【福岡】「鳥飼八幡宮」でバーベキューもできる婚活イベントを体験しよう!

福岡市にある鳥飼八幡宮は1700年という長い歴史を持つ由緒正しい神社です。縁結びや病気平癒祈願に訪れる方が多く、さらには幕内力士による赤ちゃん土俵入りなどさまざまな行事でも賑わいます。なかでも注目したいイベントが「縁結びの宴」です。

神社参拝のあと、なんとバーベキューをしながら参加者同士の交流ができるのだとか。縁結びの宴で出会い、結婚をして、子宝に恵まれたカップルも誕生しているそうですよ。

ご縁を願っている皆さんにとって、とても心強いお話です。ぜひご一読ください。

鳥飼八幡宮は神社婚活ができる

鳥飼八幡宮は、福岡県福岡市の中央区にある神社です。御祭神は、神功皇后、応神天皇、玉依姫命で、病気平癒や縁結びのご利益があると言われています。その中でも特に、鳥飼八幡宮の神様は、縁結びの神様として篤く信仰され、「むすびの神」とも呼ばれています

そんな鳥飼八幡宮では、縁結びの神様にあやかり、婚活イベント「縁結びの宴」を開催しています。神社婚活と聞くと、「堅苦しそう」と思う方もいるかもしれませんが、縁結びの宴は、神社参拝後、バーベキューをしながら会話を楽しむ、和やかな雰囲気の中で行われます。

神社で行われているため、真剣な方が多いうえに、縁結びの神様・玉依姫命に見守られているので、ご利益に預れ、運命の出会いに巡り合えるかもしれませんよ。

また、鳥飼八幡宮を訪れたなら、授与品を授かるのもおすすめです。願い事を思い浮かべながらご神木に結びつける「ご縁結びの紐」や、願い事に合ったデザインを選んで奉納する「絵馬」は、よりご利益があると言われています。神社に少し早めに訪れ、「縁結びの宴」の前に良縁を祈願しておくのも良いですよ

今回は鳥飼八幡宮の宮司である山内圭司さんに縁結び祈願の作法やどうすれば良縁に巡り会えるのか、くわしくお話を伺いました。特に良縁を願う人へのアドバイスで、婚活中の方に珠玉のメッセージを語ってくださいました。

鳥飼八幡宮の歴史や見どころ

鳥飼八幡宮

▲七月十九日に行われる「夏越祭」の様子

鳥飼八幡宮には創建1700年を越える歴史がある

インタビュアー

鳥飼八幡宮はどのような神社か教えてください。

山内さん

鳥飼八幡宮は創建1700年を越える歴史がございます。ひと言で申し上げるのは難しいのですが、はるか昔、神功皇后がこの地にお泊まりになられ、それを祝し御社を建てたことが由緒です。

鳥飼八幡宮の創建には鳥飼氏が深く関わっています。鳥飼という地名は大化改新前、鳥の飼育を職として朝廷に仕えていた鳥飼部からきています。

中世以降は、香椎宮大宮司の武内氏の支族を招いて社職としております。

鳥飼八幡宮は何度か戦などで焼失するのですが、その都度再建いたしました。福岡藩主黒田家との関係も深く、初代黒田藩主長政公が現在地に遷座した事から、黒田家の氏神様として篤く信仰されました。お正月には藩主が必ず参拝され、その行列は町の風物詩であったと聞いております。

今も黒田家を偲ぶ、家来衆の会、藤香会は鳥飼八幡宮の参集殿にて開催されております。

御祭神や神社の歴史については、当サイトにくわしく掲載しておりますので、ぜひ一読いただければと思います。

インタビュアー

たいへん古くからの歴史があるんですね。

鳥飼八幡宮の神様は縁結びにおいて篤く信仰されている

鳥飼八幡宮の縁結び

▲鳥飼八幡宮の授与品である縁結びの紐

インタビュアー

縁結びの神様としての由来を教えてください。

山内さん

鳥飼八幡宮の本殿は神功皇后、応神天皇、玉依姫命の三柱の神様をお祀りしています。

玉依姫命は日本の初代天皇神武天皇の母君でいらっしゃいます。正に日本国の建国を導いた日本人と日本国とのご縁を結ばれたということで縁むすびの神様として篤く信仰されています

インタビュアー

日本という国と日本人とを結びつけた、もっとも大きな縁結びをなさった神さまなんですね!

