岐阜・太田宿中山道会館で江戸時代にタイムスリップ！カップルで楽しむ宿場町デート

この記事で紹介するのは、岐阜県美濃加茂市で江戸時代の街道宿場の歴史と文化、地元産品を堪能するデートプランです。

メインとなるスポットは、「太田宿中山道会館（おおたじゅくなかせんどうかいかん）」です。江戸時代の宿場の文化や当時の雰囲気をリアルに体感できることが最大の魅力です。館内は整備が行き届いており、飲食コーナーや特産品販売コーナーも併設されているため、カップルでゆっくり楽しめます。

また同館を拠点にすれば、旧中山道太田宿の保存状態のよい趣ある街並みを快適に散策できます。近くには、中部地方一円から参拝者が集う諸願成就のパワースポット「古井の天狗山（こびのてんぐさん）」もあり、カップルで訪れる価値があります。このデートプランでは、旧美濃国の歴史と文化、豊かな自然の恵みを体感することができます。

概要：太田宿中山道会館で江戸時代の宿場町と地元の魅力を満喫するデートプラン

さまざまな思いを抱いて中山道を往来した、いにしえの旅人たち。彼らが一息付き、わらじを脱いで旅の疲れを癒やしていたのが美濃国太田宿です。江戸と京を結ぶ交通と物流の要衝であり、徳川幕府の政策で降嫁した皇女和宮も、こちらで宿泊しました。

今回のデートのテーマは、そんな地域ならではの豊かな歴史・文化や、地元産品をカップルで満喫することです。

今回のデートのメイン
・太田宿中山道会館
周辺のデートスポット
・旧中山道太田宿 ・御代桜醸造 ・古井の天狗山（こびのてんぐさん） ※御代桜醸造は旧中山道太田宿エリア内にあります。
ランチにおすすめのお店
・Cafe Rest YADORIGI ※太田宿中山道会館内に飲食コーナーとして併設

最初に訪れたいのが、メインの見どころ「太田宿中山道会館」です。旧中山道51番目の宿場が設けられていた太田宿の歴史的資料が数多く展示され、江戸時代の宿場の歴史と文化をたっぷりと感じることができます。充実した施設にも関わらず、入館無料なことも嬉しいポイントです。

お昼時になったら、館内に併設された飲食コーナー「Cafe Rest YADORIGI」へ。2024年4月にオールラウンドなイートスペースとして生まれ変わった「Cafe Rest YADORIGI」では、近隣の皆さんからも大好評のランチメニューやドリンク類をお値打ち価格で楽しめます。また館内では、お土産に地元特産品も購入できますよ。

ランチ後は、同館前を通る旧中山道の太田宿界隈を散策するのがおすすめです。保存状態のよい江戸時代の建築物が多く残されており、二人でタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。太田宿中山道会館では、有料の電動アシスト自転車が用意されていますので、こちらを利用して回るのも良いでしょう。

そして同館からほど近い「御代桜醸造」は日本酒好きに広く知られる実力派の酒蔵で、事前予約をすれば無料で酒蔵見学や試飲も可能です。杜氏が仕込む米と水に徹底して向き合う、真摯な仕事ぶりと職人気質を感じてみてください。

その後時間が許せば、「古井の天狗山」まで足を伸ばしましょう。大小3,400体以上の天狗像が迎えてくれる境内は、戦国時代には砦が設けられた場所でした。眼下に飛騨川や美濃加茂市を一望し、彼方には恵那山系を遠望するという絶景スポットにもなっています。二人で眺めれば、お互いの距離がグッと縮まるかもしれませんよ。

ここからは、今回のデートプランのメインとなる太田宿中山道会館について、詳しく紹介していきましょう。

太田宿中山道会館の魅力：展示と食事で楽しむ江戸時代の宿場町体験

岐阜県美濃加茂市にある太田宿中山道会館は、美濃国太田宿と旧中山道にまつわる豊富な資料を展示する施設です。江戸時代の街道宿場のリアルな雰囲気を体感できるほか、地元の食材を使用した多彩なランチやお茶を楽しんだり、地元の特産品をお土産として購入したりと、楽しみ方も多様です。

歴史好きの方はもちろん、そうでない方にとっても十分満足できるデートスポットとなっています。

▲展示室に足を踏み入れれば、まるで江戸時代の街道宿場にタイムスリップしたかのような光景が広がります！

広い駐車スペースや整った設備を持つ太田宿中山道会館は、旧中山道太田宿を巡る際の実質的なビジターセンターとしても頼りになる存在です。江戸時代からの歴史的建築物が多く残る地域ですが、同館を拠点にすることで効率よく観光することができます。いつでも休憩したり、清潔なお手洗いを利用したりできるため、カップルでの周辺散策にも適した施設といえます。

