山形県三川町移住ガイド:豊かな自然と充実の子育て環境が魅力の田園都市

「自然豊かな場所に移住したいけど、不便すぎるのは困る」——そんなわがままな条件を、わりとちゃんと叶えてくれるまちが山形県三川町です。

庄内平野のど真ん中に位置するこのまちは、山がないぶん空が広い。春になると町のあちこちで菜の花が一面に咲き乱れ、遠くに鳥海山と月山がのぞむ景色は、「ここに住んでいる」と思うだけでちょっと誇らしくなるような風景です。

そのうえ庄内地域の交通の要衝でもあり、鶴岡市まで車で約15分、庄内空港から羽田までは約1時間。「自然に囲まれた暮らし」と「都市へのアクセス」を両立できる立地は、三川町の最大の強みのひとつです。子育て支援も手厚く、出産祝い金・学童保育の拡充・子育て施設「テオトル」の整備と、具体的な予算が動いています。

三川町 企画調整課の須藤崇仁さんへの取材をもとに、暮らしのリアルをお届けします。

本日お話を伺った方
三川町PRキャラクター「みかわん」

三川町 企画調整課 企画調整係
係長

須藤 崇仁さん

筆者プロフィール
縁結び大学・竹内 彩

編集ディレクター
竹内 彩

「縁結び大学」や「マリピタ」で、取材記事の企画・編集を担当、編集歴3年。地方自治体や観光協会への取材記事を数多く手掛け、これまでに約3,000件を担当。地方自治体が取り組む最新の婚活情報や観光協会イチオシのデートスポットなどを読者へお届け。

更新履歴

2026年4月17日

  • 三川町の住まい情報を更新しました

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三川町の3つの魅力:自然・アクセス・子育て環境

三川町の暮らしの特徴

特に次のような方には、三川町が刺さると思います。

  • 山の景色より、広い空と田んぼが続く開放的な風景が好きな方
  • 住んでいるまちだけにとどまらず、近隣の地域にもふらっと出かけたい方
  • 東京への出張が多い方、または都心に家族・友人がいる方
  • 子育て環境の整ったまちで腰を落ち着けたい方

それぞれの理由を、三川町の暮らしの実態とあわせて紹介していきます。

特徴1:庄内平野が広がる美しい自然と四季折々の風景

山々をバックにした菜の花畑

三川町は、町の全域が庄内平野の中に位置しています。山がないまちです。

これはただの地形の話ではなく、暮らしの景色に直結しています。遮るものがないぶん空が広く、晴れた日には遠くに鳥海山と月山が浮かんで見えます。「そういえば今日は月山がよく見えるな」という何気ない一言が、日常になる場所です。

町の中央を流れる赤川沿いには緑地公園「パルク赤川」も整備されているので、散歩コースにも困りません。

三川町の航空写真

赤川と月山

満開の桜

青々とした田んぼが広がる夏の三川町

一面が黄金色に染まった秋の田園風景

雪景色の赤川と月山

スライドで三川町の美しい風景が見られます→

なかでも、一度見ると忘れられないのが春の菜の花シーズンです。

町のあちこちで「町の花」でもある菜の花が一斉に咲き、視界が黄色一色になります。ゴールデンウィークに開催される「菜の花まつり」には、毎年町の内外から多くの人が訪れます。

菜の花畑の中にいる、「菜の花まつり」に訪れた人々
▲「菜の花まつり」では、キッチンカー出店や各種イベントなどもあり、家族でたっぷり楽しめる

街路樹の桜と菜の花
▲街路樹の桜に寄り添うように菜の花が咲く。黄色とピンクが重なる景色は、春の三川町ならでは

縁結び大学編集ディレクター竹内彩
竹内

春の時期に菜の花畑を見に行きましたが、一面が黄色になる景色は思っていた以上にきれいでした。写真で見るより実際のほうが開放感があって、「三川町といえばここなんだな」と納得できる景色でした。

特徴2:庄内地域の交通の要衝、東京へも便利なアクセス

三川町の航空写真

三川町は庄内地域のほぼ中央にあり、どの方向にも出やすい立地です。

山形自動車道の鶴岡インターチェンジ(鶴岡市)まで約15分、庄内空港インターチェンジ(酒田市)まで約10分。近隣の鶴岡市・酒田市・庄内町へのアクセスが良く、仕事の選択肢を広げやすいのが特徴です。「三川町に住みながら、鶴岡の会社に勤める」という暮らし方も、ごく普通の選択肢として成り立ちます。