祀られている神様は病気平癒の神様でもある

鳥飼八幡宮

インタビュアー

ほかに祀られている神様についての情報はありますか?

山内さん

由緒とは少し離れますが、ぜひお伝えしたいことがございます。

鳥飼八幡宮は病気平癒祈願の神様としても広く知られており、福岡内外より、お参りをされる方が数多くいらっしゃいます。鳥飼八幡宮の境内末社・黒殿神社には鳥飼黒主(鳥飼氏始祖) 武内宿禰が祀られております。400年以上もの長寿を全うした事より、不老長寿 病気平癒のお神様として篤く信仰されております。

ご本人が病気療養中や遠方に住んでおり、神社にお参りできない場合は、ご家族・親戚・友人の方が代理としのご祈願もできます。 鳥飼八幡宮は縁むすびの神様と信仰されますが、病気平癒のお神様でもあるのです。

インタビュアー

健やかな心身と人とのご縁、どちらもとても大切なことですので、日頃からぜひお参りしたいと思います。

四季折々の自然や「赤ちゃん土俵入り」は一見の価値がある

鳥飼八幡宮の桜

▲鳥飼八幡宮の桜

インタビュアー

鳥飼八幡宮に訪れた際の見どころなどはありますか?

山内さん

鳥飼八幡宮では、四季折々の美しい姿を見ることができます。春は梅と桜、桜が散ればつつじ、初夏の新緑、秋は紅葉と銀杏の紅葉が美しいす。

有形文化財に指定される夏越祭のこども神輿、秋の例大祭の奉納行事の秋フェス、大相撲九州場所では九重部屋の宿舎として使われるので、力士と触れ合うことができます。

鳥飼八幡宮と力士

▲鳥飼八幡宮に並ぶ力士たちの様子

毎年11月初めには九重部屋の幕内力士たちにお手伝いいただき赤ちゃん土俵入りをいたします。

鳥飼八幡宮の赤ちゃん相撲

▲鳥飼八幡宮で行われる赤ちゃん相撲の様子

詳細はホームページをチェックしてみてください。

インタビュアー

お相撲さんの宿舎にもなるんですか!赤ちゃん土俵入りもぜひ拝見したいです。

鳥飼八幡宮でご利益を得るために知っておくとよいこと

縁結びの御利益を得たい場合は、何をすれば良いでしょうか?

▲鳥飼八幡宮の丸い形をした絵馬の数々

鳥飼八幡宮の夫婦楠から縁結びのご加護をいただく

鳥飼八幡宮の縁結び
▲鳥飼八幡宮の宮司である山内圭司さん

インタビュアー

縁結びの神様に関する言い伝えなどはありますか?

山内さん

鳥飼八幡宮にはご神木の夫婦楠があります。参道の楠は育つうちに一つの根から幹が二つに分かれ、寄り添いあっているように見えることから、夫婦楠と呼ばれるようになりました

ご神木として信仰され、参道を持ち上げる程に強く根付いた夫婦楠の注連縄にご縁むすびの紐を蝶々結びにすると願い事が叶うといわれております。

インタビュアー

なるほど、それで太い幹にたくさんの紐が結ばれているのですね。

縁結びでつなぐ「縁」は人間関係だけではない

鳥飼八幡宮の参拝

▲鳥飼八幡宮に参拝する人々の様子

インタビュアー

ご縁結びの「ご縁」とは何を意味するのでしょうか。

山内さん

結婚や男女良縁、人間関係だけが「ご縁」ではありません。仕事や金運、学業などがうまくいくことも、良いご縁があってのこと。お神さまを信じて、最善を尽くすこと。そして、ご自身の力を発揮することが、良いご縁を授かる秘訣です。