また、企画展示も頻繁に開催されており、江戸時代の活気ある庶民文化に触れられることも同館の魅力です。過去には漫画や川柳、室内照明などについての展示も行われました。意外にも現代の私たちの生活と共通点があることに、新たな発見があるかもしれません。

今回は太田宿中山道会館の館長である丹羽さんに、施設の魅力や特徴について詳しくお話を伺いました。

リアルな江戸時代体験：充実の展示と体験コーナーを楽しもう

▲館内の展示室入り口。さまざまな趣向が凝らされた展示室へはこちらから！

編集部

よく整備された施設ですね。全体的にゆったりした造りで、街道宿場の生き生きとした風情を感じ取れます。太田宿中山道会館の最大の見どころは、どこにあると思われますか。

丹羽さん

展示室には、江戸期の旧中山道太田宿がリアルに再現されており、ここが最大の見どころかと思います。歴史ファンの方々にとっては、特に魅力的なスペースですが、どの世代の方が来館されても、それぞれに合った見どころがあります。

編集部

当時実際に使われていた旅の道具類なども間近で目にできますから、イマジネーションを大いに掻き立てられますね。施設内で来館者が実際に体験できることはあるでしょうか。

丹羽さん

例えば、小判の保管・運搬に用いられた千両箱を実際に持ち上げていただき、中に金貨が詰まった状態の重さを体感することができます。これにより、当時の金銀の価値や運搬の大変さを実感できます。

編集部

来館者が往時の宿場や旅の実態を体験を通じて理解できる施設は、とても貴重ですね。他にも展示方法で工夫されていることや、特色ある部分があれば、ぜひお話しください。

丹羽さん

展示室内に「よろずや太田宿」というコーナーがあります。木札をセンサーに通すことで、江戸期の旅の実態について、分かりやすく解説を受けられる仕掛けです。小学生以上の方であれば、楽しんでもらえると思います。

また旧中山道太田宿について解説されたビデオを各自で選んでいただき、江戸期の宿場をバーチャルで理解できる仕組みもあります。これにより、視覚的に当時の様子を把握することができます。

編集部

さまざまな工夫が凝らされた展示室だと感じました。幅広い年齢層の方に興味を持ってもらえそうですし、カップルで来館しても江戸期の街道宿場にタイムスリップしたような感覚を共有できますね。

季節ごとに変わる魅力的な企画展示：何度でも楽しめる太田宿中山道会館

▲展示室内にある中山道六十九次の地図。太田宿は江戸から数えて51番目の宿場だった！

編集部

太田宿中山道会館では、企画展示も盛んに行われていますね。これまでの企画展示や、今後予定されている企画展示について教えていただけますか。

丹羽さん

当館の企画展示は、1年を前半と後半に分けて、それぞれ異なるテーマで行っています。過去には「中山道太田宿本陣展」や「江戸の暮らし展」、「播隆（ばんりゅう）（※1）展」、「岡本一平（※2）展（大正期）」などの企画展示を開催しました。

今後は、安土桃山時代以前や近代日本（明治～平成期）を扱った企画展示も適宜取り入れていく予定です。

（※1）江戸時代後期（18～19世紀）に生きた浄土宗の僧。各地で修行を行い播隆上人と敬称される。現在の岐阜県美濃加茂市で生涯を閉じた。
（※2）明治～昭和時代（19～20世紀）に活躍した画家・漫画家・文筆家。長男は芸術家の岡本太郎氏。戦後は現在の岐阜県美濃加茂市に移り住み、没するまで執筆活動を行った。

＞＞企画展示の詳細はこちら

編集部

来館のタイミングによっては、異なる企画展示を楽しめる可能性がありますね。旧中山道太田宿が栄えた時代背景にも触れられるので、企画展示は見逃せないものだと感じました。来館される方々にはどんなことを学び、感じ取ってほしいでしょうか。

丹羽さん

美濃国太田宿が旧中山道の宿場として選ばれた理由や、江戸時代の私たちの先祖の暮らしぶりを、館内の展示物から学び取ってもらえればと思います。

また、400年前の五街道制定時に思いを馳せつつ、当時から残る界隈の建築物にも足を運んでいただき、歴史探求の醍醐味を味わってもらえれば嬉しいですね。

編集部

街道宿場の文化だけでなく、江戸時代の庶民生活に触れられることも、太田宿中山道会館の大きな魅力だと感じます。企画展示のほかに、来館する季節やタイミングによって、異なる楽しみ方はありますか。

