長崎県諫早市での暮らしは?特徴や魅力・住まいやお仕事情報をご紹介
この記事では、地方移住を考えている方に向けて「長崎県諫早市(いさはやし)」の特徴や魅力・住まいやお仕事情報・支援政策など詳しくご紹介します。
諫早市は長崎県の南部に位置する市で、利便性に富んでいながら海・山・川などの自然が楽しめる「バランスのいいまち」です。
遊べるスポットも多く子育て支援制度も充実しているため、諫早市へ移住される若い世代も増えてきているそうです。
そんな諫早市の移住後の生活について、詳しくご紹介します。
諫早市の暮らしはどう?特徴や魅力をご紹介
諫早市へ移住後、どのような暮らしが待っているのかをイメージしやすいよう、主な特徴をご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴1:自然を活かした四季折々のアクティビティが楽しめる
諫早市は海・山・川と豊かな自然に恵まれていて、季節ごとにさまざまなアクティビティが楽しめる充実度満点のまちです。
諫早市内はもちろん、県外からも多くの人が集まるおすすめスポットをそれぞれ詳しくご紹介します。
【海】:遊びもグルメも諫早の海は楽しみが満載
諫早市は諫早湾(有明海)・大村湾・橘湾の3つの海に囲まれていて、潮干狩りや海水浴などさまざまな遊びを楽しめます。中でも橘湾に位置する結の浜マリンパークでは、夏に限らず年間を通してたくさんの人が訪れているそうです。
▲結の浜マリンパークは管理人もいるのでお子さま連れでも安心して行ける
結の浜には日よけがないから、熱中症の危険を妨ぐためにもタープテントなどを持参することをおすすめするよ。
結の浜マリンパークは夏場に海水浴を楽しむのはもちろん、海に入らずに設置されているベンチに座り、大切な人とまったりとした時間を過ごすのも良いでしょう。きれいな砂浜と美しいロケーションが映えることから、ウエディングフォトの撮影をされる方も増えています。
結の浜マリンパークに併設されているキャンプ場は直火はNGですが、焚き火台を使用すれば焚き火ができます。キャンプに訪れた際は、焚き火に当たりながら夜の海をゆっくりと眺めて非日常を味わってみてください。
また、諫早市に隣接する3つの海で獲れた海の幸を楽しむイベントが開催されることもあります。令和6年2月開催のイベントは、市場や海鮮グルメ、魚すくい、抽選会など家族みんなで楽しめる内容で盛り上がったようです。
▲名物の魚すくいはお子さまから大人まで大勢の方で盛り上がる
【山】:季節ごとに美しく色鮮やかな花が咲き誇る様子が見られる
諫早市の北部に位置する白木峰高原は、標高1,057mの五家原岳の中腹にあり春は菜の花、秋はコスモスを楽しめる諫早市の観光スポットです。
▲一面に咲き誇る色鮮やかな花々は大勢の方を魅了している
広場があるので、ピクニックをしながら一面に咲き誇る花を楽しむのも良いでしょう。満開に咲き誇る菜の花やコスモスと雲仙普賢岳方面から昇る朝日のコラボレーションは、諫早市随一の絶景です。
隣接する自由広場にはすべり台など子どもが楽しめる遊具も設置され、「コスモス花宇宙館」では無料で天体観望もできるので、家族で出かけた際に子どもも飽きずに過ごせるのが高ポイントですね。
参考:諫早市(コスモス花宇宙館)
【川】:歴史深い本明川では家族で楽しめるイベントも
諫早市のほぼ中心に流れる本明川(ほんみょうがわ)は、かつて日本一短い一級河川(※)といわれた、さまざまな歴史を抱えた諫早市を代表する河川です。
※参考:日本河川協会
本明川は昭和32年7月に豪雨による大水害が起きており、たくさんの市民が負傷し家を流されたほか、約500名の方が尊い命を落とされました。
その魂を追悼するため、毎年水害の起きた7月25日に「諫早万灯川まつり」が開催されています。約2万本の万灯を点し、2,000発の花火を打ち上げるその悲しくも美しいおまつりは、市民のほか県外からも多くの人が集まる諫早市を代表するイベントです。
▲淡く灯るろうそくの火に想いを馳せる
そして諫早公園には、水面に反射して眼鏡のように見える二連アーチ状の石橋があります。「眼鏡橋」と呼ばれるこの橋は、江戸時代から本明川に架けられました。大水害後に日本の石橋として初めて国の重要文化財に指定され、諫早のシンボルとなっています。また、毎年春には周辺で「諫早つつじ祭り」が開催され、多くの観光客や家族連れで賑わいます。
▲満開のつつじが咲く季節には国内のみならず外国人観光客も多く訪れる
特徴2:利便性に富んでいて通学・通勤や旅行もしやすい
諫早市内には大小含め19の駅が存在(※令和6年2月時点)しています。中でも諫早市の中心駅である諫早駅は、西九州新幹線をはじめ計4路線が通っており、長崎県内だけでなく県外へのアクセスも良好です。