願い事に向かって没頭できたり、何の恐れもなく邁進できる状態になれることが「縁むすび」された状態です。そんな状態になれることが、幸せということではないでしょうか。

結果は後からついてくるものですが、結果は伴わずとも幸せになれるのがお神さまの守護なのです。

鳥飼八幡宮の参拝は、まず本殿に参拝し、境内のご神木「千年蘇鉄」「夫婦楠」「息吹の大銀杏」いずれかにご縁むすびの紐を結ぶのが習わしとなりつつあるようです。

インタビュアー

結婚や人と人との結びつきだけがご縁ではないのですね。仕事や学校などでも「縁」あればこそ新しいことにチャレンジができ、うまくいく。幸せになるためにはさまざまな「ご縁に恵まれる」ことが大切なように思います。

正しい作法で神様と密接な関係を作る

鳥飼八幡宮が勧める参拝

インタビュアー

縁結びの御利益を得たい場合は、何をすれば良いでしょうか?

また注意すべきことはありますか?

山内さん

まずは日々縁むすびのお神さまに手を合わせることです。難しい場合は1日・15日の月参り習慣を作りお神さまと密接な関係を作りましょう。

少し長くなりますが、正式な参拝の方法をお話いたしますね。

① 参拝時間
心ゆくまで神社の清らかな空気を味わって、じっくりと自分の心と向き合うためにも午前中のできる限り早い時間での参拝をおすすめします。本殿・拝殿で手を合わせたときも、人が後ろで待っていると気持ちが焦りますよね。

② 敷地内に入ったら
敷地内に入って、鳥居をくぐる前に、ホコリをはたくように服を払いましょう。

③ 鳥居で
軽くおじぎをして鳥居をくぐりましょう。脇道から境内に入る方もたまにいらっしゃいますが、鳥居は神様の領域への玄関、つまり結界です。鳥居をくぐることで「ケガレ」を祓うことは、清浄さを尊ぶ神道にとってとても大事なことです。

④ 手水舎で
ケガレを祓うという意味で、必ず行っていただきたいのが手水です。自分が持ち込んだケガレが水に溶け込んでしまうので、水が溜まっている「水盤」に手をつけるのはやめましょう。

手を洗ったら、最後に、柄杓に邪気が入らないよう、汲み口を下にして戻すようにしてください。

⑤ 本殿に着いたら

鳥飼八幡宮が勧める参拝

▲鳥飼八幡宮の本殿正面

本殿に着いたら、垂れ下がっている鈴を鳴らしお賽銭を入れます。鈴を鳴らすことは邪気を祓う効果があると同時に、参拝にきたことを神様にお知らせすることでもあります。

お賽銭の額は人それぞれだと思いますが、よく言われる「ご縁」を意味する5円は金額が低すぎる、というのがあります。金額より参拝するキモチが大事でしょ、というご意見もわかるのですが、手放したかどうか全く気にならないほどの賽銭をしても自分自身のキモチが入らないと思うんですね。

「喜捨」という言葉もあるように、普通なら自分で取っておきたいものを喜んで明け渡すことで、自分のもとにまた福がやってくるものです。そう考えると、「少しもったいないな」とご自身が思うぐらいの金額が良いのではないかと思います。

あと、千円、五千円、一万円といったお札をお納めする場合、賽銭箱ではなく封筒に入れて社務所にお納めするのもいいですね。

初詣など参拝者で非常に混雑している場合、遠くから硬貨を投げる人がいますがこれはNG。自分の順番を待って、丁寧に優しく、お賽銭箱に入れましょう。

⑥ お願いごとは声に出して

鳥飼八幡宮

▲鳥飼八幡宮の茅の輪をくぐる様子

お賽銭を入れたら、二礼二拝をして、まずはその日ご縁をいただいた感謝を。そして必要であれば願い事をしましょう。願い事は、心の中でするよりも、小声で声に出すことをおすすめします。もちろん周囲の人に迷惑がかからない程度にですが。

「言霊」というものがありますが、思いや願いは言葉として外に発して、はじめてカタチになります。神様にも「思い」だけよりも「言霊」を乗せてカタチにするほうが届きやすいです。

