【長崎デート】軍艦島デジタルミュージアムで最新技術を駆使した世界遺産探検

本記事で紹介するのは、長崎県長崎市にある「軍艦島デジタルミュージアム」を中心に、郷土の魅力を再発見できるデートプランです。

かつて、島全体が海底炭坑の街だった「軍艦島(端島)」。
軍艦島デジタルミュージアムは、平成27(2015)年に世界遺産登録された軍艦島の、かつての人々の暮らしを最先端のデジタルテクノロジーを使って生き生きと再現するスポットです。

周辺には、「グラバー園」や「稲佐山山頂展望台」もあり、長崎の多彩な魅力を発見できるでしょう。歴史に興味がある二人はもちろん、長崎出身のカップルにもぴったりのデートコースです。

長崎市内でのデートを計画しているなら、ぜひ参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いている年代:18歳〜49歳
おすすめカップル:歴史に興味がある、長崎や軍艦島について知りたい、最新デジタルデバイスに興味がある、美しい夜景を楽しみたい
どんなデート?:軍艦島(端島)、VR、プロジェクションマッピング、MRホロレンズ、デジタルコンテンツ、トルコライス、天然温泉、夜景

概要:最新技術で軍艦島にタイムスリップ!長崎の魅力を再発見するデート

今回は、「軍艦島デジタルミュージアム」で、半世紀前まであった島の賑わいをリアルに体感して歴史を学び、長崎の多彩な魅力を実感できるスポットを巡るデートプランを紹介します。

今回のデートのメイン
軍艦島デジタルミュージアム
周辺のデートスポット
・グラバー園
・稲佐山山頂展望台
・稲佐山温泉ふくの湯
ランチにおすすめのお店
・カフェレストランKIZUNA
・自由亭喫茶室(グラバー園に併設のカフェ)
・稲佐山温泉ふくの湯に併設の食事処

軍艦島デジタルミュージアムでは、上陸ツアーでは見学できない立入禁止区域の画像・映像もアーカイブされています。最新のバーチャルリアリティ技術やプロジェクションマッピング、30mの巨大スクリーンなどを使って、リアルな体験を楽しめます。

特に盛り上がれるのが「MRホロレンズ体験」(別料金)です。予約制となっているため、デート予定を立てたら、あらかじめ公式サイトから予約手続きをしておくことをおすすめします。

カップルで昭和の軍艦島にタイムスリップして、非日常の世界を体感できます。周辺散策後のランチには、長崎発祥のご当地グルメ・トルコライスを味わうのもおすすめです。

その後は、「稲佐山山頂展望台」へ足を延ばし、「世界新三大夜景」と「日本新三大夜景」に選ばれた※3)長崎の夜景を二人でゆったりと満喫しましょう。

(※3)参考:長崎市公式サイト

ここからは、今回のメインとなる「軍艦島デジタルミュージアム」について、具体的に見ていきます。

軍艦島デジタルミュージアム:最新技術で世界遺産を体感

「軍艦島デジタルミュージアム」の正面外観

「軍艦島デジタルミュージアム」は、レトロな異国情緒があふれる長崎市の中心部・松が枝町にあります。「大浦天主堂」や「グラバー園」「オランダ坂」などの有名な観光スポットは、いずれも徒歩圏内にあります。

国際クルーズ船が着岸する旅客ターミナルもすぐ裏手にあり、軍艦島に上陸するツアーが出発する桟橋までも約300mの距離です。海と外国を身近に感じられる絶好のロケーションです。

軍艦島デジタルミュージアムでは、日本の産業発展に不可欠だった石炭を、海底の炭坑から命がけで掘り出していた軍艦島の炭坑労働者とその家族の日常を、臨場感あふれる形で再現しています。

軍艦島に関して得られる情報量は、おそらく他のどの施設よりも豊富です。実際に軍艦島に渡らなくても、十分な知識を得ることができます。もちろん、上陸前の予習としても最適な施設です。

今回は、「軍艦島デジタルミュージアム」で広報を担当される佐藤さんにインタビュー取材を行い、同館の特徴や魅力について詳しくお話を伺いました。

人気コンテンツ:MRホロレンズを使った軍艦島体験ゲーム

「軍艦島デジタルミュージアム」でのMRホロレンズ体験(その1)