丹羽さん

野鳥に興味がある方なら、冬季には写真撮影の楽しみが増えますね。敷地内の駐車場から見える樹齢400年以上のエノキの大木は御神木で、枝にはヤドリギが密生しています。国内では大変珍しい「ヒレンジャク」と「キレンジャク」という渡り鳥が、毎年1～2月に大陸からこのヤドリギに飛来するのです。

編集部

駐車場から拝見した御神木は、とても趣がありました。そんな貴重な鳥が飛来するなら、野鳥に詳しくない方でも、冬に来館する楽しみが増えそうですね。

ランチにおすすめ：味と価格に定評のある「Cafe Rest YADORIGI」

▲飲食コーナーの「Cafe Rest YADORIGI」。バラエティー豊かなランチは多くのリピーターに人気！

編集部

こちらの館内に併設されている飲食コーナーや、特産品販売コーナーも好評のようですね。簡単にご紹介をお願いします。

丹羽さん

飲食コーナーは「Cafe Rest YADORIGI」で、9:00から16:00の営業です（2024年4月時点）。朝のモーニングサービスと、お昼のランチを提供しています。

ランチは、定番の「野菜天ぷら定食」を始め、すべてのお客様に満足していただけるよう20種類以上のメニューをご用意しています。大変人気がありますよ。

40席と余裕のある席数ですので、館内デートの際にもぜひご利用いただきたいですね。

丹羽さん

特産品販売コーナーでは、地元産の野菜やお菓子、お土産品などを豊富に取り揃えています。特に野菜類は、一般的なスーパーマーケットよりもかなりお安く購入できます。車でお越しの方は、新鮮な地元産野菜などをまとめ買いするのもおすすめですよ。

編集部

旧中山道太田宿の名物や美濃加茂市内の各種特産品、朝採りの新鮮野菜などが販売されていますね。地元の方による魅力的な手作り品も取り扱っているようです。

カップルに人気の撮影スポットと伝説のパワースポットを紹介

▲枝のヤドリギに鳥たちが集うエノキの大木。御神木であり、枝の下は地元で知られたカップルのパワースポット！

編集部

結婚式の前撮りや、和服を着て撮影するためにカップルで来館される方も多いと耳にしました。太田宿中山道会館で、思い出の写真を撮影しやすい、おすすめのスポットはどちらになりますか。

丹羽さん

館内で結婚式や成人式の前撮りをされる方は、確かに毎週多くいらっしゃいますね。館内のどの場所で撮影されても、訪れるカップルの素敵な思い出になると思います。お気に入りの撮影スポットを見つけるプロセスも、二人で楽しめると思いますよ。

編集部

駐車場にある大きな御神木、枝のヤドリギに鳥たちが集まってくるエノキの木は、雰囲気のある撮影スポットになりそうですね。

丹羽さん

あのエノキの御神木の下は、「ここで愛を誓い合うと生涯幸せに過ごせる」と言われており、カップルのための伝説のパワースポットになっているんですよ。旧中山道太田宿の、いわばシンボルツリーのような存在にもなっています。

編集部

御神木の下にはベンチも設置されていましたね。カップルで座って、休みながら語らうにもよい場所になりそうです。

来館者が語る太田宿中山道会館の魅力と評判

▲朝採り野菜がお得に購入できる特産品販売コーナー。新鮮で安い！

編集部

太田宿中山道会館の口コミ評価をGoogleやSNSでチェックすると、「旧中山道太田宿の成り立ちがよく理解できた」「子どもから大人まで楽しめるおすすめスポット」などの好評な声が多く見られます。

来館される皆さんから、ほかによく耳にされる感想がありましたら、教えてくださいますか。

丹羽さん

「この記念館に来るとホッとして安らぐ」「朝採れ野菜がどれも安くて、新鮮で美味しい」このような声をしばしば頂戴します。

おかげさまで展示室だけでなく、飲食コーナーと特産品販売コーナーの評判も上々です。特に地元の新鮮な野菜は、価格も手ごろで、来館者の皆さまに大変喜ばれています。多くの方が、太田宿の歴史を学びながら、地元の味も楽しめる点を高く評価してくださっています。

