石川県輪島漆芸美術館で漆芸の世界を堪能!輪島市ドライブで巡る伝統工芸デートプラン
今回紹介するのは、石川県輪島市にある石川県輪島漆芸美術館を中心に「和」の魅力を再発見するドライブデートプランです。
石川県輪島漆芸美術館は、漆芸品を専門に展示する美術館です。展示解説はわかりやすく、手作り体験(※要予約)が人気を集めています。
また、このプランでは輪島市の朝市、地元のお祭りに関する資料館、世界農業遺産と国の名勝に指定されている棚田も訪れます。輪島市内を周遊することで、日本の伝統文化の魅力を再発見できるプランとなっています。
おすすめカップル:食べることが好き、「和」の文化が好きなカップル
どんなデート?:見る、食べる、体験する、ドライブデート
目安時間:8時間
目安予算:2人で10,000~12,000円
輪島市の伝統と文化を巡る!石川県輪島漆芸美術館発ドライブデートの概要
今回は、石川県輪島漆芸美術館の総務課広報担当・川上千鶴子さんに提案していただいた、石川県輪島市を周遊するデートプランを紹介します。
それぞれのデートスポットは少し離れているため、ドライブデートがおすすめです。車で移動することで、輪島市の美しい海岸線や里山の景色も楽しめます。
10:00~11:55 | 輪島朝市を散策 |
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移動 | 車で約5分 |
12:00~13:00 | 漁師の店こだわりで海鮮丼ランチ |
13:00~15:25 | 石川県輪島漆芸美術館 展示観賞&手作り体験 |
移動 | 車で約5分 |
15:30~17:00 | 輪島キリコ会館を見学 マリンタウンを散策 |
移動 | 車で約15分 |
17:15~18:00 | 白米千枚田のライトアップ「あざのきらめき」を鑑賞 |
輪島塗は国の重要無形文化財に指定されており、艶やかな漆の光沢と繊細な金粉の装飾が特徴です。この伝統工芸は約1000年の歴史を持ち、今回のデートを通して、輪島塗の美しさと輪島市の豊かな文化遺産をじっくりと体感できます。
白米千枚田のライトアップ「あざのきらめき」は10月末~3月中頃にかけて行われます。日没時間の関係で月ごとに点灯時間が異なるため、デート前に公式サイトや石川県の観光情報サイトで確認しておくのがおすすめです。
では、石川県輪島漆芸美術館から詳しく紹介していきます。
石川県輪島漆芸美術館:漆の里・輪島が誇る専門美術館の魅力
石川県輪島漆芸美術館は、石川県輪島市にある漆芸専門の、世界的にも珍しい美術館です。古典から現代の漆芸作品や、輪島塗に使用する道具を主に展示しています。
「漆器」と聞くと高級品で敷居が高いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、石川県輪島漆芸美術館の展示は、輪島塗の制作工程を実際の道具や材料を用いながら解説していたり、肉眼では見えにくい細かい装飾を拡大写真で紹介したりしていてわかりやすいと、観光情報サイトなどで高評価を得ています。
デートでぜひ体験していただきたいのは、手作り体験です。ストラップやお箸など日常で使いやすい作品を、写真入りの解説シートとスタッフの方のアドバイスで簡単に制作できます。お揃いのものを作ったり、相手のものを自分が作って後で交換したりすると、より一層思い出に残るでしょう。
企画展は年に7~8回開催されており、漆器初心者も親しみやすいものから漆芸品の伝統と格式を感じられるものまで、さまざまなコンセプトのものがあります。公式サイトで展覧会情報を確認してから訪れることをおすすめします。
企画展の内容によっては、国内外各地の漆器を鑑賞できます。様々な作品を比べながら感想を伝え合うことで、相手の好みを知る良いきっかけになりますよ。さりげなく「こういう絵柄が好きなんだ」「このタイプのグッズに興味があるんだな」など、今後のプレゼントの参考にするのもおすすめです。
今回は、石川県輪島漆芸美術館の総務課広報担当・川上千鶴子さんに、美術館の展示品や企画展の特徴、見どころなどについてお話を伺いました。
石川県輪島漆芸美術館:全室で漆芸品を展示する専門美術館
編集部
石川県輪島漆芸美術館は、どのような美術館でしょうか?展示している作品や展覧会について教えてください。
広報担当・川上さん
石川県輪島漆芸美術館は、常時全館で漆芸品を展示する漆芸専門の美術館です。常設展では輪島塗の歴史や技法を本物の製作道具や映像でわかりやすく紹介しています。また、さまざまな企画展も定期的に開催しています。
編集部
建物全体で漆器を扱っているのは珍しいですね。デートで訪れた後も印象に残りそうです。石川県輪島漆芸美術館の特徴や他の施設との違いについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
広報担当・川上さん
当館の特徴・他の施設との違いは漆芸品を専門に常時展示しているところです。日本や世界の美術館でもおそらく数ヶ所しかない、貴重な施設です。当館では日本の漆だけでなく、アジアの漆芸を中心に海外の漆の作品も展示することがあります。
編集部
地域ごとの漆のツヤや描かれている絵柄のデザインを見比べられるのは興味深いですね。展示品への感想を伝え合うことで、お互いの好みを知るきっかけにもなりそうです。来館したカップルにはどんなことを学び、感じてほしいですか?
