書館が7か所あり、読み聞かせなどを行っている
▲子育て世帯の交流場である「子育て支援センター」では、親同士の交流も盛ん
他にも、「子育てサロン」や「子育てサークル」も活発に活動していたり、育児の援助を受けたい人と、援助したい人を結びつける「みのおファミリー・サポート・センター」制度を取り入れていたりと、子育て世帯が孤立する隙がありません。
子育て応援ガイドブックやホームページには、年齢別や施設・サービス、目的に応じて支援などの子育て情報が調べられるようにきちんと整理されています。
必要な情報が子育て世帯に確実に届くように考えられていることから、箕面市が子育てに力を入れていることがよくわかります。
特徴2:教育内容の充実と環境整備の面でも日本一を目指す
▲ALTと共に楽しく英語が学べる環境がある
子育て・教育日本一のまちを目指すことをうたっている通り、箕面市が取り組んでいるのは幼少期の子育て支援だけではありません。
箕面市では2015年から英語教育に力を入れており、全市立小・中学校で毎日英語の教育を行っています。
全校に外国人ALT(外国語指導助手)を配置し、子どもたちが気軽に英語を話せる環境を作っていることもあり、「英語が楽しい」と感じている子どもたちも多いようです。
また、全市立小・中学校の子どもたちを対象とし、1人1台のタブレットパソコンを配備するなど、ICT教育にも力を入れているほか、小中一貫したカリキュラムを組み、シームレスな教育を行っています。
▲タブレットパソコンを駆使する小学生
教育を受ける環境の整備にも重点を置き、給食には地元農家が育てた野菜や米を使い、地産地消と食の安全にも取り組んでいます。
▲地元の野菜をたっぷりと使った箕面市の学校給食が子どもたちの成長を支えている
設備面では、全市立小・中学校の校舎へのエアコンの設置、トイレの洋式化などを行っています。また、市立保育所・幼稚園・小・中学校は、大阪府内で初めて耐震化率100%を達成しました。窓ガラスには飛散防止フィルムを貼り付けるなど、もしもの時の備えも万全に行われています。
公式:箕面市(教育)
他にも、全ての通学路や公園に防犯カメラを設置したり、子どもの居場所がわかる見守りシステムを導入するなど、市全体で子どもたちの成長を支えています。市外に出なくても、箕面市内で大学まで進学できることも、子育て世帯にとっては大きなメリットだと思います。
公式:箕面市(安心安全)
特徴3:アクセスの良さと自然の豊かさが両立する、バランスの良いまち
▲千里中央や新大阪、大阪梅田までのアクセスも楽々(引用:箕面市)
箕面市は電車、車のいずれでも30分ほどで大阪市内にアクセスできる立地の良いまちです。2024年3月23日には、新しく「箕面萱野駅」と「箕面船場阪大前駅」の2つの駅が開業し、ますます利便性が高まるでしょう。
箕面萱野駅の目の前には箕面市最大のショッピングモールである「みのおキューズモール」があります。箕面船場阪大駅からは「箕面市立文化芸能劇場」や「箕面市立船場図書館」、大阪大学外国語学部などへのアクセスが容易なので、文化・国際交流の拠点となることが期待されています。
もともと買い物も遊びも市内で完結できてしまう環境でしたが、新しい駅ができることで、ますますアクセスしやすくなります。
アクセスの良さだけではなく、箕面市は自然も豊かなまちです。北部の箕面山周辺にある箕面公園は国定公園に指定されており、阪急箕面駅から日本の滝百選に選ばれている「箕面大滝」までの約2.7kmの遊歩道は、ウォーキングコースとして楽しまれています。
春には山なみの桜や青もみじを、夏には緑の中でキャンプを楽しみ夜には蛍を、秋には箕面公園の紅葉狩りを、冬には雪が降り積もる山の景色を眺めるなど、一年を通して季節を感じることができます。
公式:箕面公園
公式:箕面市(休日スタイル)
大阪府箕面市の暮らしに関する情報
▲箕面市の特産品である柚子。身は大ぶりで香りが高い高級品
ここからは箕面市での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。
気候 | ・夏(8月):平均気温28.7℃ ・冬(1月):平均気温5.1℃ ※参考:気象庁ホームページ(豊中地点) |
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人口 | 約139,000人(約63,000世帯) ※令和6年1月末現在 |
病院 | 市内にはクリニックも含め209件の医療機関がある ※2024年3月時点 |
学校 | 認可保育園29園、地域型保育事業所9園、幼保連携型認定こども園4園、幼稚園型認定こども園3園、幼稚園6園、小学校12校、中学校6校、小中一貫校2校、高校5校、大学2校 ※2024年3月時点 |
交通 | 【鉄道】 ・阪急電鉄:阪急箕面線(桜井駅、牧落駅、箕面駅) ・北大阪急行電鉄:南北線(箕面萱野駅、箕面船場阪大前駅)※2024年3月23日開業 【バス】 ・阪急バス ・箕面コミュニティバス:オレンジゆずるバス 【高速自動車国道】 ・新名神高速道路:箕面とどろみIC |
隣接自治体 | ・大阪府:池田市、豊中市、吹田市、茨木市、豊能郡豊能町 ・兵庫県:川西市 |