神道では特別な決まった唱え言はないのですが、神社本庁では下のような唱え言が紹介されていますので、ぜひ暗記して参拝の際に唱えるようにしましょう。

「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
お願いごとをした後は、感謝の念とともに一礼をします。

⑦ 末社、摂社も参拝する
時間が許す限り、神社本社とは別に、境内(あるいは神社の周辺)にある摂社、末社にもお参りするようにしましょう。特に自分が過去にお参りした神社の摂末社がある場合は、感謝を告げたり、近況報告をしてください。

本社にお参りするのが目的だったけど、摂末社で祀られている神様にピンと来て、その神様を主祭神とする神社にお参りしたら物事が一気に進んだ、ということもあります

神社同士にはネットワークがあり、興味のある神社を順々に参拝したり、神様のことについて学んだりすることで、そのネットワークの網の目を繋げ、拡げていくことができるのですね。

神様ネットワークの網の目が細かくなり範囲も広くなることで、自分にとってそのときどきで必要なサインやヒントを、ベストなタイミングでもらえるようになるのです。お帰りになるときは行きと同様、おじぎをして鳥居をくぐりましょう。

お神様へ願いを届ける秘訣は異性を口説くようにお神様と向き合い良好な関係を作ることです。

インタビュアー

最初は全部できないかもしれませんが、月参りを重ねていくごとに慣れていくかなと思います。わたしも次からは正式な参拝方法を行うようにします!

病気平癒の祈願ために参拝する人も多い

鳥飼八幡宮の参拝者について

インタビュアー

鳥飼八幡宮に参拝に訪れるのは、どのような方々でしょうか。

山内さん

鳥飼八幡宮は縁むすびの神様として信仰されますが、病気平癒祈願の神様としても広く知られており、福岡内外よりお参りをされる方が数多くいらっしゃいます。

鳥飼八幡宮境内末社の黒殿神社には鳥飼黒主(鳥飼氏始祖) 武内宿禰が祀られております。武内宿禰は鳥飼八幡宮社家の祖先であり、400年以上もの長寿を全うした事より、不老長寿・病気平癒のお神様として篤く信仰されております。

病んだ気をはらい、神様の神聖な気を頂くことで、病気平癒へお導き頂けますよう祈願致します。つらい時こそ、神様と向き合い自分自身を見つめ直すことが大切です。自分本来の気「元の気」を取り戻すことが「元気」になる早道と私は考えています。

境内には、武内宿禰が神功皇后の無事の出産と、旅の安全を祈念した際に生えたと伝わる千年蘇鉄もあります。

インタビュアー

縁結びのほかに、病気平癒の深い願いをこめてお参りする方々も多いのですね。

お礼参り本来の意味を理解したうえで報告し、感謝を伝えよう

インタビュアー

良縁を授かった場合、お礼参りを行った方が良いですか?

山内さん

お神様へのお礼参りは必ず行くようにいたしましょう。「お礼参り」には二つの意味があります。一つは感謝、もうひとつはご報告です。

この二つの意味を考えると、祈願が成就したらお礼に行くのは当然です。たとえ願いが叶わなくても、結果を素直に報告してこれまで見守ってくださった事に感謝を申し上げるという気持ちが大切だと思います。

結果はどうあれ、お願い事をした方のところへは報告とお礼に行く。人付き合いの中でも大切な事ですね。神様とのお付き合いもまったく同じです。

インタビュアー

本当にそうですね。人とのおつきあいでもお願いごとをしたら、ご報告を兼ねて感謝の気持ちを伝えに行くことが大切だと改めて気づきました。

授与品は「ご縁むすび」の紐が有名

鳥飼八幡宮のご縁結び
▲ご神木に結ばれた色とりどりの紐の数々

インタビュアー

鳥飼八幡宮で有名な授与品はありますか?