東京との行き来については、庄内空港まで車で約10分、そこから羽田まで約1時間。地方移住にありがちな「東京が遠くなる問題」は、三川町では比較的小さいほうです。

特徴3:充実の支援制度と施設で実現する理想の子育て環境

子育て交流施設「テオトル」の外観

三川町の子育て支援は、「やっています」という言葉だけでなく、具体的な予算と施設が伴っています。

出産祝金

お子さんが生まれた世帯に支給される祝い金は、子どもの数が増えるほど手厚くなります。第3子以降は5年間にわたり年10万円ずつ——合計50万円——が受け取れます。「3人目を考えているけど、費用が心配」という家庭への、かなり現実的な後押しです。

第1子 子ども1人につき10万円(出生した年度に一括支給)
第2子 子ども1人につき30万円(出生した年度に一括支給)
第3子以降 子ども1人につき、満4歳になるまで各年度10万円
(出生した年度から毎年度10万円ずつ、5年間で総額50万円)

教育環境

三川町の学校では、地域と連携した体験型の授業が行われています。農業体験や町内企業の訪問授業など、教室の外に学びの場を広げる取り組みです。地域の特色に直接触れることで、子どもたちがふるさとへの愛着を自然に育てていく——そういう環境づくりを意識しているまちです。

加えて、デジタル教育の推進、音楽・演劇などの芸術体験学習、中学生の英語検定料の補助など、学習面と情操面の両方をカバーする取り組みが続いています。学童保育の拡充も進んでおり、仕事を持つ親が安心して預けられる体制が整っています。

遊び場(テオトル内 子育て支援センター)

子育て交流施設「テオトル」内の遊具エリア
▲「テオトル」で人気の大型遊具。絵本やおままごとスペースもあり、幅広い年齢の子どもが楽しめる

町内にある「テオトル」は、幼児の遊び場としてはもちろん、学童保育所・多目的ホールも備えた複合施設です。

特徴的なのは、子どもを遊ばせながら自分はパソコン作業ができるコワーキングスペースを兼ねた空間があること。「子どもと一緒にいたいけど、仕事も進めたい」という親の本音に応えた設計です。

縁結び大学編集ディレクター竹内彩
竹内

テオトルは公園レベルの遊具があるので、雨の日は特に大人気。朝9時から開放していて無料で遊べ、しかもこの写真のような大型遊具だけではなく乳幼児用の遊び場もあります。子ども達が思いっきり体を動かせるので、地元のパパママに重宝されている施設です。

三川町の生活環境:気候から交通アクセスまで暮らしの基本情報

移住を考えるうえで気になる、三川町の暮らしに関するデータをまとめました。

気候 1月:平均気温1.9°C
8月:平均気温25.5°C
(酒田地点を参照)
※参考:気象庁ホームページ
人口 7,096人
(2023年9月末現在)
近隣都市 鶴岡市、酒田市、庄内町
公共交通 バス:庄内交通(鶴岡市-三川町-酒田市 間)
大都市へのアクセス 山形市へ:車で約1時間半(高速利用時)
東京へ:車で約10分+飛行機で約1時間
病院 病院1、診療所3、歯科3
学校 小学校3、中学校1
名産・特産 米、食用菜の花、しいたけ、メロン、柿
行事・イベント 菜の花まつり、みかわまち納涼祭、庄内カレー食べくらべ、みかわ秋まつり

山がない地形なので、冬の積雪は比較的少なめです。ただ遮るものがない分、強風が吹く日があるのが正直なところ。古くから防風林としてケヤキの木が各地に植えられてきたのは、そういう風土からです。三川町では「町の木」として親しまれています。

なかでも「山の神神社」のケヤキは、まちのシンボル的存在です。樹齢350〜400年超とされ、高さ25m・根の周り7mという圧倒的な存在感で、町の文化財にも指定されています。

「山の神神社」の境内にあるケヤキの木
▲高さ25m、根の周り7mという「山の神のケヤキ」。威風堂々とした姿は、一度見ると忘れにくい

縁結び大学編集ディレクター竹内彩
竹内

山の神のケヤキは、正直行く前は「大きい木を見るだけかな」と思っていましたが、実際に見ると一本の存在感がかなりあって、思わず「おぉ」と声が出るほどの存在感。とても印象に残る場所でした。