「雰囲気がよい施設」「太田宿散策のベースに最適」の声が多数！

太田宿中山道会館に関するGoogleやSNS上の口コミを編集部でチェックしたところ、以下のようなリアルな声がありました。

観光客と地元の方、双方の口コミを見ましたが、全体的に高評価となっているようです。これらの感想を通じて、編集部も太田宿中山道会館の魅力を改めて実感しました。歴史的な価値と現代的な利便性が共存する、貴重な観光スポットであることがわかります。

カップルにおすすめ：和の雰囲気を楽しめる太田宿中山道会館

▲敷地内に再現された糸遊庵（しゆうあん）。大正～昭和期に活躍した漫画家・岡本一平氏（岡本太郎氏の父）の終の棲家であり、創作の場でもあった。

編集部

デートでの来館を検討中のカップルの方々に、何かメッセージがありましたらお願いします。

丹羽さん

太田宿中山道会館は、華やかなデートスポットではありませんが、ゆったりと落ち着いて二人で楽しめる場所です。歴史的な雰囲気を味わいながら、お互いの理解を深められる空間ですので、ぜひお越しください。

編集部

館内の撮影スポットも豊富ですし、和の雰囲気が好きなカップルにはおすすめですね。比較的空いている曜日や時間帯はいつでしょうか。

丹羽さん

飲食コーナーのモーニングサービス（9:00～11:00）と、ランチ（11:30～14:00）の時間帯を除けば、平日・土日ともに比較的空いています。来館される方の平均滞在時間は、おおよそ1～2時間ほどです。展示物をじっくり見学したり、館内の雰囲気を楽しんだりするには十分な時間だと思います。

編集部

太田宿中山道会館を訪ねた後に行く、おすすめのデートコースがあれば教えていただけますか。

丹羽さん

当館でランチを召し上がった後に、旧中山道太田宿の界隈を散策されるのがおすすめです。当館は太田宿の中心地ですし、こちらを見学された後なら、往時からの建築物などもより理解しやすいと思います。効率的に回りたい方は、有料の電動アシスト自転車も利用可能です。

また、バーベキューがお好きなカップルでしたら、夕食時間前に「リバーポートパーク美濃加茂（※3）」まで足を伸ばすのもよいでしょう。当館から2kmほどの距離で、木曽川を少し上流に行ったところにあります。手ぶらで行かれても、夕食に「ナイトBBQ」を楽しめますが、事前予約が必須なので注意してください。

（※3）人と人・川と街をつなぐ地球と遊べる街、美濃加茂を発信する公園がコンセプト。川遊びやバーベキューなどができる。（公式URL：リバーポートパーク美濃加茂）

編集部

すぐお隣には、「旧太田脇本陣林家住宅（※4）」がありますね。私も後でさっそく訪ねてみます。丹羽さん、本日はお忙しい中、長時間お話しいただき、どうもありがとうございました。

（※4）脇本陣とは、江戸期の宿駅制度上の半公共的宿泊施設のことで、本陣に次ぐ位置付け。旧中山道太田宿では、林家がその任を負った。18世紀に建てられた母屋が現存し、国指定重要文化財となっている。（参考URL：ぎふの旅ガイド「旧太田脇本陣林家住宅」）

太田宿中山道会館の基本情報：アクセス・営業時間・料金など

住所	〒505-0042 岐阜県美濃加茂市太田本町3丁目3-31
アクセス	【車】 ・東海環状自動車道「美濃加茂IC」から国道41号線を南へ約5分 ・東海北陸自動車道「関IC」から国道248号線を東へ約20分 ・名神高速道路「小牧IC」から国道41号線を北へ約30分 ・中央自動車道「多治見IC」から国道248号線を北へ約30分 【公共交通機関】 ・JR名古屋駅から特急ひだ号でJR美濃太田駅まで約40分、駅南口から徒歩20分 ・中部国際空港から名鉄特急で鵜沼駅経由JR美濃太田駅まで約70分、駅南口から徒歩20分
駐車場	無料駐車場あり ※満車の場合、太田宿中山道会館から北東へ徒歩1分の市営駐車場（無料）が利用可能。
電話番号	0574-23-2200
開館時間	9:00～17:00 ※飲食コーナー「Cafe Rest YADORIGI」の営業時間は、9:00～16:00（ラストオーダー15:30）。
休館日	月曜日（祝日の場合は開館し、翌日休館） 年末年始（12月29日～1月3日）
料金	全年齢無料
予約	事前予約不要
公式サイト	https://kaikan.ootajuku.net/