編集部

今回初めて伺いましたが、性別や年齢を問わず多くの見学者がいらっしゃる施設だと感じました。

まず、「軍艦島デジタルミュージアム」で見学者が楽しめる主なコンテンツについてお話しください。

佐藤さん

私どもは、平成27(2015)年に世界遺産登録された端島炭坑(通称:軍艦島)を、デジタルコンテンツで知る・見る・体感するデジタルミュージアムです。

海に浮かぶ「軍艦島」の全景(その1)
▲最盛期には5,000人以上が暮らした軍艦島の全景。確かに、海に浮かぶ軍艦のようなシルエット!

海に浮かぶ「軍艦島」の全景(その2)
▲昔の軍艦島の航空写真。まさに海上に浮かぶ要塞そのもの!

元島民の方に提供いただいた3,000枚以上の写真を用いた「軍艦島シンフォニー」や、上陸ツアーでは立ち入れないエリアの建物群を360度カメラのドローン映像で体感する「軍艦島VR」など、30を超えるデジタルコンテンツをご用意しております。

「軍艦島デジタルミュージアム」の展示コンテンツ「軍艦島シンフォニー」(その1)
▲元島民の方々から提供された3,000枚以上の写真を用いたコンテンツ「軍艦島シンフォニー」

「軍艦島デジタルミュージアム」の展示コンテンツ「軍艦島シンフォニー」②
▲軍艦島の当時の様子や、島の「余命」を表現したアート作品も観られる

「軍艦島デジタルミュージアム」で体験できるコンテンツ「軍艦島VR」
▲立入禁止エリアの建物群を、360度カメラのドローン映像で体感できるコンテンツ「軍艦島VR」

編集部

半世紀前まで、海に浮かぶ海底炭坑の島にも家族の暮らしがあったのですね。最新のデジタル技術を使って、当時の軍艦島の日常を体感できるのは、デートで訪れるカップルにも興味深いでしょう。

来館者が体験できることをもう少し詳しく教えてください。

佐藤さん

軍艦島で生まれ育った元島民ガイド・木下みのるが当時の暮らしやコンテンツを紹介し、ご案内もしております。軍艦島での生活エピソードに、ぜひ耳を傾けてみてください。

「軍艦島デジタルミュージアム」の元島民ガイド・木下稔氏
▲軍艦島で生まれ、中学1年生まで暮らしていた元島民ガイドの木下さん

他の島民たちへのインタビュー映像の視聴や、VR体験も可能です。さらに、MRホロレンズを装着して館内を歩きながら、石炭採掘ゲームに参加することもできます(料金別途1,000円)。

「軍艦島デジタルミュージアム」での体験できるコンテンツ「すすむVR」
▲VR体験の一つ「すすむVR」

「軍艦島デジタルミュージアム」でのMRホロレンズ体験(その2)
▲実際にMRホロレンズを頭に装着して、館内を歩いている様子。来館者を飽きさせない仕掛けが豊富にある

編集部

元島民の方から、軍艦島での実際の生活をお聞きできるのは貴重ですね。人口密度が東京よりも高く、テレビの普及率が国内トップクラスだったとも伺い、とても興味深いです。

これまでに開催された企画展などがありましたら、教えていただけますか?

佐藤さん

令和3(2021)年の11月に、「#軍艦島を救え」というメッセージと共に、軍艦島の保全について考える「SAVE GUNKANJIMA展」を開催しました。

軍艦島の整備基金を募る募金活動を、現在も続けております。

「軍艦島デジタルミュージアム」で展示されるコンテンツ「カウントダウン軍艦島」
▲常に少しずつ、確実に崩壊へと進む軍艦島を表すコンテンツ「カウントダウン軍艦島」

編集部

意識的に保存・メンテナンスをしていかないと、無人となった軍艦島は崩落が進んでしまうのですね。軍艦島の実態を多くの方に知ってもらい、具体的なアクションにつなげている活動には、頭が下がります。

「軍艦島デジタルミュージアム」に展示される「軍艦島30号棟模型」
▲展示されている「軍艦島30号棟模型」。すでに崩落が始まっており、大きな台風が来ると倒壊の恐れもある