日常の買い物については、産直所・スーパー・大型ショッピングセンター・ホームセンターなどが町内に揃っているので、不自由することはまずありません。

一方、電車はなく路線バスの本数も多くないため、生活には車が必要です。免許のない方向けには安価なデマンドタクシーが運行されているので、事情のある方はそちらを活用できます。

最初の住まい探しには、各種施設が近くにまとまった町の中心部が動きやすいと思います。

食の話をすると、庄内地域でも有数の米どころとして知られる三川町では、美味しいお米が日常にあります。毎年恒例の「庄内カレー食べくらべ」では、地元有名店のカレーと一緒においしいご飯が楽しめます。移住後の食生活が想像できるイベントでもあります。

仕事事情:広域の通勤圏と農業就業支援で広がる就業機会

三川町内の正社員求人は、時期によって変動しますが一定数あります。通勤圏を約30分(25km圏内)まで広げると、近隣の鶴岡市・酒田市の求人も視野に入り、選択肢はかなり広がります。

参考:正社員求人情報の一例(三川町内)
参考:正社員求人情報の一例(三川町から25km圏内)

農業への就農を考えている方は、山形県の相談・研修制度を利用できます。新規就農者向けの支援制度も整っています。

詳細:令和5年度新規就農者支援策一覧|山形県

住まい探し:移住者支援制度が利用できる空き家バンクや町営住宅がおすすめ

2026年4月現在、三川町の賃貸物件は1件でした。多くはないので、こまめにチェックするのがおすすめです。
参考:賃貸物件の一例

空き家バンクには2026年4月現在で2件の登録があり、修復は必要ですが50万円〜350万円で一軒家を取得できます。
詳細:空き家バンクの物件一覧

町営住宅についても問い合わせ次第で選択肢が広がります。
詳細:町営住宅について

住まいに関する補助制度は、移住者や子育て世帯ほど手厚い設計になっています。主なものを以下にまとめました。

三川町住宅取得支援事業 新築・中古の住宅を取得する方に対し、以下の補助金を交付

○住宅の建設または新築住宅の取得
建設・取得費用の【100分の2】の額(上限:20万円)。ただし、町内業者を利用の場合は【100分の3】の額(上限:30万円)

○中古住宅の取得
取得費用の【100分の1】の額(上限:10万円)。さらに、町内業者を利用の場合は【100分の1.5】の額を加算(上限:15万円)

<移住者への加算>
交付対象者1人につき20万円(昭和63年4月1日以降に出生された方の場合、30万円を加算※合計額の上限は50万円)
住宅リフォーム支援事業 住宅のリフォーム工事など(※要件あり)を行う方に対し、以下の補助金を交付

○一般世帯
対象費用の【5分の1】の額(上限:24万円)

○移住世帯、新婚世帯、子育て世帯
対象費用の【3分の1】の額(上限:30万円)

三川町への移住に向けた行動

「なの花温泉 田田(でんでん)」の外観

三川町への移住を検討している方は、まず町役場に電話するのが一番の近道です。担当者が状況を聞いたうえで、使える支援制度や施設を案内してくれます。町を実際に見てみたい場合は、職員が同行案内してくれることもありますので、遠慮なく相談してみましょう。

下見で泊まりたい場合は、町内の「いろり火の里」がおすすめです。宿泊できる「田田(でんでん)の宿」のほか、「なの花温泉田田」「なの花ホール」があり、三川町の空気感を体で感じながら過ごせます。

すぐ隣には「道の駅庄内みかわ」もあり、採れたての農産物や食堂も揃っています。三川町の食を一度に体験できる場所です。

「道の駅庄内みかわ」の外観
▲「道の駅庄内みかわ」の物産館「マイデル」は、庄内弁で「待ってるよ」の意味。採れたての農産物が手に入る

縁結び大学編集ディレクター竹内彩
竹内

道の駅庄内みかわは、ただの休憩場所というより、地元の特産品や食べ物を気軽に見られる場所という印象でした。庄内米やメロン、田田茶豆など三川町や庄内らしい品がそろっていて食事もできるので、観光の途中に立ち寄るのがいいと思います。

なの花温泉 田田は派手な観光施設ではなく"ちゃんと休める"感じが良かったです。地元の人も普通に使っている雰囲気があって、地域密着型の落ち着いた施設でした。

三川町への移住に関するお問い合わせ

担当課 企画調整課
住所 山形県東田川郡三川町大字横山字西田85
電話番号 0235-35-7013
対応時間 8:30~17:15(土曜日・日曜日・祝日および年末年始を除く)
公式サイト https://www.town.mikawa.yamagata.jp/

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