広報担当・川上さん
生活様式の変化により、昨今は人々の暮らしから漆器が離れつつあります。当館を訪れていただいた際は、展示を通じて漆との感動的な出合い・ふれあいなどを感じてほしいです。
編集部
なるほど。漆器は以前は日用品として一般家庭でもよく使われていましたが、現在では特別な場面で使うイメージがあります。展示品を鑑賞する際に、その使い方や自分が実際に使っている様子を想像すると、漆器をより身近に感じられそうですね。
年7~8回開催!石川県輪島漆芸美術館の多彩な企画展
編集部
石川県輪島漆芸美術館では展示する作品を「漆」のみに絞っています。様々なジャンルの作品を所蔵している施設と比べると展示内容が限定されるイメージがありますが、どのような常設展・企画展を行っているのでしょうか?
広報担当・川上さん
常設展では、輪島塗の優れた作品とともに、漆器産地を支える技術・道具・製作工程を紹介しています。これにより、来館者は輪島塗の歴史や伝統技術について学ぶことができます。
企画展は年に7回~8回開催しております。1~2カ月に1回のペースで展示替えが行われるので、過去に来館された方も新しい作品に出会えます。
2021年の冬には、「みんなの《推し》コレクション:推しコレ!」という企画展を行います。当館所蔵の全作品を対象に実施した人気投票の結果をもとに作品を展示する、漆芸美術館・輪島市民・漆芸家・漆芸美術館ファンが一体となった企画展です。この展示では、多様な視点から選ばれた漆芸作品を楽しむことができます。
編集部
企画展はかなり短いスパンで開催されているのですね。過去の企画展を石川県輪島漆芸美術館の公式サイトで調べると、次のようなものがありました。
- 漆芸の《チーム日本》―東京2020によせて―
- 生新の時―漆芸の未来を拓く―
- 漆芸解体新書 漆器のボディを大解剖
- うるしの水族館ー漆芸品にみる水の生きものー
- 日本伝統漆芸展
漆器に関する専門的な知識がなくても内容を理解して楽しめそうな企画展から、漆芸の伝統と歴史を感じられるものまで、さまざまな展示が年間を通して行われています。
公式サイトの「展覧会情報」から企画展のスケジュールを確認し、自分と相手の好みの作品が展示されているタイミングに合わせて訪れてみるのがおすすめです。展示内容に応じて、会話のトピックも変わるので、二人の興味に合わせて選ぶと良いでしょう。
カップルで楽しむ!石川県輪島漆芸美術館の漆器手作り体験
編集部
石川県輪島漆芸美術館には、体験コーナーは設けられていますか?
