【愛知デート】日本モンキーセンターで60種800頭の霊長類と出会う！カップルで楽しむ動物園プラン

今回「思わずニッコリ笑顔になれる動物園デートを楽しもう♪」で紹介するのは、愛知県犬山市にある霊長類専門の動物園、「日本モンキーセンター」です。

約60種800頭以上の霊長類に会える、霊長類専門の動物園「日本モンキーセンター」。その魅力や楽しみ方について、学術部エデュケーターの江藤さんにお話を伺いました。

日本モンキーセンターでしか出会えない霊長類がたくさん！

犬山駅から近距離にあり、バスや徒歩で気軽に訪れることができる「日本モンキーセンター」。ファミリーに人気のテーマパーク「日本モンキーパーク」が隣接する、世界的にも珍しい霊長類専門の動物園です。

チンパンジーやニホンザルなど一般的な動物園でもよく見られる種類はもちろん、テレビでも紹介されることが少ない希少な霊長類とも出会えるチャンスがあります。

さらに、園内の飲食施設では動物をモチーフにした魅力的なメニューが豊富に用意されており、「写真映えする！」と女性から高い支持を得ています。無料で利用できる休憩所やレジャーシートを広げられる芝生エリアも完備されているため、手作りのお弁当を持参してのピクニックデートも楽しむことができます。

それでは、日本モンキーセンターの魅力について、学術部エデュケーターの江藤さんに詳しくお話を伺いましょう。

霊長類専門動物園ならではの魅力と学びの機会

編集部

霊長類専門の動物園はとても珍しいですが、江藤さんから見る「日本モンキーセンターならではの魅力」を教えてください。

江藤さん

日本モンキーセンターでは、ニシゴリラやチンパンジーといった大型類人猿から小型のピグミーマーモセット、夜行性のポト、ショウガラゴなど、約60種類800頭の霊長類を飼育・展示しています。

なかには国内でここでしか見ることのできない珍しい種類もいます。霊長類専門の動物園ですので、一般的な動物園とは異なる視点でお楽しみいただけます。また、霊長類の生息域であるアフリカ・アジア・南米の地域別に展示をしており、地域による特徴の違いを比較観察することができます。

日本モンキーセンターは博物館でもあり、資料の収集、研究活動も行っています。研究員（キュレーター）が在籍しており、園内や海外で行っている研究活動の成果を特別展などでご覧いただけます。

飼育している動物は亡くなった後も標本として保管し、研究活動に活用しています。国内の多くの動物園では焼却処分されることが一般的ですが、当センターでは違います。所蔵している剥製や骨格標本の一部は、ビジターセンターで展示しています。国内ではココだけのヒガシゴリラの剥製は、ゴリラ愛好家には見逃せない展示物です。

編集部

見たことのない希少な霊長類たちに出会える動物園、とても興味深いです！種類によって見た目も性格も全く違うようなので、「お気に入りの種類は？」といった会話をしながら飽きずに楽しめそうですね。

霊長類のカップルから学ぶ！？異性へのアピール方法

編集部

「ここに注目すると面白い！」というようなおすすめの楽しみ方や見どころはありますか？

江藤さん

霊長類のカップルやファミリーに注目してみると、面白い駆け引きや過ごし方を見られることがあります。

例えばニホンザルのオスは、メスと交尾をしたいとき、意中のメスにグルーミング（毛づくろい）をしたり、ずっと寄り添っていたりと献身的にアピールをします。特に秋の発情期にそういった駆け引きが多く見られ、観察することで「異性へのアピールの仕方」を学ぶのもおすすめです！

また、テナガザルは父親・母親とその子どもたちで群れを作ります。日本モンキーセンターで飼育しているフクロテナガザルも父親のアボ・母親のリンダとその子どもたちの群れで生活しています。
彼らは1日に2～3回ほど群れで歌います。絆を深めるため、また縄張りを主張するために歌うと言われています。オスとメスとで歌うパートが違うので、人間とは異なるパートナーとの過ごし方を感じてみるのも面白いでしょう。

編集部

仲良く過ごす霊長類たちの姿に、ほっと心が和みそうですね。将来の家族像について考えるきっかけにもなりそうです。

雨の日には、屋根の下で身を寄せ合ったり、大きな植物の陰に隠れたりと、普段とは違った霊長類の姿も観察できるそうです。これも、カップルの会話が弾むポイントになりそうですね。

SNSで話題の人気者と園内の人気スポットを紹介

編集部

特に人気の高い霊長類の個体や種類を教えてください。

江藤さん

SNSで人気が高い個体は、シロガオサキのモップ、ニシゴリラのタロウ、シロテテナガザルのキュータロウ、チベットモンキーのザルバです。

→スクロールで人気のある個体の写真が見られます

また、園内施設で人気の種類は「Waoランド」のワオキツネザルや「リスザルの島」のボリビアリスザルです。この2施設は放し飼いとなっていて、檻やガラスを挟まずに間近で見られること、さらには見た目の愛らしさから非常に人気があります。

2021年5月26日と30日には、ボリビアリスザルの赤ちゃんが誕生しました。今後の成長過程をぜひ注目してみてください。

編集部

日本モンキーセンターTwitterではほぼ毎日『今日のモップくん』画像が配信されています。モップくんに会うために訪れる方も多いそうです。園内の食事処ではモップくんの顔をモチーフにしたカレーも人気で、モップくんファンや写真撮影を楽しみたい方にはおすすめです。