※最新の情報は公式サイトでご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

太田宿中山道会館周辺で楽しむ！おすすめデートスポット3選

充実した施設を誇る太田宿中山道会館ですが、周辺スポットと組み合わせることで、デートの満足度をさらに高めることができます。ここでは、おすすめの3つのスポットを紹介します。これらのスポットは、すべて公共交通機関でアクセス可能なので、車がなくても気軽に訪れることができます。歴史や文化、自然を楽しみながら、思い出に残るデートを楽しめるでしょう。

周辺のおすすめデートスポット

江戸の風情を感じる散策プラン：旧中山道太田宿エリアを巡る

旧中山道太田宿は、岐阜県美濃加茂市の歴史・文化の中心地として知られています。江戸時代の街道宿場の風情ある街並みが良好に保存されており、カップルや歴史愛好家にとって魅力的な散策スポットとなっています。

「旧太田脇本陣林家住宅」や「旧太田宿本陣門」、「旧小松屋吉田家住宅」は、必見の歴史的建造物です。これらの建物は、当時の宿場町の様子や建築様式を今に伝える貴重な文化財となっています。

太田宿中山道会館は旧中山道太田宿の中心に位置し、地域の歴史や文化を紹介する施設です。同館を見学した後に周辺の歴史的建造物を巡ることで、太田宿の歴史をより深く理解し、その魅力を存分に味わうことができます。アクセスは便利で、JR美濃太田駅から木曽川方向へ1～1.5kmほど、ゆったりとした散歩気分で15～20分程度歩くと到着します。

参考URL：美濃加茂市観光情報サイト「みのかもとりっぷ」中山道の歩き方

地元の銘酒を堪能：御代桜醸造で楽しむ日本酒体験

御代櫻（みよざくら）は、日本酒愛好家の間で広く知られる銘酒の蔵元です。1893年（明治26年）の創業以来、全国新酒鑑評会で幾度も金賞を受賞するなど、その品質は高く評価されています。杜氏たちが原料の米と水にこだわり抜く姿勢が、この評価を支えています。事前に電話予約をすれば、酒蔵見学や日本酒の試飲を体験できます。

御代櫻では、季節限定や数量限定の商品も多く取り扱っており、これらを目当てに訪れる日本酒ファンも少なくありません。特に、酒蔵が自家製造する奈良漬けは、独特の風味と食感で多くのファンに支持される隠れた名品となっています。

立地は歴史ある旧中山道沿いにあり、「太田宿中山道会館」の斜め前という、江戸時代の面影を感じられる絶好の場所に位置しています。古き良き日本の雰囲気を楽しみながら、上質な日本酒を味わうことができます。

公式URL：御代桜醸造株式会社

絶景とパワースポットを満喫：古井の天狗山でロマンチックな時間を

古井の天狗山は、願い事を叶えるパワースポットとして古くから親しまれ、中部地方全域から参拝者が訪れる修験道の神社です。主祭神の荒薙大神（あらなぎおおかみ）を祀っており、境内には驚くべきことに3,400体以上もの天狗像が安置されています。

見逃せないのは、駐車場北西の一段高い場所に鎮座する日本最大級の大天狗像で、その高さは実に12mにも達します。

絶景スポットとしても知られ、山頂からは飛騨川や美濃加茂市の街並みを一望できます。境内にあるお茶屋さんの玄米五平餅は絶品と評判で、多くの参拝客に愛されています。アクセスは車が便利ですが、徒歩でも可能です。JR高山本線の古井（こび）駅から徒歩約10分で到着できるため、電車での参拝も快適です。

参考URL：美濃加茂市観光情報サイト「みのかもとりっぷ」古井の天狗山

まとめ：太田宿中山道会館で楽しむ歴史と文化の思い出深いカップルデート

江戸時代の宿場町にタイムスリップしたかのような雰囲気が楽しめる「太田宿中山道会館」。充実した展示物と美味しいランチが好評で、カップルでのデートスポットとして十分に楽しめます。江戸時代の生活や文化を学びながら、二人で歴史を感じることができます。

同館を起点に、周辺の旧中山道太田宿のレトロな街並みをゆっくりと散策してみてください。江戸時代の面影が残る町並みや古い建物を見学しながら、歴史的な雰囲気を楽しむことができます。少し足を延ばせば、美濃加茂市や飛騨川を一望できる絶景のパワースポットも訪れることができます。

予想以上に内容の濃いデートコースになるはずです。日常の喧騒から離れ、二人でゆったりとした時間を共有できるでしょう。心にゆとりが戻り、日本の伝統文化とお互いの魅力を再発見できるデートになるかもしれません。歴史と自然に囲まれた環境で、新たな会話のきっかけも生まれることでしょう。