山内さん

鳥飼八幡宮では皆様の良縁を結ぶ「ご縁むすび」の紐があります。武内宿禰ゆかりの樹齢1000年を超えるソテツの古樹(ご神木)がありますが、願い事をソテツの木に結びつけると、必ず成就するといわれています。

また、参道にある銀杏の木は、生命力があふれています。この銀杏の木は、大東亜戦争の福岡空襲の際に焼夷弾の直撃を受けて燃え、黒こげになりました。

戦後数年間は新芽もふかず、枯死したのかと思っていましたが、ある年息を吹き返したかのように若葉が芽吹きました。その後も枝をのばし、冬には参道が黄色の絨毯を敷き詰めたようにいろどります。

元千代大海の九重親方は「参道が気持ちいい」とおっしゃってくださいましたが、その心地よさのもとはこの銀杏かもしれません。こちらもご神木といっても過言ではないかと思います。

ご神木として、信仰され参道を持ち上げる程に強く根付いた夫婦楠の注連縄にご縁むすびの紐を蝶々結びにすると、願い事が叶うといわれております。

この三柱のご神木に、ご自分の願いや希望を託した十色の紐を結びつけるのが「ご縁むすび」です。紐の色は十色をご用意しています。色にはさまざまな意味があり、効能があるとされています。また、同じ色の紐を、ご自分の部屋や持ち物にくくりつければ、つねにお神さまの守護を感じられることでしょう

自分自身で紐を結び、しっかりとお神さまとのご縁を結んでくだされば、お神さまはみなさまのことを温かく見守ってくださいます。

インタビュアー

参拝者にとっては紐をむすぶだけと思われがちですが、その行為には深い歴史と意味があるのですね。

また、紐の色によってさまざまな意味もあるとのことなので、自身にあった守護が得られるように授与品を選ぶというのも、楽しみのひとつかもしれませんね!

より良縁を授かりたい人は絵馬の奉納を

鳥飼八幡宮の絵馬
▲鳥飼八幡宮の鶴やフクロウ、鷹が描かれた絵馬の数々

インタビュアー

より多くのご利益を得るためにすべきことはありますか?

山内さん

より良縁を結ばれたい方は 絵馬に祈りをこめていらっしゃいます。鳥飼八幡宮の絵馬は、縁むすびのお神様の縁に因み円の形をしています。円には「円滑・円熟・円満」などの意味があります。

絵馬は鶴、フクロウ、鷹とございます。それぞれ縁起の良い鳥です。鶴(紅朱)は夫婦円満、フクロウ(山吹)は学業成就、鷹(深紅)は勝利と、それぞれ意味を持っています。絵馬を掛ける絵馬掛けが、皆さんの願いを乗せた3つの色が重なり合っており、とても華やかで美しいです。

インタビュアー

夫婦円満の絵馬はつがいの鶴が描かれていてかわいらしいです。いつかわたしも良いご縁をいただいて、夫婦でこちらの絵馬に祈りをこめて奉納したいと思います。

鳥飼八幡宮の婚活イベントについて

鳥飼八幡宮の婚活

縁結びに関するイベントは古来からあった

インタビュアー

鳥飼八幡宮では婚活イベントが行われていると聞いていますが、その内容を教えてください。

山内さん

古来から日本では若い男女が集まり、歌をよみあい求愛をし結ばれる「歌垣」が開催されていました。奈良時代の頃から行われていたのです。鳥飼八幡宮で開催する「縁むすびの宴」は「歌垣」を今の時代に合わせ、皆様が参加しやすいように考え内容を変化させたものです。

インタビュアー

はるか昔も、男女が出会うきっかけとして集う会があったとは!いつの時代でも出会いを求める男女が多くいたということですね。

鳥飼八幡宮ではバーベキューもできる

鳥飼八幡宮の宮司

▲鳥飼八幡宮の宮司である山内圭司さん

インタビュアー

婚活イベントでは実際にどのようなことを行うのでしょうか。

山内さん

まずは、本殿にて縁結びのお神様に良縁成就を祈念、お誓い申し上げます。次に宴ですが、自己紹介タイムでお話いただきます!