カップルで楽しむ！四季の景観と動物立像探し

編集部

景観がいいおすすめのスポットやイルミネーションなど、動物以外で楽しめるものはありますか？

江藤さん

ヤクシマザルがいるモンキーバレイでは、サルたちの背景に継鹿尾山が見えます。季節によって桜や藤、紅葉など、四季折々の美しい景観をお楽しみいただけます。

また、アヌビスヒヒがいるヒヒの城は園内で最も高い場所にあり、そこからは犬山の街並みを一望できる絶景ポイントです。

さらに、園内のいたるところに動物の立像が設置されています。プロの作家さんの作品もあるので、お気に入りの像を探して写真撮影をするのもデートの良い思い出になるでしょう。

編集部

日本モンキーセンターは動物以外にも見どころがたくさんありますね！

園内にはミュージアムショップもあります。カップルで互いにプレゼントを選び、デートの記念に贈り合うのも素敵な楽しみ方かもしれません。

→スクロールでミュージアムショップの写真が見られます

利用者の声：日本モンキーセンターの口コミ感想

編集部

利用者からよく聞く感想や、うれしかった声などがあれば教えてください。

江藤さん

世代や性別を問わず、多くの方にリピート来園していただいております。例えば、小学生の頃に遠足で来て楽しかった思い出を覚えていて、10年ぶりに彼女とデートで来園したという方もいらっしゃいました。

また、「初デートをしたモンキーセンターでプロポーズをしたい」というお問い合わせをいただき、花束をお預かりしたこともあります。そのプロポーズは無事成功していました！

編集部

思い出の日本モンキーセンターでデートやプロポーズ、とても素敵ですね。仲良しの霊長類たちに囲まれて、素敵な雰囲気の中で思い出深い一日を過ごせそうです。

また、口コミを見ると「工夫がたくさんあり、サル好きでなくても楽しめる！」「施設内が清潔で気持ちよく過ごせる」といった声が多く見られました。「飼育員さんたちの動物たちへの愛と努力があちこち見られる」という感想もあり、アットホームな雰囲気も魅力的なポイントだと言えますね。

入園料と割引プラン

入園料	大人（高校生以上）：800円 小中学生：400円 幼児（3歳以上）：300円 ※障がい者手帳の提示で本人と付添い1名が半額になります
駐車場料	普通車1台：1日1,000円

江藤さん

基本料金は上記の通りですが、「友の会」に入会すると1年間の入園がフリーとなります。会費は大人（高校生以上）3,000円、小中学生2,000円、幼児（3歳以上）1,500円で、車で年に2回以上来園したい方には大変お得なプランです。

また、園内では近隣の観光名所とのセット共通券も以下の通りに販売しています。

日本モンキーセンターだけでなくほかの観光も楽しみたい方は、ぜひそちらの共通券もご活用ください。

動物園デートを楽しむためのアドバイスと注意点

編集部

動物園デートにあたって、あると便利なものや避けたい服装について教えてください。

江藤さん

あると便利なのが、遠くの動物たちを観察・撮影できる「望遠機能つきカメラ」です。可愛らしい動物の写真が撮れたら、思い出になるだけでなく、会話を盛り上げる話題のタネにもなりますよ。

また、日本モンキーセンターでは入園ゲートやビジターセンターのインフォメーションにて飼育動物たちへの食べ物（果物や野菜）の寄附を受け付けています。デートの際に寄附をすることで、思いやりのある人だと好印象を持ってもらえる可能性があります。ぜひご検討ください。

服装については、園内にアップダウンのある道が多いためヒールの高い靴は避け、歩きやすい靴がおすすめです。注意点として、日傘は放し飼い施設内では霊長類が乗ってくる危険性があるため使用禁止となっています。日傘をお持ちの場合は、差さずに手に持ってご移動ください。

日本モンキーセンターからカップルへのメッセージ

編集部

最後に、日本モンキーセンターの利用を検討されている方へのメッセージをお願いします。

江藤さん

野生の霊長類たちは、起きている時間のほとんどをエサを探して移動します。日中でもよく動いており、ずっと見ていても飽きることはありません。

そのため、まだ日の浅いカップルでも話題に困ることはないと思います。また、私たちヒトはサルと同じ霊長類の仲間なので、ぜひ仲良くなる方法を霊長類たちから学んでみてはいかがでしょうか。

編集部

ありがとうございました！

施設情報とアクセス

住所	〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地
電話番号	0568-61-2327
受付時間	（11月～2月）10:00～16:00 （3月～10月）10:00～17:00
公式サイト	https://www.j-monkey.jp/index.html
駐車場	有り（有料）
写真撮影	可（ただし、自撮り棒は電気柵に触れる危険や動物脱出の可能性があるため使用禁止）
餌やり・ふれあい	なし（ただし、放し飼いコーナーあり）
お土産ショップ	あり（ミュージアムショップ）
飲食スペース	あり（レストラン・無料の食事スペース・芝生）
安全対策	・放し飼い施設では職員が常時監視し、動物とのトラブル回避を徹底 ・迷子発生時は職員が無線で連携して捜索
空いている時間帯	平日の午前中 ※春や秋の行楽シーズンは学校団体が多いため、平日14時以降がおすすめ

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