広報担当・川上さん
はい、美術鑑賞とセットの手作り体験プラン(要事前予約)が人気です。体験できるのは、次の3コースです。
- 沈金箸色付体験
- 沈金スプーン色付体験
- 蒔絵ストラップ体験
デートで当館を訪れた際は、ぜひお2人一緒に参加していただきたいです。これらの体験を通じて、輪島塗の魅力をより深く感じていただけると思います。
▲講師役のスタッフが付いており、初心者でも気軽に楽しく体験できます。
▲好きな絵柄で、カラフルなストラップを制作できます。自分だけのオリジナル作品が作れるのが魅力です。
▲デートの際は、2人でお揃いのお箸を作るのもおすすめです。日常生活で使える素敵な思い出になります。
編集部
ストラップやお箸などの小物・日用品は取り組みやすく、魅力的ですね。「沈金」は漆器の表面に刃物で線を描き、その線を金箔や金粉で彩る技法です。一方、蒔絵は漆で絵や図柄を描き、漆が乾かないうちに金や銀の金属粉を「蒔く(まく)」技術です。いずれも黒地や赤地の漆の上でキラキラ輝く図柄が美しいのが特徴です。
オリジナルのお箸等を作ることで、デートの思い出に残り、日常生活の中でも楽しい記憶を振り返ることができます。石川県輪島漆芸美術館の公式サイトから予約と席の空き状況の確認ができるので、早めにチェックしておくことをおすすめします。人気の体験なので、計画的に予約することが大切です。
必見!川上さん推薦の漆象嵌グランドピアノ「朧なる」
編集部
展示の内容が漆に特化した石川県輪島漆芸美術館ですが、川上さんが思う魅力は何ですか?
広報担当・川上さん
当館の魅力は、日本における漆器の一大産地・輪島に建っていることですね。輪島塗は日本を代表する伝統工芸です。その本場である輪島に立地する当館は、漆芸に関する幅広い知識と展示を提供しています。さらに、館内ではウルシの木も実際に観察できるので、より深い理解が得られます。
編集部
国内外の漆作品から漆器の作り方・使用する道具・歴史など、「漆」に関する内容を網羅している石川県輪島漆芸美術館の中でも、川上さんが特に好きな展示品は何でしょうか?
広報担当・川上さん
私のお気に入りはエントランスホールにある漆象嵌グランドピアノ「朧なる」です。譜面台と天板の内側に輪島塗と同じ本堅地(ほんかたじ)塗が施されており、そこに伝統の沈金技法で華やかに装飾されています。
定期的にコンサートも開催していますので、ぜひその美しい音色を楽しんでいただきたいです。
▲譜面台やピアノの蓋裏に施された金の装飾は必見!
編集部
金で装飾が施されたピアノを見て、美しい音楽を聴くという、目と耳で芸術を堪能できるイベントも開催されているのですね。コンサートは年に2回ほど、不定期で開催されていると伺いました。
現在流通しているピアノは黒く塗られており、光沢があるのが特徴ですが、これは漆器を参考にしていると言われています。海外で漆器は「ジャパン」とも呼ばれており、石川県輪島漆芸美術館を訪れた際には、川上さんおすすめのグランドピアノを見て、日本と西洋の美の調和を感じてみるのも良いでしょう。
デートの思い出に:ミュージアムショップと公式キャラ「わんじま」
編集部
展示を見終わった後に、記念になるお土産を購入したいカップルもいると思います。石川県輪島漆芸美術館にはミュージアムショップがありますか?
広報担当・川上さん
1階にミュージアムショップがございます。ショップのみの利用なら入館料は無料です。人気商品には、当館の公式キャラクター「わんじま」をデザインした漆塗りの箸、マスコット、カプセルトイなどがあります。
▲ミュージアムショップの様子①。本格的な漆作品も販売しています。
▲ミュージアムショップの様子②。普段使いしやすいバッグやクリアファイルも販売しています。
さらに、新企画として「石川県立輪島漆芸技術研修所」の卒業生を応援する「チャレンジショップ」もスタートしました。ここでは若手作家による、漆の魅力を生かした個性豊かなアクセサリーなどを取り揃えています。自分に合った漆器や、お二人のお気に入りのアクセサリーを選んでみてはいかがでしょうか。
編集部
館内で思い出の写真を撮影できるスポットや、カップルがゆっくり過ごせるレストラン・ベンチなどはありますか?