充実のVRコンテンツで軍艦島を疑似体験

「軍艦島デジタルミュージアム」で見学できるコンテンツ「パノラマ世界遺産」

編集部

「軍艦島デジタルミュージアム」の魅力について、佐藤さんのお考えをお聞かせください。

佐藤さん

軍艦島に関する情報量はどこよりも豊富で、約1時間の見学で充実した知識を得られることが大きな魅力です。特にVRコンテンツは、幅広い年齢層の方に楽しんでいただけます

また、オリジナルキャラクター「軍艦島のガンショーくん」も人気で、お土産グッズや「ガンショーくんルーム」など、多くの方に親しまれています。

「軍艦島デジタルミュージアム」のオリジナルキャラクター「軍艦島のガンショーくん」
▲オリジナルキャラクター「軍艦島のガンショーくん」

「軍艦島デジタルミュージアム」内にある「ガンショーくんルーム」
▲様々な展示のある「ガンショーくんルーム」。昭和33(1958)年頃の軍艦島での生活を感じられる

編集部

幅広い年齢層に楽しんでいただけるミュージアムですね。デートスポットとしても最適だと感じました。

1階受付横のミュージアムショップには、軍艦島のガンショーくんのお土産グッズも豊富に揃っています。

「軍艦島デジタルミュージアム」内のミュージアムショップの一角
▲ミュージアムショップの一角には、「軍艦島のガンショーくん」グッズのコーナーも!

「軍艦島デジタルミュージアム」内のミュージアムショップの一角(Tシャツコーナー)
▲「軍艦島のガンショーくん」グッズ以外にも、大人が普段使いできるオリジナルグッズも豊富!

ガンショーくんルームでは、昭和33(1958)年頃の軍艦島の生活を体験できます。若いカップルにとっては、祖父母世代の生活空間を知る貴重な機会になりそうですね。

佐藤さん、特にお気に入りのコンテンツはありますか?

佐藤さん

私のお気に入りは「軍艦島調査団手帳」です。3歳以上の子供向けに受付で無料配布しています。可愛いイラストで軍艦島を紹介し、館内全フロアに配置されたスタンプを集められるようになっています。

「軍艦島デジタルミュージアム」で無償配布中の「軍艦島調査団手帳」
▲3歳以上〜小学生に受付で無償配布される「軍艦島調査団手帳」

このスタンプラリーを通じて、子供たちの軍艦島への興味をさらに深めてもらえればと考えています。

編集部

軍艦島調査団手帳は、デジタルコンテンツと対照的なアナログな冊子ですね。スカイブルーの表紙で、おしゃれなデザインが印象的でした。

デジタルとアナログをバランスよく組み合わせることで、様々な来館者に魅力的なコンテンツを提供されているのですね。

最新デジタル技術で進化し続けるミュージアムの魅力

「軍艦島デジタルミュージアム」で楽しめるプロジェクションマッピング「採炭現場への道」
▲プロジェクションマッピング「採炭現場への道」。坑道内部を進むリアルな体験ができる

編集部

「軍艦島デジタルミュージアム」として、ほかの同類施設との差別化を図るために取り組んでいること・心掛けていることなどがあれば、ぜひ教えてください。

佐藤さん

最新のデジタル技術を採り入れて、リアルな軍艦島を表現しており、来館する方を飽きさせないコンテンツ作りに取り組んできました。

「軍艦島デジタルミュージアム」で楽しめるプロジェクションマッピング「シマノリズム」
▲ジオラマにプロジェクションマッピングを用いて、軍艦島の3日間を再現した「シマノリズム」

さらに、「軍艦島コンシェルジュの上陸ツアー」(※3)にご予約された皆さんにも、こちらで受付をして、出発前に館内を見学いただいております。上陸前に予備知識を得られるため、大変好評なんですよ。

(※3)クルーザーで軍艦島(端島)の周囲を遊覧した後、実際に上陸できる見学ツアー。午前便・午後便の1日2便を運航中。参加には、事前の予約と決済が必要。

編集部

私も普段は最先端のデジタルデバイスに触れる機会はほとんどないので、その点でも興味深い施設です。

軍艦島には、当然ながら立入禁止エリアもありますし、見どころも多いと思います。事前にこちらで予習をしてから上陸した方が、はるかに現地を理解できるでしょうね。

軍艦島デジタルミュージアムでは、来館者にどんなことを学び、感じ取ってほしいと思いますか?