また、諫早市には諫早ICをはじめ高速道路のインターチェンジも複数あります。この高速道路を利用すれば、長崎空港まで車で約30分ほどで移動可能です。
このことから諫早市は豊かな自然に恵まれながら、在来線・新幹線・高速道路・飛行機と移動手段の選択肢も多く、通勤や通学・出張や旅行にも出かけやすいという優れた利便性を誇っていることが分かります。
自然に囲まれた環境で生活を送りたいけど不便な暮らしはしたくない…という方に、諫早市での暮らしはぴったりかもしれません。
特徴3:充実の遊びスポットで子どもがのびのび成長できる
諫早市内には充実のサポートが受けられる子育て支援センターや、子どもが思いきり体を動かしてのびのびと遊べる公園など、子どもの健やかな成長に不可欠な子育て環境が整っています。
ここでは、全国から視察が絶えないという児童施設「こどもの城」と、家族のおでかけにおすすめの「多良見のぞみ公園」をご紹介します。
心身ともに健やかな成長が期待できる「こどもの城」
「こどもの城」は諫早市が運営している児童施設で、無料で遊べるのが嬉しいスポットです。広々とした屋内遊び場だけでなく、山の中という立地を活かした屋外の遊び場も充実しています。飲食スペースもあるため、昼食を持参すれば一日中遊ぶことも可能です。
▲こどもの城は年齢制限はなく大勢のお子さまで賑わう
こどもの城は「子どもたちが生きる力を培うこと」を目的とした学びの施設で、遊具や自然をきっかけとしてスタッフや周りの子ども、大人との触れ合いを通して子どもたちが学ぶ(成長する)ことができます。
こどもの城のスタッフは常に全力!ここに来るとこどもの遊びの幅が広がり自然と笑顔も増えるんだ。
公式:こどもの城
大きな遊具あり!季節ごとの催しも楽しめる「多良見のぞみ公園」
多良見のぞみ公園は大村湾をのぞめる高台にある広々とした公園で、遊具だけでなく芝生でのそり滑りやローラースケートなどさまざまな遊びが楽しめます。それぞれエリア分けがされているため安全に利用できるのがポイントです。
▲遊具エリアも子どもたちに大人気
幼稚園や保育園の遠足での利用も多く、週末は家族でピクニックに訪れる方も多いそうです。駐車場も広く無料で利用できるので「どこかにお出かけしたいけど特に予定がない…」といった際にもふらっと行って楽しめます。
また季節ごとにさまざまな催しがあり、5月には大きく豪華なこいのぼりが多良見のぞみ公園の空に泳ぐ姿を見られるほか、12月には「光のフェスティバル」が開催され、ジャンボツリーの点灯式が見られるなど年間を通して楽しみが尽きません。
▲4月中旬~5月中旬は大きなこいのぼりが泳ぐ姿を見られる
▲「光のフェスティバル」では、高さ12mの光のジャンボツリーをはじめイルミネーションが楽しめる
公式:多良見のぞみ公園
諫早市の暮らしに関する情報
諫早市の暮らしに関する情報をまとめました。
気候 | 【平均気温】 1月:7.2℃ 8月:28.1℃ (参考:気象庁)※諫早市に観測地点がないため隣接する長崎市のデータを参照 |
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人口 | 人口:約131,500人 世帯:約54,600世帯 ※2024年2月1日時点 |
病院・クリニック | 約100院 |
学校 | 小学校:28校 中学校:16校 幼稚園:6園 保育所:66園 ※2024年2月時点 |
観光 | 眼鏡橋(諫早公園)・白木峰高原・フルーツバス停など |
交通 | 【鉄道】 ・JR長崎本線 ・島原鉄道 ・JR九州 西九州新幹線 【バス】 ・長崎県営バス ・島鉄バス 【高速道路】 ・諫早IC(長崎自動車道、島原道路) ・長崎多良見IC(長崎自動車道) ・古賀市布IC(長崎バイパス) ・小船越IC、栗面IC、長野IC、森山西IC、森山東IC(島原道路) |
近隣都市 | 長崎市・大村市・雲仙市・西彼杵郡長与町 佐賀県藤津郡太良町 |
諫早市内にはスーパーマーケットやドラッグストア・コンビニなども多く、日用品の買い物には困りません。大型ショッピングモールの計画もあり、今後ますます便利なまちになることが予想されます。また、病院の数も多いため、かかりつけ医を探しやすい点もおすすめポイントです。
そして、諫早市は自然に恵まれているため、観光地など見どころが多いのも特徴です。また、国道207号を佐賀方面に進む途中にある「フルーツバス停」はじめ、市内には写真映えするスポットが点在しており、県内外から大勢の方が撮影に訪れます。
▲フルーツバス停はミカンのほかいちご・メロン・スイカ・トマトがありCM撮影が行われたこともある
諫早市は公共交通機関も充実しているけれど、車があることでよりさまざまなお出かけスポットへ足を運びやすから、子育て世帯の方は車を所有していることが多いんだ!