広報担当・川上さん
当館の公式キャラクター「わんじま」と一緒に記念撮影をおすすめします。エントランスホールでお客様をお出迎えしています。
▲石川県輪島漆芸美術館の公式キャラ「わんじま」。つぶらな瞳がかわいらしいです。
休憩スポットとしては、当館に隣接した「漆の里広場」があります。ここには漆器製作に関連した様々な樹木が植えられ、四季折々の自然を楽しめます。広場には東屋(休憩所)とベンチがあり、展覧会鑑賞後にゆっくりと休憩できます。
来館者の声:石川県輪島漆芸美術館の口コミと評価
編集部
漆を専門にしている石川県輪島漆芸美術館を訪れた方は、どのような感想をお持ちになるのでしょうか?来館者さんからよく聞く声を教えてください。
広報担当・川上さん
「漆器に関する詳しい知識がない初心者でも分かりやすい、輪島に来たらぜひ漆芸美術館へ!」といううれしいお言葉を多くいただいております。また、「こんなことまで漆で表現できるんだ!」と感激される方もいらっしゃいます。漆の可能性の広さに驚かれる方が多いようです。
編集部
Googleマップには、190件以上の口コミが寄せられていました。その一部を要約してご紹介します。
- 展示は見ごたえアリで勉強になった!My漆器が欲しくなりました。
- 製作工程の展示を見て、なぜ輪島塗が高級品なのかわかった。むしろあの工程をこなしての値段なら安いぐらいだと思う!
- 体験コーナーが楽しかった!オリジナルのグッズを作ると思い出に残ります。
- 展示室内は広々とした空間で、じっくり作品を鑑賞できました。
展示の充実度と、体験コーナーの楽しさが印象に残ったという感想が多く寄せられていました。
他にも時間に余裕をもって訪れて良かった、石川県輪島漆芸美術館の展示を見た後に漆器屋さんを訪れるのがおすすめとの感想も投稿されていました。展示内容を「漆」のみに絞っているからこそ、満足度の高い体験ができるようです。
カップルへ:石川県輪島漆芸美術館広報担当・川上さんからのメッセージ
編集部
最後に、デートでの来館を検討しているカップルやご夫婦へのメッセージをお願いします。
広報担当・川上さん
当館は「見て、学んで、作って楽しむ漆芸美術館」として美術鑑賞とセットで手作り体験プランもご用意しています。特に「沈金箸色付体験」は大人気です!この体験では、金や銀の粉を蒔いて模様を描く伝統技法を学べます。約1時間で自分だけのオリジナル箸が作れるので、思い出作りにぴったりです。
当館で輪島塗の知識を学び・体験していただいた後、輪島市内のお店でお2人の思い出に、お揃いのお椀やカップなどの漆器を購入してはいかがでしょうか。これらの漆器を日常生活で使用することで、美術館での体験を思い出すきっかけにもなります。さらに、輪島塗は使うほどに艶が増し、味わいが深まっていくので、長く愛用していただけると思います。
編集部
展示を見るだけでなく、実際に体験するとより理解度と充実感が高まりますね。石川県輪島漆芸美術館を訪れる際は、ぜひ漆芸品作りを体験してみたいです。川上さん、本日はありがとうございました。
石川県輪島漆芸美術館:基本情報とアクセス
住所 | 〒928-0063 石川県輪島市水守町四十苅11番地 |
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アクセス | 【車】 ・金沢市内より 「のと里山海道」を経由し約100分 【バス】 ・金沢駅西口より 北鉄奥能登バス「輪島特急」に乗車、約2時間20分 道の駅・輪島ふらっと訪夢「輪島駅前」下車 バス停から徒歩約10分 |
開館時間 | 9:00~17:00 ※入館は16:30まで |
休館日 | ・年末(12月29日~31日) ・展示替え期間(不定期) ※詳細は公式サイトでご確認ください。 |
入館料 | ・一般:630円 ・高校生・大学生:320円 ・小学生・中学生:150円 ※20名以上の場合、団体料金が適用されます |
滞在時間の目安 | ・通常見学:30分 ・じっくり鑑賞:1時間程度 ・製作工程のビデオも含めて:半日程度 |
比較的空いている時間帯 | ・平日:午前中 ・日曜日:15時以降 |
来館者におけるカップルの割合 | 全体の約3分の1 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://www.city.wajima.ishikawa.jp/ art/home.html |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
石川県輪島漆芸美術館周辺のおすすめデートスポット