佐藤さん

日本の産業革命に不可欠であったエネルギー源・石炭を、海底炭坑から命がけで採炭し、高度経済成長の基盤を支えた軍艦島の炭坑マンと、それを支えた家族の日常は、島独自の文化を生み出しました。

軍艦島のアパート屋上で遊ぶ子どもたち
▲公園のように作られた、軍艦島のアパート屋上で遊ぶ子どもたち。穏やかな日常の一コマ

今や廃墟の島という感覚ではなく、炭坑の島を支えた人々の生活がそこにあった事実や、明治日本の産業革命遺産に登録された経緯など、軍艦島についてより深く学んでいただきたいですね。

編集部

端島炭坑(軍艦島)で産出する石炭は良質で、隣接する高島炭坑とともに、明治期以降の日本の近代化を支えていたそうですね。最盛期の昭和35(1960)年前後には、島の人口は5,000人を超えていたと伺いました。

郷土の歴史に元々興味があるカップルではなかったとしても、デートで訪れれば、思わず引き込まれるコンテンツやお話が豊富だと感じます。

昭和の軍艦島を再現!お昼時がおすすめの「軍艦島のアパートの暮らし」

編集部

「軍艦島デジタルミュージアム」内で、デートで訪れたカップルの記念撮影におすすめのスポットや、ゆっくりくつろげる場所をご紹介いただけますか?

佐藤さん

映画『進撃の巨人』に登場した軍艦島65号棟の特大写真パネルの前や、4階の「地獄段シアター」前は、お二人での記念撮影におすすめです。

「軍艦島デジタルミュージアム」で展示される「地獄段シアター」
▲記念撮影向きの「地獄段シアター」。舞台の大道具を移設したもの

また、2階の「軍艦島のアパートの暮らし」では、当時の貴重な写真ファイルや、端島小中学校に通っていた子供たちの当時のカラー映像を和室でゆっくりとご覧いただけます。

「軍艦島デジタルミュージアム」で展示されるコンテンツ「軍艦島のアパートの暮らし」の和室
▲「軍艦島のアパートの暮らし」の和室では、画像・映像情報を見ながらくつろげる

4階には端島神社もあります。お祈りをすると願いが叶うと言われています。館内で唯一の半個室になっており、周りの目を気にせずに撮影できる隠れ部屋的な場所です。

「軍艦島デジタルミュージアム」の4階にある端島神社

編集部

「地獄段シアター」は端島銀座近くの急勾配の階段「地獄段」を再現したセットで、舞台「バッキャローシリーズ~端島・軍艦島編〜」の大道具を移設したものですね。「軍艦島のアパートの暮らし」は昭和30年代前半の典型的な軍艦島のアパートの一室を再現したもので、レトロな雰囲気が楽しめそうです。カップルで来館される方の割合はどのくらいですか?

佐藤さん

カップルでの来館比率は、4割ほどです。

編集部

カップル比率が4割とは高い印象です。来館される方の平均的な滞在時間や、比較的空いている時間帯についても教えていただけますか?

佐藤さん

個人差はありますが、平均的な滞在時間は1時間ほどです。

空いているのは、軍艦島上陸ツアーに参加する方々が出発(退館)された後の時間帯で、毎日10:30以降と13:30以降になります。

編集部

ゆっくり見学したいカップルは、この時間帯を狙って訪れるとよさそうですね。軍艦島デジタルミュージアムは、二人で楽しめるコンテンツが充実しているので、じっくりと時間をかけて見学することをおすすめします。

来館者の声:軍艦島デジタルミュージアムの評判と口コミ

「軍艦島デジタルミュージアム」の1階受付とミュージアムショップ
▲明るい雰囲気の1階の受付とミュージアムショップ

編集部

「軍艦島デジタルミュージアム」に来館される方々から、よくお耳にされる感想などがありましたら、ぜひ教えてください。

佐藤さん

「実際に軍艦島で生活していた元島民の方のお話を聞けて、とても勉強になりました!」「最新デジタル技術を駆使した飽きさせない施設で、満足度が高いです!」などのお声をしばしば頂戴します。特に、元島民の方の生の声を聞けることは、来館者の皆様にとって貴重な体験となっているようです。