その後、フリータイムと続きますが、鳥飼八幡宮ではバーベキューをいたします。最後に意中の方を縁むすびのしおりにお書きいただき、マッチングをさせていただいたあと、納めます。

インタビュアー

バーベキューもあるなんてビックリです。マッチングも行ってもらえるんですね!まさに婚活イベントです。

神社で神聖な気持ちで新しい出会いを願い、楽しい時間をともに過ごせば、自然と新しいご縁に恵まれるような気がします。私も参加したくなってきました。

イベントで毎回3~5組のカップルが誕生

鳥飼八幡宮

インタビュアー

毎回、何組ほどのカップルが誕生しますか?

山内さん

毎回3組から5組のカップルが誕生します。積極的な方で、なおかつ相手の話をきちんと聞ける方がカップルになられています。

インタビュアー

かなり高い割合でカップルが誕生していますね。やはり皆さん真剣度が違うのでしょう。ますます縁結びの宴に参加したい気持ちが高まってきました!

神社で開催されるので安心感があるのがメリット

鳥飼八幡宮の婚活イベントならではのメリットはありますか?

▲鳥飼八幡宮に強く根付いた夫婦楠

インタビュアー

鳥飼八幡宮の婚活イベントならではのメリットはありますか?

山内さん

参加者からの声ですが、神社で開催されるので安心して参加できるとのこと。鳥飼八幡宮の「縁むすびの宴」はお神様に見守られる中での婚活なので相手もご自身も嘘偽りなく婚活ができそう、というお声もよく耳にいたします。

また鳥飼八幡宮での宴は、15対15の少人数ですのでゆっくり縁を結べるといった感想も多いですね。

インタビュアー

神社で開催されるイベントですから、たしかに安心して参加できますね。

参加者から喜びの声をもらうことも

参加者からはどのような感想が多いですか?

インタビュアー

参加者からは、どのような感想が多いですか?

山内さん

「縁むすびのお神様のもと参加出来ることで穏やかな気持ちで参加できました」「神主さんが親切に案内して下さり、引っ込み思案の口下手な自分でも安心してスムーズに参加ができました」といった感想をよく頂きます。

インタビュアー

縁結びの宴、という会の名前にも惹かれました。神さまの前で真剣な気持ちで出会いを祈り、その後は和気あいあいとバーベキューで交流する。最初に宮司さんがお話されていた「歌垣」という昔の風習も、こんな風に地域の男女が自然な形で交流できるようにと始まったのでしょうね。

縁結びの宴がきっかけでスピード婚したカップルも

鳥飼八幡宮の神前結婚式

▲鳥飼八幡宮で行われる神前結婚式の様子

インタビュアー

印象に残るエピソードなどあれば教えてください。

山内さん

鳥飼八幡宮の縁むすびの宴に参加されカップルになり、二カ月後に結婚された方がいらっしゃいます。今では子宝にも恵まれて幸せにされています。私たちもとても嬉しく思います。

インタビュアー

縁結びの宴で出会い、結婚してお子さんに恵まれるなんて、本当に幸せなエピソードですね!

良縁に巡り合えないと悩む人へメッセージ

鳥飼八幡宮の宮司

▲鳥飼八幡宮の宮司である山内圭司さん

山内さん

良縁を結ぶには、まずは「出会いを増やす」ことが大切です。そして「出会いを増やす」ためには自ら積極的に行動することが何より大切なのです。では積極的に行動するためには、どうしたらいいでしょうか?

まずは身近な出会いを見直してみてはいかがでしょうか。会社の同期メンバーや仲の良い友人など、一度身近な出会いを見直してみましょう。あなたが気づいていないだけで、実はもう運命の人と出会っているかもしれません。これから出会いを増やしていくには、出会いのアンテナは常に敏感に張っておきましょう。

出会いがない原因の1つに、出会い自体はあるけれど「恋愛対象の人と出会えない」ということがあります。このような人は相手の短所ばかりに目がいってしまい、出会う人を恋愛対象から外してしまっています。常に相手の長所を見るように心がけましょう

どんな人であっても、長所は必ずあります。相手の良いところを見つける癖をつけておけば、恋愛対象の異性が自ずと増えていくはずです。人間関係も上手くいくと思います。

いつ理想の相手と出会っても大丈夫なように、日頃から自分を磨いて準備しておくことも大切です。あなたが魅力的な人であれば、友人が異性を紹介してくれたり、声をかけられたり、出会いのきっかけも広がるはずです。