今回紹介するデートプランでは、インタビューに回答していただいた川上さんおすすめのスポットを中心に巡ります。石川県輪島漆芸美術館の滞在時間は1時間30分程度を想定しています。ドライブデートの場合、余裕を持って各スポットを訪れることができるでしょう。
ここでは川上さんに紹介していただいた、「輪島朝市」「輪島キリコ会館」「白米千枚田」という3つの魅力的なスポットについて詳しく説明します。これらのスポットは、輪島の文化や自然を満喫できる場所です。
おすすめの周辺のデートスポット
1000年の歴史を持つ「輪島朝市」:輪島の味と文化の集積地
輪島朝市は「朝市通り」と呼ばれる長さ約360mの商店街で、毎朝200以上の露店が出店する活気あふれる市場です。その歴史は非常に古く、文献によると1,000年以上前の平安時代には既に輪島市で朝市が始まっていたとされています。地元で水揚げされた新鮮な魚介類や加工海産物、季節の野菜、輪島塗などの伝統工芸品、衣料雑貨品など、多様な商品が販売されており、能登地方の魅力を存分に味わえます。
朝市通り内や周辺には、輪島塗のお椀に盛られた海鮮丼を楽しめる食事処が点在しています。このデートプランで紹介するランチスポット「漁師の店こだわり」もその一つです。また、石川県のブランド牛である能登牛を提供する店舗もあるので、カップルの好みに合わせて理想的な食事処を選ぶことができます。朝市で新鮮な食材を見て回った後、地元の味を堪能するのもおすすめです。
公式URL:https://asaichi.info/
能登の祭り文化を体感:「輪島キリコ会館」の巨大燈籠ワールド
「輪島キリコ会館」は、能登半島各地で行われる「キリコ祭り」に関する展示を行っている施設です。キリコとは、日本遺産に登録されているキリコ祭りで使われる、巨大な燈籠のことです。大きなものだと高さ15メートル以上(およそビル4階相当)もあり、薄暗い展示室内でぼんやりと灯をつけたキリコは圧倒的な迫力があります。実物大のキリコを間近で見られるため、祭りの雰囲気を体感できるのが魅力です。
輪島キリコ会館周辺には、日本海の水平線を眺められる「マリンタウン」があります。時間に余裕があれば散策がおすすめです。広大な敷地と整備された芝生が広がる気持ちの良いスポットで、海を眺めながらゆっくりと過ごすのに最適です。家族連れでの休憩や、カップルでのデートの締めくくりにぴったりの場所となっています。
公式URL:https://wajima-kiriko.com/
世界遺産「白米千枚田」:幻想的なライトアップと絶景
「白米千枚田」は、1,004枚の棚田が日本海沿岸に向かって階段状に広がる絶景スポットです。真っ青な海と緑の稲穂のコントラストが美しく、訪れる人々を魅了します。その景観の素晴らしさから、2011年に世界農業遺産、2001年に国の名勝に指定されました。春から初夏にかけては、水を張った棚田が鏡のように空を映し出し、夕暮れ時には美しい夕日の反射を楽しむことができます。
秋から冬にかけては、幻想的な光景を楽しめるイベントが開催されます。10月末から3月中旬まで、25,000個のLEDを使用したイルミネーションイベント「あぜのきらめき」が行われます。棚田の輪郭を浮かび上がらせる光の演出は、昼間とは異なる魅力を見せてくれます。点灯時間は季節によって変動するため、訪れる際は事前に公式サイトや観光情報サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
公式サイト:https://senmaida.wajima-kankou.jp/
まとめ:石川県輪島市周遊で味わう日本の伝統美と文化
今回は、石川県輪島漆芸美術館を中心に輪島市内を周遊し、「和」の魅力を再発見するドライブデートプランをご紹介しました。
石川県輪島漆芸美術館の魅力は、「漆」という専門性の高い内容をわかりやすく展示しているところです。作品を鑑賞して解説を読むだけでなく、体験コーナーにも参加すると、より深く日本の伝統工芸である漆器の美しさに引き込まれるでしょう。
このデートプランは全体的に時間にゆとりを持たせています。時間に余裕がある場合は、石川県輪島漆芸美術館を訪れた後、輪島市内の漆器店でお土産探しをするのもおすすめです。地元の職人が丹精込めて作った漆器は、素晴らしい思い出の品となるでしょう。
石川県輪島漆芸美術館とあわせて訪れる「輪島朝市」「輪島キリコ会館」「白米千枚田」では、輪島市の豊かな歴史と文化を感じることができます。それぞれの場所で、地元の人々との触れ合いや美しい景観を楽しむことができます。
長い歴史を持ち、国内外で高く評価されている「和」の文化を、石川県輪島市を周遊しながら体感してみてください。きっと、二人の絆をより深める素晴らしい思い出になるはずです。