積丹ブルーに出会う旅!カップルで巡る3つの岬と絶景デートスポット|北海道

この記事でご紹介するのは、積丹(しゃこたん)観光協会の事務局長・荒尾さんにお聞きした情報を元に作成した、北海道積丹町の撮影スポットを巡る“映え”デートプランです。

積丹町は、アイヌ語のシャク「夏」とコタン「村」を足して積丹町と呼ばれるようになったように、夏は色鮮やかな「積丹ブルー」と呼ばれる美しい海を眺めることができます。

また、6月から8月には甘みたっぷりのウニが獲れるので、美味しいウニ丼を求めて、多くの観光客が訪れますよ。

今回は、そんな積丹町で撮影におすすめなスポットを厳選したデートプランを考えましたので、ぜひ次のデートの参考にしてくださいね。

積丹町の絶景3岬を巡るおすすめデートプラン

おすすめは、黄金岬・積丹岬・神威岬と呼ばれる3つの岬を巡るルートです。

千歳空港・札幌駅・小樽駅でレンタカーを借りて移動するのが一番スムーズですが、公共交通機関を利用する場合は、積丹町までは小樽駅から中央バスを利用し、積丹町内は積丹町生活交通バスを利用するのがおすすめです。

それでは、それぞれのスポットの特徴や撮影ポイントをご紹介していきましょう。

おすすめ“映え”スポット1「黄金岬展望台」

積丹町黄金岬の景色
▲いつまでも眺めていたいほど美しい黄金岬からの絶景

黄金岬は朝陽が美しい場所で、黄金岬展望台からライジングサンと積丹ブルーの海を眺められます。特に春~秋までの日中、お天気の良い日はより美しい積丹ブルーの海を満喫できますよ。

眼前に見えるニシン景気に沸いた時代に名付けられた「宝島」は、真上から見るとハート型ということもあり、現在はカップルに人気のスポットです。

積丹町黄金岬から見られるハート型の宝島
▲カップルで一緒に眺めたいハート型の「宝島」

女性スタッフのアイコン
荒尾さん

黄金岬エリアでは水中展望船に乗ることができるので、積丹ブルーの水中観察を満喫することもできますよ。水中展望船ニューしゃこたん号は4月下旬~10月中旬の営業となっております。

積丹町黄金岬エリアの水中展望船が海原を進む景色
▲時期が合えばぜひ水中展望船にも乗ってみよう!

黄金岬周辺のデートスポットとグルメ情報

黄金岬から車で1分ほどの美国漁港から出航する「水中展望船ニューしゃこたん号」は、約40分のクルーズを楽しめます。

積丹ブルーの水中を眺めたり、カモメに餌をあげたり、積丹の海を吹き渡る爽やかな潮風を感じながら海からの景色を満喫することができますよ。

公式:積丹水中展望船ニューしゃこたん号

黄金岬より少し奥の茶津地区には「マリンショップ・Ocean Days(オーシャーンデイズ)」があり、カヤックやシュノーケルで行く「青の洞窟ツアー」が人気です。

公式:マリンショップOcean Days

黄金岬から車で3分ほどの場所にある美国神社では、毎年7月4・5・6日(火渡り5・6日)に美国神社例大祭が行われ、豊漁・豊作を祈願し、港では海上渡御が、市街地では神輿や山車による賑やかな連行が行われます。

積丹町の美国神社例大祭の様子
▲豪快な男神輿の火渡り

メインイベントの神社境内で行われる豪快な「天狗の火渡り」は後世に残したい日本の祭りとして高い人気を誇ります。

積丹町の美国神社例大祭・天狗の火渡りの様子
▲天狗の火渡りの様子は圧巻!