大都市からのアクセス | 【新大阪駅から】 ・車:最短約15分 ・電車:箕面萱野駅まで最短約18分 【大阪梅田駅から】 ・車:最短約20分 ・電車:箕面萱野駅まで最短約24分 【関西国際空港から】 ・車:阪神高速4号湾岸線を経由し、約1時間 ・電車:約1時間45分 【伊丹空港(大阪国際空港)から】 ・車:約20分 ・電車:最短15分 |
市内にはスーパー、ドラッグストア、コンビニ、100円ショップ、ホームセンター、病院など、生活に必要な施設は全て揃っており、住む場所によっては徒歩圏内で買い物を済ますことができます。
大きな買い物をしたり、映画を観たりする時には「みのおキューズモール」に行く人が多いですが、大阪市内や他の市町へのアクセスも容易なので、市外へ遊びに行くのも良いでしょう。
滝道にはもみじの天ぷらなどを売っているお土産屋さんがたくさんあります。お店ごとのもみじのてんぷらを食べ比べするのもおすすめです。また、新しい駅の近辺もぜひ歩いてみて下さい、おしゃれなカフェなどいろんなお店がありますよ。
【仕事】近隣市町村を含めると求人数は約30万件と豊富
大手求人サイトで「箕面市×正社員」で検索したところ、約5,000件の求人情報が見つかりました。車で30分以内の通勤圏内(市内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約300,000件まで広がりました。※2024年3月時点
※参考:求人情報の一例(箕面市のみ)
※参考:求人情報の一例(箕面市から25km以内)
箕面市に隣接する、池田市、豊中市、吹田市、茨木市などの市町はいずれも車で30分足らずで行くことができ、また大阪市内へのアクセスも良いため、市外に働きに出ている人が多い傾向にあります。
市内だけでも求人数は多いですが、近隣市町も含めると選択肢は多く、アクセスも容易な立地なので、幅広い地域で仕事を探してみるのが良いでしょう。
【住まい】物件数は多い。条件を比較し、じっくり検討しよう
大手住宅情報サイトで箕面市の物件を探したところ、賃貸が可能なアパート・マンションは約1,600件見つかりました。※2024年3月時点
参考:物件情報の一例
箕面市と大阪市の家賃相場を比較してみました。大阪市内よりは家賃が安い傾向にありますが、子育て世帯が住むであろう2LDK以上の物件になると、途端に家賃が上がるとの声も聞かれました。
1R~1K | 1DK~2DK | 2LDK~3DK | 3LDK~4DK | 4LDK以上 | |
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箕面市 | 4.3万円 | 5.8万円 | 8.3万円 | 10.4万円 | 13.6万円 |
大阪市 | 5.6万円 | 7.5万円 | 11.1万円 | 13.2万円 | 18.2万円 |
※2024年3月縁結び大学調べ(引用:at home)
物件数は多いですが、住むエリアによって雰囲気はがらりと変わるので、物件探しをする際には場所にも注目するようにしましょう。
公式:箕面市(エリア情報)
【遊び場】公園や娯楽施設など、遊び場には困らない
箕面市内には眺望の良い公園や、芝生がある公園、遊具が豊富な公園から、住宅街の片隅にある小さな公園まで、さまざまな公園が約200カ所も点在しています。
夏場は「みのおキューズモール」に隣接している千里川で水遊びができるのでおすすめです。
また、公園だけでなく、昆虫館、室内であそべるキッズパーク、ショッピングモールなども充実しているため、遊び場に困ることはないでしょう。
大阪府箕面市に暮らす先輩移住者の声
実際に箕面市で暮らし始めた移住者の皆さんは、その暮らしをどのように感じているのでしょうか。ここではそんな先輩移住者たちのリアルな声を紹介します。
- 近所でホタルを見かけた時はすごく感動した
- 子連れで出かけやすいスポットやイベントが多い
- 市が建築物の高さ制限を定めているので空が広く見える
- 自然が多くて空気が綺麗だからか、箕面産の野菜はとても美味しい
- 山が近く、自然が豊かなのに田舎過ぎない環境。買い物ができる場所も多い
「勤務地が大阪市内なので、通勤圏内で自然豊かで治安が良く、かつ教育環境がいいところを探していた。そんな条件のいいところはないだろうと思っていたら箕面市に出会った」と言った声もありました。
自然の豊かさと利便性のバランスが良いだけでなく、子育て・教育にも力を入れている箕面市での暮らしに満足している人が多いようです。
大阪府箕面市への移住に関するお問い合わせ
箕面市に興味を持った方は、まずは箕面営業室に問い合わせてみてくださいね。移住について親身に相談に乗ってくれますよ。
担当 | 地域創造部 箕面営業室 |
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住所 | 〒562-0003 大阪府箕面市西小路4丁目6番1号 |
電話 | 072-723-2121(代表) |
公式サイト | https://www.city.minoh.lg.jp/ |
移住サイト | https://www.city.minoh.lg.jp/brand/ |