出会いはどちらかが声をかけるところから始まります。断られたらどうしようという気持ちはわかりますが、待っていても縁は結ばれません。まずは日常の挨拶で結構です。勇気を出して自分から声をかけるように心がけましょう。自分から声をかける明るい人の周りには、たくさん人が集まってくるものです。

そして、日々の感謝をお神様にお伝えすること。皆さまを見守ってくださっているお神様への謙虚な心が良縁へと導いてくださるのではないでしょうか。

良縁に巡り合えないと悩む人へメッセージ

インタビュアー

特に、出会いに対する心がまえ、相手の長所を見るようにすること、日頃から自分磨きを心がけることや、待っていても縁は結ばれないという言葉はまさに婚活中の人に届けたい言葉です。

鳥飼八幡宮の神さまに心から願うと同時に、自分自身を積極的に変えていく気持ちが大切なんですね。ご縁を願う皆さんは鳥飼八幡宮の縁結びの宴に参加すれば、きっと新しい出会いが待っているに違いありません。

今日はお忙しいなか、貴重なお話をありがとうございました。

鳥飼八幡宮の基本情報

住所 〒810−0054
福岡市中央区今川2丁目1-17
電話番号 092-741-7823
公式サイト https://hachimansama.jp

鳥飼八幡宮周辺のパワースポット

鳥飼八幡宮と合わせて訪れてほしい、おすすめのパワースポットをご紹介いたします。

せっかく福岡県を訪れたのでしたら、ぜひ立ち寄ってみてください。

日本三大玄武洞の「芥屋の大門」

芥屋の大門は、福岡県糸島市にある奇岩です。芥屋の大門は、日本最大の玄武岩洞で、国の天然記念物に指定されている糸島を代表する絶景スポットです。

芥屋の大門の見所は、自然の力で作られたその景観美。海と洞窟が織りなす神秘的な景色は、見る人の心を癒してくれます。特に、3月~11月の間、芥屋漁港から運航されている遊覧船からは、透明度の高い海や洞窟内の六角柱状石を間近で見ることができますよ。

公式URLhttp://www.itoshima-kanko.net/cat/keya_no_oto/

神功皇后が魂を込めたご神木を拝める「香椎宮」

香椎宮は、福岡県福岡市にある神社です。神の夫婦が祈った地と言われ、夫婦宮とも呼ばれています。夫婦宮と呼ばれていますが、境内にはパワースポットが多いことから、カップルや夫婦だけでなく、一人や友人と訪れる方もいらっしゃいます。

香椎宮で人気のパワースポットが、ご神木である「綾杉」です。綾杉は、神功皇后が朝鮮半島から帰還された時、剣、鉾、杖の三種の宝を埋め、鎧の袖に挿していた杉枝を「永遠に本朝を鎮護すべし」と祈りを込め植えたと言われています。それ以来、綾杉は神功皇后の御霊が宿っているとされ、香椎宮最強のパワースポットとして親しまれています

さらに、香椎宮には、不老水や開運の狛犬など見所が満載です。鳥飼八幡宮からも車で30分以内とアクセスも良いので、ぜひ合わせて訪れてみてください。

公式URLhttps://kashiigu.com

光の道が現れる「宮地嶽神社」

宮地嶽神社は、福岡県福津市にある神社です。開運の神として知られる、宮地嶽三柱大神を祀った神社で、開運や商売繁盛などのご利益があると言われています。

宮地嶽神社の見所は、日本一大きい注連縄です。直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンもある巨大な注連縄は、あまりの迫力に目を奪われてしまいます。

また、2月と10月にみられる「光の道」も必見です。光の道とは、神社から宮地浜への参道が夕日に照らされて、光の一本道ができること。夕日と、夕日によって照らされた参道が光り輝き、とても神秘的な景観を楽しめます。光の道は年に2回しか見られないので、この時期に福岡県を訪れる方はぜひ立ち寄ってみてください。

公式URLhttps://www.miyajidake.or.jp