社務所前に置いてあるおみくじ「水占い」も地元の方に人気がありますよ。

公式:積丹観光協会(美国神社例大祭について)

積丹ザンギや積丹の海の幸が食べられるグルメスポット

黄金岬周辺には、積丹ザンギで有名な「純の店」や「平八」、老舗鮨店「ふじ鮨」や「富久寿し」など、積丹の海の幸を満喫できるお食事処があります。有名な地物の生ウニが食べられるのは6月~8月のウニ漁の季節だけなのでご注意を。

公式:お食事処「純の店」
公式:積丹観光協会(飲み食い処「平八」)
公式:積丹料理「ふじ鮨」
公式:積丹観光協会(富久寿し)

積丹の海を眺められるランチスポット

宿を営みながらランチ営業も行っている「みはらし荘」や「ALL INN BIKUNI」は、海沿いに面しているので、海を眺めながらゆっくりランチを楽しめておすすめです。

公式:みはらし荘
公式:ALL INN BIKUNI

獲れたてが買える苺園&いちごパフェの店

2023年にオープンした「びくに苺園」は、可愛い「よつぼしいちご」が一面に水耕栽培されている光景を見ることができる、映えスポットです。今のところ収穫体験はできませんが、収穫したての苺を購入することができますよ。

びくに苺園公式Instagram:https://www.instagram.com/bikuni_ichigoen/

「びくに苺園」から徒歩3分ほどの場所にある「YAMA cafe」では、獲れたてのよつぼしいちごをたっぷり使ったボリューム満点のいちごパフェが人気です。よつぼしいちごパフェは3月~7月が食べ頃ですよ。

YAMA cafe公式Instagram:https://www.instagram.com/yama__cafe/

積丹町のニシン漁の歴史に触れながらカフェで休憩を

明治から昭和初期にかけて鰊場(ニシンバ)として栄えた積丹町には、鰊番屋として隆盛を誇った「ヤマシメ福井邸」を保存・活用した「ヤマシメ番屋」があります。

ニシン漁の歴史と文化を感じながら、のんびり休憩できる「ヤマシメCafe」が併設されており、積丹ブルーの海をイメージしたクリームソーダが人気ですよ。「ヤマシメCafe」は5月~10月上旬までの営業です。

公式Instagram:ヤマシメ番屋

黄金岬展望台へのアクセスと基本情報

住所 積丹町大字美国町字船澗
電話番号 0135-44-3715
最寄り駅
アクセス
・千歳空港から車で2時間半
・札幌から車で1時間半
・小樽から車で1時間
・小樽から中央バスで1時間20分「美国町」下車
・美国町から神威岬方面には積丹町生活交通バス(要予約)TEL:0135-44-3830
※黄金岬展望台へは、一般社団法人積丹観光協会の駐車場に車を停めて徒歩20分
公式サイト 積丹観光協会(黄金岬)

おすすめ“映え”スポット2「島武意トンネル」

積丹町の島武意トンネル内で写真を撮るカップル
▲島武意トンネルではこんなオシャレな写真が撮れる!

積丹岬の島武意(しまむい)海岸は「日本の渚百選」に選ばれたスポットで、断崖絶壁の続く積丹岬で唯一波打ち際まで下りることができます。

小さな「島武意トンネル」を抜け、いきなり眼下に現れる積丹ブルーの鮮やかな海は、衝撃的な美しさです。

女性スタッフのアイコン
荒尾さん

トンネル出口付近は、光が差し込む中でカップルが向かい合って記念撮影していることが多いですよ。

島武意トンネル周辺のデートスポットと海鮮グルメ

積丹町の女郎子岩
▲美しい海に広がる積丹ならではの光景を目に焼き付けて

積丹岬灯台展望台~笠泊展望台~女郎子岩(じょろっこいわ)展望台までの遊歩道「シララの小道」散策がおすすめです。

片道1時間弱の散策となりますが、歩いた先にある女郎子岩が佇む光景は唯一無二で圧巻です!