「年齢に関係なく楽しめる!」「スタッフさんが親切!」の声も多数

編集部でも独自に、「軍艦島デジタルミュージアム」を訪れた皆さんがGoogleやSNS上に残した口コミ・評価をチェックしてみました。以下に、おもなものを要約して紹介します。

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年齢・性別に関係なく楽しめる施設だと感じた。
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コンテンツが充実しているので飽きません。
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入館料を負担して訪れる価値は、十分にあると思う。
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軍艦島に上陸する前に、ここで予習したお陰で楽しめました。
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スタッフさんも親切で感じよく、快適に見学できる施設。

全般的に高評価だと感じます。とりわけ充実したデジタルコンテンツや、元島民の方からリアルなお話を伺えることには、多くの方が感心している印象でした。

デートでカップルが軍艦島デジタルミュージアムを訪れても、知的好奇心を満たして、二人で盛り上がれると思います。歴史や技術に興味がある方はもちろん、普段あまり博物館に行かない方でも楽しめる内容となっているようです。

「軍艦島デジタルミュージアム」からカップルへのメッセージ

軍艦島デジタルミュージアムの佐藤さん
▲今回取材にご協力いただいた佐藤さん

編集部

最後になりますが、これからデートで「軍艦島デジタルミュージアム」を訪れようとしているカップルに向けて、メッセージをお願いします。

佐藤さん

軍艦島デジタルミュージアムのコンテンツでは、海底炭坑の知識だけではなく、軍艦島特有の生活の仕組みや知恵を学ぶことができます。例えば、限られた空間での効率的な暮らし方や、独自の文化などを知ることができます。お二人で、充実した時間を過ごせることでしょう。

また、船上から眼前に眺める軍艦島の存在感は圧巻で、まるで海上に浮かぶ要塞のような姿に圧倒されます。カップルで上陸すれば、一生忘れらないおもいでになると思いますよ。ぜひ、二人で軍艦島の歴史と魅力を体感してください。

編集部

佐藤さん、本日はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、どうもありがとうございました。

軍艦島デジタルミュージアムの基本情報とアクセス

住所 〒850-0921
長崎県長崎市松が枝町5-6
電話番号 095-895-5000
※受付時間は9:00~17:00
アクセス

【車】
長崎自動車道・ながさき出島道路経由で、大浦天主堂方面へ

【路面電車】
長崎電気軌道「大浦天主堂」電停で下車、徒歩約1分

【バス】
JR長崎駅前南口から「グラバー園入口」バス停で下車、徒歩約30秒

駐車場

なし
※付近に有料のコインパーキングあり

開館時間 9:00~17:00
※最終入館時刻は16:30
休館日 不定休
※来館前に、必ず公式サイトで確認してください
入館料 (一般)1人1,800円
※障害者手帳を提示すれば、本人と同伴者1人まで5割引
※長崎県民が県内在住を証明できる書類(運転免許証・健康保険証・住民票等)を提示すれば、本人のみ5割引
※「MRホロレンズ体験」は、別途1人1,000円が必要(要事前予約)
予約 不要
※「MRホロレンズ体験」のみ、公式サイトからの事前予約・決済が必要
飲食施設 なし
公式サイト https://www.gunkanjima-museum.jp/
公式SNS Facebook/Twitter/Instagram

※最新の情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

軍艦島デジタルミュージアム周辺のおすすめデートスポット

ここからは、「軍艦島デジタルミュージアム」と合わせて立ち寄りたい、おすすめの近隣デートスポットを紹介します。これらのスポットを組み合わせることで、より充実した一日を過ごせるでしょう。

おすすめのデートスポット

異国情緒あふれる「グラバー園」で歴史散策

「軍艦島デジタルミュージアム」から徒歩6分ほどの「グラバー園」は、長崎を代表する観光スポットの一つです。美しく整備された庭園や歴史ある西洋式邸宅群、さらに長崎港を一望できる絶景で知られる野外博物館となっています。