【仕事】:求人情報は多数。東京圏からの移住者には支援金もあり
大手求人情報サイトにて「正社員×諫早市」で検索したところ、約3,000件の求人情報がヒットしました。販売員をはじめとして接客業や事務職・製造業など幅広い業種で働き手を募集しているため、比較的仕事を探しやすい環境となっています。
参考:求人情報の一例
また、東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)にお住まい・東京23区内に勤務されていた方で、諫早市内へ就職・起業、またはテレワークをきっかけに移住された方は「移住支援金」として最大100万円が受け取れます。
詳しい条件などについては諫早市公式の移住支援金ページをご確認ください。
公式:諫早市(諫早市移住支援金)
【住まい】:空家バンクを利用される場合は補助金も忘れずチェック
大手物件サイトで諫早市の賃貸物件の平均価格を調べてみました。
1人暮らし向け | 5.7万円 |
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2人暮らし向け | 6.3万円 |
ファミリー向け | 6.8万円 |
参考:賃貸物件情報の一例
物件数は豊富にあるため、選びきれない場合は「駅近」「海の近く」などとエリアを絞って選ぶと良いでしょう。
諫早市は子育て環境がとても充実していることから、結婚や出産を機に諫早市へ移住される方も多いそうです。戸建ての購入を検討されている方は、空家バンクも確認してみてください。諫早市の空家バンクには令和6年2月時点で6戸の空き家が登録されていました。
公式:諫早市(空家バンク)
新築を購入するよりも費用を抑えつつ、広い土地や好立地の物件に出会える可能性があります。購入後にリフォームされる場合は、改修費として最大250万円を補助金として受け取れます。対象条件等については諫早市役所公式ホームページにてご確認ください。
公式:諫早市(空家バンク事業)
諫早市へ移住された方の体験談
実際に諫早市へ移住された方の声を聞いてみました。移住を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
- 交通の便が良いので不便もなく理想通りです!
- 無料で利用できる施設が多く子育て環境が本当によく整っていて、子どもの笑顔も増えました。
- 家族で出かける頻度が増えた。家族みんなが楽しめるスポットが多いのが嬉しい。
諫早市へ移住された方の声を聞いていると、諫早市のキャッチコピーでもある「バランスのいいまち」だということが伝わってきました。“便利な田舎”での暮らしを楽しみたい方に、諫早市はおすすめのまちです。
諫早市への移住ステップ
諫早市への移住を本格的に考え始めたら、実際に諫早市へ行ってみましょう。諫早市では「いさはや暮らし体験」にかかる費用に対し補助金を申請しています。
移住を目的に住まいやお仕事を探すために諫早市内の宿泊施設を利用された場合、一泊につき1人3,000円の補助が受けられます。3日宿泊した場合は計9,000円の補助金が受け取れるので、長く宿泊し諫早市をよく知るための観光デーを作ってみてはいかがでしょうか。
公式:諫早市(いさはや暮らし体験宿泊費補助金)
長崎和牛や伊木力みかん・小長井牡蠣など、諫早市にはおすすめグルメも数多く存在するよ。諫早市へ来た際はぜひグルメも楽しんでいってね!
諫早市への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 地域政策部 移住定住推進課 |
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住所 | 〒854-8601 長崎県諫早市東小路町7-1 |
電話番号 | 0957-22-1500 |
対応時間 | 平日8:30~17:15 |
公式サイト | https://www.city.isahaya.nagasaki.jp/ |