積丹町の島武意海岸
▲ハマナスの花が咲き誇る島武意海岸

島武意海岸周辺の海の幸が食べられるランチスポット

積丹岬近隣の飲食店は5月~10月末頃までの季節限定営業となっています。ウニ漁シーズンは行列のできるお店が多いので、時間に余裕をもっていくことをおすすめします。

島武意海岸駐車場隣接の「お食事処・鱗晃(りんこう)」は、生ウニ丼や海鮮丼など積丹の海の幸が大人気のお店です。

積丹産の蒸しウニが乗った蒸しウニ丼や、うにラーメンや、自家製の焼き魚定食も美味しいと評判ですよ。

公式:お食事処・鱗晃

同じく入舸地区にあるお宿「鱗晃荘」が営む「お食事処鱗(うろこ)」では、店主の漁師さんがウニ漁に出た時のみランチで生うに丼が提供されます。ランチ営業情報はその日の朝SNSで告知されますので、要チェックです!

公式:鱗晃荘

島武意トンネルへのアクセスと基本情報

住所 積丹町大字入舸町209-9
最寄り駅
アクセス
美国町(黄金岬エリア)から車で約25分
公式サイト 積丹観光協会(島武意海岸)

おすすめ“映え”スポット3「神威岬」

積丹町神威岬の夕日
▲神威岬の落陽はロマンティック!

神威岬は、次の世代へ引き継ぎたい北海道の宝物「北海道遺産」に選ばれた景勝地です。

竜の背中のような「チャレンカの小道」という散策路を歩くと、岬では積丹ブルーの海を約300度の大パノラマで見渡すことができます。

女性スタッフのアイコン
荒尾さん

神威岬エリアは、特に夕日が綺麗な場所として人気がありますよ。

ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されている神威岬は、国道ゲート解放時間が以下の通りになります。

【国道ゲート解放時間】

  • 4月/8:00~17:30
  • 5月/8:00~18:00
  • 6月/8:00~18:30
  • 7月/8:00~18:00
  • 8月~10月/8:00~17:30
  • 11月/8:00~16:30
  • 12月/10:00~15:00

神威岬周辺のパワースポットとクルージング体験

積丹町の神威岬から見た景色
▲神威岬は夕日の絶景スポット

神威岬から約7分ほど戻った来岸地区にある神威神社は、パワースポットとして有名で、わざわざ立ち寄って祈祷して行く方が多いという人気のスポットです。

公式:北海道神社庁(神威神社)

神威岬から車で7分ほどの来岸地区から出航している遊漁船「積丹神威クルーズ」もおすすめです。神威岬から眺めた神威岩近くまでのクルーズで、運が良ければイルカに出会えるかもしれませんよ。

公式:積丹神威クルーズ

神威岬から車で15分ほど戻った野塚地区には「岬の湯しゃこたん」があり、海を見ながら入れる露天風呂が人気です。

特に夕暮れの時刻は神威岬に沈む夕日を眺めながら入浴でき、2023年に設置された夕日テラスから眺める夕日が絶景ですよ。

公式:岬の湯しゃこたん

「岬の湯しゃこたん」の駐車場に隣接している「積丹スピリット」は、積丹で栽培されたボタニカルハーブが香るジンなどを製造しており、土日は工場見学も行っています。

公式:積丹スピリット

青い海に映える「しゃこたんブルーソフトクリーム」

神威岬駐車場に隣接する「カムイ番屋」では、2022年8月に60年ぶりに里帰りを果たした「神威岬灯台第一等不動レンズ」が一般公開されており、1階売店で販売されているしゃこたんブルーソフトクリームがおすすめです。

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荒尾さん

積丹ブルーの海をバックに、しゃこたんブルーソフトを手に持って撮影される方が多いですよ。

古民家での軽食ランチやペット同伴OKの食事処

神威岬から車で5分ほど戻った余別地区にある「なごみの宿いい田」では古民家風の空間でいただく軽食ランチが食べられます。

公式:なごみの宿いい田

同じく余別地区の「新鮮味処新生」では海鮮丼が有名で、テラス席ではペットも一緒にお食事が楽しめますよ。

公式:新鮮味処新生

神威岬へのアクセスと基本情報

住所 積丹町大字神岬町字シマツナイ
最寄り駅
アクセス
黄金岬エリアから車で30分
積丹岬エリアから車で15分
公式サイト 積丹観光協会(神威岬)

取材協力:積丹観光協会(https://www.kanko-shakotan.jp/