かつて長崎市内に点在していた外国人の邸宅を一箇所に移築・整備し、展示しているのが特徴です。カップルのデートにも最適なスポットですが、見学には90~120分程度の時間を確保することをおすすめします。広大な敷地を余裕を持って楽しむことができます。

園内にある「自由亭喫茶室」は、名物の「ダッチコーヒー」が楽しめる附帯飲食施設です。長崎港を一望できる絶景を背景に、二人でランチやお茶を楽しむことができます。レトロな雰囲気が漂う西洋式カフェは、写真映えも抜群で、思い出に残るデートを演出してくれるでしょう。

公式URL:GLOVER GARDEN(グラバー園)

世界新三大夜景を堪能!「稲佐山山頂展望台」からの絶景

標高333mにある「稲佐山山頂展望台」は、「世界新三大夜景」と「日本新三大夜景」に選出された長崎市の夜景を思う存分観賞できるスポットです。昼夜どちらのデートにも最適で、カップルで素敵な時間を過ごせます。

展望台からは360度の絶景パノラマを楽しむことができ、長崎市内全域を一望できます。晴れた日の昼間であれば、遠くに雲仙や天草、さらには五島列島までも見渡すことができるほど視界が広がります。

展望台に隣接する駐車場(有料・普通車38台分)が整備されていますが、時間に余裕があるなら、麓や中腹からロープウェイやスロープカーでアプローチして、ゆったりと絶景を楽しむのもおすすめです。ロープウェイやスロープカーからの景色も楽しめるので、山頂までの道のりも二人の思い出になるでしょう。

公式URL:稲佐山公園「展望台」

長崎名物とオーシャンビューを楽しむ「カフェレストランKIZUNA」

「カフェレストランKIZUNA(きずな)」は、長崎のご当地グルメ・トルコライスが自慢の人気店です。店内からは港を一望でき、広々とした空間が魅力。「軍艦島デジタルミュージアム」から徒歩わずか3分の好立地にあります。

看板メニューのトルコライスは、ドライカレー、とんかつ、ナポリタン、サラダがワンプレートで提供され、ボリューム満点でコストパフォーマンスに優れています。さらに、専属パティシエが手掛ける長崎名産の「びわ」を使用したタルトやケーキも絶品です。

店内では、ハイセンスなアクセサリー類も販売されており、デートの思い出に最適なお土産を見つけられるかもしれません。営業時間は11:00~15:00(L.O.14:00)のランチタイムのみで、日曜日は定休日ですので、訪問の際はご注意ください。

公式URL:カフェレストランKIZUNA

長崎デートを充実させる周辺スポット情報

  • 稲佐山温泉ふくの湯(長崎店):長崎の夜景を一望できる日帰り天然温泉施設。露天風呂からの眺めは絶景です。併設のお食事処では、地元の食材を使った豊富なメニューを楽しめます。
  • 自由亭喫茶室:グラバー園内にある歴史ある喫茶室。長崎港を一望できるレトロな雰囲気の中で、名物のビーフシチューや特製カレー、こだわりのダッチコーヒーを堪能できます。

まとめ:軍艦島から紐解く長崎の歴史と魅力を楽しむカップルデート

「軍艦島デジタルミュージアム」内の「地獄段シアター」とオリジナルキャラクター「軍艦島のガンショーくん」

この記事では、長崎市にある「軍艦島デジタルミュージアム」で、最新のデジタルデバイスを使って往時の軍艦島の日常を知り、郷土の歴史と魅力を再発見するデートプランを紹介しました。

軍艦島、正式名称は端島炭坑ですが、明治時代から1974年の閉山まで、約100年にわたり日本の産業界をエネルギー面で支え続けてきました。炭坑で働く人々とその家族たちの日々の暮らしがあり、島独自の文化も育まれました。

そんな軍艦島は、長崎の歴史や魅力を語る上で、決して欠かせない存在です。デートで軍艦島デジタルミュージアムを訪れれば、最先端のデジタル技術を通じて、軍艦島の魅力を二人で掘り下げ、新たな発見ができるでしょう。長崎の歴史を学びながら、お二人の絆も深められる貴重な体験となるはずです。